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 今日から、水越けいこさんの秋ツアーとして、名古屋・京都・大阪と回ってきます。大阪2ステージで計4回のライブがありますが、内容も初日の横浜とは少し違うセットになる予定です。いい出来にになるように、頑張っていきたいと思いますので、会場にお越しの皆さん、どうぞお楽しみに。そして、一緒に楽しみましょう。

 それでは。
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by harukko45 | 2011-09-30 01:04 | 音楽の仕事

 今日から(おっと日付け変わって昨日ですね)、水越けいこさんの秋ツアーの始まりです。先ほど、横浜Baysisでのライブを終え、帰ってまいりました。昨夜も熱いファンの皆さんがたくさん集まっていただき、本当にうれしく思います。
 前回の春ツアーは、バンドも大所帯で、選曲も派手目なものがならびましたが、今回はうってかわって、ある意味原点回帰とも言える内容。私と田口慎二くんのギターのみでバックをつとめますし、どちらかと言えば、けいこさんの初期時代のアルバムからの曲が多くなりました。その分、気を使う部分も多いですし、緊張感も高まります。

 初日を終えて、個人的にはいろいろ反省ばかりですが、全体的にはしっとりした内容が、なかなか好評だった模様。まずは良かったです。この後、名古屋・京都・大阪で、再び東京2daysとなりますので、より良い内容を目指してもろもろ煮詰めて行きたいと思います。

 それではひとまず、けいこファンの皆様にお礼を。どうも、ありがとうございました。
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by harukko45 | 2011-09-26 00:14 | 音楽の仕事

詳細(1)からの続き。

 水越けいこさんの春ツアー2011を振り返る後半戦。4リズムのバンドに、ここからはトロンボーンの福原タカシさんと、サックスに東京・名古屋では加藤聡さん、大阪・京都では山本さんが加わってくれました。私がけいこさんのバックをやるようになってから、2管でのブラス・セクションと一緒にやったのは初めてでしたから、なかなか新鮮でしたね。
 
m12.瞳のせい〜m13.哀しみが終わらない〜m14.Feel So Blue

 偶然かもしれないですが、このコーナーでの3曲は全てアルバムの1曲目を飾ったものばかり。

 85年の「Actress」のオープニングであるm12は佐藤準さんの凝ったアレンジがなかなか面白い曲で、スタジオ版でもブラスが大活躍しておりました。特にエンディングにかけてのセクションは全盛期のシカゴのブラス・アレンジを彷彿とさせるような感じでした。今回はトランペットがない編成だったので、よりシカゴっぽいサウンドに聞こえました。(シカゴはトロンボーンのジェームズ・パンコウが有能なアレンジャー&ミュージシャンなので、3管編成でもトロンボーンが中心になってしまうのでした。そこが彼らのユニークな特徴でした。)
 オリジナルだとエンディングはギターソロで、そのバックにブラスが来るのですが、個人的な好みで、今回は逆にブラスをフィーチャアすることにしました。その他にも曲のいろんなところにシカケがあるアレンジというのは、最近ではあんまりないので、これもいかにも80年代ぽい感じが楽しかったです。

 続けた、90年「Sepia」のオープニング曲であるm13は、名ピアニストの小島良喜さんらしいブラック・ミュージックの要素がふんだんのアレンジ。冒頭、ソプラノ・サックスのソロがフィーチャアされており、まさに今回のバンドを生かせる内容でした。フュージョンっぽいハネたグルーヴが、ジャム・セッションぽい感じもあって、特に関西での本番は、バンド全体が実にリラックスしていてとっても良かったと思いました。

 82年の「Vibration」のオープニングであるm14は、ウエストコースト風でもありますが、日本の「ニューミュージック」と呼ばれたサウンドの一つの形と言えるかも。ある意味、何でもありの雑食性とそれを大胆に消化してしまう、たくましい胃袋をもっていたのが、この当時の元気な日本のポップス界だったのでした。それにしても、サトジュンさんのアレンジには「ツカミ」と「クサミ」がありますなぁ、さすがです。

m15.ほほにキスして〜m16.そしてetc...

 いよいよライブも終盤。m15は説明不要のヒット曲。とは言え、私がやるようになってから、この曲はどんどんロックンロール調になっている感じです。ブラスも加わって、ますます70年代のグラム・ロックっぽいムードでした。個人的にはすっごい楽しいです。

 続けてのm16は名曲で、名アレンジだと思っておりますが、今回はより大胆になって、間奏のクラシカルなアレンジをやめて、スパイク・ジョーンズの冗談音楽やディズニーランドのパレード・ミュージックをイメージした形にトライしてみました。
 なので、リズム・セクションは「トムとジェリー」の追っかけシーンのバックに付けるような感じで、ブラスのお二人には譜面でなく、まずはアドリブで、ニューオリンズ・ジャズやディキシーランド・ジャズっぽい演奏をお願いしました。

 ミュージシャンの皆さん、反応のいい方ばっかりだったので、すぐにこちらの意図を理解してくれたのはうれしかったですね。でもって、回を重ねるごとにどんどん良くなっていき、スケールも大きくなって行きました。これがバンドの醍醐味とも言えます。トロンボーンの福原さんは「ガチョーン」のイメージで演奏していたみたいです。

m17.生まれ変わる為に
 
 本編最後は79年「Aquarius」の1曲目、詞・曲・アレンジが大きなスケールの中で、幸せに結びついている作品。文句ない名曲です。実際演奏するのは、結構難しい曲で、このところのライブではしばらく登場していなかったのではないでしょうか。今回のような編成でなくては、なかなかこの曲の良さを引き出すのは難しかったと思います。そういった意味でも、このバンドで演奏できたのはラッキーだったと感じました。
 ベースの内田くんのプレイが全体を良くコントロールしてくれたのと、けいこさんがステージを去った後のサックスとギターの白熱のソロが最高に興奮させてくれました。

En1.About Me〜En2.Too Far Away

 アンコールに応えて、まずは新曲でニューアルバム用に先月レコーディングしたての新曲を、田口くんと私だけのバックでやりました。ちょっと、今までとは違ったムードも感じていただけたかもしれません。
 それに続けて、代表作であるEn2をやりましたが、やはり、どんな状況でどんな編成でやっても、常に新鮮な喜びを与えてくれる曲です。

 東京・名古屋・大阪の1回目では「En1.Too Far Away〜2.蒼い涙」でした。

En3.心はOut Door

 ダブル・アンコールに応えて、80年の「Like You !」からのEn3を全員で。これまた派手なアレンジでブラスも大きくフィーチャアされており、東京や名古屋では本編の方でやっていましたが、最終的にはこの場面でやることになりました。ファンの方々が大いに盛り上がって拍手してくれていたのがうれしかったです。ブラスだけでなく、リズム隊の二人の演奏もすごくグルーヴィで良かったですね。

En4.ラストナンバー

 すべての最後は、82年「Vibration」から。文字通りのラストナンバーで、それに相応しいアレンジに元々なっているし、けいこさんのボーカルが実に力強かったのが印象的でした。関西の2カ所では新たにブラスにも加わってもらい、よりダイナミックな形になり、最高のラストナンバーになったと思います。特に京都でのエンディングでは全員の「やりきった感」が満ちていて、本当に幸せな気持ちになりました。

 ですから、京都での打ち上げはとんでもなく盛り上がりました。いやぁ、久々に飲み倒して楽しかった!!それもこれも、この本番が全員で良かったと感じていたからでしょう。

 東京、名古屋、大阪、京都の各会場にお越し下さったファンの皆さんにはあらためて厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。そして、次回は秋ですね。それまでに、アルバムが完成できるようにそちらも頑張らねば。今年の水越さんはまだまだ熱いですよ。どうぞ、ご期待ください。


 
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by harukko45 | 2011-06-23 00:11 | 音楽の仕事

 昨日、京都から車で戻りました。水越けいこさんの春のツアーを無事に終え、それもいい形でまとめられたことが、とてもうれしく思います。

 当初のスケジュールだと、4月初旬に名古屋・関西をまわった後に東京でのファイナルで、期間的にも2週間程度で終了だったのが、震災で延期になったことで、トータル約1ヶ月になりました。今回はこれがかえって好結果を生んだかもしれません。東京初日の後に、もう一度各自が整理することが出来、曲の解釈に余裕と深みが加わったと感じました。
 もちろん、セットリストやアレンジの細かい部分での修正・変更もしていったので、最終日には全員が納得できる形で仕上がったと思います。

 それでは、京都でのセットリストにそって振り返ります。

m1.海潮音(みしおね)〜2.地図〜3.波に寄せて〜4.15の頃

 私のキーボードと田口慎二くんのアコギのみのバックによる4曲は、昨年までのアコースティック・スタイルからの流れを引き継ぐ演出であり、また、それ以上に3月の大震災で犠牲になった方々へのレクイエムとして、とても大事な4曲でありました。もし、震災がなければ、このような4曲が頭に並ぶ事はなかったでしょう。なので、思い入れも深く、常に心を集中してのぞみました。

 特に、m1はけいこさんと縁の深い気仙沼で生まれた曲であり、私もCDでのアレンジをさせてもらった者として、曲への思いはより大きいものがありました。リハの初日、この曲を静かにはじめ、けいこさんが歌いだすと、抑えようのないものが胸にこみ上げてきてしまいました。その時のことはずっと忘れないでしょうし、この曲を演奏する時の心構えを強く記憶に刻んだ瞬間でした。

 1978年の「Lady」に入っているm2は、伊藤薫さんの作家としての優れた力量を示す隠れた名作でしょう。短いながらも、深みのある歌詞が素晴らしい。今、あらためて読み返すと、映画「インセプション」的な世界観があるようにも感じられて、すごく心を動かされますし、サビでの裏声による「ずーっと」というけいこさんの歌声にキュンとしてしまう人もかなり多いのでは。
 今回は曲自体・歌自体を強調するために、出来るかぎりシンプルにやりましたが、その分、いかんともしがたい「切なさ」に包みこまれた気分になりました。m1からの流れもあり、ますますそういう気持ちを強く持ったのかもしれません。でも、素晴らしい体験でした。

 ライブではおなじみであるm3,4も、今回は特別な思いが自然と加わったことは言うまでもありません。と同時に、やっている方としては、前2曲での強い緊張感からの解放もあり、「癒し」のような世界も感じられたのでした。ですから、目の前の現実は辛く悲しいけれど、この2曲には「未来」を感じることが出来ると思いました。

 ここで、ベースの内田悟くんとドラムスの春木淳一くんを加えて4リズムに。

m5.少年〜m6.Slow & Slow、m7.会えたあと〜m8.好きでいさせて

 久しぶりのリズム・セクションとのサウンドはやはり楽しい。それに「元気になる」。でもって、まさに「少年の時の夢を忘れるな」っていう応援歌であるm5は、以前だと、いかにもフォーク・ソング的なメッセージに、多少抵抗感を抱いたのですが、今一度、詞をチェックしてみると、伊藤薫さんは聴き手に「自分自身を見つめ直す」ことから語り始めているし、今の自分と社会に「疑問を持つ」ことをちゃんと含んでいる。今、日本全国にあふれかえっている「頑張ろう日本」的な平易で安直な「元気ソング」「応援ソング」とは明らかに一線を画す楽曲であることを再確認しました。

 同じく、伊藤薫さんの曲であるm6は、81年の「Jiggle」収録で、全体にAORやウエストコースト系ロック色が強い内容。ただ、我々は比較的70年代っぽいアプローチになったかもしれません。田口くんはそれまでのアコギからエレキに持ち替えての曲だけに、常にハイテンションのプレイを聴かせてくれ、前半戦のピークを作ってくれました。

 MC後のm7は、ニューアルバムに収録予定の曲。レコーディングではアコースティックなサウンドを強調した仕上がりですが、今回は流れに任せて、ガツンと行きました。これもアリです。85年の「Moon Flower」のラストに置かれた愛らしい佳曲であるm8も、ライブではバラード曲としてより自然な形で演奏できた気がしています。

m9.You Are My Life〜m10.boy〜m11.アフリカ
 
 このコーナーはけいこさんのご子息である麗良くんに捧げた2曲から。97年のm9、2006年のm10ともに、けいこさんのレイくんへの愛がいっぱい詰まっているわけですが、この2曲の時間の経過とレイくんの成長がリンクしているので、こうして続けて聴いてもらうことは実に素敵だなと思いました。まるで,昔の写真やビデオを見るような懐かしい想いに浸りながら、深い愛情を感じ取れることは、演奏しているものにとっても、幸せなひと時だったのです。

 さて、東京と名古屋ではMCをはさんでのm11でしたが、流れのスムースさを重視して、大阪・京都では続けることになりました。レゲエっぽいドラムのフィル・インから始まって、全体にスタジオ版よりもアグレッシヴなアプローチで、しっとりしたムードから一転、明るく後半に向けて盛り上がっていく感じをより強調できたと思います。文句なく楽しい曲だしね。

 ということで、後半は詳細(2)に続く、と。
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by harukko45 | 2011-06-22 18:47 | 音楽の仕事

水越けいこ/京都Fanj

 水越けいこさんのツアー最終日、京都Fanjのライブがついさっき終了しました。
お越し下さったファンの皆さん、本当にありがとうございました。今夜のライブは、楽日にふさわしい、実にいい出来だったと思います。個人的にも最高に気持ちよく演奏できました、
 これで楽しく宴会がやれそうです、

 というわけで、詳細はまた後日にまとめたいと思います。それでは。
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by harukko45 | 2011-06-20 21:57 | 音楽の仕事

水越けいこ/大阪Fanj

 昨日は、水越けいこさんのツアーで大阪Fanjでの2回公演が無事終了しました。お越しくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 2回公演は体力的にはなかなかヘビーではありましたが、バンドもずいぶん落ち着いた感じになって、すごくいい状態になってきました。おかげで、私も大いに楽しませてもらいました。
 それでも、ところどころ、細かい修正をしながら、今日の京都での最終日にのぞみたいと思います。

 昨夜はおいしいお酒を飲んで、みんなと盛り上がったし、この高揚感を持続してがんばります。それでは。


 
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by harukko45 | 2011-06-20 13:25 | 音楽の仕事

 明日から水越けいこさんのツアーで大阪、京都をまわります。震災での延期となり、スプリング・ツアーが6月にまでかかってしまいましたが、いよいよ20日で最後です。

 久々の4(リズム)+2(ブラス)という派手な布陣で、ここまでの評判も上々の感じ、いい流れのまま、一気に駆け上がっていきたいと思いますので、ファンの皆さんもどうぞよろしくお願いします。

 我々バンド、スタッフは今日の夕方から車にて出発、大阪に入って、明日の2ステージに備えます。ん?打ち上げの練習も?
 ま、とにかく、ライブにお越しの皆さんも一緒に盛り上がって、大いに楽しみましょう。

 それでは、会場で。
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by harukko45 | 2011-06-18 13:09 | 音楽の仕事

 一昨日の3日は、水越けいこさんの「Spring Tour 2011」として、名古屋へ行き、昨日戻りました。本来なら、名古屋から関西へとまわる流れだったのですが、震災の影響での延期により、名古屋単独の行程になりました。
 ライブハウス「ムジカ」にお越し下さったファンの皆さんには心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。それにしても、会場の皆さんの楽しそうな感じがこちらにもよく伝わりました。後半に行くにしたがって、「激」歌いの方々がたくさんいらっしゃいました。そういう姿が見れるのは本当にうれしいです。

 バンドとしてもツアー2日目で、ずいぶん熟れていたと思いますし、全体の出来はすごく良かったと感じています。おかげで、終演後の宴会も楽しく大いに盛り上がりました。久々に風来坊に行って、「鳥の研究」にいそしみました、ハイ。

 さて、残るは19,20日の大阪・京都です。
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by harukko45 | 2011-06-05 07:51 | 音楽の仕事

6月に入って

 先月は仕事に追い立てられて、あっと言う間に過ぎてしまった感じ。それは主にレコーディングの作業がずっと続いたためだが、昔のように連日スタジオに入ってやるのではなく、私の場合はほとんどがウチでの仕事だ。まぁ、いわゆる「在宅勤務」みたいなものだが、これは良い面と悪い面の両方が存在するものの、私にとっては全体として好ましい状況になったと思っている。

 とにかく、デッドラインさえ守れば、あとは自分の納得がいくまでやり続けることが出来るわけで、時間の使い方にも自由度が出る。悪いことは、その分個人の負担(仕事の量と質)と責任が増えるということ。もちろん、コスト的な部分でも大きく貢献はしているわけです。高価なレコーディング・スタジオを何日も借り切る費用に代わって、我が家の電気料金が増え、私の睡眠時間が減るということでありますから。

 などなど、言っておりますが、水越けいこさんへのレコーディング作業は楽器におけるトラックは95%完了しました。具体的には、5月初旬にリズム・トラックを録った5曲のキーボード・ダビングと細かい編集、新たに打ち込みでリズム・トラックを作った1曲(この曲のみ、ギターのダビングを残して)の作業が終了したのでした。
 正直、かなり満足しております。自分の技術を磨くことも出来たし、新しい発見もいろいろあり、その結果、今後の歌入れとトラックダウンにうまく引き継げたと強く思っています。

 前々回の投稿で、「1曲煮詰まったから、しばらく置いておく」と書きましたが、5/18の森山さんのレコーディングでの刺激によって、一気にモチベーションが上がり、その後数日に渡っていろいろとトライして、やっと納得の状態に持って行くことが出来ました。これは、大きな喜びでした。
 そして、強く感じたことは、「常にアグレッシヴ」でなくては駄目ということ、過去の経験を頼りに保守的になることは、ミュージシャンにとっては実に危険であるということでした。そういった思いは、今回のアルバムのどの曲にも注入することが出来たのではないかと思います。
 
 さて、そういう勢いに乗って、その後、水越さんと同時並行して進んでいた岡本隆根(たかね)さんの曲もキーボード・ダビングがスイスイと終了しました。私が担当した3曲のオケはこれで一応メドがつき、こちらも大満足の思いであります。
 岡本さんは、2006年に1stアルバムをリリースした若きシンガーソングライターで、私とは今回がお初のコラボでありました。
 私にとっては、彼が作り出す独特な和声感覚が実に面白く、おいしい「ヒネリ」が加わっているのが興味深かったです。アレンジ面ではプロデューサー(水越さんと同じ方です)から、かなり自由にやらせてもらったこともあり、大いに楽しませてもらいました。例えば、「ストーンズ風オヤジ・ロック」あり、「いんちきファンク&ディスコ風歌謡曲」あり、「映画音楽風の大作バラード」あり、という具合です。
 こちらの完成も実に楽しみなのでした。岡本さんのサイトはコチラです。

 そして、もう一つ。これらの作業ですぐに取りかかれなかったサカイレイコさんの新しいアルバムへの作業が今月から始まります。ライブに関しては、このところ毎回、かなりの高いレベルでの成果を上げてきているだけに、レコーディングへの期待は私もとても大きいです。前作が今までの「まとめ」的な色合いだったので、今回はレイコさんの「次なるステップ」となるように、より彼女の個性を際立たせるべく、新たな試みを積極的にやっていこうと考えています。

 おっと、その前にいよいよ明後日は水越さんのスプリング・ツアーの名古屋公演ですね。東京での盛り上がりを再び、気持ちを新たに準備して、本番は大いに楽しみたいと思います。
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by harukko45 | 2011-06-01 10:06 | 音楽の仕事

 5月に入って、すっかり更新しておりませんでした。それは、先月末に書いていたように、仕事がバタバタと立て込んだためで、それでも少しずつでも更新していけば良いものを、なかなかそうも行かなくて半月以上も経ってしまったのでした。相変わらず、時間の使い方がうまく出来ておらんなぁ。「できるビジネスマン」には到底なれんな、これじゃ。なんて。

 とにかく、今日までで、水越けいこさんのニュー・アルバムに向けてのリズム・トラックのレコーディング5曲を完了。続いて、男性シンガーソングライターである岡本隆根さんのリズム・トラックも同じミュージシャンで3曲録音しました。これらは、今月中にダビングをコツコツやっていきます。
 その後、サカイレイコさんの南青山マンダラでのライブが10日にあり、14日は水越けいこさんの「Spring Tour2011」の初日が渋谷のDECEOであったのでした。そして昨日、大橋純子さんのリハーサルがあって、ようやく一段落となりました。

 大橋純子さん、サカイレイコさん、岡本隆根さんの事はあらためて別枠で書く事にして、ここでは、水越けいこさんのレコーディングとライブについて書いておこうと思います。

 ということで、けいこさんのレコーディングは5月5日に始まりました。メンバーはギターにライブでもおなじみの田口慎二くん、ベースに六川正彦さん、ドラムスに濱田直哉さんに、私のキーボードという4人です。もうすでに気心しれあった面々ですので、リラックスした感じで作業は順調に進んでいきました。

 まず初日には3曲のリズム・トラックを録りました。1曲目(仮タイトル/Again)は8ビートの80年代風のロック系で、明るさのあるナンバー。演奏的にはシンプルなアプローチでしたが、常に前進していくようなグルーヴ感を心がけました。
 リズム・トラックOK後すぐに、ギターを少しダビングしました。

 2曲目(仮/あなたがいた日)は70年代後半から80年代初期のAOR風のアレンジをベースにしているのですが、それを現代の「打ち込み」感覚で再構成する、というのを意識しました。リズム・トラックの段階でかなり当初の目論みは達成できたと思っています。それぐらい、皆さんが良い演奏してくれたということです。
 その後のギター・ダビングも盛り上がって、いいサウンドのかっこいいソロが録れました。

 3曲目(仮/About Me~たった数年)は3拍子で、真正面からワルツすることにしました。
 ベースはエレキで最初録りましたが、アコースティックに差し替えてもらい、ギターもガット・ギターを弾いてもらいました。ドラムスはブラシによるプレイでお願いしました。
 とは言え、私のピアノが一番キーになる部分だったと思います。

 この曲と1曲目は次の日(6日)にボーカル録りがおこなわれました。私は3曲目の方しかまだ聴いていませんが、これがすごく良い出来です。バッキング・ボーカルも効果的に入りました。その後は私が家に持ち帰って、少し編集して完成しました。この曲のみTDも今月中に終わりそうです。

 レコーディング3日目(7日)は、初日の良い成果を受けて、よりスムースな一日となりました。

 4曲目(仮/時)は、70年代初期のシンガーソングライター風で、ブルージーなメロディ・ラインが印象的な曲。ぐっと渋めのR&B風なアプローチでやってみることにしました。
 濱田くんのスネア等のナイス・チョイス、チューニング、そしてもちろん、ナイス・プレイによって初日以上に良いドラム・サウンドを得ることができたのが、実に幸運でした。

 5曲目(仮/モノクローム)は、ライブでも何回かやっている曲で、サウンド面では3曲目に近いのですが、出来上がりは全く正反対になる感じです。ここでも私のピアノが中心になりますが、ベースの六川さんのプレイも素敵でした。ボーカルはまだ仮ですが、それでもかなり感動しましたし、詞のスケールの大きさにも刺激を受けました。なので、その後はストリングスのシンセをダビングしました。

 アルバム収録予定の6曲目(仮/Reach)は打ち込みでのリズム・トラックを組んでから、アコースティック・ギターを中心に作っていく予定で、まだこれから。同じく7曲目となる曲は、もう一度生リズムで録る予定ですが、まだ曲自体をけいこさんが煮詰めている状況のようです。

 さて、予定のレコーディングが終わり、その後、私と田口くんは14日のライブに向けてリハーサルにのぞんだのでした。けいこさんを含め3人は疲労が溜まっている状況ではありましたが、たぶん高揚感の方がそれを上回っていたのでは、と勝手に思っています。田口くんはリハーサルから、実に意欲的で堂々たるプレイをして引っ張ってくれましたし、けいこさんもまたまたかなり刺激的な曲をチョイスして、相変わらずの攻撃的な姿勢を見せてくれましたから。

 で、2回のリハーサルを経ての本番、やはり初日、それも東京ですから、どうしても緊張感は強いです。が、私は最初の4曲、これは私と田口くんのみのバックでしたが、これですっかり集中できたし、今回のステージの意義とそれにのぞむ心意気みたいなものを強く感じる事が出来ました。大震災へのレクイエムとして位置づけた4つの曲には、それぞれに深い世界観があり、やっている方もずっと心動かされっぱなしでした。

 その後に、ベースの内田くん、ドラムスの春木くん、後半にはトロンボーンの福原さん、サックスの加藤さんが加わってくれ、多彩なけいこさんの音世界をより楽しく表現することが出来たのではないかと思っています。短い時間内で、たくさんの曲をこなしてくれたミュージシャンには本当に感謝です。また、余裕のなかった私ではなく、ブラスのアレンジをしてくれた福原さん、加藤さんにはあらためてお礼を言わねば。
 もちろん、細かい部分はもっと詰めなければならないかもしれませんが、初日としてはかなり良かったかと思っております。この感じで、6月の名古屋、京都、大阪も成功させたいです。

 渋谷DESEOにお越し下さったたくさんのファンの皆さん、おなじみの顔にも会えてうれしかったですし、いつものように盛り上げてくださり、心より感謝感謝です。この後も続きますので、どうぞ応援よろしくです。
 それから、気仙沼への義援金、予想を越えるような、とてもたくさんの金額が集まったとのことです。素晴らしい皆さんの行動にも深く感動しました。ありがとうございました。
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by harukko45 | 2011-05-16 03:05 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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