U-23山本JAPAN最高!

 いやぁー、やってくれた! U23サッカー日本代表が見事にアジア予選を勝ち抜いて、アテネ・オリンピックの切符を手にした。その瞬間を見とどけて、今は最高の幸せに浸っているわけだ。昨日徹夜し、そして今朝も早く起きて、頼まれていた打ち込みの仕事をがんばって仕上げて正解だった。おかげで、この至福のひとときを十分に味わうことができるのだから。

 とにかく、代表の試合、今回のような親善試合ではない真剣勝負がおこなわれているときは、なかなか落ち着いて一日を過ごせない。まして、今回のオリンピック予選は想像以上にきつかっただけに、3月あたまから、今日まではハラハラ・ヤキモキの連続だった。しかし、こうして終わってみれば、ひょっとして脚本でもあったのかごとき、ドラマチックな展開のあとに最高のハッピーエンドとなったわけだから、文句のつけようがない、素晴らしいエンターテイメントでもあったということ。

 もう、彼らのことを「谷間の世代」とは誰も呼ばない。実にたくましい、戦う集団に成長した山本JAPANは今や、いつまでたってもしっくりこないジーコ率いるA代表よりも、数段魅力的であり、本番のオリンピックでの戦いぶりも大いに期待したい。とりわけ、今日の最終戦における、平山・大久保・田中によるスリートップのFW陣は、見る方をワクワクさせるに十分だし、これに阿部のフリーキック、石川・森崎の両サイドの上がりからのクロス、またトップ下の人材も松井・山瀬・前田と、実はなかなか多彩な攻撃陣が出来つつある。また、ディフェンスは長年日本の弱点でもあったセンター・バックの高さ・強さをトゥーリオの加入によって克服しつつ、那須や徳永、そしてボランチの今野(!)といった献身的にチームのダイナモとして働く人材の大奮闘によって、安定感を大きく増したのであった。

 また、山本監督の采配も、6試合をよく見渡した落ち着いたもので、チーム全体をきっちりマネージメントしていたことは大いに評価したい。UAEラウンドでの体調不良や、日本ラウンドでのバーレーン戦の敗戦という危機状態にあっても、冷静な選手起用により、終盤にきて2つのレギュラー・チームを持つというターンオーバー制を可能にしてしまい、今日の最終戦では最高のコンディションでアグレッシブな先発メンバーを送り出すことに成功した。よって、全6試合で最終戦が最高の試合になったわけである。そして、最高の感動を我々フットボール・ファンに与えてくれた。

 今回の山本JAPANへの讃辞には限りがないが、ここで気を抜かず、この後の夏の本番に向けて、より進化していってほしい。私もずっと熱い声援を送り続けるつもりである。とりあえず、今夜は素晴らしい戦いぶりを見せてくれて、見事に勝ち抜いた選手・スタッフ達に祝福とお礼を言います。山本JAPAN最高!
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by harukko45 | 2004-03-18 00:00 | スポーツ

 ジュンコさんのニューアルバム“trinta”のトラックダウンがすべて終了し、主なスタッフだけで試聴した。3年ぶりのフル・アルバムということもあり、去年12月から始まって約3ヶ月をかけての完成となったわけである。あとは3月2日にマスタリングをし、4月の発売を待つのみだが、これまで、何回かに分けて収録曲についてお伝えしてきたものを、ここで一足早い「裏ライナー・ノーツ」としてまとめてみようかと思う。


1.ふとした瞬間

 オープニングは、70年代ソウルを意識したこの曲。オケの「エグみ」と崎谷健次郎さんのメロディの「スウィートさ」とのブレンドが特徴。ジュンコさんのボーカルはあくまでクールで、力の抜けた感じが良い。割とドタドタしたような古くさいドラム・サウンドに六川正彦さんのグルーヴィなベースがご機嫌。エレピとオルガンのソロは私。Bメロのオクターブ下のボーカルは佐藤健さん。飄々と我が道をゆく土屋潔さんのギターも印象的。

2.あの頃のように

 中西圭三さんとジュンコさんの初デュエットで、佐藤健さんの曲。イントロでの二人のフェイクの掛け合いがまず気持ちいい。本編に入ってもその心地よさのまま、ふたりの素晴らしい唄を堪能してもらいたい。それを引き立たせるためのオーケストレイションは、ゴージャスさと繊細さに気を配った、私としても会心の出来。2コーラス目の中西さんのソロにゾクっとして、それに応えるジュンコさんの可愛らしさにニヤっとする。

3.裸の約束

 加藤大祐さんのメロディが実に良い、まさに今を感じさせるバラードに仕上がった。ジュンコさんを新しい世界に導いた加藤さんの才能に注目したい。まだ30代で、これからの活躍が大変期待できると思う。唄とメロディの良さを十分に生かそうとする控えめで繊細な彼のアレンジメントも好感がもてる。また、大事にメロディを唄っていくジュンコさんの素晴らしさをあらためて再確認できると思う。

4.Stray eyes

 ここから3曲続けて、ダンサブルでグルーヴィな作品が並ぶが、今回のプロジェクトで、もっとも豪華度の高い佐藤さんの曲。ダビングしていくうちに、曲のスケールがどんどん広がっていった。斎藤ノブさんのパーカッション、後藤輝オさんのサックス、古川望さんのギター、六川さんのベース・・・それに加えてケンさんと私とで組んだオーケストレイションなど聴き所は満載なのだが、ここではそれらのたくさんの素材を見事に生かし、まとめ上げた中山大輔さんのミックスを絶賛したい。

5.ミネラル・ウーマン(特に鉄分)

 まさに“Rainbow”時代の美乃家を彷彿とさせる土屋昌巳さんの強力ファンク・チューン。難波弘之さんのオルガンもご機嫌だし、土屋さんはギターのみならずベースも弾いている。ジュンコさんのシャウトが20数年の年月を吹き飛ばして、あの美乃家を現代に蘇らすのだった。土屋さんもジュンコさんも今も何も変わっていない、あの頃と同じなのだということに感動するし、楽しくてたまらない。

6.Say Love

 中西圭三さんのポップで心地よいメロディが、ある意味前の曲の毒を中和してくれる。と同時に、なにやらミラーボールでもまわりそうなムードがして、アルバムの流れとしては最高潮に盛り上がっていくのである。「もう一人の土屋」、オッサンこと土屋潔さんのミュート・ギターがご機嫌だし、インターとエンディングでのかなりイッチャッテル(!)ギターソロは、突然サイケなのだ。今回参加してもらったギター・プレイヤーの中では、ひょっとするとオッサンが一番キレちゃってるかも? それとジュンコさんのウキウキするようなボーカルが楽しい。

7.My Journey

 徳武弘文さんのアコースティック・ギターをフィーチャアした中西さんの美しいバラード。シンプルな中に「なつかしさ」や「やさしさ」を込めたボーカルとバッキングを楽しんでほしい。間奏での構成力ある徳武さんのソロが全体をより格調高くしてくれた。ただし、ドラムのサウンドはあえてマシーン・チックに。ここらあたりのセンスが中山さんのおもしろさ。少しひねくれてない?「いや、あなたのアレンジだって、ひねくれてる。」と返された。

8.Parallel

 次もアコースティックなムードでもう1曲。でも、あくまでタイトなグルーヴを失わないように仕上げた佐藤さんの曲。A&M風のブラスとオッサンのアコギのカッティングが印象的。ケンさんの妖しげ(?)なコーラスもなかなか効いている。そして、後藤さんのアルト・ソロが良い。ちょっと前のデビット・サンボーン風なダブリング・エフェクトがかかっていて、おもしろい。

9.星を探して

 このアルバムを代表する佐藤さん作の哀感あふれる大曲。ケンさんとジュンコさん二人の音楽への豊かな思いが結実したような傑作だと思う。間奏の土屋昌巳さんのソロについては何も語ることはないだろう。聴けばわかる、「ジュンペイ、ケンちゃん、マー坊」のコラボレーション、最高の瞬間をしっかりと残すことができたことを音楽の神様に感謝したい。この曲をどこに置くかが、今回の曲順でもみんなが悩んだことだが、ジュンコさんの「これで終わりたい。」の一言で最後にきまった。大正解だったと思う。
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by harukko45 | 2004-03-01 00:00 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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