2010/2011UEFAチャンピオンズ・リーグ決勝は2年前と同じ対戦、バルセロナとマンチェスターUによるファン納得のチャンピン対決だったが、結果は3-1、その内容もバルサの圧勝と言っていい。

 2年前にコテンパンな目にあったユナイテッドは、今回かなりバルサ対策を施してのぞんだ感じだったが、それも前半序盤にのみ機能したものの、その後はなす術がほとんどなく、後半はただ守るだけで、最終的にはバルサの引き立て役に再び成り下がってしまった。

 それにしても、すばらしいチーム、すばらしい選手、すばらしい戦術、まさにサッカーの中のサッカー、これぞ美しいサッカーの極致、それでいて勝負に勝つ凄さ。全く文句のつけようのない現在のバルセロナにはいくら賞賛の言葉を贈っても足らないだろう。これほどまでに、観るものを感嘆させ、感動させる「スペクタクル」で「ファンタジック」なサッカーを見せられて幸せな気分にならない者はいない。今のバルサは歴代のチームの中でも、最強で最美という最高のスポーツ・パフォーマンスを披露する超一級の芸術品だ。
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by harukko45 | 2011-05-29 17:58 | スポーツ

レコーディングは続く

 このところはずっと自宅でのダビング作業が続いています。家にばかりいて、自分一人でやっていると、だんだん視野が狭くなってきて、ほんとにしょうもないような小さなことにこだわってしまい、後で聴くと実に無駄だったことに気がついたりするのです。今回もまた、そのような雰囲気も漂いつつある今日この頃ですわなぁ。

 水越さんのダビング作業はリズムを録った5曲については終わりましたが、どうしても1曲だけしっくりはまってない気分が残っており、この曲でいろいろやっているうちに、まさに悪い流れを呼び起こしそうな気配が漂ってきた。うーむ、しばらく放っておきますか。不思議に思われるかもしれませんが、曲も少し置いておくと熟成して、しっくり来るようになるのです、過去の経験から。
 とは言え、もちろんそれはこちら側の精神状態が変化するからなんですが。

 さて、そんな中、一昨日(18日)は、別件でスタジオに呼ばれてプレイヤーとしてレコーディングをしてきました。それは森山良子さんのためのもので、プロデュースはなんとムーンライダーズの鈴木慶一さん。この二人の巨匠による作品に参加できるとは、なんと光栄な。
 私以外のメンバーは、ギターの徳武弘文さんをはじめとする「Dr.K Project」に関わる人々。ベースに六川正彦さん、ドラムス高杉登さん、ペダルスティールに尾崎孝さん、そこにバンジョーに有田純弘さん、そしてもう一人のギター星川薫さんが加わるという豪華さで2曲録りました。

 私は最初の曲でハモンドB-3、もう1曲でピアノを弾きましたが、まぁとにかく、普通に譜面を見て、それを確実に弾きこなすといったたぐいのものではなく、ミュージシャンの感性とともに、過去の音楽への造詣の深さをも試されるような部分があって、ものすごくスリリングであり、楽しかった。
 で、今回の慶一さんのアレンジには一見シンプルでありながら、その奥に潜む大きなストーリーとか、あるいは絵画のような世界があって、そこに各自がカラーリングや脚色を自由に施して行く感じ。だから、最初は戸惑う部分があるのだが、始まってみると、演奏しながらその謎を見つけられるようになる。
 もちろん、頭の中ではその鍵を見つけて奥の世界が見えた気がしても、実際にプレイでそれを表現しなければ何にもならないわけで、そこがドキドキするような体験になったのでした。

 それと、良子さんのボーカル、やっぱり凄いです。凛として堂々たる存在感があって、本当に素晴らしく、安易にバックつけられないです。でも勇気を持って切り込んでいかなきゃならんのです。

 そしてそして、一緒にやったプレイヤー達の巧さとセンスの良さに、あらためて感動させられましたわい。うー、さすがです。みんな一人一人が超個性派ですから。
 だから、不思議でもあり、当然とも言えるのだが、いいプレイヤー達が集まって、比較的自由にいろんなエッセンスを出し合っても、それが自然に絡み合い、反応しあっているので、一つの物語を作っていたのも事実。

 たぶん、この日録ったたくさんの素材を慶一さんが選び抜いてまとめあげるんだろうな。スタジオでの壮大な絵物語が、そのままの形で残るのか、はたまた、全く別の世界になっていくのか、実に楽しみであります。すごくいい刺激をいただいた日でありました。
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by harukko45 | 2011-05-20 18:10 | 音楽の仕事

 5月に入って、すっかり更新しておりませんでした。それは、先月末に書いていたように、仕事がバタバタと立て込んだためで、それでも少しずつでも更新していけば良いものを、なかなかそうも行かなくて半月以上も経ってしまったのでした。相変わらず、時間の使い方がうまく出来ておらんなぁ。「できるビジネスマン」には到底なれんな、これじゃ。なんて。

 とにかく、今日までで、水越けいこさんのニュー・アルバムに向けてのリズム・トラックのレコーディング5曲を完了。続いて、男性シンガーソングライターである岡本隆根さんのリズム・トラックも同じミュージシャンで3曲録音しました。これらは、今月中にダビングをコツコツやっていきます。
 その後、サカイレイコさんの南青山マンダラでのライブが10日にあり、14日は水越けいこさんの「Spring Tour2011」の初日が渋谷のDECEOであったのでした。そして昨日、大橋純子さんのリハーサルがあって、ようやく一段落となりました。

 大橋純子さん、サカイレイコさん、岡本隆根さんの事はあらためて別枠で書く事にして、ここでは、水越けいこさんのレコーディングとライブについて書いておこうと思います。

 ということで、けいこさんのレコーディングは5月5日に始まりました。メンバーはギターにライブでもおなじみの田口慎二くん、ベースに六川正彦さん、ドラムスに濱田直哉さんに、私のキーボードという4人です。もうすでに気心しれあった面々ですので、リラックスした感じで作業は順調に進んでいきました。

 まず初日には3曲のリズム・トラックを録りました。1曲目(仮タイトル/Again)は8ビートの80年代風のロック系で、明るさのあるナンバー。演奏的にはシンプルなアプローチでしたが、常に前進していくようなグルーヴ感を心がけました。
 リズム・トラックOK後すぐに、ギターを少しダビングしました。

 2曲目(仮/あなたがいた日)は70年代後半から80年代初期のAOR風のアレンジをベースにしているのですが、それを現代の「打ち込み」感覚で再構成する、というのを意識しました。リズム・トラックの段階でかなり当初の目論みは達成できたと思っています。それぐらい、皆さんが良い演奏してくれたということです。
 その後のギター・ダビングも盛り上がって、いいサウンドのかっこいいソロが録れました。

 3曲目(仮/About Me~たった数年)は3拍子で、真正面からワルツすることにしました。
 ベースはエレキで最初録りましたが、アコースティックに差し替えてもらい、ギターもガット・ギターを弾いてもらいました。ドラムスはブラシによるプレイでお願いしました。
 とは言え、私のピアノが一番キーになる部分だったと思います。

 この曲と1曲目は次の日(6日)にボーカル録りがおこなわれました。私は3曲目の方しかまだ聴いていませんが、これがすごく良い出来です。バッキング・ボーカルも効果的に入りました。その後は私が家に持ち帰って、少し編集して完成しました。この曲のみTDも今月中に終わりそうです。

 レコーディング3日目(7日)は、初日の良い成果を受けて、よりスムースな一日となりました。

 4曲目(仮/時)は、70年代初期のシンガーソングライター風で、ブルージーなメロディ・ラインが印象的な曲。ぐっと渋めのR&B風なアプローチでやってみることにしました。
 濱田くんのスネア等のナイス・チョイス、チューニング、そしてもちろん、ナイス・プレイによって初日以上に良いドラム・サウンドを得ることができたのが、実に幸運でした。

 5曲目(仮/モノクローム)は、ライブでも何回かやっている曲で、サウンド面では3曲目に近いのですが、出来上がりは全く正反対になる感じです。ここでも私のピアノが中心になりますが、ベースの六川さんのプレイも素敵でした。ボーカルはまだ仮ですが、それでもかなり感動しましたし、詞のスケールの大きさにも刺激を受けました。なので、その後はストリングスのシンセをダビングしました。

 アルバム収録予定の6曲目(仮/Reach)は打ち込みでのリズム・トラックを組んでから、アコースティック・ギターを中心に作っていく予定で、まだこれから。同じく7曲目となる曲は、もう一度生リズムで録る予定ですが、まだ曲自体をけいこさんが煮詰めている状況のようです。

 さて、予定のレコーディングが終わり、その後、私と田口くんは14日のライブに向けてリハーサルにのぞんだのでした。けいこさんを含め3人は疲労が溜まっている状況ではありましたが、たぶん高揚感の方がそれを上回っていたのでは、と勝手に思っています。田口くんはリハーサルから、実に意欲的で堂々たるプレイをして引っ張ってくれましたし、けいこさんもまたまたかなり刺激的な曲をチョイスして、相変わらずの攻撃的な姿勢を見せてくれましたから。

 で、2回のリハーサルを経ての本番、やはり初日、それも東京ですから、どうしても緊張感は強いです。が、私は最初の4曲、これは私と田口くんのみのバックでしたが、これですっかり集中できたし、今回のステージの意義とそれにのぞむ心意気みたいなものを強く感じる事が出来ました。大震災へのレクイエムとして位置づけた4つの曲には、それぞれに深い世界観があり、やっている方もずっと心動かされっぱなしでした。

 その後に、ベースの内田くん、ドラムスの春木くん、後半にはトロンボーンの福原さん、サックスの加藤さんが加わってくれ、多彩なけいこさんの音世界をより楽しく表現することが出来たのではないかと思っています。短い時間内で、たくさんの曲をこなしてくれたミュージシャンには本当に感謝です。また、余裕のなかった私ではなく、ブラスのアレンジをしてくれた福原さん、加藤さんにはあらためてお礼を言わねば。
 もちろん、細かい部分はもっと詰めなければならないかもしれませんが、初日としてはかなり良かったかと思っております。この感じで、6月の名古屋、京都、大阪も成功させたいです。

 渋谷DESEOにお越し下さったたくさんのファンの皆さん、おなじみの顔にも会えてうれしかったですし、いつものように盛り上げてくださり、心より感謝感謝です。この後も続きますので、どうぞ応援よろしくです。
 それから、気仙沼への義援金、予想を越えるような、とてもたくさんの金額が集まったとのことです。素晴らしい皆さんの行動にも深く感動しました。ありがとうございました。
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by harukko45 | 2011-05-16 03:05 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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