4月のスポーツ

 MLBが開幕し、ヨーロッパ・サッカーが大詰めで、スポーツ好きにとってはテレビ中継を録画するのが忙しい。だが、その数もどんどん多くなってしまうので、観るのをさっさとやらなければ、すぐにハードディスクが満杯になってしまうのだった。

 さて、まずはMLB、応援するシアトル・マリナーズは、とりあえず持ちこたえての勝率5割。まぁ、よくやっている方ではないでしょうか。このところは打線も活発になってきて、勝利に貢献しているが、実際にはリーグ11位の打率なので、まだまだだ。投手陣も飛び抜けて良いわけではないので、やはり戦いにムラがあるなぁ。4連敗した後に、3連勝とかね。若い選手が多いせいもあるだろう。そんな中、チーム最年長のイチローの元気ぶりはうれしいし、さすがとしか言いようがない。
 それにしても、テキサス・レンジャーズ、強すぎでしょう。

 サッカーはリーガ・エスパニューラのみの観戦で、それもバルセロナとレアル・マドリードの試合を中心にチェックしてきたのだが、先週の直接対決・クラシコでの勝利により、レアルの優勝がほぼ確実になった。これまで、クラシコではなかなか輝けなかったクリスティアーノ・ロナウドの決勝ゴールが、バルサに引導を渡した。
 今年のバルサはケガ人続出で、ずっといまいちな状態が続いていた。何と言っても、フィニッシュの精度が低かった。一方のレアルは、バルサのような美しいパス回しと組み立てはないものの、リーグ得点記録を書き換えた決定力の高さが、どの試合でも光った。常にトップで居続けるのは、現在のスポーツ界ではとても難しい。

 さて、ヨーロッパ・サッカーではここ数年スペインが人気・実力で優位に立っているが、今年のチャンピオンズ・リーグの準決勝では、その代表であるバルサ、レアルの2強が共に敗れるという波乱。個人的には、決勝でのクラシコ対決を期待していたので残念なのだが、とりあえず、久々に勝ち上がったバイエルンを応援することにします。バルサに勝ったチェルシーは守備的作戦がうまく行ったようだが、バイエルンはレアルに対して互角の戦いを挑んでの勝利だった。

 これをもって、スペイン時代の終わりか、とはならない。もう一つのヨーロッパ・リーグでは準決勝にスペイン勢が3チーム残り、決勝に進んだのはビルバオとアトレティコなのだから、まだまだスペイン優位は続く。ゲームとしては、ビエルサ対シメオネというアルゼンチン人監督同士の対決となった、ヨーロッパ・リーグ決勝の方が面白そう。私は、ビエルサ監督率いるビルバオを応援。

 ヨーロッパ・サッカーは、チャンピオンズ・リーグ決勝でシーズン終了するが、今年はその後にユーロが控えている。「うーん、選手が壊れちゃうんじゃないか」って心配もするが、観る方にとっては、それ以上にタマリマセン的ワクワク状態が続くことは確か。ここでは、いつものようにポルトガル・サポーターとなります。だが、ドイツ、オランダとの同組となった今回はかなりキビシいだろうなぁ。

 その他では、女子ゴルフLPGAで宮里藍選手が今季初優勝、おめでとうございます。藍ちゃん、大好きです。ほんとに、かっこいい。試合後のインタビューでの「You know?」連発の流暢な英語にもしびれます。もちろん、プレイが最高。テクニックの素晴らしさとともに、何と言っても精神力の強さに惹かれる。常に毅然とした態度でプレイしている今シーズンは、メジャー初優勝と賞金ランク1位の奪還(現在2位、ただしトップのヤニ・チェンは強烈)を是非とも達成してほしいと願ってます。

 フィギュア・スケートの国別対抗の団体戦は日本の優勝。特に注目すべきは、男子で高橋がチャンに勝ったこと。「これぞ、日本のエース」といった高橋の充実ぶりには敬服した。もちろん、全体的には日本の優勢は大会前から明らかで、勝って当然とも言えるか。そもそも、ソチ五輪での正式種目となる団体戦がフィギュア・スケートに合っているかは疑問であり、世界選手権後の「気の抜けた営業」になりやしないか、と個人的にはやや懐疑的な印象を持っている。今後この大会が存続するために、いかにブラッシュ・アップしていくのかに注目したいとは思うが。
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by harukko45 | 2012-04-27 16:29

スポーツ観戦三昧(4)

 世界フィギュアで日本は、ペアで高橋&トラン組が初の銅メダル、男子が高橋・銀、羽生・銅、女子が鈴木の銅で、全体的には安定した強さを今回も見せてくれたものの、女子については大きな不安も感じさせた。
 それは主に、浅田の長く続く不調への心配だ。正直、トリプル・アクセルなしでも他のエレメントを高めることで、確実に勝てる力をつける、というのがここ何年かの方向性であり、今シーズンはその成果が発揮されつつあったのに、最後の最後で3Aに拘って失敗、その影響で他でもミス連発となっての敗北は、ちょっと納得いかないし、本人がインタビューで語っている「何をしていたのかなという感じ」がすべてか。
 とにかく、昨日のフリーでは、勝負への集中力を感じなかったし、かと言って、スケートを楽しんでいる風でもなく、どれ一つを取っても観ているものに共感を呼び起こすものはなかった。

 バンクーバー五輪、そして世界フィギュア・トリノ大会までの輝き、美しさはいったい何処へ行ってしまったのか。もちろん、母上の死去という大きな悲しみを乗り越えなくてはならなかった状況も理解できる。だが、浅田選手が今後も女子フィギュアのトップを目指すのであるなら、何らかの変革が必要な気がする。それは、本人の意識なのか、コーチ陣やスタッフ、練習環境なのか。
 今さらではあるが、あのキム・ヨナとの激闘の後、浅田も一度長い休養をとるべきだったのでは、とも思う。

 荒川も安藤も、今回優勝したイタリアのコストナーも、長いスランプの時期を経験している。今の浅田もまさにその渦中。だから、彼女も我々ファンも我慢しかないのかもしれない。

 それと同時に、現在の女子フィギュア界全体が、停滞の時期から抜け出せないでいるように見える。伊藤みどりの大革命以来、女子フィギュアのレベルはそれほど進化しているとは思えないし、それでいて、かつてのミシェル・クワンのような「ミス・パーフェクト」も存在しない。キム・ヨナ、浅田真央以降のチャンピオン、メダリスト達は、誰もが消去法で残った上での栄冠のように見えるのだ。
 今となっては、キム・ヨナ選手の強い刺激が懐かしい。

 おっと、それから付け足し。フジテレビは相変わらず、今晩、要らぬ編集付きの録画で女子フィギュアを放送する。私は、いつも通りRadio-Canadaのストリーム観戦でライブを楽しんだ。マスコミの方もいっこうに進化していない実態は、ひょっとしたらスポーツ界よりも深刻だ。
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by harukko45 | 2012-04-01 18:56 | スポーツ

スポーツ観戦三昧(3)

 世界卓球ドルトムント準決勝、日本男子はドイツに完敗。過去の戦いでは、フル・ゲームまで持ち込む接戦での敗北だったので、同じような展開を期待しつつ、その雪辱を願っていたが、かなわず。銅メダルは獲得したものの、後味の悪い内容となった。

 何と言っても初戦、水谷のストレート負けは予想外で痛かった。そして、若き丹羽とドイツのエースであるボルとの差は明らか。あっけない2連敗で完全に流れを失った。やっと戻ってきてくれた岸川が一矢報いたものの、本来なら、彼が2番手で流れを引き戻す役割であったはずだ。ドイツの圧勝は地元の利もあったろうが、現時点での実力差はそれを差し引いても大きい。男女ともに4ヶ月後のロンドン五輪に不安を残す結果となった。これを危機ととらえて、何とか立て直すために頑張ってほしい。

 日本がドイツに敗れた頃、フランスのニースでは、フィギュア・スケートの世界選手権・男子シングル・フリーで、17歳の羽生がすんばらしい演技を披露、驚くべき得点を出していた。冒頭の4回転からトリプル・アクセル、トリプル・フリップと実に鮮やか、スピードもあり、それ以上に強いオーラを感じさせた。演技全体に気持ちがこもりまくっていたのだ。前は、それが力みとなり、体の方が追いついていない印象だったが、昨日は違った。一カ所、ステップでの転倒というミスがあったものの、それに動じずに勢いも衰えなかった。最後のストレートライン・ステップに入る前に、自らに気合いを入れ直すように雄叫びを上げたシーンには、こちらもゾクっとしたほど惹き付けられた。

 技術的にほぼ完璧であり、芸術的にも感動させられた羽生の点数が高くなることは確実だったが、最終組前での演技だけに、ある程度抑え込まれるかと思われた。ところが、173.99というそこまででダントツの高得点で、合計251.06はSP7位から一気に表彰台圏内に突入したのだから、チョー驚き。凄いことになってきた。

 この若武者の大躍進は、後続の上位選手達に大きな影響を与え、試合はワクワクドキドキの展開が最後まで続くことになり、全くもって目の離せない試合になった。アモディオ、ジュベールのフランス勢は4回転をきめ、レベルの高い演技を披露したが、羽生には届かず。一方、ブレジナ、フェルナンデスは失速。
 そんな中、我らが高橋はさすがだった。今年一番とも言えるフリーで、4回転をはじめとする難しいエレメントをこなしながらも、ニクいほどに力みのないステップ、身のこなしが本当に素晴らしい。こういう表現に、いやらしさや恥ずかしさを感じさせない日本人はなかなかいない。それと、選曲にブルーズを用い、また、変な編集でのドラマティックな展開を作らず、一定のムードを保ったセンスもいい。これは、振り付けしたデビッド・ウィルソンの功績でもある。

 とは言え、点数は羽生にわずかに届かない173.94、合計で暫定トップに。いかに羽生のフリーが凄かったか。
 
 そして、王者パトリック・チャン。バンクーバー五輪での保守的な彼を、全く好きになれなかった私だが、昨シーズン、それまでのイメージを一新するハイテク・スケーティングを突如として見せつけ、圧倒的な差で王者となり、男子フィギュアの世界を超難度レベルに引き上げたことにより、私は彼にノックアウトされてしまった。
 女子における革命家は現在でもなお、伊藤みどりさん以外には登場していないが、チャンは男子フィギュアの革命家として生まれ変わった。

 昨シーズンのチャンなら、すべてにおいて完璧だったので、日本勢が素晴らしい内容であってもかなわなかった。が、今シーズンの彼は、何ともわけのわからない凡ミスが出る傾向にある。昨日も、前半は全く持って完璧で優勝確実との印象を持ったのに、後半は一転、バランスを崩すは、トリプル・サルコウが2回転になるは、果てには、アクセルで飛ぶ前に滑っての転倒。このドタバタぶりには、目を覆った。
 とりあえず、SPの貯金とフリー前半の4回転、4-3のコンビネーションの成功で、一応点数的には整っていたという勝利だった。
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by harukko45 | 2012-04-01 16:06 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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