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 23日、タケカワさんとT's Companyによるクリスマス・ディナーショウの本番でした。全体としては実にリラックスして、ある意味タケさんの「ピュアさ」がよく出た内容だったのではないでしょうか。
 タケさんは、ゴダイゴをはじめとする音楽のみならず、いろんな仕事や活動をしているけど、ご本人の生き方や姿勢は、世間の人々にブレた印象を与えていない人だと思う。つまり、ワイドショウに出ても、アニメを語っても、教育を語っても、歌を歌っても、ある一つの確固たるものを見失っていないと感心する。それが、「ピュアさ」なのだ。そしてそれを売りにできる「プロ」とも言えるんじゃないかな。

 このホテル仙台プラザでのディナーショウは毎年恒例だそうで、去年まではクラシック中心でおこなわれていたそうだ。それが今年、仙台にいろいろとゆかりの深いタケカワさんの登場とはいえ、ファンの方以外の常連(?)さん的なお客さんには最初、戸惑いのような感じもあったかな。私の印象でも、いつもよりも年配でお偉方風(失礼?!)な男性が多く、また品の良さそうなご夫妻もいらしたりして、普段のライブの感じからは違っていたね。

 だから、オープニングからいきなりの"Monkey Magic""Holy & Bright"では、客席サイドはまだ固かったかもしれない。例えば、いつもやってる"Monkey Magic"での会場とのコール&レスポンスなんかも少々おとなしい感じでした。ただし、演奏面では私とギターの村田君はなかなか快調な滑り出し。とにかく、村田くんはこのホテルのオーナーと親戚かもしれないという情報が突然彼にもたらされ、新幹線での移動中から我々はにわかに盛り上がっていたから(何を期待して?!)、そりゃプレイが燃えるでしょ。
 で、個人的には"Holy & Bright"、好きなんですね。やりがいあるのです、この曲。とにかく細かい配慮と大胆なトライがあるアレンジなのは、もともとの曲にそういう要素があるからなんですが、"Beautiful Name"の兄弟曲でありそうで、そうでもないとも言える。それと、しばらくやらなかったので、今回久々の登場にとっても盛り上がっておりました。
 フォーク調のアルペジオから急にディスコ調になったり、ビートルズ風のエイト・ビートからハーフになり、哀愁のプログレ風展開を経て、再びサビでポール風に戻っていくなんて、弾く楽しみ聴く楽しみが後から後からどんどんやってくる感じなんだな。ただし、私は最後のサビの繰り返しで指がすべってちょっとミスってしまった。うーん、悔しい!そこまで完璧だったのに!!

 続くジョン・レノンの"Happy X'mas"も、最近ではこの時期定番の曲になりつつあるね。私は今年も3パターンのアレンジ(ジョン・レノン・スーパーライブ、タケさん、ジュンコさん)を演奏したことになる。特にタケさんバージョンではアコギとピアノだけなので、ベーシックを村田君に任せて、私は少し遊ばせてもらい、オリジナルとは違うアプローチが出来て面白かった。

 タケさんの四女、三女であるアイちゃん、モトイちゃん(そろそろ「ちゃん」付けはまずいかな?)による、それぞれのオリジナル・コーナーはこのところ二人の個性の違いが明瞭になってきた。アイちゃんは一人でもシンガーとして活動を始めているから、そういった自覚がこちらにも伝わってずいぶんと頼もしくなったものです。"My Angel"は基本的にはフォーク・バラードなんだけど、中に16ビートのR&Bぽい前向きなグルーヴがあって、演奏的にはしっかりノリを出して行かないといけない。
 逆に、姉さんのモトイちゃんはほのぼのとした柔らかいムードと同時にとても繊細な感覚も持っていて、彼女のオリジナル"Don't Be So Lonely"はオールディーズ風なニュアンスを意識しながら、あくまでもゆったりと揺れるような演奏を心がけた。
 もちろん、これらのアレンジはお父上のプロデュースによるレコーディング・バージョンの影響が大きいのですが。続く...。

 ...復活。
 
 さて、今回のメイン・イベント"クリスマス・ソング・メドレー"は、去年のサイズでもかなりの長さを誇っていたけど、何曲か少しづつ長くしたので、ついに20分台に突入。これで、私的には松崎さん大橋さんジョイント・ライブでの"スクリーン・ミュージック・メドレー"と双璧をなす大メドレーとなったのでありました。
 それに、全曲にわたり「船頭は私」、みたいなもんだから、なかなか神経を使いますよ。でも、タケさんの構成で気が利いてるところは、各曲の間を常に"ジングルベル"でつないでいるところ。これがあるので、1曲1曲のシーンを作れるのと、ちょっとしたストーリー性を感じさせるのでありました。
 "ジングルベル"/"Santa Claus is coming to town""Let It Snow""White Christmas""Deck the Halls""I saw mammy kissing Santa Claus""赤鼻のトナカイ""The Christmas Song"/"ジングルベル"
 去年の初演に比べると、気持ちに余裕があって、各曲に目配りがずいぶん効いていたと思います。落ち着いたテンポを心がけて、ラストの"The Christmas Song"がピークになるようにコントロールしていきました。で、その"The Christmas Song"はほんとに数あるクリスマスソングの中でも名曲中の名曲なので(特にナット・キング・コールで有名)、やはり演奏していてもじわじわと感動させられるのでした。最後に「Merry Christmas」をリフレインして会場とコール&レスポンスしたので、かなりキュンとしましたね。メドレー全体ではいくつか不満がありますが、最後の曲に音楽的な充実感を得られたし、それと、ある種の達成感が感じられてうれしかったです。

 そして、ビートルズの"Hey Jude"はその流れでとても気分よくできましたし、おなじみの"Beautiful Name""999""ガンダーラ"はかなり精度の高いパフォーマンスだったのではと自負しております。
 ここで、面白かったのは"999"の後半で、村田君のコーラス用マイクがポイントをはずれていたのを、タケさんがわざわざ直しに行ったのでした! まぁ、何と言う気配りというのか、かなり珍しいというか。普通のフロントだったら、まず「ない」ですな。だいたい、メインがいきなり予想外の動きをすると、スタッフもバンドもかなり動揺するんです。「何事か!」ってわけ。それが、何とマイクの位置を直しに来たとはね。完全にこちらはやられてしまいました!

 さて、終演後、しばしタケカワ・ファミリーと歓談したのち、私はこのチームとは泣く泣くお別れして、一人さびしく帰京の途についたのでした。それも高速深夜バスで。24日に佐世保に向かうための始発飛行機に乗るには、それしかなかったからでした。いやー、ほんとに残念。村田くんや、今年お世話になったスタッフのみんなとも久々に飲み語り合いたかったよ。とにかくね、昔のロック好きばっかりの個性派揃いですから、きっと盛り上がったろうな。

 とりあえず、チーム・タケカワお疲れさまでした。また来年もよろしくです。
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by harukko45 | 2006-12-25 17:12 | 音楽の仕事

クリスマス・ショウ

 てなわけで、今日明日はともにクリスマス・ディナーショウが続きます。まずは、本日タケカワユキヒデさんとT's Companyによるショウが仙台で、明日は大橋純子さんのショウが佐世保であります。仙台から佐世保? いやはや、なかなかしびれる移動になりますが、まぁ何とかなるでしょう。それより、一日一日の演奏に集中していかねばね。終わりよければ全て良し、ってノリで今年残り少なくなったライブをいい形でやり遂げられるように、頑張りたいと思います。

 それでは、行ってきます。詳細は後ほどお伝えします。
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by harukko45 | 2006-12-23 08:57 | 音楽の仕事

 イヤー、ずいぶんリハしましたね、今回タケさん。全部で私は四日間行きましたからね。おかげでだいぶ余裕のある流れになりました。でも、昨日の最終日は指が痛くなりました。ここんところ弾きっぱなしでしたから。
 今回土屋さんの代わりにギターを弾く村田君ともノリが合ってきて、がっちりタッグになってきた感じです。

 というわけで、今年はこれでリハーサルというものはすべて終了。この後は本番を残すのみであります。ただ、それぞれ違うアーティストのライブなので、冷静にしていないとエライことになりそうですな。タケカワさんもゴダイゴのクリスマス・ディナーショウとゴッチャになりそうだぁ!と言っておりました。そうそう、お互いに23日までに頭を整理整頓しておきましょう。
 それから、私としては今回のメニューではゴダイゴの曲の中でもかなり好きな1曲を久々にやれるので、それも楽しみなのでした。とにかく演奏してるとずっと繰り返していたい名曲名アレンジですな。
 もちろんクリスマス用の大メドレーは相当練習しましたから、きっと感動巨編としてお届けできるのでは? うーむ、 とは言え、これは私、かなり頑張らねばならんのよね。今後は自己特訓して完璧を期すとしましょう。

 で、気持ちよく帰ってきたら、フィギュア・スケートではマオちゃんもミキティもコケちゃうわ、サッカーではバルセロナが不発で負けちゃうは、結構さんざんなことになってました。世の中何が起きるかわからんね、やっぱり。ですから、最善細心の準備を怠ってはならんのであった!肝に銘じて今年を乗り切りたいと思います。
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by harukko45 | 2006-12-18 01:47 | 音楽の仕事

ここ最近

 このところ更新が滞っておりましたが、水越さんのレコーディング作業とタケカワさんのリハで手一杯、頭いっぱいだったのでした。
 もろもろ頑張ったおかげで、水越さんへの作業はほぼ終了、後はご本人の歌入れを待つ、といった感じであります。ここ数日は自宅でコーラスを録り、シンセを加えたりしておりました。で、自分でラフなミックスをして収録予定の5曲をまとめています。
 全体の仕上がり具合が良い時は、ミックスのために各チャンネルをじょじょに上げていくだけで楽しいもんです。今回はまさにそれ。自分で言うのも何ですが、リラックスしながらもかなり充実した内容になっていると思いますね。たぶん、2006年の仕事を代表するものになる予感すらします。
 それが眉唾ものにならないように、今後もいい気にならずやっていかねばいけません。

 そして、明日(8日)はその水越けいこさんと青山マンダラでライブ。倉橋ルイ子さんのイベントにオヨバレする形で演奏してきます。で、今夜はそのリハーサルでした。うーむ、最近ちょくちょくご一緒することで、けいこさんの音楽の魅力にどんどん目覚めておりますが、今回のメニューは各曲が濃いね。1曲1曲、自らの個性をしっかり主張していて、伴奏するのが刺激的であります。

 また、先日から続くタケカワユキヒデさんとのリハーサルは、クリスマス・ディナーショウ用で去年の怒濤のメドレーも復活など、こちらも目のくらむタケカワ・ポップ・ワールドにもハマリまくっております。今回はギターの土屋さんが参加できないので、代役に村田タケシさんを迎えてのユニットになっていますが、本番の23日まで、まだ2回リハがあるので私の気持ち的には余裕ですな(?)。その分、曲や演奏で気づくことも多いから、やっぱ練習することは大事です、ハイ。
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by harukko45 | 2006-12-08 01:21 | 音楽の仕事

 いよいよ師走ですか。早いなぁ、もう2006も終わりが近づいているわけで。いったいこの1年何してたんでしょうかねぇ、つくづく時間を無駄に使っていた気がしてなりません。とにかく、ちっとも演奏うまくなってないって感じなのです。もう、先日もタケカワさんの本番での録音を聴いて、自分の演奏にほんとガックリでした。まだまだ未熟者です。深く反省するばかりで、ちょっとほめられて調子こいてる場合じゃない、と強く自覚したのでした。

 だからってわけじゃないけど、今日は久々のタケカワさんとT's companyとのリハーサル。問題意識をしっかり持ってのぞんだ次第です。
 さて、そのリハーサルは企業向けのクリスマス・ディナーショウ用のもので、昨年のクリスマス・パーティでの楽曲からの抜粋や、モトイちゃんアイちゃんのオリジナル、ゴダイゴのヒット曲といった内容です。

 うーん、しかし曲はみんな楽しいね。根っから底抜けに明るく楽しいです。曲の良さについつい甘えて、演奏面でのチェックが行き届いてなかったきらいがありましたので、今日はコマコマと意識してやっておりました。ま、そのためにリハがあるわけですから当然と言えば当然ですが。でも、ずいぶん個人的には冷静に見渡せてよかったと思いました。

 さて、というわけで今年最後の月は、またまたいろいろなライブが控えておりますし、水越けいこさんのレコーディングもボーカルとコーラスを残しております。まだまだ、のんびりとは出来ないのでした。頑張らねばのー。
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by harukko45 | 2006-12-01 23:26 | 音楽の仕事

タケカワユキヒデ/綱島

 昨日はタケさんとT's Companyによるライブが横浜市綱島であった。「グリーンサラウンドシティ」という大型マンションの敷地内に音楽ホールがあって、タケさんがこのマンションのCMソング(?)"風のセレナーデ"を書いているという関係で、2003年以来毎年コンサートがおこなわれている。
 だから、今年で4回目。実は、T's Companyと私と土屋潔(G)さんとでやるユニットはこのイベントのために作られて、今まで続いている訳だから、ということは我々ももう4年もやっているということ。なかなか感慨の多い仕事でありました。
 だって、始めた当初、二人のお嬢さんは12才と15才あたりですからね。それが4年後の現在、ずいぶん成長されました。人様のお子さんだけど、子供達が伸びていくのを見ていくって素晴らしいなと思った次第です。

 さて、このイベントはマンション在住の方へのもので、新規に入居されたご家族へのプレゼント・ライブといった企画。1日2回ステージで4年間、のべ1,600人の方々に聞いていただいたのでありました。最初はまだ建物もすべて出来ていなかったし、住んでいる人もまだ多くなかったけど、さすがに今年は敷地内をたくさんの人が行き来しているのが目についた。それも、小さな子供さんがずいぶん増えた感じ。なかなか賑やかな雰囲気でした。

 セットリストは、
 m1.風を感じて 2.モンキー・マジック 3.鉄道メドレー(Ticket To Ride~One After 909~One Way Ticket) 4.Seeking The Light 5.Don't Feel So Lonely 6.Let Me Start Singing Again 7.Keep On Lovin' You 8.ビューティフル・ネーム 9.銀河鉄道999 En.1.風のセレナーデ 2.ガンダーラ

 ゴダイゴも再結成されてニューバージョンによる演奏もありますが、こちらは相変わらず旧バージョンによる各曲、それとT'sひとりひとりの作の新曲(4.5)、ファンの方はよくご存知のメドレーのショートバージョンと、短い時間に詰め込みましたので、1時間のステージがやはり1時間半近くになってしまった。でも、お客さんのムードもあって、和気あいあいとした楽しいひと時でありました。
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by harukko45 | 2006-06-05 09:25 | 音楽の仕事

 うーむ、前日に引き続き16日も長い一日だったけど、なかなか充実した仕事でありました。

e0093608_23155423.jpg 5/17放送予定のBS-iの音楽番組の収録で、何と、タケカワさんとジュンコさんのジョイントということになったのであります。で、私は両方の掛け持ち。一度で二度おいしい? いやいや、なかなか個性の強いお二人ですから、いろいろ神経使うのよ、これが! なんて、それは大げさでありますが、全部で8曲録りましたから、テレビとしてはめずらしく濃い内容であったことは確かでした。

 15時過ぎにスタジオ入りして、まずは、タケカワさんのみの収録。今回はいつもと違って、ロック・バンド・セットとでも言いますか、That's On Noiseのメンバーの田坂さん(Dr)、村田さん(G)とベースの財津さんに、私がお邪魔して4人バンドでぶちかましてみました。
 このような形で、ゴダイゴ&タケさん曲をリズム・セクション入りでやれたのは私としてはとってもうれしかったです。皆さん、私より10才以上年下のミュージシャンだったけど、オジサンを気さくに受け入れてくれて、安心しましたし、すごく楽しくやれました。
 まぁ映像では、ソロ弾いてる時の私のアップがあったらしく、弱冠お見苦しい部分があるかと思いますが、どうかお許しを。"Monkey Magic""銀河鉄道999""気分は上々"の3曲をなかなか野太いロック・サウンドでいけたと思っていますので、乞うご期待。

 続いて、ジュンコさんとタケさんとのジョイント部分。こちらはジュンコ・バンドのリズム抜きバージョンでのぞみました。メンバーは土屋さん(G)、後藤さん(Sax,Fl,Perc)にユキコさんとヒロコさんコーラスに私という布陣。
 前の3曲では汗だくの感じだったけど、気分を切り替えてカバーもの、スティービー・ワンダーのヒット"Place In The Sun"とキャロル・キングの"You've Got A Friend"の2曲録りました。曲調もそうだけど、こちらはアンプラグト的なサウンドでぐっとシブめな世界となっております。お二人の自由自在な歌いっぷりが見もの聴きものでありますぞ。

 さて、その後お二人と司会の井上順さんとのトーク・コーナーの録りがあり、それの終了時点で夜の21時を過ぎてました。何せテレビの収録は時間がかかる。1曲につき少なくとも3回ぐらいはやるしね(音合わせ、カメリハ、本番)。それに、この日は番組2本録りで、1本目の時点でかなりおしていたのでした。

 しばし休憩後、今度はジュンコさんのみの収録で、同じく先ほどのメンバーでしっとりといってみました。"たそがれマイラブ""ビューティフル・ミー""シルエット・ロマンス"の3曲。特にオススメは"ビューティフル・ミー"。この曲をこういう編成でやるのは初めてで、ちょっと心配していたのだが、意外とうまくいって楽しかった。曲自体が70年代のR&Bっぽい要素があるので、こういうアンプラグト風がなかなか似合うのだった。もちろん、メロディの良さがあればどのようにやっても新鮮なんだよね。

 とは言え、最後の"シルエット・ロマンス"が終了したのは23時ぐらいでしたかね。でも、この曲の本番前にジュンコさんの「皆様!いよいよ最後の曲となりましたので、一発でビシっと決めたいと思います!」のお言葉に、メンバー&スタッフも応えて見事に一発で仕上げました。ジュンコさんを筆頭に全員の集中力の高さに感謝であります。イヤー皆さん大変お疲れさまでした。
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photographs/BS-i 「ダブルミリオン」収録編

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by harukko45 | 2006-04-17 03:18 | 音楽の仕事

 X'mas Partyの2部はビートルズの"Hey Jude"をのぞいて全てオリジナルで構成された。だから、当然ながらこちらがメインパフォーマンスになるわけ。いくらクリスマスだからって、肝心のオリジナルをおろそかにしてたら本末転倒だものね。
 とは言え、演奏する側からすれば、2部の方がずっと余裕だし、心から共感して音楽に入り込める内容だった。

 1曲目の"気分は上々"はずっとシャンプー(だったかな?)のCMソングで流れてた曲。でも、使われていたのはサビだけだから、この曲の本当の面白みを知らない人も多いだろう。「気分は上々」と唄われる部分は、そのまま「つかみはOK」って雰囲気、メンバー全員のアカペラでやるのも効果的。それに続くAメロBメロは細かい音符に日本語を詰め込んでいて、無難な展開にならないのだ。だから、サビのわかりやすさが際立つことに。こういうポップ感覚って、60年代のブリティッシュ・インベイションからの流れを受け継いでいるんじゃないかな。
 2曲目の"ハグしよう"はアレンジがかたまるのに時間がかかった1曲。タケさんのやりたいノリを最初うまくつかみ取れなかった。リハの最終日に、やっと気持ちが一緒になった。そうしたら、すごく新鮮なサウンドになって私としては満足な仕上がり。なのに、1回目ではノリすぎてキーボードの設定ボタンを誤って触れてしまい、途中でシンセの左手部分が出なくなった。すぐに復活したが、残念な演奏になった。夜の部では完璧。
 3曲目からアイちゃん、モトイちゃん、タケさんと、一人ずつフィーチャアするバラードコーナーとなり、シンプルなアプローチに終始した。

 さあ、そしてここからはゴダイゴ時代の名曲が続く。3年前にタケカワさんの仕事をお引き受けして、ゴダイゴを聴き返すきっかけになり、その完成度の高さに驚いた、というかやっと気づいた私であったが、いくらバンド形式でないにしても、やはり出来る限りあのユニークなゴダイゴ・サウンドを再現したいとずっと考えて、これまでいろいろトライしてきた。
 もちろん、二人で楽器の数も足りないし、全ては再現できないが、そのスピリットだけは是非とも継承していかねばならないと思っている。

 だから、私とオッサンはいくら「アコースティック・ライブ」との銘打たれようが、全く持って気にせずシンセはつなぐし、エフェクトもつなぐ。完全に「電化」して、なおかつドラムもベースもいるように演奏することを心がける。
 なぜなら、あの独特なグルーヴ感と色彩豊かなポップ感こそが命であり、絶対に失ってはならないものだからだ。ピアノとアコギだけで、しっとりやるゴダイゴなんて意味ない、少なくとも私は強く思う。今聴くとよりその良さがわかるゴダイゴにはいくら賞賛しても足りないが、とにかく彼らへの敬意を最大限に払う意味でも、今の形は間違っていないと思っている。

 "Monkey Music""Beautiful Name""銀河鉄道999"、どれも二人でやるにはかなりエネルギーを使う。でも、うまくいくとものすごい満足感を我々に与えてくれる。本当によく出来ているし、喜びに満ちた傑作ばかりだ。

 さて、アンコールでの"ガンダーラ"はこれまでで一番の仕上がりだったと思っている。この曲は実はすごくむずかしくって、いつも曲に負けてしまっていた。でも、今回はオッサンと私、二人とも自然な演奏が出来て満足している。
 そして、最後にやった"Lyena"。これはタケカワさんのセカンド・ソロからの曲だが、今回私が一番大事だと思った曲。タケさんの音楽表現には、深いドロドロした情念や思い入れを全面に押し出すのは似合わない。彼の持つ知的な部分を中心に、たくさんの色を持つ豊かなポップ感覚でそれを包んで、音楽の楽しさを聴き手に届けることが一番だ。
 でも、その音楽の所々に彼の繊細な内面も感じられる瞬間があるのだった。"Lyena"にはそういう要素がいろいろ見受けられて、こちらも思わず感情移入させられてしまう名曲だと思う。
 オリジナルのオーケストラ・アレンジも大変良いので、何とかオイシイところを抽出して頑張ってみた。これに関しては私の独断的なやり方でまとめさせてもらった。結構、良く出来たと思うし、とにかく無事に終わってほんとによかったー、っていうのが本音でありました。
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by harukko45 | 2005-12-14 16:53 | 音楽の仕事

 11日のタケカワユキヒデさんとT's CompanyによるX'mas Partyは昼の部でファンクラブ限定公演、夜の部は一般の方々への公演だった。それぞれ、途中にケーキ・タイムともいえる休憩(実際にケーキと飲み物をサービス)をはさんでの1部2部形式でおこなった。
 今回リハの段階で、ほとんどの時間を費やしたのは1部のほうだった。なぜなら、この1部全てがクリスマス・ソングで構成されていて、タケさん自作曲からスタンダード、讃美歌にジョン・レノンと多岐にわたる曲をやることになったからだ。
 タケカワさんは一度決めたら、その目的のために突き進むので、やるといったらやるのである。ご本人は全体の大きな流れで見ているだろうから、「出来る!」で迷わないようだ。
 ただ、すべて合わせると90分ぐらいの内容を私と土屋さんと二人だけで演奏していくので、アレンジ面でいろんな部分にメリハリや工夫をしないといけない。

 さて、1部はタケさん自らレコーディングしたオープニングで開演後、まずはオリジナル曲である"It was the night before X'mas""夢のクリスマス"。タケさん曰く「僕はいかにも....って曲を書くのが得意なんだ。」(もちろんこの場合はクリスマス・ソング)の典型のような曲なんだけど、とは言えシンプルな中にも微妙に凝った部分があって、おもしろい。それをサっと聴くだけでは自然に流れていくんだけど、よく中身を吟味していくとわかってくるのだ。そうすると、いろいろこちらもアイデアをぶち込みたくなる。
 始めはピアノとベースでシンプルにやっていたのだが、もっとポップで映像が浮かぶような感じ(まさにCMソングみたい)にしたかったので、シンセも加えてカラーリングしていった。

 この後はメドレーで7曲のスタンダード・クリスマス・ソングを、'ジングルベル'のテーマを間に挟みながら進めるという、ファンの方々ならよくご存知(!)の形式でお贈りした。
 このうち、アイちゃんが唄った(1)"Santa Claus is coming to town"(5)"I saw mammy kissing Santa Claus"はジャクソン・ファイブのバージョンを参考に彼女のエネルギー爆発を意識したクラシック・ソウル風できめて、いいフックになっていた。
 モトイちゃんが唄った(3)"White Christmas"(6)"赤鼻のトナカイ"では、特に前者で彼女の持つムーディな感じがよく出て、なかなかの仕上がりだったと思う。オッサンのベースによる間奏がまた泣かせるね。
 フロント3人のアカペラでの"Deck the Halls"もうまくキマった。思いだすのは、通しリハでオッサンが曲順間違えて、カウントと同時に次の曲を引き出した時。さすがのオッサンも慌てておりましたなぁ。
 そして、タケさんによる(2)"Let It Snow"と(7)"The Christmas Song"はともにジャジーな方向性でまとめてみた。特にメドレー最後の後者は曲自体が美しいメロディを持っているので、自然と気持ちも高まっていった。ただ、昼のバージョンではタケさんがイントロ途中唄い始めてしまって、最初ちょっと妖しい感じに。私のイントロもわかりずらかったかもと反省。夜の方は完璧にきまって、最後まで集中の切れない、いい出来だったと思う。
 
 さて、メドレーが終わったからって、クリスマス特集は終了しない。続いて讃美歌"おおベツレヘム"は素朴にやって、気分を変えた。アイちゃんの裏声って、なかなか綺麗だったなぁ。新しい発見(?)かも。

 そして最後に、やはりタケさんとしては外せないジョン・レノンの"Happy X'mas"。私はこの曲、この1週間で3回目、アレンジも3パターン目で演奏した。タケさんはあまり観客に「さあ、感動しろ!」みたいなパフォーマンスはしない。だから、この曲も比較的あっさり終わるのが「らしい」な、って思った。でも、名曲であることは変わらない。

 ということで、タケさん曰く「地獄のクリスマス・メドレー」を含む、私曰く「これでもか!徹底的クリスマス・ソング集」による1部が終了。ここまで、書くのにだいぶ長くなったので、2部は次回に。
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by harukko45 | 2005-12-14 14:34 | 音楽の仕事

 数時間前、浅草のアサヒ・アートスクエアで元ゴダイゴのタケカワユキヒデさんのコンサート「X'mas Party2005」がおこなわれた。演奏は私のキーボードとギターの土屋潔さんだ。2回公演だったのだが、正直、1回目はまだギクシャクした部分やミスもいくつかあった。しかし、2回目は皆気持ちに余裕ができて、ほぼ満点と言える内容になり、すごく満足している。

 さて、私としてはけっこう思い入れをこめて臨んだコンサートで、オッサンと二人だけでどれだけ頑張れるかって挑戦でもあるから、とにかく今は無事に終えることができてホっとしているという心境だ。
 細かい内容についてはまた後日アップしてみたい。今日来ていただいたファンの方々の中にもこのブログを見ていただいている方もいて、本当に感謝感謝であります。

 今はとりあえずやり遂げたという余韻に浸って眠ろうと思う。
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by harukko45 | 2005-12-12 00:35 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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