Qちゃん敗れる
2006年 11月 20日
一方の高橋さんは、調整の失敗と認めているようで、足なんかずいぶん細くなっていたし、しぼりすぎてたのかなぁ。それに、予想外の寒さがもろにダメージを与えたようだった。
そしてすぐにマスコミは「引退」って口にする。でも、見てる一般人の方が、今は引退なんか言うわけないじゃん、って思っているのでした。最近の「いじめ」の過剰報道にしろ、マスコミのステレオ・タイプで単細胞的なフレーズには、そう簡単にみんな乗って行かないってのがマスコミの人達にはわかんないみたい。
当然、Qちゃんは北京までがんばるさ。彼女はプロだもの。1度や2度の失敗で簡単に辞めちゃってたら、それはアマチュアでしょう。34歳のアスリートはしっかりと今回の負けを分析して、これからの作戦をしたたかに考えてくるはず。イギリスのラドクリフだって、アテネでの棄権という屈辱から昨年復活、おまけに妊娠を発表して、たぶん出産後も走るにちがいない。もう、30代のアスリートが当たり前、メジャーリーグじゃ40代だって活躍している時代だよ。
もう昔のように、スポーツ選手は若くして終わりじゃないのです。メジャー・リーグなど、精神力と筋力が共に充実してくる30,40代こそ本当の絶頂期だって評価もあるぐらい。ちょっとしたことですぐに悲観的な見方ばかりする我が国のスポーツ・マスコミはほんと遅れてるよ。(それでいてワールドカップの時などは逆にノー天気な「神風」論のように日本の勝利を煽っていたし)
とにかく、Qちゃんはまだまだ出来る。確かに国内のライバルは強力で苦しい道のりだけど、きっと何かを魅せてくれると信じて、これからも応援したい。