タグ:ヨーロッパ・サッカー ( 61 ) タグの人気記事

e0093608_14381272.gife0093608_14382517.gif ロシア大金星!大波乱の様相を呈してきた今回のユーロで、ヒディンクのロシアが先週まで最強だったオランダを粉砕してしまった。

 スウェーデン戦での戦いぶりにすっかり惚れ込んで、これまでの態度を改め、ヒディンク賞賛派&ロシア・サポーターに転身した私だったが、ここまで凄いことをやってしまうとは思わなかった。
 ずっと見ているうちに、だんだんどちらがオランダでどちらがロシアなのか、と思いたくなるようなシーンがいくつもあった。それほどまでに、ロシアの方が積極的に攻め上がり、チャンスを多く作っていたし、オランダはグループリーグでの完璧なサッカーを忘れてしまったかのような鈍さだった。
 戦術的にオランダはロシアにうまく封じ込められていたとも言えるだろうが、それを上回るロシアの多彩な攻撃に四苦八苦するオランダの姿がやけに印象的だったし、どう見てもオランダ選手達の動きの悪さは目立った。

 決勝Tに入って顕著なこととして、各グループで2連勝して1位通過を決めたチームがここまで全て敗れている。どのチームも3戦目に主力を休ませて、この準決勝までに1週間ほどの余裕を持った。だが、これが裏目に出たとしか言いようのない結果が突きつけられている。
 それに、1ヶ月に及ぶ長丁場で、ずっと絶好調を維持することの難しさも見える。オランダは「死のグループ」C組での戦いでピークを迎えてしまったのだろう。それはポルトガルにも言えるかもしれない。

 それにしても、それにしてもだ。やっぱり、ロシアの選手達の素晴らしさを褒め讃えなくてはいけないだろう。
 アルシャフィンは常にチャンスを作り出すことの出来る存在であったし、2点目のアシストとなったクロス、そして3点目の巧みな抜け出しからのシュートは、まさに凄い仕事だったと思う。
 先制点を決めただけでなく、前線でのキープやチャンスメイク、シュートで再三オランダ守備陣を苦しめたパブリュチェンコも、もの凄い成長ぶりだ。彼らの働きによって、オランダ守備陣は消耗し、延長後半では完全に足が止まった。

 中盤のセマク、セムショフ、サイドのサエンコ、ジルコフの運動量とコンビネーションも凄い。また、センターのコロジンのミドル・シュートはブラジルのロベルト・カルロスを初めて見た時以来の迫力を感じた。

 とにかく、このチームは試合時間全てにおいて、攻撃の手を緩めなかった。オランダを怖れてズルズル退いてしまうことなく、常に果敢に向かっていく姿勢を貫いていたし、それを続ける事で、どんどん自信も深めていったように思う。なので、後半になればなるほど落ち着いたプレイぶりが見て取れたのだった。

 そして、監督のヒディンクに対しては、世界中のサッカーファン誰もが賞賛の言葉を贈るだろう。これまで、ヒディンクに敗れたことで、恨み言を吐いてきた人々(私も)はもはや口を閉じなくてはならない。

 さて、この大いなる可能性を感じさせるロシアの準決勝での相手は、スペインかイタリアか。どちらが来ても面白い試合が期待できそうではないか。
 私は、イタリアがやはりしたたかさを見せて上がってくるような気がしている。ここにも私注目の成長株、デ・ロッシ君がおり、主力であるピルロとガットゥーゾが出場停止という状況を逆に生かして、彼がイタリアの新しいリーダーになりえる試合なのではと考えている。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-22 14:44 | スポーツ

e0093608_1456177.gife0093608_14562731.gif ポルトガルの敗退で沈んでいた気持ちも、こういうとんでもないドラマを見せられると、再びユーロへの熱が高まってしまうのだ!(調子良すぎ?!)

 延長後半14分での、モドリッチからのクロスをクラスニッチがヘディングでゴールした時点で、ほとんどの人がクロアチアの勝利を確信しただろう。だけど、再び、再び、(これで3回目の)奇跡は起こった。たぶん終了ホイッスル前の最後のプレイ、トルコGKルシュトゥがロング・フィード、両チームが競り合う中、こぼれたところをセミフがシュート。これを決めてしまうんだ、トルコというチームは!!

 クロアチアにとっては、時間稼ぎのメンバー・チェンジが認められなかったのも不運だったが、このあまりにも劇的なロスタイムでの同点ゴールはとんでもないショックであったろう。
 なので、続くPK戦での心理状態では、トルコが圧倒的に優位だったのは間違いない。

 そして、結果はクロアチアが3人外して、トルコの勝利。こんなことが起きてしまうとは。

 前回大会ギリシャに降りていた勝利の女神は、今回はトルコに微笑んでいるらしい。
それにしても、最後の最後まであきらめるな、って簡単に言うが、それを結果に結びつけるというのは、やはりとんでもないことだ。トルコの頑張り、粘り、凄い。
 個人的には、クロアチアがなかなかの好チームだっただけに、ドイツとの再戦を見たかった気もするが、気まぐれな神様はトルコを選んだのだから、しかたがない。

 さて、3たび起きた奇跡の勝利により、初の準決勝に進んだトルコだが、実際にはケガ人続出、出場停止も含め満身創痍の状態であり、相手ドイツがポルトガル戦のような別格のパフォーマンスを見せたら、さすがの「神懸かり」も勝利するのはむずかしいかもしれない。だが万が一、ドイツに格下相手への油断や慢心があった時、ゲルマンの「神々の黄昏」になる可能性もあるだろう。興味は尽きない。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-21 15:11 | スポーツ

e0093608_11491530.gife0093608_11492648.gif ポルトガルのユーロが終わった。こんなに早く終わるとは、ガックリと気落ちしているし、とても悲しい。そして、フェリポンによる5年半も終わってしまった。

 22分のシュバインシュタイガーによる強烈な先制パンチが全てだったように思う。あれを守れていれば、その後はなかったろう。ドイツはこれまでにない集中力で試合開始から一気に圧力をかけてきたのに、ポルトガルは様子見のようにふんわりとした状態で受けてしまった。
 大事な試合にのぞむ危機感、緊張感において、すでにポルトガルは負けていたのだろう。

 その後はポルトガルの試合だったが、とにかく追いつきそうで追いつかず、結局セットプレーでの守備の甘さでやられてしまった。これも、集中を欠いていた結果としか言いようがない。

 ドイツの3点目はバラックのファウルにも見えるが、それももはやしかたない。その前にバラックに余裕を与えていたことが致命傷だった。

 私のユーロもほとんど終わった。これからは体のことも考えてビデオで見よう。ロシアの頑張りに期待したい。願わくば、決勝がドイツvsイタリアにならないことを祈る。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-20 11:50 | スポーツ

e0093608_23382030.gife0093608_23382938.gif グループリーグD組の最終戦2試合。特に今大会、超ハイパーなプレイを見せつけているオランダと準々決勝で戦う相手が決まる重要な一戦、ロシアvsスウェーデンが大注目。

 さて、その結果は、ロシアが素晴らしい内容でスウェーデンを圧倒しての完勝だった。ロシア、ほんとに素晴らしい!!ヒディンク監督、恐れ入りました!
 スペインとの初戦で、弱々しい姿を見せて、すっかりプレッシャーに圧しつぶされたような若きロシアが、この短い間にこれほどまでに成長するとは、やはり驚きだろう。

 初戦惨敗後に、ヒディンクは「ロシアの選手はナイーブすぎる」と発言したが、この厳しいコメントも、今考えれば選手達の闘争心を蘇らせるための発言だったように思える。
 そして、ギリシャとの第2戦は、良い内容ではあったが結果は1-0の辛勝であったにもかかわらず、彼のコメントは一転して「今日は完璧だった。私はちょっと厳しすぎるのかもしれない」と選手達を絶賛。このあたりのマスコミを使っての選手誘導術もヒディンク・マジックの1つだったのだ。

 そして、今日の最終戦、地力では格上のスウェーデンは試合開始からすぐに「ほとんど何も出来ない」状態に引きずり込まれた。それほどまでに、ロシアの攻撃は素晴らしかった。攻撃が凄かった、猛攻だったというのではない、素晴らしかった、美しかったのだ。
 守りから攻撃への切り替えの早さ、何本もつながれるパスと流れるように後ろからどんどん選手が上がっていく連動性の高さは、まさに「美しいサッカー」「エレガントなサッカー」だったと言える。

 スウェーデンの選手達が、自分達の目の前を行き交うボールを、ただ見守るだけしか出来ずに立ち尽くす場面が何度あったことか。

 そして、今大会初登場のFWアルシャフィンは評判通りの働きを見せ、チームの勝利に大きく貢献した。彼とパヴリュチェンコの2トップとしてのコンビネーションは最高だった。
 それにプラス、両サイドの上がりも実に効果的で、ボランチからの展開との連動で、何度も決定的なシーンを演出していた。

 まさにこれが、「人もボールも動くサッカー」。日本が少し前に目指していた理念は、若いロシア・チームが実現しようとしている。
 思うに、ここ数年のヒディンクが関わった韓国、オーストラリアでは出来なかった理想のサッカーを、技術も時間も資金も豊富なロシアなら出来るとふんだのかもしれない。そして、それは実に魅力的なサッカーだった!

 これはヒディンク監督の母国オランダとの準々決勝がもの凄く楽しみになってきた。私は一夜にしてロシアのファンになってしまった!期待しましょう。

e0093608_23383969.gife0093608_23384912.gif もう1試合のギリシャvsスペインは消化試合であったので、やはり興味も薄れる。前回王者ギリシャは結局0勝3敗に終わり、レーハーゲル監督が「前回は30年に一度の奇跡だった」と発言したりして、何とも寂しい結末だった。
 一方のスペインはBチームとは言え、豪華なメンバー。だが、最後に一矢を報いたいとするギリシャにひどく手こずった。前半にセットプレーから決められてギリシャが先制すると、前回大会のことがよぎったね。
 だが、後半持ち直して61分に同点、88分に逆転したのだから良しなんでしょう。

 しかしながら、こちらの準々決勝の相手は、何と半世紀以上も公式戦で勝っていないイタリア。ギリシャと同じように守備に重きを置きながら、カウンターをしかける(それもギリシャよりもしたたかな)相手に、スペインは今日のようにかなり手こずる可能性があるね。調子が悪いとは言え、イタリアってチームは何だかんだ言っても厄介だろう。それと、この試合には、ある種のドラマが生まれるかも、それも「妖しい」やつを期待したい。(何だそりゃ?、うー、例えばレッドとかPKとか、疑惑の判定とか?)
 
[PR]
by harukko45 | 2008-06-19 23:40 | スポーツ

 死のグループC組の結末は、オランダがだんトツの強さで、1強3弱となった。で、2位通過を残りで争ったのだが、三竦みの戦いはあまり内容のあるものではなかった。とにかく結果として、イタリアが極めてラッキーな勝ち上がりとなった。

e0093608_1944538.gife0093608_19441446.gif 試合開始前までは、2位になるためにはどうしても勝たなければならない同士であり、このところ因縁が深い状況の対戦だけに、そうとうな好ゲームを期待したが、残念ながらそうはならなかった。

 まずは、勢いよく攻撃をしかけてきたフランスだったが、10分に要であるリベリーが負傷退場。それまで、積極的な動きでやる気を見せていたリベリーがいきなりいなくなってしまい、フランス・サポーターでない私もガックリした。
 だが、代わりに入ったナスリがどこまでやれるのか、という興味もあり、フランスの奮起にも期待したくなった。

 が、しかししかし、それを全て台無しにしてしまう出来事。24分、ピルロのパスに反応したトーニをアビダルがペナルティ・エリアで倒してPKの判定、それだけでなくアビダルは何と、レッドカードで一発退場となってしまった!
 だいたい、アビダルは開始早々にもスリップしてトーニのマークを外し、決定的なシーンを作り出していた。いくらオランダに惨敗したとは言え、センターバックをテュラムからアビダルへ代えたのは明らかに大失敗だったよ、ドメネクさん。

 それに、この退場により10人となり、入れたばっかりのナスリに代えてディフェンダーを投入しなければならないという、まさに「悪夢」がフランスを襲ったのだった。

 だが、今大会のイタリアも実にピリっとしない。1-0で1人多い状況でありながら、きっちりとしたゲーム・コントロールができていない感じで、フランスにチャンスを与えてしまう。
 だが、アンリといいベンゼマといい、フランスはゴールを決められないし、方やイタリアのトーニも、いったい何本打てば決まるのか?!と、呆れるほど豪快に外しまくっておりました。

 で、後半の62分イタリアFKのチャンス、デ・ロッシが蹴ったボールは、壁になっていたアンリの足に当たってコースが変わり、GKは対応できずに試合を決める2点目がイタリアにもたらされた。
 これで、試合はおしまい。フランスはタオル投げて帰りたかったでしょうね。その後の30分間は退屈でしたし、見る価値全くなしでした。

 とりあえず、勝ち上がったイタリアではあるが、準々決勝スペイン戦では、ピルロとガトゥーゾを累積警告で欠くことになった。今だゴールのないトーニを始め、攻撃陣の不調も深刻。守備陣も簡単に裏を取られるシーンも多く、鉄壁とは到底言える状態ではない。

e0093608_20202880.gife0093608_20203923.gif もう一試合、オランダにとっては消化試合で、これまでの先発から9人代えてきたが、いわゆるBチームでもロッベンやファン・ペルシーがいるのだから恐ろしい。
 なので、当然ルーマニアは守りを堅めて、カウンターによるチャンスをうまく生かすしかない。だが、前半こそルーマニアの守備に封じられていたオランダBチームだったが、随所に各選手の能力の高さを見せる場面があったし、ルーマニアの攻撃に対しても実に危なげない守備を見せて、全く遜色ない戦いぶりだった。

 また、ルーマニアにとっては有り難くないことに、イタリアがフランスに先制したため、前半の段階でルーマニアには「勝たなければならない」というプレッシャーがかかったと思う。で、後半攻撃を強めたルーマニアだったが、自らのパスミスから逆襲を食い、それまでの守備網が崩れはじめ、オランダが一気に攻め込んだ。
 49分、ファン・ペルシーがロングボールを見事なトラップから反転してのシュート(最高!)、これは惜しくもセーブされたものの、その5分後、アフェライが右サイドからクロス、ペナルティーエリア内でエンヘラールがDFを引き寄せ、ボールはフンテラールの前に。それをフンテラールは簡単に押し込んで、ユーロ・デビュー戦で見事初ゴールを決めたのだった。

 この後は、ルーマニアも攻撃をしかけたが、やはり全体として気落ちしたムードが漂い、87分にはファン・ペルシーがその才能を見せつけるかのような、相手DFをかわしてからの強烈なボレーを決めて、試合を終わらせた。

 オランダ凄すぎ。準々決勝の相手はロシアかスウェーデンか、いずれにしろ今のオランダの勢いを止めるのは至難の技だろう。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-18 20:44 | スポーツ

 グループBの最終戦は、一応順当な結果となり、2強が勝ち上がった。

e0093608_192670.gife0093608_1921584.gif 今大会の「最弱」チーム、オーストリアは何度も旅行で訪れているので応援していたのだが、やはり奇跡は起こらず、終わってみれば0勝2敗1分けとなり、グループリーグ敗退となった。

 最終戦の相手ドイツは世界トップクラスの強豪で優勝候補でもあるけど、サッカーという競技はことの外、波乱やドラマがあるものだけに、「ひょっとしたら」などと考えていた私でしたが、まぁ、そんなにうまくはいかんわね。

 オーストリアはとにかくよく走って、ドイツのゴールめがけて果敢に攻め上がっていったが、いかんせん、フィニッシュがぜんぜん決まらない。これは、初戦・第2戦もそうだったわけで、肝心な場面での精度とアイデアに欠けており、何度もトライする姿勢は素晴らしいが、結局は簡単にドイツDFにはね返されていたのだった。
 ドイツも全体にコンディションが良いわけではなく、どちらかと言えば、うまくいっていないチーム状態でありながら、バラックのFK1本で勝利してしまうのだから、両国の力の差はまだまだ大きかった。

e0093608_19323667.gife0093608_19324837.gif もう1つの試合は、1位通過が決まっているクロアチアが主力を温存したBチームだったものの、控え中心でもしっかりとした強さを見せて、大量点で勝たねばならないポーランドの猛攻も何のその、こちらも1-0で勝利(クラニチャルのゴール見事)した。
 選手のコンディションとモチベーションの両面だけでなく、戦術戦略においても一本筋の通った戦いぶりは印象的だった。まさに98年のW杯フランス大会以来の好チームであり、上位進出の可能性も高いのではないか。
 今のチーム状態は、トーナメントでの相手、トルコ、ポルトガル、ドイツの中で、一番良いと思われるし、最も勝負強いと言えるかもしれない。

 A・B組によるトーナメントは、ポルトガルとクロアチアによる準決勝を予想するが、かなりタフな試合になるだろう。もちろん、私はポルトガルの2大会連続の決勝進出を願う。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-17 19:41 | スポーツ

 札幌から帰ってきたら、凄いことになっていたユーロ。

e0093608_2281898.gife0093608_2283066.gif すでに1位通過を決めているポルトガルは8人も先発を入れ替えたのだが、主力を休ませ、イエローカードの回避も念頭にあってのことだろう。だが、そのためにこれまでのような強さを見せることができなかったし、引き分けで無難に終わるということもできなかった。
 まぁ、この試合に関しては、ポルトガルにとっては消化試合だけど、いま一つすっきりしない結果であり、準々決勝に悪い影響が残らないかと、少し心配になった。

 ただ、開催国スイスが念願の初勝利で、クーン監督勇退試合を飾ったのだから、これはこれで良かったんでしょう。最初から、このぐらいのパフォーマンスを見せていれば、勝ち上がっていくだけの力は十分あるはずだったけど。

 というわけで、この試合はどちらかと言えば丸くおさまったって感じだが、凄い事になったのは、もう1つの方。

e0093608_2284461.gife0093608_2285378.gif チェコは開始から75分までは内容のある優位なサッカーをしていて、スコアも2-0。これで勝利は間違いないと思った。ところが、その後の15分間でトルコが3点取って逆転してしまうとは!
 サッカーというスポーツの面白さ、怖さと言ってしまえば簡単だが、スイスのクーン監督同様、今大会での勇退が決まっていたチェコのブリュックネル監督には悔やんでも悔やみきれない夜となってしまった。

 トルコの3得点の全てにからんだ右ハーフのアルティントップは素晴らしい活躍だし、同点逆転のゴールを決めたニハトはさすがエースとしての仕事をした。
 だが、やはりどうしても言わなければならないのは、世界中のサッカーファンが驚いたであろう、チェコのGKチェフの凡ミスが、トルコの同点劇を生んだということだ。世界最高のキーパーの1人であり、チェルシーの守護神が、まさかまさかのファンブルで、ニハトにゴールをプレゼントしてしまったのだ。

 そして、ブリュックネル監督によると、3点目は「崩壊」だそうだ。

 その後、トルコのGKがコレルを突き飛ばして一発レッドで退場というおまけまでついたが、あまりにもショッキングな逆転劇をくらったチェコには、追いつくような気力も時間もなかった。

「この失望は当分引きずるだろうし、眠れない夜が続くだろう」とのコメントを残して、ブリュックネルのチェコが大会から姿を消すことになるなんて。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-17 02:45 | スポーツ

e0093608_3483297.gife0093608_3484440.gif イタリアvsルーマニアはいい試合だった。ゴールは共に1本ずつのドローという結果だったけど、お互いに全力で攻め合った内容で面白かった。
 
 イタリアってチームは、お尻に火がつくと、これほどまでに魅力的で多彩な攻撃をくり出してくるんだから、毎回この感じでやってくれりゃいいのに、って思う。
 どういうわけか、いつもスロースターターで失敗し、自らピンチを背負い込んで、何とかそこから這い上がるっていうストーリーが好きなのか。ある意味、常にドラマがあって、嫌いだけど気になってしょうがないところなんですねぇ。
 
 それと、何だかんだ言っても個性的なキャラの選手がいるわけで、今日なんかもデル・ピエーロが先発ってだけでワクワクしちゃうし、中盤底のデ・ロッシは2年前のW杯時(アメリカ戦でボケやって、レッド退場。その後はしばらく干されてましたっけ)に比べて、ずいぶん成長した感じで、すごく目を引いたしね。
 チームの要、ピルロはガンバの遠藤に見えてくるし(逆か?)、左サイドのグロッソは、いつ見てもタイゾーだし。それと、やってみないと良いのか悪いのかわからないカッサーノなんかは、今回は当たり(前回ははずれ)だったとか。

 で、今日も試合開始からいろいろドラマに満ちてました。

 前半はイタリアが圧倒的に攻め込んで、ルーマニアはがっちり守りながらカウンター狙い、という流れだったが、ルーマニアもフランス戦ほど守り一辺倒でなく、なかなか効果的な攻撃で、惜しいシーンが何度かあった。でも、やはりチャンスの数ではイタリアが断然多く、ルーマニアはGKロボンツの度重なるファイン・セーブと、DF陣の頑張りでしのいだ。(前半終了間際のトーニのヘディングは完全なゴールだったが、オフサイドの判定。これは不運だった。)

 後半もイタリアが猛攻を仕掛けるも、55分、ザンブロッタの凡ミスとも言える安易なバックパスを、ムトゥが見逃さずゴールを決め、ルーマニア先制。これはヤバイでしょう、と思ったら、その1分後にはCKからパヌッチが押し込んで、イタリア同点に追いつく。もう、めまぐるしい展開で全く飽きません。

 その後も両者ゆずらず、このままドローが見えた瞬間(いや、結果ドローだったけど)、大きなドラマが待ってました。何と、昨日に引き続き、またまた「えっ?!」って声を上げてしまったPKの判定。これを決めればルーマニアの勝ちはかなりの確率で達成されたはず。ところが、ムトゥのキックを、ブッフォンが左手と左足(いや、違った右手右足でした!)でセーブ。ギリギリの状況で、守護神がイタリアを救ったのだった。正直、後半のイタリアには点が入る雰囲気がどんどんなくなっていっただけに大きかった。(メンバーチェンジがあまり効果なかった。)

e0093608_640445.gife0093608_6401781.gif 2試合目のオランダvsフランスも壮絶な内容。だが、オランダの圧勝、完勝で、フランス粉砕、撃沈。このフランスの負けっぷりは、イタリア以上にショッキングかも。
 とにかく、オランダの今の強さは尋常じゃない。前半、セットプレーからカイトの先制点が9分に決まった時点では、「勢いあるなぁ」「イタリア戦の勝利でのいい流れを持続させてるなぁ」ってぐらいだったが、後半ロッベン、ファン・ペルシーを立て続けに投入する攻撃的采配には、「少しやりすぎじゃない?」と首をひねったものの、その後にとんでもない事になって、そんな素人考えは吹っ飛ばされた。

 59分、72分、そして終了間際の3連続カウンターによるゴールは、全く持って凄かったし、特に最後のスナイデルの4点目には、あまりにも強烈な印象を受け、まさに手が付けられない強さに、戦慄さえ憶えたほどだった。

 何から何までうまくいって、W杯の優勝準優勝2国を完膚無きまでに倒したオランダは、一気に優勝候補最右翼に躍り出た。
 一方のフランスは、反対にほとんど何もかもうまく行かない。初戦よりは少し良さが見えたものの、それもオランダの前では焼け石に水程度だった。

 さて、オランダは行くところ敵なしのムードになってきたが、決勝Tに入ってくると、果たしてこんなにうまくいくかどうか。フランスとイタリアのどちらかが次戦の直接対決で2位通過をつかんだら、準決勝でリベンジされるかもしれない。まだまだ、この組はドラマがあるような気がする。
 とは言え、フランス、イタリアにとっては勝利が最低条件で、なおかつオランダがルーマニアに負けないことが必要なので、簡単にはいきません。ただ、見る方とすればこの組の最終戦は絶対に見逃せないってことは間違いない。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-14 06:50 | スポーツ

e0093608_338140.gife0093608_3381270.gif ドイツは明らかにコンディション不良ですね。調整に失敗しているのではないか?初戦も結果は2-0で完勝に見えたけど、ポドルスキーのおかげで勝てたとも言えるし、ポーランドにもゴールが決まっていたら、もっともつれたゲームであったかもしれない。

 そして、その予感はクロアチア戦で明らかになったわけです。

 ドイツの選手は皆、動きが悪いです。良いのはポドルスキーだけじゃないかな。

 それから、采配にも疑問。後半から右サイドにオドンコールを入れたが、これが全然わかんない。全く意味なし。あー、シュナイダーがいないのがツライ。おかげで、カードを1枚無駄にした。
 それに、クローゼは絶不調。特に今日は最悪。マリオ・ゴメスもこの調子では、得点王なんか夢のまた夢でしょう。3番手4番手扱いされていたポドルスキーがすでに3点取ってるんだから、誰を中心にすべきかは明らかなのでは。

 クロアチアは素晴らしかった。チーム一丸となって戦う姿勢がよく伝わってきた。FWのオリッチの献身的な走りは、ほんと素晴らしいし、モドリッチも、なるほどプロの方々が高く評価するのがわかってきましたよ。小さい体ながら、なかなか優雅で余裕のあるボールさばきが印象的で、タクト振るようにチームをコントロールしていくのが見えた。

 前半の先制点奪取も、サイドを使った攻撃のお手本のような展開からの見事な崩し、そしてディフェンダーの裏をかいたようなスルナのシュートもお見事(ヤンゼンの又から足が出てたとは!)でした。ドイツ左サイドのヤンゼン、前半から結構チンチンにされてましたしねぇ。このポジションも疑問。

 クロアチア、なかなか良いかも。ドイツは、かなり妖しい(クリンスマンを呼べ!嫌、呼ばなくていい、このまま不調でいて!)。

e0093608_1731750.gife0093608_1732848.gif さて、その後のオーストリアvsポーランド戦も見届けるつもりだったが、後半始まってから不覚にも眠ってしまった。だから、肝心のロスタイムでのPK奪取と、それをバスティッチが決めて引き分けたのを、愚かにも見逃してしまった。
 結果を見れば、そんなに良くはないが、とにかく両チームとも最終戦まで何とか生き延びた、って言うところ。

 開始から25分頃までは、オーストリアがウィーンの大観衆の後押しを受けて、いきなりの猛攻をしかけ、それはそれは素晴らしいサッカーをしておりました。気力、走力、アイデアとも相手を圧倒して、プレッシャーに負けた初戦のナイーブさとは比べ物にならないたくましさを見せた。
 そして、とても高い位置をとるポーランドの最終ラインの裏をうまくつき、GKと1対1になるシーンを2回、いや3回(11分14分ハルニク、16分ライトゲープ)も作ったのだった。にもかかわらず、結局ゴールを決められない。ポーランドGKのファインセーブもほめなきゃならないが、やはりオーストリアの決定力のなさには、ほとほとガッカリさせられた。

 そんなことやってるから、30分にあっさりと崩されて、ポーランドに先制されてしまったのだ、ったくもう。

 このポーランドのリードにより、オーストリア・サポーター(私も含む)はすっかり意気消沈、その後もいっこうに状況を打開できそうにないパフォーマンスに、哀しみとも諦観ともつかぬ、何ともやりきれない思いでいっぱいになりましたよ。

 そうしたら、ロスタイムに神からのギフトとしか言いようのないPK(一部には疑惑のPKとも)。なるほど、やっぱり最後まであきらめちゃいけないのね、スポーツってもんは!
 
 とりあえず、首の皮一枚でつながったオーストリア。スイス敗退後、ポスト国としての意地を見せてくれたことは一応讃えたい。だが、序盤に決められるチャンスをあれだけ逃したらダメってことを強く肝に銘じて欲しい。
 と同時に、次回のドイツ戦では今回以上の強い気持ちで、序盤に見せた猛攻を再度見せてくれることをのぞみます。そして、願いとしては先制してドイツを苦しめて欲しい。あわよくばその後のドイツの猛反撃を必死でしのいで欲しい。そんなドラマを期待してます。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-13 17:04 | スポーツ

e0093608_473989.gife0093608_475079.gif ポルトガル強い!美しい!かっこいい!クリスティアーノ最高!デコ偉大!ヌーノ・ゴメスしぶい!ペペもいい、シモンも頑張った、やっと出てきたクアレスマもゴールおめでとう!
 チェルシーのディフェンダー諸君(カルヴァーリョ、フェレイラ、ボジングワ)もさすがでした。(でもって、フェリポン、チェルシー監督就任決定)

 試合前、チェコのFWにバロシュが入っていたので、少しいやーぁな感じがした。初戦と同じメンバーをほのめかしていたブリュックネル監督だったが、さすがに裏をかいてきました。
 それに「初戦よりも勇気を持って攻撃していく」の言葉どおり、今日のチェコは素晴らしかった。正直、相手がポルトガルでなければチェコを応援してましたね。こういうチームは好きですから。
 今のチェコにはネドベドやロシツキーのようにファンタジーやスペクタクルを個人で起こすことができる選手がいないけど、かつてのチーム同様、運動量と組織としての連動性が高い。

 で、きっちりポルトガルの両サイドを封じ込めてきたし、早いプレスでのつぶしから、鋭い攻撃を仕掛けてくるのは効果的だった。それに、FWがコレルだと高さはあるものの、そこに放り込むだけの単調な攻撃になりがちだったのが、スピードがありドリブルもうまいバロシュの投入で、幅のある展開が可能になったし、バロシュ自身が今シーズンの不調を吹き飛ばすかのような動きの良さだった。

 なので、ポルトガルは開始早々の8分に、クリスティアーノのドリブルとワン・ツー崩れからのデコの巧みなゴールで先制したものの、すぐにチェコの激しい反撃で押し込まれ、17分にプラシルの正確なCKを、シオンコがヘッドで合わせて、あっさり同点とされた。
 そして、前半のその後は全体の運動量で勝るチェコが優勢だったが、前半終盤にはポルトガルもチャンスをつかみ返すなど、見応えのある攻防が続き、緊張感あふれる充実した内容だった。

 後半も、チェコは積極的な攻撃で、ポルトガルをかなり脅かしていたのだが、じょじょにチェコの運動量が落ちてきた60分頃からポルトガルのパス回しや仕掛けが冴え始めた。
 そして67分、デコの横パスに鋭く反応したクリスティアーノの超一級品のシュートが、チェコ・ゴールに突き刺さった!これは、永久保存版でしょう。

 再びリードされたチェコはコレルを投入、かたやポルトガルはコレルつぶしにフェルナンド・メイラを。この辺はベンチ・ワークも面白かったね。
 で、最後の15分間はチェコがガンガンに押し込んで猛攻を仕掛けてきたのだが、その苦しい時間帯、ファウルからのFKをデコはすぐさまディフェンス・ラインの裏に供給。それに、絶妙に反応したクリスティアーノは、前掛りになっていて広大なスペースとなったチェコ・ゴール前へドリブル、GKと1対1の局面で、左から上がってきたクアレスマにパス。もちろんフリーのクアレスマは余裕でゴールに流し込んで、試合は決まった。

 結果は3-1だったが、内容的にはかなりの接戦であり、素晴らしいプレイの連続で大いに楽しませてもらった。文句なく、ここまでのベスト・ゲーム。そして、愛するポルトガルが勝利して、大満足でありました。これで、決勝T進出一番乗り。まだまだ、先は長いぞ、気を抜くなよポルトガル!チェコもこの後頑張って!

e0093608_21311370.gife0093608_21312562.gif さて、上記のように大騒ぎしたのは夜中の3時だったのだが、その後のスイス対トルコは、何とも厳しい試合内容でありました。
 結果はトルコの逆転勝ちで、今大会のホスト国スイスはよもやの2連敗で、グループリーグ敗退が決定。引き分けに持ち込んで、最終戦にわずかな可能性を残すこともできなかったとは。
 スイスのクーン監督、選手達の落胆は大きいだろうし、応援していたスイス国民にも同情してしまう。

 それにしても、スイスは、ほとんど勝っている試合を二度も続けて敗れてしまった。選手達が若いせいもあるだろうが、やはりフライの負傷欠場はあまりにも大きかったか。どうせなら、昨夜の試合など、1点取った時点でとことん守りを固めても良かったように思えてしまうが、それは素人の浅はかさかもしれない。

 トルコは前半、大雨による悪コンディションに得意のパス回しが機能せず、とても苦しんだが、後半に雨が上がってからは、本来のスタイルをじょじょに取り戻し、最後まで諦めない姿勢がロスタイムでの逆転ゴール生み出した。勝負への執着心の強さが、スイスを上回った結果とも言えるか。
 正直、精神論を最上段においてスポーツを語りたくない方なのだが、この試合では、やはりどうしても技術や戦術だけではないものを感じてしまったのでした。
[PR]
by harukko45 | 2008-06-12 21:17 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31