<   2006年 07月 ( 24 )   > この月の画像一覧

 スイートベイジルの後半です。

m9.What's Going On
 このマーヴィン・ゲイの超名曲には代表的な名演が2つあって、1つはもちろん本人によるモータウン・オリジナル盤。そのグルーヴ感は大変個性的で、ちょっと異常な感じもある(あのアルバム全体に漂っている悪魔性)。マーヴィン・ゲイとファンク・ブラザーズが、あの時代だったからこそ作り出せた奇跡のようなものだろう。
 もう1つはダニー・ハサウェイのライブ盤における名演。これも、歴史上に燦然と輝く名パフォーマンスだが、モータウン盤のような解読・再現不可能な感じでもなく、よりアグレッシブで分かりやすいグルーヴで、我々にも取っ付きやすい。なので、主にセッションなどでは「ダニー・ハサウェイ的」にアプローチすることが多いだろう。
 最初はそんな気分だったが、ジュンコさんケンさんは2年前ぐらいに出たマイケル・マクドナルドのモータウン・カバー集を参考にしていて、もうちょっとメローでクールなサウンドを求めていた。普段ライブハウスでついつい盛り上がってしまう我々は、その辺りを注意して今回は演奏したつもりだ。
 で、かなりその狙いは成功したと思う。ジュンコさんがゆったりと語りかけるように歌っていて気持ち良さそうだし、バックも肩の力が抜けたビートを常に供給している。

 後半の私のソロはうれしくなってて、ちょっと弾き過ぎてるかもしれないが、まぁ、ここは最後まで弾き倒したので大めに見ます。続くゴトウさんはさすがに堂々たる歌いっぷりです。
 全編に効果的なのが、ユキコ&ヒロコの女性コーラスで、実にいいムードを作ってくれていた。

m10.I'm Not In Love
 もう1曲カバー。10ccの大ヒットでジュンコさんもレコーディングしているし、ライブでも前に取り上げているのでおなじみの方もいるでしょう。
 これに関しては、ジュンコ・バンドの良さ、特に私のキーボードを良さが生きているかな。ある意味オリジナルをリスペクトしつつも別のアプローチの方法で成功したパフォーマンスでレパートリーとしての価値は高いと思う。ウエちゃんのメリハリの付け方がうまくキマッテいてカッコイイです。

m11.Soul Trainまっしぐら
 美乃家における土屋昌巳さんの代表作ファンクチューンの1つ。私もリスナーとしてこのスタジオ盤は大好きであります。これはギターのニュアンスが大事なので、タマちゃんはよく頑張ってくれました。おいしい部分をちゃんと再現してくれましたね。
 ギター以外はわりと今の気分で自由に、そしてよりワイルドにファンクしております。
 にしても、このテイク、かなりのヘビーファンクでイイんじゃないの!誰がどうのと言うより一丸となったグルーヴが最高です。全員がイってないと「Special」なグルーヴなんか生まれません。このツアー中のベストでしょう。
 それと、やっぱりこういう曲でのジュンコさんのボーカルは誰にも真似できません。自由奔放なゴトウさんのソロも最高。

m12.サファリ・ナイト
 もうすっかりおなじみの終盤戦の定番曲。ここまで来ると、演奏する方もある種の充実感を感じています。が、今回は簡単には終わらない。2コーラス後についに登場、植村昌広君の大ドラム・ソロ。一部ネット上では「変態ドラマー」として注目を浴びているらしいですが、「変態さ」というのは天才的とも読めるし、アーティスティックとも言えるのです。彼のような超個性派をバンドに迎え入れる我々の懐の広さったらどうですか!!
 いやはや、ちょっと話が脱線しましたが、とにかくどの会場でもバカ受けの大盛り上がりだったウエちゃんのドラム・ソロのおかげで、今回のライブ全てがハジけきったと言えますね。バンド内MVPをウエちゃんにあげましょう。

m13.ペイパー・ムーン
 しっかしまぁ、この日の「盛り上がり3曲」での全員の16分のキレの良さは尋常じゃないね。素晴らしいもんです。特にこの曲のイントロでのタマちゃんの歪んで過激なカッティングとそれに絡む私のブラス・シンセはかなりのものです。
 で、その後も怒濤の疾走で展開する演奏には強力なカオス感があり、ただのバックバンドではないことを証明していると自信を持って言えます。そんな強力なパワーでお贈りするファスト・ファンク化した筒美京平ポップに敵なしじゃわい。

m14.星を探して
 ついに本編ラスト曲。近年のケンさんによる代表作。マイナー・バラード書かせたら天下一の真骨頂が出た曲であります。
 なので、ここでは確かにレコーディングにおける土屋マー坊さんの素晴らしいギターソロのイメージも強いですが、やはりジュンコさんのボーカルこそが圧倒的な印象を持っているわけです。それだけ彼女の思い入れの強さが表れた素晴らしい歌だと思います。
 不思議なもので、前半よりも声が透き通って来ているではありませんか。おそるべし!

En1.We'll Be Together
 アンコールにお応えして、スティングの大ヒットのカバー。今回の主旨に一番ふさわしいとも言える曲調と詞の内容。もう楽しみましょう、それっきゃないでしょ!と全員で高らかに宣言しているわけです。タマちゃんとロクさんは飛び跳ねておりましたし、コーラスお二人も踊り放し。おっとロクさんが途中見失いましが、無事に復帰してきました。これもご愛嬌。最後には女性ボーカル陣3人によるシャウト大会ね。やっぱり「女は強し」。男性陣バンドはちょっとヘトヘトですが必死についていっております。

En2.Cry Me A River
 ダブル・アンコールに応えて、実にシブイ選曲。これも意外に思われた方が多かったようだけど、ジュンコさんのこういうスタンダードは本当に素晴らしいです。過去にボサノバの名曲カバーでもそのことは証明されていますからね。また今回は特に思い入れも強い曲だったのと、シンプルの極みのような曲調なので、お客さん達もボーカルのうまさを十分堪能されたのではないでしょうか。
 で、この伴奏のピアノの人、なかなかウマイじゃないですか。何だやればできるもんですね。これなら、もうちょっと年取っても音楽で飯食えるかも?
 いやはや、これまでなかなか、ジュンコさんのご希望通りにつけられなかったのですが、この日が一番良く出来ました。またまた勉強になりました。日々精進でありますな。


 
関連
Photographs/クラブサーキット2006六本木STB139スイートベイジル編

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by harukko45 | 2006-07-30 23:09 | 音楽の仕事

e0093608_0181882.jpg 当日のPAラインアウトのMDを聴きながら、28日のクラブサーキット2006最終ライブを振り返ってみることに。

m1.Welcome To Music Land
 私のパッド・シンセから、いきなりベースの六川さんのソロをフューチャー。この時点で驚く人も多かったでしょう。でも、このオープニング曲の作曲者でありますから、そのぐらいの特権は与えなくちゃねぇ。それに応えて弾きまくる素晴らしいプレイで、この後のステージへのモチベーションを上げてくれている。最近お気に入りの「喜びの歌」の引用もキマッテおります。
 ドラムのフィルインから全員突入で、ジュンコさん登場?と思わせて、まだです。すみません。これからが曲の本編。ジュンコさんが歌っていたパートをユキコ&ヒロコwithゴトウのコーラス隊が代わってメロを。ゴトウさん、かなりノッテますねぇ。ずいぶんチャチャをいれております。
 ここでのリズム・セクションの動きがなかなか良いね。やる気がみなぎっています。バランスもいいし、今後を期待させるよ。

m2.シンプル・ラブ
 曲つなぎでおなじみのイントロ。でも、細かく言うと私はシンセを変えたので、音が良くなっているのだ!まぁ、極めて個人的ですが。で、お待ちかねジュンコさん登場。この曲に関しては、すべてにほぼ完璧な状態のパフォーマンスと言えます。歌、演奏はもちろん、ライン録りにおいてもこれだけバランスが良いのは、非常に心地よい。ベースが超カッコイイ。

m3.摩天楼のヒロイン
 12,3年前のステージでは割と定番の曲としてやっていたのですが、しばらく封印されていました。が、この曲の都会風でオシャレな感じは、元々ジュンコさんや美乃家のイメージにあるサウンド。なので、久々の復活は大正解でした。ただし、演奏はムズカしい。気持ちのいいノリをつかむのにいろいろトライをしました。最終的にCDオリジナルにかなり準じたものに戻りましたが、ところどころに新しい試みを取り入れています。ユキコさん、昔アンドリュー・シスターズをコピーしていたというのを生かして、イントロとインターにおけるコーラス・ワークのボイシングを組んでくれました。特に間奏前のコーラスとサックスとシンセによる厚いジャズ風のアンサンブルはなかなかいい感じでキマりました!
 その後のゴトウさんのソロは、普段と違って珍しくアルトを吹いております。ちょっといつもより遠慮気味なのはテナーじゃないからかな?

m4.Lonely Woman
 続けて、私のエレピのシンプルだけど印象的なコードの流れでスタートするこの曲は、私の中で今回大事に考えていた一品。一番今っぽいニュアンスが通じると思って、個人的には90年代のニュークラシック・ソウルのバンドサウンドを意識した。結果、じょじょにいつものジュンコ・バンド風に戻っていったけど、それはそれでバンドの特色としてOKでしょう。
 なので、コード展開やビートをシンプルにしてメリハリを強くしたり、ゴージャスなオーケストレイションは排除してあって、CDとはイメージが変わっていると思う。でも、もっと良くなると思う。この演奏は全体にはもう一つといったところか。私自身のプレイも含めドロっとしたネバリが欲しいね。大阪のテイクはかなりそういうムードがあっただけに残念。だが、ここでのゴトウさんのテナー・ソロは素晴らしい。さすがに人生経験の豊かさを物語る。

m5.ビューティフル・ミー
 ある意味、最近になってようやくこの曲の正当な評価が確立されてきたような気がする。昔から名曲なのだが、それをみんなが共有出来るようになったということです。つまりファンの方の共感度のアップで、こちらも"シンプル・ラブ"などと同様に曲を演奏できる「名誉」みたいな気持ちを持てるということです。なので、全ては曲自体が良き所に我々を導くわけです。
 玉川君のボトル・ネックの間奏がなかなか情熱的で良い。

m6.Stray Eyes
 いい流れを引き継いで、これはかなり良い出来。最初のウエちゃんのドラミングだけで期待できます。サビでファンキーになるところでのクラビとギターのからみもなかなかよろしい。この曲に関しては、生バンドで再録音したい感じがしますねぇ。ベースの渋いプレイがさすが。ロクさんの余計なことをせずにグルーヴに徹する姿勢が逆に感動します。
 ベーシックなグルーヴは80年代風だけど、表現としては完全に今っぽいニュアンスに昇華されています。

m7.たそがれマイ・ラブ
 こういう曲でのウエちゃんがなかなか光るのです。大人になりましたねぇ。これなら、新たな恋人出現も間近か? ま、冗談はともかく、豊かなドラミングで曲を包んでくれて喜ばしいかぎりです。全体に色っぽい感じがあって細かい演奏云々は気になりません。実はとっても大事なこと。一番大切なのは曲を伝える事で、個人の主張じゃありません。

m8.シルエット・ロマンス
 今年は再び、私とタマちゃんのみのバージョンに戻りました。正直、こちらの方がやりやすいです。他の曲との差別化もついて、印象的だと再認識しました。
 曲と歌の良さについては文句つけようがないので、ここでは私自身について。
 とにかく、私の最大の欠点は曲に自分の思い入れを込め過ぎて熱くなってしまうこと。ミュージシャンとしては気持ちを込めることは当たり前でも、それが過ぎて冷静さを失うのは御法度であり、恥ずかしいこと。
 それと、意外に女性的な表現、よく言えばロマンティックだが、それが「崩れ」につながって立派さや曲の風格を失う危険があるわけです。
 自分でもいろいろな曲のプレイバックを聴くたびに、自らを抹消してしまいたいという思いの日々です。それでも、自覚しているので少しはマシになってきたようです。しかしまぁ、もうすぐ50なのに、いつまでも「若い」「青い」内容では困ったものです。
 ここでも、イントロのストリングスや歌中のピアノで、随所にテンポが遅くなったり焦って早くなったり、ボリュームを上げ下げするところに、まだ弱さや崩れが現れていると言えるでしょう。19世紀のロマン主義全盛の世ならともかく、この21世紀においては、もうちょっと決然とした勇気ある表現を獲得しなくてはいけないと感じます。

 長くなったので、後半戦は次回に。
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by harukko45 | 2006-07-30 17:08 | 音楽の仕事

 28日に、ジュンコさんと我々バンドによる「クラブサーキット2006」は大ラス・ライブを終了しました。今はとりあえず「やりきることが出来て良かった」って感じです。今回は結構体力使いましたので、もう眠たくなっています。まぁ、旅先だと飲みに行って気持ちを切り替えるとこだけど、東京だとそうもいかず、今日は早々に就寝でしょうか。

 とにかく、このブログにもコメントよせていただいた方々を始め、満員のお客さまにまずは感謝です。皆さんの応援激励、そして拍手のおかげを持って最後まで頑張れたと思います。

 演奏面、ステージでの詳細はこの後にボチボチとアップしたいと思いますので、まずは今日おいでいただいた方々と、懲りずにこのブログを覗いてくれたジュンコ・ファンの皆さんにお礼を言います。どうもありがとう!
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by harukko45 | 2006-07-29 01:51 | 音楽の仕事

 ケイト・ブッシュの1st"The Kick Inside"に入っている2つの有名曲のコード進行を追ってみましょう。それだけでも、なかなか楽しいし、刺激的です。

 Wuthering Heights(嵐ヶ丘)
イントロ(4)
 ‖A(add9) | A  | A(add9) | A   ‖
 (1拍目から/♪ミド#シミド#シミド#|ミド#ラ...| X2)
Aメロ(13)
 ‖A  | F  | E  | C# (2拍目から/♪ミファソ#ファ↓ソ#ド# )‖X2
 ‖A  | F  | E  | C#  | A♭  ‖
Bメロ(7)
 ‖E♭m7/ G♭| F   | E♭m7/ G♭| F   |
 | E♭m7/ G♭| F   | F     ‖
Chorus(7X2)
 ‖G♭(2拍目8分裏bassF)/ E♭m7 | A♭ ‖2/4) D♭
 ‖4/4) G♭ | G♭ / A♭  ‖2/4) D♭‖4/4) G♭ ‖X2/ D.S time to Coda
Bridge(1)
 ‖A(add9)  ‖D.S to A

Coda/ Dメロ(13)
 ‖B♭m  | A♭  | G♭  | E♭m7/ D♭ ‖X2
 ‖B♭m  | A♭onB♭| G♭(add9)| B♭m(sus4) |
 | B♭m(sus4)
Chorus X-times Repeat & Fade Out.

 イントロをAで始まっていながら、Aメロで1小節ごとにあちらこちらに彷徨い、BメロではB♭m想起しながら、サビはD♭へ。しかし、微妙に配置された2/4が常に刺激する。で、G♭から短3度上のAのコードに跳躍して、2コーラス目へ。
 丸2コーラス終了後に、D♭の平行調B♭mで進む大サビともいう部分は、この中でも一番分かりやすい。が、サビに戻るところのG♭、B♭mのアルペジオがなかなか凝ってる。
 で、この曲の印象的なサビは決して終結することなく永遠に続く。

 The Man With The Child In His Eyes(少年の瞳を持った男)
Aメロ(12)
 ‖Em(1拍目から♪ミソミ↑ミー)| GonD | C / GonB| Am  ‖X2
 ‖Bm / F#monA | A / Asus4 A | B♭ / FonA | Gsus4 G / G
Bメロ(6)
 ‖G / F#onG| FonG / EmonG| E♭onG ‖
 ‖DmonG / ConG| BdimonG / AmonG| A♭M7onG ‖
Chorus(9)
 ‖C GonC/ C GonC | B♭ FonB♭/ B♭ FonB♭ |
 | B♭ / FonA | Gsus4  ‖
 ‖C GonC/ C GonC | B♭ FonB♭/ B♭ FonB♭ |
 | B♭ / FonA | C(add9)  |
 | C(add9)  ‖D.C

e0093608_16502882.jpg 美しいメロディを持った、比較的分かりやすい曲なのだが、実際にはなかなか凝っている。それをあまり感じさせずに、流れよく進んでいくあたりが才能の見せ所?
 Bメロはかなりメルヘン・チックなアルペジオで、コードネームだけでは表しにくいし、人によっては違う表記になるだろう。でも、素晴らしい構成力。なぜなら、Em/Gのキーで始まった曲が、このBメロ前2小節で展開して、妖しく幻想的な和音の流れに惑わされながら、いつのまにかCへ転調していく、それもサビ前のコードとピアノの崩れるような短いフレーズがオシャレ。サビの4小節目、7,8小節目のピアノのアルペジオの決め方もカッコイイ。ただし、激しくアルペジオを弾いた後に、すぐに弱音でEmの頭に戻るところはむずかしい。
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by harukko45 | 2006-07-28 02:28 | 聴いて書く

Kate Bush/Aerial

 去年の秋に出ていたケイト・ブッシュの12年ぶりの新作"Aerial"に、今頃はまっている。こういう音楽は毒気が多いから、習慣性が強いのだ。だから、ピンと来ない時は全然聴かないで一向に問題ないのだが、一度その魅力に気づくと毎日1回、いや2回3回と聴きたくなるのだった。

 イギリスの天才女性アーティストのケイト・ブッシュについては、日本でも強力なファンが多く、このアルバムについての深い考察はネット上でもいろいろ見る事が出来る。だから、私は今そういう方々からいろいろ学ばせてもらっている感じだ。特に歌詞について、テーマについてなどはまさにそう。

 私が初めてケイトを知ったのは、80年代中頃に飯島真理さんのバックバンド「たこやき大将」(すげぇー名前?!)をやっている時だった。その頃のツアーで、真理さんは"Oh England My Lionheart"という曲をピアノの弾き語りで歌っていた。私はすっかりその曲にまいってしまい、真理さんからオリジナルはケイト・ブッシュであることを教えてもらったのだった。

 で、すぐに全アルバム(当時は"The Dreaming"までの4枚)を購入して、プロモ・ビデオやコンサート映像もそろえたほど、一瞬にして大好きになったのだった。
 その頃のアルバムにはそれぞれ聴き所があって、どれも素晴らしいし、美しく刺激的な楽想にあふれている。
 だが、その後"Hounds Of Love"以降の3枚には、あまり共感できなかった。さすがの天才も燃え尽きたか? 

 そこへ、ずいぶん経ってからの新作だ。実は最初あまりピンと来なかった。かつての「天使か悪魔か」といった、一歩間違うと狂気の世界に落ち込んでしまう表現は聴かれなくなっていたし、全体のサウンドもおとなしい感じがして、いま一つ食い足りない印象だったのだ。

 が、ここ最近やけにこのアルバムのサウンドを欲してたまらない。とにかく「美しい」音楽だ。別にポップかどうかはどうでもいいかもしれない。基本的には生の楽器、ミュージシャン、もちろんその中心に彼女自身の美しい美しいピアノ。何と言うコードワークの素晴らしさだろう!
 ボーカルはぐっと控えめで、抑制された歌い方に徹している。でも、それがいい! 

 それと、全体の音質があまり今っぽいコンプレッション・サウンドでなく、生演奏の良さを生かした自然なダイナミクスを持ったもので、ぱっと聴きの迫力は他の新作に負けるが、そのかわり何度聴いても耳が疲れない。これは大変素晴らしいことだと思う。だからこそ、長く飽きずに聴き続けられるのだった。

 全体としては「癒し系」「アンビエント・ミュージック」とも言えるが、やはり彼女はその程度の枠におさまるアーティストではない。特に際立って目立つ曲がないかわりに、Disc1,2を1部2部としてとらえ、その豊かな流れに身を委ねていけばいい。そうして聴き進めて行くうちに、いろんなところに多くの発見のある深い作品であることに気づくのだった。
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by harukko45 | 2006-07-26 00:46 | 聴いて書く

 荻窪にある小さなライブハウス「ヴェルヴェット・サン」には若くて(でも、じょじょに30代が中心かな?)やる気のあるミュージシャンとバンドが集まっている。お店の形態上、出演者にはジャズ系の人達も多いけど、店長でギタリスト&シンガーの黒澤大介君(ダイちゃん、帯広出身)はコテコテのロック野郎なので、彼がお気に入りの個性派ポップを指向する連中が中心だ。

 そのダイちゃんが、いつも出演しているバンドに声をかけて企画したライブ・イベントが「velvetsun presents"GOING INSIDE〜SPECIAL EDITION〜"」。その第1回が昨日、高円寺ショーボートでおこなわれた。
 出演はダイちゃんのハードロック・バンド「with bis」、エフェクティブなギターをバックにボエムを朗読する「千夜子」、70年代のニューソウルから今のサーフ・ロックあたりの色合いを持つ「JabBee」、不思議系なヒネリを入れながらもとことんポップな「リナン」、そして60,70年代のブラック・ミュージックを確信犯的にパクリながら、あくまでエンターテインメントにこだわる「ソウルパウダードレッシング」の5バンド。

 さて、私はJabBeeとともに3番手でやってまいりました。演奏はメンバー皆よかった。おかげですごく楽しめたし、お客さん達も喜んでくれた感じだった。私としてはこのバンドのライブでの可能性がより広がったと強く思ったよ。
 ボーカルのシゲルさんはもともとの声質の良さに加えて、歌の説得力が強まったし、今回はアコギを捨てエレキに持ち替え、よりアグレッシブな姿勢になったこともバンドにエネルギーを与えた(ディランの影響?)。終わってから「幸せそうに歌っていたね」というお客さんからのコメントがすべてを表していた。
 ベースの飯田君は今回久しぶりの参加で(普段は時宗のお坊さん!という変わり種)、私ともお初だったが、さすがにオリジナルメンバーである彼は曲のポイントをよく心得たいいプレイをしていた。
 特筆すべきはガッツ君のドラムで、彼は曲の全体をよく見渡していて、メリハリの付け方のセンスがとってもいい。また、いろんな音色を持ち合わせていて、小さな音でもグルーヴを決して失わず今風のループぽいニュアンスを出すところもおいしい(ループぽいニュアンスとは、そのリズムパターンではなく、あくまで音色である)。で、後半への盛り上がりではかなり大胆に行ってくれるので、コチラも夢中で盛り上がっていけるのだった。

 ところで、「with bis」にはダイちゃんとドラムのアチョー、「リナン」にはベースのヤマちゃんと、何て事はないシーマ・バンドの面々が総出演。それぞれ、一緒にやっている時以上に燃えていた(?)のか、その演奏ぶりに、「なかなか個性の強いミュージシャン達だなぁ」と感心したし、それぞれ自分達の音楽ってものをしっかり持ち続けていることも素晴らしいなと思ったよ。

 「with bis」はギタートリオ3人のバランス感覚が絶妙で完璧。マーシャル&レスポールのトーンも「でかいが耳に痛くない」サウンドで最高。ドラムの麻生君は風格さえも感じさせる懐の深い、そしてある意味優雅なプレイが素晴らしかった。
 極端な例えだが、The WhoとSystem Of A Downのような大きな構成と繊細な感情と挑発的なエネルギーを持つ曲(そんなの出来りゃ誰でも売れる?)を生み出していけば、コアなファンがより増えるのではないか? それほど演奏力とサウンドが充実しているので期待してしまう。

 私が時々参加している女性シンガーのリナンさんも、今回はギタートリオによるロック・コンセプトでのパフォーマンス。普段の彼女のキャラとのギャップは?とも思っていたが、なかなかのマッチングの良さに驚き(ちょっと嫉妬も?)。私が大好きで、かつて自分で組んでいたバンドのモデルであるBlondieのデボラ・ハリーを一瞬思わせる感じだった。あういうムードならいつでもオルガン持って行きますよ。リナン自身のダンス(?)か振り(?)か微妙な動きも、80年代初期のニューウェイブ時代を蘇らせて、えらくイケておりました。
 それからベースの山本君は、バンマス特権を使って全てのおいしいインスト部分を(ベースにもかかわらず!)担っておりました。間奏がハードなベース・ソロっていうのもすごい徹底ぶりでした、お見事!

 プロデュースした黒澤君はこのイベントをただの仲良しの集まりに終わらせず、じょじょに拡大をはかって、何らかのムーブメントに押し上げたいとの野心を打ち上げの席で語ってくれた。素晴らしい事だと思う。彼の熱意とリーダーシップには共感できるものがあるので、こうして人が集まってくるのだろう。もちろん、それが彼の夢に終わらないように、それぞれのバンド、ミュージシャンがいい意味でのライバル心を持って刺激し合い、切磋琢磨していかなくてはならない。

 各自が強く意識して共通のヴィジョンを描いて努力して行けば、60年代初期のソーホーや70年代後期のCBGBを中心としたムーブメントのような大きな仕事に結びつくかもしれない。大きな夢だが、飲み会のジャレ事に終わらせたくないほど魅力的な物語だ。
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by harukko45 | 2006-07-23 16:58 | 音楽の仕事

e0093608_14391031.jpg 大阪ブルーノートにおける19,20の2日間4ステージを終えて、只今帰ってきました。残りは28日の六本木スイートベイジルのみとなりました。

 今年のクラブサーキット3カ所目となると、ステージサイドもかなり気持ち的に余裕が感じられてきました。特に今年は、春先から定期的にこつこつとリハを重ねて来たこともあり、いっそうそのように思うのかもしれません。

 おかげさまで、2日間ともたくさんのお客さんに来ていただき、そして大いに盛り上がってくださり、感謝感謝であります。やはり、伝統的(?)に大阪の方々はコール&レスポンス、あるいはボケとツッコミの基本ができていらっしゃる! なので、こちらのパフォーマンスに対してビビットに反応が帰ってくるのが大変楽しかったのでした。もちろん、大阪ブルーノートのスタッフによる、いつもながらの完璧なケアのおかげで、気持ちのいい大阪滞在ができたことは言うまでもありません。

 この段階になると、演奏面での大きな修正もなく、より熟成度を高めるべく細かいニュアンスに神経が行くようになり、それが全体の流れに大きなメリハリを自然につけられるようになるわけです。ノリのある曲はとことんワイルドにイキまくり、メローなミディアムナンバーはクールな気持ちをキープしてアーバンなムードで、そしてバラードではネットリと深く音楽に沈潜する、といった具合に。
 それらが、かなりうまくいってメンバー全員の充実感がとても伝わってきたのでありました。

 さて、そんなせっかくのツアーもあっという間に終わりが見えてきた今は、少し寂しい感じもありますが、この好調な流れの集大成を大ラスのスイートベイジルでお聴かせできるよう奮闘努力する所存であります。まさに、ワールドカップ決勝にのぞむように準備を整え、気持ちもより上げていきますよ、ヨロシク!

関連
Photographs/クラブサーキット2006BlueNote大阪編

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by harukko45 | 2006-07-21 15:23 | 音楽の仕事

大阪ブルーノートです!

 明日から2日間大橋純子さんのクラブサーキット大阪編です。どうやら、本番の時刻頃には豪雨も過ぎて、お出かけ日和(?)な感じになるでしょうかね。ブルーノートへいらっしゃる皆様、どうぞご期待ください! 我々も、気合いを入れて盛り上がっていきますので、一緒に楽しみましょう。

 ちょっとだけ、セットメニューのヒントとしては、昨年ユニヴァーサルから発売されている「THE BEST/大橋純子&美乃家セントラルステイション」をチェックされることをオススメしますよー。
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by harukko45 | 2006-07-18 23:19 | 音楽の仕事

Bob Dylan/No Direction Home

e0093608_42506.jpg マーティン・スコセッシによるボブ・ディランの長編ドキュメンタリー"No Direction Home"のDVDを昨日見終わって、ある種のショック状態にある。
 彼の生い立ちからデビュー、フォーク界のヒーロー、プロテスト・ソングの旗手となり、その後アコースティック・ギターをエレキに持ち替え、バンドを引き連れたことで、ファンからのブーイングとバッシングを浴びる日々、そして66年にバイク事故で活動を一時中止するまでを追いかけたものだが、その時代背景と音楽シーンの考察、その当時の歴史的映像の引用、また新たな発掘、関係者やミュージシャンへのインタビュー、もちろんディラン本人へのインタビューも多く、大変細やかに詳しく丁寧に作られたドキュメンタリーだ。すべてで3時間40分。だが、ちっとも長い事のない、また60年代前半期のアメリカの音楽、特にフォークを中心とした流れを知るのに大変素晴らしい教材でもあると思う。

 そして、何よりボブ・ディランとは何者か、ということが静かにジワジワと語られながら、最後には強烈なインパクトを残して、その天才にショックを受けるのだった。

 私は彼のことが昔から大好きであり、今でもCDを集めるファンだ。だが、初めてディランを見て聴いたのはジョージ・ハリスンの"バングラディシュのコンサート"の映画だった。その頃(71,2年)中学生だった私は、エリック・クラプトンの動く姿が見たくて映画館に行ったのだが、何よりもそのパフォーマンスに感動して惚れ込んでしまったのは、ディランだった(それとレオン・ラッセル)。つまり、私は70年代以降のディランの大ファンであり、それ以前の彼についてはレコードと解説文などで知った世代だ。だから正直、彼自身が最も世界に刺激を与えていた60年代について十分に把握していたとは言い難かった。
 たとえ、知識としての60年代は分かっていても、実際にリアルタイムで経験したものにはかなわない。そういった意味でも、ロックという音楽、それから派生するポップカルチャーが最高に刺激的で魅力的だった60年代は、私にとってはほんの少し前の時代ながら、どうしてもしっかりと捕らえられていない無念さが常にあったのだ。

 結局は昔のCDを聴いているだけでは、本当の60年代はわからなかった。

 だが、ようやくこのようなドキュメンタリーを確かな映画監督がしっかりとした視点から制作してくれたことにより、あの時代を体験していなくても、かなり理解できるようになれると思う。たぶん、繰り返し見て聴き、60年代前半の音楽シーンにおけるボブ・ディランの重要性を体感することで、やっと私も真のディラン・ファンになれると思えたのだった。

 そして、当時のディランの凄さに驚くばかりでなく、私がここで最終的に一番強く感銘を受けたのは、「アーティストとして生きるとはどういうことか」を、彼が自ら、様々な映像に映し出される姿を通して、我々に示していることなのだ。
 JabBeeシゲルさんがこれを見て、「あの頃のディランは誰よりも"とんがっていた"に違いない。比べたらビートルズもストーンズもかわいいもんだ。」と私に言っていたが、まさに同感だ。どんな状況であれ、自らのやりたい事を貫き通すということは、これほどまでにし烈な戦いに巻き込まれて行くことなのか。そして本人にその「覚悟」があるのか。

 自分は一介のミュージシャンで、どうやらここまで年齢を無駄に重ねてきてしまった感じではあるが、それでもこの音楽の世界に憧れた時の純粋な「芸術心」のようなものを強く刺激されたように思った。ボブ・ディランの歌う"Like A Rolling Stone"が今もたまらなく私を揺さぶり続けている。
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by harukko45 | 2006-07-17 04:27 | 聴いて書く

W杯2006/総括

 ワールドカップが終わって1週間近くなるというのに、その後の最も大きな話題は「ジダンの頭突き」。まさに、今大会で一番印象的な出来事がこれだったということか。
 確かに、そう言ってもかまわないかもしれないほど、全体としては低調な内容だったと思っている。特に、トーナメントに入ってからは、いわゆる強豪国が出揃った割に、つまらない試合ばかりが続き、その最悪のものが決勝戦であり、おまけに試合と全く関係ない場面での暴力行為による退場劇というとんでもないものまで付いた。
 本来なら大きく扱う必要のないような反スポーツ行為(とそれを挑発する行為)がヨーロッパのサッカー界では愚かにも日常のようにおこなわれていて、それこそが伝統と常識であるということを世界中にテレビ中継してしまったのだから、ヨーロッパの権威も地に堕ちたものだ。

 要は、勝つためならどんなことでもするのがワールドカップであり、ヨーロッパサッカーであった。日韓大会からの4年間にサッカー界で発展したものは「絶対に勝つ」ために、相手にサッカーさせない戦術とありとあらゆる手段、そしてそれをおこなえる選手の強化だったわけだ。

 優勝したイタリアは当初これまでと違う攻撃的戦略を打ち出していたが、大会が進むうちにどんどん守備的になり、その作戦が最も効果的だったのが準決勝ドイツ戦。そしてそのまま決勝にも持ち込まれ、守って守って守りまくったあげくのPK戦勝利であり、何ともセコい優勝だった。

 一方、ジダンの愚挙を美談にしたがる人がフランス人以外でも多く、特に我が国のネット上などでも、「家族の名誉を守った」「サッカーより大事な事のために」「男の生き様を見せた」「人種差別への抵抗」などと、歯の浮くようなジダン擁護論が目に余る。確かに彼が素晴らしいアスリートであったことは間違いないものの、そういう意見を持つ人は、一体全体スポーツ選手にいわゆる「スポーツ表現」以外の何を期待しているというのか?

 私の意見は、ジダンもマテラッツィもただのアホだ、ということだけだ。それ以外に何があるのか? だいたい、1次リーグの韓国戦でジダンは韓国選手をいきなり突き飛ばしてイエロー貰ってたじゃないか、あれで出場停止。だから、彼は2度もチームに迷惑をかけている。マテラッツィもオーストラリア戦でレッドだったし、かねてからいろいろ「危ない」選手だった。もちろんジダンの過去の「キレた」エピソードも数多い。
 そして、いろいろ尾ひれがついて大問題化しつつあるこの「頭突き」に関して、ジダンの行いをかなりひいき目に見て、それが現在のサッカー界にはびこる人種差別意識や相手選手への侮辱的な言動への警鐘であったとしても、そんなことはサッカー界でちゃんと解決しておけ、と言いたい。何で、我々一般人の人生観や世界観と絡めてまで大きく扱う必要があるのか。
 まして、ジダン=善、マテラッツィ=悪という考え方には全く賛同出来ない。両方とも大バカ者であり、今回の顛末を大いに後悔しているに違いない。(後悔していないというジダンの発言はにわかに信じ難い。)

 私は、ただの観客として面白い試合が見たいし、凄い運動能力と技術と闘志を持ったプレイヤーがサッカーをするのを見たいのだ。それ以外のこと、つまり国家間の政治問題、民族問題、宗教問題はどっか他の場所でやってくれ、ということだ。今回の大会は組み合わせからして、何かと過去の因縁や政治的民族的な関係性の深いものが多かった。抽選なのだから、偶然ということになるのだろうが、事前に仕組まれているのでは、と疑いたくもなるような組み合わせばかりだったではないか。
 つまり、実際のゲーム自体の内容よりも、そのような外部要素の方が色濃くですぎて、それが勝敗へのあまりにも強いこだわりのみに集約されていき、結局、相手をとことん潰して削って罵倒して侮辱して、攻撃力を封じる守備的な戦術で勝利をかすめ取ったものが、勝ち上がって行ったのだった。

 フランスもそれほど面白いサッカーをしていたわけではない。かなり守備的だった。
 ブラジル! 何とつまらない、そして全世界のサッカーファンの期待を最も裏切ったチーム。
 イングランドの「史上最高」もお粗末だった。彼らの置き土産はポルトガルのC・ロナウドへの八つ当たりだけだった。
 そのポルトガルもオランダとの大乱戦はあまり褒められたものじゃない(直後は私も勝利に大喜びしたが)。その結果大会1のファウル王に輝いた。
 アルゼンチンはドイツ戦では一体どうしたことか。それまでの魅惑の攻撃力など一切否定してしまった結果の敗戦。

 そういった意味では洗練さはもう一つだったけど、ドイツが一番頑張ってサッカーしてたかもしれない。だいたいドイツが一番スペクタクルだったなんて、誰が予想しただろうか。それだけ、守備意識がかなり強い傾向にあったと言えるではないか。

 1次リーグですべてのチームが1試合を経験した段階では、「日本ーオーストラリア」が私のワーストゲームだったが、その後それを上回る凡戦が続いて、今では日本の3試合もそれなりに評価したい気持ちが出て来た。
 もちろん、我らが代表は今回明らかにコンディショニングに失敗し、もともと弱い精神面で体力技術力を補うこともままならず、あげくに、あまりにも純粋すぎる監督の不適合な戦術のために惨めな戦いばかりだったが、これほどまでに奈落に突き落とされたことにより、日本サッカー界とそれを見守るサポーター、メディアも少し冷静な目で現実を見るようになるのでは、と思っている(もちろん私自身も)。そして、日本人の美徳でもある謙虚さ、勤勉さにもう一度立ち戻ることが出来るのではないか。
 故にこの時期オシム氏を迎えられることで、逆にこれからの再生への道のりがとっても楽しみでしかたがない。その間、ヨーロッパでは人種差別だ、八百長だやってろ、て気分だ。(まぁ、こっちも韓国、中国、北朝鮮にオーストラリアまで関わってくるんだけど、まだマシな方じゃない?)

 ということで、今大会一番印象に残ったチームはコートジボワール。そして最高のプレイは全く個人的な思いから、代表最後の試合となったドイツ戦におけるポルトガル、(ヌーノ・ゴメスのゴールをアシストした)フィーゴ選手の右サイドからの美しいクロスだ。チームは敗戦濃厚だったが、この時だけは涙がこぼれた。
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by harukko45 | 2006-07-15 04:28 | スポーツ

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