EURO2012/スペイン優勝

 約1ヶ月間にわたって繰り広げられたユーロ2012は、スペインの優勝で完結。それも、圧勝で。

 個人的には、ご贔屓のポルトガルが準決勝で敗退したことで、一気にモチベーションは落ちてしまったのだが、だからと言って、レベルの高い試合を見落とすわけにはいかず、今未明に行われたスペイン対イタリアの決勝は生で観戦したのでありました。

 スペインは、決勝において、ようやく、ようやく、彼ららしいサッカーを見せてくれた。デル・ボスケ監督の意地のような「0トップ」システムも、セスクを高い位置に置くことで見事に機能、まぁ、それなら1トップじゃん、とも言えますが。それに、シャビをはじめとするバルサ勢が本来の調子を取り戻したパフォーマンスをみせてくれた。
 一方のイタリアは、グループリーグ初戦での3バックではなく、4バック。これは、勝ち上がっていくことで自信を付けたチームの流れを変えずにのぞみたかったのだろう。まさに真っ向勝負で、王者に挑んだ感じ。確かに、初戦での彼らとはチームのレベルは明らかに上がってはいただろうが、本来の力を取り戻したスペイン相手では、少し冒険だった気もする。とは言え、その正々堂々とした「サッカーをする」姿勢を讃えたいし、大敗したものの、今大会のイタリアのプレイぶりに共感した人も多かったと思う。もちろん、私もだ。ブランデッリ率いるアズーリは、文句なく今大会最もセンセーショナルで印象的な好チームでありました。
 そして、この悔しさを胸に、このイタリアがどう進化していくのか、ワールドカップへに向けて要注目だろう。

 で、優勝はスペインということで、結果は順当に収まったのだが、内容を見ていけば、スペインの王座防衛もそれほど華麗なものではなく、我がポルトガルが代わりに決勝の舞台に立っていたかもしれないし、ドイツがもう少し慎重に準決勝の戦いを進めていれば、イタリア戦でのディフェンスの2つのミスは防げたかもしれず、明らかに総合力に秀でるドイツがスペインを撃ち破る可能性も高かったと思う。
 また、スペインがグループリーグで苦しんだのは、イタリアだけでなく、クロアチアのレベルが高かったせいでもあり、ヨーロッパ・サッカーがますます混戦状態、実力伯仲であることもよくわかった。
 もはや、過去の名前や顔だけで強豪国云々は語れないのだった。

 さて、1ヶ月間、すっかり堪能させてくれたユーロが終わってしまい、しばらくは寂しい気分だろうが、今月末にはオリンピックが始まるので、すぐに気分は盛り上がるかな。
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by harukko45 | 2012-07-02 12:32 | スポーツ

 ユーロ2012は、いよいよ決勝トーナメントに突入。で、クォーターファイナル3試合を終わった段階では、一応予想通りの結果となっております。
 まずは、チェコ対ポルトガル。スコアはクリスティアーノのゴールでの0-1ではあったが、内容的にはポルトガルの完勝。今のチェコでは、ポルトガルのスピードについていけなかった。多くのチャンスを作り出していたポルトガルの攻撃陣はますますノッてきている感じで、今後に大いに期待できるぞ、頑張れ、プートゥガル!

 ドイツ対ギリシャも、ドイツの圧勝。だが、ギリシャはよく戦った。彼らのあきらめない姿勢はやはり本物だった。それにしてもドイツの強さは凄い。どんなメンバーだろうと、どんな形だろうと、その力は変わらない。今のドイツに死角は見当たらない。決勝まで当然進むだろう。

 スペイン対フランスは、一番期待していた試合だったが、実際には全くの凡試合で、実につまらなかった。全く覇気のない腑抜けレ・ブルーには大いに失望した。ちっとも調子の上がらないスペイン相手に、果敢に挑む事なく、ただただ負けを待つのみのパフォーマンスは、実に見苦しかった。フランスの多くのサッカー・ファンが心を痛めたに違いない。
 スペインは本当にこのままだろうか。だったら、ポルトガルに大いにチャンスがある。スペインでは後半投入されたペドロが光った。というか、なぜ彼のようなスピードがあり、裏をつけるタレントをここまで使わなかったのか、理解に苦しむ。セスクは好きな選手ではあるが、今のシステムでは生かされないし、F・トーレスはいまだにパっとしない。
 バルサの中心選手である、シャビ、イニエスタ、ピケはあまりコンディションが良くない感じがする。とは言え、手堅く勝っているのだから、悪くても負けない現実的な戦いが出来ているわけだな。

 今未明に行われるイングランド対イタリアは、希望としてはイタリアに勝ち残ってほしい。今回のイングランドのサッカーには全く共感していないので。
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by harukko45 | 2012-06-25 00:43 | スポーツ

 ユーロ2012はグループリーグ戦がいよいよ3試合目を迎えて、勝ち抜けを巡っての激闘が続き、実に面白かったですなぁ。今回はどの組も混戦で、最終戦にもつれることとなり、観る方にとってはかなりタマラん状況となったわけで。

 で、まずはA組。こちらはロシアの敗退が驚き。チェコ戦での圧勝で、ほぼ確実に勝ち上がっていくだろうとの予想は覆された。いったい何がどうして、ここまでコンディションを落とす原因になったのかは、くわしくはわからないが、監督との不和説も聞こえ始めているし、試合後半には必ず足が止まるような状況だったし、チームとしての調整が明らかに失敗したということだろう。
 それにしても、最終戦でそのロシアを敗って、見事に勝ち上がったギリシャは、やっぱりタフなチームだ。メンタル面での強さは2004年優勝時と同じで、準々決勝でのドイツもそうとう苦しめるのではないだろうか。
 チェコは1位通過となったが、これはロシアの不調のおかげ。正直、ワクワクするような部分がほとんどなく、力としてはここまでと見る。

 死のグループB組は、何と言ってもオランダの3連敗が衝撃だけど、これは全て初戦の失敗が導いたもの。デンマーク戦でせめて引き分けに留めておければ、こんなにも苦しい展開にはならなかったろう。とは言え、オランダのパフォーマンスが前評判ほどすごかったわけでもない。試合開始15分ぐらいをすぎて、早くも攻撃が単調になり始めると、あっけなく失点。その後は守備と前線は大きく離れ始めて、勝手なサッカーへと変質。後半にはフォワードをたくさん入れてますます前のめりになって、さらにバランスを崩す悪循環。各選手のコンディションも悪そうだったし、チームとして指向するサッカーは極めて保守的だったことは確か。初戦の出来が流れを崩したものの、その原因は大会前からくすぶっていたのかも。

 彼らのライバルであったポルトガルは、初戦のドイツ戦に敗れたものの、パフォーマンス自体はけっして悪くなく、チームとしてのまとまりを感じさせた。それが、デンマークとの大接戦に競り勝つことに結びつき、最終戦でのオランダに最高の形で勝利することにつながった。絶対的エースであるクリスティアーノが目覚めてくれたことが大きい。
 ドイツは全てにおいて安定した3連勝で文句なし。今後も決勝への道を着実に進むだろうと思うが、次戦のギリシャに手こずる可能性はあるので、ここが最大の難関になるかも。

 C組もスペイン、イタリア、クロアチアの三つ巴で、実に面白かった。クロアチアはかなり強いチームであり、スペインにも勝利しそうな流れを作っていたが、神様はスペインに味方したって感じ。スペインは、予想以上に苦しんだし、全体としてあまりうまくいっていないまま、決勝トーナメントに進むことになった。特に攻撃面での手詰まり感は明白で、私は彼らの連覇はかなり厳しいのではないかと思っている。
 イタリアは、確かに新鮮に蘇ってきたけれど、だからといって、すごく強いというわけでもない。なので、こちらもこの先があるかは少々疑問に思い始めているが、最終戦でカッサーノ、バロテッリにゴールが生まれたことは、ちょっとだけ明るい材料かな。

 D組は、4チームともほぼ互角のレベルなのに、スウェーデンが思わぬ2連敗であっさり敗退してしまったのが残念。正直、イングランドの1位通過はスウェーデンの不調に助けられた。スウェーデンが最終戦でのパフォーマンスを最初からやっていたら、もっと面白いリーグ戦になっていただろう。
 それと、ウクライナの敗退もがっかり。初戦でのシェフチェンコ2ゴールで活気づいたものの、その後が続かず、最終戦では運にも見放された感じ。イングランドの1点は棚ぼたのようなもんだし、明らかなゴールを認められずではね。
 というわけで、ここでは一番つまらないサッカーをするイングランドと、良いんだか悪いんだかよく見えないフランスが勝ち抜けたものの、この程度の感じだと、次でさようならの可能性は高い。

 で、私のベスト4予想は、1.「チェコ対ポルトガル」はポルトガル、2.「ドイツ対ギリシャ」はドイツ、3.「スペイン対フランス」はスペイン、4.「イングランド対イタリア」はイタリア。

 グループBとCに比べて、AとDはレベルが低かったので、ベスト4はBとCの勝ち抜けチームが順当に残ると思うが、波乱が起きるとすると「ドイツ対ギリシャ」か。ポルトガル・サポーターの私としては、チェコには圧勝して、調子の上がらないままのスペインをうまくかわしての決勝進出を強く願っております、ハハ。
 うー、まだまだ楽しみは続くです。
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by harukko45 | 2012-06-20 15:20 | スポーツ

EURO2012/大会6日目まで

 EUROが始まって早1週間、ここまでで最高のゲームはグループCのスペインvsイタリアで、1-1のドローではあったが、内容の濃さでは一番。攻撃的に変身した新生イタリアが王者スペインを苦しめたことは明白。今後もイタリアの試合は要注目ですな。
 とにかく、イタリアの「伝統の守備+足技にすぐれたテクニシャンを配した攻撃的な戦術」は実に新鮮であり、そこに、予選でのフォーメーションからスペイン用に組んだと思える3-5-2のシステムを採用したのも驚きだったが、デ・ロッシやピルロがうまく生かされていて、二人の素晴らしさを再認識したのだった。
 かたや、今大会FWの人材を欠くスペインは豪華なファンタジスタを際揃いさせた「0トップ」で迎え撃つとは、これはこれで、なかなかシビレましたな。
 とは言え、期待に反してスペインの0トップは、前半ほとんど効果的な攻撃ができず、ペースはイタリアが握っていた感じ。で、60分のディ・ナターレによる先制ゴールはイタリアの勝利を予感させたが、そこはさすがスペイン、すぐにセスクが同点ゴールを決めて持ち直した。正直、セスクのゴールは「やっと」って気もしたけれど。
 その後は、スペインもフォワードを投入して勝ちを狙うが、入ったF・トーレスが極めて不調だったのは痛かった。ちょっと今後に不安を感じさせる。というわけで、結果としては引き分けでも、内容的にはイタリアは今後に明るい展望が開けたが、スペインは問題を残した感じ。
 やはり「0トップ」は冒険だったか?確かにトーレスはゴール出来なかったものの、チームとしては彼と、右サイドにヘスス・ナバスが入ってからの後半の方が、明らかにドン詰まり的な前半よりも良いサッカーをしていたと思う。

 あと、印象に残ったのはウクライナ。35歳の英雄シェフチェンコによる「魂のヘディング」2連発でしょう。これには、思わずウルっと来た。
 最悪なのはイングランド。はっきり言って、アジアの弱小国の代表ですか?と思えるような守備的戦術には呆れた。バラックが言うように「ゴール前にバスを3台とめておくようなプレー」では、ユーロの強豪国とは言えない。というか、元々イングランドは過大評価されすぎていたのかも。
 そんなイングランドと引き分けたフランスは、なかなか良い感じと見た。ベンゼマ、リベリー、ナスリの前線はかなり魅力的で、今後の熟成ぶりに注目したい。
 
 でもって、なんだかんだ言っても注目のグループBでは、ポルトガルがヒヤヒヤさせられながらも、なんとかデンマークに勝利。だが、クリスティアーノのメンタル面に少々不安を感じちゃう。昨日の試合でも、決定的なチャンスを決められず、チームを苦境に立たせることになった。最後にヴァレーラのゴールで救われて、まだまだ可能性は残っているのだから、ここで一致団結してほしい。

 そして、前半戦の大一番ドイツvsオランダは、ドイツが2-1での勝利。なんとも「らしくない」オランダの不調ぶりにはガッカリ。というか、オランダも過大評価だったか?トータルフットボールも何処へやら。前と後ろが完全に分断されたような戦いぶりでは、総合力ダントツのドイツにはかないません。ファン・ペルシーがやっと「らしい」ゴールを決めて1点差にしたけど、その後のドイツの試合巧者ぶりはさすがで、オランダの攻撃はじょじょに消されていった。
 とは言え、この組はまだどうなるかわからん展開で、最終戦でのポルトガルvsオランダが激闘必至。ここまで不発の両国のエース達が、大いに奮起して盛り上げてほしいものだ。でも、本音はクリスティアーノだけ頑張って、ポルトガルに勝利を!オランダさようなら。

 おっと、この中で一番地味なグループAは、ダントツと思われたロシアがサポーターのご乱行に水を差されたか、ポーランドと引き分ける結果に。せっかくのいいチームだが、UEFAからの厳罰(12万ユーロの罰金、EURO2016の予選で減点6/執行猶予付き)にモチベーションが保てるかな?


 
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by harukko45 | 2012-06-14 16:53 | スポーツ

EURO2012/グループA&B

 今月はサッカーが大変。4年に一度の大祭典であるヨーロッパ選手権は、一応全試合チェックをしていくつもりだし、日本代表もワールドカップへの最終予選がおこなわれて、観戦する方はうれしい悲鳴状態ですな。
 とりあえず、ザックJAPANに関しては、ほとんど文句のつけようのない内容での2連勝という素晴らしいスタートを切ってくれたので、まずは一安心。12日のオーストラリアとのアウェイ・ゲームは仕事で見れないが、きちっとした結果は出してくれるに違いないと確信している。

 ということで、今はユーロの方により注目。すでに2日終えたわけだけど、全体には各チームのパフォーマンスはまだ全開とは言えない感じ。
 まず、A組のポーランド対ギリシャの試合。開催国の一つであるポーランドは序盤勢いのある攻撃を見せて早々に得点し、おまけにギリシャが退場者を出したにもかかわらず、リードを守りきれずに痛いドロー。前半でのすばやい攻撃はなかなか魅力的だったけど、終わってみればギリシャの精神力の強さに圧倒された感じで、何ともナイーブな印象。
 ギリシャは2004年優勝時ほどではないと思うが、それでも気持ちの強さは変わっていない。ひょっとすると前回大会のトルコみたいな存在になるか?

 A組のもう一試合はロシアの圧勝。序盤はチェコの積極的な攻撃が機能して、予想とは全く逆の展開だったのだが、それも実はロシアのしたたかな試合運びであり、まんまと相手の隙を見つけ出し、効率的についた攻撃と決定力の高さを見せつけた。前後半2得点づつの快勝は、ヒディンクから引き継いだアドフォカート監督のチームが、前回大会同様の快進撃を見せそうな予感もする仕上がりであることを示した。
 一方のチェコは、ネドヴェドらがいた時代に比べると、かなり見劣りすることは致し方ないか。にしても4失点は痛い。

 今大会一番の注目であるB組は、まさに死のグループ。オランダは試合の全てをコントロールしていたにもかかわらず、デンマークに敗れた。ロッベンがシュートを外しまくるシーンは、先月のチャンピオンズ・リーグ決勝での彼のパフォーマンスを思い出させるし、チームもバイエルンと同じような形で負けることになった。
 オランダにとっては、全く持って「やってらんない」負けでしょうな。正直、デンマークが勝った理由なんかないでしょう。オランダがドジった、ってことだけ。
 ただし、優勝候補の一角であったオランダは次のドイツ戦に負けると早々の脱落となる危機状態となった。
 それにしても、スナイデルのみ素晴らしかった現状では、ドイツに勝てるか?かなりの非常事態だと思う。

 もう一試合、ドイツ対ポルトガルはかなりの接戦で、緊迫した好ゲームだった。が、ポルトガル・サポーターを自認する私には悲しい結果となり、1-0でのドイツの勝利となった。とにかく、ドイツはどう見たって優勝候補の筆頭であることは間違いない。レーヴ監督のチームはいよいよ完成期に入り、総合力ではダントツだ。だからこその勝利とも言える。チーム全体、個人個人のコンディションはまだまだ100%ではなかったことは明らかだが、それでも最後に勝つのはドイツ、という図式は変わらなかった。

 ポルトガルは大会前の印象では、どうしても小粒な感は否めなかったのが、本番では、なかなかバランスの良いチームに仕上がっているのを見せてくれた事はうれしい。実際、スタッツを見ればドイツとの差はほぼ互角であり、いいチャンスも多く作っていたし、守備も手堅かった。この後も、このレベルのパフォーマンスを続ければ、予想に反して勝ち進むことも大いに期待できると思った。
 秘かに願うのは、決勝でのドイツとの再戦なのだ。

 今夜はスペインとイタリアの登場。熱い夜は続きますなぁ。
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by harukko45 | 2012-06-10 15:29 | 音楽の仕事

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