タグ:ヨーロッパ・サッカー ( 61 ) タグの人気記事

 ユーロ2008の4日目。今日で全チームが出揃った。注目はスペインにつきる。本当に強い?本番はやってくれるのか?

e0093608_3453121.gife0093608_345439.gif で、そのスペインの初戦はヒディンク監督率いるロシア。戦前は選手同士の戦いと言うより、スペイン対ヒディンク、って視点で見てしまっていた。2年前のW杯ドイツ大会での日本対オーストラリアの試合がどうしても蘇ってしまうし、スペインにしたって、2002年の日韓大会のベスト8での韓国戦、何ともあと味の悪いPK戦による敗退があったし。

 だから、「ヒディンク・マジックは再び起きるのか?」、そんなことばかり気になっていたのだが、実際に試合が始まってみると、おやおやあれあれ、ロシアってこんなもんなの? さらに時間が進むと、どんどん自信も気力も失っていく弱々しいロシア選手達の姿が浮き彫りになっていき、これではマジックどこの話ではなかった。

 とにかく、20分にトーレスとビジャによる、お見事な2トップによるゴールが決まってからは、ほとんど「スペイン・ショー」って感じの一方的な内容。ここまでの全試合中、最も緊張感のないゲームは、本戦とは思えないレベルだった。
 結局、44分75分にもビジャが決めて、ユーロのようなハイレベルの大会でハットトリック達成とは。それもシビアなプレッシャーの中でゴールを狙う近年のサッカーにおいて、こうも簡単に1FWが3点も取るのは、見ている方からするとかなりの勢いでシラケる。

 ロシアは攻撃の中心選手を欠いている(アルシャフィンは2戦目まで出場停止、ポグレブニャクは怪我で帰国)とのこと、なので、プレス向けには強気の発言をしていたヒディンク監督だが、実際にはスペイン戦は最初から負けを計算していたのだろう。この後の2試合での戦いで、何とか勝ち点をもぎ取ろうというのが、本音だったのだ、きっと。
 だが、これほどまで気迫を感じないロシアに、それが出来るのだろうか。実は、そこがヒディンク監督の真骨頂なのかも。

 というわけで、スペインを語るのは次戦にしたい。スペインの選手達はとっても楽しんでサッカーして終わった。だが、かなりの拍子抜けでもあったろう。彼らが本当に強いかどうか、初優勝への険しい道を登っていけるだけの存在かどうかは、ちゃんとした相手と戦わなければ判断できない。

 それにしても、何でイングランドはこのロシアを予選で敗れなかったのか?
 
e0093608_1434169.gife0093608_14341883.gif 2試合目は前回王者ギリシャとスウェーデン。前回大会では相手の攻撃をハードなマークでつぶし、守りに守りながら、セットプレイでの得点で優勝を勝ち取ったギリシャ。だが、ヨハン・クライフの言葉を借りるまでもなく、「退屈」の極みとも言うべきサッカーで、多くのサッカーファンのイライラを増長させ、まさに「大会のヒール役」になってしまった。

 さて、4年後のチームは前回よりも攻撃的だとのことだったが、それほど変わったとは思えず、激しいマークは前回通りだったし、予選では4-3-3だったのが、本番では5バックにしてきたのは、やはり「超現実的手法」で、再び「退屈」と揶揄されるのも覚悟の上だったようだ。

 なので、イブラヒモビッチ、ラーション、リュングベリという世界レベルが並ぶ豪華なスウェーデン攻撃陣も思うような動きが出来ず、お互いにつぶし合いが続き、攻撃の手詰まり感が漂う前半だった。

 正直、夜中にこういう試合を見ているのは辛い。前半の段階でギヴ・アップして寝たよ、はいオヤスミナサイ。

 そして、起きてからビデオ・チェック。後半67分についに、ギリシャの壁が破られた。なんと、ユーロにおいて425分ぶりの失点(!!)、それはやはりエース、イブラヒモビッチのすんばらしいシュートだった。あー、良かった。すみません、ギリシャ・ファンの方、前回初戦と決勝で敗れたポルトガルのファンとしては、素直な気持ちです。
 そうしたら、5分後に2点目。5バックから4バックになって反撃に出たギリシャだったけど、途端に最終ラインに穴ができ、リュングベリがフリーに。彼のシュートはGKにセーブされたが、その浮き球からの混戦をハンセンが根性で押し込んだ。気持ちこもってたなぁ、うんうん。

 というわけで、長ーく続いたユーロにおける「退屈な神話」はようやく終焉となった。D組もまだまだ予断を許さない状況だろうが、一応実力者が勝利をおさめたことで、私としては満足な気分であります。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-11 03:46 | スポーツ

 ユーロ2008の3日目。いよいよ強豪国ばかりが集結した「死のグループ」C組の登場。だが、その2つの試合は全く対称的な結果となり、今後の展開をますます波乱含みにさせるものになった。
e0093608_14353345.gife0093608_14352069.gif 今大会で初めてのスコアレス・ドロー。全体の印象では、ルーマニアの徹底した組織的なディフェンス戦略にフランスはすっかりはまり込み、完全に身動き取れない状態(それを打開する手だても人材も現れず)で、まんまと引き分けに持ち込まれたという感じ。
 フランスのような強豪であっても、ここまできっちり守られたら、なかなか崩せないのでした。だんだん、見ているうちに気付いたのが、ルーマニアのユニフォームの黄色が芝生の緑に良く映えて、それも綺麗にゴール前に2列のラインができ、見事に揃って連動しているのが、実に美しく思えてきてねぇ。なかなか優雅な雰囲気だったなぁ。これが最大の収穫か。

 フランスは堅い守備と組織的な攻撃というコンセプトをきっちり実行できるベテランとともに、有能な若手の台頭で、チーム・バランスはとても良いはずなのだが、この初戦の出来は2年前のW杯のスタート時と同じく、見る者にフラストレーションを感じさせるものだった。

 ここ数年の中心選手、アンリとビエラは共に不調でベンチ。それに代わる期待の若手、ベンゼマは何回か存在感のあるプレイを見せたが、全体としてはまあまあか。最近になって注目されているゴミスや、ジダンの後継者と言われるナスリも後半になって投入されたが、チームを躍動させるようなきっかけを作る事ができなかったし、特にゴミスは他のメンバーとノリが違って、合ってない感じだった。
 それと、2年前はジダンがいたわけで。今回、新将軍となったリベリーがチーム最大の牽引者なのだが、バイエルンでやってるみたいに自由がきくかな? とりあえず、初戦では攻撃の単調さは明らかだった。
 早計に判断はできないけど、今の状態が続くようだと、あまり魅力的なサッカーは見せてもらえないかもしれない。

 ルーマニアにしても、徹底的な守備戦術は成功したものの、結局点が取れるようなムードは皆無で、このままでは上位進出はむずかしい。

 というわけだが、それでもお互い勝ち点を分け合う結果で、「まだ先があるしね」と言ったムードが漂い、「強豪国がそろい過ぎると、決着のつかない退屈な試合ばかりになる」との不安がよぎったのだが、そんな考えはすぐに吹っ飛ばされた。

e0093608_1595634.gife0093608_1510816.gif オランダすごーい!!スナイデル最高、ファン・デル・ファールト素晴らしい、カイト偉い、ファン・ニステルローイ(ファン・デル・サールも)さすが!

 開始15分ぐらいまでは両者互角で、攻守の切り替えの早い、さすが一流国同士の戦いで、パススピードの速さ、プレッシャーの厳しさを見るだけでも十分魅力的だった。全体としては、イタリアの方がじょじょに「らしい」展開に持ち込んでいきそうな気配だった。オランダのパス回しに早くも「行き詰まり」のような気配があったからだ。
 ところが17分、スルーパスからファン・ニステルローイが抜け出して、ブッフォンと1対1に持ち込んだあたりから、流れはオランダに動いた。
 テレビの野口幸司氏の解説によると、ファン・デル・ファールトが微妙に移動して、それをイタリアDF陣が捕まえきれていない、と指摘していた。確かに、急にオランダの攻撃に繋がりが生まれたのは、そういうことだったのか。

 そして26分、右サイドからファン・デル・ファールトのFKは、ブッフォンが直接パンチングで防いだものの、この時味方のSBパヌッチと衝突、パヌッチはそのままゴール裏に倒れてしまった。だが、試合は止まることなく、こぼれ球をスナイデルが強烈なシュート。それを、普通ならオフサイド・ポジションであるはず(だが、パヌッチがGKの裏で寝たままだったから!)が、そうはならないファン・ニステルローイが、うまくコースを変えてゴール!
 イタリアにとってはアンラッキーだったとも言えるが、その前から流れはじょじょにオランダに移っていたのだ。やはり、カンナバーロの離脱は鉄壁のイタリア守備陣に微妙な狂いをもたらしていたのか。

 イタリアはとにかく、先取・堅守・逃げ切りのチーム。よって、この展開はまずいわけね。で、すぐに反撃に出て、一気に運動量が高まったのだった。しかし、イタリアCKでのチャンス、ピルロのキックがクリアされた直後、オランダ左SBのファン・ブロンクホルストが一気に駆け上がる。これを見逃さないファン・デル・ファールトが見事なロングパス。ファン・ブロンクホルストは、これを正確に逆サイドのカイトにパス。カイトは冷静にヘディングで中央に落とすと、そこに飛び込んできたスナイデルが最高にビューティフルなボレーシュート、ボールはGKの横わずかな隙間を抜けてゴールが決まった!完璧なカウンターによる追加点、今大会のファイン・ゴールでも上位に記憶されること必至の一級品。

 前半終えて2-0オランダのリードなんて、誰が予想できたでしょうか。

 こうなるといくらイタリアでも攻撃していかなくては話にならないわけで、かなりのハイテンションで猛攻をしかけてきたのだが、なかなかうまくいかない。そして、64分に投入されたデル・ピエーロが放った2本のシュート、75分過ぎのトーニの飛び出しもゴールを割ることは出来なかった。
 とにかく、オランダは守備面でも実に堅い。それに、イタリアの選手達の多くが息が上がって、肩で大きく呼吸していたのに対し、オランダの各選手はあまり変わらずで、動きの精度もほとんど落ちていない感じだった。この辺はコンディション調整の部分でもオランダが成功していたということか。

 そして、イタリアの最大のチャンス、左サイドからのピルロのFK。これは見事にワクを捉えていたが、GKファン・デル・サールが鮮やかなスーパー・セーブ。その直後すぐに前線にボールを供給、ファン・ブロンクホルストが試合を決定づける3点目を奪取したのだった。

 オランダ強し!このパフォーマンスを見せられると、今後にも大いに期待したくなる。攻撃陣の活躍が目立ったが、中盤の底にでんと陣取るエンヘラールも非常に良く効いていたし(この人のボールさばき、好きだなぁ)、相手役のデ・ヨングも運動量豊富で影の殊勲者の1人と言える。そして、前評判の悪かったディフェンス陣の踏んばりは立派、この完封勝利は大いに自信になったのでは。

 一方のイタリアはいきなり絶体絶命の危機に。それも予想外の惨敗に、ショックは大きいだろう。ここまで無惨に崩壊したイタリアを見ることもなかなかない。果たして、短い時間で立ち直れるか?(リッピを呼べ!ってか。)
[PR]
by harukko45 | 2008-06-10 16:16 | スポーツ

 EURO2008の2日目、スコアだけ見れば昨日と全く同じだが、歴史的に因縁の深い隣国が集まったB組の試合は、何となく重い雰囲気が漂うなぁ。

e0093608_7265516.gife0093608_727787.gif もう1つのホスト国オーストリアには、個人的にどうしても肩入れしてしまうし、前評判では「最弱」と位置づけられて、グループリーグ敗退は既成の事実と見られているだけに、何としても番狂わせを起こしてくれないものか、と期待していた。

 だが、開始早々4分にPKを与えて、あっけなくクロアチアに先制されてしまったのには、少々呆れてしまった。まぁ、地元開催によるプレッシャーから普段通りには試合に入ってはいけなかったのだろうが、それにしても自ら墓穴を掘った感じの最悪のスタートで、その後もショックを引きずった状態が続き、各選手の不安定なプレイぶりが目立った。

 なので、クロアチアが一気に勝負を決めるような追加点も予想できたのだが、どうしたわけか、クロアチアはその後じょじょに省エネモードに移行し、あまり有効な攻撃を展開することがなくなっていった。
 逆にオーストリアはだんだん落ち着きを取り戻して、いい攻撃が見られるようになり、前半終盤から後半は、ほとんどがオーストリアのゲームであり、格上のクロアチアをかなり追いつめていたと思う。

 なぜなら、先制したことにより、相手にボールを回させて、カウンター狙いに絞り、試合をうまくコントロールしているかに見えたクロアチアが、実際にはかなり消耗していて、足も止まっている選手も多くなり、オーストリアの攻撃にアップアップの状態になっていたからだ。
 しかしながら、結局は同点ゴールを許さず、虎の子の1点を守りきってしまうところは、さすがだったと言うしかないか。
 ただ、注目の14番「クライフの再来」と評判の高いモドリッチは何回かうまさを見せたものの、驚くほどの凄さを印象づけるまでには至らなかったし、チームとしてもクロアチアはまだ調子が上がってきていない感じがした。
 
e0093608_7273431.gife0093608_7272087.gif そして2試合目も、ドイツの先制で似たような展開となった。正直、ポーランドはがっちり守ってくるかと思ったが、予想に反して、積極的に高いラインを保つ戦術で挑んできた。だが、すぐに最終ラインの裏を取られ、4分のピンチはしのいだが、20分にはポドルスキーに決められた。
 これで、ドイツは楽に試合をコントロールしていくかと思いきや、こちらもそこまでチーム状態が上がってきてないのか、嵐がピタっと止まったかのように、あまり積極的な攻撃が見れなくなり、ポーランドに押し込まれるシーンが何度もあった。

 そして、その後の時間はポーランドの攻めをはね返すドイツ、という流れがしばらく続いたのだが、ポーランドもブラジルからの帰化選手ゲレイロを中心に、ゴール前までボールを運ぶものの、肝心のフィニッシュがいっこうに決まらないし、序盤に安定感を欠いていたドイツの守備陣もどんどん強固なものに変わって行った。

 そうこうポーランドがモタモタしているうちに、再び攻撃のきっかけをつかみ始めたドイツは、72分にポドルスキーが強烈なボレーをゴールに蹴り込んでの2点目、ポーランドに引導を渡し、マン・オブ・ザ・マッチとなった。
 自らの出生国と対峙することで、何かとプレイ以外の尾ひれがついてしまうポドルスキーだが、ここはきっちりとプロの仕事をやりきったし、全体に緩い感じだったドイツの中ではダントツに光っていた。ただ、試合後の会見では「複雑な心境、申し訳ないという気持ちもある」と本音を語っていたのが印象的だった。

 さて、ドイツは今大会、優勝の最有力候補だと思っていたが、今日の試合を見る限り、それほどでもないような気になってきた。何しろ、2006年のW杯の出来の良さを記憶しているから、この程度だと拍子抜けなのだ。
 もちろん、どんどん調子を上げるように調整してくるだろうが、今後の展開次第では、このB組は思わぬ混戦の予感もする。「最弱」オーストリアにも「ひょっとして」のチャンスが転がり込んでくるかも? ちょっと期待しちゃおうっと。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-09 07:28 | スポーツ

 ユーロ2008が開幕した!いやぁ、これから1ヶ月、うれしくて眠れない日々が続くのであった。

 e0093608_16341832.gife0093608_16344539.gifその初日、A組はホスト国スイスがチェコに0-1の敗戦スタート。ネドベド、ポボルスキー、シュミチェル、ロシツキら、世界レベルの選手が揃っていた頃のチェコは最高に素晴らしかったが、今大会は唯一残ったロシツキも故障で不在。現在のチェコは極めてディフェンス中心のチームで、攻撃にはあまりバリエーションがあるとは言えず、前回大会のような魅力的なサッカーを展開できていない。
 よって、いくぶんかホームのスイスにシンパシーを感じていたし、実際にスイスの方が出来も良かったのだが、たった1回のチャンスを生かしたチェコが1点を守りきった試合となった。
 
e0093608_16383382.gife0093608_16382081.gif どちらかというと、ワンパターンの攻撃で全体に膠着した内容だった第1試合に比べ、A組の2試合目は両チームの多彩でテクニカルなパス・サッカーの特徴がよく出て、見ていても実に楽しいものだった。
 それに結果、我が愛するポルトガル代表は、難敵トルコを2-0で粉砕したので、文句のつけるところがなかったですな。

 前半は両チーム無得点ではあったものの、随所に見るものをワクワクさせるシーンが多く、全く飽きる事なく、45分間があっと言う間だった。総合力で優るポルトガルが試合の主導権を握っていたが、ときおり見せるトルコのカウンターにも可能性を感じさせるものがあり、ゴール前での緊迫感はかなりのものだった。

 そして60分、センターバックのペペが的確なタイミングでの上がりを見せたが、いったんはチャンスがなくなったかに見え、少し退き気味に待機、するとボールをキープしていたC・ロナウドがペペにパス。
 そこから、ペペは再び一直線に駆け上がり、最前線のヌーノ・ゴメスとワン・ツーもきまって、ゴール前に一気に抜け出した。遅れてカヴァーに入ってきた相手ディフェンダーがスライディングを仕掛けたが、それよりも早くペペはシュート。これが決まって、待望の先制点をポルトガルにもたらした。

 内容だけでなく、スコアにおいても優位に立ったポルトガルは、守りをじょじょに固めながらも、前掛りになったトルコの裏をつく、カウンターのチャンスを狙っていた。それが終了間際にまんまとはまり、ロナウド、モウティーニョとつないで、メイレレスのゴールで相手を突き放したのだった。これはほんと、痛快でしたわい。
 いやぁ、最高最高、前回大会での初戦、ギリシャにまさかの敗戦を喫した時の落ち込んだ気分など遠い昔の物語だのう。

 それほどまでに、ポルトガルは今や風格さえ漂うような強さを身につけたチームに成長したのだった。チーム全体のコンディションも悪くなさそうだし、この初戦勝利は勢いをつける意味でも、大きい。タレントの豊富さと、それによる多彩な攻撃力に、安定した守備力も併せ持つ事から、ドイツ、フランスとともに優勝候補と言って間違いないし、個人的に心の底から願っております、「ここで、前回のリベンジを果たして、是非とも優勝を!」と。

  
[PR]
by harukko45 | 2008-06-08 06:41 | スポーツ

 チャンピオンズ・リーグの決勝はマンチェスター・ユナイテッドが薄氷の勝利で優勝を勝ち取り、これでプレミア・リーグ優勝とともに2冠達成、ファーガソン監督が言っていた「史上最強のユナイテッド」を見事に結果で証明した。だが、やっぱりいろいろドラマがあるもんだねぇ、サッカーには。

 試合は同国リーグのライバル対決らしく、開始当初からかなりのハイテンションでお互いぶつかりあっていたが、じょじょにユナイテッドのペースとなり、ボールポゼッションで圧倒的に上回っていた26分、C・ロナウドが電光石火のごとく先制点を決めた時点では、ちょっと「出来過ぎ?」とも思えた。
 その後も、ロナウドのクロスにテベスの飛び込みというシーンなどで、追加点のチャンスがあったものの、それを決めきれないうちにチェルシーの巻き返しを許す事になった。
 それまでどちらかというと、左サイドでロナウドに振り回されていたエッシェンが、ようやく上がるようになってきて、前半終了間際の44分、その彼が放ったショートのこぼれ球をランパードが見逃さなかった。ただ、それまではほとんどユナイテッドが攻めていただけに、何ともあっけに取られる同点シーンだった。
 まぁ、これで試合は面白くなるか?という気分でもあったけど。

 が、後半に入って、ユナイテッドの攻撃は手詰まり感が否めなかった。その分チェルシーが中盤を制するようになって、俄然チェルシーのペースと言えたが、いかんせんゴールが決まらなかった。ドログバとランパードの2本のシュートがゴールポストとサイドバーに阻まれていなければ、チェルシーの勝利はかなりの確率で実現していたはず。
 そして、だんだんと膠着状態の消耗戦となり、両チームの選手達の疲労もかなりの状態だったと思われる。そういったイライラとキリキリする展開が、各局面での激しい戦いを生み、かなり頭に血の昇った状況で、乱闘まがいの衝突となり、終了間際にドログバがレッドカードで退場となる始末。この時点で、ほぼPK戦突入の可能性が高かったものの、ドログバがいなくなったことはその後に微妙に影響を与える結果になった。

 で、PK戦は、なんとユナイテッドがロナウドのまさかの失敗で、絶体絶命に。蹴る瞬間に迷いを感じさせる中途半端なフェイントが、実に「らしく」ない感じで、案の定チェフに読まれてしまった。そして、チェルシー5人目のテリーが決めれば、チェルシーの勝利となるはずだった。が、キャプテンのテリーは雨のピッチの影響か、それまでのハードなディフェンスの影響か、左の軸足をすべらせ、ゴール右側に大きく外してしまいサドンデスに。
 正直、ここにドログバがいれば、である。そもそも、ここまでハードワークでゴール前を守ってきたディフェンダーに(キャプテンとは言え)PK戦の最終キッカーを任すのは、やはり可哀想だったなぁ。94年のW杯アメリカ大会決勝でのイタリアのバレージを思い出してしまった(バレージはトップを任されたが、大きく失敗、その後FWのバッジョが失敗してイタリアは敗れた)。

 そして、7人目同士、ギグスが決め、アネルカのキックをファン・デル・サールがセーブ、ユナイテッドとしては幸運の女神が突然舞い込んだような勝利、チェルシーは天国から地獄へ真っ逆さまの結果となった。

 ユナイテッドを応援はしていたが、敵とはいえ、最後のテリーには同情を禁じ得ない。号泣する彼の姿に、これがスポーツの厳しさと理解はしても、やはり胸が痛い思いだった。
 かたや、ひょっとしたらその立場になりかけたロナウドには、実力だけでなくとてつもない強運が付いていたと言えるかな。もちろん、これまでチームを勝利に導いた数々のゴールを決めてきた彼ではあるが、その貢献が全て帳消しになるかもしれないPK失敗だっただけに、きっと生きた心地がしなかったであろう。だから、勝利が決まった瞬間に、彼もピッチに倒れこんで泣いていた。

 さて、これでシーズンは終結、いよいよユーロ2008が来月からだ。ロナウドにとっては前回大会での屈辱(ホーム開催でありながら、決勝での敗戦)を晴らし、母国に初優勝をもたらす使命が残っている。私の応援モードもクラブから国代表にシフトして、「頑張れ、ポルトガル!!」
[PR]
by harukko45 | 2008-05-23 11:00 | スポーツ

 チャンピオンズ・リーグの決勝進出は同じプレミア・リーグのマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーに決定。なんだ、先週プレミアの方でやったばかりじゃん、って感じだけど、本国リーグの優勝と同時に2つのビッグ・タイトルを同じチーム同士で争うっていう図式もかなり面白い。

 個人的には今シーズンに限って言えば、ベンゲル監督率いるアーセナルが最も洗練された魅力的なサッカーを展開していて、ずっと応援していたのだが、故障者続出でついに息切れしてしまったのは残念なことだった。(核であったフレブとフラミニが来シーズン移籍確実なのは痛い。ベンゲルが大激怒するのも理解できる。)
 だが、現段階においてイングランド・プレミア・リーグのチームが世界で最高のサッカーを見せているのは間違いなく、チャンピオンズ・リーグ・ベスト4中、3チームがイングランド勢だったことで、それが証明されたのだった。

 また、一方でスペイン勢は一気に没落、特にバルセロナの栄光の時代は、ロナウジーニョとともに終焉を迎えた。あの「宇宙的」とも言えたハイパー・パフォーマンスは永遠には続かないんだね。まぁ、それが人間っていうもんだわな。とにかく、来年のバルサは大粛正と大改革の時期に入る様相だ。

 そんなわけで、ヨーロッパ・サッカーは今月もイングランドのみ注目。その他の主要リーグでは現在首位のチームがほぼ優勝を勝ち取るでありましょう。(レアル、インテル、バイエルンで決まり)
 11日の最終戦までもつれそうなプレミア・リーグ優勝、そして21日のチャンピオンズ・リーグ決勝におけるマンチェスターUとチェルシーの戦いには目が離せません。どちらにも、我が愛するポルトガルのヒーローがおりますが、昔からの贔屓としてユナイテッドにどうしても肩入れしてしまいますな。
 ただし、C・ロナウド、ナニ、そしてチェルシー側のR・カルバーリョ、P・フェレイラ諸君は是非とも怪我のないように、これが終わったらすぐにユーロ2008ですからね!今度こそ、ポルトガル悲願の優勝がかかっておりますから、どうぞよろしく、って言ったって頑張っちゃうんだろうな、やっぱ。
[PR]
by harukko45 | 2008-05-01 17:22 | スポーツ

 実は、今シーズンのヨーロッパ・サッカーにはそれほど執着していなかった。ドイツW杯での各国のパフォーマンスの悪さにゲンナリして、その気分を引きずってしまい、ヨーロッパのクラブの勝ち負けに興味が薄れてしまった。

 特にスペイン・リーグは、フィーゴもジダンもいないレアルなんか、と思ったし、あんなに魅力的だったバルサも昨シーズンほどではなかったし。
 それに今年のレアルは負の話題が満載で、イタリア人監督カペッロ対スター選手達の反目、決裂の様相。ロナウドは早々にミランに売り飛ばされ、ロベルト・カルロスもトルコ、ベッカムはアメリカへと、カペッロによる粛正恐怖政治が進み、明るく楽しいスペイン・サッカーが冷酷なマフィア・サッカーで暗黒時代に突入の気配だった。

 ところが、その結末はまるでハリウッド映画のようなハッピーエンドになるとはね!
 試合前には、レアルが負けて最後の最後で優勝を逃す(つまりバルサの逆転優勝!)ってことを願っていた。どうも、ひねくれ者の性格で強者が敗れるのが見たくって。
 で、私の思惑通り前半でマジョルカ1-0のリード、おまけにF・ニステルローイは31分に負傷退場、頼みのベッカムはねん挫をおしての強行出場。ボールを圧倒的にキープしつつも、レアルには焦りのようなムードが感じられて、サンチャゴ・ベルナベウの異様な緊迫感も、いつも以上に選手にはプレッシャーなのでは、と思ったぐらいだ。(この時点でバルサは3-0で圧勝の気配だったし)

 66分にはベッカムも下がり、ちょっと今日のマジョルカから2点取って勝つのは苦しいか?しめしめ、と思った矢先の68分、何と!投入されたばかりのレジェスが強烈なゴール。私は戦慄を憶えるほどの迫力を感じた。そして、まだ負けていないのに、もうすでに叩きのめされたようなイメージを抱いてしまった。
 ベルナベウはこの一瞬で、それまでキリキリ・イライラしていたものが一気に前向きなエネルギーに変わった。すべての力がレアルに注がれていくようだった。どんどん、マジョルカから覇気が失われて行くようにも感じた。
 絶対に勝たねばならない(引き分けでは優勝できない)レアルの勢いは凄かった。それでも、マジョルカは何とか耐えていたが、80分にディアラのヘディング・シュートがディフェンダーにあたりゴール内にコロコロ転がっていったのは、まさに会場中のエネルギーの強さがマジョルカ最後の砦をこじ開けたシーンだった。
 これで、優勝への権利を得たレアルの凄みは止まらない。83分のレジェスによる素晴らしいゴールは完全なる勝利を決定づけるにふさわしい強烈なインパクトと美しさを感じさせたのだった。

 結局、ベッカムは直接得点には絡まなかったが、ずっとシーズン前半干され続けたのを耐え、チームが危機的状況になっていた2月に復活後は、快進撃の原動力となった功績は大きいだろう。対立していたカペッロから「今季の一番の失敗はベッカムの力を見誤ったことだ」と最後に言わしめたのだから、出来過ぎなぐらいの結末だ。
 そのカペッロが優勝に涙を流すとは。苦しい戦いが続いた中、途中で自らの誤りを認めて軌道修正し、また、その立役者だったベッカムをこの試合では後半降ろし、代わりに入れたレジェスが大活躍とは、こちらも出来過ぎか。

 そして、この試合はベッカムとロベカルのスペインでの最後の試合。それを優勝で飾って颯爽と去るなんて、やっぱり出来過ぎ、それも「凄い」としか言いようがないものだ。
 結果は私の望んだものじゃなかったけど、ドラマの面白みは十二分に堪能させてくれたのでした。
[PR]
by harukko45 | 2007-06-18 16:55 | スポーツ

 どうせ、ミランが勝つだろうと思っておりましたが、さすがにスペイン人でありながら、最もイタリア的思考をするというベニテス監督ですので、ちゃんとミランへの対策は怠りませんでしたね。中盤での早いつぶし、カカにはマスケラーノをつけていたし、ジェラードの位置(トップ下とはね)も変えたりして、いろいろ工夫してきました。
 
 なので、前半非常に面白かった。カカを自由にさせず、セードルフをきちっと封じ込めていたので、ミランの攻撃はあまり効果的なものは見られず、逆に左サイドのペナントの上がりで何度も良い形を作っていたのはリヴァプールの方だった。だが、このペナント君は決定的なラスト・パス、クロスを供給できんのだ!もちろん、カイトやジェラード、ゼンデンがピタっと絡めなかったとも言えるけど、私にはペナントが今ひとつ役不足に見えたのだった。
 もし、1回でもこの攻撃が成功して、先制点をリヴァプールにもたらしていたら、かなりワクワクする展開になっていただろうし、あわてふためくミランの姿が見れたかもしれない。

 だけど、前半終了間際にペナルティ・エリア近くでカカを倒す失態、まんまと罠にひっかかったのだろうが、やはりまずかったよ、シャビ・アロンソ。そんでもってピルロのボールがインザーギに当たってコースが変わった。おかげでキーパーは反応できませんでした、ハイ。

 さて、正直これでまんまとミランのペース、イタリア・サッカーの真骨頂、1点取ったら守って守って!!さすがに最近ではそこまで露骨にはやらなくなったが、とにかく強力な守備意識を持つ彼らには2年前の決勝の時の3点リードによる楽勝ムードよりもやりやすかったのではないかな。

 後半、リヴァプールもそれなりに頑張りましたが、ガットゥーゾの凡ミスからボール奪ったジェラードの決定的なシュートもGKにセーブされては、運も見放したか?
 そして、78分。すでに時間がないリヴァプールはカカ封じのマスケラーノを外し、FWクラウチ投入。これはもう致し方ないことではあるけど、そのために自由を得たカカは早速仕事をしてしまうわけで。
 82分、カカがボールを持って前を向くだけで、きっとリヴァプールDF陣には恐怖がよぎっただろう。テレビで見ていると、疲れもあったろうが、ただ呆然と立ちすくんでいるように見えた。なので、インザーギの動きなど誰もケアできずに、カカに見とれたまま。その瞬間、カカは絶妙のスルー・パス、それに反応するインザーギはお手本のような裏への飛び出し。さすが、何年もこれをやり続けて来た男でありますよ。そして、1対1をきっちりと決める冷静さも素晴らしかった。

 ふー、これで試合的には終わり。後は終了間際にリヴァプール意地の1点を取ったけど、クラウチ投入が遅すぎた。どうせなら、リスク覚悟の総攻撃はもっと前からやって欲しかったが、これはバランス重視のベニテスでは無理なことだったか。イタリアのチームを慌てさせるには正攻法では難しい。もうちょっとヒディンクばりのなり振り構わず戦法になってたらなぁ。(思えば、2年前は前半で3点取られた非常事態だったから成功した奇跡的な戦法だったかも)

 というわけで、大方の予想通りミランの勝利。今シーズンを通して大活躍だったカカはワールドカップでの屈辱を乗り越え、まさにこの世の春ってところかな。


 
[PR]
by harukko45 | 2007-05-24 18:37 | スポーツ

 サッカーの試合で、常に語られる事の一つに「ボジティブ・アプローチ」と「リスク・マネージメント」のどちらを優先するか。
 答えは当たり前で、どちらも重要、どちらが欠けても試合には勝てない。要はバランスであるし、特にレベルの高いもの同士なら、「前半はリスク重視で後半30分から勝負」なんていうヴィジョンは全く通用しない。強力にスピードアップしている一流クラブの戦いにおいて、瞬時に選手達は切り替えていかなくては、待っているのは惨敗しかないのだ。

 で、チャンピオンズ・リーグ準決勝2ndレグ。チェルシーとリヴァプールの試合はどちらが勝っても興味がなかったので、この際無視。(案の定、PK戦にもつれるキリキリした展開だった模様)
 だから、先週のスペクタクルな試合を見せてくれたミランvsユナイテッドのみ注目。だが、開始早々から両者の戦いのレベルの違いに愕然。ユナイテッドは先週あれほど痛い目にあっていながら、この試合に至ってもまだカカに対して無防備も甚だしかった。この無策ぶりには呆れた。
 まぁ一応、中盤の底にいた2人、フレッチャーとキャリックがカカを見る担当だろうが、あまりにも荷が重かったか、緊張で身体が固まっていたか、ほとんど役立たず。なので、前半ほとんどカカは自由に動きまくって常にボールにからんでいた。そして11分にあっけなく先制点。
 正直これが全てだったのでは。

 とにかく、早い時間に2試合の得点合計で追いつかれて、アウェイ・ゴールの差で負けてしまうユナイテッドはすっかりゲームプランが狂ってしまったはずだ。それに、今のユナイテッドの選手は若い。百戦錬磨のベテランによるミランのしたたかなサッカーの罠に見事なまではめられてしまった。

 だから、セードルフの2点目も必然に見えた。ミランのプレシャーに圧されて、あたふたとボール処理にもたついたあげくに、絶好のボールを相手に渡してしまうユナイテッドDFは、次々とタックルに行ってもセードルフは全く倒れないのだから、個人としても完敗。はっきり言ってチームとしてのレベルは明らかだった。先週はホームでの素晴らしいサポーターのエネルギーもあって神風が吹いた結果だったのだろう。
 結局、アウェイにおいてはルーニーやC・ロナウドに神は降りてこなかった。それを阻んだのが、帰って来たガットゥーゾであり、イタリア伝統の「つぶし」ってことだわな。

 「リスク・マネージメント」をきちっとするというのは、ある意味相手を認めて敬意を払っているからこそと言える。大人でちゃんと考えたミランは、しっかりとルーニーとC・ロナウドを封じ込め、かたやユナイテッドはカカを止められなかった。終始バランスの良かったミランは、いつもなら見れそうもないような「華麗なるパス回し」でゴール前にどんどん殺到し、イタリアらしからぬ「美しさ」で、頭に血がのぼり、それでいて身体の動かない若造だらけのユナイテッドを大混乱に陥れた。ベッカムやロイ・キーンなどが揃っていた頃のユナイテッドなら、それでも果敢にチャレンジして苦境から這い上がっていったが、今のチームにはその気迫も感じられなかった。

 というわけで、予想と期待を大きく裏切ったユナイテッドには大失望。そして、私としてはスーパーボウルに引き続き、思わぬ組み合わせによる決勝戦となった。ちょっとヒク。

 たぶん、2年前の轍を踏むようなミランではあるまい。この準決勝とは一転して慎重な試合展開でミランがつまらなく優勝するのではと、すでに落胆している。
[PR]
by harukko45 | 2007-05-03 17:24 | スポーツ

 イングランドのライバル同士による準決勝は前半、どちらも主導権を奪い合うような強烈なつぶしあいの戦いだったが、チェルシーの攻撃の方がいくぶん形になっていた。
 だが、お互いによく知り合った同士だけに、なかなかチャンスを生かしきれず、キリキリした流れでこのままか?と思っていたところに、チェルシーCBのカルヴァーリョから絶妙のパスがFWドログバに通り、それを相手DFのプレッシャーに負けずに見事な早いグラウンダーのクロス、これが全速力でゴールに突進してきたJ・コールの右足にピタリと合った。まさに、パーフェクトな速攻、効率的な攻撃のお手本のような先制点でありました。ドログバのパフォーマンスは素晴らしいね。シェフチェンコの影が薄い印象も。イングランドの暴れ馬、J・コールはなかなかいいアクセントになっております。
 後半は、リヴァプールがFWにクラウチを入れて攻勢を強めたけど、ほとんど互角のままの膠着状態がずーっと続き、両チームの監督もこれと言った手も打てず、そのままチェルシーの勝利。
 同じリーグの強豪同士の戦いは、こういう展開になってしまうだろうな。それに2ndレグまでにらんでの攻防になるから、ますますカタい内容の神経戦となって、見ている方はイライラさせられることになるのだった。

 来週は全く立場を逆にするだけで、同じような試合かも?あまり楽しい試合はのぞめないだろうから、どっちが勝ってもいいかな。個人的にはユナイテッドとチェルシーの決勝になると、ポルトガルの代表選手が3人見れてうれしいってところ。
[PR]
by harukko45 | 2007-04-27 01:46 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30