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 昨夜はタケカワユキヒデさんのコンサートがあり、先週に引き続きバックをつとめさせてもらいました。メニューはほぼ安城市でのものと同じ、バンド・メンバーも土屋さんのギター、財津くんのベースに私という形であります。

 m1.ガンダーラ m2.モンキー・マジック m3.Winter Green & Summer Blue m4.Through The Looking Glass m5.恋のバカンス m6.Yesterday m7.All My Loving m8.Roll Over Beethoven m9.She Loves You m10.時の流れに身をまかせ m11.相信自己 m12.Tree Of Life m13.ビューティフル・ネーム m14.銀河鉄道999 en.A Big Rock'n Roll Star

 90分超の内容ですが、大げさなイントロダクションなどなしで、「じゃ、ガンダーラから」って感じで始まるのはいつものタケさん流です。今回、財津くんが加わってくれていろんな点で余裕が生まれました。それが、m1,2のようなおなじみ曲で特に感じられましたね。

 m3はタケさんが映画「夜叉」のために書いた主題歌で、アメリカの名ジャズ・シンガー、ナンシー・ウィルソンのために作ったもの。その後、森山良子さんも取り上げた隠れた名曲でありましょう。曲調はナンシー・ウィルソンを意識してスタンダード曲風に書いたとのことですが、とにかく全体を包み込むような広々としたムードがあり、それが何とも言えない寂寥感をも感じさせるのでした。
 タケさんバージョンでは、彼自身の打ち込みによるオーケストレーションにおいしい部分が多々あるので、印象的な部分を出来るだけ再現しようと試みました。なかなかやりがいがあって楽しかったです。

 m4はアグネス・チャンに書いた曲ですが、サイケ・ビートルズ風の曲調が実に面白い。新たに間奏として加えた土屋さんのソロがフレーズ、音色もピタっとはまりまくってて最高でした。

 m5は前にもやったことがありましたが、その時は比較的オリジナルに近いアプローチをしてました。でも、ちょっと古すぎる感じだったので、今回はタケさんのアレンジで、ちょっとパンク風とも言えるアグレッシブな雰囲気でトライしました。リハの時はなかなかノリがつかめなかったのですが、最終的にはかなり良くなったと思いました。個人的にはちょっとだけ宮川泰さん風をどこかに残したかったので、間奏のピアノで先生の豪腕な感じを意識してみました。

 m6から4曲はタケさんのライフワークであるビートルズ集から。実を言うと、ゴダイゴの曲以上にこだわりを見せるのがビートルズ物なので、ここでもギターの土屋さんが大活躍であります。
 それと、"She Loves You"では、タケカワ家の三女であるモトイちゃんが参加し、ツイン・ボーカルでのパフォーマンスとなりました。

 で、彼女の堪能な中国語を生かしての2曲。m10は言わずと知れたテレサ・テンの代表曲で、日本だけでなく中国圏の諸国でも超有名曲。もちろん良い曲ですが、やってみると意外と難しいのでした。あんまりこちらで意識的にメリハリつけないでやる方がいいのかもしれない、などと今頃感じております。次回はもっとうまく出来るように工夫してみたい。
 m11はモトイちゃんのオリジナルですが、ポップなメロディと過激な転調(通称:モトイ転調)がミソ。ここでも彼女は中国語と英語を使い分けてのボーカルであります。

 そして、今回のメニューで初披露となった新曲がm12の"Tree Of Life"。これはタケさんとモトイちゃんとの共作で、骨髄バンク・キャンペーン曲として作られたもの。そのテーマに添うように、優しさとともに大きな広がりもある内容なので、3人だけの演奏ではなかなか表現しきれないところもあるのですが、何とかまとめられたかなと思います。
 雄大なバラードだけど、その世界に深沈しすぎずに前向きに進むイメージが大事だと感じました。ただ、私がちょっとムキになりすぎてた部分があったかもしれません。

 さて、m13からは再びいつものタケさんのムード。おなじみのオリジナルは何度やっても楽しかったです。"ビューティフル・ネーム"はわかっちゃいるけど、ついつい盛り上がるし、"999"では江東少年少女合唱団の皆さんを迎えて、いつも以上ににぎやかに。
 そして、アンコールの"A Big Rock'n Roll Star"は、やはりベースが加わってくれたことで、スケールが増してすごく良くなったと思いました。

 今月は、久々にタケさんの音楽を3公演堪能できて、実に面白かったです。次回はまだわかりませんが、早い再会を楽しみしたいと思います。
 昨夜会場におこしいただいた皆さんには、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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by harukko45 | 2009-10-22 15:17 | 音楽の仕事

 昨日はタケカワユキヒデさんのコンサートで、愛知県安城市に行っておりました。これは企業主催のコンサートで会場も会社敷地内にあるホールでした。

 タケさんとのライブは4月のビッグサイト以来、ただし今回は土屋潔さんのギターに、財津尚之くんのベースに私のキーボードという初めての編成。先週2回リハーサルして本番にのぞみましたが、レパートリーとして初めて登場した曲が数曲並び、時間も90分ほどの内容でありました。

 土屋さんと組んでのパターンは何度もやっておりますが、今回ベースが加わってくれたことで、いろいろ楽になった部分もあり、通常のキーボード演奏に集中できるわけですが、その分一人増えてコンビネーションやノリ方、曲の捉え方などを、いろいろ調整していかなくてはなりません。
 ただ、ずっとやってきた曲をもう一度見直す機会にもなるわけで、新曲のトライとともに、新鮮な雰囲気になったことは間違いないですし、昨日の本番も2回だったので、ずいぶんと熟れていったと感じました。

 さて、21日にも同じ内容でタケさんのコンサートがありますので、もうちょっと細かい事はその後にしたいと思います。

 終演後に、加藤和彦さんの突然の死去を知り、大変驚きました。心よりご冥福をお祈りしたいと思います。

 
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by harukko45 | 2009-10-18 17:08 | 音楽の仕事

 一昨日の土曜日は、タケカワユキヒデさんのライブの仕事で、お台場のビッグサイトに行きました。これは某企業のイベントだったので、お客さんはその会社の関係者ばかりでしたが、ほぼ1ヶ月ぶりのバンドによるライブ演奏が出来て、私個人としても楽しませてもらいました。やっぱ、演奏しているのが一番気分がいいです。
 今回は、タケさんにプラス、モトイちゃん、アイちゃんが加わったT's Companyバージョンで、お嬢さんお二人の新曲を交えての約1時間のステージでした。ビッグサイトって、ようはドッカーンとした体育館をいくつかに仕切っているだけだから、音響的にはとてもやりにくい、聞きにくいとの評判だったけど、実際には思ったよりも悪くなく、少なくともステージ上は問題なくやれました。

 ところで、我々の出番はグランドフィナーレ前のステージ(第2部?)だったのですが、この前に隣の会場ではHIROMI GO(郷ひろみ)さんのステージがあったのでした。幸運にも我々の楽屋からもステージをちょっとだけ見れたのですが、いやぁ、郷さん若い若い。あの肉体と動き、もちろん歌声もですが、恐れ入りましたと思わず頭を下げたくなる感じの元気さでしたね。私の2才上ですから、凄いもんだ。(ちょっと、若過ぎ?!って言いたくなるところも)
 "モンロー・ウォーク""お嫁サンバ""Goldfinger'99"に"エキゾチック・ジャパン"と後半は立て続けのおなじみ曲の連発はかなりキマってましたね。

 ということで、その後に登場した我々(お客さん達は隣のホールに移動して)は、いたってユルイ?流れでしたが、それでもお客さん達が大いに盛り上がってくれて、久々にT'sらしい和気あいあいとしたムードを味合わせてもらいました。

 
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by harukko45 | 2009-04-27 19:26 | 音楽の仕事

 今月に入って男性アーティストとの仕事が続きました。
 
 一つはまだ20代の若いシンガーソングライターでありながら、しっかりした歌と曲作り、自らのピアノ伴奏での弾き語りライブですでに熱狂的なファンをつかんでいる松本卓也さんのレコーディング。彼の新譜は弾き語りの曲だけでなく、今回初めてバンドによるバッキングでの作品が3曲収録されました。そのアレンジとキーボード・ダビングを私が担当したのでした。
 レコーディング、TD、マスタリングの作業は無事に終了しておりますが、この中身等については、リリースの段階でよりくわしくご紹介したいと思います。それにしても、ひじょうに将来が期待できる逸材の登場に私の周りでも大変盛り上がっていることだけはお伝えしておきます。

 そして、15日はタケカワユキヒデさんとの今年初のコンサート、バックは村田くん、田坂くん、財津くんに私というこのところおなじみ(?)の編成。ただし、ボーカル陣はモトイちゃん、アイちゃん姉妹が不参加のため、タケさんのみ。こうなると当然セットリストはゴダイゴ、タケさんソロ・ワーク、そして敬愛するビートルズ・ナンバーが連なることになりました。

 この日のコンサートは第1部として、150名(だったか?)の女性コーラスとタケさんの競演によるステージがあり、我々は第2部のバンド・バージョン編に登場したのでした。
 で、今回は個人的にもとても楽しくやれたのと、バンドとしてもよりまとまったサウンドが構築されてきたのが明らかで、大変満足できる内容でありました。もちろん、まだまだ時間があればメンバー同士で煮詰めて行かねばならない部分も多いですが、それでも、ある一つの形が出来つつある実感があったことがうれしいのでした。

 というわけで、セットリストです。
 m1.モンキー・マジック m2.ガンダーラ m3.メドレー:Salad Girl〜Where'll We Go From Now〜Thank You Baby〜Holy And Bright m4.Roll Over Beethoven m5.Baby It's You m6.Penny Lane m7.白い街角 m8.Thinking Of You m9.Happiness m10.ビューティフル・ネーム en.銀河鉄道999

 個人的に特に燃えたのが、まずはm2。もちろん、いつもやっている曲ですが、今回はコーラスをバンド側でやったりして新鮮だったし、この曲の演奏への意欲というのも高まり、キーボードでの新たなトライもしてみました。割と微妙な部分なので、聞いている方にはそれほど変化はわからないと思いますが、演奏者としては「おっ」という発見がありうれしくなりました。

 m4からの3曲はビートルズのカヴァーですが、どの曲も演奏することがこの上なく楽しい曲ばかり。特にm6はサイケ時代のポールの大傑作ですから、どうしてもいろいろと再現したくなる部分が多く、キーボードのパートは大忙しですが、それが大いに燃える要因にもなるわけで。とりあえず、やろうと思っていた事は出来たと思っています。

 m7,8のソロ曲は昨年のコンサートで初めてやったものでしたが、今回はその時よりもずいぶんこなれて、見違えるほど良くなったと思いました。やはり本番を一度経験すると、いろんなものがよく見渡せるようになってくるのでした。これも楽しかった。

 m9は何度やっても感動する名曲、名アレンジだと思っていますが、まさにその通りに、今回も気持ちが入って、バンド全体も集中した良い出来だったと思います。曲に引っ張られて自然に高揚していく気分になりました。

 おなじみのm10とアンコールでは、1部に登場していた大コーラス隊と指揮者の先生が加わっての大団円となったのでした。
 
 いつも感じるタケカワさんの音楽の持つ明るさ楽しさ深さを、またまた再確認する一日でありましたし、心から演奏する喜びも感じられたのでした。
 そして、これで2月からぶっ通しで続いた仕事も一段落。特にライブは1ヶ月ほどお休みです。その間に自宅でコンピューターによる「打ち込み」をする作業がありますが、一応少しのんびり出来る状況になり、私としてもほっと一息です。この1ヶ月はコツコツと練習や準備を怠らずに、春から夏への仕事に備えようと思います。

 で、4月からの仕事もタケさんとのコンサートで再開です。今回のいい状態をよくインプットしておいて、次回もより良い内容を目指したいです。
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by harukko45 | 2009-03-17 01:33 | 音楽の仕事

 11月に入って先週末はタケさんの仕事で、川口市のリリアホールに二日間通いました。1日は会場にてリハーサル、2日が本番です。夏の熊本以来のバンド編成でのコンサート、曲も復刻したタケさんのソロ曲が加わって、なかなか新鮮なメニューになりました。

 その新たにトライした2曲は80年代にリリースされたもので、このたびCDアルバムとして6枚一挙に復刻されたものからの選曲、83年の"白い街角"と84年の"Thinking Of You"でありました。
 しかしまぁ面白いもので、この80年代の音楽というのは今聞き返してみると、ずいぶんとはっきりした色合いのある内容だなぁとつくづく感じます。それは良い意味でも悪い意味でも両方あるのですが、派手さやPop感覚の明るさに関しては他の時代に比べて群を抜いて際立っているのでした。
 今の感覚でこれをやるのって案外難しいものです。当時のサウンドや演奏を実際に体験している身としては、すっごく懐かしく感じてしまうので、かえってやりにくい所もあるわけで。

 とは言うものの、この2曲、なかなか面白い曲なんですね。さすがタケさんともいうべき、「ヒネリ」がやっぱりあって、例えば"白い街角"はかなり歌謡曲的なニュアンスを取り入れていて、思いっきり80年代にグループサウンズを復活させたような仕上がりなんですが、曲自体の構成が摩訶不思議で微妙に「やっかい」さんでした。
 聞いているだけだと、シンプルに感じるんですが、これがなかなかなんです。それと、これでもかってぐらいにハモってフレーズを弾いているギターが印象的なので、今回は村田くんのリードはもちろん、私もシンセで再現してみました。

 もう一つの"Thinking Of You"は鷺巣詩郎さんのアレンジだそうですが、これまたあの当時に大いにはやったキーボード・サウンドで、2段階にキーが上がっていくのと、やはりこれも曲の構成がいろいろ凝っているのでした。演奏していると、ギターの間奏をはさんでの1コーラス目と2コーラス目では、印象がずいぶん違うように感じるのです。
 5年くらい前だったら、全体のアレンジを変えてやってみよう、ってところでしょうが、今は、当時の雰囲気をある程度再現してみたい気分になります。80年代Popの再評価の気運と言える感じでしょうか。

 こういった久しぶりの曲をやったためかどうかはわかりませんが、めずらしくタケさんがこの後1曲をすっ飛ばして、このコンサートの主催者でもある川口市長、岡村幸四郎さんをゲストとして呼び込んでしまいましたが、岡村市長からすぐに「1曲とばしてるぞ」ってツッコまれてました。このお二人、同級生で親友だったんですね。
 それで、「日本一歌のうまい市長」岡村さんとタケさんのデュエットでビートルズの"Yesterday"をやったのでした。

 さて、とばされてしまった曲はタケさんのデビューアルバムに入っている名曲"Happiness"でした。これをやめるわけにはいかないのでして、順番は変わりましたがちゃんと演奏できました。個人的にも外せない曲ですので、良かったです。それと、バンドでの演奏であるのと、特に田坂くんのドラムの感じが70年代のブリテッィシュ・ロックの雰囲気をよく醸し出してくれるので、すごくはまるんです。だから、何度やっても飽きません。

 そして、コンサート後半はタケさんの4女アイちゃんのソロやゴダイゴのヒット曲が続いたのでありました。お客さんも3階まで一杯でしたし、個人的にもリラックスしてすごく楽しめたコンサートになりました。
 
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by harukko45 | 2008-11-04 17:00 | 音楽の仕事

 21日はタケさんのコンサートで、大阪に行ってまいりました。そういえば、先々週も日帰りで大阪でしたっけ。
 この日は企業主催のイベントでのコンサートでしたが、お客さん達は一般の方々でいっぱいとなりました。

 さて、今回はモトイちゃんが欠席で「T's Company」としてではなく、前半タケさんを中心に後半アイちゃんが加わって、という構成でした。初めてやる曲あり、久々に復活した曲ありで、なかなか新鮮なメニューでしたな。初めてやった曲は少々危ない感じもありましたが、60分ステージに11曲詰め込んだ盛りだくさんの内容で、最後はかなりいい感じで終えることができました。

 バックは私と土屋潔さんのギターのみ。このパターンも久々でした。オッサンとの再会も7月以来、お元気そうで何よりだったし、相変わらずいいプレイを聞かせてくれましたぞ。今回はグレッチのギターを持ち込んで、これがまたゴキゲンでした。
 それは、ビートルズのショート・メドレーで大活躍、"Michelle"シブかった、"Hello Goodbye"のキューンっていうフレーズ、タマランでしょう、"Lady Madonna"のバッキングもモロでしょう、"From Me To You"もイケてました。

 それから、久々にやったタケさんの初期の名曲"Happiness"。これはコードの流れにヒネリが利いていながら、メロが流れるようですごく気持ちがいい曲です。ゴダイゴ・バージョンでのピアノのフレーズもかっこいいし、やりがいあります。

 他にはもちろん、おなじみゴダイゴのヒット曲の数々とアイちゃんのオリジナルだったのですが、特にどうしてもふれておきたい曲が1つ。
 今回のタケさんの選曲の中で、思わぬ流れで登場したのが"恋のバカンス"。前に坂本九さんのヒット曲を取り上げたことはあったけど、そのあたりの名曲を復刻したわけですが、それにしても突然だったので、ちょっと驚きでした。

 で、このオリジナルは宮川泰さんの作編曲で、ザ・ピーナッツの歌による63年の大ヒットであるのですが、このアレンジとビッグバンドでの演奏がしびれる。「こりゃまたヤラレター!」とばかりに、かなり参考にさせてもらいました。
 たぶん、ボーカルもバックも「せーの」で一発録りだったのだと思いますが、すっごくグルーヴが良いのだ。バランスがところどころグチャっとしたり、縦の線がずれたりしてる部分があってもぜんぜんOK。それよりも、一発録りの良さとも言える生々しい臨場感と一体になった迫力が最高ですね。さすがにこの年、レコード大賞の編曲賞をもらっているのがわかります。

 イントロの60年代映画風ともエレキ・インスト風とも言えるリフから、突然ですがみたいなマイナー6のブラスによるキメが来て、ピーナッツのボーカルが登場するという流れだけでもかなりやられますが、このAメロでのリズムのパターンがなかなかカッコイイ。スインギーなジャズ風とロカビリー調なものが合体したようなベースのフレーズに、ドラムのリム・ショットがいいんだな、これが。
 歌にからむギターのオブリは、なんだか中東風で不思議。でも、これが後半ブラスとのアンサンブルで奏でられると非常に感動的なのだ。
 一番の驚きはBメロで、そこまでのグルーヴィな雰囲気から一転、"リンゴ追分"か? と思うような哀愁漂うムードの何とも言えない展開に「マイッター!」。それもすぐに立ち直ってグルーヴが復活するんだが、ここでのベースの動きが引出したコードの流れがなかなか良い。2コーラスとも同じ動きなので、宮川先生の指定なのでしょう。ルートを弾くだけでなく、印象的なフレージングで実に効果的なバッキングになっておりました。

 間奏とエンディングもノリノリだが、ちょっとだけ「クレイジー風」な響きになっちゃったのが、惜しい気もするかな。いわゆる「ブワーッ」と行っちゃった感じね。でも、ここまで盛り上がってキメてくれれば文句は言えません。
 そんなわけで、話はかなりそれましたが、YouTubeでのザ・ピーナッツ版を是非チェックしてみてください。
 Japan 1960-1970 Pt.7 恋のバカンス その当時の懐かしい映像とともにモノラルでムード満点に聞けます。
 ザ・ピーナッツ 恋のバカンス こちらはステレオによるミックスで音良しですが、映像は動きません。
 ザ・ピーナッツ 恋のバカンス そんでもって、テレビの歌番組でのピーナッツ。これはだいぶアレンジが変えてあって、かなりスイング・ジャズ色が強いですが、例のBメロ部分もより"追分"調になっているのが面白い。でもピーナッツが可愛くて最高。

 さて、盛り上がりついでにですが、この"恋のバカンス"はその当時ザ・ピーナッツだけでなく(「エリーゼのために」をラテン・ポップスにアレンジした)"情熱の花"のヒットでスターになった世界的な女性シンガー、カテリーナ・ヴァレンテが日本語で歌ったバージョンがある。で、オッサン曰く「すんげぇーカッコイイ」ものだったらしいのだが、そのレコードは友人に貸したきりだそうだ。
 その話を聞いてネットをいろいろ検索して探したが、今はCDではなかなか手に入らないようだ。サンプル程度に聞ければよかったのだが、今回は見つからなかった。しかし、ネット上で見れた詳しい方々のコメントでも、絶賛してらっしゃるものが多いし、そうなるとますます聞きたい気持ちが募るのだったー。

 などと長々と"恋のバカンス"に費やしてしまいましたが、実際の我々のバージョンは私がオリジナルに近いリズム・パターンとコード感を供給し、オッサンは半分のテンポでカッティングをして、今っぽいノリとのミクスチャーになりました。なかなか面白い仕上がりだと思います。
 ただし、初めてのご披露というわけで、微妙にアヤシいところがありましたけど、会場のお客さん達も年齢層が我々と同じぐらいだったのか、ザ・ピーナッツの名曲にとても反応してくれて、盛大な拍手をいただきました。これはうれしかったです。
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by harukko45 | 2008-09-22 05:25 | 音楽の仕事

 7月の28日はルネイジャのリハーサル、そして翌29日が渋谷PLUGにてのライブ。メンバーは昨年のレコーディングでご一緒した、井ノ浦英雄さんのドラムス、六川正彦さんのベースに私。そして、ギターとボーカルは元より、サウンドプロデューサーとして仕切る新井現詞さんとリード・ボーカルのルネイジャさんによるユニットが「Renaja」であります。

 このメンバーで演奏するのは昨年の夏以来でした。その後も何度か誘っていただいたのですが、なかなか予定が合わずに残念な気持ちでありましたが、約1年ぶりに実現したわけです。
 いやぁー、リハも本番も面白かった。若いルネさんはともかく、私を始め他の方々は皆50才台ですから、そりゃいろんなことが起きますよ。やっぱ、このぐらいの世代は「予定調和」なんてないんだよね。どんな時でも面白いことが何かしらあるもんだし、それを心っから楽しんじゃう大らかさがあるわけです。
 本番のステージでもいろいろありましたけどね、例えば英雄さんの譜面が1曲目でハデに落ちてバラバラになったために曲つなぎができなかったとか、それを新井さんが割とマジに怒って、得意のベランメェの江戸弁でまくしたてたとか、でもって、横で見ていたロクさんは「本気で怒ってるよ!」って大笑いとかね。
 しかしまぁ、冷静に考えるとボーカルのルネちゃんは、よくこのようなオヤジ達につき合っているなぁと感心しますし、頭が下がりますよ。

 で、そんなムードではありましたが、全体の演奏としてはかなりアグレッシブなものだったと思います。だいたい、こっちがちょっとでもボーっとしてたりすると、誰かしらアクションしかけてくるからね。皆いつでもトライしてるんですよ、プレイの中で。
 それにしても、ルネイジャの曲は流れに無理がなく演奏しやすいし、曲調は都会派なんだけど、適度に独特なヒネリがあって面白い。ルネちゃんはルックスも声もいいし、心地よいスムースな歌はもっとたくさんの人に聞いてもらいたいです。それには、我々オヤジ・バンドももうちょっと頑張んないとね。これに懲りずに定期的にライブが出来るとかなり面白いキャラのサウンドになると思うな。

 さて、続く30、31、8/1は今かかわっているレコーディングの打ち合わせと準備、プリプロ等があり、バタバタしておりましたが、2日はタケカワユキヒデさんのライブで熊本に飛びました。

 いやぁー、この日は暑かった!それも野外ステージでした。熊本県和水町で毎年行われ、今年で38回目という「古墳祭」でのライブだったのですが、それはそれは豊かな自然に恵まれた場所で、文化財に指定された古墳や古民家をそばに見ながらというシチュエーションも初めてでありました。
 空港から現地に着いてすぐに、ちょっと楽器のチェックをしただけで大量の汗が吹き出してきました。とにかくすごい日差しでしたから。それに、ステージが石で出来ていたので、完全に石焼状態になっておりました。楽器を直射日光から守るために日よけのテントを張ってましたから、バンドはまだ良かったかもしれませんが、メインの皆さんは強烈な日光の下で歌わなければならず大変でした。

 それでも、夕方を過ぎ、本番の頃はずいぶん過ごしやすい状況になりましたが、夜は夜で照明の光に集まる虫達との戦いがあるのです。鍵盤に居座っちゃうし、下手すると大口開けてコーラスなんかしてると、口の中に入ってきちゃうしね。
 とは言え、そんなこんなも「まさに夏」って感じで、久々に楽しかったなぁ。昔はこういう夏のイベント・コンサートがたくさんあって、いろんな野外ステージを体験させてもらいましたっけ。そんな思い出もふっとよぎります。

 そうそう、本番中は電源トラブルか、バンド・サイドのモニターの音が突然なくなってしまうというハプニングがありました。すぐに復活したので、ことなきを得ましたが、思わぬことに一瞬ビックリ。まぁ、これも野外っぽいかな。ただ、そういうハプニングに逆に燃えちゃったりするんだよね、これが。

 タケさんのステージは、おなじみのゴダイゴ曲とビートルズのカヴァーをソロで歌った後、後半モトイちゃん、アイちゃんを迎えてT's Companyとしてのパフォーマンスとなりました。もちろん、「ビューティフル・ネーム」での会場を二つに分けての大合唱で大いに盛り上がり、とどめに「999」「ガンダーラ」でありました。大自然の中でやる「ガンダーラ」は雄大さが増すようで、じつに気持ちがよかった。

 今回はいつもの土屋さんのギターと私というバージョンでなく、4人編成のロック・バンド・スタイルでしたが、この形にもだいぶ慣れてきましたし、ドラムの田坂君、ベースの財津君、ギターの村田君との組み合わせは実に楽しい。人間的にも気の置けない連中で、楽屋でも移動中もワイワイやっておりますし、私のようなオジさんを受け入れてくれて有り難く思っております。

 なので終演後、熊本市内に戻ってからはバンドとスタッフで美味しいお酒で盛り上がりました。これも楽しかったです。久々に夜中のラーメンも食っちまった!こりゃ、いかんばい。
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by harukko45 | 2008-08-05 04:56 | 音楽の仕事

最近の仕事ぶりも

 このところサッカーだらけになりそうなので、自分の仕事についても振り返っておかなくちゃ。

 偉そうに言うつもりはないのだけれど、実際にライブ本番が終わると、その後自分の頭の中で、その時のステージを振り返ること、もう一度自分一人でステージをやり直す、というのが習慣になってしまっている。ステージ上で起こったことの記憶というのは、かなりよく憶えているもので、一音一拍まで蘇ってくるものだ。
 一応自分なりに、どんな内容でも「理想」があって本番にのぞむので、やはり、いまいち納得できなかったり、うまくいかなかった部分は常に存在する。たぶん、一生満足することはないのだろうと、多少自虐的な気分にもなるが、だからと言って、終わった後に「よかった、よかった」だけで片付けるのは、かえってウシロメタイ気持ちになって、いつまでも前に進めなくなるものだ。

 そんなわけで、私がこのブログで書くステージのレポは、極めてジコチューな、まさに「理想とそこに到達できないボヤキ」であるのでした。

 さて、6月3日は大橋純子さんと久々のディナーショウでの演奏。これはある企業のイベントで、持ち時間も30分と短め。バックも土屋さんのアコギと私のみで、"たそがれマイラブ""シルエット・ロマンス""愛は時を越えて"のヒット曲オンパレードでありました。
 ジュンコさんとは3月のコンサート以来だったので、少し不安もあったが、本番では逆にスッキリした音の中、力みなくやれたと思った。来月のクラブサーキットに向けて、今月からじょじょに大橋バンドは活動再開なので、まずはいい滑り出しだったと言えるかな。
 
 "愛・時"は今回再びアコースティック・バージョンでやったのだが、これはこれで「アリ」だな、と思えた。要はメリハリ、TPOをわきまえた演奏が大事であり、曲と歌の良さをよりダイレクトに伝える方法としては、実に有効だと感じた。

 続く4日、朝から車で那須高原に向かい、これまた土屋さんとともにタケカワユキヒデ&T's Companyとのディナーショウで演奏した。こちらもある企業のイベントで、持ち時間は30分ほどだったが、タケさんが曲を多く組んだので、結局本番は30分をとっくに越えていましたね。
 "ガンダーラ""モンキーマジック"を快調にやった後、ダイジェスト的なビートルズ・メドレーは、すべて1コーラス程度のショート・バージョンなんだけど、会場の年齢層の影響か、意外にちゃんと成立してしまうのでした。

 その後はアイちゃん、モトイちゃんが自作曲をそれぞれ披露したが、両方ともちょっと慌ただしい流れになってしまった感じだった。そのまま、"ビューティフルネーム"に突入したので、1コーラスぐらいまで、しっくりしていないままだったのが残念だった。でも、ラストの"999"は文句なく、イケイケで盛り上がったのでした。

 終わってから、バンドとスタッフは車で帰宅したのだが、山の上の会場から高速入り口までがすごい霧におおわれて、前がほとんど見えない状況。久しぶりに緊張しながら車を走らせましたが、全員無事に生還しました。本番以上に集中したよ。

 そして、7日はMAKIさんとのイベント出演。これは、MAKIさんのお父上が主催されたコンサートで「久米川チャンプルー祭り」と題されたもの。MAKIさんご家族は沖縄出身であり、お父さんは三線の先生であり、もちろん三線の演奏と歌、それに踊りも披露(これがさすがホンモノ!)、お母さんはアコギと歌を、お兄さんはギターと歌にPA、司会と大奮闘。
 準備、裏方、本番も、まさに手作り感覚でしたが、150人収容のホールは立ち見も出る満員の大盛況だったのは驚きましたし、素晴らしいことですね。

 ステージの内容も、まさに「沖縄タイム」の「沖縄グルーヴ」に満ちたもので、なかなか面白かった。とにかく何があろうとも、あの旋律、あのノリ、あの三線と太鼓が始まって、皆が歌い踊り出すと、全体に幸せな雰囲気が自然に出来てしまうのが、凄いよ。
 私は、会場の人々とおなじみの曲を歌うコーナーあたりで、かなりジーンときてしまったもの。

 そんな中、我等がMAKI嬢は、果敢にもオリジナルだけで挑んだのですが、いつもよりもしっとりとしたパフォーマンスだったのも新鮮で、彼女の声の良さがすごく際立ったと思いましたね。

 m1.Red Eye 2.Colors 3.ココロ×ココロ 4.童神(沖縄民謡) 5.太陽の近いこの場所で 6.夢はあの場所に 7.花ビラ 8.光の地へ

 個人的にはキーボードだけでやった、m2とm3の出来は良かったと感じたし、ガッツ君のカホーンを加えて3人でのm5以降は、どれもリラックスしたサウンドになって、イベント全体の方向性ともマッチしていたと思ったし、いつものライブハウスでは味わえないコンサート会場で演奏する楽しさがあって、実に気持ち良かった。
 お客さん達からもずいぶん好評だったみたいで、これも気分が良かったですなぁ。

 とにかく、このイベントを通じて感じられた、MAKIさんのご家族皆さんの音楽への情熱と、そのしっかりしたパフォーマンス、それを心から楽しむ姿勢には、こちらとしても学ぶことが多いのでした。
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by harukko45 | 2008-06-09 17:05 | 音楽の仕事

 25日は「社会福祉法人かがやき神戸」主催によるチャリティコンサートに、タケカワユキヒデ&T's Companyとともに演奏してまいりました。チャリティ・イベントらしい、まさに手作りの感じのコンサートでしたが、メンバー・スタッフともに頑張って盛り上がったステージになり、何とも気持ちのいい満足感がありましたし、会場のお客さん達も楽しんでくれたのでは、と思っております。

 メニューは、いつものゴダイゴ・ヒット曲を始め、モトイちゃんアイちゃんのソロ、ビートルズのカヴァーといった内容に、今回はアイちゃんの新曲"Remember"が加えられました。その"Remember"と"Me And You"の2曲がアイちゃんコーナーだったのですが、会場でのリハでは、いまいちシックリ来なくて、アイちゃん自身ちょっと不安になっていました。しかし、本番では我々「オヤジ」ミュージシャン二人とも集中力が倍増して、なかなかいい感じになりましたし、アイちゃんの歌もすごく吹っ切れた感じで良かったですねぇ。特に"Remember"は今までにはない「泣き」の曲調が新鮮でした。
 その出来の良さに、タケさんがステージにいるのを忘れ「思わず父親になってしまいました」とMCしておりましたっけ。

 台湾での活動が忙しいモトイちゃんは、当日台湾から神戸直行というハードスケジュールにもかかわらず、疲れを見せずにいつもながら明るい表情で頑張っておりました。それにこのところ、二人のボーカリストとしての成長が著しく、タケさんとのハーモニーがずいぶん充実してきたのも、素晴らしいことですし、彼らのプロ意識の変化と自覚がオジサンにはまぶしいですなぁ、ハイ。

 終盤での恒例"ビューティフル・ネーム"での会場大合唱大会も、他の出演者の皆さんや主催側の関係者の方々がステージに加わって、賑やかなムードになりましたし、アンコールでやった"A Big Rock'n Roll Star"は個人的にも結構好きな曲なので、激燃えしてしまいました。

 てなわけで、全体的に気分は上々でコンサートを終え、私と土屋さんとスタッフで久々にくり出して、中華料理と紹興酒を味わい、神戸の夜を満喫いたしました。
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by harukko45 | 2008-04-27 05:02 | 音楽の仕事

 先週は、久々の風邪っぴきでしたが、それにもめげず、タケカワユキヒデさんとのリハと本番にのぞみました。面白かったのは、12日の本番会場が相撲でおなじみの両国国技館だったこと。これは、ある企業のイベントだったのですが、かなり大規模な内容で、会場でのリハは前日の早朝に行うというスケジュール。朝弱いミュージシャンには辛いものがありましたが、それでも「相撲の殿堂」国技館に初めて入れて、ちょっとワクワクでもありました。

 何しろ、我々の楽屋が行司さんの控え室、その近くには東の支度部屋やら報道関係の部屋やらあって、それだけでも興味深かかったし、ステージは向う正面に設置、土俵は地下に下げられており、その屋根は天井に上げられ、座席も自動制御で移動、いわゆる桟敷席の畳を取り除いて椅子が並べられていたのでした。これで、3000〜4000人規模のコンサートホールに変身。一回り小さい「武道館」仕様になっておりました。
 もちろん、取り組みを表示する電光掲示板や、優勝力士の大きな写真はそのまま残されており、これがなかなかいいムードなわけで。何となく自然に、こちらにも力水をいただいた気分になっちゃう。それにステージで感じる音の響きも結構良く、すごくやりやすかったのでした。

 そして本番当日は、逆にゆっくりと夕方入り。我々の前には松浦亜弥さんがバンドを率いて出演、アイドル好きのオジサンとしては、早速客席側から見学、初あややを堪能させてもらいました。いやぁー、明るくって良いですなぁ。あややは生の歌もしっかりしてますね。

 さて、我々タケさんチームは、1月のディナーショウでの編成、つまり4ピース・ロック・バンド+T's Companyという布陣であります。
 そもそも、何でタケさんがトリを務めるかというと、この企業の社歌をタケさんが作曲しているからなのですが、それもすでに10年前とのことで、本番前には、タケさん自身「もう社員の皆さんは忘れているんじゃないの?」って心配していました。しかし、何とその曲をオープニングでいきなり披露したら、皆ステージ近くに集まって、拳振り上げるは、一緒に歌うは大盛り上がり。思わず、タケさんが「憶えていてくれているとは、感激です!」とMCするほど。

 というわけですから、気分が悪いはずもなく、その後も終始熱気のあるステージになりました。それと、やはり大きな会場での気持ち良さがあって、バンド全体にスケールアップしたサウンドになっていました。そんな相乗効果のおかげもあって、全員の好パフォーマンスにつながったと思います。
 ですから、当初の予定ではアンコールなしの段取りだったので、"999"後に引っ込んだものの、大きな拍手に応えて、"ガンダーラ"と頭にもやった社歌"Make A Wish"をもう一度演奏したのでした。

 それにしても、企業イベントとは思えないような熱さで、こちらも大いに楽しませてもらいましたし、やっぱ国技館、人々を沸かせる何かがあるのかもね。
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by harukko45 | 2008-04-16 16:16 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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