安倍なつみ/"twinkle night live"の詳細(3)

(2)からの続き。

 En1.22歳の私

 アンコールをいただいての1曲目は、なっちのソロデビュー曲で、つんく氏が気合いを入れて作った感じがよく伝わります。冒頭に付け足したキーボード・ソロはリハーサル時にはいまいち決まらずに演奏していたのですが、本番初日にようやくアイデアが固まりました。とは言え、その場のアドリブ的な要素は強かったです。で、おもむろに"22歳..."の印象的なイントロへつなぐ形に。

 なっちとファンの皆さんにとっては、ソロ1作目だから思い入れも強い曲でしょう。私は初めて演奏したので、とても新鮮な気持ちでやれましたし、リリースされた時を追体験するような気分にもなりました。なので、大事に演奏しないといかん、という意識は強かったです。

 ふと思う事に、「作曲家は生涯1曲しか書けない」というのがほぼ定説ではないかと考えますが、つんく氏においてもそうで、全ては過去に書いた傑作のバリエーションと言えます。でも、だからこそ、作家の個性を主張できるとも言えるわけで、けっして悪いことではないのです。
 が同時に、それはマンネリとの裏表でもあり、そこにアーティストとしての苦悩も見え隠れしてくるのでした。
 なっちが、ソロになってからちょうど10年を経て、もう一度この曲を取り上げたというのは、やはり大きな意味があると思います。大きな節目を迎えて、彼女自身が10年間を振り返りながら歌うと、同じ歌詞が22歳の時とは全く違う内容に感じられるのではないでしょうか。

 あらためて、なっちの成長と同時に、曲も成長することを再確認できました。

 En2.愛しき人

 ライブの大ラスは超定番曲。もはや、何も付け足す事はありませんが、何度やっても会場中が一つになる体験は最高です。こういう喜びにはマンネリはないんです。常に感動と快感です。

 さて、ツアーはあっという間に終わってしまいました。例年以上に寂しいです。でも、これは私が年を取ったからでしょう。他のメンバー達は未だにワイワイとLINEで連絡取り合っているし、バリバリと他の現場でも演奏しているようです。もちろん、なっちご本人も舞台稽古が大詰めで頑張っていることでしょう。
 いつまでも、ノスタルジー(?)に浸っていてもしかたない。ひょっとしたら、夏に再会できるかもしれませんしね。そんなことを秘かに期待しながらも、まだまだ頑張っていかねば。

 最後に、常に暖かく迎えてくれ、そして送り出してくれるファンの皆様に、再度お礼を。本当にいつもいつもありがとう。


 
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Commented by とっ君。 at 2013-04-03 00:44 x
我らがバンマス:和田さん、twinkle night全曲レビューありがとうございます!

言うまでもなく、どの曲も素晴らしかったんですが、和田さんのレビューとものすごくシンクロした表現があったので、1曲挙げると、「息を重ねましょう」について。

今回のジャズバージョン、本当に素晴らしかったです。

>>夢の中の世界の出来事で、楽しい夢が終わって目覚めたら、オルゴールみたいにエンディングのメロディが聞こえる

読みながら激しく頷きました(笑)

Aloneはフルコーラスだからこそ、より説得力のある歌唱だった思います。

他の曲もフルコーラスだからこその良さがあったし、だからこそ、全体のライブとしての「深み」みたいなものや、1曲1曲にかけるアツい想いを感じた気がしています。

ファン待望の「best friend」も、乏しい表現になりますが、本当に素晴らしかった!

今回のライブだけでなく、今後の定番曲として、ぜひライブの度に歌ってほしい曲です。

ついついアツくなってしまい、長文申し訳ないです(苦笑

次のライブ:夏に再会できる事、切に願いつつ、楽しみにしております。。。
Commented by 絆っち at 2013-04-03 17:23 x
和田さん、いつものライブ詳細のアップ、ありがとうございます!
今回もなっちのこだわりやステージの裏側が伝わってくる臨場感たっぷりな内容にほくそ笑んでおります!(*^。^*)

僕も「25~ヴァンサンク~」は圧倒的に「25」派なので嬉しかったです。

そして「Alone」でのなっちのこだわり。フルコーラス歌うことであの切なくて哀しい歌詞の世界観が伝わってきた気がします。

「Blue Velvet」はリハからなっちが大興奮だったんですね(笑)。15年寝かせた曲だけあって、味が出てましたよ。

待望の新曲「Best Friend」は「愛しき人」に続くなっちとファンを繋ぐ「絆ソング」になりそうな予感。最高でした!今回のツアーに行けなかった知り合いが「どうしても聴きたい!」と言っているので、CD化とかネット配信等、何らかの形で世に出ることを切に願っています!(^人^)
(続く)
Commented by 絆っち at 2013-04-03 17:23 x
「月色の光」はずっと聴きたかったんですよ。以前の和田さんのブログで明かされていましたが、2010年のOTODAMA七夕ライブで本当は演るはずだったんですよね?それが流れてしまい、今回久々に聴けたことに喜びを感じました。幻想的な曲になっちの歌声とバンドのみなさんの演奏が溶け合って、とても豊かな空間を生み出していました。

「ザ・ストレス」はエンディングも含めてカッコ良く決まっていました!(*゚ー゚)v

「22歳の私」は和田さんが言うように、僕自身もなっちがソロデビューしてからのこの10年間を振り返りながら感慨深く聴いていました。「もうすぐ『32歳の私』になるんだなぁ・・・」と。

オーラスの「愛しき人」では上質なあの空間でさえも「なっち色」に染めてしまう彼女のパワーを感じました。

和田さんからなっちに対してありがたい言葉をいただきましたが、「頑張り屋で常に高い意識を持って成長しようとする」なっちをずっと応援してきて本当に良かったと思える素晴らしいライブでした。

8月にはまたバースデーライブでお会いしたいと思います。
長々とすみませんでした。これからもなっちをよろしくお願いいたします!m(__)m
Commented by 和尚 at 2013-04-04 17:37 x
有難うございました。
いつも思うんですがこういう熱い人達に囲まれてなっちは幸せものだなと思います。
短いツアーでしたが会場が一つになった感覚が凄くして本当に楽しかったです。
また近いうちにお会いできるといいですね。楽しみにしています。
Commented by mitu at 2013-04-17 00:28 x
和田さん

遅くなりましたが、恒例の“振り返り”を興味深く読ませて頂きました♪

いつも想うのですが、和田さんのアレンジは、会場の雰囲気や、そのライブのコンセプトに、実によく合っていると自然に感じることができ、終演後、心地よい満足感に浸ることができます。“振り返り”を読むと、あらためて納得することも多いですよ。

いくつかピックアップしますと・・・
①Blue Velvet
なっちの力強い歌唱と、バンドメンバーの力強い演奏ががっぷり組んでいた印象を受けました。なっちの想いもあったでしょうが、聴いてる側も力がこもった瞬間でした。

②22歳の私
アンコール明けというタイミングと、イントロまでに入る“間”も含めて印象的で、ソロデビュー当時のことを回想してましたよ。

③Best Friend
なっちの想いがギュッと詰まった歌だと思います。他の方も書かれていますが、「愛しき人」のような曲に育ってほしいです。

挙げたらキリがないのですが、本当に素敵なライブをありがとうございました。
今後も力をお貸しいただきたく、なっちのことをよろしくお願いいたします。

夏に再会・・・そうですね!
4か月後楽しみに待ちたいと思います!必ず会いましょう!
by harukko45 | 2013-04-01 15:23 | 音楽の仕事 | Comments(5)

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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