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WBC/日本9-4アメリカ

 侍ジャパンにとって、今回のWBCでの最高のゲーム。その素晴らしい勝利で見事決勝進出おめでとう!!!
 今日の松坂はキューバ戦のような出来ではなかったが、それでも粘り強いピッチングをして、2度のリードを許すもゲームを壊すことはなかった。この2年間、MLBでタフなシーズンをこなしてきた経験はしっかりと生かされている。
 5回のピンチを引き継いだ杉内も、ここまでずっと良い状態だったが、今日も期待に応える見事な火消しぶりだった。

 だが今日の主役は攻撃陣。各バッターはかなり調子が上がってきている。特に稲葉、小笠原の4,5番は先発オズワルト攻略の突破口を切り開いてくれた大殊勲者。2回と4回の同点、逆転劇はこの二人によって生み出された。
 その4回は、後続もしっかりと「つなぐ」バッティングが徹底されていて、エラーや犠牲フライをはさみながら、岩村、川崎、中島の3連打が飛び出し、一挙5点のビッグ・イニングになった。これにより、日本は一気に試合のペースをがっちりと握った。

 7回からは田中マー君が登板、3番のロリンズにスリーベースを打たれたものの、1番からの好打順、ロバーツ、ジーター、そして4番ライトを討ち取ったのは立派だったし、彼の堂々たる姿は実に誇らしかった。

 そんな日本ペースの展開で少し余裕を感じさせる采配が見え始めた終盤戦、手負いとは言えさすがアメリカ、そうそうたるビッグネームが並ぶ訳ではないが、やはり個々の能力は高く、ちょっとした油断やスキ、甘い投球やミスを見逃さない。8回、セットアッパーの馬原が打たれ、2点差に詰め寄られてなお1アウト・ランナー3塁の状況での勝負は今日一番の緊迫した場面であり、見ている方もシビレまくった。
 回の最初の方ではフォークがきまらず、ストレート一本で勝負するしかなく、どんどん苦しいピッチングになっていた馬原だったが、土壇場で開き直ったのだろうか、残り2人の打者には会心のフォークで見事に討ち取った。これは大きかった。

 そして、その頑張りが裏の攻撃につながった。2アウト3塁での川崎は強い当たりのショート・ゴロだったが、彼の足と気迫がジーターを上回ったか、あの名手が悪送球。これで、大きな大きな追加点が入り、ほぼ勝負あった。その後に遅ればせながら、イチローにタイムリーが出るわ、中島のライト前のヒットを相手のミスでツーベースになるわで、一挙3得点の5点差。アメリカは完全にギブアップとなった。

 終わってみれば、日本の強さがとても際立った結果だが、それでも1回1回の攻防にはいろいろと見るべきものが多く、個人的には野球を見る楽しさが一杯の試合だった。で、日本の勝利でその喜びはさらに大きいのだった。

 さて、ついにここまで来てしまった。明日が最後の戦い、相手は5度目の韓国。もう勝つしかない。これまでと同じようにキリキリした神経戦となるだろうが、それゆえにとことん勝負にこだわった野球に徹してほしい。優勝、2連覇以外に意味はないし、必ずや今の日本チームはやり遂げてくれると思う。もちろん、今日の川崎選手の「ベンチにいても試合に出ていますから」の言葉を受けて、私もテレビで観ていても必死で戦う気持ちでのぞみます。
Commented by に。 at 2009-03-23 14:31 x
今日のアメリカ戦は、シビレまくりの見応え充分な一戦でしたね!
僕的には、ずっとベンチでうずうずしていた川崎がやっとスタメンで出られて、更に大活躍というのが嬉しかったです。
明日は宿敵韓国との今大会5度目の対戦。
何が何でも大会二連覇して欲しいですね!
Commented by harukko45 at 2009-03-24 05:16
に。さん、毎回コメントありがとう!いよいよ、決勝まで来てしまいました。3月5日に初戦でしたから、あっと言う間でした。今日の最終戦、悔いのない戦いで是非とも連覇してほしいです。応援しましょう。
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by harukko45 | 2009-03-23 14:18 | スポーツ | Comments(2)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる


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