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 1月の後半と同様に、この週末はジュンコさんとタケさんのコンサートが続けてありました。前回は共にディナーショウでしたが、今回はコンサートホールでのライブですから、演奏中の壮快感と終演後の爽快感は、やはり格別なものがありました。簡単に言えば、でかいホールでやるのは気持ちいい!ってこと。

 3月8日のジュンコさんは、高崎市箕郷文化会館でのフルコンサート。だからほぼ2時間ぐらいの内容で、今年初めてバンド全員集合の予定だったのですが、コーラスのユキコさんが体調崩してダウン、急遽ヒロコちゃん1人で頑張ってもらいました。
 やはり久々の集結で、リハーサルではどうもバタバタ、しっくりこない部分がいろいろありましたが、じょじょに調子も上がり、本番においてはなかなか集中した演奏になったのでした。特に、アルバム「Terra」からの"ワインレッドの心"、80年代風ドッカン・バージョンの"愛は時を越えて"、そしてアンコールでの"You've Got A Friend"といった久々の復活曲が、前より格段に良くなっていて、かなりの充実度を感じました。バンド各人のプレイもイキイキしてましたね。
 この辺の感触は、夏のクラブサーキットにうまくつなげていければいいな、と思いました。

 で、そのクラブ・サーキット2008が決定しました。正式に日程等はホームページに掲載されるでしょうが、今回は福岡ビルボードも加わって本数が増えました。もちろん、大阪ビルボード・名古屋ブルーノート・東京スイートベイジルに登場します。どうぞ、お楽しみに!

 さて、翌9日は日比谷公会堂にてタケカワユキヒデさんとT's Companyによるコンサート。こちらは東京都主催の「緑化キャンペーン」イベントの一環。前半を大山のぶ代さんの講演があり、第二部がタケさんのライブでありました。時間は1時間ほどでしたが、これまた久々の土屋さんとのバージョンで楽しかったです。何カ所か、危ういところも二人ならすぐに調整可能、いやいやそもそも「危うい」のはいかんですが。
 しかしまぁ、タケさん自身は前日にゴダイゴ+フル・オーケストラ&ゴスペル・コーラスに演劇を加えた大きなショウを池袋でやった後で、その興奮もあってか、この日も好調でなかなかノッてましたね。モトイちゃんも台湾から帰ってきて元気だったし、やはりフロントが盛り上がっているとこちらもワクワクするもんです。

 それと、不思議なもんだけど、土屋さんとの二人バージョンって実際はコンパクトなサウンドなんだけど、それでも大きなホールでやると広がり感が増強されてステージ上はえらく気持ちいいのでした。だから終始リラックスして自分達のサウンドに包まれている感じでした。
 それにしても"ビューティフル・ネーム"での客席からの歌声がでかかったですねぇ。いやー盛り上がりました。
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by harukko45 | 2008-03-10 15:02 | 音楽の仕事

2月突入

 2008年もあっという間に2月。正直、先月末のバタバタさ加減には、自分でも呆れてしまいましたし、いろいろと悔いの残る状況もありました。
 23日以降、日替わりで6アーティストの皆さんの仕事に関わらせていただき、そういう流れは実に喜ぶべきことなのですが、自分の許容範囲を越えるような仕事の取り方は、ところどころに「ほころび」を作ってしまうな、と、つくづく反省しております。

 本番のあった日のみ、簡単に振り返ってみます。

 25日はJabBeeとヴェルベットサンでのライブ。この日はピアノとギターのみでした。私としては、あまり余計なことはせずにいようと思っていましたが、何だか予想以上に力みが出てしまいました。それが、シゲルさんにも伝染してしまったかも。だから後半の数曲はシゲルさん自身も「力入っちゃって」と残念がってました。
 でも、前半の曲はJabBeeらしい暖かさが感じられて、出来も確かに良かったから、常にこれをキープしていけばいいのでした。

 おお、それから我々の前にやった京都から来た奥田聡子さん、良かった。思わず、CD買っちゃいました。コルグの小さなキーボードのみの弾き語りだったけど、十分自分の世界を作ってた。ちょっとオジサンしびれましたね。シゲルさんが惚れ込んで、東京に呼んだのがよくわかる逸材でした。今後にも注目です。

 27日はお初にお目にかかる「rica tomorl」のレコーディング。これは、すでに入っているリズム・トラックにピアノを2曲ダビングしたのでした。このところ沖縄出身の方とよくご一緒してるけど、ボーカルで曲も書いているricaさんも石垣島出身。で、彼女のボーカル・スタイルには、独特のコブシが入ってくるのですが、それがあまり民謡風に強烈ではなく、実に自然なニュアンスとして生かされていたのがすごく良かったですね。
 それと、リズム隊のサウンドも気持ちよかったので、とても楽しく、時間もあまりかからずにできたのでした。まだ完成は先のようですが、仕上がりが実に楽しみです。

 29日はタケカワユキヒデさんの浦安オリエンタル・ホテルでのディナーショウ。この日は2回公演の長丁場で、自分のプレイに危なっかしい部分があり、ちょっと落ち込みました。特に1回目の"Holy & Bright"のイントロを外してしまったのは大ボケでした。深く反省です。

 どうも私の良くない傾向として、何でも自分だけで表現してしまおうという欲求があるのですが、それを実際やるには多少の無理が生じているわけで、それが思わぬところでの凡ミスにつながっていたのでした。十分な準備と時間があればこなせることでも、今回のような流れでそれをやり遂げるには、自分の実力はまだまだ足りていなかったのでした。まさに自己過信による油断でした。
 とは言え、実際のパフォーマンスで大きな破綻につながらないのは、他の3人のメンバーのおかげであり、ギターの村田くん、ドラムの田坂くん、ベースの財津くんにはとても感謝しています。

 31日は大橋純子さんのディナーショウで、六本木リッツカールトンでの企業向けイベントでした。この日も午前中からサウンドチェックとリハーサル、おまけにジュンコさんはその前にフジTV「とくダネ」での生放送を終えてからでした。
 今回はドラムがいつもウエちゃんでなく、濱田尚哉君でした。ある意味、ウエちゃんの「イケイケ」風から、どっしりした「大人」なサウンドに微妙に変化しました。最近の「Terra」を中心にしたメニューにおいても、すごく新鮮な感覚で演奏できました。
 個人的には"地上の星"がすごく盛り上がりましたし、自分としてもこれまででのベストでした。

 ただ、他の数曲での私の演奏には、いろいろと問題があり、これまた反省です。とにかく、自分の中で疲れのピークが来ていることを感じてしまい、突然集中力が切れたようなポカがありました。なので、"地上の星"でのプラスも帳消しというわけです。

 そして、昨日は来週ライブがあるサカイレイコさんとの最終リハでした。これも準備のために、自らドタバタジタバタしていたのですが、実際に演奏し始めたら、私よりも20歳年下のメンバー達が一生懸命練習してきてくれていて、自分だけが舞い上がっていたことを気付かされたのでした。
 結局、この一連の流れにおいて、ことごとく私がやっていたのは自己中なパフォーマンスでの失敗で、回りを信頼していなかったからだ、ということ。しかしながら、それを助けてくれたのは全て回りの人々であったのでした。
 もっと、冷静になって、自分の力の不十分さをわきまえなくちゃいけません。良いお仕置きを頂いた1週間でした。
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by harukko45 | 2008-02-02 19:45 | 音楽の仕事

このところ

 ずっとNFLのことばっかり書いてて、仕事してないんじゃないかって感じでしたが、このところはまたまた例によって、いろいろな方々とのコラボで、少々グチャグチャになっております。

 まぁ、私の場合、どうも担当するパートのせいと、性格的なことが大きいとは思うけど、実際に音を出すまでが色々あって大変。それなりに考えますし、準備を整えるのがですね。そうやって、リハーサル前までに完璧ってことにしておきたいとは思っているのですが、大抵の場合は、現場でたくさんの事が変わって行くし、新しい問題も生まれるので、そう簡単にはいかないんですが。
 
 さて、そんなわけで、昨夜は今年初のタケカワユキヒデさんのリハ。来週29日のディナーショウに向けてのもので、今回はThat's On Noiseのメンバーに私が参加するのでありました。 
 で、私が日頃やっているT's Companyスタイルでの場合と、同じ曲であってもアレンジが微妙に違ったりするんですね。この辺がタケさんの大らかさとも言えますが、その場その場で良いと思ったものをどんどん採用する人だから、このようなバージョン違いが存在するのでした。
 だから、タケさん自身は現在ゴダイゴのライブ・バージョンもあるわけで、その違いを分析するのも面白いかも?

 とは言え、私としては通常のバンド・スタイルでゴダイゴ曲を演奏できるのは、やっぱり楽しいですね。もう1回、リハ出来るのでしっかり調整していきたい。

 明日はJabBeeとのライブ、その後は月末のジュンコさんのディナーショウとそのためのリハ、MAKIさんのリハなど日替わり。
 そして同時に、2月6日のサカイレイコさんのライブのために、ただいまシャンソン曲にどっぷりと入り込んでもおります。今までやったことのない曲ばかりで、プレッシャーもあるけど、最近じょじょに体に馴染んで来て、すっごく楽しい。これも、他のメンバーとのリハに向けて奮闘中といったところでした。
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by harukko45 | 2008-01-24 16:31 | 音楽の仕事

 いやー、何とか無事に家に帰ってこれました。8日のスーパーライヴの興奮冷め止まぬうちに、次の日に私と土屋さんはタケカワユキヒデさんのコンサートで、長野東御市に向かいました。
 ほんと、タケさんの仕事では、今までに行ったことのない場所にうかがう機会が多い。今回もまさにそのケース、それも地元の方々による手作りのコンサートであり、前半を長野在住のアマチュア・バンドの皆さん3組が演奏し、後半をT's Companyのパフォーマンスとなったのでした。

 正直、電車で移動中は、私とオッサンは前日の武道館話で盛り上がり、あそこはどうだった、誰々がよかった、ここはもっとこうすれば良かった、あん時は大笑いだった、などなど話は尽きない感じでしたが、到着してからはお互いスパっと頭を切り替えてコンサートにのぞみましたよ。

 何しろ、ファンの方ならご存知でしょうが、タケさんがこの12月になると必ずやる「クリスマス・ソング・メドレー」、それも20分近く続く内容のものを今年もここでご披露するわけで、そりゃ否応なく集中しないといかんわけです。
 個人的にも、このメドレーは好きですし、なかなかよく構成されていると思っているので、大変は大変なんだけど、うまくいけば喜びも倍って感じです。
 
 m9.クリスマス・ソング・メドレー/ジングルベル〜Santa Claus Is Coming To Town〜ジングルベル〜Let It Snow〜ジングルベル〜White Christmas〜ジングルベル〜Deck The Halls〜ジングルベル〜I Saw Mammy Kissing Santa Claus〜ジングルベル〜赤鼻のトナカイ〜ジングルベル〜The Christmas Song

 で、この内"Let It Snow""I Saw Mammy...""赤鼻のトナカイ"の3曲を前半に出演されたアマチュア・バンドの皆さんにそれぞれ歌ってもらったので、このメドレーをやった時にはステージ上にたくさんの人が集って、なかなかにぎやかなものでした。
 そんな高まったムードも手伝って、結構良い出来だったのではないでしょうか。オッサンはギター弾かないで、ここではずーっとベース弾いてましたけどね。最初のうちは、さすがのオッサンも慣れない感じだったけど、本番では「ノってきちゃったよ!」などと余裕をかましておりました。ヤレヤレ。相変わらずマイペースだわ。

 この前にやった曲達もいい感じでこなして来ていたのですが、どうやらメドレーが終わってホっとしたか、つづく"ビューティフル・ネーム"があまり良くなかったのが悔やまれます、特に私が。だいたいテンポが早かった。それで、イントロのフレーズがかなりグチャグチャしてしまいました。うー、残念無念です。かなり反省。
 でも、アンコールでの"999"は倍返しで頑張りました。

 ということで、私のタケカワさんとの仕事は今年はこれが最後、一年間ありがとうございました。タケさんの音楽へは、年々思い入れが深くなっていくように感じているし、来年も何本かすでに決まっているので、常にいい状態にしておくように心がけていかなくては。
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by harukko45 | 2007-12-12 12:00 | 音楽の仕事

 10日の猪名川に続いて、タケカワさんとT's Companyによるハートフル・コンサートin関西。昨日は和歌山県海南市のホールで演奏してまいりました。

 朝6時に家を出て、飛行機で関西空港へ飛び、そこから車で1時間、本番は午後2時から、というスケジュールで、何だかボーっとしたまま、演奏しちゃいそうなムードでしたが、始まってみたら、会場のお客さん達の暖かい気持ちに後押しされたのか、何とも言えぬ、和気あいあいとした楽しいコンサートになりました。
 おかげで、リラックスした気持ちのいい時間を過ごさせてもらったのでした。

 前回のコンサートからあまり時間を置かずに、続けて出来たせいもあるでしょうね。本番前のリハでは、猪名川の時に聞こえていたタブラの響きがなかったのが、寂しい感じもしましたが、そこはそれ、なければないなりに、土屋さんとの自由度も広がることもあり、すぐに調子を取り戻すことができました。
 会場の柔らかい響きと我々のサウンドがマッチしていたのかもしれません。なので、演奏していてちっとも力むことがなかったのも、気分の良かった要因でした。

 曲は、1.風を感じて 2.モンキー・マジック 3.ガンダーラ 4.Me And You(アイちゃんソロ) 5.Move On(モトイちゃんソロ) 6.Yesterday~Penny Lane~The Long And Winding Road~Eight Days A Week~A Hard Day's Night 7.She Loves You 8.Tickets To Ride 9.One After 909 10.Hey Jude 11.タントラ(タケさん新曲) 12.I Will(アイちゃんソロ) 13.Don't Feel So Lonely(モトイちゃんソロ) 14.ビューティフル・ネーム 15.銀河鉄道999 en.A Big Rock & Roll Star

 終演後、4時には会場をあとにして、関空から羽田へ。9時前には帰宅しておりました。いやー、何だか凄い一日だったような気もしますが、あまり疲れを感じていないのは、楽しかったからでしょうかね。
 それにしても、タケさんとの仕事では、今まで行ったことのない場所にうかがうことが多いですなぁ。初めての土地でも、こうやって音楽で人々とふれあえるのって良いもんだなって、しみじみ思えるようにもなった私でありました。
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by harukko45 | 2007-11-19 12:32 | 音楽の仕事

 9日の朝に神戸から帰ってきたと思ったら、10日は再び兵庫県猪名川へ。タケカワユキヒデさんとT's Companyのコンサートで演奏してまいりました。今回はギターの土屋さんとのコンビに、もう一人ミュージシャンに加わってもらいました。その人選もタケさんらしいと言うか、インドの楽器、タブラ奏者の吉美征樹(ヨシミマサキ)さんの登場でした。

 彼はラヴィ・シャンカールと競演してオールド・ロック・ファンにも有名なタブラの巨匠アラ・ラカに師事していた方で、現在は民族系の音楽のみならず、ジャズからポップスまで幅広く活躍されていて、毎月ライブを20本近くこなしているとのこと。なので、タケカワさんのようなポップなサウンドへの適応もバッチリであり、随所に新鮮な刺激を加えてくれて(特にゴダイゴ曲)、すごく面白かった。

 今までも、ギターとキーボードだけで、多少無理を承知でリズミックな曲にもトライしてきた我々ですが、やはりこういう打楽器が入ってくれると、より曲が見えやすくなっていい。
 とは言え、よくありがちなラテン・パーカッションでは、誰もがやっている雰囲気になってしまうわけで、そうではない刺激と出会いたいタケさんの思惑は大成功。やっぱりタブラという楽器の飛び抜けた個性が導きだす音世界は強烈なものでありましたよ。それと、吉美さん自身の人間性/キャラがいいというのかな、それも大きかったです。

 コンサート全体としては開演当初、地元のお客さん達は神妙に聞いてらっしゃる雰囲気でしたが、中盤のカヴァーものあたりからリラックスしたムードになり、後半ではとても楽しんでくれていたようでした。個人的にはタケさんの新曲やモトイちゃん、アイちゃんのオリジナル曲の出来が前よりもうまくいったのがうれしかった。

 さて、実は来週、和歌山でもT's Comapanyのコンサートをやります。こちらは吉美さんは登場しないのだが、昨日のグルーヴ感を忘れずに、通常パターンでも盛り上がっていきたいと思います。
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by harukko45 | 2007-11-11 12:20 | 音楽の仕事

 20日は、前にもリハの様子をお伝えしたタケカワユキヒデさんプロデュースによるブルークローバー・チャリティコンサートの本番でした。久々の新宿厚生年金ホール、気持ちよかった!
 とにかく、このホールには若かりし頃から何度となく通ったものです。ジャズやフュージョン、ポップスのコンサートのお客としてです。憧れの外国人アーティスト、ミュージシャンの歌や演奏をまさにかぶりつきで観ていたものでした。特にジャズにはまりまくっていた時にはこの新宿厚年と浜松町の郵便貯金ホールと渋谷公会堂には本当によく出掛けて行った。あの頃は小遣いの全てをジャズのコンサートに費やしていた。ビル・エバンス、ハービー・ハンコック、キース・ジャレット、マッコイ・タイナーからセシル・テイラーにアート・アンサンブル・オブ・シカゴ。ウェザー・リポートやスタッフ、ディヴィット・サンボーンとアル・ジャロウの競演は新宿だったか?ウェザーは渋谷だったか?

 まぁそんなわけで、そういう場所にはある種のワクワク感ってものが漂いますね。それも伝統や歴史ってものなんでしょう。私は他のメンバー同様、午前中の9時半から入って楽器搬入をしてましたが、実はその前日まで打込みの仕事をずっと続けていて寝不足が続いていたのに、何となく高揚感が感じられて意外と元気でした。これも場所の気の影響かもしれません。

 さて、コンサートの中味は始まる前から思っていたとおり、とっても素敵な内容となりました。タケさんの呼びかけに応えて集まったアーティストの方々が素晴らしい人達(渡辺香津美さん、鈴木康博さん、尾崎亜美さん)だったので、当然の結果とも言えますが。
 また、私達バンドのメンバーも気心しれてツボのわかり合えた仲間だったので、大変楽しかった。それに、ドラムのウエちゃんは香津美さんと、ベースのロクさんにギターのオッサンは鈴木ヤッサンと、そして私は亜美さんとそれぞれ旧知だったので、何とも和気あいあい、それでいてアーティストへのリスペクトの思いもちゃんとあり、全体に誠実な空気があふれていたと思いました。
 これって、こういったいろいろなアーティストが会する現場では、極めて珍しいものです。

 特には私にとっては、尾崎亜美さんは特別な存在です。正直、尊敬とともに緊張を感じる相手なのです。つまり簡単に言えば、今でも「頭の上がらない」人だということです。それは、作曲家、歌手としての素晴らしさもありますが、それと同時にピアニストとして大変素晴らしいのです。彼女の美しいタッチと音色の良さ、リズムの良さは昔から変わらずでした。ミュージシャンのレベルという点において、いわゆるテクニック的なものは練習すれば身に付きますが、例えばピアノにおけるタッチの良さやそれによって生み出される美しい音色に関しては、それこそ才能の違いというものをまざまざと見せつけられるものだと思っています。
 そして、彼女が作り出す音楽世界は全く変わらずに高いレベルでキープされていました。パートナーである小原礼さんの素晴らしさもあって、かつてよりも柔らさや大らかさも獲得しているとも感じられました。でも、ベーシックに存在している音楽性は昔と同じように豊かなものでしたし、そのパフォーマンスはまさに「完璧」であったと思ったのでした。

 また、最後に全員でやったビートルズ・ナンバー5曲は、普通ならただのセッションで終わりそうなものが、今回はかなりきちっとそれぞれの色合いを生かしていたのでした。この辺の構成はタケカワさんの大ヒットではないでしょうか。それ以外にも、タケさんはパフォーマーとしてよりもプロデューサー、企画構成者、司会、盛り上げ役として大奮闘でありましたが、たぶん同じメンバーであっても彼が仕切っていなかったら、このように明るくて音楽の楽しさを感じさせるものにまとまったかどうか。
 私としては、タケさんのリーダーシップの素晴らしさをまたあらためて感じることができました。常にどんな状況でも、彼のバックで演奏することに喜びを感じられるのは、やはりタケさんの人間性から来るものも大きいとも思いました。

 なので、タケカワさんの曲は出来るだけよく聞かせたいと、思い入れを強くしているのですが、今回はちょっと物足りなかったかもしれません。正直、せっかくバンドで臨んだので「ガンダーラ」も「ビューティフル・ネーム」もやりたかったし、最近の曲でも良いのがあるし。
 まぁ今回は全体をまとめ役としては、しかたのない状況であったかもしれません。今後、もしこのような企画が続くようになれば、その時にはもっとタケさん自身をフィーチャアするようなことも可能となるでしょう。

 それから、ドラムの植村君が子供時代にアニメの「999」のファンであり、実はタケさんやゴダイゴに特別な思い入れを持っていたというのも驚きでしたね。なので、最初のリハの日に、タケさんに挨拶をするウエちゃんの「純真」な表情が何とも印象的でありました。
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by harukko45 | 2007-09-30 05:23 | 音楽の仕事

 来る9/20に新宿厚生年金会館でおこなわれる、タケカワユキヒデさんプロデュースによるブルークローバー・チャリティー・コンサートのリハーサル初日が昨日ありました。参加される4組のアーティストも全員集まって、豪華な組み合わせによる、とても充実感のあるセッションになり、リハでありながら、ずいぶん楽しませてもらったのでした。

 今回出演されるのは、タケカワユキヒデさん+アイ武川さん、鈴木康博さん、尾崎亜美さん+小原礼さん、そして渡辺香津美さん。それぞれのパフォーマンスももちろん素晴らしいが、全員によるセッションがなかなかのもので、思わず盛り上がってしまうわけです。
 バンドの方は、このブログではおなじみの土屋"ossan"潔さん、六川"ma-bo"正彦さん、植村"uechan"昌弘さんに私という、まさに「花のサンフランシスコ・バンド」であり、こちらはこちらでいつもよりロック・テイストの強いムードで臨んでおります。

 これに、ストリングス・カルテットも加わって、より豪華で新鮮な響きが実現しそうです。リハはもう一日ありますが、今から本番が楽しみであります。
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by harukko45 | 2007-09-05 01:50 | 音楽の仕事

 時間が前後してしまいましたが、ジュンコさんの大阪ブルーノート2日間を終えた翌日、私はホテルを朝6時半頃出発し、9時半には新潟のりゅーとぴあホールに到着していた。この日はタケカワユキヒデさんとT's Companyのコンサートでありました。
 
 私は大阪・伊丹から久々のプロペラ機で新潟に向かったので、タケさんご一家とギターの土屋さんよりも1時間程早く現地入りでき、なかなかスムースな移動にホクホクだったのだが、何と良かったのはそこまでで、実際に早めのセッティングと楽器チェックをし始めたら、シンセのデータがメディアに記録されていなかったことが判明した。
 これは、たぶん私自身が自宅でデータ・セーブをしっかり確認しなかったことがいけなかったのだ。が、今さら言ってもしかたない。かなりのショックではあったが、とにかくリハーサルが始まる前にシンセのプログラミングを一からやらなければならなかった。

 こういったトラブルからの現場処理には、それほど動じずにテキパキとこなせる方ではあるが、タケさんのプログラムは、私が現在やっているライブの仕事の中で、一番ハイテク化されているセットだったので、それを本番前に失ったのはやはり落ち込んだ。

 何とか、今まで使っていたものに近くプログラムを大急ぎで終わらせたが、その後、今度はMIDIパッチ・ミキサーがトラブってしまい、シンセをダンパー・ペダルでコントロールできない状態に陥ってしまった。
 これは、結局最後まで解決せず、非常にやりにくいことになってしまった。おまけに、1曲ごとに4つのスイッチをかえていかなければならず、演奏以外のことでバタバタしてしまった。

 ただ、このような場合は出来るだけ慎重に落ち着いていれば、臨機応変にこなせるもので、この日も、オープニングの"風を感じて"から"モンキーマジック""ガンダーラ"、アイちゃんリードの"Me And You"、モトイちゃんリードの"Move On"あたりは実にスムースな流れで、私も土屋さんもなかなか快調なパフォーマンスであった。

 そして中盤、タケさんがこのたびリリースしたビートルズ・トリビュート・アルバム「クロニクル」にちなんで、"Yesterday"に始まって、短く"Penny Lane""Long And Winding Road""Eight Days a Week""A Hard Day's Night"、そして3人で"She Loves You""Ticket To Ride""One After 909"という、ビートルズ特集はこちらもかなり楽しんで一気に盛り上がってしまった。

 だが、少々油断したとでも言うか、続くタケさんの新曲"タントラ"ではサウンドにサスティーンが効かずに、イントロが始まった瞬間に非常にガックリきた。その影響で歌前は決まらず、その後も動揺したまま演奏していたので、あたふたしたようなノリで曲が進んでしまった。何ともしまりのないエンディングといい、個人的には散々な内容だったので、大変悔やまれる。

 その後、アイちゃんモトイちゃんのソロでは、何とか気持ちも演奏も持ち直したが、再び"ビューティフル・ネーム"で、今度はMIDIでシンセがリンクせず、当初の音色が出てこなかった。これはかなりグサっときて、こんなに楽しくて素晴らしい曲なのに、何で俺は落ち込まなきゃならんのだ!って心境になってしまった。どこのトラブルかを演奏しながら探し出し、ようやく中盤以降は何とか形を取り戻したのだった。まったくねぇ、情けないったら。

 "999"とアンコールの"A Big Rock And Roll Star"はとりあえず普段通りの演奏が出来たのは救いだったかな。だが、やはりこういう日は落ち込んでしまう。
 とにかく、演奏のみならず、いろいろな準備の段階でも慎重に物事を進めないと、大きな落とし穴がいつでもあるのだと、もう一度肝に銘じなくては。
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by harukko45 | 2007-07-31 01:32 | 音楽の仕事

 私も住んでいる横浜市では、6月2日が「横浜港が開港になった記念日」とのことで(知らなかった!)毎年、みなとみらい周辺でいろいろなイベントが開かれていたらしい。で、今年のライブ・アーティストとしてタケカワユキヒデさんが呼ばれたのでありました。タケカワさんも何かと横浜にはゆかりのある方ではあります。

 さて、夜8時からの花火目当てのお客さんも多かったのでしょうが、会場の臨港パークはかなりの人だかりの大混雑でした。我々は正午に会場に入り、セッティングとサウンドチェックをやっていましたが、今日は一日ドぴーかんで、リハーサルの時など少し日射病にでもなりそうな日差しであり、おかげで顔も腕も真っ赤に焼けてしまいましたよ。午後3時頃にはそれらも終わり、後は開港祭の模様を港の水際に設置された楽屋テントあたりからずっと見ておりました。
 いやー、海上保安庁や消防庁の船によるパフォーマンス(?)にヘリコプターからの人命救助のデモもなかなかの見応えでしたし、JALのスチュワーデスさん達で組んでいるチアガール・チームのダンス・パフォーマンスあり、新人アーティスト達のライブありと、盛りだくさんでした。

 そしてだいぶ日が落ちて来てから、タケカワさんと娘さん達"T's Company"のライブとなったのですが、最初はギター(土屋さん)の回線が生きてなかったり、私のシンセが一台トラブっていたりで、バタバタしてしまいました。おまけに、ケーブル・テレビで生放送してたなんて!後でビデオ見たら、そのまんまバタバタでしたな。
 その影響か、全体に気持ちが先走ったようにつんのめった演奏にところどころなっていたのが、ちょっと残念でした。でも、久々の野外でもあり天気も良かったこともあり、気持ちのいい開放感も同時に味わうことが出来ました。自分の出している音により広がりを感じるとでも言いますかね。

 曲目は1,風を感じて/本物の海風がガンガン吹いてきて、さわやかに「感じる」ってわけにはいかなかったかな。シンセもとんでたし。でも、後で聞いたらなかなか良かった)2.モンキーマジック/つんのめってる!オイラのソロでテレビではアップ、キャー!苦虫つぶした顔で弾いてやがった。
 3.(四女のアイちゃん曲)I Will 4.(三女のモトイちゃん曲)Move On/この2曲では2人の音楽感の違いがますます鮮明に表れております。それにプラス、内容が濃くなってきたことで、お父上のアレンジもいろいろと凝ってまいりました。パフォーマンスはまだ改善の余地ありってとこですが、なかなかやる気にさせるアレンジです。
 5.ガンダーラ 6.銀河鉄道999/おなじみのゴダイゴ曲は、やっぱり曲が良い。ビデオで見るとあらためてタケさんの声の魅力に感心します。ガンダーラでは演奏していて気持ちよかったのか、土屋さんがサビを一緒に口ずさんでいるのが映っておりました(ホノボノ)。"999"の後にアンコールしてくれるお客さん達がいてくれて感謝でしたが、残念ながら今回は我々のパートは時間切れ、でも、イベントのクライマックスを飾る1000人の市民コーラスにタケさんが加わっての"ビューティフル・ネーム"などもあり、そしてお待ちかねの大花火大会と、たいそうな盛り上がりでありました。おかげで、こちらも高揚した気分のまま帰宅したのでした。
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by harukko45 | 2007-06-03 00:23 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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