NFLポストシーズン#2

 私用でしばらく留守にしており、コンピューター環境からも離れておりました。

 さて、前回の更新がNFLポストシーズンでしたので、続けていかないと。すでに、ディビジョナル・プレイオフも終了し、ベスト4が出揃っているのに、今更ワイルドカードを振り返るのもいただけないですが、手短にしますのでお許しを。

 NFCの2試合。NYジェッツとシンシナティの対戦は、ジェッツの快勝。1Qに先制されても、その後シーズン最終戦からの勢いそのままに見事なゲーム・コントロールでの逆転勝利。二人のルーキー、QBサンチェス、RBグリーンの活躍が光ったオフェンスといい、リーグ1位のディフェンス陣も数字通りの実力を見せてくれた。
 シンシナティはQBパーマーが不調、期待していたWRオチョシンコも全く封じられて不発。そして、キッカーのグラハムがFGを2回外すとはね。

 ダラスとフィラデルフィアの試合は、予想通りダラスの圧勝で、正直つまらなかった。まぁ、ダラス・カウボーイズを昔からあまり好きじゃないせいだろうけど。
 それにしても、2Qで27点も取られちゃね。ダラスに先制された直後に、マクナブではなくビックが登場し、驚きのパスで同点となった瞬間は大いに盛り上がったが、その後のフィラデルフィアには全く見るべきものなしで、ほんとガッカリだった。

 AFCでは、まずNEの敗戦がショック。それもホームで、第6シードのボルティモアに完勝を許す屈辱的な結果は、非常に後味が悪い。とにかくQBブレイディが3インターセプト、1ファンブルと大乱調では勝てない。確かにWRウェルカーの負傷欠場が大きく響いたが、彼への比重が重すぎた戦力・戦術にも問題があったのでは。もちろん、ボルティモアのディフェンスをほめるべき部分も大きいが、それでも華麗なる攻撃で圧倒するNEを見たかった。

 そして、グリーンベイとアリゾナの一戦は、期待通りの好ゲームでの大熱戦で、ワイルドカード4試合中のベストゲーム。私は攻撃のアリゾナ、守備のグリーンベイと簡単な図式で考えていたが、グリーンベイのQB、アーロン・ロジャース君!素晴らしかった。すみません、これまでファーヴの控え的イメージが強くって、ついつい軽く見てしまっていた。
 でも、彼の最初と最後のファンブルロスがあまりにも象徴的。始めてのポストシーズンでの緊張からか、いきなりアリゾナに先制を許すターンオーバーと、せっかく同点となりオーバータイムに持ち込んだのに、そこでのターンオーバーによる負けは、ファンには大きな失望だったろうな。

 前半はアリゾナの快調な攻撃が冴えて楽勝ムード。後半も、昨年のスーパーボウルを思い返すかのようなQBワーナーからWRフィッツジェラルドへの見事なTDパスが決まり、すっかり「ハイ、オシマイ」って感じだったのだが、そこからのグリーンベイが本当に凄かった。
 ロジャースの活躍はワーナーをも圧倒するもので、がんがんグリーンベイが挽回、次々とTDを奪い取って、ついに4Q残り11分、38-38の同点にしてしまったのだ。しびれました。
 最終盤でも、両チームTDを取り合い、何と総得点が90点に達するとは!

 で、ドラマは続く。残り14秒でのアリゾナのFGのチャンス、これを決めればこの大乱戦を勝利できるはずだったが、なんとキッカー、ラッカーズがまさかのミス。なんか今年はキッカーが災難続きだなぁ。(この後、サンディエゴのキッカーが!!)
 これで、オーバータイムに突入し、なおかつグリーンベイが最初の攻撃権を取り、アリゾナにとっては絶体絶命のピンチだったわけです。

 そこに前述のターンオーバーによるあっけない決着。ちょっと運も味方した感じのアリゾナの勝利に見えた。だが、この時のディフェンスのプレイは試合最初にターンオーバーを成功させたものと同じコールだったことを、決勝TDをあげたLBダンズビーがインタビューで語っているのを聞き、再びNFLの高度で緻密な戦術・戦略と大胆な決断力を発揮したベンチワークに感動であった。

 引退を噂される38歳カート・ワーナーは今年も素晴らしかったが、ファーヴの控えを脱して、今シーズンようやく実力を見せた26歳アーロン・ロジャース(A-Rod)にはこの悔しい経験を生かしてほしいし、今後も注目したいと思う。

 遅ればせながらワイルドカードでした。


 
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Commented by 旅人 at 2010-01-21 21:24 x
遅くなりましたが、和田さん、どうもお返事のコメントまで大変ありがとうございました。そしてグリンベイを応援していた私を気にかけて頂き大変恐縮です。
いやあ、試合はドラマチックで面白かったですね。NFLダイジェストなどで見る舞台裏も面白かったです。ただ、試合としては面白かったですが、点のとりあい(それも記録的な)というのは、つまるところディフェンスチームが互いに崩壊していたということなわけで、アリゾナの次の試合は、その予想を覆すもので無かったのは残念なところです。
ファーブがあまりにも偉大なQBだったので、タンパベイには、なにがしかの救世主が必要でしたが、さて、長い目で見た時にアーロン・ロジャースがそうなるかは、この試合を糧に出来るかどうか、そこまで言ってもいいような、試合の最初と最後のやらかしではありました。そうしてまた、私たちNFLファンの心を熱く燃やしてくれるスターが増えてくれることを祈っています。
さて、いよいよ次週はカンファレンスCS。どんなドキドキやわくわくを魅せてくれるでしょうか?和田さんの更新も(和田さんの負担にならない程度に)期待しております。重ねてお忙しい中、更新ありがとうございました。
Commented by harukko45 at 2010-01-22 04:15
旅人さん、どうもです。おっしゃる通りで、ディビジョナル・プレイオフではディフェンスの強さとはまさに最高の武器であるということを思い知らされる結果でしたね。
それぞれ順当な勝ち上がりの中、NYジェッツの進出は注目、まさにディフェンスの威力でした。
チャンピオンシップが楽しみ。正直、スーパーボウルより面白いことが多いですしね。
by harukko45 | 2010-01-19 17:48 | スポーツ | Comments(2)

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