ワールドシリーズ終了

 今年のMLBはフィラデルフィア・フィリーズのワールドシリーズ制覇で終わった。正直、第5戦でタンパベイが2-2の同点に追いついて、流れが移ったかに見えたところでのサスペンデッド、それも天候不良でさらに一日順延で続きの試合というのは、なかなか難しい。
 それは特にタンパベイと彼らを応援する人々にとって、という意味で。

 とにかく、試合開始が6回の裏フィラデルフィアの攻撃からで、その回にリードを許し、7回表にすぐに追いつくものの、再び裏にリードを許すという展開を変えるには時間がなかった。圧倒的なホームの大声援の中、やはりフィラデルフィアの圧力をはね返すだけの奇跡を呼び込む力はタンパベイには残っていなかったようだ。

 結局「たら、れば」になってしまうが、一昨日に試合中断・順延がなく、そのまま続いていたら、タンパベイが逆転して今頃はフロリダに帰って、もう一度元気を取り戻していたのではと思ってしまうが、常に現実の勝負事は厳しいものだ。

 というわけで、今年のスポーツ関連の私の希望的予想はEURO2008においてもMLBにおいても大ハズレとなってしまったが、今回のワールドシリーズは共に好チーム同士の戦いだっただけに、最後の結末が天のイタズラにより、ちょっと物足りない感じになってしまったのが残念だった。

 万年最下位チームだったタンパベイはあと一歩のところで、頂点に立てなかったが、今年のMLBを盛り上げた最大の貢献者であったことに変わりない。まだ若い選手が多いだけに、今回の敗戦をいい経験として来年以降につなげていってほしいものだ。
 とは言え、最近の一流スポーツ界では、こういうチャンスを逃すと次はなかなかやってこない。なぜなら、活躍を認められた選手達はよりよい条件の元、チームを移籍してしまうケースが多いからだ。MLBだけでなくNFLでも、ヨーロッパ・サッカーにおいてもそう。
 でもって、お金持ちの強豪チームに移籍したからといって、必ずしもうまく行くとは限らないわけで、その選手にとって果たしてどの選択が良かったのかは、これまた神のみぞ知る。

 別の見方をすれば、毎年優勝するチームが変わることが多くなり、チャンスは他のチームにもあり、それを応援するファンや地域が喜びを得る可能性も高まるのだった。
 NYヤンキースもボストンも連覇はできないわけです。

 さて、これでベースボールへの興味は来年のWBCに移っていきますか。原監督による日本代表、どうなりますか。
 おっと、その前に日本シリーズがありました。申し訳ないけど、私は渡辺監督率いる西武を応援しますので。
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by harukko45 | 2008-10-30 14:37 | スポーツ

 安倍なつみさんのツアーも3カ所目、大阪にて2ステージを終えて、ただ今帰宅しました。汗だくになって、がんがん楽器を弾いた後に、大阪からそのまま戻ってきて確かに疲れましたが、精神的なストレスによるものではないので、気持ちのいい疲労感と言えます。
 
 名古屋、関内終了後に、ファンの方々からもいくつか有り難いコメントをこのブログにもいただき、とっても励みになりましたし、今回の大阪でも客席からのエネルギーあふれるサポートぶりには心より感謝であります。大阪厚年に集まってくれた皆さん、本当にありがとうございました!

 なっちさんもなかなか好調で、歌もMCも良かったですね。MCは毎回いろんな部分で工夫を凝らして、同じものにならないようになっているので、ステージ側で聞いていても飽きません。そういうところもよく考えているなと思います。

 終演後は、我々バンドは帰りの新幹線の時刻が迫っていたので、大急ぎで楽屋を出ましたが、なっちさんがわざわざ見送ってくれたのでした。この時は、頑張ってステージをやりきったから、お互いに満足感でいっぱいのいい笑顔でお別れすることができました。

 さて、これで残すは11月9日の中野サンプラザを残すのみ。何だか、終わりが近づいてきて寂しい気持ちもありますが、大ラスをビシっときめて見事に締めくくれるように、本番日までにしっかり気持ちを高めて行きたいと思います。
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by harukko45 | 2008-10-26 01:14 | 音楽の仕事

 昨日の試合と似たような展開だったが、今日はタンパベイが勝利して1勝1敗にした。

 この2試合を通じて言えるのは、やはりワールドシリーズとなれば、それまでの戦いよりも慎重で、いろいろ頭を使うようになると言う事か。それに、共に投打のバランスのとれた好チームに仕上がって、ここまで上がってきているので、なかなかしまった良いゲームが2試合続いた。

 昨日の第1戦は初回のフィラデルフィア、アトリーの2ラン・ホームランによる先制パンチで、華々しい展開になるかと思ったが、その後は両チームの投手陣がよく粘って、お互いの強力打線をうまく抑えていた。特にフィラデルフィア先発のハメルズは7回を5安打ピッチングで、そのうち3本が岩村であり、彼に続くタンパベイの強力トリオ、アップトン、ペーニャ、ロンゴリアを全く沈黙させたのは大きかったし、セットアップ、クローザーともに完璧な働きで、リリーフ陣の充実ぶりが光った。
 タンパベイ先発カズミアーは、初回の2ラン後も毎回ランナーを背負う苦しいピッチングが続いたが、よく踏ん張ってゲームを壊さず、味方の反撃を呼び込んだ。それに、終盤は4人のリリーフでつないで失点を増やさず、結果は惜しくも1点差で敗れたものの、ベンチの采配もちゃんとしたものだった。

 で、今日の2戦目はタンパベイとしてはどうしても勝ちたい試合。よって、最初からそういう気合いと姿勢がよく見えた。それは例えば、初戦でブレーキだったアップトンが、2度のチャンスに、きちっとした打撃で貢献したことや、4回にはセーフティ・スクイズで手堅く4点目を取ったこと、また、無失点とは言え、毎回のようにランナーを背負っていた先発シールズを6回途中で交代させるという早めの継投も勝利に大きく結びつく要因だった。

 岩村は昨日3安打の活躍だったが、今日はヒットこそなかったものの、初回のフォアボールでの出塁から先制のホームインだけでなく、随所に好守備を見せて大いに貢献していた。
 一方で、ペーニャとロンゴリアは未だにノーヒットであるのと、この試合で終盤投げたルーキー投手プライスがボストン戦で見せたほど出来が良くなかったことが、タンパベイの不安材料だろうか。

 方やフィラデルフィアは、初戦で完全に封じられていた4番ハワードが今日2安打で復調の兆し。また投手陣は、引き続きかなりの安定感を見せ、敗れたとは言え、今日先発のマイヤーズは7回を投げ、5回以降はほぼ完璧に抑えて、リリーフに大きく助けられることがなかった。

 この辺のやりくり、試合運び、チーム状態が今後にどう影響を与えるかも興味深い。いずれにしろ、超人気球団ではないものの、今年のワールドシリーズは中味の濃い、面白いものになりそうな気がする。


 
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by harukko45 | 2008-10-24 17:33 | スポーツ

ワールドシリーズ開幕

 MLBのチャンピオンシップでは私の予想は全くの大外れで、リーグチャンピオンになったのはタンパベイ・レイズとフィラデルフィア・フィリーズでありました。
 ナ・リーグの方は、LA・ドジャースがあっけなく敗退したのにはかなりがっくりだったが、どう見ても地力が違ってました。ドジャースは打線があれではねぇ。とにかく、ラミレス以外は皆頼りにならなかった。事前の評価では、投手力は良いはずだったのだが、フィラデルフィアの打線にこてんぱんでした。やっぱり、ここ一番では若さが出た感じでしたかね。

 一方のア・リーグはボストンがそれなりの力を見せてくれて、なかなかのドラマを作ってくれました。正直、第6戦に3勝3敗のタイになったところで、確実にボストンが勝つと思ったけど、最終戦でのタンパベイの戦いぶりは大したものだった。MVPとなったガーザの投球は本当に凄かったし、見事にボストン打線の火を消した。
 それと、チャンピオンシップでは打線がもの凄かった。結局、ボストンを完全に「打ち」負かしてのワールドシリーズ進出だ。特に、2番のアップトンからペーニャ、ロンゴリアと続かれると圧巻だった。私は今、この3人衆にちょっとヤラレてますね。実はボストンを応援していたのですが、まんまとレイズ打線の魅力にハマッテしまってますわ。

 というわけで、本来はシアトル・マリナーズ・サポですが、彼らのいないポストシーズンは風見鶏のようにご贔屓チームが変えて、今年のMLBの総決算を大いに楽しむのでした。
 で、予想としては4勝2敗でタンパベイの優勝と行きたいが、フィラデルフィアも良い投手が揃っているので、簡単ではないわな。
 そして本日の初戦、特に注目したいのは打者よりも投手、タンパベイのカズミアーとフィラデルフィアのハメルズによる「2002年ドラフト1巡目同士」「高校時代からのライバル」対決なのであります。
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by harukko45 | 2008-10-23 07:40 | スポーツ

 話が前後してしまいましたが、一昨日の18日に、MAKIさんとのライブが荻窪ヴェルヴェットサンでありました。8月のレコ発ライブ以来なので、約2ヶ月ぶりでしょうか。

 ちなみに今、私がツアー中の安倍なつみさんのレパートリーである"月色の光"という曲の作詞とレコーディングでバックグラウンド・ボーカルをやっているのがMAKIさんです。
 ですが、今回はその"月色の光"はやらずに、彼女の新しめのオリジナルを中心に、カヴァーも2曲。私のピアノだけでなく、この日一緒に出た京都在住のシンガー、山田兎(うさぎ)さんとのデュオあり、ギターの黒澤大介君を加えての変則ハード・コーナーありという感じでした。

 ところで、我々の前に登場した前述の山田兎さん、そしてボーカルとピアノの2人ユニット「天国」ともになかなかの実力派で、久しぶりに他の人のパフォーマンスに感心してしまいました。
 山田兎さんはさすがに関西のシンガーだけあって、レベルの高いしっかりした曲と歌、ギターの演奏を聞かせてくれました。声も良いし、曲が実に「正しいアメリカン・フォーク&ブルーズ」のルーツにつながるような部分もあり、私にはボブ・ディランの若い頃のような気配も感じられて、とっても好ましいスタイルでした。近々CDを作るらしいので、ちょっと楽しみですな。

 次の天国は、これはこれは強力なピアノ演奏には圧倒されましたね。正規のクラシックを学び、バークリーでジャズも習得した彼のテクニックと感性は凄いものでした。私などは「ホーっ」て感じですっかり聞き入ってました。ボーカルの彼も独特の「あぶない」雰囲気でアカデミックなピアノに対峙しながら、印象としては「和風」あるいは彼らの出身である「沖縄」的なパフォーマンスを見せてくれて面白かったですね。
 ただし、彼らのような音楽はいち早く海外、特にヨーロッパなりに飛び込んでいくべきだとも思いましたし、彼らにもそう話しました。全体としてアヴァンギャルドな世界とワールド・ミュージック的感覚との狭間に位置する内容であり、その進化を促すのは今の日本の音楽シーンではむずかしいかもしれないとも感じました。ともあれ、素晴らしかったです。今後に期待しましょう。

 そして、我々ですが。正直、私はその前に「濃い目」の演奏を2組聞いたのと、それにより長く待っていたので、ちょっとくたびれました。すみません。だから、演奏としては、やるべきところは最低限やったという感じで終わってしまい、少し残念でしたが、まぁ、こんな時もあるでしょう。
 それより、MAKIさんがまた歌への情熱を復活させてくれた事の方が大事でした。2ヶ月とは言え、他の仕事に専念して歌わなかったのは彼女にとってずいぶんなストレスになっていたのかもしれません。でも今回、歌う事の喜びと新鮮さを取り戻したことで、一段上のレベルに登っていくきっかけになることでしょう。
 来月も2本ライブがあるので、じょじょに彼女の新しい側面が見えてくるように思います。
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by harukko45 | 2008-10-20 05:09 | 音楽の仕事

 安倍なつみさんのコンサートツアー2カ所目。横浜の関内ホールでの2ステージを終えて帰ってきました。いやぁー、個人的にもかなり面白かったし、バンドとしていろんなところがバッチリきまって楽しかった。それに加えて、特に2回目は全体的にも、かなり満足できる内容だったと思います。
 昨日、LAから帰国したなっちさんは時差ボケにもめげず、よくガンバリました。後半のメドレーの後では一瞬クラっときたそうですが、逆にハイテンションの気分に切り替えて乗り切りました。

 会場の一体感はそうとう完成度が上がってましたね。ずいぶん情報が伝わっているみたいだし、セットメニューも熟知している人が多いんだろうとは思いますが、それにしても実にまとまりがいいのですなぁ。感心感心。

 とりあえず、今日のステージを終えて、1つの大きなステップを越えた感じです。後はますますの熟成をめざして、各自が頑張るのみです。

 今日、2回のコンサートにお越し下さったファンの皆様に、厚く熱くお礼申し上げます!本当にありがとうございました。
 そして、この週末土曜日は大阪です。大阪の皆さん、バーっと盛り上がりましょう!
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by harukko45 | 2008-10-19 22:04 | 音楽の仕事

 いやぁー、驚きました!ボストン、凄いです。勝負ってほんとわからないもんです。
 6回までタンパベイのカズミアーの好投に全く打てず、5点差ではとてもとても追いつけないだろうと誰もが思ったに違いない。もちろん、私もすっかりあきらめて「ドジャースに続いてボストンよ、お前もか!」って感じで、ふて寝してたぐらいでした。
 おまけに、7回表にご丁寧に2点さらに奪われては、普通なら万事休す、タンパベイのシャンパン・ファイトが目に浮かぶってもんでしょう。

 ところが、奇跡はそこからだった。7回裏ローリーがツーベースで出塁するも、後が続かずツーアウト。それまでのボストンの拙攻ぶりでは期待の持てない流れだったのを、クリスプとペドロイアの連打でようやく1点返した。ま、ここまでなら焼け石に水程度。
 続く3番オルティーズはこのシリーズ絶不調で、今日も不甲斐ないバッティングにブーイングが出る始末だったが、ついに出た!内角低めのストレートを強烈なインパクトでライト・スタンドに叩き込んだ。これで4-7。
 ようやくフェンウェイ・パークが盛り上がったけど、やっぱり7回表の2点が余計だった、あれがなければ1点差だったのに!なんて考えて、この時点ではまだタンパベイが逃げ切ってしまうのではと思っていたのでした。

 しかし、ボストンはこれで一気に火がついたのだった。8回表のパペルボンが素晴らしい投球で相手を3者凡退に切ってとってのが大きい。こういうところでの気合いのこもった投球が見事だったと思う。
 そして、流れは完全にボストンに移った。フォアボールのベイを置いて、ドリューの2ラン・ホームランで1点差。その後ツーアウトまで行ったものの、コッツェーがツーベースを放つ。
 この回、タンパベイはリリーフのタイミングを逸した。ベンチはちょっと油断していたとしか言いようがない。ウィーリー続投のまま、クリスプが7回に続いて殊勲のライト前ヒットを放ち、ついに同点。この時のライトの送球の悪さも影響したと思う。

 で、7-7。凄いことになった。これじゃ、第2戦の逆パターンとなり、サヨナラ勝ちも見えてくるボストンのすさまじい勢いでありました!
 9回表、それでもタンパベイもしぶとく、1アウト1,2塁のチャンスを作ったのだが、マスターソンが強打者ペーニャをセカンドゴロ併殺に抑えて、ボストンにとってはノリノリの状況。

 その裏、簡単にペドロイア、オルティーズが凡退。しかし、今日はツーアウトからが怖い怖い。ユーキリスの打球は完全に討ち取られていたサードゴロだったが、当たりが悪かったのが幸いし、ロンゴリアの悪送球を誘った。これでセカンドへ、一打サヨナラのチャンス。
 ベイを敬遠して、ドリューとの「左対左」勝負を選んだタンパベイ・ベンチだったが、どうですかねぇ。ドリューは今年のオールスターMVPですよ。でかい仕事をする人なんです。私なら、やりませんね。だいたい、その前の打席で2ラン打ってるんですから、嫌ですよ。

 でもって、その予感は的中、内角低めをブッ叩いた打球は前進守備のライトの頭上を越えた。このときのライトの守備も「?」でしたな。イチローなら、こんなことはない。おかげでセカンド・ランナーは悠々の生還で劇的なサヨナラ勝ちとなった。

 この勝利はボストンにとっては大きいでしょう。再びトロピカーナ・フィールドに戻っての試合になるが、必ずやこの流れで2連勝し、ワールドシリーズへ進んでくれることを願っております。
 それにしても、大乱調で敗戦確実だった松坂投手、ここでもまた強運だった言えるのかな。とは言え、酷い内容だった。まだ次回の登板があることを信じてますから、その時は是非とも汚名を晴らしてくださいまし。
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by harukko45 | 2008-10-17 14:50 | スポーツ

 ホームで引き分けが、今後にどう響くかは何とも言えないですが、それにしても盛り上がるのに時間のかかるチームですなぁ、岡田ジャパンは。
 すでに2敗していて後のないウズベキスタンが、立ち上がりからプレッシャーをかけてくるって予想してなかったのだったら、これはずいぶん相手を甘くみていたのではないか。

 なんとなく「様子見」で試合に入って行くのが日本の悪い癖で、誰が監督やってもこの点はあまり改善されていない。最終予選ホーム初戦なんだから、ホイッスルと同時に、日本の方がゴールに向かう圧力を強力に加えて先制攻撃してほしかった。
 そのぐらいの勢いをみせてくれないと、このチームはいつまでたっても「元気がない」「覇気がない」って言われ続けるんじゃないかな。

 実際、試合全体を通しても、そういうエネルギーを感じられないのは、今の岡田ジャパンの特徴だけど。

 今回、左サイドの長友はケガで欠場だけど、正直、彼とか左上がり目で先発した香川とかは果たして代表の器なのだろうか?とにかく、全体がこじんまりした感じでちっとも迫力がない。結局、ゴール前へのボールの供給は中村俊頼みで、何の為に「4-2-3-1」なんていう布陣をひいているのか、わかりません。
 今のはやりだから、この形にしているだけで、右サイド・ハーフの中村はやっぱり中央でプレイしたいわけだし、日本のリケルメとでも言う感じの中村俊の存在は、今の時点では彼以外に攻撃の起点になれるものがいないので、しょうがないとしても、あまりにも時代遅れな「司令塔」サッカーであることに変わりはない。
 オーストラリアあたりは中村をこてんぱんにつぶしに来るか、彼の裏のスペースを徹底的に狙うと思うな。そうすれば、ぜんぜんボールはゴール前に供給されない。

 それでも、まだ右サイドは内田が果敢に上がってきて、クロスやドリブルをしかけるので、中村や大久保、玉田らとの連係も見れて、それなりに期待できるが、かつては日本の攻撃の要だった左サイドはほとんど効果的な動きや形は見えなかった。
 阿部の左サイドバックも香川の上がり目も効果なし。人選が間違っているとしか言いようがない。

 FWも本当にこのメンバーでいいのか?交代で入ってきた二人(岡崎、興梠)にこの大舞台でいきなり点を取れる気配がしない。そこら中で、相手に倒されまくっている小さな日本人FWばかりじゃないか。いつになったら、高原は戻ってくるのか?それとも、岡田ジャパンではNGなのか?

 とにかく、「4-2-3-1」の形でやるならば、中盤の高めに位置する「3」の両サイドにはスピードのあるFW感覚を持った選手を入れてほしい。松井は最大の候補だろうが、他にも玉田、大久保、田中達のような早い選手を。で、中村にはきっちりトップ下にいてもらいたい。彼のところでタメを作って欲しいし、下がり目からのミドル・シュートも武器になる。
 そして、トップを張る「1」には高原が最も切望されるが、背の高い巻もあるだろうし、とにかく強さを持った迫力と闘志を全面に表せる選手にしたい。

 中盤の底の「2」は遠藤を使って中村や両サイドへのボールの供給を任せるなら、長谷部はいらない。もっと守備のセンスのいい選手がいそうだと思うが、稲本も最後の15分じゃもったいない。だいたい、トゥーリオを前線に上げて、そのカヴァーを稲本にやらせるなんてアホじゃないの。
 トゥーリオはセットプレイでのヘッドしか役に立たない。ディフェンス・ラインのバランスを崩してまで攻撃に選手をあてるのなら、稲本(あるいは中村憲)が前に行って、ボランチ1人とセンターバック2人はそのままにすべきでしょう。そうなると、阿部がボランチにいてバランサーの役目を担ってほしいし、彼ならセンターバックにも入れる。また、オシム時代の鈴木は全く復調していないのか。

 そんな流れからいくと、左サイドは必然的に駒野か中田浩二ではないか。それ以外にもJ・リーグにサイド・バックのいい選手はまだいるのではないかぁ。
 右サイドには加地に帰ってきて欲しいが、それは無理のようだし、内田君はこのメンバーの中では唯一光っているので、私としては彼の守備には目をつぶっても、とにかく成長してほしいと思う。

 次のカタールも手こずりそうだ。オーストラリアに4-0でこてんぱんにやられた後だけに、ホームでガンガンくると思う。日本はきっちり準備していくのは当然として、もうちょっと「マシ」なサッカーを見せてくれないと勝てないよ、これじゃ。
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by harukko45 | 2008-10-16 01:21 | スポーツ

e0093608_162038.jpg 昨年公開されていたエディット・ピアフの伝記映画だが、映画館では見る機会がなく、WOWOWで放送されたものの録画で、これまたなかなか時間が取れずに放置してあったのを、ようやく見る事ができたのでした。

 さて、で、感想は。

 正直、がっかりした。そして、思うのは音楽家、芸術家、ポップ・スター、ミュージシャン等の伝記、歴史ものは映画としてはかなりむずかしい題材だとあらためて思った。
 主演のマリオン・コティヤールは素晴らしいと思ったし、過去のドキュメンタリー等で見られるピアフの感じにそっくりだったし、まさになりきっていたと感じた。だから、アカデミー主演女優賞も納得だ。
 が、肝心のピアフは何だったのか。見終わっての印象では、酒とモルヒネ依存からくる精神不安定の破滅型人生ばかりが残る。

 ただ、前半はいい。幼少期の生い立ち、過酷な貧乏生活からルイ・ルプレーに見いだされて、じょじょにその才能が認められていくあたりは、実にワクワクさせられたし、そのルプレーが暗殺されてしまい、彼女が「死神」扱いされるくだりも、その後の人生を暗示するかのようだし、偉大なアーティストに必ず存在する大きな暗闇を浮き彫りにさせていたと思った。

 だが、問題は彼女の音楽がどれほど素晴らしいのか、という部分がその後全く薄れてしまうことだ。個人的に最も感動したのはやはり前半部分で、大道芸人の父のもとでストリートに立っているとき、客に催促されて思わず歌った"ラ・マルセイエーズ"だ。
 その後、フランスを代表する歌手として大いなる名声を得てからは、音楽よりも悲劇の人生の描写に終始してしまい、そのあまりにも長い「歌わない時」のピアフを見続けるのは大変辛かった。

 確かに、伝記映画だから、そのように彼女の人生をリアルに描き出していくのも当然だし、このような悲劇的な部分を知ることで、より感情移入できる人々もいるだろう。しかしながら、私にとって一番大事なのは、偉大なるピアフの歌であり、素晴らしい楽曲の数々なのだ。
 ひょっとしたら、この映画の制作者達は「ピアフの音楽の偉大さはすでに一般に熟知されている」という前提の下にこの脚本を作り上げたのかもしれない。仮にそうだとしても、やはりどう考えても音楽が足りない。"モン・デュー"も"パダン"も"群衆"も"アコーディオン弾き"も断片だけで、ちゃんと聞けないなんて!

 逆に言えば我々観客は、とんでもない天才には悲惨な人生がつきものなのは重々承知だ。にもかかわらず、そのような悲劇を乗り越えて、圧倒的な力で人々に喜びと感動を与えてくれるのが、彼らの音楽なのだ。
 つまり、このような酷い状況にあっても、生み出された音楽はこのように素晴らしいものだ、というのが見たかった。

 そういう意味においては、ストーリーとしては単純で、可もなく不可もなくではあったがジョニー・キャッシュの伝記映画"ウォーク・オン・ザ・ライン"の方が、少なくともキャッシュの音楽に浸る喜びがあった。

 とは言え、これでピアフの音楽に傷がつくものではない。今は、CDで聞かれる彼女の歌以外は全てミステリーであってもかまわないと感じている。
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by harukko45 | 2008-10-14 16:28 | 映画・TV

 MLBナショナル・リーグ・チャンピオンシップ。敵地で2連敗というピンチに立たされたLAドジャースだったが、ホームに帰っての第3戦は我らが黒田投手の好投と打線の爆発で、見事な勝利を飾ってくれた。
 これで、流れを引き寄せてホーム3連勝といきたいね。

 今日の殊勲はまずは黒田でありましょう。シーズン中もフィラデルフィア打線には相性が良かったようだが、それでもこの大舞台で、ナ・リーグNo.1の強力打線相手に7回を2失点に抑え込んだことは大きい。
 常にボールは低めにコントロールされて、球種も多彩、コーナーへの投げ分けも巧みに決まっていて、各バッターを完全に翻弄していた。それに、一貫して攻めに徹していたのが強く感じられて、見ていて非常に頼もしい姿だった。
 だから、あわやの危険球を投げて、乱闘寸前の雰囲気になった時も、実に堂々たる態度で相手していたし、まさに真剣勝負の火花が飛び散って、見ているこっちも燃えてしまったよ!

 また、とかくラミレス頼りだった打線も、この試合では初回から見事な集中打を見せてくれて、あっという間に相手投手モイヤーをノックアウトしてしまったのだから、実に素晴らしかった。正直、モイヤーは数年前までシアトルのエースとして頑張ってくれていた選手だから、ちょっと複雑な気分ではあったが、「それはそれ、これはこれ」で、今はドジャースの勝利を信じる私なのだった。

 というわけで、この試合ではドジャースの良さがたくさん出て、実に楽しいTV観戦になったが、明日明後日も勝ってもらわにゃ、この勝利も意味がない。とにかく、先発投手陣が黒田の投球を参考にこのままフィラデルフィアの打線を何とか封じて、ホーム3連勝で王手をかけてほしいと願っている。
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by harukko45 | 2008-10-14 01:19 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる