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 安倍なつみさんのツアーもいよいよ折り返し点、一昨日広島、昨日福岡を終えました。いやぁ、このシリーズは実に楽しかった。それと、すごく驚いたのがファンの皆さんが前半と後半で、きっちりとノリをかえていた事。具体的には前半はじっくり聞く態勢、そして後半は思いっきり爆発して楽しもうという形が、自然と成立していましたね。安倍さん自身は広島の1回目はその変貌(?)に一瞬戸惑った部分もあったそうですが、すぐにこれはファンのみんなが一緒にコンサートを作っていこうと意識してくれているのだと理解したのでした。

 だから、広島の2回目、なっちのハイテンションぶりは強力でした。"OLの事情"が最後の曲って勘違いするぐらい夢中になって歌って踊ってしまったそうです。でも、もちろんそこで終わったわけでなく、その後はナチュラル・トランス状態とでも言うか、まさに「ウワーッ」って盛り上がったのでした。
 コンサート以外でもお好み焼きも食べたし、おいしいラーメン屋さんにも行けたし、夜は地元の人たちと楽しいお酒が飲めて、すごく広島を堪能してしまいました。

 そんでもって福岡に参上。会場のイムズホールはとてもいい音響でした。適度な残響があり、まさに今回のメニューにうってつけだったと言いたい。なので、このツアー中で最高の音・バランスでやれたとスタッフが語っておりました。
 もちろん、ステージ側もやりやすい環境で演奏を楽しめたので、当然、その出来も良かった。1回目からかなりいい内容だったと思いました。気分的にも広島での盛り上がりを引き継いだ感じで、ずっと高揚した気持ちを持続していたのでしょう。個人的にはラストの"空Life Goes On"の安倍さんの歌にウルっときてしまいました。ここ最近、この曲での彼女は実に良いです。

 そして2回目は特に前半、すごくいい内容だったと思います。弱音でやる部分をうまく生かすことができたので、音楽的に深みが増したのでした。後半は、このシリーズ最後ということもあり、少し盛り上がりすぎな部分もあったかもしれませんが、気持ちはとことんイケてたと思い満足しています。"大人へのエレベーター"あたりでは久々に「根性」とか思い出すような気分でした。最後は気持ちですなぁ、やっぱ。

 というわけで、かなり気持ちのいい状態でこのシリーズはやり遂げられたと思います。会場に来てくれたたくさんの皆さんにはますます感謝感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました!
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by harukko45 | 2009-07-13 15:29 | 音楽の仕事

 もう昨夜になってしまいましたが、キマグレンのお二人がプロデュースしている逗子海岸にある海の家ライブハウス「音霊OTODAMA Sea House」での安倍なつみさんのライブをやってきました。いやぁ、会場は始めて体験する感じの独特な世界があり、とっても素敵だったけど、昨日はそれよりも集まってくれたファンの人たちのエネルギーが凄かった。予想以上の凄さにのっけから完全にカウンターパンチをこちらが食らってしまったのでした。簡単に言えば、客席からのエネルギーで、我々の音はかき消されてしまいそうだったのです。

 それでも、この日の「七夕」ライブに人一倍熱意を持っていた安倍さんは、少々引き気味だったオヤジ三人組を奮い立たせて堂々たるライブをやりきりましたね。新潟では台湾帰りの疲れもあり、ほんとにクタクタだった彼女ですが、今回はかなりの興奮状態でしたよ。それだけ自分の中で手応えがあったのでしょう。
 一方のバンド三人組、特にキーボードの私は自分の出来の悪さにシオシオになっておりましたが、「いろいろあったけど、でも、よかった!」「フラっと崩れそうなところもあったけど、すぐに再びググっと結集していく感じが伝わって感動した!」ってなっち本人から興奮気味に言われて、こちらとしては少し救われたかな。ありがとうです。
 
 とは言え、反省しなきゃならないところはいろいろ。確かにメニュー変更があり流れに慣れていなかったけど、それでも今ひとつスペシャル曲がこなれていなかった。やはり、「モー娘。」時代の代表曲とも言える"せんこう花火"はもうちょっと良くなるはずだったのだけど、始めての本番ではなかなかそうはいかなかった。
 もう一つの"恋のテレフォンGOAL"は会場中が大盛り上がりしてくれたから良かったけど、こちらもあまりエラそうなことが言える出来じゃなかったな。とにかく、熱くなりすぎでイキオイ任せになってしまったことに反省です。
 そんなこんなで、少々集中が散漫だったために、"空Life Goes On"のイントロで大ドジふんじまった。これはただのバカヤローでありました。全ての皆さんに陳謝します。本当にぶちこわしで申し訳ありませんでした。深く深く深く反省しなくてはなりません。

 と同時に、いろいろと事件やミスがありながらも、それでもある意味こちらの結束力を強めるようなイベントだったとも思いました。ツアー佳境のこの時期に「スペシャル」と銘打って、これまでのコンサートの流れを急に変えたのは、最初は深い意図はなかったのでしょうが、結果として大いに刺激になりました。この後のコンサートツアーへの意欲というものがフツフツと燃え上がっていくきっかけになったと思っています。
 だから、これはひょっとすると、このところ調子が上がって少しいい気になりつつあったのを、もう一度気を引き締め直す薬だったとも思えるのでした。

 もちろん、これはやり手側の一方的な考えで、楽しみに集まった皆さんにはとっては実に迷惑な話でしかありません。「オヤジの戯言」としてどうぞお許しください。
 とにかく、わざわざ逗子海岸にまで足を運んで、今年最高のパワーを示してくれたファンの皆さんには心より感謝の言葉を贈らねばいけません。本当に、君らは凄い!
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by harukko45 | 2009-07-08 01:18 | 音楽の仕事

安倍なつみ/新潟LOTS

 安倍なつみさんのツアー5カ所目、新潟LOTSでやってきました。2ステージやって日帰りは悲しかったし、だいぶ疲れますねぇ。「だって生きてかなくちゃ」のサビ歌詞が身にしみる?ってか。

 岡山に続いてライブハウスでのパフォーマンスになったわけですが、ステージ上の音響は岡山に比べてむずかしかったです。かなり落ち着いた音でとてもやりやすかった岡山に比べて、今回は会場からの反響音がかなりあり、そのため他のメンバーの生音が聞きづらく、どうしてもモニターに頼る感じになってしまったのでした。とは言え、あまり大きな音でモニターするような内容ではないので、その辺のバランスがとりにくかったのでした。本番では特にヴァイオリンなど生楽器を扱うツルさんは非常やりづらかったでしょう。
 なので、細かいバンド内でのやり取りや繊細な部分等は、「たぶんこうであろう」的な思いでやっていて、耳で聞きながらというより、脳全体で感じながらアンサンブルしていくというものでした。

 それでも、本番が始まってしまえば、知らず知らずに燃えてしまうサガと言うか、そこが音楽をやる楽しみであるわけですが、ミュージシャンの頭は至極単純にできているとつくづく感じます。

 さて、そういった問題はあったものの、前半の落ち着きから後半の「上げ上げ」への流れは昼夜共にスムースだったと思います。何か時間があっという間に過ぎ去る感覚でもありました。大きなトラブルもミスもなく、内容について各自がかなり体得してきた状況になったと言えるでしょう。
 ちょっと斜めな言い方ですが、今後はこれがマンネリになるか、次の段階に入るか、面白い時期にさしかかってきたと思っています。もちろん、進化に向けて頑張るわけですが。

 それと、8/1の新宿と8/8の河口湖はスペシャル的な意味合いが強いので、現在の4人だけのツアーは7/26の浜松がラスト、個人的な思いは真のツアー・ファイナルはそこだと思っています。ある意味、今回のツアーで私が強く感じた「コアな」部分、それは安倍さん自身のものと、ファンの皆さんのもの、そしてそこにミュージシャン達がどこまで共鳴しあえるのか、それがすごく興味深いのです。たぶん、その事の結論みたいなものが出るのが浜松なのかな、と考えているのでした。
 
 というわけで、この後もファンの皆様、どうぞよろしくです。そして昨日、新潟の会場に来てくれた皆さんに心より感謝です、ありがとうございました!
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by harukko45 | 2009-07-05 15:44 | 音楽の仕事

 安倍なつみさんの大阪、岡山4ステージを終えて帰ってきました。いやー、なかなか面白かった。細かいところはいろいろあったけど、内容的にはそれぞれ良い出来だったと思っております。とにかく両会場ともに、熱気が凄かった。それは場所の室温やら照明の熱もあるけど、それプラスお客さん達の「気」がものすごかったことが大きい。特に岡山はキャパ200ぐらいのライブハウスだったので、その小さなスペースからはみ出してしまうような観客席からの大きなオーラを感じました。
 しかし、それを一人でガッチリ受け止めてパワーに変えてしまう安倍さんはさすがでしたね。とは言え、岡山の2ステージ後には彼女もどっとへたり込んでしまうほど消耗していました。それだけ4回のステージをやりきったという証でした。

 一昨日の大阪1回目は、まさに初日の再演とも言えるような緊張感が漂って、多少固い表情ではあったものの、一つ芯の通ったしっかりとした流れは崩れることがなかったので、「いける」という気分になりました。なので、1回目よりもリラックスしてのぞんだ夜の部では、メンバー・スタッフともに満足感のある充実した内容になったのでした。
 大阪のお客さんは昔からどんな現場でもノリがいいんだけど、やはりここでもいい感じでステージを盛り上げてくれました。「のせ上手」というのが関西人の素晴らしいところです。

 翌日、大阪での高揚した気分そのままに岡山に移動。ただし、先ほども書いたように会館ホールから一転してライブハウスだったので、その空気感の違いに多少不安もあったわけですが、本番が始まってしまえば、怒濤の展開で一気に畳み込んだってところでしょうか。
 1回目は本当にステージ上が暑かったので、何とも言えない酸欠感(?)で、逆にテンションが上がる(?)事態となり、いろんなところでいろんなことが起きながらも、どれもこれも「面白く」感じてしまうステージでした。ナチュラル・ハイとはまさにこれですよ。
 安倍さんのハイ・テンションぶりは相当なものじゃなかったかな。もう何でもOK、イッてしまえ!って。
 
 で、夜の部はいくぶん冷房が効いてきたのか(?)、この状況に慣れたのか、だいぶ楽になりましたが、それでもかなり高めのテンションでぶっ通したのでした。アンコール最後の曲では個人的には曲に入り込んで夢中になりすぎたきらいがあったけど、あの時はそれで正解だったようにも思います。とにかく、何もかもとことんやり切りたいっていう気持ちを抑えられなかったのですから。

 というわけで、ひょっとすると荒っぽい部分があったかもしれない岡山でしたが、その分観客席との一体感はこれまでで最高のものだったのではと感じたのでした。

 とにかく、この2日間はとっても充実した時間となったことをうれしく思います。両会場に詰めかけてくれたファンに皆さんには心より感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。
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by harukko45 | 2009-06-22 16:53 | 音楽の仕事

安倍なつみ/大阪&岡山

 今日から安倍なつみさんの夏ツアー再開です。今日大阪、明日岡山で本番があるのでした。前回から2週間あきましたが、また新鮮な気分になっている感じで何かとっても楽しみな気分であります。

 大阪・岡山の会場に来てくれるファンの方々、大いに盛り上がって一緒に楽しみましょう。皆さんの期待に応えられるように精一杯頑張らしてもらいますので、どうぞよろしくです。
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by harukko45 | 2009-06-20 00:58 | 音楽の仕事

 安倍なつみさんの夏ツアー2日目、関内ホールでの2回公演が終わりました。ゲネプロから3日間連続でのステージにメンバーもスタッフもかなりヘトヘトではありましたが、皆の頑張りでやりきったってところでしょうか。
 私の感想としては、前日までの会場に比べてステージ上での音が聞きやすく、例えばツルさんのヴァイオリンやアコーディオンがほぼ生音で聞こえてくるといった状態はとても好ましく、リハの段階からやろうとしていた室内楽的なアプローチが自然に出来たように感じました(それは主に前半です)。
 また、初日を終えてのいい意味での力の抜け具合、それはひょっとすると体が疲れていることで、無駄な力が入らなかった状態だったのか、安倍さんをふくめステージ上の4人が皆同じようにリラックスしていたのが、全体にいい結果に結びついた気がしています。

 特に昼の部はいい出来だったと思っています。集中力とリラックスが適度にバランスが取れていたのでした。夜はさすがにフィジカル的な余裕がなく、後半は少々力技になった部分もあったかもしれません。もちろん、ミュージシャン・サイドが感じた「良い悪い」が決して客席側でのそれにイコールではないのですが。

 さて、ここまで4回のコンサートをやってきましたが、ファンの皆さんには賛否両論があるようです。当然、すべての人が満足することは不可能なので、どんな場合でも批判的な意見はあるはずだし、逆に全くない方が気持ち悪い。それこそが「贔屓の引き倒し」というもの。ファンが辛口であることは実に良心的で健康であると考えます。
 ただ、いくつかの点でこちら側からも発信しておいてもいいのでは、とも思ったので、いつもならすべての公演が終わってから伝えるべき内容ですが、あえて少し書いておきたいと思います。

 たぶん、3人のミュージシャン、それもリズム・セクションのないコンサートのイメージは今回の場合、前半の内容が比較的抵抗なく合致するでしょう。ただ、ヴァイオリン、アコギ、ピアノという楽器編成により、室内楽的色合いがとても強くなったので、それを生かす意味で、大きく曲のアレンジをいじくるより、オリジナルにある大事だと思われるフレーズを3人でうまくアンサンブルさせることに重点をおきました。ヴァイオリンとアコギでユニゾンしたり、ハモったり。ヴァイオリンがトップでメロディを弾き、その内声部分をピアノで受け持ったり、アコギとピアノでアルペジオをからませたり。ボーカルのハモ・パートをあえてアコーディオンでとったり。
 こういったことは、何度も聴きこまないとわかりづらい部分かもしれませんが、我々ミュージシャンの立場では、リズム・セクションが入った場合とは全然アプローチが違うのでした。

 ですから、アレンジがオリジナルとあまり変わらず、もっと大胆な遊びが欲しかったという指摘も理解できなくはないけど、今回は「外身を変えずに、よく見たら細かい部分にこだわりの装飾が施されている」というのを目指しているとお話しておきます。

 それでも、この前半で3曲ほど、比較的控えめに打ち込みによるリズムを使っているのは、安倍さんが「聴き手を飽きさせないような工夫」を希望していたからで、小編成のアコ・サウンドによる単調さを出来るだけ回避したいという意図を汲んだものでした。結果として、中盤までは打ち込みと生とのバランスはいい形でまとまっていると思っています。
 また、ほぼオリジナルに近いアレンジの中で、唯一ちょっと変えてあると言える「甘すぎた果実」ですが、これはバロック風とタンゴ風とハバネラ風が順番にやってくるようにしたもので、今回の編成ならではの内容なのですが、観客の皆さんには原曲のディスコ・ビートのイメージが強いせいか、どうしても手拍子が起きてしまうので、全体としてはスケールアップしてしまうのでした。これはこれでありですが、我々の最初の意図はもっとミニマムな世界観でした。

 さて、前半だけでの話が長くなってしまいましたが、実は後半、打ち込みがずいぶんと幅を利かせてくる部分の方が批判がより多いような気がします。「演奏者のいないコンガ音が聞こえてきて、カラオケのようだ」「カラオケ使うのならば、3人のミュージシャンはいらないのではないか」「これでは、進化どころか昔のナッチコンに戻ったようだ」との指摘は「なるほど」と思うところもあり、するどくポイントをついていると思います。
 コンサート後半で盛り上げる曲をやるために打ち込みを多用しているのは、前に書いたように、ご本人の「飽きさせないように」という思いがまず一番であり、それが退化のイメージに結びつくとは考えていませんでしたし、カラオケ的になることは出来るだけさけるよう(これは当初より皆が意識していたこと)に注意して、リズム・トラックを作りました。が、それでも楽曲の性格上、音数は多くなっていったのは事実です。

 ですので、「いないミュージシャンの音がする」などはその通りなのですが、それでもかなりの部分を演奏している3人の存在感が薄くなっているようなら、それは我々の方の敗北でありますので、スタッフを含めた全員の課題と言えるでしょう。ただ、今の状態で「とても楽しい」と喜んでくれている方々も多く、またステージ上での安倍さんの頑張りぶりを毎日見ていると、決して「サービス意識に欠けている」とはとても思えないので、この辺は外からもっと大きな視点でプロデューサーに判断をしてもらうしかないでしょう。

 さて、まだまだいろいろあるとは思いますが、次の大阪まで少し時間があるので、私ももう一度もろもろを整理しておきたいと思います。
 とにかく、関内ホールにお越し下さったファンの皆さんには深く感謝します。ありがとうございました!
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by harukko45 | 2009-06-08 04:04 | 音楽の仕事

 安倍なつみさんの夏ツアーの初日を終わって、帰宅しました。昨日の同会場でのゲネプロをふくめてぶっ通しでのステージでしたが、そのかいもあり、大きなトラブルもなく無事に終えることができました。昼夜と会場に駆けつけてくれたファンの皆さんには、いつもながらの大きな声援に感謝であります。やっぱり、客席からの盛り上げで、こちらのテンションもかなり上がるのをあらためて確認した次第です。どうも、ありがとうございました!

 個人的にはちょっと熱くなりすぎて、凡ミスがあったりしたのを反省しなくちゃいけないけど、まずは初日を乗り切ったことで一安心の気持ちです。

 それでは、明日も横浜関内でのコンサートがありますので、もう一度気持ちを高めて頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくです。
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by harukko45 | 2009-06-06 22:16 | 音楽の仕事

 先月末から安倍なつみさんのツアー用のリハーサルが続いていたのだが、その合間をぬってというか、5月30,31日に九州熊本の水俣にて、あるイベントに参加した。これは、かぐや姫/風で有名な伊勢正三さんがプロデュースしたコンサートで、伊勢さんとともに、尾崎亜美さん、山本潤子さんというそうそうたるメンバーにまじって、安倍なつみさんがオープニングアクトをつとめたのでありました。

 正直、ツアーのリハ中にいきなり野外ライブということで、当初はとまどいもあったものの、実際にはコンサートツアーの初日前に、短い時間ではあっても、新しいレパートリーとアレンジで本番が出来たことは我々にとっては良かったように思う。
 やはり、今やっていることへの自信みたいなものが、少しつかめたことが何より大きかったかな。
 とにかく、全体としてはトラブルなく、いい流れでオープニングをこなせたと思う。
一応、セットリストをご紹介。
 m1.くちびるで止めて 2.息を重ねましょう 3.踊り子(地元水俣出身の村下孝蔵さんの曲) 4.大人へのエレベーター 5.微風
 でありました。

 我々の30分のステージの後、伊勢正三さん、尾崎亜美さん、山本潤子さんの豪華なコラボによるステージとなった。
 やはり、伊勢さん、亜美さん、潤子さんのソロとコラボによるパフォーマンスは本当に素晴らしく、その音楽性の高さには改めて感動させられたし、大いに刺激を受けたのでした。まさに、名曲オンパレードと名歌唱の数々に酔いしれた。
 また、バッキングに加わっていたサポート・ミュージシャンの方々も素晴らしい人たちばかりで、ベースの小原礼さん、ギターの井川恭一さん、キーボードには細井豊さんと強者がそろい、我らがなっちバンドもギターに徳武さん、バイオリンに都留さんですから、相当レベルの高い布陣であったことは間違いありませんな。

 特に私は個人的な観点から、同業者であるキーボードの細井さんのプレイぶりに大いに感動させらたし、すっかり大ファンになってしまった。彼はセンチメンタル・シティ・ロマンスのメンバーとしても有名な方だけど、このようなサポートの仕事での演奏も本当に凄いです。
 一言でいって「マジシャンのような人」とも言えるが、何しろたった一人で多彩なキーボード・サウンドを使い、それを絶妙で完璧なバランスでコントロールしきっていたのだった。そのために、彼の足下にはボリュームペダルが6つ(7つも場合もあるとか)並び、それを右足だけで操作。ピアノ系のサスティーン・ペダルは左足で踏んでいるのだった!おまけに、ドラムマシーンのオンオフも曲中で行いながら、コーラスもやるし、曲によってはアコーディオンやハーモニカ、そしてサックスまで演奏するというから畏れ入った。
 そして、何より感心するのは、一つとして意味のない音がなかったこと。いろんなことをやっていても、曲自体をしっかり把握して、共感しているのが感じられたし、だからこそ、彼の演奏を見ているのが実に楽しかったのだった。
 
 いやぁ、まだまだ勉強になることは多い。細井さんのようなプレイはとてもじゃないができないが、彼の音楽への真摯な態度と熱意ある取り組みには見習わなくてはならないことばかりだった。素晴らしい刺激いただいたと感謝しているのでした。

 さて、そんな充実した九州の旅を終え、安倍さんのリハも残すところ一日のみ。今週末の初日に向けて気持ちをどんどん高めていきたいと思います。

 
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by harukko45 | 2009-06-02 02:23 | 音楽の仕事

安倍なつみin大阪

 安倍なつみさんとの「春の微風」ツアーは昨日一昨日の大阪2daysをもって無事終了しました。いやぁ、リハが始まったのが今月3日ですから、その後2週間弱で全行程を終えるという、実に効率のいいツアーでした。
 もちろん、効率性だけでなく内容の方も、昨年秋の「Angelic」からもう一歩進んだ成果が得られたと感じています。これは短期間でも少ない人数で蜜に時間を共有できたからということが大きいのだと思います。
 それと、会場がすべてライブハウス・クラスの規模だったので、ステージ・サイドのリラックスして楽しんでいる雰囲気を、観客の皆さんにもダイレクトに伝えることができたのでは、と思っているのでした。
 そして、いつもながら熱い反応をこちらに返してくれるファンの方々には心より感謝です。

 さて、またセットリストにそって、振り返っておきたいと思いますが、今回は「Angelic」と大きく違う点として、アレンジや構成、演出等へのこだわりよりも、自然発生的なバンド色の強いアプローチがテーマだったので、基本的には各ミュージシャンの感性に任せる部分も多く、今回の4人ならではのサウンドに、リード・ボーカリストとして「なっち」が乗っかって、ライブを引っ張っていったと言えるでしょう。

 m1.スクリーン
 とりたててオープニングを作る事もなく、ミュージシャンが登場して、すぐにボーカリストも登場、皆でOKを確認したら1曲目という始まりは、我々には普段通りですが、これまでの「なっちコンサート」の形に慣れている方々には意外だったかもしれません。
 この曲は、昨年の段階では出来立てホヤホヤの新曲でしたが、もはやずいぶん手慣れた感じの安定した音になっていて、全員に変な気負いがなく、まさに「自然に」演奏が始まったのでした。
 CDで聴くストリングスのアンサンブルによる間奏は、今回も徳武さんのギンギン・ソロにしました。ただ、CDアレンジの最終完成版で新たに加わっていたフレーズやリズム・パターン等は随所に取り入れました。だから、微妙に「Angelic」バージョンとは違っています。

 m2.スイートホリック
 原曲は、切ない詞でありながら明るいポップな曲調で、Aメロでのラップっぽい部分も面白く、なかなか聞き応えのある作品。全体のサウンドもなかなか派手な仕上がりでしたが、今回はあえて生ピアノと徳武さんのアメリカ南部色の強いギターをフューチャアして、シンプルなサウンドでやってみました。
 たぶんこの曲の場合は、4リズムでアレンジの「骨組み」だけで演奏しても十分耐えうる楽曲だし、中に潜む面白さがより明快に聞こえてくるのではと思ったからでした。
 また、ところどころはっきりしない仕掛けや、いま一つスムースに流れない部分を整理しました。それにより、各自が「遊びやすく」なったとでも言いますか、より即興的な部分も増えて、個人的にも毎回すごく楽しい演奏になりました。

 m3.愛ひとひら
 元々のアレンジが比較的ジャズっぽいし、セッション向きだったので、今回のバンド・サウンドで無理なく演奏できた曲でした。ですが、細かい部分では修正を加えさせてもらいました。この辺は実際に演奏しながら気づいた点を、皆で話し合いながらじょじょに変えていきました。

 m4.恋の花
 「Angelic」ではそれまでのアコースティック・バージョンを踏襲した形でしたが、今回はオリジナルにかなり近い演奏になりました。個人的にはこのオリジナル・アレンジは良く出来ていて好きです。ただし、このテンポは速すぎる。なっちさんご本人からもテンポを少し落としてほしいとのことでした。でも、あまり遅くしすぎると、このアレンジの良さは消えてしまう、ちょっと微妙なあたりでした。で、今回の演奏になりましたが、4人だけでも原曲の派手さやアジアン・テイストの楽しさはうまく表現できたのでは、と満足しています。

 m5.東京みちくさ
 m2からm4まで、BULGEプロデュースの作品が続いて、そのポップでライトな感覚が心地よいわけですが、続けてつんく氏プロデュース作品となると、その曲調に独特のエグさが加わって、やはり納得させられる部分が多いです。
 割と何の変哲もない、かつてのフォークソングや歌謡曲のような曲ですが、なんとなく心に響く部分があるというか。この辺はさすがだと思いますし、なっちさんの個性にもよく合っていたということでしょう。

 m6.ちょっとずつね。
 そういった意味合いから、続くこの曲もいかにも「つんく」らしい佳曲でしょう。サビの「ちょっとずつ、ちょびっとずつ」「ちょっとずつ 幸せ感を」なんて歌詞はすごく惹かれます。CDでは割とリズムをかちっと強調してAOR色を出していましたが、今回はアコギと生ピアノを生かすように、かなり抑えたアプローチにしました。それで、大人っぽさと危うい心情もより深くなったのでは、なんて思っているのですが。
 
 m7.息を重ねましょう
 「Angelic」では贅沢にもインストでつなぎ曲として使っていたシングル曲でしたが、今回は晴れてちゃんと演奏できました。それにしても、ダンスホール・レゲエ的なリズム・パターンはCDよりもライブの方がより引き立つ気がします。CDバージョンに少々かけていたアグレッシヴさを今回うまく引き出せたのでは思っています。
 それと何度やっても冒頭のドラム・フィルインからピアノ・メロが入るところがたまらんです。ただし、初日の浜松1回目では私が裏表が逆になってしまいヒヤヒヤでした。そういった意味でもスリリングで面白かった?

 m8.さよならさえ言えぬまま
 "スクリーン"とのカップリング曲で、スクリーンの続編とも言える内容とのことで、なっちさんもかなり思い入れを込めた楽曲でしたし、全員にとっても新曲だったので、一番リハを重ねた曲と言えます。
 私の意識としては、"スクリーン"とこの曲だけはCDの世界にそって、キチっとやろうと思っていました。それが、他の曲との違いにもなって良かったのではと感じています。それと会場からの反応は"スクリーン"以上に大きかった気がしました。

 m9.ヴァンサンク(27バージョン)
 ヴァンサンクというのは25のフランス語だそうですが、今回は27歳のニューバージョンをベースにやりました。
 正直この曲は、メロディがあまり引っかからずに流れて行ってしまうし、コードも頻繁に変わるので演奏での変化をつけにくい感じです。しかし、歌い手としては詞の内容をじっくりと聞かせたいという気持ちになる曲なのだと思います。だから、歌のじゃまをしないように、それでいて平坦にならないようにと心がけました。
 だが、もうちょっと何とかなるのでは、とも思います。今後28,29...と続く作品として、次回はより工夫したいとも感じています。

 m10.甘すぎた果実
 この曲はm2の"スイートホリック"とともに、今回いい意味での裏切りとも言える演奏になったのでは、などと勝手に思っています。とりあえず、自分にとってはかなりのめり込んで演奏できた曲になりました。
 CDでのストリングスやシンセなどによるゴージャスな音作りでなく、それらのフレージングを生ピアノ一本に集約し、キラキラしたサウンドを排してザックリした感じになったことで逆に力強さが出てきたとも言え、よりライブっぽかったのではないでしょうか。
 ところどころ、ワルノリして荒っぽくなった部分もありましたが、それより、金太郎飴のように毎回同じような演奏にならなかったことの方が、個人的にはとても好ましいのでした。

 m11.愛しき人
 前曲であまりにも爆発しすぎると、この曲が地味に感じる瞬間もありましたが、やはりジワジワと気持ちが高ぶってくる曲で、なっちのライブには外せない楽曲なんだと思います。
 「Angelic」でやった時に、私が思う以上にファンとご本人との間を結ぶ大切な曲なのだということを実感したので、今回はそういった意識を強くもってのぞみました。このあたりになると、会場のヒートアップぶりは最高潮でしたね。

 m12.微風(そよかぜ)
 本編最後のこの曲は、ほとんど新曲であるとも言えるのでしょう。で、現在のなっちさんに一番ピタっとくる内容なのでは。歌に込める気持ちはもちろんですが、こちらがサビあたりでかなり盛り上がっていても、ちゃんと受け止めてしっかりと歌いこなせているのは、作品に強く共感しているからだと思います。
 イントロ、間奏、エンディングは本来はストリングスなどで豪華に行きたいところを、今回は全てピアノでやりましたが、音の厚みは多少失っても、元々のフレージングとムードはきっちりと再現するように頑張ってみました。

 En.夕暮れ作戦会議
 アンコールはドカーンと行こうということで、選ばれたこの曲は楽しさの極致でした。スプリングスティーン調のロックとも言えるし、モー娘。的ポップでもあるし、いずれにしろ文句なく、皆で盛り上がろうという意図にはピッタリでした。会場中一緒のフリも、こちらから見ていても楽しかったです。でも、演奏面ではかなりの力技で重労働でしたけど。
 エンディングではかなり引っ張りましたけど、どんどん会場からの反応も強くなっていったので、こちらも思わずノセられてしまいました!

 というわけで、「春の微風」というタイトルながら、最後には「春一番」も真っ青の「春の嵐」のごとく燃え上がったパフォーマンスになりました。終演後も興奮冷めずに、冷たいビールを飲み干しながら全員で健闘を讃えておりました。

 2週間足らずの短い時間でしたが、前回以上に濃密な時を経験でき、メンバー・スタッフ共に、満足感とともに次への自信にもつながる明らかな成果を感じられたツアーでした。
 そして、全4ヶ所10公演にお越し頂いたファンの方々には、心よりお礼を言います。本当にありがとうございました。
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by harukko45 | 2009-02-16 18:33 | 音楽の仕事

安倍なつみin札幌

 安倍なつみさんのライブ・ツアーで札幌に行ってきました。本番の前日に入りましたので2泊3日で、ただ今帰宅した次第です。

 11日はジャスマック・プラザ・ザナドゥでのカジュアル・ディナーショウ形式のライブでしたが、1回目も2回目も大いに盛り上がり、実に楽しい時間を持てたのでした。来ていただいた皆さんには心から感謝です。
 
 浜松、東京と過ぎてきて、今はステージ・サイドもすごくリラックスした状況で、メンバー各自が演奏を十分に楽しんでいるのでした。
 今回のメニューとサウンドの方向性により、とてもバンド的な色合いが強まったことも大きな成果かなと思っています。

 さて、残りは14,15日の大阪2daysを残すのみ。あっという間のツアーでしたが、最後まで悔いを残さず、精一杯つとめたいと思います。
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by harukko45 | 2009-02-12 14:52 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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