星野ジャパン準決勝敗退

 正直言って、この試合が始まる前から、かなりの確率で「神頼み」的な部分が多かったわけで。何人かのコメンテーター達からも「祈るしかない」みたいな発言が続いていたしね。
 そういったプロの人達が見ても、「ちょっとこれじゃぁ」って気分なんだから、やっぱ勝てないわけですよ。
 2006年のWBCでも、かなり「神風」みたいな幸運もあっての優勝だったにもかかわらず、結局その後、日本の野球界は国際試合にどう取り組むのか、どうやったら代表チームを強くできるのか、なんて真剣に考えてなかったってことです。もちろん、それ以外にも日本の野球発展にかかわる改革なんて口ばっかりで、具体的に何か画期的なことが行われるなんてことは皆無だったじゃないですか。

 昨日のソフトボールが協会や各チーム、OB達が「何としてもオリンピックで金を」という強い意識でのぞんでいるのとはずいぶん違うのです。

 安易な感覚で、「念願の金」とか「Japan Dream」とか言われてもしらけるんです。

 今のままの日本野球界の取り組み方だったら、正直、プロが出てまで五輪で野球をやる必要はないんじゃないでしょうか。ですから、これで五輪と野球は決別し、本当の真剣勝負による国対抗の試合は、メジャーリーガーを含めたWBCに集約すればいいです。

 それにしても、選手選考の段階で大失敗でした。本番においてケガ人続出、調子を落としているもの多数では、お話にならない。おまけに、何だか覇気というか気概というのか、エネルギーを感じないチームでした。考えてみれば、監督・コーチ陣も現在、現場でやっている人達じゃないし、国際経験もあまりない人ばかり。おまけに、星野・田淵・山本の3人は監督・コーチとして、一度も日本シリーズを勝ったことがない首脳陣なのだ。

 とにかく、今回の星野ジャパンは投手も打線も守備も弱かった。スモール・ベースボールなんて、どこにあったのか?作戦面と起用された選手にもギャップを感じた。結局は、病気で倒れた長島さんに神頼みしていたアテネと同じように、「男・星野」のイメージやらムードだけに頼って、ちゃんと戦う集団として組織されてなかったということです。

 ここ数年、どんどんと野球への興味は薄れて行くばかりの私だけど、この弱さを見せられると、ますますメジャーのみを見るようになってしまうそうだ。
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by harukko45 | 2008-08-22 20:05 | スポーツ

 今回の日本は女子が熱い! 男子はサッカー、柔道、野球などなど不甲斐ない中、女子選手達が本当に素晴らしい活躍を見せてくれた。そして、ソフトボール日本代表がついについにやってくれた。宿敵アメリカを撃破し見事な見事な金メダル獲得、おめでとう!!!こっちも喜び大爆発!!!

 とにかく、まずは昨日のダブルヘッダーから3試合投げ続けた上野投手がエライ!凄い!最高!頑張った人は最後には報われる。今日は実に丁寧なピッチングで、ここぞという時にも冷静さを失わず、強い気持ちが画面からも伝わってきた。
 特に、6回表の1アウト満塁の大ピンチは、見ていてもシビレル気分だったけど、上野は素晴らしいピッチングで2者連続内野フライに仕留めた。この時の上野は非常に強いオーラが漂っていた。投げる前から絶対抑える気配を感じさせて、実に頼もしかった。
 一方の攻撃でも、昨日はブンブン振り回して、気持ちばかり前のめりになっていた打線が、今日はしっかりとした攻撃を見せて、アメリカの強力投手陣から3点もぎ取ってくれた。最後の最後で日本の良さが十二分に出た戦いぶりに大感動でありました。

 一方、ほぼ同じ頃に行われていたサッカー女子3位決定戦では、我等がなでしこジャパンが序盤から内容の濃い見事なパス・サッカーを展開してくれていて、こちらも大いに勝利を期待させるゲームをやっていた。が、相手ドイツは内容はないけど試合巧者、後半にわずかなチャンスをうまく決められてしまった。それまで、内容は圧倒的に日本が良かっただけに、悔しい悔しい先制点だった。
 それでも決してあきらめない攻撃的な姿勢は最後まで貫かれて、結果はその後も追加点を入れられたものの、終了ホイッスルがなるまで、つねにゴールに向かう姿には心から感動した。

 男子代表がもたもたした覇気のない試合(オリンピックだけじゃない、ウルグアイ戦でのA代表も今だ先の見えない戦いぶり)を続けている中、女子はまさに日本独自のサッカーをこの大舞台でしっかり見せてくれたし、それがちゃんと世界に通用することを示してくれたことは実に大きい。確かに、強豪を前にあと一歩及ばなかったものの、その魅力的な試合ぶりと最後まであきらめない姿勢は私の心に強く残った。佐々木監督を始め、なでしこジャパンの皆さんに大きな拍手を贈りたい。

 
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by harukko45 | 2008-08-22 00:10 | スポーツ

ウサイン・ボルト再び

 北京オリンピック、また野球負けました。陸上でボルトが決勝を走る時は、野球で日本が負けるようです。それも、アメリカ2A選抜に惨敗です。まったくもう。

 ただ、これで準決勝は韓国となったわけですが、キューバとやるよりも、まだ良いのではないでしょうか。あんまり確証はないですが、何となくね。
 それにしても、元気も覇気もないチームです。ケガの選手が多いし、絶不調に陥って顔に生気のない選手が何人かいます。彼らが画面に映るたびにガックリしますよ。
 かなりムードが悪いので、強い韓国を打ち破るのはかなりの運を期待するのみかもしれない。ただ、投手陣だけは何とか踏ん張っているので、1点を守りきるような勝負が出来たら、もしかして決勝に行けるかも。

 で、みっともない敗戦のシーンを見届けた後、すぐにチャンネル・チェンジして、陸上男子200m決勝を見たのであります。
 おおおおおー!ウサイン・ボルト、今度は割と真剣に走ってくれましたが、彼の相手は残りの選手じゃない、あのマイケル・ジョンソンが出した不滅の記録と言われた19秒32という数字が唯一の敵だった。
 そして、ゴールを駆け抜けたのが、19秒30の世界新記録!何とまぁ、マイケル・ジョンソンの記録がこうも簡単に破られるとはねぇ。それと、2位以下の選手が全く相手にならないという状況にはただただ唖然でしょう。
 北京オリンピックでの最大の出来事はウサイン・ボルトの世界新記録による100,200制覇で決まりです。ボルト、凄すぎ!こんな選手はこれまで見たことがない。
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by harukko45 | 2008-08-21 00:37 | スポーツ

 東京ベイクルーズのシンフォニー船上でのディナーショウ、水越けいこさんはこのところ毎年恒例になっていて、昨夜のステージに私は一昨年以来の参加でありました。
 結論から言ってしまうと、「いやぁー楽しかった!」。ショウの時間は60分でしたが、全12曲のセットメニューはなかなか充実していて、やっている方としても大変満足感のある内容だったと感じました。

 毎回、大胆な企画構成を信条とする(?)けいこさんからのアイデアは「アルバム全曲演奏」、マジっすか、と始めはびっくりしましたが、これもけいこさんらしいと納得。
 で、選ばれたのは1979年のサードアルバム「Aquarius」でした。当然、"Too Far Away"の印象が強いが、実際に1曲1曲あたっていくと、それぞれ良く仕上がった佳曲ばかり。大村雅朗氏の手堅くツボを心得たアレンジと、佐藤準氏のヤンチャで楽しいアレンジの好対照も実に面白い。
 バンドの編成的には全てを再現するのは不可能でしたが、出来る限りそれぞれの曲の良さを生かすようにトライしました。

 m1.Hiroshi
 「Aquarius」の全曲演奏ではありますが、オープニングはその前のアルバム「Heart」のラストにおさめられた曲。さりげないけど、ちょっとしたこだわりが良いんじゃないでしょうか。
 私のイントロからギターの田口慎二君が、あの「ひろしーぃ」のフレーズを奏でるというインストでスタート。サビのメロディを私が弾いている時にけいこさん登場、後半をモノローグのように歌いました。当然、聴き手は次の展開を期待する流れになるわけですな。

 m2.生まれ変わる為に
 続けてやったこの曲からアルバムの曲順通りです。79年当時のAOR風のノリが特徴なんですが、内容は前向きな曲なので、あまり重い感じにはなりたくないが、サラサラともしたくないといったところ。後半は少しゴスペル風な倍速ビートになり、お客さんからも手拍子をもらっての意外な盛り上がりになりましたね。これはうれしかった。タイトル通り「生まれ変わって」しまいました。

 m3.東京が好き
 これは名曲ですし、佐藤準さんの好アレンジも光ります。最初はピアノだけでやろうかと思いましたが、イントロのストリングスの感じが捨てがたく、エレピとシンセでトライしました。とってもムードのある曲だし、アレンジに奥行きがあるので、演奏していると夢中になってしまうんですね。個人的には、ところどころ冷静さを欠いていたと反省もしていますが、やっていて充実感を憶える作品であることは間違いないです。

 m4.秋想
 続けての曲、すごく幻想的な感じのする内容です。曲やアレンジと言うよりも、詞の内容がいろいろ複雑な思いを感じさせて、いかようにも取れるからかもしれない。シンプルなアレンジでの演奏だけに、詞の一言一言がこちらを刺激するように響いてくるのでした。「深いソファーに沈んでいる」と「時の谷間に落ちそう」とか、それに対称としておかれる「心の隙間が隠せない」、または「レンガのホテル」や「月が私の肌を照らす」なんかがそう。
 最後の一節には希望があるのか、諦めなのか慰めなのか、その辺の感じ方が常に変化して面白いです。

 m5.最後のデート m6.ヨーソロ m7.そしてetc...
 ここから、もう1人サックス奏者の渡部将人君に加わってもらいました。

 この辺になってくると、根っからのけいこファンの方には「Aquarius」だな、と確信されたとおもいます。最初のリハではそれぞれフル・コーラスでやっていましたが、ショウ全体の時間との兼ね合いもあり、この3曲は少しずつ短くしながらメドレー的な扱いになりました。

 「最後のデート」はサックスの間奏をフィーチャアしたかったので、メドレーの最初としては少し長めになりましたが、曲として2コーラス出来たので良かったと思います。その分、「ヨーソロ」はメドレー扱いにするにはもったいないとも思いましたが、またの機会の楽しみに。

 「そしてetc...」は佐藤準さんの過激でヤンチャな部分が出ているアレンジです。で、とにかく「どうなっちゃうの」的な間奏は、当たりと外れの境界線とも言えるわけですが、今回はカットになりました。でも、指の練習にもなりましたし、発想の豊かさによる魅力は素晴らしくて、個人的にはとても好きです。
 サックスの渡部君が歌に絡むバッキングのフレーズをよくケアしてくれて、実に効果的でした。

 m8.TOUCH ME in the memory
 これはけいこさんのレパートリーの中でも人気曲の1つですね。悲しい詞の内容なのに、ポップで爽やかなメロディが印象的だからでしょう。アルバムではイーグルス風にギターがフィーチャアされていたので、こちらもやはり田口君のソロを生かしたかったのでした。
 ただし、前曲ではスリリングで楽しいアレンジだった佐藤氏ですが、こちらはちょっとやりすぎか? なので、後半は少し短くさせてもらいました。ライブとしてはこれで正解だと思います。

 m9.少年
 続けてのこの曲、なかなか良かったです。リハの時よりも本番が一番うまくいったと思いました。いかにもフォーク・ソング風な詞と曲調なんですが、今回の小さな編成でのパフォーマンスの方が、より曲の良さが出たようにも感じました。会場からも言い知れぬ熱気みたいなムードを感じましたねぇ。「曲順通りでわかっていたけど、やっぱり新鮮だった」って気分かも。そうだったら、してやったり!ですが。個人的には「海はいいー」のところでグっと持ってかれるのですが、どうでしょうか。

 m10.雨の休日
 さらに続けたこの曲は、あまりにも悲しすぎる詞だけど、けいこさんの声だと暗くならずにホっとするのでした。アレンジは「生まれ変わる為に」同様、70年代後半のAOR風の16ビートですが、それに終始せずにいろいろと細かく展開していくのがミソです。パフォーマンス的には各自がフィーチャアされる流れでショウ後半を盛り上げるようにしました。ナベちゃんが熱く吹きまくってくれて楽しかった。今回、サックスが入った効果がありました。

 m11.Too Far Away
 さて、お待ちかねの代表曲。ただし、今回は非常に淡々とした心情でやろうと思いました。あまり思い入れ強くならないように。
 アルバムを通して演奏するということで、その流れの影響からか、この曲へのアプローチにも微妙な変化が自分の中であったかもしれません。
 ある意味、この曲の持つ純粋さとか、少し青臭いかもしれない情熱をストレートに表現するだけではちょっと大人げないかな、とも。
 よく考えれば元々、けいこさんが歌うことで、この曲には女性的な複雑さというか、神秘的な雰囲気も加わっているのでした。そこら辺の深さにもようやく気付いたというわけです。いやはや、まだまだですなぁ。

 En.ほほにキスして
 無事に「Aquarius」全曲演奏を終え、アンコールはパーっと楽しんじゃえ、ということでおなじみの「ほほキス」で盛り上がりました。
 それにしても、良いアルバムの曲順というのは、やっぱりライブでやっても良いもんだというのを再認識しました。ちゃんと考えられているものは、どんな形でやっても効果があるし、それによる満足感があるということでした。この企画はこれからも続きそうですな。

 終演後は気持ちが晴れやかになりました。お越しいただいた方々には心よりお礼したいと思いますし、楽しい時間を一緒に過ごせた、けいこさんとメンバー、スタッフにも感謝感謝です。
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by harukko45 | 2008-08-20 16:24 | 音楽の仕事

 北京オリンピック、後半戦でありますが、女子レスリングの4選手の活躍はあったものの、その他では女子マラソンの惨敗、ハンマー投げの室伏選手も連覇ならず、卓球団体も男女ともにメダル届かずと、なかなか厳しい状況の日本。

 中でも卓球はかなり力入って応援していたので、非常に落胆が大きい。特に男子は、準決勝においてドイツを最終ゲームまで追いつめた大激闘に敗れたショックは大きかったか。その後オーストリアにも敗れ、3位決定戦に進めなかった。韓陽、水谷、岸川3選手、良かったんだけどなぁ、ほんと残念。悔やんでも悔やみきれないけど、あのドイツ戦、どうしても勝ちたかった!
 また、女子も格上の香港に見事な逆転勝利、涙の勝利でオジサンはぐぐっと心を揺さぶられたのだったが、そしてのぞんだ韓国との3位決定戦では、全く歯が立たずに完敗。力の差をまざまざと見せつけられた格好だったが、常に立ちはだかるアジアの壁を何とか越えられないものか。
 中国メディアの質問を愛ちゃんが通訳しながら、思わず目から涙がこぼれてしまう映像には、見ていて実に痛々しい気持ちにさせられた。

 そして、個人的には残り少ない期待種目の1つであった女子サッカー、我等がなでしこジャパンはまたしてもアメリカに撃沈されてしまった。4-2での敗戦は予想外だった。今のなでしこなら、もっといい戦いができたはず。
 非常に残念だったのは、17分に大野のゴールで見事先制した後に、それまでの積極的な前線からのプレスが影をひそめ、明らかに守りに入るような戦いぶりになったこと。特に両サイドでアメリカにやられまくって、完全にペースを失った。両サイドが突破されるようになったのも、前線からのプレスが弱まったからに他ならない。
 何度も突破を許すうちに、日本はその恐怖から前に上がれなくなってしまった。それにより、これまで効果的に機能していたサイド攻撃はその後ほとんど見られなくなってしまったし、ボール・ポゼッションは一方的にアメリカのものになった。そして、その必然として前半終了間際で逆転ゴールを喫することとなったのだ。

 後半に入っても、全く攻撃的になれない状況で、アメリカに子供扱いされるような展開になり、屈辱的な4失点となってしまった。終盤になって入ってきた荒川、丸山が活発な動きを見せていただけに、後半もっと早い段階での思い切った選手交代があっても良かった。
 その2人により、最後の意地の1点があったのだが、いかんせん遅すぎた。

 決勝に行ける大きなチャンスだったし、これまで素晴らしいサッカーをしていただけに、またしてもアメリカにやられたことが悔しくてたまらん。
 この敗戦のショックは大きいだろうし、正直、私もかなり落ち込んではいるが、なでしこジャパンよ、どうかもう1試合! ドイツとの3位決定戦で、今一度自分達のサッカーを思い返して、それを貫いて欲しい。

 
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by harukko45 | 2008-08-19 01:31 | スポーツ

ウサイン・ボルト!

 野球、韓国に負けました。もう、野球は見るの疲れる。しばらく、見たくない!

 でもって、その日本が敗れた瞬間は、男子100mの決勝の方にチャンネルを代えました。そのおかげで、もの凄いものを見させてもらいました。ジャマイカのウサイン・ボルト、こりゃ凄い。とんでもない人間がいたもんだ。9秒69のワールドレコードでの優勝だけど、全力で走りきったわけじゃなく、勝利を確信したゴール前では走るのやめて、大きく手を広げてのパフォーマンスやる余裕なんだからねぇ。
 この瞬間は10年に一度、いや50年に一度の出来事だったかもしれません。

 何度VTRで見ても、素晴らしい。凄い。参った。
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by harukko45 | 2008-08-17 00:36 | スポーツ

なでしこ最高!などなど

 連日のオリンピック、何だかんだ言っても盛り上がりますなぁ。昨日もサッカー女子「なでしこジャパン」が中国を2-0で撃破、見事準決勝進出。これで、日本サッカー界としてもあのメキシコ五輪以来のベスト4ですから、素晴らしい。
 それに、ただ勝っただけでなく、その内容が本当に素晴らしかった「なでしこ」。前線からのプレッシング、ボールを奪ってからのパス・ワーク、そしてグループリーグで苦しんだ決定力も、ノルウェイ戦での大勝利によって、ここに来てとても高まってきている。この調子なら、次のアメリカ戦もかなりの期待が出来る。グループリーグでは敗れたが、その時のチーム状態よりも格段に良くなっていると思う。

 全体を通して、中国のサッカーがずいぶん古くさいものに感じるほど、なでしこのサッカーは「今風」でしたなぁ。反町ジャパンはなぜこういう風にいかんかなぁ。

 サッカーだけでなく、柔道も女子の活躍は目立った。谷本、上野の金メダルお見事、そして最終日の塚田も決勝での残り20秒での一本負けは残念だったが、それまでの戦いぶりは素晴らしかったし、堂々たる銀だと思う。
 メダル2個に終わった男子も、最後に石井が見せてくれて何とか面目を保ったか。とは言え、日本人の考える「柔道」はもはや世界になく、正直、ちょっと中途半端な格闘技に変貌している「Judo」に日本の柔道家が出場し続けるのであるなら、世界対策を真剣に考えなければならないのだろう。
 そういった意味では最後に登場して勝利した石井選手の存在は今後の日本JUDOのリーダーとなりうるものだろう。独特のキャラといい、これからも要注目でしょう。

 ランキング1位の中国ペアをアップセットしたバドミントンのスエマエは、その後残念ながら4位で競技を終えた。現在の実力からすれば、準決勝、3位決定戦での敗戦はやむなしだったが、それでも、大健闘の活躍には大きな拍手を。バドミントンって面白かったんですね、今頃認識しました。
 蛇足ですが、ユニフォームのかっこよさでは日本チームがダントツに1位でした。

 そして、あまりにも完勝だったために、100の時ほどの興奮はなかったが、やはり北島凄し!もはや世界に敵なしを証明した今回のオリンピックでありました。彼は、今やイチローと並ぶ日本最高のアスリートだ。

 おっと、平野、福原、福岡の卓球女子、素晴らしい接戦、激闘を制して香港に勝利!これで、3位決定戦に進出だ。今日の愛ちゃん、粘りを見せてくれたし、最後に戦った平野の気迫あるプレイ、素晴らしかった。韓国戦で、リベンジよろしく。
 そして、野球・星野ジャパンも今日の韓国戦が大勝負、頼んます!
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by harukko45 | 2008-08-16 13:57 | スポーツ

超気持ちいい!

 中国の新聞によると、「超爽」で「超気持ちいい」になるらしいが、一昨日の北島選手の「超完璧」な泳ぎによる金に続き、昨日は女子柔道で谷本選手が決勝での、あまりにも素晴らしい内股一本を決めての優勝に、連続しての「気持ちいい」気分。あの内股は永久保存したいぐらいに美しかった!

 そして、女子サッカー「なでしこジャパン」が格上ノルウェーに5-1という逆転による圧勝で、見事グループリーグ突破を決めてくれて、不甲斐ない男子サッカーの敗退でモヤモヤしていた気分をすっかり晴らしてくれたし、同じ時間でやっていたソフトボールも難しいオーストラリアとの初戦に、ヒヤヒヤしながらも勝利したことは今後の流れをつかむのにも大きい。

 そうそう、女子バドミントン・ダブルスでは末綱・前田組が世界ランキング1位の中国ペアを撃破するという大金星。これも最高でした。が、その仕返しを食らった感じでオグシオはもう1つの中国ペアに完敗。地元の応援の凄まじさにも辟易したが、相手が強かったことは確か。ほとんど、何もできなかったのは残念だった。でも、スエマエに頑張ってもらいましょう!

 序盤、なかなかいい結果が聞かれなかった日本選手達だったが、この2日間は盛り上がった。これで、全体にも勢いが出てきて欲しいね。
 私もこのところ少々夏バテ気味だったのが、吹っ飛んでしまうような刺激をもらいました。明日からも頑張ろうっと。
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by harukko45 | 2008-08-13 00:34 | スポーツ

 ガッカリした。結局何も起こすことなく、日本は敗れた。気候やピッチのコンディションもいろいろあるだろう。だが、全く内容のないサッカーしかできないアメリカにたった1回のチャンスを決められた。だがしかし、ハーフタイムでリフレッシュしたアメリカが、後半開始から攻撃に来るだろうとしっかり予測しておけば、防げない点ではなかったろう。
 前半、ゲームをほぼ支配して、いい攻撃が出来ていたせいで、すっかり強者のつもりで後半にのぞんだのではないか?絶対、どこかに気の緩みがあったにちがいない。

 そもそも、前半21分のショート・コーナーからの見事な崩しから、内田の絶妙のクロスをただ合わせればよかっただけのシュートを決められなかったのが、「全て」であったと思う。外した森重は「悪い悪い。」みたいな表情で、笑みを浮かべていたが、私はその時、「そんなことじゃ済まされないぞ」と嫌な予感がしていた。それが、本当になってしまったなんて。

 前半、日本はコンディションがけっして良さそうでないアメリカを尻目に、パスもよく回りチャンスも多く作っていた。だが、なかなか決められないのはある程度しかたない、相手だって必死なんだから。でも、あの21分のチャンスは明らかに「ごっつぁん」ゴールでしょうが!
 私はあの時、テレビに向かって何度悪態をついたことか、選手をののしったことか。

 期待でワクワクしながら見始めた試合も、終わってみれば悔しい思いばかりの2時間であった。

 「まだ、終わったわけじゃない?」、いやこの初戦での敗戦はほとんど終わったに等しい。ナイジェリアとオランダに勝利するのはよっぽどの奇跡だろう。大きく期待すると失望も大きい。今後はもう期待しないでおこう。日本は弱い。
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by harukko45 | 2008-08-07 22:09 | スポーツ

魔笛

e0093608_3202353.jpg 昨日、久々にモーツァルト晩年のオペラ「魔笛」を見た。それも、2つ。1つは2006年のザルツブルグ音楽祭のライブ映像で、リッカルド・ムーティ指揮のもの。もう1つは、何と今どき珍しいオペラ映画として昨年公開されたケネス・ブラナー監督による英語版「魔笛/The Magic Flute」である。

 実を言うと、私が初めて買ったオペラのCDが「魔笛」であり、ライブ映像として見たのも「魔笛」が最初だったので、何かと思い入れがある。CDはいろいろ買って聴き比べたが、相変わらずの骨董好きとでも言うか、結局ワルターの56年のメトでのライブとベームの64年盤が残った。映像では82年のザルツブルグ音楽祭のライブで、レヴァイン指揮のものが好きだ。

 だが、ここ最近のライブ映像には失望の繰り返しだったし、2005年にウィーンのシュタッツオーパーで生を観た時も全く面白くなかった。どれもこれも演出が最悪であり、過激な現代化だったり、極端なお伽話風だったり、奇抜すぎる衣装や舞台美術にもいちいち抵抗を感じてしまっていた。
 それに、歌手も指揮者も十分に共感せずに仕事しているのではないかと思えるものばかりだったし、いかにも初心者向きな扱いにも腹立たしい気持ちを持った。

 というわけで、いくらモーツァルトの傑作ではあっても、もはや今の時代の「魔笛」には期待できないと感じていたのだが、結論から言うと、このムーティの演奏もブラナーの映画も、もの凄く感動してしまった。映像を見ながら、音楽を聞きながら、何度も涙がこみ上げてきた。
 これは全くもってうれしい驚きであり、「魔笛」はまだまだ新しい、現代に十分通用する素晴らしい作品であることを再認識した。

 ムーティはオペラの指揮においてかなり信頼しているのだが、正直、序曲から1幕途中まではあまりサエない感じだった。かつて83年に、同じザルツブルグ音楽祭で伝説的名演と絶賛された「コシ・ファン・トゥッテ」でのキビキビした演奏に比べて、ずいぶん年を取ったように思えたし、ステージも極彩色豊かな舞台と衣装で、何ともどっかの絵本のようで、最初の大蛇のシーンだけでガックリだった。
 だが、1幕目のフィナーレあたりから一気に一体感が高まり、突然として私を夢中にさせてしまった。演出も最初に危惧したほど行き過ぎたものではなく、あまり抵抗感をおぼえなくなっていた。それとたぶん、ザラストロ役のルネ・パーペが登場したことも大きい。それまではまぁまぁだった他の歌手達が、まるで一本筋が通ったように良くなったのは、彼の存在感あふれる歌唱と演技が刺激になったからだと思う。

 実は、これまでザラストロという役もその曲も、あまり好きではなかったのだが、彼によって今までの観点を180度改めなくてはならなくなった。年老いた権力者然として威張っていたザラストロが、堂々としていながら権威主義的でなく、理知的で若々しいリーダーとして生まれ変わったのである。こういうイメージで来られると、彼が歌う曲も実に美しく感じてしまうのだった。

 2幕目からはストーリーの荒唐無稽さ、あいまいさも何のその、ムーティが実に美しく、そして繊細にオケを鳴らしていたのが素晴らしくて、こちらも集中して音楽を聞く感覚になり、モーツァルトの遺言であるこのオペラの美しさを十分に堪能することができたのだった。特に、タミーノとパミーノの火と水の試練の場での音楽が美しかった。

e0093608_3211832.jpg さて、ムーティのいいライブを楽しんだ後に、ケネス・ブラナーのオペラ映画は果たして如何に、と思いきや、冒頭からそんな心配をすぐに吹っ飛ばす映像の連続に、さすがシェークスピアもので実績を上げてきた名優・監督だけのことはある、と深く感心させられる素晴らしい作品だった。

 まずは、台本をうまく書き換えて、設定を変更し、台詞の辻褄を合わせ、現代人にも理解しやすい展開にしていたのが良かった。私としては、オペラ演出家達の方にこれぐらいの発想が欲しいと思うぐらいである。
 また、CG使いが巧みでセンスが良かったし、音楽を尊重した演出に何より好感を持った。ここでのモーツァルトの曲はBGMではなく、主役なのだから。ある意味、ミュージックビデオ的な要素もあって楽しいし、ケン・ラッセルの音楽映画(「悲愴」「マーラー」「トミー」「リストマニア」等々)からの影響もちらちらと見えて、ラッセル・ファンとしてもうれしい。

 とにかく、序曲につけられた、まさに映画の序章とも言える映像だけで、かなりシビレル。そして、オペラを見ている時と同じように、最後の試練の場、パパゲーノの首つりの歌、パパパの二重唱のシーンではすっかりやられっ放しであった。

 それと、この映画でもザラストロ役をルネ・パーペが好演していた。先ほど書いた役に関するイメージはオペラよりも映画の方がより印象的だったと言えるかもしれない。また、オペラでは別人が演じる弁者も彼がやっていたのだが、つまり弁者の正体はザラストロだったという台本の変更はとても理にかなっているし、いいアイデアだったと思う。それに、ここでも彼の歌が聞けるのは大変喜ぶべきことだし、その効果も絶大だったと思う。

 もし、オペラでの「魔笛」を楽しめなかった人がいたら、是非、このブラナーによる映画を見てほしい。こちらの方が現代にも通じるものを持っているし、それでいてメルヘンの世界、魔法の世界のイメージも壊していない。
 そして、ジェームス・コンロンが指揮するオケの演奏も素晴らしく、歌手とのバランスの良さを始め、スタジオ録音による完璧さがあって、音楽的な満足度も高いと思う。

 もしももしも、それでも「魔笛」にピンと来なかったら、それはモーツァルトとは縁がなかったということかも。なぜなら、彼の終着点は「魔笛」であり、けっして「レクイエム」ではないからだ。
 というわけで、私はその後ワルターのCDを聞いている。しばらく「魔笛」が頭の中を駆け巡りそうだ。

e0093608_3223151.jpg ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン・オペラ(1956)、ワルター先生のエグリと作曲家への共感度は何度聞いても凄い。オケは間違えたり、ずれたり大変だが、何より指揮者が素晴らしければ、全体の音楽はこうも偉大になる。ただし、初めて聞く人には薦められない。
e0093608_323094.jpg ジェームス・レヴァイン指揮ザルツブルグ音楽祭(1982)、ジャン・ピエール・ポネルの演出に不満は全くない。ずっとこのままでもいいじゃない。レヴァインの若々しい指揮とチェレスタの演奏が素敵。ウィーン・フィルもこの頃の方がより美音!歌手陣も今よりレベルが全然上。
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by harukko45 | 2008-08-06 03:42 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる