大橋純子/STB139inWinter
2007年 12月 15日
とは言え、やはり東京でのライブというのは、それなりに力が入るものだし、今年最後のフルメンバーのバンドでの演奏だから、いい形で締めくくりたいもの。なので、久々にリハーサルもして準備を整えてのぞんだ次第であります。
そしてまた、今回もチケット完売で満席のお客様、全く持って感謝感謝でございます。ここにきて、「スイートベイジルでの大橋純子ライブ」というのが確実に定着してきたことは、本当にうれしいことです。自然発生的にファンの方達が集いはじめて、スイートベイジルで再会しましょうというムードが感じられるというのは、これまでになかったことでしたし、実に有り難いことではないかと思っております。
さて、一応セットリストなど書いておきましょう。
m1.This Christmas 2.シンプル・ラブ 3.摩天楼のヒロイン 4.ビューティフル・ミー 5.時代 6.季節の中で 7.たそがれマイラブ 8.Love Love Love 9.地上の星 10.シルエット・ロマンス 11.Soul Trainまっしぐら 12.サファリ・ナイト 13.ペーパー・ムーン 14.愛は時を越えて en.Happy X'mas
夏のバージョンとの違いはオープニングとエンディングということで、それほど大きな曲変更はなかったですが、その分、夏よりもこなれた感じの各曲をお聞かせできたのではと思っております。特にニューアルバム"Terra"からのカヴァー曲達はずいぶん良くなったと、演奏していても感じました。
また、本編最後にやった"愛は時を越えて(通称:アイトキ)"は久々のオリジナル・ドッカーン・バージョンで、80年代後半から90年代にかけての派手なアレンジの復活ってところです。これが、なかなか新鮮にやれましたね。何と言っても間奏のギターソロでのバックのコード展開が「これでもか!」って感じだし、その後の半音上に転調してのサビで大見得切って歌をプッシュするところがやってて楽しいのでした。こういうアレンジを嫌がる時代から、少しずつ派手ものを指向する時代に変わってきているのかもしれませんね。
それと、頭とアンコールでやったクリスマス・ソング2曲。今回のオープニングはダニー・ハサウェイ作の"This Christmas"をダイアナ・ロスがカヴァーしたバージョンをケンさんがところどころ手を加えたものです。ダニー・ハサウェイのオリジナル・バージョンは71年の2ndアルバムで聞けます。こちらは変拍子やマーチング・バンド風のブラス・アレンジなどいろいろと面白いですが、特にイケてるのはイントロのブラスのフレーズの下で、実にメロディックに動いているベース・ラインなのです。これはコードのルート音を弾く通常のベースではなく、上と下それぞれのメロディが絡み合って一つのアンサンブル・ワークになっているのがミソです。
また、サビのコード進行が今回のキーではトニックのAmajor7から2小節目のサブドミナントDmajor7に移行する過程で、裏コードであるE♭7(#11)をかなり強調して使っていること。また、そこに入っているチューバなどの低音でのフレーズ(A-G-E♭)が実に印象的だし、クリスマスのムードを盛り上げています。
これをベースにしたダイアナ・ロス・バージョンは本編前にピアノとボーカルによるヴァース(Verse)部分が付いていて、その形を使わせてもらったのでした。これはオープニングとしては効果的だったと思います。
その後のケンさんのアレンジは変拍子をやめて、よりタイト感をだしたリズム・パターンを採用し、間奏前のコード使いが凝っています。
そして、アンコールでやったのはおなじみのジョン・レノン作の"Happy X'mas" 私の場合、スーパーライヴとタケカワさんとジュンコさんという3パターンを同時期にやった経験があります。それぞれ微妙に違っていて面白いですが、頭が混乱させられたとも言えます。
ジュンコさんのバージョンはフォーク・ソングっぽいイメージよりも3連のバックビート強調して、あくまでグルーヴ感を持続させるアレンジになっています。その方がジュンコさんぽいですし。
それとオリジナルにはない間奏をはさんで盛り上がり、3コーラス目のAメロ頭で、グっと(音量を)落として大きなメリハリをつけています。また後半は2回、半音転調してがんがんに盛り上げていきます。
それにしても、このジョンの曲はどんなシチュエーションでやっても会場中を巻き込んで盛り上がるものです。STBでのジュンコさんの"Happy X'mas"もかなり感動的なシーンになったと思いました。
我々もまるで、今年一年の感謝をこめるかのような演奏でした。
そして、この場でもあらためて、ファンの皆様に厚くお礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました。
最高のクリスマスプレゼントでしたよ~。
お疲れでしょうに、こんなに早々にレポートまで書いていただいて、で、しかも内容ときたら、私が知りたかったことばかり。どうしてわかったんですか~?(自意識過剰)
ジュンコさん、ちょっと鼻かぜで不安もおありだったそうですが、そんなことはこれっぽっちも感じさせない、すばらしい唄いっぷりでした。
バンドのアンサンブルも一糸乱れず、というのはこういうことを言うんでしょうね。
また来年は新しいネタを仕込むんでしょうね、今度、独断でセットリストとか考えて送り付けちゃおうかな、まあ、それは冗談ですが。
しばらくは余韻に浸りつつ、日々を幸せな気分で送れます。
ホントにありがとうございました。
今回はお顔が見えそうもなかったので最初にお声をかけさせていただいた後は不健康にボルペを操る足元を見させていただいてました。足、じゃなくてあしからず。(寒い)
ぜひ、年2回のクラブサーキット、定着させましょう。
(あと、独断の「大橋純子〇〇アルバム計画」も実現しないかな~。)
年2回のSTB、是非定着させたいものです。それに、新しいレパートリーも増やさないとね。きっとジュンコさん、ケンさんもいろいろプランを練っていると思います。今年一年本当にありがとうございました。来年もよろしくです。また、会いましょう!
ファンからの盛り上げでのアルバム計画、面白そうです。随時教えてくださいませ。
ああして、ジュンコさんの歌を聴けるのが本当に楽しみなんです。
自分もようやくそんなことに気づいてきて、周りの人たちとそれを共有したくなってきたんです。(まあ、私に出来ることはごく限られてはいますけども)
アルバム計画はとりあえずmixiで盛り上げようかな、と思っていたんですが、そうすると制約が加わってしまいますね、どうしようかな。
まあ、ちょっと様子を見て考えます。
なんとか実現化できると面白いんですが・・・。
あ、そうそう。私のサイト「愚者楽」にもジュンコさんクラブサーキット冬バージョンのレポートをアップしたので、ここをご覧になっているファンの方、お暇なときに遊びに来てください。
ただ、モロにネタバレタイプのレポートですので、ご注意の上アクセスされることをオススメします。
すぐにコメント書きに行かねばいけなかったのに、こちらに先にメッセージいただきましてスミマセン。。居たの気付いてくだすったのですねん♪ありがとうございます!
もうちょっと余韻に浸らせていただいてからメールさせていただいてよろしゅうございますか?
なんたって、「愛は時を越えて」が最高によかったですよ~
年内は最後になってしまいましたが、また来年もお伺いできるとき、お会いできるときを楽しみにしてます!
以前、「いわぶち」の名で夏ごろにメールいたしました。
そのときの内容は、チケット完売でキャンセル待ちだったのですが、キャンセルが出ず結局いけなくて非常に残念だったというものでした。純子さんにも同じ内容のメールを送らせていただきました。
皆さんが冬にもライブをしようと考えていただきまして本当に感謝しています!!!!!
今回はばっちり予約が取れまして、夫婦で聴きにいかせていただきましたよ!
実はいち早くライブの情報をくださったのは、いつもライブ一番乗りのあの女性でした。あの方にも本当に感謝です!!!!!
ライブの方は純子さんの本当にすばらしい歌唱力とバンドの皆さんの卓越したテクニックに本当に酔いしれました。
バンマス様の素晴らしい才能を感じましたよ。
シンプルラブ、シルエットロマンス、愛は時を越えてが特に良かったです。
また、ぜひライブに行かせていただきます。
これからも応援しています。
※ヤマケンさんとも最近連絡とることができる間柄になることができました^^
CDで聴くよりも、ライブの方が上手だったと思います。
どうぞ宜しくお願いします。<(__)>
music tideの放映パート2見ました。パート2という割にはパート1とのダブりが多かったような気がしましたが、なぜか演奏シーンの質が1よりも良くなっていたような気がしました。(演奏中に画面が白黒のスティル状態にされてしまうのは変わりませんが、フォトグラファとしてのこだわりなんでしょうかね?。
改めて演奏シーンを拝見すると、NHK-BSの放映内容よりもだいぶ演奏で見直しが入ったところが見受けられました。これがプロのプロたるところなんだろうなあ、と感じました。
それでも番組としての記録の仕方がライヴレコーディングという感じではないのが残念。一度きちっと大橋純子、ライヴの記録をオフィシャルに映像、音声の制作にも気合を入れて作ってもらいたいです。
ただ、いずれにしろヤマケンさん言われる「オフィシャルのライブ記録」が実現できれば僕もうれしいですが。