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 いやー、悔いの残る、そしてつまらない試合だった。ほとんど見るべきもののない消耗戦で、プロの評論家などには、フランスのしたたかな試合運びやディフェンス力に注目が集まるのだろう。
 正直、やらない方が良かった試合かもしれない。何とも、全体にフランスとジダンに最後を飾らせたいムードが漂っていたし、今大会ファウル王のポルトガルは完全なるヒール役だったようだ(ロナウドがボールを持つたびに起こったブーイングは、英仏独連合なのか?)。だから、不戦勝でフランスが勝ち上がり、ポルトガルはよく休んで3位決定戦にのぞめば良かった。なんて、負け惜しみも甚だしい限りでした、くそー!

 前半は序盤にフランスが攻め込むシーンがあったものの、全体としてはポルトガルの方が試合をコントロールしていたし、持ち味の出たパス回しの美しいサッカーだった、が、それも30分頃まで。
 33分のカルバーリョのアンリへのファウルは、取られてもしかたないだろう。そのPKをジダンが決めたわけだ。結局これだけですからねぇ。

 後は、90+4分までのほとんどの時間、ポルトガルが攻めても、フランスに簡単にはね返されるの繰り返し。パウレタが機能せず、そのかわりのFWの人材もなく(ヌーノ・ゴメスはダメだったのだろうか?)、デコもマケレレに抑えられ本来の動きが出来ず、マニシェらもミドル・シュートをあまり打てず、ただただサイドのロナウドとフィーゴ、シモンが駆け上がっていくだけのようだった。

 たぶん、どんな形でも1点取れれば、全く流れは変わっていたかもしれない。しかし、最後の最後で脆いポルトガルに逆戻りしてしまったようだ。実を言うと、今大会のポルトガルは攻撃陣の出来が悪く、あまり機能しているとは言えなかった。特にトーナメントに入ってからは1点しか取れてない。その分ディフェンスへの比重が重くなり、それがファウルの多さにも現れていた。
 確かに勝ち進んではいたが、もともと華麗な攻撃力を売り物にしてきたチームが、本番では全く違う内容の戦い方になってしまっていたのだった。

 やはり得点できないチームでは、ここら辺が限界だったかもしれない。フランスは後半などただただ守っていただけで、面白くも何ともなかったが、とにかく守り勝った。この場合はそれが全てであり、他に語る事などない。しいて言えば、こんなつまらない試合がジダンの最後にならなくて良かったね、と言う感じかな。
 しかし、スペインもブラジルもポルトガルも敗ったドメネクは今や有頂天だろうが、こんな守備的なフランスなんか見る価値ない。イタリア以上のカテナチオ・フランスに栄光あれ?!
 
 あー、ベスト4で勝つと負けるとでは大きいね。敗者には3位決定戦へモチベーションを高めるのがすごく難しいだろう。それに、ポルトガルの相手はドイツ、開催国のメンツとしてドイツが負けるわけにはいかない。よって、ドイツの方が最後の意地を見せるだろうから、ちょっと勝つのは無理かもしれない。ここまで頑張ってきたポルトガルには辛い結末になりそうだ。

 フィーゴの代表試合は再び悲しい最後なのか、残念だ。

 さて、誰が書いたか今大会のシナリオは、どうやらジダンがかつてのチームメイト達とのお別れ興行を順々にやっているかの様相になって来た。決勝戦はユヴェントス時代の同僚、監督との再会であり、戦いだ。私としてはかなり興味の薄れたファイナルになったが、ワールドカップの物語としては盛り上げやすいかもね。ただし、ジダンには悪いけど、イタリアの4回目の優勝を期待したい。
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by harukko45 | 2006-07-06 06:53 | スポーツ

 イタリア強し! リッピ采配ずばり的中! デル・ピエーロダメ押し弾! 

 というわけで、新聞の見出し風ですが、本当にすばらしいイタリアの強さだった。この試合のイタリアはおなじみの4-4-1-1のカテナチオ・フォーメーションでスタートしたが、その内容はいつもと全く違って、実に果敢に攻撃を仕掛ける姿勢が最初からドイツを圧倒していた。
 中盤のプレスの激しさ、早さ、しつこさには気迫を感じたし、明らかに1対1の局面で、ほとんどイタリアが勝っていた。左のグロッソとペッロッタ、右のザンブロッタとカモラネージはどんどん上がっていたし、ガットゥーゾの献身的な動きにも助けられたピルロはかなりフリーな状態で、巧みにパスを前線に供給して多くのチャンスを作り出し、コーナーキックの数も断然イタリアの方が多かった。だだ、最後のところではさすがにドイツも踏ん張って凌ぎ、イタリアのゴールはならなかった。
 だが、その前へ前へという強い姿勢に、「守備的」と決めつけていた私は衝撃を受けたし、その素晴らしいパフォーマンスの数々に大きく心を動かされて夢中になっていった。
 
 一方のドイツは攻守の要であるフリングスの出場停止がやはり響いていて、バラックも絶好調とは言えず、対面するガットゥーゾにことごとくやられていたし、逆にバラックの方がガットゥーゾにファウルしてしまう場面も目立った。足を蹴られて倒れ込むガットゥーゾなんて、いつもと逆じゃないの! それはつまりいかに中盤の戦いをイタリアが制していたかの証明でもあった。

 また、ドイツはシュバインシュタイガーの不調による先発落ちによって、攻撃にこれまでのスピードや変化が乏しい。どうしてもボロウスキーのところでボールが止まる感じで、ラームの上がりも鋭さに欠けた。
 にもかかわらず、34分フリーでボールを受けたシュナイダーは絶好の得点チャンスを決められなかった。どうしても先制点が欲しかったドイツには悔やまれる。

 しかしながら後半はドイツも盛り返し、イタリアも前半のようなプレスがかからなくなり、お互いに攻撃の応酬で白熱した。ドイツはクローゼの突破、ポドルスキーのシュートとチャンスが続いたが、イタリア守備陣に堅さに得点できず。方やイタリアのセットプレイもことごとくGKレーマンにセーブされた。
 そして、72分ドイツ、ボロウスキーに代わりシュバイニ。74分イタリアは、トーニからジラルディーノへ。

 シュバイニはすぐに攻撃に積極的にからむも、確かに疲れからかやはり好調とは言えないパフォーマンスで、ほとんどドイツの攻撃を活性化できない。イタリアは同じポジションの変更で、まぁ「らしい」慎重な采配で、じょじょに守備固めのような雰囲気もした。
 その後、83分にドイツ、オドンコール、90分イタリア、イアクインタ投入と、両チームとも交代がワンパターンじゃのう、と思ってしまう流れ。ただし、イタリアはイアクインタを右に張らせていて、これまでとは違っていた。このあたりが延長を睨んだリッピ采配の妙とも言えるものかもしれない。

 延長も激しい攻防が続き、前半早々のジラルディーノの単独突破によるシュートはポストに阻まれ、ザンブロッタのするどいシュートもクロスバーにはじかれた。
 そこで、延長14分にリッピは3枚目にデル・ピエーロを左FWに投入。3枚のFWにトッティとピルロも残した、イタリア史上稀に見る「超攻撃的布陣」の4-3-3となった! これには興奮させられて、ワクワクしてしまった。いいねぇリッピ監督、やる時はやってくれるじゃないか! こういうのを待ってました!

 そうなると、ドイツは? ってなるんだが、残念ながら今回のドイツ・チームにはそれほどたくさんのタレントは揃っていない。結局、ここまでもほぼ「不動の先発、いつもの交代」で勝ち抜いてきた。なので21分、ノイビルしかいません。それも、同じFWと交代するしかパターンはなく、相変わらずの4-4-2。うー、ダイスラーがいればとかもちょっとよぎったけど、それじゃオドンコールは呼ばれなかったし、難しいのぉ。

 そして延長29分、CKのくずれからボールをキープしたピルロにドイツ守備陣はふらふらっと彼に吸い寄せられ、フリーになっていたグロッソを完全に見過ごしていた。そこに、ピルロが絶妙のパス、それを見事に蹴り込んでゴール! 最終盤で足の止まったドイツにはあまりにもショッキングな失点だった。
 ロスタイムには、攻め上がったドイツからカンナバーロがボールを奪い、トッティから受け継いだジラルディーノがゴール前で、上がって来たデル・ピエーロにパス。おー、何年ぶりに見たでしょう、ゴール前左斜めの「デル・ピエーロ・ゾーン」からの美しいシュート! いやいや最近セリエAに興味なくなっていたので、このようなデル・ピエーロを拝めるのは本当に久しぶりでした。朝から大興奮!!

 名将リッピ、さすが。この大決戦に積極的に勝ちにいった采配には恐れ入りました。もちろん、それに応えて真っ向勝負に打ち勝ったイタリア選手は素晴らしかった。

 ドイツは残念だったけど、始まる前の酷評をはね返した大健闘で、この大会中に大きく成長した。まだ若いチームだし、もっと良くなる可能性はある。最後の最後でイタリアに底力の差を見せつけられたけど、この試合が今大会を代表する名勝負であったことは事実。開催国のプレッシャーの中、大いに盛り上げたドイツの戦いぶりにも拍手したい。2年後のユーロにはもっとすごいチームでのリベンジに期待します。

 そういえば、90年のイタリア大会、開催国のイタリアは準決勝でアルゼンチンに敗れ3位。その時西ドイツは決勝でアルゼンチンを敗って優勝したのだった。これまた、因縁めいてますなぁ。

 さぁ、ポルトガルがんばれー!!


 
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by harukko45 | 2006-07-06 00:09 | スポーツ

中田英寿選手を讃える

 ヒデが現役引退か、意外にショックではなかった。W杯前から、何かそんな予感がしていたし、インタビューやホームページでの発言がこれまでとはニュアンスが変わっていたのが、気になっていたからかもしれない。

 彼は正真正銘日本サッカー界最大の貢献者であり、ここ10年の日本サッカーの全てを体現してきた人であることは間違いない。彼の存在なくして、日本のワールドカップ初出場はなかったし、その後の日本人選手のヨーロッパ進出もなかった。やはり、セリエA・ペルージャでの1年目の大活躍は特に忘れられない。それも、ユヴェントスとの初戦でのいきなりの2ゴールに、どんなに興奮したことか。

 そして、ドイツ・ワールドカップで彼が我々に伝えたことは、実は彼が本当に望んでいたことではなかったが、まさに「日本サッカーの真実」というものであり、それを壮絶な形で見せてくれたのだった。

 次期代表監督のオシム氏が語る「考えながら走るサッカー」を、今回やろうとしていたのがヒデだけであり、その彼がオシム就任と入れ替わって引退するというのが、何とも象徴的だ。
 彼が、最近のインタビューで「走らなければサッカーにならない」と何度も語り、それを実際ピッチ上で最後までやりきったことにより、我々は日本サッカーに明らかに足りないもの、世界基準に至っていないものをはっきりと理解することができたのだった。つまり、彼1人しか「本当のサッカー」を理解していなかったということだ。

 彼はボロボロになる前に辞める決断をした。私のまわりでも、天才的な音楽の才能を持っていた人間ほど、あっさりとこの業界から去って行った。彼も典型的な天才型アスリートだった。残念ではあるが、これも彼らしく、やはりそれほど悲しみは感じないし、彼なら次の舞台でも見事な活躍をするに違いない。
 もちろん、彼のこれまでの功績に対して、いくら賛辞の言葉を送っても足りないことは確かだ。サッカーというものを通していろいろな大きな喜びを与えてくれた中田選手に、私も深く深く感謝したいと思う。本当にありがとう、おつかれさま。
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by harukko45 | 2006-07-03 23:34 | スポーツ

 ブラジルはついにドジった。というか、こうなるのは時間の問題だったのかも。やはり見ているものが共感できないような試合をするチームには、何かうまくいっていないものがあるはずだ。

 優勝をねらうチームは、各選手のコンディションをじょじょにトーナメントに向けて上げてくると言われていたし、グループリーグでは100%にはしない、ということらしいが、それをこの大会でおこなっていたのはブラジルとフランスだけ。が、フランスは本当にパフォーマンスが最悪で、監督との確執もあり、対戦相手も健闘したために、かなり苦しんだ。それゆえの2位突破だったが、それがフランスにムチをいれたのだろう。

 方やブラジルは簡単な相手ばかりで、かなり楽勝で上がって来た。ロナウドの調子は上向きなどと言っても、彼の3ゴールのうち2つは日本戦じゃないか。全然その証明にはならない。 やはり、パレイラ監督がいくらロナウドをかばおうとも、絶不調の彼を使い続けたために、ロナウジーニョ、カカ、アドリアーノ、ロビーニョ(後からロナウドに奪われた)の真「魔法のカルテット」は結局全く機能せずに終わってしまった。
 
 ロナウドばかりでなく、アドリアーノも本来の姿ではなく、ロナウジーニョも「宇宙人」から「凄い地球人」に格下げ。またロベカル、カフーのベテラン両サイドバックも生彩なく、やはり全体としてコンディション作りに失敗、または油断したとしか言いようがない。
 これだけのタレントを有しながらも、ほとんどその能力を引き出す事ができなかった監督の責任は大きいね。
 にしても、この試合の先発フォーメーションは何ですかねぇ? 守備的ですか? 大失敗でした。やはり何かが狂うと、自分達のサッカーも信じられなかったのだろう。「美しいサッカー」など全くなかったブラジルよ、さようなら。

 さて、逆に、その監督責任論では大会前から言われ続けたフランスは、「最後のジダン」という大きなお題目にすがる事で、思わぬ復活を遂げた。1次リーグでの出来から想像できないほどの現在の良さだが、「私は常にチームと一緒だ」みたいなドメネク監督のコメントもちょっと調子良すぎるなぁ。でも、ブラジル倒したんだから、口も滑らかになるわな。

 ただし、地に堕ちたロナウドに比べ、ジダンの絶好調は本物であり、あらためて彼の素晴らしさに感動するばかり。今の彼のプレイぶりには敵味方を越えて、誰もが拍手したくなるに違いない。
 当初、嫌いだったリベリーも何だかうまくハマってきてるなぁ。やっぱり勝利が一番の薬なんだねぇ。

 さて準決勝2は、我がポルトガル対復活のフランス、そしてフィーゴ対ジダン。とかく「ジダン最後の...」って言われちゃうけど、フィーゴだって現役はともかくW杯は最後だ。幸いデコを始めとするフルメンバーで強固なフランス守備陣に立ち向かうことが出来る。大方の予想ではフランス有利らしいが、私はポルトガルの決勝進出を信じている!


 
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by harukko45 | 2006-07-02 22:53 | スポーツ

 この2チームは、ちゃんとした布陣でコンディションも良ければ、素晴らしい試合のできる力があるのだけれど、何しろコマが揃ってないし、ケガ人も多く、この試合の内容に関してはいろいろ悔いや批判も多くなるであろう。

 特にイングランドはこの大会ずっと、いい内容の試合を一つもやっていない。なのに何とか勝ち上がってきたのはラッキーだ、と思っていた。いわゆる強豪国の中で、もっとも失望させたパフォーマンスだったのはイングランドが筆頭だろう。

 そんな中、イングランド監督エリクソンはルーニー1トップで、またまた慎重な先発。ただし、右サイドにガリー・ネヴィルが戻って来たので、ハーグリーヴス(孤軍奮闘の大活躍も実らず...)を中盤の底におけたのだけ良かった。しかし、他の「黄金の中盤」達はずーーーっと不調が続いていて、お互いのコンビネーションまで忘れてしまったようだ。そうこうしているうちに、後半ベッカムが故障交代、その代わりに入ったレノンが頑張ってると思ったら、やっちまったルーニー1発レッド。おー、蘇る8年前の「10人の勇者と1人の愚か者」よ、再び。

 実はベッカムよりも危険だったジョー・コールをここで代えてくれたので、ポルトガル・サポの私としてはだいぶ楽になった。まぁ、10人の状況じゃしかたないだろうけどね。

 しかし、オランダとの乱戦のリバウンドで、やりくりがキビシいポルトガルも攻撃がぜんぜん思うようにいかない。フェリポンはC・ロナウドをセンターFWにしてみたり、ビアナをトップ下に入れたり、ポスティガをFWに入れて、ロナウドをサイドに戻したりと、いろいろやるが一向に得点できない。どうも昔の悪い癖がよみがえったか、ペナルティの外を何度も何度もパスが行き交うのみで、遠目のシュートを苦し紛れに打ってことごとく枠を外した。

 イングランドは後半20分頃からずっと10人で守り続けて、ときおり鋭い攻撃でイングランド魂を見せたが、延長後半14分にレノンからDFキャラガー投入。これで、完全に「とことん守りなさい」のサイン。こういうのって、選手はどうなんでしょう。守るのは十分理解しているが、攻撃を放棄するような采配には、やはりモチベーションが落ちるのではないか?自分ならがっかりするだろうな。

 おかげで、イングランドはPK戦に持ち込んだが、もうその時点で限界だったのかも。とは言え、ポルトガルGKリカルドが3本もセーブしたのがとにかく凄かった。2004のユーロ以上の出来で再びイングランドとのPK戦を勝利したのだから、リカルド様々じゃ。

 涙のベッカムさようなら。フィーゴの冒険は続くが、今度はジダンが相手だ、何とかケガを直して頑張ってほしい。
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by harukko45 | 2006-07-02 19:19 | スポーツ

 いつの間にか攻撃的布陣をやめて、昔ながらのカテナチオに戻ったイタリアは、なかなか強いかもしれない。この大会の2戦目で、アメリカに危ない目にあって以来、どんどん守備的になっていったのだろうが、とりあえずそれが当然のように成功(?)して、「今回のイタリアは違うぞ」から「やっぱり、これがイタリアでしょ」ってとこかなぁ。

 それと、本国の八百長疑惑とともに、元ユヴェントスのペッソットさんの不幸な一件が、逆に彼らを一つにしたのではないだろうか。

 この試合、ウクライナ相手に3点取ったけど、やはり目立ったのは守備のほうだった。特に後半のウクライナはよく攻めていてゴール前にボールを集めていたけど、どれもこれも巧みなイタリア守備陣にはね返された。そういった攻撃が手詰まりになった直後に、セットプレイやシンプルな攻撃でイタリアはあっさり(!)と得点してしまった。こういう取られ方はダメージが大きい。ウクライナは若く経験不足のチームであったから尚更だったね。
 で、終わってみればイタリアの完勝。ウクライナは十分やりきっていないまま、負けてしまったような気分じゃないかな。それほどまでに、イタリアの守備は強く、相手の気持ちを萎えさせるように思う。

 大会を通して好調とは言えなかったシェフチェンコの挑戦は、残念ながらこれで終わったけど、ウクライナとしては初出場ベスト8は立派でしょう。他の選手達もこれからの大きな自信につながるはずだ。

 さて、これで準決勝1はドイツとイタリア。結構わかりやすい戦いになるかな? それはドイツしだいか。彼らが攻めの姿勢を取らず慎重になると、潰し合いの消耗戦になるかも。確かに地元ドイツが有利だろうが、ここは意外にしたたかなイタリアがドイツの足をすくうかも、って思っています。
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by harukko45 | 2006-07-02 17:54 | スポーツ

 伝統国同士、過去の因縁もあるし、やはり今回もある意味ドラマティックでしたなぁ。ただし、実際のプレイを競い合って戦ったというわけにはいかなかった。現代サッカーの悪しき常識である「潰し合い」「消し合い」「壊し合い」の結果のPK戦と言えよう。

 特に前半は、お互い堅い守りと激しい中盤の潰しで、決定的なシーンはほとんど作れなかった。あまりにもガチガチに良さを消し合っていたので、ずっと膠着状態が続き、少々眠気を誘う感じでもあった。もちろん、選手は必死だけどね。

 ただ、こうなるとセットプレイからの得点ぐらいしか期待できなくなる。勝負にこだわる緊迫感は伝わるが、なかなか生き生きした素晴らしい技術を見せ合うシーンは皆無だったのは残念だった。

 後半早々、その思った通りのコーナーキックからアジャラがゴール。前のメキシコ戦同様、ほとんどこの日も仕事させてもらっていないリケルメも、ここでは見事なボールを供給したもんだ。おまけにアジャラのマークがクローゼだったというのも、その後の伏線になっていく?

 でも、この得点でずっと胃もたれの続いた試合がいきなり動き出して面白くなって来た。思うに、ドイツはアルゼンチンに対して慎重すぎたかもしれない。バラックが退き気味で今までのような速い攻撃が全然出来ていなかった。が、この失点で俄然、前掛りになってチームが本来のリズムを取り戻したのだった。
 それでも、これまでの相手とはディフェンスのレベルが違う。ドイツの圧力にたいしてもアルゼンチンの守りはうまい。アジャラは「悪くて」いい!審判の見えない所でいろいろやってますし、読みもいい。背は低くても、全然負けてない。
 いやー、ドイツの勝ちを予想してたのに、アルゼンチンを応援しちゃいました。若くてよくまとまったいいチームなんだもの。まだまだ見たいじゃないの!

 ただし、71分のGKの故障交代がペケルマン監督には痛かった。アボンダンシエリを壊したのは、ゴール前の混戦で飛び込んだクローゼの膝蹴りでしたなぁ。そしてリケルメに代わってカンビアッソ。これは理解できます。かなり押し込まれてきていたし、中盤をもう一度制圧するためにも有効。おまけに、リケルメのところでゆっくりになる攻撃から、速攻に切り替えることができる。ただし、次の手が問題になる。高さを考えてのクルスもわかるけど、速いメッシは?
 ここで、予期せぬGK交代が響いちゃったのだった、うー苦しい。

 その直後の80分、バラック、ボロウスキー、クローゼとボールは一度も地面に触れずに空中を飛来してゴールに吸い込まれた。おー、再びクローゼ。今日は失点、相手GKの故障、そして同点と全ての要素にからんだ最重要人物だった!!

 しかし、さすがアルゼンチン、リケルメとクレスポいなくても、ちゃんと試合をもう一度仕切り直せるのだから、素晴らしいね。特に延長後半など、バラックが足の故障で動けないドイツよりも元気で勢いのある攻撃を繰り返していた。だが、ゴールを決めることはできなかった。逆に言えば、ドイツも手負い(足手まとい)のキャプテンをかかえながら、よく踏ん張ったのでした。

 さて、あくまで勝負は引き分け、だからPK戦は辛いのう。始まる前にレーマンを励ますカーン、ずっと仲悪かったのにねぇ、こんなところもドラマですなぁ。
 ビシビシ決めるドイツはさすが「ゲルマン魂」でしょうが、完全アウェイのアルゼンチン、あーそしてアジャラよ。何でこういう時に彼に蹴らせたかなぁ。そしてカンビアッソもかなりのプレッシャーに助走の段階で失敗しそうな雰囲気だったよ。

 確かに死闘だった。でも、ともに攻撃力の優れたチーム同士。もうちょっと違う展開の戦いが見たかったよ。アルゼンチン無念。
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by harukko45 | 2006-07-01 11:42 | スポーツ

 まるで、ヨーロッパの一流クラブ同士の対決のようなハイレベル、ハイセンスな戦いで非常に楽しかった。この前にあったブラジルの試合にはない「洗練された」ゲームで、好きなスペインが負けてもある種の満足感を感じさせてくれた。

 今日のフランスは実に機能美にあふれた効率のいいサッカーをし、それでいてブラジルのようなセコいカウンター・サッカーにはならず、ほぼ完璧だった。唯一の失点もPKであり、当事者のDFテュラムはさすがに百戦錬磨のベテラン、そんなことなどでシュンとしたりせず、その後も自分達を信じきったプレイを続けて、スペインの攻撃を封じていた。

 1トップか2トップかの議論もあったが、この試合ではアンリ1トップがうまくいった。彼はとにかくスペインのDFラインの裏を常にねらって、プジョルを悩まし続けていた。そして、82分のアンリへのファウルはプジョルには気の毒な判定に見えたが、アンリがプジョルに圧力をかけ続けた結果だし、それが決勝点へ導いた。

 ビエラはかつてのアーセナル時代の輝きを取り戻したかのような素晴らしさで、2試合連続でチームに貢献した。攻守とも冴えわたっていて、マケレレととも久々に「世界一のボランチ」と表したいぐらいだった。

 23分にリベリーがアンリのクロスに合わず、ビエラも届かなかった時、「絶対にリベリーは得点できない」と思っていたら、41分に見事な飛び出しでゴール。恐れ入りました。これは玉田君とともに、こちらの考えを訂正せねばならないことになりました。
 そのゴールでやっと自分の存在価値をチーム内に見いだしたのか、その後のリベリーの元気だったこと。1次リーグでの空回りはなく常に集中したプレイが生き生きしていた。

 そして、ジダン! このような素晴らしいジダンを見るのは本当に久しぶりではないのか。特に代表戦においてはかなり前に遡らなくてはならないだろう。とにかく、序盤から常に積極的にプレイし、それでいて無駄のないやり方でチームをコントロールしていた。確かに、スペインがガツガツ彼にプレスをかけることをしなかったことも原因だろうが、彼自身のコンディションの良さ、いざという時のハートの強さがあふれていて、とどめの3点目のゴールは「これぞ千両役者」と言える最高のシーンだった。

 そして、この試合のフランスほど監督の存在を感じさせないものはなかった。要はやるのは選手、これだけの人材が揃ってちゃんとやれば、このような最高のプレイが生まれるということだ。2-1でリードした段階での唯一の心配はドメネクが異様な選手交代をするかどうか(例えば、絶対に有り得ないけどジダンを引っ込めて守りをよりかためるとかね)だったが、さすがにそれはなかった。あー、よかったよかった。

 さて、スペイン。全然ダメだったけど、これがスペイン。とにかくボールを支配してパスして綺麗にゴールを決めるため、攻撃し続けなくてはいけない宿命なのだから。
 そして、こうやって肝心の試合に負けていく、もっと現実的にやれば勝てる力は常にあるけど、やっぱりやれない、でも別にそれでいいんじゃない。初戦の4-0で勝った時の大騒ぎのスペインと、今日の何も生まれず悲哀のスペインは常に同じ。私はこういう国民性のあらわれる何とも言えない情緒感が好きなのでした。

 ただ、ちょっとだけ言うと、先発の選択は間違えたかもしれない。ルイス・ガルシア先発でラウールは後半投入、セスクも最初からではうまく機能していなかった。後は、モリエンテスのような強さや高さを持った選手がいなかったこと。「パス回しでは世界一」のメンバーに偏っていたことは否めない。でも、このチームは若い。まだまだやれることはあるよ。(おー、そう言えばセナはないでしょ、あそこはイニエスタだよ。レジェスもいたしね。)

 ということで、ブラジル対フランスの対決が決まった。これはおもしろいぞ!
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by harukko45 | 2006-06-28 16:01 | スポーツ

 ブラジルの完勝だったけど、今のブラジル代表にはどうも共感できません。別に日本をコテンパンにしたからじゃない。彼らのサッカーが面白く感じないし、彼らの試合ぶりにはあまり王者の品格を感じない。感じるのは横柄で傲慢な殿様サッカーだ。もはや、彼らは「美しさ」を求めることをやめたのだろうか。まぁ世の中、勝ちゃいいんだろうけど、でも、好き嫌いは人の勝手ですからね。

 とりあえず、これまでの相手が弱かったので、この程度でも楽勝だけど、次からはどうなるかな。

 ガーナは勇気を持って攻め上がっていたけど、とにかく最後がダメでは点は入らない。それはブラジルのディフェンスが凄いという証明になるのか? どうかな。
 とにかく、特攻隊のように帰りの燃料なしで攻撃に行ったガーナには最終ラインの裏に広大なスペースがあったわけで、ブラジルにとってはカウンターのいい練習にはなっただろう。
 ただし、怪しいオフサイドの判定。ガーナがブチ切れるのも理解できる。

 さて、今のブラジルはただ勝っているだけで、ちっとも魅力がない。南米ならアルゼンチンの方が圧倒的に美しい。ヨーロッパではスペインの方が楽しい。そしてポルトガルの方がしたたかで悪魔的でもある。
 私は、このブラジルがどこかでドジを踏むのではないかとずっと思っている。そんなことなど起こらず、私が愚かにもただ嫉妬してるだけなのかどうか、じっくり見届けたい。
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by harukko45 | 2006-06-28 02:56 | スポーツ

 PK戦のトップにシェフチェンコが来た時には、いやーな予感がした。リバプールとミランのチャンピオンズ・リーグ決勝を思い出したわけで。そうしたら、案の定やっちまった!
 1人失敗すると連鎖することが多いけど、それがもろにスイスに伝染するとは。3人続けて失敗じゃ、選手の順番間違えたかなぁ。とは言え、勝敗はあくまで引き分け。なので、PK戦というのはいつ見ても辛い(けど、ワクワクしちゃう)。

 どちらもディフェンスが強く、特にスイスはチーム・パフォーマンスにも優れた、大変よく鍛えられた人達だったし、ウクライナも初戦のスペイン戦など遠い過去に思えるほど、集中してよく凌いでおりました。
 それに、両方とも大変クリーンな守備をしていたので、純スポーツとしてのサッカーで見れば、引き締まった好ゲームとなるが、所詮相手の良さを消し合って、120分間膠着し続けたわけで、なかなか見ている方はしんどい。
 
 結局は、攻撃側でスペシャルなプレイやハプニングが生まれなければ、勝ちが見えてこない展開で、そのスペシャルを生むようなキッカケさえも、時間が経つほどに消えて行ってしまった。
 ウクライナの場合は、超スペシャルなFWシェフチェンコにどうしても期待したけど、21分のセットプレイからのヘディングと67分の1人で持ち込んで打ったシュートぐらいでほぼ完全に抑えられた。
 スイスの攻撃もバーに当たったフレイのFKなどツキがない。
終了間際のウクライナ・ゴール前の混戦でも、スイスの選手は相手GKを見てしまい、ボールに飛び込んで行けなかった。まるで、遠慮しているようでもあり、クリーンすぎたのでは? とも感じちゃう。

 延長終了後には会場に「ケ・セラ・セラ」が流れたそうだが、ほんとそのまんま。「なるようになるさ」って結末。勝ってはいないけど、次に進むウクライナはこれでチームは一段と結束を増すだろう。何しろ、常に頼りにしていたシェフチェンコのPK失敗を残りのメンバーで救ったのだから。
 無敗無失点でドイツを去るスイスには悔いの残るゲームで、その不運に同情するが、2年後自国開催のユーロに期待したい。こういうことはステップアップには必要な体験だったのだろう。いいチームでした。
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by harukko45 | 2006-06-27 15:45 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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