3月も終わり

 3月はバタバタと二つのレコーディングが続き、その準備と現場で手一杯だった。自分で仕切らなければならない部分も多いし、ほとんど自宅での作業で全てを完成させなくてはならないものもあり、いろいろとストレスも感じることも多かった。
 とは言え、事前に決めたプランを一日一日しっかりクリアすることに集中すれば、時間とともに事は収まっていく。そんなことをあらためて感じる今日この頃でありました。

 大橋純子さんのアルバムのトラックダウンにも、ついに顔を出せずじまいであったが、ジュンコさんの現場は信頼おける方々が揃っているから、絶対に大丈夫。この作品に関しては、大橋純子ファンの一人として、完成をワクワクして待っている感じになっている。
 
 月の半ばにタケカワユキヒデさんのライブがあったことも刺激になった。やっぱりライブは楽しい。緊張もするけど、そういう瞬間が好きだ。

 なんだかんだと煮詰まって苦しい気分にもなったレコーディング作業は、一つはトラックダウンの段階へと無事に進み、もう一つはバックトラックを録り終えて、いよいよ歌入れへと何とか漕ぎ着けて、今日はホっと一息ついた。
 そして、先日亡くなった親友の一人、パーカショニストの鈴木裕文くんのことを考えていた。彼はまだ58歳の若さで、今月亡くなった。癌だった。
 彼は、私が20代の時からの友人で仕事仲間。いろいろなアーティストのバック・バンドで一緒に演奏してきた。それに、私にキーボードやアレンジをやるきっかけを作ってくれたのは、彼だったのだ。だから、本当の恩人でもある。

 彼が亡くなった時、私は仕事のプレッシャーを抱えていて、あまりちゃんと受け止められなかったように思う。まるで、無感情のようだった。それでも、何とか通夜にはうかがったものの、自分のことだけしか考えられてなかった。だが今日、ふと彼のことを思った。そして今は、すごく寂しく、悲しく、切ない。

 彼が闘病生活をしていた去年の秋、我々が初めて一緒にバックをつとめたシンガーソングライター、高橋拓也さんの一声で、鈴木くんを励ますためのセッションをすることになった。そこには30年前からのバンド仲間が集結して、当時の拓也さんの楽曲を演奏し、それを録音することが出来たのだった。その時の様子が映像に残っていて、拓也さんのスタッフが編集してまとめてくれたものがYouTubeにアップされている。
 これを見ると、確かに病気を抱えた彼の姿は痛々しいものの、それでもあの時、久々の仲間との再会を楽しんでくれているのを思い出すことが出来る。






 
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# by harukko45 | 2014-03-31 19:04 | 日々のあれこれ | Comments(3)

 大橋純子さんの40周年記念アルバムの制作は、3月6日に全ての曲のバックトラックの録音を無事終了しました。6日間で14曲が完パケになりました。バンドのみんな、よく頑張りました。そして、出来もかなり良好。それに、こんなに楽しかったレコーディングってあったかな、って思えるほど、いい体験でありました。

 楽しかったというのは、単に仲間でワイワイやって盛り上がったって意味じゃなく、全員の共感度の高さに感銘したのと、集中している時のいい緊張感がお互いをゾクゾクワクワクさせてくれて、すごく充実した時間になったということ。
 
 そして、この後はジュンコさんのボーカル入れとトラックダウンへと続く。とは言え、ジュンコさんも我々と一緒に同時録音した中でも、十分に良い出来の曲が多く、実を言うと、ラフミックスの状況でもかなりの聴きものになっているのです。もちろん、ジュンコさん自身のこだわりやトライしたいこともあるに違いない。バンド・メンバーとしてはそれを応援しながら、完成を楽しみにしたい。

 ちなみに、ベースの六川さんは毎日のようにラフミックスを大音量で聴きまくっているらしい。それって、彼にしては珍しい。それだけ、興奮が醒めてないってことかな。

 内容については、詳しくは書かないものの、全14曲のうち、グルーヴ重視でのライヴ的な一発録りがファンク系とバラード系を合わせて6曲、ダビングをしながら緻密に作り込んだ曲が6曲、バンド以外のミュージシャンにも協力してもらったのが1曲、そして、まっさらな新曲が1曲といった感じ。
 新曲以外で共通するのはクリックを使わなかったということ。それによって、これまでよりも生き生きとしたミュージシャン達の表情が各曲に記録されたことは間違いない。これって病み付きになりそう。新曲においては、逆にクリックを使うことで、落ち着いたグルーヴと温かいムードを作れたように思う。

 とにかく、今年はまだ3ヶ月も経ってないっていうのに、すごく大きな仕事を無事にこなせて、まずはホッとしておるのでした。ファンの皆様も乞うご期待!
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# by harukko45 | 2014-03-07 23:56 | 音楽の仕事 | Comments(2)

ソチ・オリンピック閉幕

 ソチ・オリンピックについてのブログは、13日目以降書いてないまま、23日の深夜に閉幕となった。大会終盤になっても、日本選手の活躍があり、スノーボード女子パラレル大回転で竹内智香選手が2位、銀メダル受賞おめでとうございます!
 竹内さん、何だか素敵な顔立ちで魅力的な方だ。ここまでの努力や苦労がちゃんとに実になっているのだろう、凛とした表情・姿・振る舞いがいいなぁ。

 翌日、フリースタイルスキー女子ハーフパイプで小野塚彩那選手が銅メダル獲得、おめでとうございます!
 彼女も落ち着いていて、大会を楽しみながらも冷静な感じだったのは、スノボ・ハーフパイプの10代二人と共通する点。これって新しい種目に取り組んでいる人達の傾向なのかな、実に興味深い。

 そしてそして、最後の最後ですべてを持っていってしまったのは、フィギュア女子シングルでの浅田真央選手。まさかのショートプログラムでの失敗から、翌日の「最高のフリー」へのドラマティックな展開には、もはや言葉がない。彼女の演技が終わった瞬間、メダルなんかどうでもいい、勝負なんかどうでもいい、って気分になったのは私だけではないだろう。日本人の私としてはこれで満足だ。本当にいいものを見せてもらった。真央ちゃん、ありがとう。彼女が14歳の時からずっと観てきて、ずっとファンであり続けてきて、本当に良かった。


 
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# by harukko45 | 2014-02-25 18:13 | スポーツ | Comments(1)

 先週19日から始まった大橋純子さんの40周年記念アルバムのレコーディングは、その前半戦として20日21日と3日間続けて行われ、8曲分のテイクを録音し、それらがほとんど完パケ状態まで進んだ。 
 前回も書いたように佐藤健さんによる新曲と過去のアルバムからのセルフ・カヴァーであるが、特にライブ・バンドとしてのグルーヴとサウンドにこだわった選曲で、全員の同時録音を中心に行っていることも今回の特徴だ。

 実際に3日間を終え、メンバーの一人として大いに楽しんでいるのと同時に、ほとんどが一発録音なので、仕上がりが早いことに驚いている次第。普段ならダビング作業に持ち越される部分も、最初からきっちり聞こえてくるし、どうしてもライブでは省略せざるをえなかった部分なんかも、その後すぐに録るので、なんとまぁ効率的な制作。また、バンド・レコーディングにおいては、全員の共感度・共鳴度の高さが何よりも大事。だからこそ、長年やってきたメンバー達の信頼関係が生かされる内容と言えるでしょう。

 それから、プロデューサーである佐藤健さんを筆頭に、新しいアイデアもどんどん出てきて、過去の作品であっても、今の感性での新たなアプローチに挑戦する余裕も生まれてきた。70年代80年代の楽曲も、ちゃんと21世紀に生きるミュージシャンとして表現すること、これがとても大切なことなのだ。

 さて、順調に成果を上げつつあるレコーディングは、今週再開され、2日間で5,6曲を録る予定。
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# by harukko45 | 2014-02-25 16:49 | 音楽の仕事 | Comments(1)

 19日、大橋純子さんのニュー・アルバムへのレコーディングが始まりました。今回は、ジュンコさんのデビュー40周年を記念するアルバム制作であり、久々のバンドによるレコーディングとなりました。
 それで、特にずっとライブを一緒にやってきたバンドのグルーヴを生かすべく、クリックや打ち込みを使わずに、楽器のセッティングも普段のステージに近い形で、レコーディングするという企画。なので、ジュンコさんを含めた8人が同時に演奏しての、一発録音が基本。例えば、私は2台のキーボードでエレピ系とシンセ類を弾くし、ギターやサックスもソロ・パートは流れで録音していく。女性コーラスも一緒。
 ある意味、これまで長く一緒にやってきたメンバーだからこその企画と言えよう。こういうアイデアで、バンドの個性を生かそうと考えてくれたジュンコさん、ケンさんに感謝するとともに、ジュンコさんの40周年を盛り上げるために、良いアルバムにするべく、各メンバーのモチベーションも高いです。

 というわけで、これから3日間が前半戦。で、その初日は順調に進み、ケンさんの新曲を含む3曲をレコーディングした。新曲以外は過去のアルバムからの選曲だが、ケンさんがリアレンジしたもので、ライブでもやったことのない形になった。
 まずは良い滑り出しだし、個人的にも満足いく内容だったし、何よりバンドでのレコーディングが楽しい。
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# by harukko45 | 2014-02-20 02:30 | 音楽の仕事 | Comments(1)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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