大橋純子/札幌道新ホール
2008年 09月 12日
内容としては、70分のセット・メニューを昼と夜2回の本番でしたが、会場でのリハが午前中からありましたので、一日がかりの長丁場ではありました。
とは言え、とっても爽やかなお天気で実に過ごしやすい気候だったので、1回目と2回目の間には何人かで街をブラブラする余裕もありました。いやぁ、ほんとに適度に涼しくて、湿気もなく気持ちよかったです。そんな気分からか、ドラムスのウエちゃんは突然として「i-Phone」を購入してしまいました。何と言うことでしょうか!これまで、携帯電話とは全く無縁な生活をしていた頑固者もついに我々の仲間入りをしたのです。これが、彼の人生に何をもたらすのかは何とも言えないのでありますが...。
そんな彼の姿を見ながら、いや、おちょくり、冷やかしながら私とロクさんは焼きとうもろこしを頬張っておりましたが、ケンさんはウエちゃんの保護者代わりとして、「買うと言ったら何としても買う」という彼の暴走をたしなめつつ、見事なコントロールで安全に買い物が遂行されるように奮闘されておりました。本当にご苦労様でした。
さて、ほとんどのメンバーとは7月のスイートベイジル以来で、今回からギターにタマちゃんが復帰、残念ながらサックスのゴトウさんは参加できなかったので、6人編成のバンドにニューヨーク帰りのジュンコさんという形になりました。
約1ヶ月あきましたが、やはりツアー後のバンドの一体感はいいものです。特にリズム・セクション二人の演奏は実に頼りがいのあるものでしたね。
曲目はスイートベイジルに近いもので、そこから数曲カットして70分ステージにまとめたと言ったところですが、個人的にはサックスのパートが何曲かピアノのソロになったりするので、それはそれで新鮮に楽しませてもらいましたし、"Love Love Love"でのピアノ・トリオ演奏は一段とムーディに仕上がったと感じました。
"地上の星"での盛り上がった歓声や大きな拍手もうれしかったですし、その直後の"シルエット・ロマンス"でのじっくり聞いている会場の空気が、これまた良かったです。
アンコールでやった"愛は時を越えて"は、曲自体がまさに時代にぴったりの内容で、演奏側もある種の「意義」みたいなものを感じるようになってきていて、その出来もどんどん良くなっているのでした。
それと、ジュンコさんの地元と言えるお客さん達は、やはり「あったかい」。会場の空気がふんわりとしていて、我々をリラックスさせてくれていたとも言えるでしょう。お越しいただいた(昼夜合わせて)約1,400人の方々にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
終演後は、久々のすすきのでバンド、スタッフみんなで宴会をし、例によってワイワイ盛り上がりました。このときのお店、お酒も肴も美味しく、最高でしたね。その後にラーメンも食べたから、札幌を十二分に満喫できましたわい。