Euro2004準々決勝2試合目、「フランス-ギリシャ」は前日の「ポルトガル-イングランド」が歴史に残る名勝負だったのに比べ、全く期待はずれの凡戦だった。それも、王者フランスのていたらくぶりばかりが目立つゲームになってしまった。

 確かに、ギリシャは良いチームであり、レーハーゲル監督の采配も見事だ。だが、我々が見ていておもしろいサッカーをやっているわけではない。今回も初戦のポルトガル戦同様に、フランスの攻撃陣にぴったりマンマークして、彼らの動きを封じ込めた。そして、前がかりになっているところに鋭いカウンターをあびせて、してやったりのゴールを生んだのである。当然格下のチームが王者に立ち向かうのに、守備を固めて相手のスキをつくのは常套手段。これに関して、ギリシャを非難する道理はない。「失うものは何もない」の言葉通り、強敵に勇気と知力で立ち向かい、見事に勝利したことは賞賛されるべきだ。問題は、各国クラブ・リーグのスーパースターを揃えているフランスの方にある。

 結局、今大会のフランスは一度たりとも華麗なる「シャンパン・サッカー」を披露することはなかったが、よく考えれば2002日韓W杯の時もそうであり、実はこのチームはすでに98年W杯、Euro2000制覇でピークだったのである。その時のメンバーを引っ張り続けて、チームとして何も進化せずにここにきていたとしか言いようがない。

 確かに、各個人は素晴らしい。本当のスーパースター達だ。だが組織になったとき、それを束ね、一つの目標に向かっていくには、有能な指導者がいなくては勝負に勝てるわけがない。サンティニ監督は、どうやら戦略もビジョンも気概もなかったようだ。「どんなサッカーをするのか。誰を中心にするのか。どうやって勝つのか。新たな人材をどうスター達と共存させるのか。」・・。やらねばならないことはたくさんあったはず。まして、優勝ないしはそれに匹敵する成績を当然期待されるのだから。

 しかし、この監督は大会前に次の就職先を決めて発表していた。戦う前にそんなことする上司に誰がついていこうというのか! では選手達はどうか。ジダンはすでに十分すぎるほどの栄光を勝ち得て、その選手人生をレアル・マドリーで優雅に幕を閉じるつもりらしい。そんな彼は失礼ながらキャプテンという大役の資質はない。彼は根っからのアーティストであり、自由奔放にしていることが望ましい。キャプテンに指名する方もいかがなものか。アーセナル所属のアンリやピレス、ビエラは、今シーズン、プレミア・リーグで無敗優勝という快挙をなしとげたばかりだった。リザラス、デサイー、テュラムのディフェンダー陣も98年組で、功も財も各所属チームで成し遂げたベテラン達だ。もう、すっかり落ち着いて満足しきった彼らのパフォーマンスは、華麗なるシャンパンどころか、コレステロール過多の超グルメ体質だったのだ。

 こうしてみると、サッカーをはじめ団体スポーツにおけるチームとは、社会の縮図を見るようで実に興味深い。それに、勝ち負けという明解な結果がでるから、ますますわかりやすい。つまり、有能な人材を集めても、トップがアホなら意味がないとか、個人個人はまだまだ非力でも、リーダーが「ちゃんとした」ビジョンや方法論を持っていれば、組織は強くなり、個人は自信をつけて成長するとか。

 そういったことはいろいろな企業にも、我々のやっているバンドにも当てはまって行くわけだ。そう言えば、音楽業界においても「スーパー」何とかと名の付くものにろくなものはない。「スーパー・セッション」だ、「スーパー・バンド」だ、要するに何もアイデアが浮かばないから、有名人を集めときゃあ何とかなるだろうというわけだ。今までの歴史では、その失敗例がいくつもある。今回のフランスがまさにそういうことだった。

 この敗退で、フランスは「黄金時代」が完全に終焉し、新しい改革に迫られた。ジダンをはじめとする98年組の多くは代表を退くだろう。しかし、ここ数年おごれるフランスは彼らの後継者を育ててこなかった。前途多難である。とりあえず、「さよならフランス」。
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by harukko45 | 2004-06-26 00:00 | スポーツ

 Euro2004は決勝トーナメントに入った。これからが、すごいドラマの始まりだ。そして、そのすごいドラマは第1戦の「ポルトガル-イングランド」で起こった!

 あまりにも素晴らしく、とんでもなく、信じられないような、美しいこの試合は、見事に(私の)ポルトガルが勝利した!!!

 今もまだ興奮して手が震える感じ。目はランランとさえてきてしまった。こんなゲームを見とどけることができたなんて、自分の幸運に感謝したい。

 試合の内容や分析はスポーツ新聞でも見てくれ。私には勝利者であるポルトガル代表、監督・コーチ、スタッフ全員を讃えることしか今はできない。こんなにも強く、そしてとてつもなく美しいポルトガルには感動のしっぱなしだ。今夜の試合は歴史に残る超一級品、もう何も言うことはない。愚かな私など、この世の存在価値もない。あまりにも素晴らしいものを見ると、人は死んでも良いのだ。
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by harukko45 | 2004-06-25 00:00 | スポーツ

 Euro2004、A組の第3戦。いやいや、いろいろお騒がせではあったが、ポルトガル代表がスペインを下し、決勝トーナメントに進出した。引き分けねらいのスペインに比べ、絶対に勝たねば予選落ちのポルトガルは、パフォーマンスも気持ちも格段に高まっており、前半早々から積極的な攻撃を試み続けた。それが、後半から登場したヌノ・ゴメスの素晴らしいゴールを生んだのである。

 その後はスペインの少々遅きに失した攻勢を全員で守り、最後はイタリア顔負けの守備的な布陣でしのぎきったのである。初戦の惨めな敗戦ショックからよく立ち直って、残りの2戦を徹底的に勝負にこだわった采配をみせたスコラーリ監督、それに応えた選手達を褒め称えたい。あー、私としては最高にうれしいのだ。だって、これからまだ数日間彼らを見続けること、応援することができるのだから。

 今日のような出来を見ると、ポルトガルは初戦にあまりにもナーバスになっていただけで、決して調子が悪いわけではなかったようだ。そして、苦しんで勝ちあがったことで、ますますチームが一つになっていくことだろう。

 一方スペインは最後まで不調だった。チームを救う救世主はついに現れず、サエス監督の采配も疑問だった。とにかく、ギリシャに勝ちきれず、引き分けに持ち込まれた第2戦が悔やまれる。こちらにも好きな選手が何人もいただけに大変残念だが、これも勝負の世界に生きる彼らの宿命、これから2006年のW杯に向けてチームを立て直していってほしい。

 さあ、今夜のリスボンはものすごい熱狂につつまれているだろう。とにかく、ポルトガルおめでとう。でも、この勝利は彼らの最低限度のノルマをクリアしただけ、本当の目標はこれから先だ。
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by harukko45 | 2004-06-21 00:00 | スポーツ

 Euro2004、このとんでもないおもしろさ! 正直言って、何万人もの観客を前に、また世界中のテレビを見ているファンを前に、これほどまでに興奮、感動を人々に与えられるものが、他にあるだろうか。かつて、70年代初期はロックが世界を変えるかもしれないと若者達は本気で考えていた。が、それはただの幻想だった。21世紀の現在、音楽ではマスを動かすような巨大なエネルギーは作り出されなくなった。いや、音楽は本来の姿に戻りつつあるとも言えるが、それにしても音楽そのものはとっても小さな、ひどく個人的な存在になりつつある。私達はつねに孤独で、何かしら他の人々と共感、共鳴を求めてやまないのに、それに応えるようなものはどんどんなくなってきているのだ。

 現代では、スポーツこそがほとんど唯一の救いかもしれない。もちろん、興味のない人、嫌いな人も多い。が、スポーツ以上に数多くの人々の心に響くものが他にあるとも思えない。それは、人類にとって幸か不幸かわからないが、少なくともスポーツ以上のものはないとだけは言えるのではないだろうか。

 さて、そこでサッカーだ。それもヨーロッパに限られた大会だ。それを、極東の国からテレビで見てるだけだ。なのに、幸せを味わえる! なかにはあまりの素晴らしさに感動してしまう。ジネディーヌ・ジダン、デイビット・ベッカム、ルイス・フィーゴ、パヴェル・ネドベド・・・、彼らを芸術家と呼ぶことに不思議は全然感じない。むしろ、このスポーツ文化の時代を象徴する偉大なる存在として、積極的に讃えたい。

 Euroはまだ、グループリーグ戦の2戦目が終わったばかりだ。これまでの大会では、強豪国は2戦連勝して、早々と勝ち抜けすることが多かった。が、今回はポルトガルの悪夢からここまで予想外の展開が続き(フランスがクロアチアに引き分け、イタリアもスウェーデンに引き分け、ドイツもラトビアに引き分け)大混戦の様相で、わずかにチェコだけが決勝トーナメント進出を決めただけだ。そのチェコはオランダと早くも今大会のベストにもあげられそうな、素晴らしい、あまりにも素晴らしい試合をおこなった。結果は3-2でチェコの逆転勝ちだったが、両チームともスペクタクルでファンタジーにあふれるパフォーマンスをしつづけ、まさに歴史に残る名勝負が誕生したのだった。

 にしても、チェコ。何というスーパー・チームだろうか! 中心選手のネドベドは超人だ。彼を始め、その他の有能なタレント達もブリュックネル監督のもと「共通の法則」をもって戦っているのだそうだ。それは、堅苦しい戦術論ではない。観ている者全てを魅了する魔法のサッカーだ。かつて、そういうサッカーをおこなっていたのはオランダだったが、その意地が2点先制という形になってあらわれ、前半はチェコを圧倒する攻撃で、そのまま勝利を呼び込みそうだった。が、追加点の決定機でのシュート・ミスや後半に入ると疑問な選手交代、そしてレッド・カード退場で、流れはどんどんチェコに傾いていった。

 そういった幸運もあったとは言え、この日のチェコの選手達のプレイぶりの素晴らしさは大絶賛に値する。こんなにすごいサッカーを見せられることはなかなかないのだ。これほどまでに、人間は速く動き、瞬時に豊かに発想し、そしてまた動くのか。「共通の法則」により、11人はおそろしく有機的に連動し、共通意識のもとゴール目指していけるのか。それは、ロボットや操り人形ではない。個人はちゃんと主張し、その個性は最大限発揮される。その個性が発揮されればされるほど、「共通の法則」がそれを結びつけ、11人の個が強力な1つの組織として機能するのだ。

 その成果が3つのゴールなわけだが、その瞬間はからだが震える感覚があった。もう一度言う。あまりにもあまりにも素晴らしい体験。それが「オランダ-チェコ」だった。負けたオランダも最後まで「美しい試合」にこだわった戦いぶりも大いに讃えたい。まだ、彼らにも望みは残されている。
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by harukko45 | 2004-06-20 00:00 | スポーツ

 「Euro2004」A組の2戦目、ギリシャはまたしてもやってのけた。スペイン相手に引き分けである。これで、グループ・リーグ勝ちあがりに大きく前進した。今大会のダークホースは、ギリシャだったか。このチームを率いるドイツ人監督レーハーゲル氏の、相手の良さを消し去る戦略戦術と選手の掌握の手腕には脱帽だろう。この見事な戦いぶりは、奇跡でも何でもなく、完全な実力であることを見せつけられた。

 一方、スペインはいったいどうしたことか。全くらしくない。負けてはいないが、決して素晴らしい出来ではない。華麗なる攻撃陣はまだ2点しかとれていない。「スペインの至宝」ラウールはやはり調子が良くない。本来の実力であるなら、すぐに2点目、3点目取れたはずなのに、肝心のところで決めきれない。そうこうしているうちに、ギリシャの少ないながらも鋭い攻撃にやられてしまい、勝てる試合を引き分けた。何ともかっこよく決まらないスペインはまたしても無冠の「無敵艦隊(スペイン代表の愛称)」となる予感すらする。

 一方、我が(!)ポルトガルは、初戦に敗れた後、監督みずから国民に謝罪するなどの緊急事態だったが、今日は見違えるような立ち上がりを見せた。これでこそ、戦う集団だ。とりあえず「アーティスト」指向は少しわきにおいても、何が何でも勝たねば後がないわけで、その必死さは十分に伝わってきた。

 初戦で、多くの選手がプレッシャーで本来のプレイが出来ていなかった中、ただ一人平常心を失わずチームを引っ張った(私の)フィーゴ様は、今日もキャプテンとしてチームの勝利に貢献した。ただ、プレイそのものはいまひとつキレを欠いたが、それ以上に気持ちの強さを感じられたのである。心配していたデコも好調で、見事に素晴らしい先制点の演出をした。

 そして相手ロシアが前半終了間際、退場者を出して10人になったので、さあ、これでショウが始まるか! と大いに期待したのだが、そうは問屋がおろさないのがサッカーなのか。

 後半、ロシアは完全なる「捨て身」の戦いに転じた。すごいものだ、人間というのは「もう失う物は何もない。」とわかると、こうも強くなるのか。人数の少ないロシアの方が、俄然効果的なサッカーで、1点を取り返しにきたのだ。ここでまた、ポルトガルの繊細なハートが顔を出し始め、何ともたよりないムードが漂い、私などは非常にイヤーな気持ちにさいなまれていた。スタジアムのほとんどを占めるポルトガル・サポーターからも、煮え切らない代表の戦いぶりにブーイングが出始めた。

 その心配は頂点に達しかけ、もうこれ以上は耐えられるか、こちらも自信がなくなりそうになった89分、ようやく(私の)ルイ・コスタ様がやってくれた。彼がイタリアのフィオレンティーナで活躍していたころを思い出させるような、フィールド中央を華麗にドリブルして左のC・ロナウドへ素晴らしいスルー・パス、それをロナウドがゴール前にクロスを出し、そこにルイ・コスタ自らが入り込んで、ゴール! 最高に美しく決まって、ポルトガルの勝利確定。やっとポルトガル国民は喜びを爆発させる機会を得たのだ。(私もね。)

 これで、少しはホスト・カントリーとしても面目躍如といった感じだが、実はスペインが引き分けたことで、この組は大混戦になってしまった。次の第3戦、ポルトガル対スペインで、負けた方がグループリーグ敗退という状況だ。おかげで、この「イベリア半島決戦」は勝ちあがりをかけた熾烈な戦いが必至なのだ。むー、ポルトガル国民と私の眠れない夜はまだ続く。
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by harukko45 | 2004-06-17 00:00 | スポーツ

 Euro2004ポルトガルでは、もうすでに信じられないことが2つも起きたが、大会4日目に登場するD組は「Group Death」と呼ばれていて、その組合せから、何が起こっても不思議はない状況が予想できるのである。チェコ、オランダ、ドイツというサッカー以外でも因縁深い強豪が集まったことで、話題はつきないね。

 で、まずはタレントの質・量ともに、今一番充実しているチェコは、ラトビアに実に苦しんだ。まるで、第1日目のポルトガルの悪夢が乗り移ったかのような試合展開だったが、最後の最後で逆転勝利した。戦前の予想では、「ラトビアは安全パイ」と言われていたが、やはりユーロでは簡単な試合は一つもないことが証明されたわけだ。

 確かにラトビアはがんばってチェコの猛攻をしのぎ、見事なカウンターで1点先制し、試合を盛り上げたのは絶賛したいが、ギリシャといい、ラトビアといい、「守って守ってカウンター」みたいなチームばかりでは見てる方は困るわけで、今大会私のお薦めチームの一つ、チェコがとりあえず勝ってくれたことを喜びたい。

 とにかく、ネドベド、ロシツキ、コレル、バロッシュ、シュミチェル、ポボロスキと素晴らしい選手が目白押しのチェコは、今大会一番のサッカーをする可能性を持っているのだ。何とか苦しみながらも初戦を無事乗り切ったことで、今後の展開が大いに期待できる。ちなみに、私が今一番行ってみたい国もチェコだ、どうでもいいすか?

 そして、オランダとドイツ。クライフとベッケンバウアーの時代から、何度も死闘を繰り返してきたライバル同士。やはり、試合そのものに「風格」のようなものを感じてしまい、見ているこちらも少し重い気持ちになってくるものだ。しかしこれも、やはり「くー、たまらん!」である。

 試合は前半ドイツ、後半オランダが優勢で、1-1の痛み分けといったところか。ドイツのバラックはここ最近では一番の出来だったし、チーム全体もよく機能していて、「さすがに本番に強い」ことを感じさせる頼もしい戦いぶり。まだ二十歳そこそこのラーム、シュヴァインシュタイガーといった、ドイツらしからぬ(!)若手も良いところをみせてくれた。

 オランダ期待のファン・デル・ファールトはまあまあ、エースのファン・ニステルローイも最後の最後でやっと仕事をした。確かにオランダは後半押し込んで、引き分けに持ち込んだが、どうも昔ほどキラリとしたとこがなく、出てくる選手が少々賞味期限切れといった感が拭えない。

 ということで、この組ではチェコ一押し。ドイツは「期待してないときほど怖い」の言葉どおり、割とイイかも。でも、まだまだ何が起きるかわからない。実を言うと、順当に強豪国が決勝トーナメントに進んでほしいし、ハラハラドキドキもしていたいし、贅沢で複雑な思いなわけよ。

 ちなみにラトビアの選手の名前、呼ぶのむずかしいね。例えば先制した場面は、自陣ペナルティーエリアの外でボールを奪ったのが「ステパノフス」、パスを受け左サイドをかけあがってゴール前に折り返したのが「プロホレンコフス」、そして見事にゴールを決めたのが「べルパコフスキス」。

 「ステパノフス、プロホレンコフス、ベルパコフスキス。」、続けて言える? さすがにWOWOWの実況アナウンサー、見事にすらすら連呼してた。これにも感動!
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by harukko45 | 2004-06-16 00:00 | スポーツ

 Euro2004、グループCはイタリアの1位通過が有力と言われている。で、今回は「攻撃的」なチーム編成だそうだ。ほんとか? 話半分に思っている。どうせ、いざとなればディフェンシブなサッカーで、姑息に勝ちあがっていくはずだ。だから、はなから応援しない。

 だいたいイタリアはいつもスロースターターで、自分達がグループリーグを勝ちあがるのは当然と思っているのか、コンディションのピークを初戦にあわせているわけではない。今回も予想通り、初戦は何にも起こらない試合でデンマークと引き分けた。内容はデンマークの方が良かったが、それでも負けないところが憎たらしい。少しはポルトガルの芸術家特有の繊細な神経を見習って欲しいものだ。

 にしても、あの美しかったロベルト・バッジョが引退してしまい、ますますイタリアのサッカーのつまらないこと。ファンタジーやらスペクタクルやらは全く存在しない。おまけに、イイ男がずいぶん減った。勝ち負けにしかこだわらない魅力のないサッカーばかりやっているから、だんだんやってる選手の人相まで悪くなっていくのだ。スペインやイングランド、ポルトガルの選手達とルックスを比べて欲しい。サッカーを知らない人が見たって、今のイタリア代表はイケテないのはわかると思うよ。だから、ほとんど見る価値は今のところない。

 それに比べてスウェーデンはイキがいい! イブラヒモビッチ、ラーション、リュングベリの攻撃陣は、ビエリ、トッティ、デルピエーロのイタリアより断然よろしい! 素晴らしいパフォーマンスでブルガリアを5-0で一蹴して、俄然勢いに乗っていきそうだ。このチームは今後も見逃せない。特に次がイタリア戦だから、スウェーデンの攻撃がイタリアの「相変わらず強い」ディフェンス陣をどうぶち破るか、大いに期待したいのである。

 ただし、イタリアのユニフォームはいつも関心する。なんだかんだいってオシャレなのだ。今回は背番号がゴールドだぞ。ちょっとやられる。とは言え、せっかくのデザインもイケメンがかつてに比べて少なくなったので、魅力半減ではある。
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by harukko45 | 2004-06-15 00:00 | スポーツ

 またしても信じられないことが起きた。「Euro2004ポルトガル」B組、フランス対イングランド。グループ・リーグの各試合の中でも、屈指の好カードなのは誰しも認めるところだったが、実際にこれほど劇的な結果になるとは。早朝に味わうにはあまりにも強烈なインパクトであり、ポルトガルの敗戦に続き、またまたサッカーの怖さを思い知らされたのだった。

 とにかく私としては、若きイングランド代表には、あの余裕綽々で自信たっぷりの王者フランスに一泡ふかしてもらいたかったのだ。そして、イングランドは私の期待通り、前半38分にベッカムのFKからランパードがゴールを決め1-0、その後は実に忍耐強くフランスの攻撃を押さえ込んで、90分までは勝利確実だった。

 確かに、後半72分のベッカムのPKが決まって2-0になっていれば、たぶんフランスは完全に敗れた可能性は高い。それをバルテズに止められたことは不吉なムードを感じさせたのだが、その後もベッカム(攻撃だけでなく、守備面の貢献は本当に大きかった)を中心にイングランドの選手達は、ジダンやアンリやトレゼゲにまったく仕事をさせていなかったわけで、ロスタイム3分を残した時点で、イングランドの勝利、フランスは2002W杯の再演か? と誰もが思ったにちがいない。

 さて、ここで思い出されるのが1999年のチャンピオンズ・リーグ決勝、マンチェスター・ユナイテッド対バイエルン・ミュンヘンによる試合、いわゆる「カンプノウの悲劇」である。それは、バイエルンが見事に試合を(つまらないぐらいに)コントロールしてマンUを押さえ込み、1-0でリードしたまま90分を終え、あとはロスタイム3分を残すのみ。バイエルンのキャプテン、マテウスもベンチに下がり、守備をますます固めた自軍の勝利を見とどけるだけだった。

 普通は、そのまま終わって当然だ。ところが、最後まであきらめずに攻め続けたマンUは、ベッカムの2本のコーナーキックから、シェリンガムの同点ゴール、そして終了ホイッスル間際にはスールシャールの逆転ゴールを生み出してしまったのだ。つまり、90分間沈黙させられていた連中が、たった3分間で2点とって逆転勝利してしまった。その時の呆然自失の表情となったマテウス、あまりのことに倒れ込んでピッチをこぶしで何度も叩いたクフォー、そして今にも泣き出しそうな(泣いていた)バイエルン・サポーターを今でも忘れない。そして、こういうことは何度もあることじゃないと思っていた。

 因縁めいているが、ベッカムは今回逆の立場になった。そして、それを演出したのは彼と同じレアル・マドリーのチーム・メイト、ジダンだった。その前にイングランドは確かにミスっていた。ヘスキーはマケレレに対して、ペナルティ・エリア付近で必要のないファウルをしたのは、実に悔やまれる。しかし、そのFKのチャンスで、ものすごいプレッシャーの中、ゴールしてしまうジダンとは!!

 1-1で、イングランドは糸が切れたのか、続いてジェラードがキーパーへの信じられないバックパス、それをアンリが執念のチェイシングをして、余裕のない状況でジェイムスはアンリを倒してしまい、PK。それを、難なく決めてしまうジダンとはいったい!!

 現在のサッカー界を代表するジダン、ベッカム両雄は見事な活躍だったが、あまりにもくっきりと明暗が別れた。それも、最後3分で。本当に勝負というものは恐ろしい。

 この試合は、今大会の名勝負として語られるだろうが、イングランドはこれで終わったわけではない。今のイングランド代表は大変良いチームで、見ているものをワクワクさせて、私は好きだ。特に、現在プレイヤーとして心身ともに充実していて、キャプテンシーも素晴らしいベッカムの活躍は見逃せない。気持ちを切り替えて、是非とも勝ちあがってほしい。今後も応援したい。
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by harukko45 | 2004-06-14 00:00 | スポーツ

 信じられないことが起きた。ポルトガルがギリシャに負けた。またしても、あのアーティスト達は初戦でドジった。これじゃ、2002W杯の二の舞になりかねない。ギリシャの2得点はいづれもポルトガルのミスだ。やってはならない点だった。ギリシャがゴールに鍵をかけてくるのはわかっていたのだから、当然攻めあぐねるのは予想できた。しかし、だからといって自分達のミスから失点したのでは、勝負には勝てないよ。

 がっくりである。そして、この開幕を楽しみにして盛り上がっていながら、いきなり最初から絶望の淵に追いつめられたポルトガル国民には同情を禁じ得ない。あと2試合、スコラーリ監督を始め、フィーゴ、ルイ・コスタを中心に何とか立て直してくれ!

 うー、それにしてもこの試合を見る限り、ちょっと重症だ。それぞれが気負いすぎているのか、パスのつながりもいまいちだし、個人技も空回りしていて、凡ミスも目立つ。おまけに、後半ルイ・コスタにかわって入ったデコはチャンピオンズ・リーグ決勝での大活躍後で、疲れているのではないか。あまり良い出来とは言えない。期待の若手、C・ロナウドも相手にPKを与える大きな失敗後、頭に血が上ったか、あせったようなプレイで、完全に浮いていた。ロスタイムでゴールしたことで、少しは落ち着きを取り戻してくれればいいが。

 とにかく、まだ2試合ある。ロシアとスペインを撃破して、私に夢をみさせてくれ、アーティスト達よ!
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by harukko45 | 2004-06-13 00:00 | スポーツ

EURO2004開幕直前

 いよいよ今日から、私のようなサッカー・ファンにはたまらない、「ヨーロッパ選手権」が始まるのである。つまり、「EURO2004ポルトガル」の開幕なのだ!

 この大会、正直言ってワールドカップよりおもしろい。なぜなら、余計な国(失礼!)例えばレベル的に低いアジアなどが当然参加しないわけで、その試合内容は常に高水準。そして、強豪ひしめくヨーロッパ勢が国の威信をかけて、4年に一度ぶつかる真剣勝負だけに、絶対に見逃せないのだ。

 別に全試合を放送するWOWOWの宣伝をしてるわけではないが、私としてはどんなに仕事が立て込んでいようが、これだけははずせないのである。現にアレンジやら打ち込みやらで立て込んではいる。であるから、この日のために「ハードディスク内蔵DVDプレイヤー」を遅ればせながら購入して、万全の体制を整えたのだった。

 さて今回の大会も、各国のキラ星のごとく輝くスーパー・スター達が勢揃いしているが、私にとっては何と言ってもポルトガルのフィーゴとルイ・コスタの二人の存在が特別なのだ。ま、要するにこの二人のファンなわけね。だから、当然ポルトガル・サポーターに変身するのである。

 そして特に今回応援に力が入るのは、この二人のスーパー・スターが、この大会を最後に代表を引退するからなのだ。ともに1972年生まれで、91年の世界ユースでチャンピオンになり、その後「黄金世代/ゴールデン・エイジ」と呼ばれ期待され続けながら、ポルトガル代表としてはユーロでもWカップでも今まで栄光とは無縁だった彼らの、まさに「最後」のチャンスが今回なのだ。おまけに地元開催、何としてでもポルトガルに優勝を!、それが私の願いだ。

 とにかく、イマジネーションあふれ、ハイ・テクニックであり、見ていて楽しく、ワクワクさせ、そして何より「芸術的」で「美しい」! これがポルトガルであり、その象徴的存在がフィーゴとルイ・コスタというわけだ。もちろん、彼ら以外にも期待の若手が何人も出てきている。それに、彼らを率いるのは、日韓W杯であのブラジルを優勝に導いたフェリポンことスコラーリ監督だ。このポルトガル/ブラジル、帝国主義時代からの因縁を持つ兄弟国による強力タッグで、私の期待はますます膨らんでいるわけだ。

 各サッカー専門誌、評論家筋の予想ではフランス、イタリアが優勝候補だ。もちろん、冷静な判断をすれば、私もそれを否定しないが、今は完全に個人的感情のみで7月4日の決勝戦は「ポルトガル対スペイン」で、ポルトガル優勝、MVPはフィーゴ! とさせていただきます。ああ、今月は眠れないね。
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by harukko45 | 2004-06-12 00:00 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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