MAKIレコーディング(2)
2006年 09月 14日
最初にやった"光の地へ"はスケールの大きなロック・チューンだが、ノリ的には少しレイドバックした感じのもので、単純にガンガン行けばいいのではないので、すでに入っているOKテイクと溶け合うのにちょっと手間取った。やはり、バンドで同時にやるのとダビングでは、少しニュアンスが変わるからね。ただ、ドラムのガッツ君のスネアのたまった感じのビートがオイシイので、うまく生かしたかった。なので、何回か合わさせてもらってまとめることが出来た。
場所は池袋のいわゆるリハーサル・スタジオなのだが、今やProToolsとちょっとしたコンソール・ルームさえあれば、ご立派なスタジオなど要らない時代なのだった。生ピアノは小さなサイズのヤマハだったけど、ミキサーの渡辺さんの腕が確かで、前のオケにうまくマッチングしていて、いい仕上がりになった。
その勢いで2曲目の"La Li La"は1テイクで、数カ所手直ししてOKになった。こちらは早いロックンロール調な曲で、私にはあちらこちらでフィル・インしてもよい、という許可をいただいたので、文字通り弾き倒して参りました。かなり気分よく出来て大満足でした。
その後、ブルース・ハープとチェロのダビングを待っていたが、ハープのT-Slimさん、渋かったなぁ!見た目はクール・ガイなんだけど、演奏に情熱を感じるプレイヤー。もちろんうまいんだけど、ただそれだけじゃないものを聴かせてくれる人だった。
そして、最後にMAKIちゃんと二人だけで、1発録りで"消えない沁み"をやった。繊細な曲なので、抑えめにキープするのが大変だったけど、4回目ぐらいやってバランスの良いものが録れたと思う。
プロデュースの永田君とメインのMAKIちゃんに感謝です。とっても気持ちよくレコーディングさせてもらい充実した時間を過ごせました。さて、残すTD、マスタリングも頑張っておくれませ。完成が楽しみであります。