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 アルペン競技で一番好きな男子スラロームがやっと来ました。が、期待のオーストリア・チームの面々はこのオリンピック絶不調で、ついにメダルなしに終わるとは。前回のトリノではこの種目表彰台独占だったのだから、オーストリア的には異常事態発生とも言えるでしょうか。

 優勝したイタリアのラッツォーリは実に巧みな滑りで、アルベルト・トンバ以来の金メダルでありましたが、個人的にはクロアチアのコステリッチに勝たせて上げたかった。彼の滑りは実にきれいでした。でも、コンバインドと同様2位でありました。

 で、ここに来て突然金メダルの期待がかかったスピードスケート女子パシュート。スラロームの後そのまま見届けましたが、残念、というかお願いしますよ!って思わず言っちゃう0.02秒差の2位。ゲルマン魂は健在でしたが、優しい日本女子は最後の最後で控えめな部分が出ちゃうのかなぁ。
 まぁ、でもトリノの4位に比べれば見事な銀メダルです。それに朝から燃えさせてくれましたし、感謝です。

 カーリングも最終日。女子決勝の大激戦を見れなかったのが、本当に残念ですが、男子の方もなかなかの一戦。女子の無念を晴らしたカナダ男子、貫禄の勝利と言えるでしょう。それに無敗のパーフェクト優勝ですからお見事。随所に繰り出されるスーパー・ショットには何度も唸りました。日本も何とか強化してほしいなぁ。

 
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by harukko45 | 2010-02-28 17:58 | スポーツ

 オリンピックももう終わりだというのに、昨日のフィギュア女子後の悔しさと脱力感とで一杯になり、まるっきり使い物にならない状態。おかげで、カーリング女子決勝を見逃した。バカバカバカ!再放送やってくんないのか。日本が出てるわけじゃないから無理か。トホホホホ。

 それにしても、時間が経つにつれて、悔しい思いがどんどん増えてくるのは困ったもんだ。
 銅メダルだったカナダのロシェット選手の「マオ(浅田)にも感謝したい。果敢にトリプルアクセルに挑んだ姿を見て、私は悲しいことなんか忘れて正直、燃えたわ。ありがとう」というコメントを知って少し上がるものの、SP後に浅田選手に対してほとんど侮辱的とも言えるコメントをNBCで発言していた元メダリストであるスコット・ハミルトンが今日になって「勝利に値する素晴らしい演技だった」なんて言ったりするのを見て、かえって気分が悪くなったりして。

 それと、日本のマスコミの報道の仕方にも幻滅するんだ。キム・ヨナと浅田真央をパックで放送するのはもういい加減にやめましょうよ。それを見なきゃいいのに、ついつい見ちゃって余計落ち込む自分が悪いんだけど。日韓ワールドカップで、日本が負けた後に韓国が大躍進する姿を大々的に報道していた時の苦々しい気分を思い出してしまうのだ。

 勝負はキムの勝ちでいい。現状の採点方式について語るのもホドホドにしたい。だが、浅田が滑る前にあんなとんでもない、はっきり言って異常なキムの点数を見たら、どんな選手だってモチベーションを維持することは難しい。テレビ見てるこっちだって、「バカーな!」ってなる。で、もう絶対に勝てないと思うにちがいない。
 その時、一切の雑音を振り払うようにイヤホーンで(必死に)音楽を聴いて集中しようとする浅田を見て、すさまじく心が締め付けられた。それからは自分の心臓がバックバック鳴ってる状態になった。

 ところが、演技が始まってからの浅田はものすごく素晴らしかった。冒頭から一気に「鐘」の世界に引き込んで夢中にさせてくれたし、2度のトリプル・アクセル、力強いスパイラル、美しいスピン、迫力あるステップ、どれも素晴らしかった。そして何より、ラフマニノフとストコフスキーの音楽が素晴らしいと感じられたのだった(音楽を表現するものにとって、最も大事なこと)。だからこそ、終盤の2回のミスがあまりにも痛かった。

 これほど素晴らしい内容に仕上げてきたからこそ、完璧なものを見たかったし、演じさせてあげたかった。だから、悔しいし溜め息が出てしまうのだ。もし、完璧な演技で本人も満足いくものだったなら、見ているものにとっても生涯忘れることのない瞬間になっただろう。それが、たとえ銀であっても。

 日本の稚拙で低レベルなスポーツ・ジャーナリズムの中にあって、数少ないちゃんとしたレベルを保っているスポーツ専門誌「Number」のWebサイトに生島淳氏がコラムを書いており、私が感じた事に近い内容を、より掘り下げてあるので、リンクさせてもらう。
 浅田真央は会場を「制圧」していた!! 幻となった、完璧な『鐘』の得点。

 また、男子における明らかに不当な採点についての問題でも、田村明子氏のコラムがするどく追求しているし、高橋選手についての記事も実に興味深いので、是非。
 プルシェンコの連覇を妨害した!?米国人ジャッジ、疑惑のEメール。~五輪でのロビー活動の真実~
 高橋のメダルは銅以上の価値あり。彼の勇気を日本人として誇りに思う。
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by harukko45 | 2010-02-27 20:47 | スポーツ

 バンクーバー・オリンピックの13日目は、正直何も見ていない。今日のフィギュア女子のことしか頭になかったからだ。
 で、結果についてはほぼ予想通り。韓国のキム・ヨナ選手がノーミスの演技での世界最高得点も予想通り。カナダのロシェット選手がひょっとしたら2位に上がるかもしれないという危惧は免れたが、フリーの得点差は0.44という僅差にまで迫ったので、一瞬ヒヤっとした。

 とにかく、今の採点基準ではこのようになるのは最初からわかっていた。勝負はキムがジャンプで転倒でもしない限りは、彼女の金で揺るぎなかったのだ。なので、極めて順当な結果であり、素直に受け入れて、キム・ヨナ選手の強さを讃えたいと思います。なんてったって「世界最高得点」ですから。

 ただ、やる前から最高点が出るだろうというのも、興奮のないものだ。かつての体操競技でルーマニアのコマネチ選手が満点を連発した時の感動とはずいぶん違うものだ。

 スポーツを愛し、その頂点で戦う一流アスリート達を最大の敬意を持って見つめることに大いなる喜びを感じている私にとって、今日最も重要な偉業で、今後も長く語り継がれるであろうことは、「浅田真央選手がトリプル・アクセルをフリー演技の中で、2度も(!)成功させたこと」に尽きる。
 彼女はSPと合わせて、このオリンピックで3回のトリプル・アクセルを成功させた。これほどの偉業を讃えずして、他に何があると言うのか。

 日本のマスコミは相変わらずの「ノー天気」ぶりで、メダルのことしか頭にないし、今のフィギュア競技の持つ不可解な部分を一切指摘しない。
 正直言って、普段からこの競技を見ているわけでもなく、4年に一度の結果しか興味がない人ばかりが番組作ったり、記事を書いているんだろう。だから、プルシェンコやストイコの怒りを大きく取り上げる事もなく、高橋大輔選手の「フリーの得点が低かったので、あれっと思った」という発言に注目することもなく、銅メダルで大騒ぎになるわけだ。もう一度言いたい、高橋だって銀なんだ!

 今日の女子は、先にも書いたように順当な結果としての浅田選手の2位だ。ミスのないキムに対して、浅田は2回ほど明らかなミスがあったからだ。
 ストイックな浅田にとっては、あまりにも許し難いミスだったのだろう、直後のインタビューでの止まらない涙はパーフェクトにできなかった悔しさからくるものだったと推測する。そして、「良かったのはアクセルが2回決まったことだけ」で満足できていないこと、「ヨナは本当に強い人」としっかりと負けを認めている。

 NHKの放送でも、さすがにスポーツ実況の定評が高い刈屋アナウンサーが、「彼女(真央)はヨナに負けたと、そして悔しいとはっきりと述べました。普通、悔いはありませんとか出し切りましたと言うところをはっきりと納得していないと言いました。これはすごいことです。人は言い訳をしてしまいますが彼女はそれをしませんでした。彼女は強い人間です。」「キム選手は今の採点ルールを最大限利用している点数(その後、利用という言葉を言い直すが)、男子の中でも戦えますね。」と言ってくれた。やっと、まともなコメントが日本人から聞けたと思った。

 1位と2位の間についた23点の差はあまりにも大きすぎる。キム・ヨナ本人が「信じられない得点」と語るほど、異様だった。
 おとなしく、文句も言わない日本人は、ロシア人と違って抗議も公正なるルール改正への提案もしないのだろうか。もし、このまま何もなく、今回の問題が葬られるなら浅田真央の奮闘を無にすることになる。日本フィギュア界の今後の動向も注目したい。

 そして、浅田選手には今まで以上に敬意の気持ちを表したいし、これからのマオこそが本当の歴史を作ると確信する。
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by harukko45 | 2010-02-26 18:16 | スポーツ

 いよいよ始まった女子フィギュア。先週の男子フィギュアが採点と順位で大論争になりそうな状況での女子の開幕だけに、いろんな意味で注目だった。ライブでは見れなかったが、帰宅後すぐに録画にてチェックした。

 で、ある意味では男子で起きたことへの心配が、女子にも影響しているようにも思ったが、それは浅田真央選手がショート・プログラムを今シーズン初めてほぼ完璧に滑ったことで、私としてはかなり吹き飛んだ。

 「プルシェンコvsライサチェック」を「真央vsヨナ」に置き換えて、代理戦争のような構図が見えてくる感は確かにあることは認めるが、それより、何より、とにかく、とにかく、SP後半を演じている時と終わった時、そして高得点に喜んでいた時などに見せた真央ちゃんの笑顔、まるで15歳に戻ったような笑顔と表情を見て、私はどんなにうれしい気持ちになった事か。たぶん、テレビで応援していた多くの人々が皆そう感じたのではないだろうか。
 今シーズン、これだけの楽しそうでうれしそうで、純粋無垢な浅田真央の表情を見れることがあっただろうか。

 今の真央ちゃんの精神状態は極めて良好と見たし、何かが吹っ切れて無心に近い状態なのではないか。これは本当に素晴らしいことだし、この真央ちゃんならフリーでもやってくれるはず。彼女とタラソワ・コーチとの絆は我々外野が思う以上に強く結ばれている様子だ。
 二人が目指す「誰もやっていないこと」への挑戦を見届けるのを、ワクワクして待ちたいと思う。

 ただし、少しだけ心配するのは、やはり採点への不信感からくる。今日の場合でも、キム選手は相変わらず機械のように正確無比で完璧だったと言えるが、それでも再び世界最高得点で浅田に約5点差をつけるというのは、何とも不可解に思えるし、キムが1位だとしてももっと僅差だろうと感じている。正直、キム・ヨナへの高い加点は正当な評価なのか、と首を傾げたくなった。
 なので、浅田がフリーでトリプル・アクセルを2度成功させても、キムがノーミスで滑った場合に、男子と同じような結果が導きだされる可能性はある。

 男子の結果にたいして痛烈に批判をしていたストイコ氏が女子の結果予想もしていて、これがなかなかの読み物なので、やっちママさんのブログから掲載させていただく。
 
「Mao Asada 浅田真央 / 2008年に世界選手権で優勝し、浅田は追いかけられる人の立場が良く分っています。彼女の好不調の激しいシーズンは、彼女に余裕を与え余計な期待をかけられずに済むでしょう。
 私は彼女がトリプルアクセルに拘っているということがとても好きです。これはスポーツにとって素晴らしいことです。この挑戦を後押ししないのであれば、スポーツの精神を失ってリサイタルになってしまうんですよ。リスクにかかわらなければなりません、スケーターに安全策をとらせるのは、退屈です。
 浅田のジャンプは確実です。ですがもし彼女が攻めるプログラムを止めたなら、完璧なスタートは崩れ、ミスが入り込む隙が出来るでしょう。彼女のスピンは柔軟性に溢れ力強いです。浅田とキムは時々似ている時があります。外見(体の線)がそっくりだからですね。
 
 彼女のアピールポイントはスケートに静かな無垢さがあることです。気取ったところがなく、ただスケートをしているのです。彼女の動きも優雅で、とても叙情的です。そして音楽の解釈はバツグンです。オリンピックでの勝利はトリプルアクセルに懸かっています。

 予測: 3位、だが、トリプルアクセルの成功によって1位にも手が届く。彼女は挑戦的なプログラムであることがキーになる」


 ちなみにストイコの予想は1位キム・ヨナ、2位ジョアニー・ロシェットである。浅田選手以外のスケーターについてもするどい指摘がしてあるので、一読の価値ありだ。ぜひ、やっちママさんのブログをご覧になってください。

 おっと、フィギュアスケートYouTube-動画Blogに、SP後のストイコ&コーエンのインタビューがアップされました。再び熱く語っておりますので必見です。コメント欄にファンの方々の日本語訳と解説が出ているのでそちらも見てください。ストイコはやはり1位と2位の点差は異常だと抗議しています。サーシャはキムを高く評価していますが、アナウンサーに「誰もやっていないトリプル・アクセルを飛んだのに、こんな点差をつけられたら、もしあなたがマオなら納得いかないでしょ?」との問いに、「当たり前よ」。ふむふむ、やっぱな。

 さて、どうなるかはわけがわからんが、いずれにしろ男子同様、再び大論争の火がつくだろうな。

 後は残念な結果を二つ。カーリング女子はスウェーデンに敗れ、スイスも勝利したので、完全に予選敗退が決まった。その後デンマークにも負けたために、成績は3勝6敗で今オリンピックを終えた。

 大変ガックリした。カーリングという競技はものすごーく内容があって、実に面白いのではあるが、いくら夢中になって観戦していても、やはり応援する日本代表が弱くては、残るのは疲労感のみだ。
 2年前の世界選手権で4位にまで上ったのに、翌年は韓国に破れ世界選手権出場ならず。結局、約2年近く、世界の一流チームと戦う大舞台での経験がなかったことが一番の敗因だった、と監督は言っている。まぁ、そのなのだろう。
 私は今回のチーム青森がトリノの時よりもレベル・アップしているとは思っている。だが、それ以上に世界は進んでいることを今頃気づいても遅い。
 それと、あまりにも多く見られたショットのミスは単純に経験不足だけでは説明できない。始まってから不調だった近江谷選手をずっと使い続けたものの、土壇場の2試合で外すのでは、決断が遅すぎる。
 もう最後の方では本橋・目黒の両エースも絶不調に陥ってしまった。それが全て近江谷さんのせいだと言うのではなく、日本チーム全体としてコンディション作りの失敗やリカヴァリーの下手さを反省すべきではないのかと思う。

 とは言え、今回の決勝は必ず見るし、男子の決勝も見るだろう。男子のカーリングの面白みは女子の比ではない。ショットの迫力は大違いだ。どこの国が対戦していようが、レベルの高いゲームを見るのは楽しい。

 もう一つ。始まる前は久々に前評判の高かった日本の「ノルディック複合」だったが、特に期待された団体で何とか6位入賞。まだまだでしたな。この結果、日本のスキーは今回も惨敗の様相が見えてきた。やれやれ。
 一応、残るスラロームは楽しみにしているけど。
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by harukko45 | 2010-02-25 00:42 | スポーツ

 いよいよオリンピックも後半戦に。そんな11日目は少々お寒い展開での日本選手団か。

 まずはジャンプ団体。日本は葛西選手のみ気を吐いての140m大ジャンプを記録するも、かつてはよく選手達が言っていた「一人一人がたすきを渡して...」なんてことは全くなく、チームとして何らかの成果を上げる雰囲気も感じられなかった。結果5位だが、上位3チームとはかなりの大差。とてもじゃないが、「メダルの可能性」などと話を盛り上げるレベルではない。
 とにかく、ベテラン37歳の葛西のみ海外選手達と互角に戦うレベルでしかなく、いっこうに若い選手が伸びてこない現状はすごく深刻だ。

 そして、カーリング女子は強敵スイスに完敗。8エンドにコンシードしての負け(日本のマスコミがギブアップと呼ぶのはニュアンスが違う。ゴルフのコンシードと同じ。相手への敬意を含む。)は精神的にも折れてしまいそうであり、今後へのモチベーションを維持できるのかを心配したくなるほどの悪い内容だった。
 何と言ってもミスが多すぎる。ショットの精度が低すぎる。特に若い近江谷選手の不調ぶりはちょっと目を覆いたくなるし、ここに来て連鎖反応のように全員の精度の低下に結びついている気がする。そして、作戦面での失敗、ショットの選択ミスへとつながって、「こんなチームだったか?」と思いたくなるようなチグハグさが目立つのだ。

 もちろん、スイスはとても強い。が、一度も自分達のペースをつかむことなく、ほぼ全てを相手の思うがままにゲームを進められて、何とか打開しようという意地や粘りさえも見せる事がなかったのが、実に歯がゆい。
 世界ランクから言えば日本はこれが実力通りとも言えるが、4年前よりも注目を集められるようになり、よりレベルアップを期待して応援していただけに、この厳しい現実はやはりショックだ。

 と、愚痴ばかりになってしまったし、ほぼ上位4チームに残るのはかなり厳しい。だが後2試合、しっかりしたパフォーマンスを是非とも見せてほしい。
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by harukko45 | 2010-02-23 17:03 | スポーツ

 水越けいこさんとの名古屋・大阪・京都のライブ・ツアーを無事に終えて帰ってきました。それについては後日まとめたいと思います。
 とりあえず、この間のオリンピック関連を整理しておきます。

 ということで、時間軸は無視で印象的だったものから。

 まずは何と言ってもフィギュア・スケート男子フリー。日本では高橋大輔選手の3位が大きな話題で、もちろん彼の銅メダルは素晴らしいことではありましたが、帰宅してから録画をチェックして感じたのは、彼は3位どころか2位だったのではないか、ということです。

 優勝したアメリカのライサチェックの演技にはほとんど共感できる部分がなかった。それに、4回転を最初から飛ばずと宣言していたし、表現力に関してもさほどのものとは思えなかった。
 4回転は失敗したものの、他のジャンプにおいては高橋の方が優れていたよう感じたし、ステップ、スピンを含め内容は明らかに上だった。そして、何より表現力ではひょっとしたら最高だったのでは、と思っている。にもかかわらず、得点が異様に低いのは全く解せない。カナダのチャンの方が上でのフリー5位というのはあまりにもおかしい。

 また、プルシェンコについては冒頭で4回転+3回転をきめた部分は圧倒的だったものの、確かに全体としてはあまり良くない演技だった。だが、そもそもショートプログラムでの彼の点数は低すぎだったのではと疑問に思う。

 そして今やネット上でもいろいろと語られているという1位ライサチェックに代表されるような「勝ち方」への批判。4回転を回避して、まるで「女子なみ」の内容をノーミスで滑ることで点数が稼げるのなら、もう誰も新しい技や難しい技に挑戦する必要がないではないか、ということだ。
 その最も代表的な例でとても印象的なのは、地元カナダの名スケーターだったストイコ氏による「フィギュア・スケートが死んだ日/彼らがフィギュアを殺した」という言葉だ。

 興味ある方はストイコとサーシャ・コーエンのインタビュー映像をみていただきたいので、フィギュアスケートYouTube-動画Blogをリンクさせていただく。

 二人のメダリストは共にライサチェック優勝とする採点を痛烈に批判しているし、アメリカのテレビでこのようにコメントされていることに注目したい。日本では荒川静香さん(彼女も安全策による金だったとも言える)が「ライサチェックは完璧」と評しているようだし、他のマスコミ、スケート関係者からも疑問や批判は出てこない。この辺に我が国の「おめでたさ」を感じてしまう。高橋は銅じゃない、銀だ!
 また、やっちママのなんとなく・・・ブログMURMUR 別館にはストイコ氏のコラムの訳が掲載されているので、こちらも面白いのでリンクさせていただく。

 私が期待していたランビエールは、それなりの良さを出してはいたが、SPほどの出来ではなく残念だった。だが、彼もプルシェンコ同様、大きなケガを抱えながらも、果敢に4回転に挑戦していったことは大いに讃えるべきことだと思う。

 次はカーリング女子。正直、今のチーム青森は何となくチグハグな戦いぶりだ。3勝したうち、イギリスに大勝した試合はナイス・ショットが続いた好ゲームだったが、残りはどちらかと言えば相手のミスに助けられての危うい勝利であり、自分達の強さを見せつけるといったムードが感じられない。
 今日も、ロシア戦での6点差を逆転した勝利で、必ずや波に乗ってくれると期待したのに、続くドイツ戦では、さして調子のいい相手ではないのに、自らミスを連発しての敗戦とは一体どうしたことか。
 とにかく、上位4カ国によるトーナメントに進出するにはもう負けられない。明日以降のスイス、スウェーデン、デンマークという強豪相手だが、是非とも頑張ってほしい。

 さて、スピードスケートでは男子1500mで、アメリカのシャニー・デイビスに期待していたが、トリノに引き続き2位。1000mとの2種目制覇は再びならなかった。コーナーリングが最高に美しく、かっこいい滑りなのは変わらないんだけど残念じゃった。

 続いて、アルペンでは相変わらずオーストリア・チームの不調が目立つ。実にスリリングな試合展開だった男子のスーパー大回転でも、ダウンヒル銀だったノルウェーのスピンダルが金で、オーストリアの男子は未だにメダルなしとは。

 ジャンプのラージヒルはノーマルヒルと同じメンバーが全く同じ順位という結果。スイスのアマンはダントツ。とんでもなかったね。マリシュも素晴らしかったけど、今のアマンは誰にも止められない。オリンピック・ジャンプ競技史上初の4つの金を獲得。うー、まいったね。彼が踏み切った瞬間に「お手上げだ!」と感じたよ。
 葛西選手は、1本目の失敗が悔やまれる。が、本人は自らの調子が上がっていると確信しているのか、極めてうれしそうな表情だったので、今夜の団体戦に期待しよう。それから、岡部選手は駄目なのだろうか。正直、若い二人は力を出せないでいるので、団体戦には岡部を投入してほしいものだ。
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by harukko45 | 2010-02-23 01:52 | スポーツ

 何と言っても、ショーン・ホワイト!全ての人に言いたい、「君は、ショーン・ホワイトを見たか!」と。
 スノーボード・ハーフパイプはやはり予想通りアメリカの「超」王者、ショーン・ホワイトがトリノに続いて2連覇達成。トリノの時も、他の選手とのレベルの違いを見せつけたが、4年後に至っても全く変わらず、いや更なる進化を極めて、とんでもない別次元のパフォーマンスを見せた。
 いやはや、ただただ感動です。こんな凄い瞬間はなかなかありません。

 で、トリノ同様に1本目を滑った段階で金メダルを決めてしまったわけですが、もうすでに決まっていても2回目を流すわけでなく、よりアグレッシヴなパフォーマンスをやり遂げてしまうのだから、全く持って素晴らしい。大絶賛です。これぞ、プロ中のプロ、真の王者と言えるのでした。
 正直、彼だけがあまりにもダントツなので、2位以下はかなりかすんでしまいます。もはや芸術の域にあるショーンはバンクーバー・オリンピック前半最大のハイライトを作り出したのでした。

 日本勢は、前回のあまりにもみっともない惨敗に比べれば健闘しました。国母選手の1回目、最後の着地が成功していれば、かなりの高得点が期待でき、Xゲーム3位の実力の片鱗をみせてくれたが、最終結果の差は大きかった。
 しかしとにかく、ショーン・ホワイト。勝負といった人間界のレベルはとっく越えてました。今後この競技は急速により発展していくでしょうが、彼の名は必ずやその歴史で燦然と輝き、ずっと語り継がれて行くことでしょう。

 それから、フィギュア男子・ショートプログラム。最終的には大方の予想通り、ロシアのプルシェンコが優勝するでしょうが、日本勢は3人とも調整が順調で、メダルへの可能性はかなり高いと思うので、フリーを大いに期待したいと思います。
 なのですが、私個人としては昨日のSPで最も印象的で感動したのは、スイスのステファン・ランビエールだった。トリノの銀を始め、世界選手権も2連覇した実力者だが、その演技の方向性は現役のほとんどの選手達とは全く違う。それは、加点方式の審査に対応するようなノーミスを目指すやり方ではなく、あくまで「観客を楽しませること」を第一にしている。

 昨日の演技でも、前半のジャンプではミスもあったし、苦手のトリプル・アクセルは入っていない。にもかかわらず、美しいステップとスピンで、後半一気に会場中を虜にしてしまったのだ。何より、音楽と一体となった表現力の素晴らしさ。ロッシーニのウィリアム・テルはあまりにも有名だが、それをあらためて「あぁ、なんて良い曲だ」と思わせた彼の演技を讃えたい。彼自身の言葉通り、「芸術面では僕に勝る選手はいない」を堂々と示したのだった。

 だから、明日のフリーでもランビエールが実に楽しみだ。正直、彼はスポーツ的なピークを過ぎ、大きなケガも抱えながらの戦いだが、ある意味勝負という次元を越えた何か、を見せてくれるのではないかと思う。

 さて、スピードスケートは男子1000mで登場したアメリカのシャニー・デイビスが貫禄の滑りで優勝。その滑りはトリノ優勝時から全く衰えずで、2連覇達成、お見事。4年前の時よりも、余裕を感じるような強さだった。それに、彼の雰囲気に風格みたいなものが見えます。

 もう一つ、大事な大事なカーリング女子。チーム青森は4年前のレベルからずいぶん成長して、メダル候補にも上げられるわけですが、2戦を終わって1勝1敗。正直、少々不安を抱かせるような試合ぶりでヒヤヒヤです。
 アメリカ戦では相手のミスに助けられての勝利であり、今日のカナダ戦は最後のツメが甘く、勝てた試合をみすみす逃した。まぁ、カナダは強国ですから仕方がない部分もありますが、この2試合共に最終盤の勝負どころでのキメがいま一つ。
 連戦できびしい予選ですが、是非とも調子を上げて行ってほしいものです。2年前の世界選手権での興奮をもう一度です。
 とは言え、やっぱ面白いです、カーリング。
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by harukko45 | 2010-02-18 19:32 | スポーツ

 今年はなかなかの激戦というか、かなりしびれる内容のものが続くバンクーバー五輪。スポーツ好きにはたまらん日々です。

 まずは一昨日の男子モーグル。何と言うハイレベル。正直、女子の試合は吹っ飛んでしまいました。とにかく速いし、うまいし。長野で初めて見た時から現在への進化はものすごい。まさに別次元の競技に発展しました。それはすでにトリノの時にも感じて、そのような感想を書いておりましたが、今回の各選手のパフォーマンスは4年前とは比べ物にならない。
 表彰台に上がった3人の力は甲乙つけ難いですし、9位の西選手まではほんのちょっとのミスやスピードの差で、誰が勝つか全くわからない状況だったと言えるでしょう。そう、決勝では西選手の果敢な滑りがこの大熱戦に火をつけた感じ。その時点ですっかり画面に釘付け状態になりましたが、その後の上位選手の凄さにはもう大興奮でありました。
 そんな中、19歳の遠藤選手。ゼッケン26番の新鋭が素晴らしい滑りでの7位は立派、大いに讃えたいと思います。
 このような超ハイレベルな進化をとげる中に日本代表が加わって、十分に戦っていることはすごくうれしい。これは、元世界チャンプのヤンネ・ラテラ・コーチの手腕が今の日本代表の成長に大きくつながっているのでしょう。彼の仕事も素晴らしいですなぁ。そして、この競技への期待度はますます高まります。

 男子モーグルを見ちゃうと、スキー競技本家のアルペンはちょっと見劣りするかも、と思ってしまいましたが、やはり男子ダウンヒル、こっちも面白かった。1位と2位の差が0.07、2位と3位の差が0.09ってレベルですから、とんでもない大接戦。今回は別格のスーパースターが存在しないので、いまいちわかりにくい部分もあるけど、それでもやっぱ、凄い。
 伝統ある強国であるオーストリア勢はジャンプ同様、ここでも思わぬ失速。これは、どうしましたか。技術系になるにしたがって、挽回してくるか?比べてライバルであるスイス勢は好調で、見事デファーゴ選手が金でありましたし、同じくスイスのキュシュの滑りも見応えありました。
 とにかく、1秒以内に10位までランキングされてしまうのだから、そのスリリングさにこれまた釘付けでした。

 さぁ、そして本日。スピードスケート男子500mで日本の長島選手が銀、加藤選手が銅を獲得したのでした。いやぁ、この競技も「誰が勝つかわからない」状態で、ちょっとしたことで天国か地獄か、という内容。トリノでの大惨敗から日本スケート界はちゃんと立ち直ってくれました。もちろん、金を取って欲しかった気持ちはありますが、この大混戦状態にあって、二人が表彰台を確保するのは凄いことなのです。
 それにしても、念願の金を勝ち取ったわけですから、韓国の躍進には驚かされます。ここに中国も加わっての東アジア3国が、これからしばらくは優位となるのかもしれない。
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by harukko45 | 2010-02-16 17:17 | スポーツ

 オリンピックが開幕しましたなぁ。しばらくは夜更かしと早起きの連続になりますか。録画して見てもいいんだけど、できるだけライブで体験したいって気持ちは強いですから。

 でもって、いつの頃からか始まった、やたらと凝った内容の開会式には全く興味がないので、まずは今日の未明から昼過ぎまでの競技に注目。
 深夜3時頃からだったジャンプ/ノーマルヒルは、スイスのシモン・アマンが一人飛び抜けて優勝。ヒル・サイズを軽々越えたのは彼だけでしたから、圧勝。ソルトレイク・オリンピックでノーマル/ラージの2冠を達成した彼が、再び強さを見せたのでした。
 チームとしては今期圧倒的な強さを見せるオーストリア勢は、どういうわけか次々と失敗。何とかシュリーレンツァウアーが3位に入ったのみとは予想外の結果。まぁ、それでも団体戦ではダントツで勝つでしょうけど。

 個人的にはポーランドの英雄アダム・マリシュに金メダルをあげたかったけど、今回も銀でした。2000/2001シーズンでのワールドカップ11勝で総合チャンピオンになった時から、早9年。その後も世界選手権等では優勝があるものの、どうもオリンピックでは勝てない(とは言え、ソルトレイクでノーマル銅、ラージ銀ですが)。
 とにかく、私は彼のジャンプが大好きですねぇ。169cmと小柄な身長にもかかわらず、力強い踏み切りで一気に飛んでいく姿が、なんてったって素晴らしい。踏み切りの瞬間から、見ているこちらも宙に浮いていく感じがするほど引き込まれます。

 正直、長野以後のルール改正で身長が低い選手は不利と言われていたのを、彼が完全に覆したわけで、それにより日本選手達の不振の理由がルール改正によるものではないことも証明されてしまったのでした。

 でもって、日本選手はある程度予想通りの惨敗。残念ながら、今の段階では個人で上位に食い込んでいくのは無理でしょう。団体ではもう少し可能性があるかもしれないが。

 そしてそして、午前中から放送されていた女子モーグル。上村愛子選手は残念ながら4位で、今回もメダルには届かなかった。
 実際にテレビで見ていても、上位に入った3人の滑りは圧倒的だったと思いました。ミスのないことだけでなく、強烈に攻めている姿勢が伝わってきたし、タイムも早かった。
 なので、これまた順当な結果だったとしか言いようがない。

 思うに、2年前にオリンピックがあれば上村選手が圧勝していたかもしれない。エアよりもターンを重視して強化に取り組み、その成果が2007/2008シーズンで、日本人初のワールドカップ総合優勝を見事に成し遂げたのでした。翌シーズンも総合優勝はならずとも世界選手権でのシングル/デュアルで2冠達成は素晴らしい快挙。
 だが、今期2009/2010シーズンでははっきり言ってそれほど好調とは言えず、ワールドカップでは勝利がなかったわけで、そんな心配がもろに出た今日の滑りだった。

 日本のモーグル界もう一人のヒロインである里谷多英選手は、第2エアで失敗し転倒してしまったが、そこまでの滑りではさすがと思わせる迫力ある攻め方を見せてくれたのだった。タイムだけ見れば23秒を切るぐらいのペースで中盤までクリアしていただけに実に惜しかった。もし完走していれば上位陣に大いにプレッシャーをかけるだけの内容だったかもしれない。
 確かにピークは過ぎているのかもしれないし、今回は結果が出なかったが、それでもやはり彼女にはオリンピックのような大舞台で何かをしでかす天性の力がある、と強く感じさせるのだった。
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by harukko45 | 2010-02-14 15:28 | スポーツ

久々の更新

 あっと言う間に9月を迎えてしまいました。時間の過ぎるのは早いです、ほんとに。

 8月全般は、レコーディングとライブ用の準備が重なって、かなりアップアップになってしまいまして、結局は1つのことしかできない人間としては、ギリギリまで時間を使い切ってしまうハメに陥りました。いやはや、もうちょっと効率的な仕事配分をせねば、とは思うのですが、切羽詰まってからの「バカ力」に頼る癖はなかなか抜けなくて、自分の首を締めることになってしまうのでした。

 なので、先月はオリンピックがあったものの、いつになく「とことん」見るわけにもいかず、おまけに期待種目での日本の敗戦が続いたりしたので、全体としてはあまり熱くならなかったことも事実。それと、W杯やUEFAユーロ、ヨーロッパ・サッカーの各リーグ、アメリカのMLBやNFLといった「プロ中のプロ」の試合を頻繁にTVで見れる状況となった今、オリンピックのような舞台が何から何まで「世界一」じゃないわけで、なのに、中国が示した「過剰にハデな」演出がやはり今の気分からして退いてしまうし、時代遅れに思えたのでした。

 私は、4年に一度の大イベントとして国家自体が力むようなオリンピックよりも、各競技ごとにあるワールド・チャンピオンシップにこそ、もっと注目していくべきだと感じましたし、その方が素晴らしい瞬間をより多く堪能できると思うのでした。これだけスポーツが「やる」から「観る」に変わってきた現代では、完全なるプロであるアスリートしか、こういった大会に登場できなくなるのは当然だし、「参加することに意義がある」という付帯事項はもはや意味をなさないのでした。

 平和を示すためのオリンピック、との主張も全く通用しないでしょう。中国の民族問題はもちろん、開会式当日にグルジアに侵攻したロシアなどはまさに象徴的でした。
 そもそも、平和なる世界が築きあげられた状況においてのオリンピックであるべきで、スポーツを隠れ蓑にして平和を装うような政治家達の姿は不愉快なものです。

 さて、政治家と言えば、我が国の首相がまた辞めてしまいました。正直言って、呆れるだけで驚きなんて起きません。福田氏が一番やる気を見せたのは、就任当初にあった「大連立」だけだったのではないですかね。それが失敗してからは、何もしてないのと同じ。あの人の本音はオリンピック代表選手達に向かって言った「せいぜい頑張ってください」だったのです。極めて象徴的な発言でありましたなぁ。

 だいたい自民党をはじめ、主義主張のかなり違う人達、特に経済政策・安全保障に関しての考え方に隔たりのある人々が同じ党にいることにもうそろそろ限界を感じて、本当の政界再編への動きを早めてほしい。
 なので、次期首相は誰でもよい。とにかく選挙管理内閣として発足して、早急に解散すべしです。何が「政治空白」か! 首相がいたって「空白」感は埋まっていないこの数年ではないですか。ならば、この際はっきりとした国民からの審判を得るべく選挙をすべきでしょう。
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by harukko45 | 2008-09-02 19:07 | 日々のあれこれ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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