1986年の岩崎宏美さん「PYRAMID」
2005年 11月 12日
ここのところずっと昔のビデオ、オペラからJ-Popまでの映像をDVDにまとめる作業をこつこつやっていたのだが、昨日すべて完了。何と全部で60枚以上のDVD-Rに収録した。それでも、これで収容するにはものすごくコンパクトになったし、とりあえず画質・音質もこれ以上は落ちないことになる。
そんなわけで、昨日一昨日はこれまでに私と私のカミさんが参加している「過去もの」ばかりをダビングしていたのだが、特に内容がよく、自分たちでも驚いて思わず見入ってしまったものをずうずうしくも紹介しようと思ってしまった。

とにかく海外でのライブ、条件面での困難がいろいろあり、ステージと録音・撮影のスタッフもバンド・メンバーも大変だったのだが、まさしく「ピラミッド・パワー」の御利益か?本番での各自の充実度はすこぶる高かった。その成果がこの映像に残っていたのを久しぶりに見て、その中身の濃さに自分でもうれしくなってしまった。
バンドのメンバーは私と同年代もしくは年下の人達だったが、やはり20代というのは怖いモノなし!多少の荒さはあっても、とんがった勢いが上回っているんだな、これが。
そして、宏美さんの唄は本当に本当に素晴らしい。現在でもその実力をキープし、より円熟味をました日本を代表する歌い手の一人だが、この頃のヒロリンはまた特に凄かったと思うし、今聴いても感動する。
筒美京平さんの"ロマンス""未来"、そしておなじみ"聖母たちのララバイ"といった名曲ヒット曲はもとより、この時の新譜からもずいぶんやっていて、大変意欲的な内容であり、その新曲の出来がなかなか良かった。
実は不肖私が、恐れ多くも宏美さんとデュエットしてるところもおさめられているのだ!(ま、8小節ですけど、これはバンマス特権ということで、ちょっと自慢?)これまた、感動する?かも。ないね。
ちなみに、これはすべて一発録りでいっさい直しなし(できない環境だったし)、残念だったのはドラムス(松永俊弥君)のタムのマイクが死んでいて、それがちゃんと録音されていなかったこと、でも全体の演奏はマッチャンのユニークさを十分とらえている。
そうしたら、何とこの映像がヒロリンの30周年記念BOXの中にDVDとして収められたとのこと。これまた、うれしいことでありました。


激光旋律団のバンマスが、大橋純子さんのバンマスで活躍されていて嬉しいです。昨年暮れに宏美さんの未婚時代のライブ盤がCD-BOXで復刻されまして、映像編しか存在しなかったこのピラミッドライブが晴れてCDに収録されています。あまり宣伝されていないので、業界でもご存知ない方が居られるようですので、バンマスの知り合いの方にこっそり教えて上げてください。詳しくはビクターさんの公式サイトで。
www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000295/-.html