下関から

 今は下関にいる。松崎しげるwith大橋純子コンサート・ツアーは今日で三日目、一昨日・松山、昨日・ここ下関でコンサートをおこなって、今日は終日OFFなのである。
 それで、泊まっているホテル周辺を散歩中、ネットカフェを発見したので、こちらから更新している次第。
 なのだが、私の後ろではコーヒーの入れ方について、店のマスターが女の子をどやしつけながら熱血指導中、たぶん私が注文したやつだと思うのだが、二度ほどやり直しさせられております。ま、今日は急がないから、おいしくできるのを待ちますか、やれやれ。

 さて、初日の松山はクラシック用に作られたのか、オペラ・ハウスにあるようなボックス席を持った大ホール。ステージもずいぶん広くて雰囲気も良かった。我々の一日の流れは、まず到着後、弁当で昼食後にサウンド・チェック、リハーサル。会場でのリハに関してはアーティストそれぞれのやり方があるのだが、松崎さんの場合、キッチリと毎回ほぼ全曲やるので、たいてい3時間ちかくなる。
 けっこうこれで疲れちゃうこともあるのだけれど、久しぶりのコンサートでのロングバージョンで、微妙なテンポやニュアンスを思い出すためには良かったかも。
 ただ、リハ終了が本番1時間前ぐらいになるので、すぐに夜の弁当でエネルギー補給して休憩する暇なくコンサートが始まる状況だ。

 ま、つまり飯食って、キーボード弾いて、また食って、また弾くっと。

 そんなこんなで初日というのは緊張感が全体に強く出てくるのだけど、それがかえって集中をまして良い出来になることが多い。また会場のお客さんのノリもよく、最後には何人かスタンディング・オベイションをしてくれていた。うれしいことであります。
 ただステージ・サイドでは初日を無事終えて、ホっとしたね、という気分が強いかな。個人的には最後のほうはちょっとスタミナ切れだったし、ニュアンスもちょっと硬かったかな。

 さて、終演後はバスで松山から瀬戸内海を越えて、下関まで移動。これはなかなかしんどかった。着いたのは朝の5時近かったのだ。バスの中ではウトウト寝ながらMP3に編集したザ・バンドのアルバムをずーっと聴いていたんだが、ファーストから南十字星の1曲目までいっちゃったよ。ホテルに到着して即、皆ベッドに倒れこんだらしい。もちろん私も。翌日、「ベッドに横になれるって、こんなにも有難いことだったなんて!」が皆の共通認識でありました。

 二日目の下関公演は途中、映像のトラブルなどがあったりしたが、気分的にはずいぶんリラックスして出来て個人的には満足。ただ、メンバーによってはイマイチだった人もいたようだ。とは言え、松崎さんが強力に盛り上がっちゃって、ジュンコさんも笑いすぎで、歌えなくなりそうになっちゃったりして、いやー、とにかくおもしろかった。

 同じ内容でも毎日違う表情になるのがライブの楽しさ。このあとの5公演でどのようになっていくのか、ワクワクしますな。

 さて、私の後ろではコーヒー講座に続いて、このマスター、PC初心者の女性に「ホームページ製作」研修をおっぱじめたぞ。とにかく、もろもろの費用を節約したい女性とのっけから強圧的に指導するマスターとの間はまったくかみ合わない。声もでかくて落ち着いてられないので、そろそろ退散するか。
 それでは、この後は明日からは小倉、福岡、呉と続きます。また、ネットカフェを見つけられたら、アップしたいと思います。

松崎バンドのキーボード、yukkoさんのブログは写真付!こちらもチェック"sometimes"

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by harukko45 | 2006-01-28 15:32 | 音楽の仕事

明日から長旅

 ...なので、ブログ更新はしばしお休みになるかもしれません。訪れる場所でパソコンをいじれる環境があれば、トライしたいと思いますが。
 もし、ツアーがなければ今週はいろいろと書きたいことがあって、例えば27日のモーツァルト250歳の誕生日にちなんで、NHK-BSでは彼の代表的なオペラ5作品を毎日放送しているので、それぞれについてクドクド語ってみたいし、マーティン・スコセッシ監督によるボブ・ディランのドキュメンタリー「No Direction Home」のことも気になっているのだが、また後日。

 で、ホリエモンについてだけもう一回。
今日の報道では、粉飾決算もグループ全体でやっていたのが、ほぼ確実そうな感じ。となると、日本版エンロン事件の様相がますます濃くなって来たわけですね。やり口が似てるんだけど、日本なら「楽勝」だと思ってたのかなぁ。
 そうなると会計監査をおこなった組織もグルですか。もっと逮捕者が増えそうだ。

 エンロンと同じように、投資組合なるものを使ってM&Aを繰り返すことで、利益を水増ししたこと。株価を上げるために、常に黒字化する粉飾決算をおこなっていたのが事実と認定されれば、これはあきらかな詐欺であり、刑事罰の対象となるのだろう。
 ここがアメリカだったら禁固20〜25年の重罪になりかねないのでは。日本の証券法違反ではもっと軽いようだけど。

 彼らは頭のいい集団だったらしいが、頭良すぎてまんまと金の罠にハマったという顛末だったか。にしても結局、数年前のアメリカの企業の手口を真似したあげくに逮捕されちゃ、何だか情けないなぁ。
 と同時に、こんな不正を見過ごして来た金融庁も東証もずさんで、甘いってことも明らかになったのだった。

 さて、ちょっと話は飛ぶけど、私はライブドアの(元)首脳陣のような「成り上がり」がいてもかまわないと思っている。どんな手段にしろ金を儲けたのなら、この世では勝利者となるのは悪いことじゃない。そして、そういう連中がある時、世のために金を使って、より良い方向に前進させようという意志を持ちはじめてくれれば、ただの成り上がりもそのうち尊敬され、大きな名誉を得るだろう。最初は悪党だろうと、世の中をダイナミックに動かす力は必要だし、何でもかんでも清廉潔白なら良いってもんじゃないと思う。

 それと、市場において「企業価値を高める」ことはちっとも悪いことじゃないし、そのためのM&Aだって必要なもの(日本だって戦前はM&Aは頻繁におこなわれていたと言う)。株の分割だって、それ自体は間違っていない。
 要は今流に言うところの「コーポレートガバナンス(企業統治)」がなされていないことが一番の問題であり、悪なのだ。

 ホリエモンは「株主様のために」ってよく言ってたのに、結局は昔ながらの日本企業と同じく「経営者と従業員のため」の会社経営してたわけだ。そして、ここ数年は自分達の保身のために本業を忘れ、彼自ら会社の広告塔として連日のようにハシャギまくって、何とか株価を維持していたというのが真実のようだ。

 それでは、明日は愛媛・松山で初日です。頑張ります!
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by harukko45 | 2006-01-25 23:42 | 日々のあれこれ

昨日、今日のあれこれ

 昨日は帝国ホテルで松崎さん&大橋さんによる企業イベントのディナーショウがあり、いよいよ明後日からは四国、中国、九州の7カ所のツアーも始まる。なかなかハードな移動をしながら、コンサートをこなす予定になっているので、ちゃんと体に気をつけて、常に気持ちの入った演奏を是非とも心がけたいと思っております。

 それから、とりあえず、ホリエモンへの評価は今しばらく待つべきだが、少なくとも彼と彼の取り巻き達が語る「世の中お金がすべて」というのは自分の生き方とは違うということだけは言いたい。
 そうでなければ、こんな年代までミュージシャンなんてやってない。音楽の仕事って、保証もなくリスク多いわりに、さほど儲かりませんから。ただそのかわり、個人として生きていく自由こそが神様のくれた最高のご褒美だと思っているし、最高の価値を持ったものだと信じている。
 でも、そのスタンスを維持していくのは、コツコツとした日々の積み重ねしかないのだ。そういう地味な時間の中から、小さなことであっても、何かを生み出していったり、見つけていくことに大いなる喜びがあるはずだと思う。たぶん、それはどの職種、どの生き方であっても同じにちがいない。

 さて、ホリエモンの生き方には共感しないものの、だからといって今回の逮捕劇がそのまま正しかったのかは、何度も言っているようにまだ判断できない。それと同時にライブドア事件がこんなに早く動くのなら、耐震強度偽装の方もちゃんとやってもらわなくちゃ。トカゲのしっぽ切りみたいな幕引きなんか許しちゃいけない。

 さてさて、話題はコロコロ変わって、NFLのチャンピオン・シップは両試合とも予想外の大差がついて、内容としては凡戦だった。我らがスティーラーズはその実力を余すところなく出し切ってくれたが、いかんせん相手のブロンコスにはがっかりした。
 また、それ以上にひどかったのはNFCの方で、パンサーズはお粗末な戦いぶりであっけなく自滅した。まあケガ人も多くて、不運ではあったけど、もうちょっと根性見せてほしかった。

 さてさてさて、と言いながらも2月6日のデトロイトでおこなわれるスーパーボウルは大変楽しみで待ち遠しい。
 私の予想では、スティーラーズの強力ディフェンスがシーホークスのQBハッセルベックにブリッツをかけまくり、超人SSポラマルがRBアレキサンダーをビシっと止めてくれるに違いないと考えている。
 そうすれば、絶好調のオフェンス陣が彼らを優勝に導くだろう。そして、今期で引退を噂されるRBのベティスは生まれ故郷に錦を飾って、素晴らしい花道となるのだった。
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by harukko45 | 2006-01-24 03:39 | 日々のあれこれ

ホリエモン逮捕

 堀江貴文氏逮捕ですか。ふーん、正直そこまでの大事件だったのかが、まだよくわからん。でも動いているのが特捜ですからね。マジなんでしょう。ただ、もう少し冷静にじっくり今後を見ていかないといけない。単純な疑問として、「本当に逮捕されるほどの事件が起きているのか?それほど重大な法律違反がなされたのか?」
 手のひらを返したようなマスコミのホリエモン・バッシングにも注意。とにかく日本人はちょっとしたことでチヤホヤするかと思えば、すぐに奈落に陥れるのが得意だし。そのことから何かを学んできたとも思えない。
 とりあえず株の事などよく理解できていないし、ライブドアにも元々興味はなかったので、突然あーだこーだは今は言えない。ただ、何か裏があるんじゃないかって疑う気持ちは拭えない。「出る釘は打たれる」「目の上のたんこぶ」式で、新興勢力をつぶそうとする企みがあるのかもしれない、なんて、うがつすぎる見方だろうか。

 とりあえず、彼が「何かを生み出すこと」をこれまでしてこなかったのは確かなようだが、「何かをしでかしそうな」雰囲気はあったと思う。ひょっとしたら日本の未来を担う、とまで言われていたのだし。それが、これだったのなら最悪だ。
 
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by harukko45 | 2006-01-23 23:36 | 日々のあれこれ

NFLチャンピオンシップ

 今日の早朝にアメリカン・フットボールのAFC,NFC両リーグ・チャンピオン・シップがおこなわれる。私としてはライブ放送で観たいが、ちょっと仕事のことを考えるとそうもいかんかなぁ。

 とくにAFCにはピッツバーグ・スティーラーズが上がって来ている。私のような昔のファンには、QBテリー・ブラッドショー、WRリン・スワン、RBフランコ・ハリスのオフェンスに、鉄壁の守備で“スティール・カーテン"と恐れられたディフェンスを擁し、70年代に4度のスーパーボウル・チャンピオンだった「あの」最強チームが記憶に焼き付いているので、ついつい応援してしまう。
 正直、ここ最近のスティーラーズは昔のような絶対さはないが、相変わらず伝統の強力ディフェンスは健在で、先日のプレイオフでも優勝候補コルツの攻撃陣を粉砕した。(でも、かなり危ない試合で、 ヒヤヒヤさせられたなぁ。)

 対するデンバー・ブロンコスもかつては名QBジョン・エルウェイを擁して、スーパーボウル2連覇をはたした強豪。そのイメージは今はないが、どちらも強力ディフェンス陣を持つ故に、タフな試合になるんだろうな。
 
 NFCの方は、カロライナ・パンサーズのオフェンス力がまさって、たぶん勝つのでは? WRスティーブ・スミスの超人的な活躍をシアトル・シーホークスはおさえられるかな?
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by harukko45 | 2006-01-23 00:22 | スポーツ

S.A.S.は凄いぞ

 今月はやたらとテレビを観ているが、その中でも「The BLUES Movie Project」以上に衝撃的だったのは、イギリスのTVドラマ・シリーズの「S.A.S.」だった。このドラマはDVDもあるので、すでに知っている方も多いかもしれないが、私は今回初めて観て、その内容の濃さにかなりハマッてしまった一人であります。

 ということで、SASとは何だ?と検索してみると、まずはもろもろの企業名に、スカンジナビア航空(Scandinavian Airlines System)、サザンオールスターズ(SOUTHERN ALL STARS)そりゃそうだった!、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)に、大阪市営地下鉄の車内放送のサイト(Subway's Announcement Section)何?、おお、やっとありました。
 「S.A.S.」とはイギリス軍の特殊空挺部隊(Special Air Service)の略で、第二次世界大戦時に結成され今や世界最古で最強の特殊部隊と言われていて、今や対テロリスト、ゲリラなどの特殊作戦の手本となっているらしい。これが、アメリカのデルタフォースの元でもあるとのこと。

 で、要はイギリス軍の超精鋭達が主人公の過激な特殊戦争アクション・ドラマで、さまざまな状況でドンパチやるのだが、そのリアリティが半端じゃない。それは映像が生々しいという意味だけでなく、そのストーリーと人物描写が凄いのだ。そして、見事だと思うのは、単なるヒーローもので終わるのでなく、軍隊、軍人の危うさをもしっかりと、それもかなりドライに見せていること。
 とんでもなく尋常じゃない任務をしている彼らにも、家族があり、普通に飯を食い、酒を飲み、職場恋愛があり、人間関係の不和がある。それら一つ一つのエピソードを一切の「甘さ」なしにズバズバと切り込んでいく演出がひじょうに良い。

 だから、結果として登場人物すべてに共感と同時に反発も憶える。それは、これらの軍事行動そのものに対してもだ。自由と平和を守るのは、たやすいことではない。が実は、そのために陰では手段を選ばないやり方が横行していて、それに実際に関わっているのはヒーローでも救世主でもない、普通の人間なのだった。
 主人公のヘンノ軍曹はものすごく優秀で勇敢で、その行動や考え方には共鳴するものの、と同時に、実際に近くにいたら、その存在を無視していたいほどの恐ろしさとおぞましさを持ったキャラクターだ。その魅力は相反する要素で作られていて、それは他の隊員達についても変わらず、それぞれ重層的な描写がしっかりなされているのだった。
 
 これを観ると、さすがの「CSI」もホームドラマのようだし、あの「24」でさえ甘く思えてくる。
 
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by harukko45 | 2006-01-22 15:54 | 映画・TV

 アルバン・ベルク弦楽四重奏団は現在最高の「弦カル」の一つとして有名だ。だが、私はいかんせんこの手の「室内楽」が苦手だった。
 私のクラシック音楽での好みは、一にオペラ、二にシンフォニー、三に協奏曲かピアノ曲、となって、その他はなかなか聴くことは少ない。それに、前にこの団体の演奏をちょっと聴きかじった印象では、「メチャウマ」だが、何か「冷たい」ような気分になり、それに室内楽特有の音味がオーケストラのような豊かさに欠けるのと、指揮者という何とも「妖しい」存在の魅力がないのが物足りなく思い、ずっと敬遠していたのだった。

 が、何を思ったか、一昨日のNHK-BSの放送で、やっと「ちゃんと」彼らの演奏を聴くことにした。そしてその結果、今までのこれらの音楽への誤解をあらためさせられ、その素晴らしさにすっかりノックアウトされたのだった。

 演奏は去年の5月で、曲はシューベルト2曲と現代曲だが、最初のシューベルトの10番の始まりだけで、すぐに自分の今までの愚かさに気がついた。その意外とも言える音色の明るさにまずは惹き付けられ、そのまま夢中になってしまった。そして、その演奏の完璧さに当然まいったものの、けっして理屈とテクニックだけで音楽しているのでないことは明らかで、情感の豊かさや何とも言えない「懐かしさ」も感じさせてくれたのだ。
 それは2曲目の現代ものでも言えて、不協和音とノイズの応酬の中に「暖かい」音色の美しさをちゃんと同居させていた。

 そして、もう一人のチェリストを加えたシューベルトの五重奏曲は圧巻だった。曲も素晴らしいのだが、この演奏には興奮させられた。ゲスト・チェリストのハインリヒ・シフさんは大変パワフルな音の持ち主で、他の4人の完璧さを打ち負かすほどのエネルギーで、やんちゃの限りをつくして「歌い」まくっていたが、対するバイオリンのギュンター・ピヒラーさんもこれを受けて立ったり、さらっとかわしたりと見応え(聴きごたえ)のあるスリリングさで一気に突き進んでいくのだった。
 それでいて、全体としての完全無比さが全く失われないのは驚異としか言いようがなかった。最後には轟音のシフさんのチェロも見事に一体となって、室内楽とは思えない迫力を実現した。

 とにかく、現代的な精微さと見識の深さとともに、七変化のような音色の変化と伝統から受け継いだ豊かなニュアンスをすべて兼ね備えた凄い人達だった。恐れ入りました。
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by harukko45 | 2006-01-21 23:59 | 聴いて書く

マイラ、横浜フライデイ

 横浜長者町の老舗ライブハウス「フライデイ」もマイラ・ケイさんのバックで、ほぼ毎月1度は出るようになった。で、今年お初が昨夜だったわけ。
 今回はコーラスの女性陣がいなかったので、4リズムにボーカルのみだったけど、その分タイトにまとまってたし、適度に空間があって良かったな。こういう編成は昔からの基本だものね。結局、バンドって4人が一番バランスがいいわけで、お互いの音をよく聴き、そしてそれぞれが反応し、刺激しあっていくのに、ちょうどいいのである。
 これより、人数が増えていくなら、全体を考えられるミュージシャンを集めるか、きっちり仕切れる人がいないといけなくなるのだった。
 4人だと、お互いの役割分担もちょうど公平に振り分けられるし、それぞれの見せ場もできる。なおかつ、わかり合ったメンバーがそろってれば、演奏でのコミュニケーションもバッチリで、このうえなく楽しい演奏となるのでありました。

 というわけで、普通にやるだけでも楽しいオールド・ソウル、リズム&ブルーズを気の置けない仲間達と弾き倒してきたので、今はとても心地良い疲労感に包まれておる次第であります。
 大阪からかえって(最終日の宴会で飲み過ぎの影響?)から、ちょっと風邪気味だったのが、すっかり吹っ飛びました。やっぱり、バリバリ仕事するのが一番ってことね!
 うーむ、来月は出来ないのが残念だな。また3月に盛り上がるとしよう。

 
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by harukko45 | 2006-01-18 01:16 | 音楽の仕事

ソウル・オブ・マン

 「The BLUES Movie Project」の6本目「ソウル・オブ・マン」は、ヴィム・ヴェンダース監督の才能が光る秀作だ。これは、発売されているサントラとともに手元に置いておきたい作品と思う。
 「ブエナ・ビスタ...」ではあまりピンとこなかったのに、こちらはほぼ全ての部分に共感できた。このシリーズの中で、最もブルーズの深淵を見せてくれたのではないだろうか。「パリ・テキサス」「ベルリン・天使の詩」におけるヴェンダースが素晴らしい構成と映像で、ブルーズを深く深く掘り下げていったあげくに、ついに宇宙にまで到達したのだった。

 ブラインド・ウィリー・ジョンソンの「ダーク・ワズ・ザ・ナイト」をきっかけに、その彼を語り部としながら、スキップ・ジェイムスとJ.B.ルノアーという伝説のブルーズメンの人生をたんたんと紹介していくのだが、まずはスキップとJ.B.それぞれの音楽にグっと引きつけられる。二人の歌とギターには魔力がある。一度耳にすると一瞬たりとも聴き逃すまいと思わせるものがあるのだ。

 それを、スキップについてはモノクロで役者を使った無声映画風の演出で見せるのだが、そこに「ブエナ・ビスタ」のような(「ブエナ」は本物のミュージシャンだけなのに演出過剰に思えた)嫌みがなく、とても自然に入り込めた。これはヴェンダース監督のブルーズへの愛着の濃さがそうさせるのだろうか。
 一方、J.B.については60年代にとられた貴重な彼の記録映画を見つけ出し、それを撮った夫妻へのインタビューやTV映像を交えながら、そのユニークな世界をある意味「世界初」、きっちりと紹介してくれた。

 そして、それぞれオリジナル音源を流した前後に、現代のミュージシャン達によるカバー演奏が収められている。カサンドラ・ウィルソン、ルー・リード、ボニー・レイットからベック、ジョン・スペンサー、ニック・ケイヴに至る、ちょっと間違うと乱雑になりそうなライブ映像が、見事に一本筋の通ったトーンで統一されていて、これまた素晴らしい。
 監督の狙いをミュージシャンがよく理解した結果か、はたまた偶然か、それともやはり元となるブルーズの巨匠の音楽の凄さなのか、とにかく短く挟み込まれるこれらのライブ演奏が、映画全体の流れを止めずに、より深い共感を呼び起こすための重要なカットとして生かされていた。だから、唯一の不満はこの素晴らしい演奏をもっと聴きたいと思ってしまったことだ。でも、映画を主に考えれば、この編集で正解だ。後はサントラを聴いて楽しむべきだろう。

 と同時に、ここでクローズアップされた伝説の天才の音楽にもっと触れてみたいと思った。自分にとって「驚き」の音楽だったからだ。

 さて、その感動が大きかった故に、そのあとの7、8本目にあたる「ロード・トゥ・メンフィス」「ゴッドファーザー&サン」はだいぶ見劣りしてしまった。たぶん、「ソウル・オブ・マン」を観ていなければ、いろんなミュージシャンを見られて、なかなか面白かったで済んだだろうが、いかんせん今回の流れでは、二本とも最初のアイデアの面白み(メンフィス・ブルーズゆかりの人々、サン・レコード。シカゴ・ブルーズとヒップ・ホップ、チェス・レコード。)に頼りすぎて、結局上辺だけの表現にとどまった内容に思えてしまった。

 とは言え、このシリーズを見通したことでずいぶんブルーズの勉強になったし、偉大なブルーズメンから刺激とパワーをいただいた感じだ。まだまだ学ばなくてはいけないことが、たくさんあるのを強く実感した。
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by harukko45 | 2006-01-15 14:52 | 映画・TV

 13日、今年最初のジュンコさんのライブ、松崎しげるさんとのジョイント・ディナーショウがあって前の日から大阪に入っていた。今回はある企業のイベントの一環で、一般のお客さん向けのショウではない。だから正直、ライブ中のムードがいつもの感じとは弱冠変わってくるのだけれど、今年一発目でもあり、この後月末から2月にかけての10日間のツアーも控えているので、正月気分をここで引き締めていかないとね。
e0093608_22432829.jpg で、いろいろ催しがあるので、我々の会場でのサウンドチェックは朝の7時半から。これって、ほぼ半日ずれた生活をしているミュージシャンにはなかなかキビシイもの。頭はいまいちはっきりしないまま、リハーサルをこなしていたかもね。でも、最後には新年のお祝いの振る舞い酒で乾杯して、「今年もよろしく!」と気持ちを新たにしたのだった。いやぁー、にしても朝の日本酒はききますなぁ。

 さて、本番は夜7時半。夜になれば、こっちのもの。この時間帯は我々のマジック・タイム(!?)だからね。
 セットリストは、
1.Winter Games(Inst) 2.愛のセレブレーション 3.シンプル・ラブ 4.たそがれマイラブ 5.シルエット・ロマンス 6.スクリーン・ミュージック・メドレー 7.あなたしか見えない 8.愛の六日間 9.愛のメモリー EN.エンドレス・ラブ

 1ヶ月以上あいていたので、まだまだ全体的には満点ではなかったろうが、今後のツアーで回数をこなすうちにどのようになっていくかが、とっても楽しみだ。

 終演後は松崎さんのバンド「パインツリー」の皆さん、それにおなじみ土屋さん、もちろんジュンコさんケンさん、最後にはスタッフも合流してにぎやかな宴会となった。また、ちょっと飲み過ぎました。ツアーに入ったら、少しセーブしていかないとね。もう若くないですから、ハイ。

 当日の写真をキーボードのYukkoさんがアップしてくれました。コチラへ
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by harukko45 | 2006-01-15 01:40 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる