タグ:カーリング ( 21 ) タグの人気記事

 熱く燃えたオリンピックもおしまい。今回はいろんな意味で興味深い戦いが多く、かなり楽しめた。
 最後の最後であったアイスホッケー男子決勝も、かなりの大熱戦で面白かった。まぁ、正直どんどん老眼になりつつある私には小さなパックを追いかけるのも大変ではあったが。アメリカもカナダもNHLの選手ばかりだから内容もハイレベルでありましたね。とりあえず、地元カナダ優勝で、国技としての面目が立ってよかったですな。

 それと、クロスカントリーの男子がスキー競技の最後だったんだけど、その男子ではなく、これは16日目で書かなくてはいけなかったのだが、女子30kmクラシカルで石田正子選手が5位入賞したことに注目したい。これは大変な快挙なのだ。
 この手の種目で日本人が上位に食い込むのはかなり困難な中、彼女はトリノ以降じょじょに成績を上げ(07年世界選手権30kmクラシカルで13位、09年世界選手権では10kmクラシカルで8位、ワールドカップの30kmクラシカルで3位)、そのたびに日本最高記録を書き直してきた。
 もちろん、ご本人は3位以内に入ることを目標としていただろうが、ヨーロッパや北米に比べ、その環境や強化態勢が格段に劣る日本の選手によるこの入賞は、やはり高く評価すべきだと思う。
 
 さて、というわけで一応簡単にこのオリンピックをまとめると、前半で最も強烈なインパクトを受けたのは、何と言ってもスノーボード・ハーフパイプ。ショーン・ホワイトの神懸かり的なパフォーマンスを見れたことは一生ものだったです。
 またモーグルが男子も女子もものすごいハイレベルに進化したことも特筆に値するでしょう。うっかりしていると本家のアルペン競技よりも人気を勝ち取る可能性まで見えました。
 そのアルペンでは、何と言ってもオーストリアの絶不調が目立った。そのかわり地元に近いアメリカ勢が活躍。だが、アルペン競技全体にスーパースターがいないのはちと寂しい。
 ジャンプではアマン、マリシュのちびっ子二人が個人では圧倒。ここでもオーストリアは勝てず、何とか団体で面目を保った。
 スケートでは韓国の大躍進が目立つ。この大会ではスピード、ショート・トラック、フィギュアすべてで大きな成果を上げた。

 日本選手について振り返ると、スピードスケートは500m男子は良かったものの、他はほぼ完敗。最後のパシュートはいかにも日本人向けな競技で、今後にも期待できそうだが、肝心の個人種目ではなかなか厳しい状態が続きそう。
 ジャンプはもっと深刻。とにかく、日本人特有な小さくまとまった状態から、「殻」を突き破るような「個」の登場と育成が何としても必要。一歩でも二歩でも日本的常識から飛び出すようなアスリートが集まって、はじめて組織・チームという形にならなければ、団体戦でも勝てない。それはジャンプだけでなく、ノルディック複合やショート・トラックなどにも言えるだろう。

 カーリングは前回よりも注目が高まって、競技の認知度はさらに上がったとは思うが、これからズルズルと成績が低迷してしまっては、その火も消えてしまう。
 強豪国のように30代40代の経験を積んだベテラン選手達が第一線で戦っているのに比べて、日本はスポーツに対する考え方や社会のあり方、特に女性が年齢を重ねてもスポーツをあきらめることなく続けられるような環境が、まだまだ未成熟というレベルであり、現在のような経済状況ではますます難しい状況になるやもしれないが、是非とも日本にしっかりとカーリングが定着するように、今の選手達・関係者の皆さんに頑張っていただきたい。まずは、世界選手権での奮闘に期待したい。

 そして、フィギュアは男子女子全員入賞というのはまさに、日本がフィギュア大国であり、バランスのとれた力を持っている事を示したと思う。
 男子の高橋選手は今大会の日本選手全員の中で最も素晴らしい活躍をしてくれた人。1年前の大けがからの復帰ということも考えれば、よくぞメダルを取ってくれたと思うし、その価値は銅以上だと確信している。それに、彼はこれまでの日本人に比べて大変表現力が豊かで、ある意味日本人離れしているが、それでいてわざとらしさがなく、とても自然な流れを作り出していた。彼のフリー終盤には、その演技にすっかり夢中になってしまい、もはや最初の4回転失敗などすっかり忘れてしまうほどだった。このような男子スケーターは今まで日本にはいなかった。

 小塚選手のフリーも高く評価したい。4回転の成功は日本人では彼だけですしね。次の大会ではエースになりうる存在でしょう。織田選手は靴ひもが切れて中断してしまうという、「ちょっと空回り」っぽいアクシデントでかなり悔いの残るオリンピックだったかもしれない。それに、"Mr.Safety"モロゾフ・コーチにより4回転を回避してしまったのは、本来の彼の持ち味を奪ってしまったようにも感じた。だから、彼の場合は今後への取り組みをしっかり考えることが必要だろう。

 女子は、まず鈴木選手のフリーを絶賛したい。バーンスタインの音楽のカッコイイところをちゃんと理解しての構成・振り付け・演技で、あんなに楽しいフリーは他にはなかったし、よくSPでの低い評価を挽回したと思う。

 安藤選手は、トリノに比べれば格段に良かったし、この4年間の積み重ねには敬意を表したい。だが、彼女がこれからもモロゾフ・コーチと組むのが良いのかどうかはわからない。
 "Mr.Safety"の功績でジャンプ以外のスキルや表現力などは上達したと思うが、もし、次のソチを目指すなら別のスタッフという選択も十分ありうる。とは言え、SPでの3-3のコンビをダウングレードされたのは痛かったし、解説の八木沼さんは「認定すべき」的な発言だった。もし、これが認定されていれば3位もあった。いろいろ裏を勘ぐればきりがないし、えげつないのだが、それでも地元へのアドバンテージはあっただろうと思う。

 そして、真央さんについては、前にずいぶん書いたので繰り返さないが、私のような50を過ぎた人間でも19歳のアスリートから学ぶことがいかに多いかをあらためて知った。
 結果は私が今シーズン最初に感じた通りになってしまったものの、それと同時に、やはり彼女は今後がもっと面白いと感じたのだ。確かにフィジカル的なピークは今回だったかもしれない。だからこそ3Aの3回成功という偉業を達成できた。だが、未完とは言え芸術性の高さと技術面での難度を同時にこなすという今回のフリーでの試みは、やはりとんでもなく素晴らしいことだし、その進化・深化・完成は今後にあると確信する。今月の世界選手権もまたまたいろんな意味でも興味深いし楽しみですなぁ。

 さて、夜更かし・早起きの連続もこれで終わり。明日からまた頑張ろー。
 
[PR]
by harukko45 | 2010-03-02 01:08 | スポーツ

 アルペン競技で一番好きな男子スラロームがやっと来ました。が、期待のオーストリア・チームの面々はこのオリンピック絶不調で、ついにメダルなしに終わるとは。前回のトリノではこの種目表彰台独占だったのだから、オーストリア的には異常事態発生とも言えるでしょうか。

 優勝したイタリアのラッツォーリは実に巧みな滑りで、アルベルト・トンバ以来の金メダルでありましたが、個人的にはクロアチアのコステリッチに勝たせて上げたかった。彼の滑りは実にきれいでした。でも、コンバインドと同様2位でありました。

 で、ここに来て突然金メダルの期待がかかったスピードスケート女子パシュート。スラロームの後そのまま見届けましたが、残念、というかお願いしますよ!って思わず言っちゃう0.02秒差の2位。ゲルマン魂は健在でしたが、優しい日本女子は最後の最後で控えめな部分が出ちゃうのかなぁ。
 まぁ、でもトリノの4位に比べれば見事な銀メダルです。それに朝から燃えさせてくれましたし、感謝です。

 カーリングも最終日。女子決勝の大激戦を見れなかったのが、本当に残念ですが、男子の方もなかなかの一戦。女子の無念を晴らしたカナダ男子、貫禄の勝利と言えるでしょう。それに無敗のパーフェクト優勝ですからお見事。随所に繰り出されるスーパー・ショットには何度も唸りました。日本も何とか強化してほしいなぁ。

 
[PR]
by harukko45 | 2010-02-28 17:58 | スポーツ

 いよいよ始まった女子フィギュア。先週の男子フィギュアが採点と順位で大論争になりそうな状況での女子の開幕だけに、いろんな意味で注目だった。ライブでは見れなかったが、帰宅後すぐに録画にてチェックした。

 で、ある意味では男子で起きたことへの心配が、女子にも影響しているようにも思ったが、それは浅田真央選手がショート・プログラムを今シーズン初めてほぼ完璧に滑ったことで、私としてはかなり吹き飛んだ。

 「プルシェンコvsライサチェック」を「真央vsヨナ」に置き換えて、代理戦争のような構図が見えてくる感は確かにあることは認めるが、それより、何より、とにかく、とにかく、SP後半を演じている時と終わった時、そして高得点に喜んでいた時などに見せた真央ちゃんの笑顔、まるで15歳に戻ったような笑顔と表情を見て、私はどんなにうれしい気持ちになった事か。たぶん、テレビで応援していた多くの人々が皆そう感じたのではないだろうか。
 今シーズン、これだけの楽しそうでうれしそうで、純粋無垢な浅田真央の表情を見れることがあっただろうか。

 今の真央ちゃんの精神状態は極めて良好と見たし、何かが吹っ切れて無心に近い状態なのではないか。これは本当に素晴らしいことだし、この真央ちゃんならフリーでもやってくれるはず。彼女とタラソワ・コーチとの絆は我々外野が思う以上に強く結ばれている様子だ。
 二人が目指す「誰もやっていないこと」への挑戦を見届けるのを、ワクワクして待ちたいと思う。

 ただし、少しだけ心配するのは、やはり採点への不信感からくる。今日の場合でも、キム選手は相変わらず機械のように正確無比で完璧だったと言えるが、それでも再び世界最高得点で浅田に約5点差をつけるというのは、何とも不可解に思えるし、キムが1位だとしてももっと僅差だろうと感じている。正直、キム・ヨナへの高い加点は正当な評価なのか、と首を傾げたくなった。
 なので、浅田がフリーでトリプル・アクセルを2度成功させても、キムがノーミスで滑った場合に、男子と同じような結果が導きだされる可能性はある。

 男子の結果にたいして痛烈に批判をしていたストイコ氏が女子の結果予想もしていて、これがなかなかの読み物なので、やっちママさんのブログから掲載させていただく。
 
「Mao Asada 浅田真央 / 2008年に世界選手権で優勝し、浅田は追いかけられる人の立場が良く分っています。彼女の好不調の激しいシーズンは、彼女に余裕を与え余計な期待をかけられずに済むでしょう。
 私は彼女がトリプルアクセルに拘っているということがとても好きです。これはスポーツにとって素晴らしいことです。この挑戦を後押ししないのであれば、スポーツの精神を失ってリサイタルになってしまうんですよ。リスクにかかわらなければなりません、スケーターに安全策をとらせるのは、退屈です。
 浅田のジャンプは確実です。ですがもし彼女が攻めるプログラムを止めたなら、完璧なスタートは崩れ、ミスが入り込む隙が出来るでしょう。彼女のスピンは柔軟性に溢れ力強いです。浅田とキムは時々似ている時があります。外見(体の線)がそっくりだからですね。
 
 彼女のアピールポイントはスケートに静かな無垢さがあることです。気取ったところがなく、ただスケートをしているのです。彼女の動きも優雅で、とても叙情的です。そして音楽の解釈はバツグンです。オリンピックでの勝利はトリプルアクセルに懸かっています。

 予測: 3位、だが、トリプルアクセルの成功によって1位にも手が届く。彼女は挑戦的なプログラムであることがキーになる」


 ちなみにストイコの予想は1位キム・ヨナ、2位ジョアニー・ロシェットである。浅田選手以外のスケーターについてもするどい指摘がしてあるので、一読の価値ありだ。ぜひ、やっちママさんのブログをご覧になってください。

 おっと、フィギュアスケートYouTube-動画Blogに、SP後のストイコ&コーエンのインタビューがアップされました。再び熱く語っておりますので必見です。コメント欄にファンの方々の日本語訳と解説が出ているのでそちらも見てください。ストイコはやはり1位と2位の点差は異常だと抗議しています。サーシャはキムを高く評価していますが、アナウンサーに「誰もやっていないトリプル・アクセルを飛んだのに、こんな点差をつけられたら、もしあなたがマオなら納得いかないでしょ?」との問いに、「当たり前よ」。ふむふむ、やっぱな。

 さて、どうなるかはわけがわからんが、いずれにしろ男子同様、再び大論争の火がつくだろうな。

 後は残念な結果を二つ。カーリング女子はスウェーデンに敗れ、スイスも勝利したので、完全に予選敗退が決まった。その後デンマークにも負けたために、成績は3勝6敗で今オリンピックを終えた。

 大変ガックリした。カーリングという競技はものすごーく内容があって、実に面白いのではあるが、いくら夢中になって観戦していても、やはり応援する日本代表が弱くては、残るのは疲労感のみだ。
 2年前の世界選手権で4位にまで上ったのに、翌年は韓国に破れ世界選手権出場ならず。結局、約2年近く、世界の一流チームと戦う大舞台での経験がなかったことが一番の敗因だった、と監督は言っている。まぁ、そのなのだろう。
 私は今回のチーム青森がトリノの時よりもレベル・アップしているとは思っている。だが、それ以上に世界は進んでいることを今頃気づいても遅い。
 それと、あまりにも多く見られたショットのミスは単純に経験不足だけでは説明できない。始まってから不調だった近江谷選手をずっと使い続けたものの、土壇場の2試合で外すのでは、決断が遅すぎる。
 もう最後の方では本橋・目黒の両エースも絶不調に陥ってしまった。それが全て近江谷さんのせいだと言うのではなく、日本チーム全体としてコンディション作りの失敗やリカヴァリーの下手さを反省すべきではないのかと思う。

 とは言え、今回の決勝は必ず見るし、男子の決勝も見るだろう。男子のカーリングの面白みは女子の比ではない。ショットの迫力は大違いだ。どこの国が対戦していようが、レベルの高いゲームを見るのは楽しい。

 もう一つ。始まる前は久々に前評判の高かった日本の「ノルディック複合」だったが、特に期待された団体で何とか6位入賞。まだまだでしたな。この結果、日本のスキーは今回も惨敗の様相が見えてきた。やれやれ。
 一応、残るスラロームは楽しみにしているけど。
[PR]
by harukko45 | 2010-02-25 00:42 | スポーツ

 いよいよオリンピックも後半戦に。そんな11日目は少々お寒い展開での日本選手団か。

 まずはジャンプ団体。日本は葛西選手のみ気を吐いての140m大ジャンプを記録するも、かつてはよく選手達が言っていた「一人一人がたすきを渡して...」なんてことは全くなく、チームとして何らかの成果を上げる雰囲気も感じられなかった。結果5位だが、上位3チームとはかなりの大差。とてもじゃないが、「メダルの可能性」などと話を盛り上げるレベルではない。
 とにかく、ベテラン37歳の葛西のみ海外選手達と互角に戦うレベルでしかなく、いっこうに若い選手が伸びてこない現状はすごく深刻だ。

 そして、カーリング女子は強敵スイスに完敗。8エンドにコンシードしての負け(日本のマスコミがギブアップと呼ぶのはニュアンスが違う。ゴルフのコンシードと同じ。相手への敬意を含む。)は精神的にも折れてしまいそうであり、今後へのモチベーションを維持できるのかを心配したくなるほどの悪い内容だった。
 何と言ってもミスが多すぎる。ショットの精度が低すぎる。特に若い近江谷選手の不調ぶりはちょっと目を覆いたくなるし、ここに来て連鎖反応のように全員の精度の低下に結びついている気がする。そして、作戦面での失敗、ショットの選択ミスへとつながって、「こんなチームだったか?」と思いたくなるようなチグハグさが目立つのだ。

 もちろん、スイスはとても強い。が、一度も自分達のペースをつかむことなく、ほぼ全てを相手の思うがままにゲームを進められて、何とか打開しようという意地や粘りさえも見せる事がなかったのが、実に歯がゆい。
 世界ランクから言えば日本はこれが実力通りとも言えるが、4年前よりも注目を集められるようになり、よりレベルアップを期待して応援していただけに、この厳しい現実はやはりショックだ。

 と、愚痴ばかりになってしまったし、ほぼ上位4チームに残るのはかなり厳しい。だが後2試合、しっかりしたパフォーマンスを是非とも見せてほしい。
[PR]
by harukko45 | 2010-02-23 17:03 | スポーツ

 水越けいこさんとの名古屋・大阪・京都のライブ・ツアーを無事に終えて帰ってきました。それについては後日まとめたいと思います。
 とりあえず、この間のオリンピック関連を整理しておきます。

 ということで、時間軸は無視で印象的だったものから。

 まずは何と言ってもフィギュア・スケート男子フリー。日本では高橋大輔選手の3位が大きな話題で、もちろん彼の銅メダルは素晴らしいことではありましたが、帰宅してから録画をチェックして感じたのは、彼は3位どころか2位だったのではないか、ということです。

 優勝したアメリカのライサチェックの演技にはほとんど共感できる部分がなかった。それに、4回転を最初から飛ばずと宣言していたし、表現力に関してもさほどのものとは思えなかった。
 4回転は失敗したものの、他のジャンプにおいては高橋の方が優れていたよう感じたし、ステップ、スピンを含め内容は明らかに上だった。そして、何より表現力ではひょっとしたら最高だったのでは、と思っている。にもかかわらず、得点が異様に低いのは全く解せない。カナダのチャンの方が上でのフリー5位というのはあまりにもおかしい。

 また、プルシェンコについては冒頭で4回転+3回転をきめた部分は圧倒的だったものの、確かに全体としてはあまり良くない演技だった。だが、そもそもショートプログラムでの彼の点数は低すぎだったのではと疑問に思う。

 そして今やネット上でもいろいろと語られているという1位ライサチェックに代表されるような「勝ち方」への批判。4回転を回避して、まるで「女子なみ」の内容をノーミスで滑ることで点数が稼げるのなら、もう誰も新しい技や難しい技に挑戦する必要がないではないか、ということだ。
 その最も代表的な例でとても印象的なのは、地元カナダの名スケーターだったストイコ氏による「フィギュア・スケートが死んだ日/彼らがフィギュアを殺した」という言葉だ。

 興味ある方はストイコとサーシャ・コーエンのインタビュー映像をみていただきたいので、フィギュアスケートYouTube-動画Blogをリンクさせていただく。

 二人のメダリストは共にライサチェック優勝とする採点を痛烈に批判しているし、アメリカのテレビでこのようにコメントされていることに注目したい。日本では荒川静香さん(彼女も安全策による金だったとも言える)が「ライサチェックは完璧」と評しているようだし、他のマスコミ、スケート関係者からも疑問や批判は出てこない。この辺に我が国の「おめでたさ」を感じてしまう。高橋は銅じゃない、銀だ!
 また、やっちママのなんとなく・・・ブログMURMUR 別館にはストイコ氏のコラムの訳が掲載されているので、こちらも面白いのでリンクさせていただく。

 私が期待していたランビエールは、それなりの良さを出してはいたが、SPほどの出来ではなく残念だった。だが、彼もプルシェンコ同様、大きなケガを抱えながらも、果敢に4回転に挑戦していったことは大いに讃えるべきことだと思う。

 次はカーリング女子。正直、今のチーム青森は何となくチグハグな戦いぶりだ。3勝したうち、イギリスに大勝した試合はナイス・ショットが続いた好ゲームだったが、残りはどちらかと言えば相手のミスに助けられての危うい勝利であり、自分達の強さを見せつけるといったムードが感じられない。
 今日も、ロシア戦での6点差を逆転した勝利で、必ずや波に乗ってくれると期待したのに、続くドイツ戦では、さして調子のいい相手ではないのに、自らミスを連発しての敗戦とは一体どうしたことか。
 とにかく、上位4カ国によるトーナメントに進出するにはもう負けられない。明日以降のスイス、スウェーデン、デンマークという強豪相手だが、是非とも頑張ってほしい。

 さて、スピードスケートでは男子1500mで、アメリカのシャニー・デイビスに期待していたが、トリノに引き続き2位。1000mとの2種目制覇は再びならなかった。コーナーリングが最高に美しく、かっこいい滑りなのは変わらないんだけど残念じゃった。

 続いて、アルペンでは相変わらずオーストリア・チームの不調が目立つ。実にスリリングな試合展開だった男子のスーパー大回転でも、ダウンヒル銀だったノルウェーのスピンダルが金で、オーストリアの男子は未だにメダルなしとは。

 ジャンプのラージヒルはノーマルヒルと同じメンバーが全く同じ順位という結果。スイスのアマンはダントツ。とんでもなかったね。マリシュも素晴らしかったけど、今のアマンは誰にも止められない。オリンピック・ジャンプ競技史上初の4つの金を獲得。うー、まいったね。彼が踏み切った瞬間に「お手上げだ!」と感じたよ。
 葛西選手は、1本目の失敗が悔やまれる。が、本人は自らの調子が上がっていると確信しているのか、極めてうれしそうな表情だったので、今夜の団体戦に期待しよう。それから、岡部選手は駄目なのだろうか。正直、若い二人は力を出せないでいるので、団体戦には岡部を投入してほしいものだ。
[PR]
by harukko45 | 2010-02-23 01:52 | スポーツ

 何と言っても、ショーン・ホワイト!全ての人に言いたい、「君は、ショーン・ホワイトを見たか!」と。
 スノーボード・ハーフパイプはやはり予想通りアメリカの「超」王者、ショーン・ホワイトがトリノに続いて2連覇達成。トリノの時も、他の選手とのレベルの違いを見せつけたが、4年後に至っても全く変わらず、いや更なる進化を極めて、とんでもない別次元のパフォーマンスを見せた。
 いやはや、ただただ感動です。こんな凄い瞬間はなかなかありません。

 で、トリノ同様に1本目を滑った段階で金メダルを決めてしまったわけですが、もうすでに決まっていても2回目を流すわけでなく、よりアグレッシヴなパフォーマンスをやり遂げてしまうのだから、全く持って素晴らしい。大絶賛です。これぞ、プロ中のプロ、真の王者と言えるのでした。
 正直、彼だけがあまりにもダントツなので、2位以下はかなりかすんでしまいます。もはや芸術の域にあるショーンはバンクーバー・オリンピック前半最大のハイライトを作り出したのでした。

 日本勢は、前回のあまりにもみっともない惨敗に比べれば健闘しました。国母選手の1回目、最後の着地が成功していれば、かなりの高得点が期待でき、Xゲーム3位の実力の片鱗をみせてくれたが、最終結果の差は大きかった。
 しかしとにかく、ショーン・ホワイト。勝負といった人間界のレベルはとっく越えてました。今後この競技は急速により発展していくでしょうが、彼の名は必ずやその歴史で燦然と輝き、ずっと語り継がれて行くことでしょう。

 それから、フィギュア男子・ショートプログラム。最終的には大方の予想通り、ロシアのプルシェンコが優勝するでしょうが、日本勢は3人とも調整が順調で、メダルへの可能性はかなり高いと思うので、フリーを大いに期待したいと思います。
 なのですが、私個人としては昨日のSPで最も印象的で感動したのは、スイスのステファン・ランビエールだった。トリノの銀を始め、世界選手権も2連覇した実力者だが、その演技の方向性は現役のほとんどの選手達とは全く違う。それは、加点方式の審査に対応するようなノーミスを目指すやり方ではなく、あくまで「観客を楽しませること」を第一にしている。

 昨日の演技でも、前半のジャンプではミスもあったし、苦手のトリプル・アクセルは入っていない。にもかかわらず、美しいステップとスピンで、後半一気に会場中を虜にしてしまったのだ。何より、音楽と一体となった表現力の素晴らしさ。ロッシーニのウィリアム・テルはあまりにも有名だが、それをあらためて「あぁ、なんて良い曲だ」と思わせた彼の演技を讃えたい。彼自身の言葉通り、「芸術面では僕に勝る選手はいない」を堂々と示したのだった。

 だから、明日のフリーでもランビエールが実に楽しみだ。正直、彼はスポーツ的なピークを過ぎ、大きなケガも抱えながらの戦いだが、ある意味勝負という次元を越えた何か、を見せてくれるのではないかと思う。

 さて、スピードスケートは男子1000mで登場したアメリカのシャニー・デイビスが貫禄の滑りで優勝。その滑りはトリノ優勝時から全く衰えずで、2連覇達成、お見事。4年前の時よりも、余裕を感じるような強さだった。それに、彼の雰囲気に風格みたいなものが見えます。

 もう一つ、大事な大事なカーリング女子。チーム青森は4年前のレベルからずいぶん成長して、メダル候補にも上げられるわけですが、2戦を終わって1勝1敗。正直、少々不安を抱かせるような試合ぶりでヒヤヒヤです。
 アメリカ戦では相手のミスに助けられての勝利であり、今日のカナダ戦は最後のツメが甘く、勝てた試合をみすみす逃した。まぁ、カナダは強国ですから仕方がない部分もありますが、この2試合共に最終盤の勝負どころでのキメがいま一つ。
 連戦できびしい予選ですが、是非とも調子を上げて行ってほしいものです。2年前の世界選手権での興奮をもう一度です。
 とは言え、やっぱ面白いです、カーリング。
[PR]
by harukko45 | 2010-02-18 19:32 | スポーツ

 残念、悔しい。日本のカー娘代表、チーム青森は3位決定戦でスイスに7-9で敗れ、銅メダル獲得ならなかった。その前におこなわれたセミ・ファイナル、カナダとの激闘に敗れた後すぐに、このゲームにのぞまなければならなかったため、モチベーションとコンディションの維持がむずかしかったかもしれない。
 それは、特にスキップの目黒さんに顕著で、ショットの乱れがずいぶん見られた。前半5エンド終了時で2-8と大差をつけられた時点で、かなり厳しい状況に追い込まれてしまった。
 だが、それでも後半持ち直して、相手のミスにもうまくつけこみ、7-8にまで迫った粘りは素晴らしかったが、やはり格上のスイスはそんなに簡単には逆転を許さない。最終エンド、両チームともにミスがあって、混沌とした展開の中、スイスのショットの正確さが日本を上回ったと言える。

 これが、大会のルールだし、もし日本が昨日のプレイオフで敗れていたら、立場が入れ替わり、逆転3位ということもあったわけだから、安易に文句をつけることは出来ないが、それにしても、再び言うが、セミ・ファイナル敗戦直後に3位決定戦をやるというのは、やはり厳しすぎる気がするし、チーム青森には同情してしまうのだった。
 で、そのセミ・ファイナルは終盤8エンドまでで8-5と王者カナダをリードしていた展開であったにもかかわらず、残り2エンドで相手に同点にされ、延長戦での逆転負けという流れは、ショックが大きかったろう。実際に映像で経過を見れないので、何とも言えないが、この最後の最後での技術・体力・精神力が、世界トップ達と比べて、まだまだ足りないということなんだろう。

 残念だ。不思議なもので、トリノ五輪や昨年の世界選手権のように「世界との力の差」をまざまざと見せつけられた時と違い、今大会では明らかに日本の力がついてきて、強豪相手に互角に戦うことが可能になってくると、見ている方の望みも高くなるし、それがかなわなかった時の落胆も大きい。だから、去年以上に悔しい思いが募るのだった。

 とは言え、世界のカーリング関係者を驚かせた大会後半の快進撃と、それによるオリンピック出場ポイントの大量ゲットは本当に素晴らしいし、大いに拍手を贈りたい。まだまだ若いチームだけに、この悔しさをきっと生かして、今回以上の成長が期待できると思っている。
 そういった点では、今回は「メダルにあと一歩」が最良のポジションだったと考えよう。
[PR]
by harukko45 | 2008-03-30 15:09 | スポーツ

 今日は午前中からレコーディングだったので、放送時には見れず、帰ってから録画を見始めたら、「対スイス」となっていた時点で、まずびっくり。つまりは、同順位のデンマークとのタイブレイクに勝利して4位を獲得したということ。これだけでも、凄い!
 だが、それ以上に強敵スイス(トリノ五輪銀メダル、世界ランク4位)に対して、堂々の戦いぶり。それどころか、6エンド終わって5-1とリードするなんて、こりゃぁ凄い凄い!
 この時点で、かなりの確率で勝てる流れであると言えた。それに、ここまで来て逆転食らったりしたら、そりゃいかんでしょう。もう、何が何でも勝つんだ、ニッポン!

 だが8エンド、スイスの各メンバーのショット、特に名スキップとして顔も名前も世界に知られたオットーさんのショットの正確度ががんがん上がってきた。そこに、日本はちょっとした油断からか、ミスが出て、それがそのままピンチにつながり、2点を返されてしまった。
 スイスとしては、残り2エンドを1点ずつスティールして、延長に持ち込み1点取っての逆転勝利を狙うという戦法で徹底的にアプローチしてきた。
 これに対して、日本は出来るだけ相手ストーンを排除してクリーンにしていく対応でのぞむ。これが、しつこいぐらい続くので、見ている方はどんどん追いつめられていくような気分になったよ。
 そして、5-4というまさにスイスの望む展開での最終エンド、オットーさんのスーパー・ショットの連発に正直、「ヤバイ、相手はツヨイ」と少々弱気な気分になった。が、この時のチーム青森は何とも飄々とした雰囲気で、開き直ったようにダブル・テイクアウトを狙ってトライしてきた。
 が、これは惜しくも失敗。ナンバー1,2ストーンをスイスが確保したままとなった。この流れでは、同点延長どころか、一気に逆転負けもよぎった。

 ところが、スイスのラスト・ストーン、ナンバー1へのガードを置きに狙ったのに、何と後半になって完璧なショットを見せていたオットーさんが思わぬミス。思惑とは違って、ショートしたストーンはハウス内を確保できず、ガードとしても不十分だった。
 そして、後攻の日本、目黒さんのラスト・ストーンは、相手ナンバー1にヒットして、自らが残れば勝利。だが、もし、スルーしたり、ヒットする場所が悪ければ、それは同時に負けを意味する。

 もう、昨日に引き続き、ハラハラドキドキであったが、さすが目黒さん、これを見事に決めて劇的な日本の勝利。ついに準決勝進出である、こりゃ、凄い凄い凄い!!!

 大会公式ホームページには「Asian Miracle Continues」なんて見出しになってますがね、「Miracle」なんていう言われ方が、ちょっとムっとしますが、ここは明日もカナダを撃沈して中国との完全アジアによる決勝をやってやろうじゃないの。
 こうなったら、当初の目標「プレイオフ進出」から新たなる目標「何としてもメダル・ゲット」であります。明日の準決勝でのカナダ戦勝利をもちろん願いますが、もし敗れても再びスイスとの3位決定戦。まだまだ、道は険しいけど、流れはあるよ、頑張れニッポン!
[PR]
by harukko45 | 2008-03-29 22:43 | スポーツ

 ドキドキしたーぁ。最後の目黒さんのショット、危なくスルーしそうだったから、もう心臓が止まりそうになったよ。しかし、ぎりぎりで中国のナンバーワン・ストーンの端にあたり、うまく外に追い出した。これにより、延長戦での日本の勝利。なんと、この前にドイツにも勝っていたので、7勝4敗で、デンマークとともに4位となったのでした。

 この勝利は大きかった。勝てば、4位の可能性があり、タイブレイクに進む事ができ、負ければ8位になってしまうかもしれない状況だった。それに、相手中国は今大会絶好調、いきなり強豪国の仲間入りをした感じで、最終的には9勝2敗でカナダとともに首位となったわけで、今日見ていてもショットの正確さといい、攻撃的な戦略といい、かなりの手強さでありました。

 とは言え、日本は比較的やり慣れている相手のせいか、終盤さしかかるまでは完全に日本のペース、5エンドで見事に3点奪取したあたりでは、これはしてやったり!って感じのゲームコントロールぶりだったのに、8エンドから3回続けてスティールされて、延長戦に持ち込まれたのは、ガックリだったし、非常に不吉なムードでありました。
 そして、11エンドでの攻防は攻める中国に守る日本、といった構図で、胃がキリキリするような展開でありました。どちらが、耐えかねてミスをするか、という流れでもあったのだが、日本はファーストからサードまで、ほぼ完璧に相手のガード・ストーンを処理し、最後のスキップ対決にまで持ち込んだ。
 そして、まさにスキップ同士の一騎打ちにおいて、中国のドローに対しての日本のヒットという勝負になった。後攻の日本の方が一応は有利ではあるが、勝負の決まる最後の一投というのは凄いプレッシャーとの戦いだ。だがら、ほんと、ドキドキでしたよ。テレビ見てても腰が浮いちゃいますよ、マジに。

 あー、でもとにかく勝ってよかった。勝負が決まってから、メンバーが大喜びで抱き合っていた気持ちはよくわかります。ギリギリの勝負の連続でしたし、この1勝が今後の展開に(この大会の結果のみならず、次回オリンピック出場のポイントにおいても)、いかに重要なものだったか。チーム青森、素晴らしい戦いぶりでした。さぁ、これでもう1つ上のステップに向けて、タイブレイクで是非ともデンマークに勝って欲しい。頑張れ、ニッポン!
[PR]
by harukko45 | 2008-03-28 16:50 | スポーツ

 昨夜の不甲斐ないサッカー日本代表を見た後だけに、チーム青森の戦いぶりには心から応援したくなる。
 で、勝負は延長戦でカナダに敗れた。スコア上では3点差ついているが、内容的には目黒さんの最後のショットがスーパーに決まっていれば、日本が5-4で勝利していた。
 とにかく、世界ランク1位で、誰もが認める強豪カナダを、あと少しまで追いつめた事実に大いに拍手を贈りたい。そのぐらい、試合そのものは日本のペースであり、最終エンドのピンチを見事に乗り切って同点で延長に持ち込んだ粘り強さも素晴らしかった。

 そして、その延長11エンドでも、途中までは流れは日本で、1点スティールしての勝利がかなりの確率で見えていた。が、カナダ・サードの2投目、日本の2つのガード・ストーンにより狭くなっていたセンター・ラインを滑り込み、自分達のストーンをかわし、日本のナンバーワン・ストーンをヒット、そのまま横にロールして、自分達のガードの後ろに隠れるという、超スーパー・ショットが決まった瞬間に、大きく形勢は逆転した。さすが、カナダである。溜息が出た。

 ただ、最後のスキップ対決でもまだ少し可能性があったわけだが、やはり相手スキップのショットは正確で、目黒さんのラスト・ショットには大きなプレッシャーがかかったものと思う。で、これはナンバーワンには届かない位置で止まり、万事休すとなった。
 うー、もちろん選手達は悔しいだろう、あとちょっとのところで大大金星を逃したのだから。だが、見ている私には、これぞ「ナイス・ファイト」「ナイス・ゲーム」として満足感が得られたし、彼女達の健闘を讃えたい。

 たぶん、この惜敗(こういうの惜敗と呼び、昨日のサッカーは1点差でも惨敗である!)はチーム青森にはそれほどマイナスにはならなかったようだ。今日の2試合目、スコットランド戦では相手が絶不調とは言え、7-2での完勝だった模様。見事に5勝目をあげた。
 さぁ、後残すは中国とドイツの2試合。何としても、連勝してプレイオフに進出してもらいたい。頑張れ、日本!
[PR]
by harukko45 | 2008-03-27 17:32 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30