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3月20日夜

 このところ、ずっとネット上での情報集めに終始していると言っていい。主にtwitterを見ながら、情報元へ飛ぶわけだが、それらをTV・新聞が流している情報と比べたり、また逆にマスコミが流す情報が本当に正しいのかを、twitterでチェックする。
 こうしているうちに、自分が信頼出来る情報発信者、提供者がだんだん見えてくるようになる感じだ。私が今フォローしているのは、ビジネス系から堀江貴文さん、勝間和代さん、ジャーナリストの上杉隆さん、田原総一朗さん、政治家は民主党の原口一博さん、川内博史さん、自民党の河野太郎さん、といったところ。

 で、それらの情報やそこから得た知識をもとに、今自分が考えていることを書いてみます。

 まずは、2011年3月11日は、田原総一朗氏が言うように「第2の敗戦日」であったこと。だから、私たちは「3.11以前」と「3.11以後」をしっかり意識しなければならない。なぜなら、過去の経験則が全く通用しない状況(いわゆる「想定外」、実に都合のいい言葉だ)、地震・津波・原発事故という3つの大きな危機を同時に抱え込んでいるのだから。
 そして、2万人を越える(3万人もあり得る)多くの犠牲を払ったことと引き換えに、日本は大きな変革を迫られているのであって、自然との戦いに完膚なきまで敗れたことによって、全く新しい世界に否応なく歩みだすことになったとも言える。
 だからこそ、それぞれが国を想い、日本が一致団結してこの苦難を乗り越えなきゃならない。

 で、本来その先頭に立つべき政府は、この状況に対して極めて脆弱であることを露呈してしまった。彼らは「3.11」という日本の歴史の大転換をほとんど自覚していないように見える。だから、相変わらず過去の経験則の上でしか動けていない。今回のような未曾有の事態には、非常事態宣言や政令の発令などによる大胆な決断が必要だった。自衛隊の大量投入、アメリカ軍への支援要請が決定的に遅かったことは、まぎれもない事実。それが、救援と原発事故への対応のまずさにつながった。

 が、今は批判ばかりしてもしかたない。現場で動かれている人々はすごい。今日も女川町に救援物資を自ら届けた堀江氏のツイートでは、自衛隊が捜索活動をしながら、道路も復旧させていることに驚嘆していた。昨日のハイパーレスキュー隊の放水もそう、「フクシマ 50」と呼ばれる原発作業員もそう。だから、今は現場の奮闘努力に敬意と感謝を感じながら、応援することを第一としたい。
 現政権への責任追及は今後行われることは必至だから、その時にもう一度考えよう。

 とは言え、政府の発表は決して嘘ではない(そもそも責任問題に発展しないように質と量をおさえているので)と考えてよいかもしれない。だが、例えば原発事故の件に関して、ここ一連の様子をいろいろ見て行くと、海外メディアの方が暴走している部分があるのに、日本政府は訂正要求も抗議もしないので、それがいらぬ混乱とパニックを引き起こす要因につながっていると言える。私自身も、ついついアメリカ側の情報を信用しがちになるし(それだけ、日本のマスコミへの不信感がある)、チェーンメール等で危険を呼びかけるものが送られてきて、少なからず動揺させられるが、それでも、しつこく探せば確かな情報というものはちゃんと存在する。

 「勝間和代が読んでいるTwitterニュース」から入った烏賀陽弘道さんの頼れるどころか、もはや「有害」な日本の震災報道を読んだ。
 この中では、日本のメディアが「役に立たない情報の羅列」でありながら、15日火曜日の朝日夕刊の「最悪の事態に備えを」のように、科学的根拠のないキャンペーンを展開していることに落胆していることと共に、アメリカ・イギリス・オーストラリア政府の公式見解の概要を読む事ができる。

 で、重要なのは上の3国による見解で、内容はほぼ同じ。「チェルノブイリみたいな事故にはならない。なっても首都圏は安全だろう」「チェルノブイリ事故でも、人間が住めなくなるような危険レベルに達したのは半径30キロ以内」ということ。(「東京のイギリス大使館が発表した首都圏への放射線の影響」の日本語訳要旨はこちら

 この記事を補足する意味で「日本を見限る日本人、大量のパスポート申請」もリンクしておきたい。

 菅総理の演説には全く感動しないし、大本営発表のような枝野長官の会見にもうんざりしている。だがしかし、少なくとも彼らは嘘をついてはいない、と思う。そもそも、彼らは素人なのだから。嘘はついていないが、鵜呑みにはしない。

 勝間和代さんが提唱する「できる人が、できることを、できる限り」という「3D 運動」は、とても有意義な発想だと思うし、一人一人が今心がけるべきことだと思う。
 と同時に、これは常日頃、日本人が何気なくやってきた「さりげない献身」に通じるもの。そのことを思い出させてくれたのは、イギリス人ジャーナリストが書いた「日本の奇跡は終わっていない」を読んだからだ。私は、この記事に涙してしまった。

 上杉隆さんは地震発生直後の日曜日に5時間のラジオ番組を放送したとのこと、その時、被災地とつないで「今何が必要か」と総計したときに、1.「水」2.「情報」3.「歌」だったとのこと。ツイッターでリクエストを受け付けたら、おじいちゃんおばあちゃんも多いから「上を向いて歩こう」を流してほしい、と。また、子どもたちも被災しているから「アンパンマンマーチ」をリクエストされたという。音楽は助けになる。

 そして今、私達にできること。まずは義援金。それを少しでも長くつづけていくこと。
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by harukko45 | 2011-03-20 20:06 | 日々のあれこれ

3月19日夜

 今日は、ほぼ一日中、エキサイトがダウンしてましたなぁ。だが、昨日の広瀬隆さんの「危険な話/再び」とも言えるYouTube映像を見て、その怖い内容に刺激されて逆に、心が奮い立つ気分になった。何がどうかということじゃないけど、とにかく悔しい、と。このまま、日本が終わってたまるか、と。

 そんなこと思ってたら、早速、広瀬発言への反論・検証「広瀬隆氏『ニュースの深層 福島原発事故 メディア報道のあり方』での発言へのいくつかの修正」があって、これもとても興味深かった。いずれにしろ、こういった深刻な話を聞いただけで、すぐにパニックを起こすようなら、それは「情報弱者」なだけであって、ここ何回かのブログで私が自分に言い聞かせている「正当にこわがる」こととは違うのだった。

 そして、今日、福島原発の方では、1、2号機への送電ケーブル接続が完了し、また3、4号機は20日、5、6号機も数日以内に電気を受け取れる見通しとなったようで、これは本当に明るい兆しが見えてきた。もちろん、実際の冷却・循環システムなどが故障している可能性も高いから、そう簡単にはいかないだろうが、自衛隊・東京消防庁によって放水作業が安定してきたことにより、かなり前進したと思う。本当に、現場の皆さんの不屈な努力にはいくら敬意を表しても足らないだろう。

 アメリカのメディアでは3日ぐらい前から発信されていた、「50人の日本人作業員」の英雄的な働きぶりについて、ようやく日本でもその記事がのるようになったが、詳しい内容がじょじょにわかってくると、東電幹部の見通しの甘さと政府の初動の遅さが現在の状態につながっているのがわかって、実に悔やまれる。だが、それでも現場の命がけの奮闘で、ここまで持ち直してきたのだから、彼らの努力が無にならないように、政府は万全の支援をしてあげてほしい。そして、何とかプラントの制御が可能になり、事態が無事に収束することを切に願う。

 おっと、ここで放水活動をした東京消防庁の会見。フムフム。

 なんと、東京消防庁のハイパーレスキュー隊、すげぇじゃん。ちゃんと放射能対策部隊があるんじゃないか!それも、すでに福島原発のために12日から準備していたなんて。彼らが出動した日の石原都知事の会見を生で見たが、正式要請がある前から、現地に出動していたものの、引き継ぐ対応がなされずに、やむなく一度帰ったとのことだった(訂正しました)。その後に国から正式要請だなんて!
 が、とにかく、東京消防庁素晴らしい!これぞ、危機管理のプロの姿。頼もしかった。この後も引き続きお願いします。

 自衛隊も消防庁も現場は素晴らしい、道路や港を1週間もかからずに復旧させた建設関係者も素晴らしい。日本のマンパワーはものすごい。
 
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by harukko45 | 2011-03-19 23:20 | 日々のあれこれ

3月18日夜

 反原発論者のジャーナリスト、広瀬隆氏が昨日、BSニュースターに出演した際の映像がYouTubeにアップされたので、リンクしておきたい。

 彼の主張が全て正しいと思わないし、全てを鵜呑みにすることはない。だが、とても説得力があるし、我々がしっかり認識しておかなくてはいけないポイントを、ちゃんと指摘しているので、とても参考になる。その重要なポイントをしっかりつかんだ上で、彼の意見に賛成するかどうかを、自分で考えればいいと思う。だから、政府の会見やテレビで流し続けられている内容に、納得がいっていない人々は、一度見ておいたほうがいいと思う。

 それに、日本以外の世界のメディアの論調は、彼の意見とかなり近いのだ、ということもおさえておくべきだ。

 とにかく、とても怖い。だが、ここまで脅かされると、今日ずっと茫然と暗くなっていた気持ちが、逆に奮い立ってくるし、頭も冴える。

ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」
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(なんか、トラブル多いので、アドレスのコピーをはるだけにします)

 そして、今現在、原発のために最後まで残って働いている作業員達についての記事をリンクさせてもらう。
 最後の砦 50人の作業員

 日本のメディアではあまり大きく取り上げず、ニューヨーク・タイムズの記事から知る現実だ。
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by harukko45 | 2011-03-18 19:13 | 日々のあれこれ

3月18日昼

 大震災から1週間。目を覚ましてみると、衝撃のニュースが立て続けに入ってきて、それを読むにつれ、今は何もやる気が起きない。

 読売新聞
 原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る
 米軍450人放射線事故専門部隊、日本へ派遣へ
 日本政府は危機感欠如、不信といら立ち募らす米

 情報としてはすでに知っていたし、このブログでもすでに書いたことだけど、大手新聞に大々的に書かれてあると、さらに驚きと失望が増す。

 端的に抜粋すると、
「米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした。」
「米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、『米側の提案は時期尚早』などとして、提案を受け入れなかった」
「ウィラード太平洋軍司令官が記者会見で、『約450人の放射線被害管理の専門家の派遣を要請した。彼らは派遣命令に向けて準備中だ』と述べた。」
「米国は原発の上空に無人機を飛ばして独自の情報収集に着手している。」
「核専門家のエドウィン・ライマン博士が『日本は絶体絶命の試みを続けているが、もし失敗すれば、もう手だてはない』と指摘、放射性物質が大量に放出されて『100年以上にわたって立ち入れなくなる地域が出るだろう』との悲観的な見方を示した。」
「17日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、『日本の政治、官僚機構は、問題の広がりを明確に伝えず、外部からの助けを受け入れようとせず、動けなくなっている』『日本のシステムはすべてゆっくりと合意に達するようにできている』とする匿名の米政府関係者の分析を紹介し、国家的な危機に及んでも大胆な決断ができない日本政府へのいら立ちをあからさまにした。」

 さて、枝野長官は会見で、読売の「原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る」に対して完全否定している。

 アメリカの考えていることがすべて正しいとは言えない。が、日本政府への不信感は募る。はっきりしているただ一つのことは、事態は危機的であり、逼迫しているということ。

 もしも、アメリカの判断が正しければ、日本は地震・津波だけでなく、人災によって福島を完全に失うことになる。
 今やっている日本の作業は、客観的にみれば「決死隊」であり、第二次大戦末期の「特攻隊」的とも言える側面は否定できない。
 それでも、電力回復で制御できる可能性はあるかもしれない。それは奇跡と呼ばれるものになるだろうが。
 
 産経の「東電のバカ野郎が!」緊迫の7日間 貫けなかった首相の「勘」
 時事通信の「日本の原発耐震基準は時代遅れ」=IAEAが08年に警告か—ウィキリークス
を読むと、ますます落ち込む。

 そして、とどめに読売の使用済み燃料、共用プールにあと6400本を読むべきかもしれない。ここに来て、もはや笑うしかない。

 我々日本人は第二次大戦に敗れてから60年以上、いったい何をやってきたのか、ずっと思考停止だったのではないか、と自らを疑う気分だ。


 午後2時46分、黙祷。
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by harukko45 | 2011-03-18 13:12 | 日々のあれこれ

3月17日夜

 自衛隊と機動隊による福島第一原発3号機への放水が始まった。ヘリによる自衛隊の放水は強行されたが、機動隊の方は高い放射線量により、うまくいかなかったようだ(そして現在、自衛隊の地上からの放水も行われた)。被曝覚悟で決断し、決行してくれた自衛隊と機動隊の皆さんには心より感謝したいし、敬意を表したい。

 そして、その後のブリーフィングでの統合幕僚長、陸上幕僚長の堂々たる姿と、しっかりした受け答えに胸が熱くなった。細かい成果がどうのではない、まずはその決断をしてくれた勇気と使命感、そして隊員達の士気の高さに感動する。本当に久しぶりに凛とした日本人リーダーの姿を見た気がしたし、隊員達全員の高貴な精神が見事に報われるようにと、切に願うばかりだ。
 とにかく、この作業はまだまだ延々と続くかもしれない、とても困難な任務だ。電力が復旧し、冷却ポンプがすべて動きだすまで、被曝の危険と戦いながら、もっとも原始的なバケツ・リレーをして水をかけ続けるのとかわらないのだから。

 一方で、東電の作業員達は電力の復旧に全力を上げているのだろう。こちらもずっと困難な作業が続いているに違いないが、何としても、冷却機能の復活を成し遂げてほしい。

 本当に、現場の人間は常に頑張っている。それが日本人の素晴らしさ、心意気だ。あらためて心からお礼を言いたいし、応援したい。

 日本には残念ながら、信頼すべき強く賢明なリーダーが存在しない。実は、それはずっとそうだったのかもしれない。上が駄目だから、下のもの影のものが頑張って支える社会、そして不当な扱いにも文句を言わず、自分の仕事を責任を持ってこなす社会、それが日本だった。

 ようやく、政府ももろもろの救援対策の具体案を示し始めた。どうやら、この数日あまり報道はなかったが、もくもくと効果的な仕事を続けていたのは国交省のようで、今日になって被災地への輸送路がいくつか確保できるようになった。これは、すばらしいスピードだと思う。なので、これから物資と人の投入が一気に増え、救援活動は早まっていくと思う。
 また、アメリカ軍の「トモダチ作戦」が再開されたこともありがたい。太平洋側の港がいくつか復旧したので、海からの補給も進むだろう。また、仙台空港が軍関係の離着陸を可能にするほど復旧したことも驚きだ。あれだけの被害を受けていながら、1週間も経たずに、重要なポイントに輸送拠点を確保したことに、拍手を送りたい。

 誰かが言っていたが、これは戦争とかわらない。だから、すばやく効果的な作戦をたて、断固たる実行力をもってやり遂げなくてはならない。今まさに、兵站の道筋ができ、これで戦争に勝つための準備ができたのだ。
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by harukko45 | 2011-03-17 20:53 | 日々のあれこれ

もはや無政府状態

 菅首相や枝野官房長官は、原発問題の会見に頭が一杯で、他の事は全く見えていないのか。

 読売新聞での三つの記事。
「燃料なく運びようがない…避難所目前、物資の山」
「政府無策の6日…緊急本部、具体案示せず」
「輸送体制確立へ政府は指導力を…経団連会長」

 救援物資はたくさんある。企業、団体からたくさん届いている。だが、輸送がままならない。だから、各地のトラック協会が協力を申し出ている。なのに、政府が被災地から帰るための燃料の確保に策を講じようとしないため、断念している。

 また、東北自動車道は緊急車両用に開けられているのだが、そこを通るには許可証がいるとのこと、だが、物資輸送車がその許可証を取るのに時間がかかっている。お役所仕事をいつまでやっているんだ。日本国の大本営は全くの大バカか!

 現在、自衛隊が救援物資を運ぶようになったのは、経団連が直接自衛隊に交渉したからとのこと。官邸を通していては、一向に事態は進まないという判断だろう。

 もはや、無政府状態。

 ところで、とんでもない円高で現在1ドル=76円なのですが、この国には経済担当の大臣はいないのでしょうか。

 日本人は忍耐強く、規律正しいだと?ふざけるな。もういい加減、我慢も限界だろう。
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by harukko45 | 2011-03-17 06:31 | 日々のあれこれ

 私は今回の福島原発事故の問題で、ヒステリックに不安がっているわけではない。ちゃんとした科学的根拠を持った資料による解説とともに、原子炉内部の状況、それに対処する現場の作業の状況が出来るだけ知りたいのだ。
 それは、ほとんどの国民の思いではないだろうか。いちいち発表される放射能レベルにパニックを起こして怖がることはしないし、そのようになりたくない。ちゃんとした説明を聞けば、理解できるし、どんどん知識も増えて賢明な行動への手助けになるはずだ。

 つまり、過剰に怖がることはしないし、だからといって安易に楽観的にはならない。我々国民は現在起こっている事をしっかり見て、最悪のシナリオをちゃんと想定して理解し、その上で怖がる必要があるのだと思う。
 昨夜見ていたBS11の「Inside Out」というテレビ番組での討論で、前・内閣府原子力委員会委員であった評論家の木元教子さんの発言で、物理学者で作家でもある寺田寅彦の警句が紹介されていて、それが今の自分の心情にピタっと来た。

 「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、 正当にこわがることはなかなかむつかしい。」

 ちなみに彼の最も有名な言葉は「天災は忘れた頃にやってくる」かもしれない。

 現在のような大きなに危機に見舞われている日本で、偶然にも幸運にも被災していない一国民がしなくてはならないのは、「正当にこわがること」に違いない。

 日本政府も東電も未だにまったく納得いく説明をしないし、実際に何が起こっているのかを教えてくれない。「わからない」「想定外」にはうんざりだ。それにより、我々は今回の事故の現実とそれが引き起こす最悪のシナリオも十分に理解していない。
 が、アメリカでは専門家がきちっとした解説を各メディアでしており、実に明解であり、今後起こりうる最悪の状態を示している。それは不安とパニックを起こそうとしているのではない。ちゃんとした理解を元に賢明な行動を取る為にだ。

 さて、ネットを検索するうちにたくさんの情報にぶち当たる。例えば、冷却水もポンプも断った日本政府に愛想を尽かしたアメリカが直接自衛隊にアクセスしているという話もとびだしている。

 グアムにあるアメリカ軍の無人機を飛ばして、原子炉内の撮影するとのこと。また、送電線を一気に引いてきて、プラントの電力回復を試みるとの話も。また、IAEAの専門家やアメリカ軍が入ることで、今後は彼らからの正確なレクチャーが世界に発信されるであろう、との見解も。

 だが、すでに時はかなり遅く、もはやレベル6の被害はまぬがれないだろう、というのがアメリカとIAEA側の認識のようだ。
 その他にも、いろいろな情報があり、全てが本当かどうかはわからないが、少なくとも、日本政府や東電の会見を聞いていらだつよりも、少しは希望を感じられる。
 一方で、アメリカは原発から80km以内に入らないようにという指令も出した。

 日本の大手マスコミ、特にテレビは、被災者の忍耐強さや規律正しさを称賛し激励する海外メディアの様子を放送してきたが、この原発問題が深刻化するにつれ一転、日本政府への批判と悲観論が目立っていることを知らせていない。
 アメリカは元より、ドイツでも「日本政府は事実を隠蔽し、過小評価している。」として救援隊が帰国。メルケル首相も記者会見で「日本からの情報は矛盾している」と発言した。
 もはや、福島原発事故は深刻な国際問題にまで発展する状況だ。それをちゃんと認識していないのが、日本政府のみかもしれないのだ。これは、とても情けないことだが、一方で、ようやく真実を知る可能性が増えたとも言える。
 
 被災した方々が懸命に頑張っているのに、リーダー達が無能だと、すべてが台無しになるかもしれない。

 大前研一氏の3月13日収録の解説と提言をリンク。いちばんわかりやすい。

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by harukko45 | 2011-03-17 05:09 | 日々のあれこれ

3月16日

 福島原発は、極めて危機的状況にある。ここに来て、政府や東電の情報はあまり信用出来ない。なぜなら、彼らは放射能レベルが高すぎて、火災の消火にもいけない状態だからだ。確かに危険であり、決死の作業は続いているだろう。だが、そのことで事態は全く動かず、危機はますます大きくなっていくばかりだ。正直言って、この段階で東電に任せておくレベルではないのではないか。政府は非常事態宣言をだして、自衛隊の集中投入、アメリカ軍の全面協力を要請すべきではないのか。
 これは、全く持って暴言に違いないと思うが、現実に今原子炉内がどうなっているのかが、はっきり把握できない以上、たとえ高い放射能量ではあっても、被曝を覚悟で積極的に行動することを決断しなくてはならないのではないのか。
 そして、これまた暴言だが、今は何よりも、原発収束が最優先問題だ。これに国力の全てを上げてのぞまなければならないと思う。

 菅総理、非常事態宣言を出して、国として一元的に問題の解決に乗り出してほしい。枝野長官、国民に落ち着いて行動することお願いをしている段階ではない。
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by harukko45 | 2011-03-16 19:06 | 日々のあれこれ

大震災から5日目

 福島原発の問題は、ますます混沌とし、相変わらず詳しい状況はよくわからないまま、テレビでの原子力研究者・専門家達の予想解説を主に手がかりにしなければならない。
 
 政府は今頃になって、統合本部を設立して、政府主導で対策にあたる方針のようだが、そもそもこの時点まで東電という民間会社に任せっきりにしていたことが信じ難く、明らかに危機管理の甘さを露呈したものだ。
 IAEAやアメリカに対して、昨日になって支援を要請するのなら、もっと前からするべきであり、現にこの時点になるまでしてこなかったのだから、よほど東電の能力を信頼し切って、事態を楽観視していたとしか言いようがない。ましてや、11日の段階でクリントン国務長官が冷却剤を提供すると語っていたのに、日本政府は断ってしまったのだから、全くお話にならない。
 この期に及んで、東電幹部を怒鳴りつけている場合か。

 successさんのブログに、地震直後からアメリカ側は深く憂慮して問題点を指摘しているニュースが日本語訳されている。こちらにも引用させてもらう。
e-news.com
2011.03.11 「今回の地震で、日本の55(54)の原子力発電機のうち、11機がシャットダウン(機能ダウン=停止)された。そして、福島の第一プラント機のまわりの6,000人の住人がすでに退去した、と報告されている。福島第一原子炉の緊急事態は、『原子炉がセントラル(中央装置)と緊急時に使うディーゼルパワーが既に機能を失っており、数時間でパワー切れとなるバッテリーパワーに依存している』 と福島の原子力発電所に詳しい、以前日本視察をしたポール・グンター氏は語った。

氏は続ける。「バッテリーが尽きると、原子炉のReactor core (原子炉心)の照射核燃料がメルトダウンを始める可能性がある。 もしそうなれば、格納容器冷却システム(containment system)が、環境への壊滅的な放射能の放出が起こる可能性がある」

 この種の格納容器冷却システムは、悪評高い脆弱なデザインであると、ケヴィン・カンプ氏が語った。同氏は、日本で原子力発電に関連する講演を、最近開いたばかりである。」


 そして、東電の会見と枝野官房長官の会見の間に割ってはいってくる、経産省の原子力安全・保安院なる人々は何なのか?彼らも官僚であるならば、一応政府の一員のはずだが、どう聞いても彼らと内閣とに完全なる一体感は感じられない。そもそも、会見場に鎮座している彼らは科学者なのか?原子力の専門家なのか?
 菅政権がこれほどまでに楽観的でいたのは、保安院の責任者の「絶対にチェルノブイリ(原発事故の二の舞い)はあり得ない」との言葉を信じたからのようだ。「チェルノブイリは越えられないが、スリーマイルを越える」、これが現在の最も考えうる現実だ。
 
 日本にだって、もっと優秀な専門家がいるのではないのか?テレビで解説している学者や教授達では力にならないのか?(どうやら、現在、このような事態をレスキューできるのはアメリカ軍の核防護隊のみだとの話も聞いた。彼らは三陸沖の空母ロナルド・レーガンで待機中との話も。)

 とにかく、アメリカによる「トモダチ作戦」もこの核問題にめどが立たないと機能しない。母艦からヘリコプターで、各避難所に救援物資を大量に輸送する作戦は、ヘリコプターに放射能汚染が確認されたことで中止されてしまったからだ。
 これ以外にも、自衛隊だけでなく、外国からの援助隊やボランティアの民間人達を、人体に影響はないといくら言ったって、汚染の可能性がある地域にどんどん送ることなどできないではないか。
 だからこそ、原発問題の収束は急務なのだ。メンツやら覚悟やらはいらない。世界の支援を感謝して受けて、問題解決を急ぐことこそがリーダーの決断だろう。

 それにしても、マスコミ各社がキャスターを僻地の避難所に派遣して「深刻な状況」を放送できるのだから、何で救援物資の輸送がなかなかままならないのだろうか。それに、被害のない地域での市民の不安からくる「物の買い占め・買いだめ」は、救援を求める避難所の現状とは別世界に感じてしまう。終戦後最大の国難であるのだから、必要に応じて、国による政令等で救助と支援を最優先にするべきではないだろうか。(この点のみ、石原東京都知事の意見に賛成だ)
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by harukko45 | 2011-03-15 20:07 | 日々のあれこれ

福島第一原発

 11日の大地震、それにつづく大津波によって、私達は未曾有の被害惨状を目撃する事になった。今後もとんでもない数に膨れ上がるであろう犠牲者、被災者のことを思うと、ただただ茫然自失の状態になってしまう。

 が、しかし、ここにきて、もっととんでもない事態が迫りつつあり、菅政権と東京電力の無能さが引き起こした二次災害が、大きな災厄への広がりを見せるのではということに、強い不安と怒りを感じ始めている。
 それは当然ながら、一連の福島原発の問題であり、震災直後からずっと注視してきて、何とか収束してほしいと強く願ってきたことだ。
 12日午後にあった第一原発の1号機の水素爆発映像を見たショックは、大きな絶望感を抱かせる瞬間だったものの、その後の会見等でまだコントロール可能であることが分かり、逆に希望を持って担当する技術者の皆さんを応援する気持ちで一杯になり、現民主党政権もこの難関を乗り切る事で、少しはまともになるかと期待した。しかしながらこのままでは失敗する可能性が高い。今回の大惨事は菅政権にとっては回復への千載一遇のチャンスだったかもしれないのにだ。(この比喩は震災の被害者達には大変無礼な使い方ではあるが、失礼を承知で言いたい)。

 昨日の11時における3号機の水素爆発でも、一応冷静な気持ちを保った。その後の海水注入による作業が進み、冷却がうまく行っているような情報だったからだ。
 だが、2号機における対応のバタバタ、特に海水注入用のポンプの燃料切れによる、2度目の燃料棒全体の露出などはほとんど人災ではないのか。これにより、格納容器内の圧力を下げるために、放射性物質を高濃度に含む蒸気の外気への放出しか手がなくなったのだ。(ただ今、東電の会見があり、圧力容器の弁を開けることに成功し、水を注入できるようになったが、それでも水位が上がらないとのこと。つまり、相変わらず燃料棒はむき出しであり、非常に危機的な状態であることは変わらず、その原因もわからないとのことだ)

 私は専門知識が乏しいので、ちゃんと説明はできないが、それでも、最悪の事態が近づきつつあるように思える。現場の技術者達の奮闘は大変なものであると思う、が、このままうまく収束できないのであるなら、そもそも東電と経産省に原発を管理する能力があったのか、との思いを消す事はできない。また、ここに来てのあやふやしたブリーフィングでは、肝心の情報を政府と東電が隠しているのではないか、との疑いまで沸き上がってくる。

 昨日から始まった計画停電実施に対しても、多くの国民はちゃんと受け入れて少しでも被災者の苦労を分かち合うつもりに違いない。だからこそ、初日のドタバタぶりも大目に見るしかないと思っていた。だが、今や彼らを信頼して付いて行っていいのか、大きな不安を抱がざるを得ない。

 菅首相の中味のない政治ショーにはつきあっていられないのだ。
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by harukko45 | 2011-03-15 04:55 | 日々のあれこれ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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