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星野ジャパン準決勝敗退

 正直言って、この試合が始まる前から、かなりの確率で「神頼み」的な部分が多かったわけで。何人かのコメンテーター達からも「祈るしかない」みたいな発言が続いていたしね。
 そういったプロの人達が見ても、「ちょっとこれじゃぁ」って気分なんだから、やっぱ勝てないわけですよ。
 2006年のWBCでも、かなり「神風」みたいな幸運もあっての優勝だったにもかかわらず、結局その後、日本の野球界は国際試合にどう取り組むのか、どうやったら代表チームを強くできるのか、なんて真剣に考えてなかったってことです。もちろん、それ以外にも日本の野球発展にかかわる改革なんて口ばっかりで、具体的に何か画期的なことが行われるなんてことは皆無だったじゃないですか。

 昨日のソフトボールが協会や各チーム、OB達が「何としてもオリンピックで金を」という強い意識でのぞんでいるのとはずいぶん違うのです。

 安易な感覚で、「念願の金」とか「Japan Dream」とか言われてもしらけるんです。

 今のままの日本野球界の取り組み方だったら、正直、プロが出てまで五輪で野球をやる必要はないんじゃないでしょうか。ですから、これで五輪と野球は決別し、本当の真剣勝負による国対抗の試合は、メジャーリーガーを含めたWBCに集約すればいいです。

 それにしても、選手選考の段階で大失敗でした。本番においてケガ人続出、調子を落としているもの多数では、お話にならない。おまけに、何だか覇気というか気概というのか、エネルギーを感じないチームでした。考えてみれば、監督・コーチ陣も現在、現場でやっている人達じゃないし、国際経験もあまりない人ばかり。おまけに、星野・田淵・山本の3人は監督・コーチとして、一度も日本シリーズを勝ったことがない首脳陣なのだ。

 とにかく、今回の星野ジャパンは投手も打線も守備も弱かった。スモール・ベースボールなんて、どこにあったのか?作戦面と起用された選手にもギャップを感じた。結局は、病気で倒れた長島さんに神頼みしていたアテネと同じように、「男・星野」のイメージやらムードだけに頼って、ちゃんと戦う集団として組織されてなかったということです。

 ここ数年、どんどんと野球への興味は薄れて行くばかりの私だけど、この弱さを見せられると、ますますメジャーのみを見るようになってしまうそうだ。
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by harukko45 | 2008-08-22 20:05 | スポーツ

 今回の日本は女子が熱い! 男子はサッカー、柔道、野球などなど不甲斐ない中、女子選手達が本当に素晴らしい活躍を見せてくれた。そして、ソフトボール日本代表がついについにやってくれた。宿敵アメリカを撃破し見事な見事な金メダル獲得、おめでとう!!!こっちも喜び大爆発!!!

 とにかく、まずは昨日のダブルヘッダーから3試合投げ続けた上野投手がエライ!凄い!最高!頑張った人は最後には報われる。今日は実に丁寧なピッチングで、ここぞという時にも冷静さを失わず、強い気持ちが画面からも伝わってきた。
 特に、6回表の1アウト満塁の大ピンチは、見ていてもシビレル気分だったけど、上野は素晴らしいピッチングで2者連続内野フライに仕留めた。この時の上野は非常に強いオーラが漂っていた。投げる前から絶対抑える気配を感じさせて、実に頼もしかった。
 一方の攻撃でも、昨日はブンブン振り回して、気持ちばかり前のめりになっていた打線が、今日はしっかりとした攻撃を見せて、アメリカの強力投手陣から3点もぎ取ってくれた。最後の最後で日本の良さが十二分に出た戦いぶりに大感動でありました。

 一方、ほぼ同じ頃に行われていたサッカー女子3位決定戦では、我等がなでしこジャパンが序盤から内容の濃い見事なパス・サッカーを展開してくれていて、こちらも大いに勝利を期待させるゲームをやっていた。が、相手ドイツは内容はないけど試合巧者、後半にわずかなチャンスをうまく決められてしまった。それまで、内容は圧倒的に日本が良かっただけに、悔しい悔しい先制点だった。
 それでも決してあきらめない攻撃的な姿勢は最後まで貫かれて、結果はその後も追加点を入れられたものの、終了ホイッスルがなるまで、つねにゴールに向かう姿には心から感動した。

 男子代表がもたもたした覇気のない試合(オリンピックだけじゃない、ウルグアイ戦でのA代表も今だ先の見えない戦いぶり)を続けている中、女子はまさに日本独自のサッカーをこの大舞台でしっかり見せてくれたし、それがちゃんと世界に通用することを示してくれたことは実に大きい。確かに、強豪を前にあと一歩及ばなかったものの、その魅力的な試合ぶりと最後まであきらめない姿勢は私の心に強く残った。佐々木監督を始め、なでしこジャパンの皆さんに大きな拍手を贈りたい。

 
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by harukko45 | 2008-08-22 00:10 | スポーツ

ウサイン・ボルト再び

 北京オリンピック、また野球負けました。陸上でボルトが決勝を走る時は、野球で日本が負けるようです。それも、アメリカ2A選抜に惨敗です。まったくもう。

 ただ、これで準決勝は韓国となったわけですが、キューバとやるよりも、まだ良いのではないでしょうか。あんまり確証はないですが、何となくね。
 それにしても、元気も覇気もないチームです。ケガの選手が多いし、絶不調に陥って顔に生気のない選手が何人かいます。彼らが画面に映るたびにガックリしますよ。
 かなりムードが悪いので、強い韓国を打ち破るのはかなりの運を期待するのみかもしれない。ただ、投手陣だけは何とか踏ん張っているので、1点を守りきるような勝負が出来たら、もしかして決勝に行けるかも。

 で、みっともない敗戦のシーンを見届けた後、すぐにチャンネル・チェンジして、陸上男子200m決勝を見たのであります。
 おおおおおー!ウサイン・ボルト、今度は割と真剣に走ってくれましたが、彼の相手は残りの選手じゃない、あのマイケル・ジョンソンが出した不滅の記録と言われた19秒32という数字が唯一の敵だった。
 そして、ゴールを駆け抜けたのが、19秒30の世界新記録!何とまぁ、マイケル・ジョンソンの記録がこうも簡単に破られるとはねぇ。それと、2位以下の選手が全く相手にならないという状況にはただただ唖然でしょう。
 北京オリンピックでの最大の出来事はウサイン・ボルトの世界新記録による100,200制覇で決まりです。ボルト、凄すぎ!こんな選手はこれまで見たことがない。
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by harukko45 | 2008-08-21 00:37 | スポーツ

 北京オリンピック、後半戦でありますが、女子レスリングの4選手の活躍はあったものの、その他では女子マラソンの惨敗、ハンマー投げの室伏選手も連覇ならず、卓球団体も男女ともにメダル届かずと、なかなか厳しい状況の日本。

 中でも卓球はかなり力入って応援していたので、非常に落胆が大きい。特に男子は、準決勝においてドイツを最終ゲームまで追いつめた大激闘に敗れたショックは大きかったか。その後オーストリアにも敗れ、3位決定戦に進めなかった。韓陽、水谷、岸川3選手、良かったんだけどなぁ、ほんと残念。悔やんでも悔やみきれないけど、あのドイツ戦、どうしても勝ちたかった!
 また、女子も格上の香港に見事な逆転勝利、涙の勝利でオジサンはぐぐっと心を揺さぶられたのだったが、そしてのぞんだ韓国との3位決定戦では、全く歯が立たずに完敗。力の差をまざまざと見せつけられた格好だったが、常に立ちはだかるアジアの壁を何とか越えられないものか。
 中国メディアの質問を愛ちゃんが通訳しながら、思わず目から涙がこぼれてしまう映像には、見ていて実に痛々しい気持ちにさせられた。

 そして、個人的には残り少ない期待種目の1つであった女子サッカー、我等がなでしこジャパンはまたしてもアメリカに撃沈されてしまった。4-2での敗戦は予想外だった。今のなでしこなら、もっといい戦いができたはず。
 非常に残念だったのは、17分に大野のゴールで見事先制した後に、それまでの積極的な前線からのプレスが影をひそめ、明らかに守りに入るような戦いぶりになったこと。特に両サイドでアメリカにやられまくって、完全にペースを失った。両サイドが突破されるようになったのも、前線からのプレスが弱まったからに他ならない。
 何度も突破を許すうちに、日本はその恐怖から前に上がれなくなってしまった。それにより、これまで効果的に機能していたサイド攻撃はその後ほとんど見られなくなってしまったし、ボール・ポゼッションは一方的にアメリカのものになった。そして、その必然として前半終了間際で逆転ゴールを喫することとなったのだ。

 後半に入っても、全く攻撃的になれない状況で、アメリカに子供扱いされるような展開になり、屈辱的な4失点となってしまった。終盤になって入ってきた荒川、丸山が活発な動きを見せていただけに、後半もっと早い段階での思い切った選手交代があっても良かった。
 その2人により、最後の意地の1点があったのだが、いかんせん遅すぎた。

 決勝に行ける大きなチャンスだったし、これまで素晴らしいサッカーをしていただけに、またしてもアメリカにやられたことが悔しくてたまらん。
 この敗戦のショックは大きいだろうし、正直、私もかなり落ち込んではいるが、なでしこジャパンよ、どうかもう1試合! ドイツとの3位決定戦で、今一度自分達のサッカーを思い返して、それを貫いて欲しい。

 
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by harukko45 | 2008-08-19 01:31 | スポーツ

ウサイン・ボルト!

 野球、韓国に負けました。もう、野球は見るの疲れる。しばらく、見たくない!

 でもって、その日本が敗れた瞬間は、男子100mの決勝の方にチャンネルを代えました。そのおかげで、もの凄いものを見させてもらいました。ジャマイカのウサイン・ボルト、こりゃ凄い。とんでもない人間がいたもんだ。9秒69のワールドレコードでの優勝だけど、全力で走りきったわけじゃなく、勝利を確信したゴール前では走るのやめて、大きく手を広げてのパフォーマンスやる余裕なんだからねぇ。
 この瞬間は10年に一度、いや50年に一度の出来事だったかもしれません。

 何度VTRで見ても、素晴らしい。凄い。参った。
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by harukko45 | 2008-08-17 00:36 | スポーツ

なでしこ最高!などなど

 連日のオリンピック、何だかんだ言っても盛り上がりますなぁ。昨日もサッカー女子「なでしこジャパン」が中国を2-0で撃破、見事準決勝進出。これで、日本サッカー界としてもあのメキシコ五輪以来のベスト4ですから、素晴らしい。
 それに、ただ勝っただけでなく、その内容が本当に素晴らしかった「なでしこ」。前線からのプレッシング、ボールを奪ってからのパス・ワーク、そしてグループリーグで苦しんだ決定力も、ノルウェイ戦での大勝利によって、ここに来てとても高まってきている。この調子なら、次のアメリカ戦もかなりの期待が出来る。グループリーグでは敗れたが、その時のチーム状態よりも格段に良くなっていると思う。

 全体を通して、中国のサッカーがずいぶん古くさいものに感じるほど、なでしこのサッカーは「今風」でしたなぁ。反町ジャパンはなぜこういう風にいかんかなぁ。

 サッカーだけでなく、柔道も女子の活躍は目立った。谷本、上野の金メダルお見事、そして最終日の塚田も決勝での残り20秒での一本負けは残念だったが、それまでの戦いぶりは素晴らしかったし、堂々たる銀だと思う。
 メダル2個に終わった男子も、最後に石井が見せてくれて何とか面目を保ったか。とは言え、日本人の考える「柔道」はもはや世界になく、正直、ちょっと中途半端な格闘技に変貌している「Judo」に日本の柔道家が出場し続けるのであるなら、世界対策を真剣に考えなければならないのだろう。
 そういった意味では最後に登場して勝利した石井選手の存在は今後の日本JUDOのリーダーとなりうるものだろう。独特のキャラといい、これからも要注目でしょう。

 ランキング1位の中国ペアをアップセットしたバドミントンのスエマエは、その後残念ながら4位で競技を終えた。現在の実力からすれば、準決勝、3位決定戦での敗戦はやむなしだったが、それでも、大健闘の活躍には大きな拍手を。バドミントンって面白かったんですね、今頃認識しました。
 蛇足ですが、ユニフォームのかっこよさでは日本チームがダントツに1位でした。

 そして、あまりにも完勝だったために、100の時ほどの興奮はなかったが、やはり北島凄し!もはや世界に敵なしを証明した今回のオリンピックでありました。彼は、今やイチローと並ぶ日本最高のアスリートだ。

 おっと、平野、福原、福岡の卓球女子、素晴らしい接戦、激闘を制して香港に勝利!これで、3位決定戦に進出だ。今日の愛ちゃん、粘りを見せてくれたし、最後に戦った平野の気迫あるプレイ、素晴らしかった。韓国戦で、リベンジよろしく。
 そして、野球・星野ジャパンも今日の韓国戦が大勝負、頼んます!
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by harukko45 | 2008-08-16 13:57 | スポーツ

超気持ちいい!

 中国の新聞によると、「超爽」で「超気持ちいい」になるらしいが、一昨日の北島選手の「超完璧」な泳ぎによる金に続き、昨日は女子柔道で谷本選手が決勝での、あまりにも素晴らしい内股一本を決めての優勝に、連続しての「気持ちいい」気分。あの内股は永久保存したいぐらいに美しかった!

 そして、女子サッカー「なでしこジャパン」が格上ノルウェーに5-1という逆転による圧勝で、見事グループリーグ突破を決めてくれて、不甲斐ない男子サッカーの敗退でモヤモヤしていた気分をすっかり晴らしてくれたし、同じ時間でやっていたソフトボールも難しいオーストラリアとの初戦に、ヒヤヒヤしながらも勝利したことは今後の流れをつかむのにも大きい。

 そうそう、女子バドミントン・ダブルスでは末綱・前田組が世界ランキング1位の中国ペアを撃破するという大金星。これも最高でした。が、その仕返しを食らった感じでオグシオはもう1つの中国ペアに完敗。地元の応援の凄まじさにも辟易したが、相手が強かったことは確か。ほとんど、何もできなかったのは残念だった。でも、スエマエに頑張ってもらいましょう!

 序盤、なかなかいい結果が聞かれなかった日本選手達だったが、この2日間は盛り上がった。これで、全体にも勢いが出てきて欲しいね。
 私もこのところ少々夏バテ気味だったのが、吹っ飛んでしまうような刺激をもらいました。明日からも頑張ろうっと。
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by harukko45 | 2008-08-13 00:34 | スポーツ

 ガッカリした。結局何も起こすことなく、日本は敗れた。気候やピッチのコンディションもいろいろあるだろう。だが、全く内容のないサッカーしかできないアメリカにたった1回のチャンスを決められた。だがしかし、ハーフタイムでリフレッシュしたアメリカが、後半開始から攻撃に来るだろうとしっかり予測しておけば、防げない点ではなかったろう。
 前半、ゲームをほぼ支配して、いい攻撃が出来ていたせいで、すっかり強者のつもりで後半にのぞんだのではないか?絶対、どこかに気の緩みがあったにちがいない。

 そもそも、前半21分のショート・コーナーからの見事な崩しから、内田の絶妙のクロスをただ合わせればよかっただけのシュートを決められなかったのが、「全て」であったと思う。外した森重は「悪い悪い。」みたいな表情で、笑みを浮かべていたが、私はその時、「そんなことじゃ済まされないぞ」と嫌な予感がしていた。それが、本当になってしまったなんて。

 前半、日本はコンディションがけっして良さそうでないアメリカを尻目に、パスもよく回りチャンスも多く作っていた。だが、なかなか決められないのはある程度しかたない、相手だって必死なんだから。でも、あの21分のチャンスは明らかに「ごっつぁん」ゴールでしょうが!
 私はあの時、テレビに向かって何度悪態をついたことか、選手をののしったことか。

 期待でワクワクしながら見始めた試合も、終わってみれば悔しい思いばかりの2時間であった。

 「まだ、終わったわけじゃない?」、いやこの初戦での敗戦はほとんど終わったに等しい。ナイジェリアとオランダに勝利するのはよっぽどの奇跡だろう。大きく期待すると失望も大きい。今後はもう期待しないでおこう。日本は弱い。
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by harukko45 | 2008-08-07 22:09 | スポーツ

聖火リレー

 4月はウィーンから帰国後、ずっと仕事に追われるような感じで、何とも落ち着かない日々が続いた。特に、ここ1,2週間は正直バタバタだった。
 なので、今月は大好きなスポーツ観戦もなかなかままならず、せっかく開幕したMLBも、シーズン終盤のヨーロッパ・サッカーもあまりチェックすることができなかった。

 が、とりあえずそのようなことよりも、結局、今月最も話題をさらったスポーツ・イベントは何と言っても「北京オリンピック聖火リレー」だった!

 ロンドン(6日)、パリ(7日)に始まった聖火リレーにおける混乱は、何よりも中国政府の対応の酷さ(ダライ・ラマへの強い批難、外国メディアの規制、特殊部隊によるあからさまなリレーの警備と主導、そして各国在留中国人の動員による大キャンペーン)、その奥にある中国共産党の高慢さが見えて、やはり、このような独裁政権による国家が「1つの世界、1つの夢」というテーマを掲げて、「自由、平等、博愛、そして平和」の象徴のようなオリンピックを開催していく矛盾を、完全に世界にさらけ出してしまったのだった。

 だいたい、世界中を回る聖火リレーは前回のアテネが近代オリンピック開催100周年の記念大会だったから意味があったものの、今回はそれが全く別の意味合い、それどころか、「何のため、誰のため」のリレーなのか、と強く違和感と疑念を抱く結果となってしまった。
 私にはチベットを支援する人々の抗議行動よりも、明らかに当局から動員されたような留学生を始めとする中国人達が、五星紅旗を振りながら「中国、ガンバレ」とシュプレヒコールする姿の方に、異様さを強く感じたし、はっきり言って不愉快であった。
 それは、長野の後行われた韓国においての、日本以上の大混乱の中、たぶん脱北者支援者だと思うが、その人が中国人に向かって、「国に帰りなさい、ここは韓国よ!」と叫んだことに通じることだ。

 中国側の「聖火を守れ」的なキャンペーンは、明らかに世界中に同様の不快感をまき散らしたし、まして各国に留学し仕事をし、西側メディアの報道にも十分に触れているであろう中国人が、突然としてナショナリズムを声高に主張(それも他国で)するのが、実に理解に苦しむのだ。彼らはかつてあった自分達の同胞の悲劇、天安門事件の情報を知らないはずはあるまい。
 それに、そもそもこの「聖火リレー」とはナチス・ドイツが始めたことであり、それがヒットラーによるナショナリズム昂揚のためのイベントであったことを理解するべきだ。だからこそ、フランスにおいて特に強く反発を持たれるわけだし、まして今の中国の「一党独裁による市場経済」という政治体制は、まさにナチスの「国家社会主義」と同じではないか、と疑問に思うべきだ。

 韓国での大混乱のあと、独裁国家・北朝鮮では整然と問題なくリレーが終わったとは、何とも皮肉な結果ではないか。

 とにかく、今の中国政府には問題が多すぎる。今回のチベットだけでなく、同じ少数民族であるウイグル族との問題の方が実は深刻であると言う人もいる。また、スーダンのダルフール紛争への対応をめぐり、かねてよりヨーロッパ諸国から批難とオリンピック・ボイコットへの示唆が出ているし、アメリカでも有名文化人達の中国批判は続いていた。
 日本においても、北朝鮮を援護し続ける態度、毒ギョーザを始めとする食品安全の問題、また東シナ海におけるガス田問題、そしてアメリカ軍との太平洋分割統治提案など、1つでも間違えば紛争に発展しかねないものばかりだ。

 私は中国人個々に対して、批難をする気持ちは毛頭ない。逆に、長い歴史の中で、深い文化・教養・知恵を生み出した彼らには大いに敬意を持っているし、その影響と恩恵は計り知れないと思っている。
 しかしながら、政府、国家権力に対してはあくまでそれをチェックし、批判していくことを忘れたくない。それは、日本政府に対しても同様だ。そうでなければ、自分達の自由や人権はいつの間にかなくなってしまうかもしれない。
 国、民族、故郷を愛すれば故、国家権力への監視を国民は怠ってはならないと思う。

 であるから、中国本土における「反フランス」的なカルフール不買運動など、全く見当違いで時代錯誤の行動であると言いたい。そのようなナショナリズムの表明は、逆に世界からの反発を招くだけに他ならない。そういった意味で、中国人民には真の民主化を目指し、ちゃんとめざめて欲しい。

 とは言え、それが早急に起こるとも思えず、私は2004年のサッカー・アジア・カップ中国大会における「反日」キャンペーンを思い起こしてしまうし、それが本番の北京オリンピックにおいて「反フランス」「反ヨーロッパ」に拡大しかねないと危惧する。最悪の場合、まともな競技大会になるのか、どうか。
 例えば、マラソンなんかで起きたらどうする?

 また、整然と無事に競技が行われても、それは裏での強力な警備と弾圧・締め付けがあってのことだろう、と予想できるわけだ。

 何とも、実に政治色の強い、平和の祭典になりそうだ。そして、これ以後、常に政治紛争を絡めたオリンピックという図式が定着してしまう気がする。もはや、政治とスポーツの分離は不可能であることを、しっかり自覚しなければならない。そして、国家による国際スポーツの終焉の始まりかもしれない。

 参考までに朝日新聞HPに掲載された記事をリンクしておきたい。「聖火リレー燃え広がる愛国心、冷める世界」
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by harukko45 | 2008-04-29 18:31 | 日々のあれこれ

トリノ五輪閉幕

 溜め息と落胆の序盤から、女子カーリングに惚れ込み、最後に女神・荒川さんに救済された今回の私のオリンピック。
 結果を見ると、惨敗の日本チームはここ数年では危機的状態と言える。それは、特にお家芸的な存在だった、ジャンプ、スピードスケート、ノルディック複合の不振が痛かった。

 ジャンプと複合は長野前後での日本の「勝ち過ぎ」に対する処置とも言えるルール改正により、明らかにヨーロッパ有利となってから、すでに8年。いまだにその打開策が見いだせない現状はかなり見るに忍びなく、悲しみをも感じる。
 結局は札幌での笠谷さん、アルベールビル、リルハンメルでの荻原さん、長野での船木さんのような天才的エースの出現をここしばらくは待つしかないのだろう。この長期低迷に甘んじる過度期をじっと絶えて、次にくる歓喜の爆発に向けて、選手達の奮起に期待したい。

 スピードスケートは今回1000m金1500m銀のアメリカ選手シャニー・デイヴィスに代表される新しい力の台頭が顕著であり、特に短距離において変革の時期を迎えた。つまり、清水さんの売りだった爆発的なスタート・ダッシュの時代から、コーナーリングのうまさと後半の追い込みの強さの時代への完全なる変貌だ。日本選手はほとんど先行逃げ切り型だったが、勝ったのはスタートよりも後半伸びていく他国の選手だった。
 これにより、今後のスピードスケート界の常識はこれまでのものとはどんどん変わっていくのだろう。たぶん、いろいろなノウハウと伝統をもつ日本選手・コーチ陣は果敢に新しい挑戦に切り替えていくと思う。

 一方で、3種のスノーボードのように競技としてはまだ世界全体として未熟なものがあり、ハーフパイプなどは男女ともアメリカ選手のダントツなうまさの前には、他の選手は見る価値なしだったし、パラレルはちっともおもしろいと思えなかった(高い技術なんだろうが)。SBXはゲーム的な感覚は楽しいが、それだけで競技としてオリンピックで扱うほどのものか疑問だった。

 とは言え、こういう新種ものは急速に内容が発展・充実していく可能性はある。例えば、フリースタイルのモーグルは、長野の頃に比べたら今や全然レベルの違う競技になりつつある。とくに男子の決勝は相当な緊迫感と内容の濃さがあって、ヘタすると普通のアルペン競技が見劣りするぐらいの魅力があった。

 そのアルペンにおいては、とくに技術系での男子チームの充実は今後とも期待したい。回転での皆川選手と湯浅選手の大健闘にはかなり興奮させられた。ここでエースの佐々木選手がしっかりと絡んでいたら...。こういう伝統的なスキー競技で日本勢が活躍できる時代が来るのを本当は一番望んでいるであります。

 ソリ系(ボブスレー、リュージュ、スケルトン)とノルディック系距離もの(クロスカントリー、バイアスロン)はまだまだヨーロッパの強豪との差が大きい。なかなか乗り越えるのがむずかしい壁だね。でも、女子クロスカントリー・スプリントでの夏見さん福田さんの入賞は素晴らしかった。

 アイスホッケーは今やNHLのプロが参戦している以上、日本が出場して活躍する状況はほとんどないだろう。サッカーのように国内で盛り上がりをみせないと無理だろうな。(札幌以後、日本リーグは少し盛り上がったんだけどなぁ。)アジア・リーグの発展に期待か。

 ショートトラックはエースの不振が致命的だったが、こちらは韓国・中国勢の強さを見ると、ちょっとした強化ですぐに強くなれるのではと思ってしまうが、日本での環境ではなかなかむずかしいか?

 それを思うと、カーリングのように実際にテレビ中継されれば、こんなに面白いものだということが理解できる競技には、こういうオリンピックでの活躍は大きかったね。女子チームのことを思うと今でも心がウキウキするけど、男子カーリングの面白さも、これはまた絶品でっせ!スピードとパワーが凄いのでスーパーショットの迫力と威力が女子とは比べられないのだ。長野以来の日本男子チームも是非強化してほしいと強く願う。

 そして、栄光のフィギュアは女子に関しては言う事なしでしょう。これからは国内予選を勝ち抜くことの方がむずかしいと言われるようになるかもしれない。
 男子ではロシアのプルシェンコが断然抜きん出ていたが、高橋選手は決して悪くなかった。本番でのメンタル面での弱さを克服すれば、すぐにメダルに届く実力と思った。それは国内で破れた織田選手にも言えるだろう。メンタルの強化は今回の女子での荒川さんが立派に示してくれたのだから(無欲の勝利はある意味仏教的とも言える)、絶対に出来ないことではない。

 各選手の皆さんはお疲れさまでしただが、この結果を受けて、JOCはこれから厳しい評価査定の段階に入るのだろうな。次回のバンクーバーまでは各競技団体、選手には今回よりも過酷な4年間になるかもしれない。
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by harukko45 | 2006-02-27 15:38 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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