カテゴリ:日々のあれこれ( 128 )

This Is Nippon

 内閣不信任案否決。とんだ茶番のあげく、日本の不幸はこれからも続く。これが、日本というものですか。

 衆院本会議前の民主党代議士会でのもろもろ、呆れました。一応、あの菅総理の演説で「辞意表明」になるんでしょうか。「メドが立ったら」っていつなんだ。どうせ、今の調子でノロノロやっているうちに秋以降に持ち越しだろう。おまけに、最高に呆れたのは「民主党をつぶしてはならない」「自民党に政権を返してはならない」って言ったこと。そんなことは国民にとっては第一義じゃないんだ!これで、大連立は全く消えました。政党を越えた救国内閣なんかはもう成立しません。

 昨日まで賛成票を投じると名言していた鳩山氏が首相の具体的な辞任時期を補足する「援護射撃」するにいたって、もう笑うしかなかったです。
 そして、原口議員までが首相支持に転じるのだから、やっぱり政治家っていうのを、信じてはいけないんですなぁ。

 小沢氏の本意はわかりませんが、いずれにしろ彼もすっかり力が無くなった証明ではないでしょうか。結果からすれば、自民党と民主党の小沢派議員はまんまとのせられて、土壇場で大バカを見たってことです。ここまで、コケにされても我慢するのが政治の世界なんですね、素晴らしい精神力です。というか、決断できないだけでしょうけど。うーむ、松木謙公議員が賛成票を投じて筋を通したけど、日本の社会では、これまた「大バカもの」になってしまうのでしょう。
 私の記憶では、小沢氏は「民主党だ、自民党だと言っている段階ではない」と語っていたはずだが、最終的には民主党存続が第一義になってしまったようだ。だが、それによりご自身の価値はずいぶん低下した。

 菅総理は1日の党首討論で、それまでは否定していた国会の会期延長を一転認める発言をしたが、どうやらこれにより、今年末までは二度と内閣不信任案は提出できないことになったわけで、何から何まで菅首相の延命につながることになった。恐ろしいまでの強運です。彼にとっては結構なことだろうが、国民にとってはますますの不運が続くだけだ。

 というわけで、存続が決まった菅総理には是非ともお願いしたい。今後は出来るだけ国民のじゃまをしないように心がけてほしいということです。口先だけの非現実的アイデアや余計な具体策など示す必要はないので、いち早く金と権限を地方に渡して、東北3県が自らの力と発想で復興できるようにしてあげましょう。もはや国の管理・規制など必要ありません。どうせ、永田町と霞ヶ関で考えたって時間ばっかり食うだけなので、東北は自由特区として彼らに任せましょう。

 原発事故に関しては、東電に今でも、どうせこれからも任せっきりなんだから、現在、福島原発の所長である吉田昌郎さんにより大きな権限を与えて、一民間人としてではなく、国家が任命する総責任者として今後をお任せしたらどうですか。そのかわり、彼の要望は優先次項として十分に受け入れるべきでは。だからこそ、早くに防波堤作ったらどうです。それから、彼らの作業環境の改善も国として配慮したらどうですか。

 で、あなた達が声高に主張する増税ですが、消費税しか言えないのは誰かに洗脳されているのではないでしょうか。テレ東のWBSで金融専門家が提案していましたが、それよりも固定資産や、高額貯蓄や株などに一定期間(1,2年)のみ課税したらどうですか、それも震災復興目的税と規定して。
 この緊急時、まずは持てる人々にお願いするのは悪くはない。消費税による「広い国民負担」を求めるのはもう少し後でも良いはず。

 それと、歳入のことばかりでなく、歳出面、特に政治家と公務員の給与削減こそ、この時期にやるべきことではないですか。元々、民主党のマニフェストにも書いてあったことなんだし。そうやって財源を確保することこそ、残り少ない命(?)であるあなたの政権が、これまでの失政へのせめてもの償いを国民に示すことになると思いますが。
 
 それにしても、納得のいかない、落としどころのない怒りをどこにぶつければいいのか。これほどまでに、国民をバカ扱いした政治家達を許していいのか。
 前にも書いたことだが、もう一度書きたい。今の日本人は忍耐の使い方を間違っている。上原春男先生が言うような「創造するための忍耐」こそが本来の姿なのに、無能な指導者を甘やかすだけの忍耐は、自滅につながってるだけだ。
[PR]
by harukko45 | 2011-06-02 16:50 | 日々のあれこれ

 日本というのは恐ろしい国だ。特捜という組織は冷戦時代のKGBやCIAのような悪名を後世に語り継ぐのか。昨日の堀江氏の会見においても、彼が語っていた事だが、「こんなことをして誰がいったい得をするのか」ということを特捜はやっているとしか言いようがない。
「成り上がりもの潰し、出る杭はうつ」は続く。こんなことをやり続けていくうちに、日本はどんどん落ちぶれて行く。何十年もずっとじり貧で、若者のやる気なんかどんどんなくなっていく。

 そして、最終的に判断を下す最高裁をはじめとする裁判官達も、検察側の言うがまま。まともな審理が行なわれる裁判は稀で、多くは検察が有罪と主張している内容の確認が裁判の実態で、日本の裁判の有罪率が99.8%という異常な高さ。
 もはや、検察が捜査に入っただけで、終わり。また、その後は取り調べにおいても弁護士の立ち会いもなし、もちろんビデオ撮影などの可視化もない。

 昨年の村木厚子さんの事件があって、やっと特捜への疑いが表で語られるようになったが、結局のところ、検察の改革、全面可視化などは何も進んではいない。

 どう考えても、今回の最高裁の判断は不公平だ。他にもっと大きな粉飾事件は多発しているのに、それらと比較して堀江氏の量刑は異常に重い。単なる「見せしめ」でしかない。

 堀江氏が昨日の会見で語っていた中で、特に印象的だった一つに、「日本の司法制度の根底にある大きな流れは江戸時代の『お白洲』なので、お上がすべてを決めて、お上に逆らった奴は首を切られる。」だった。そして、そこには極めて「情緒的」「感情的」な要素があって、「反省の態度が見えない」という理由から、断罪に処する傾向にある。

 日本の司法は法による裁きではなくて、禊ぎを求めているのであって、それは結局、法治国家の体を成している状況ではないのではないか。
 また、検察の批判をほとんどしないマスコミは本来のチェック機能を果たさず、時には先回りして「巨悪」の空気を作り出し、国民を洗脳している。

 日本という国は恐ろしい。3.11を境に、今までのおよそ先進国とは言えないようなシステムを、全て改革していくべきと思うが、正直、昨日のような最高裁の決定を聞くと、私程度の人間でも心が折れてしまいそうになる。
 今の若い人たちは海外に出たがらないようだが、このまま日本なんかにいたら決して幸福にはなれないかもしれない。政府も司法もジャーナリズムもこんなに駄目じゃ、海外に出て行くしかないかもと、真剣に思って当然だ。
 
 堀江氏をかつてのイメージで反感を憶えている人も多いと思うが、私は彼の数々の発言がずっと刺激的に感じていたし、その頭脳明晰さから来る斬新な発想と前向きなバイタリティ、そして豊富な情報量とそのリテラシーの高さこそ、今後の日本にゼッタイ必要な人材であり、大事な発言者だと思う。だが、最高裁はそれを否とした。不当であり、KYであり、大バカだ。
 
 今、これに抵抗する手段は「ライブドア事件」とは何だったのか、堀江氏が主張することは何なのか、をしっかり忘れずに、各自が考える。我々、日本国民は「お上」のために生きているんじゃない。
 それと、次回の最高裁判所裁判官国民審査では必ず「×」をつける。

 昨日の堀江氏の会見は、いろんな意味で興味深かった。大手マスコミは「被害者への謝罪と反省なく、検察批判を繰り返す」との報道が多いが、どこを聞いたらそうなるのか、呆れてしまう。彼はライブドアの株主に対しての謝罪をしているし、約3340人の株主のうち約3110人と和解し、賠償金(208億円)も払っている(残り230人の人々は係争中)。
 それに、批判は検察よりも大手マスコミへの方が多い。全体として、達観したような語り口なのが印象的だ。ニコニコ・ニュースが文字起こししているので、リンクしておきたい。

堀江貴文被告緊急記者会見(1) 「ゆっくり刑務所の中で本でも読みたい」ここから(6)まで。

 ついでに、それじゃ「お上」なる連中は何やっているのか、という象徴的なものがあった。
東電・保安院の記者会見 記者陣が誰もいなくてシュール
 海外メディア向けに英語による会見をやっていた東電と保安院だったが、もはや外国人記者にとっては「聞く価値なし」となって、誰もいない状況になった。日本国はいつまで「バカ」をやり続けるのか。
[PR]
by harukko45 | 2011-04-27 16:04 | 日々のあれこれ

 昨日は、大橋純子さんの仕事でNHKへ。BSの「J-Pop 青春の'80」という番組の収録でした。バンドのメンバーとも新年会以来の再会だった人もいて、やはり楽屋での話は震災のことが多くなりました。

 本番では、お客さんを入れてのライブ演奏で3曲を収録しました。スタジオに来てくれたジュンコさんファンの方々、ありがとうございました。皆さんの元気な顔が見れて、よかったです。
 演奏の方は、テレビって何度やっても苦手で、いつものようにリラックスしてやるという感じにはどうしてもなりませんが、何とか踏ん張ったという感じでしょうか。しかし、その本番中2曲目に後藤さんのサックスがセットから転落し、壊れてしまうという大ハプニングがあり、最後の曲では、低い方の音が出ない状態でのプレイになってしまい、大変気の毒でした。この場合は、もう一度やり直したからといって、解決できる問題ではないので、そのテイクが採用されました。
 大橋バンドは、5月中旬から皆で集まってセッションすることになっていますが、それらは夏のクラブサーキットに向けての準備となるでしょう。それまで、またしばらくお別れです。BSの放送は6月の頭のようです。

 さて、帰宅してからは、スペイン・サッカーの録画を見ました。スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)の決勝、今回この試合が要注目なのは、バルサとレアルの対決になったからに他ありません。先週のリーグ戦でのクラシコでは白熱した内容ながら1-1の引き分けでしたから、ますます国王杯への期待もふくらんでいました。
 で、その試合、本当に凄かった。一瞬たりとも見逃すことのできない内容、高い緊張感の連続で、心から堪能させてもらいました。
 
 全体の流れとしては、レアルが先週のリーグ戦で試した戦術がかなり成功したこともあり、この試合では自信を持って、よりアグレッシヴに試合開始からのぞんでいたことが大きい。それによって、前半は圧倒的にレアルのものに。守備をしっかり固めてのカウンターにより、大きなチャンスは確実にレアルが多かった。
 が、たぶん前半飛ばしすぎたツケが後半でて、今度はバルサのサッカーが機能、レアルの中盤はかなり疲れてきて、バルサが得点するのは時間の問題では、と思うほど追いつめられてた。

 ところが、そこをレアルのGKカシージャスが救った。再三再四のスーパーセーブでゴールを許さず、オフサイドの判定にも助けられた。ひょっとしたら、後半3点4点はバルサのものになっていたかもしれない。

 とにかく、90分間踏ん張ったレアルは、延長で再び盛り返したのだから、素晴らしい。延長前のあたりから、左サイドのディ・マリアがキレまくった動きをみせていたし、クリスティアーノ・ロナウドがあんなに凄いランニングを立て続けに見せたのも、ちょっと過去に記憶にない。その必死さ、執念みたいなものが、画面からがんがんに伝わった。
 そして、延長前半、ディ・マリアのクロスにパーフェクトに頭であわせたロナウドがゴール。凄かった。綺麗だった。

 その後は、バルサの超攻撃モードを何とか守り切ったレアル、ここ数年の鬱憤を一気に晴らした勝利をつかんだのでありました。うー、レアルのスーパースター達がこれほど泥臭いやり方でも、必死に結果を求めて、一致団結したのは、やっぱりモウリーニョ監督の手腕なんだろうな。そして見事に宿敵バルサに勝って優勝を果たしたのだから、文句なし。
 勝利後の爆発さ加減も凄かったけど、モウリーニョの胴上げっていう光景も海外では珍しい。

 とは言え、今年のクラシコはまだ続く。来週はチャンピオンズ・リーグの準決勝が控える。今後どうなるのか、レアルとしてはもうネタは出し切った感があるし、かたやバルサにはケガ人が多い。意地と意地のぶつかり合いは当然で、精神的には五分。だからこそ、監督の手腕が再び注目される。まだまだ楽しみはこれから。

 ところで、レアルはマドリードに帰っての優勝パレードで、なんと優勝カップを落として、それをバスが押しつぶしてしまうハプニングのオマケ付き。ちょっと、はしゃぎ過ぎで、不吉?
[PR]
by harukko45 | 2011-04-22 15:21 | 日々のあれこれ

 MSN産経ニュースに興味深い記事がのっていたので、リンクします。
科学技術立国のおごり…世界が「日本人」を考えたが、それ。

 こんな時だからこそ、特に「安全な側にいる日本人」はいろいろなこと、これまでのこと、これからのことを、じっくりと考えるべきと思う。そのきっかけとして、海外の人々が語る「日本論、日本人観」は刺激になるし、参考になると感じる。その内容は、震災直後と原発事故深刻化以後で、大きく変わるが、まさに表裏一体、それこそが日本人の本性に近いと、私は思う。

 くわしくは、記事を読んでもらえばよいのだが、自分のためにもここに簡単にまとめておきたい。

1.震災直後

 ・フランスの政治学者ドミニク・モイジ氏
 繰り返し訪れる破壊(戦争による壊滅、自然の猛威)を乗り越える力として、「西欧文明にはない集団的な規律、運命とそれへの抵抗、他者への配慮を合わせたユニークな遺伝子配列を日本人は持つのか」と日本の特殊性を語る。

 ・英経済コラムニストのマーティン・ウルフ氏
 「悲劇に鍛えられた文明があるとすれば、それは日本だ。日本人は(悲劇を)乗り越える」

 ・ワシントンの大聖堂で開かれた「日本のための祈り」(4/11)
 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が朗読され、その一節「アラユルコトヲ/ジブンヲカンジョウニ入レズニ」という他者優先の思想は、米社会には新鮮か。

 ・米小説家のポール・セロー氏
 危険を冒し原発の冷却作業に当たる技術者の姿に、「歴史的な惨禍が続く日本で、『サムライ精神』は固有の美学として生き続けている」と見る。

2.原発事故/科学技術立国のおごり

 ・フランスの経済思想家ジャック・アタリ氏
 日本人の「プライドと傲慢、秘密好き」は事故の深刻さを隠した。原発情報を公開し事故処理で国際的な支援を受け入れても「恥ではないのだ」。

 ・英誌エコノミスト
 (日本人の)美徳である服従心は政府や事故を起こした東京電力に「大失敗しても猛烈な抗議や社会不安を招かない」安心感を与え、今回の事故の遠因となった。

 ・米紙ワシントン・ポスト
 「ロボットで知られる日本だが、原発で役立たず」、日本のロボットは「話し、踊り、バイオリンまで弾く」が、原発災害は想定外だ。

 ・米紙ウォールストリート・ジャーナル元発行人のゴードン・クロビッツ氏
 「複雑なシステムが何を起こすかを予想する知識を人間は持っていない」「最新技術を使いながらもその不確実性を知る必要がある」

3.日本は変わるか? 

 ・米国の日本歴史研究家マイケル・オースリン氏
 これまで日本人は統治を何でも受け入れてきたのではなく、江戸期の百姓一揆を例に、「有事に無能な政治」は大衆の突き上げに遭ってきたと指摘。

 ・米政治評論家E・J・ディオンヌ氏
 自発的な団結の動きや独創的な被災者支援を例に、「改革とは上からではなくて、下から起きるものだ」と断言、民衆主導の変革の到来を予想。


 今の日本人は忍耐の使い方を間違っている。上原春男先生が言うような「創造するための忍耐」こそが本来の姿なのに、無能な指導者を甘やかすだけの忍耐は、自滅につながっている。

 
[PR]
by harukko45 | 2011-04-19 19:32 | 日々のあれこれ

 昨日(16日)は自分の誕生日で、54歳になったのだが、あらためて考えてみると1957年生まれというのは、これまでだと、いわゆる「しらけ世代」と分類されていた。
 しかし、3.11を経験した今、もはや昭和的分類による「戦後」という意味合いが消滅し、40年代後半以降生まれの「団塊の世代」(50年代前半「ポスト団塊」も広義として含む)、50年代後半生まれの「しらけ世代」、60年代生まれの「新人類」という分け方も無意味、単純にこれらの世代はひとまとめにして、「おいしいとこ取り世代」とか「勝ち逃げ世代」とでも今後は言われるのではないか。

 大雑把にいって1970年以降に生まれた人々は、ほぼバブル崩壊後に成人となったので、それ以前の日本人が謳歌したもののツケを払わされる世代、「後始末」の世代となってしまった。
 結局のところ、壮年期以上として今の日本の中枢を担うべき人々は、戦争を知らず、平和憲法という美名を隠れ蓑にし、安全保障はアメリカに任せっきりで、ひたすら経済的繁栄のみを求め、それを全て消費し尽くした。そして、バブル崩壊以降にさまざまな形で表面化した、負の遺産の抜本的解決をほとんど先送りしただけで、20年間放置し、2011年3月11日をもって、とてつもない不渡り手形を後世の日本人達に残すことになったわけだ。

 現在の菅総理率いる政府を批判しても虚しい気分になる。政治家のレベルはその時の民衆レベルを映しているものに違いなく、結局自己批判へと常に戻ってきてしまうからだ。「勝ち逃げ世代」に危機管理や有事対応なんかできるはずもなく、安全安心安定が絶対で思考停止になっていた世代に、リスク・コントロールの発想など、生まれてくるはずもない。

 今回の震災をきっかけに、大きな世代交代が起きることが望ましいのでは。なぜなら、今ある大きな問題の数々を、今後長期にわたって処理して行かなくてはならないのは、若い世代なのだから。

 今日、東電から原発事故収束に向けた工程表が発表されたが、簡単に言えば、準備(新たな設備建設等)に3ヶ月、その稼働による安定化に6ヶ月から9ヶ月かかるということ。個人的にはずいぶん楽観的な見通しだと感じるが、当事者が判断したのだから、今のところは是非とも首尾よく一つ一つの難問に打ち勝ってほしいと言うしかない。ただ、これによって、はっきりしていることは、この問題の責任は東電がすべて持ち、政府は周辺地域へのケアの方にシフトしていくようだ。この1ヶ月の政府の動向を見ていても、ほとんど現場任せであったのだから、責任もできるだけ回避という点では、基本的な姿勢はこれまでと何もかわらないということだ(どこかに消えた国有化論)。
 結局、少なくとも3ヶ月は微量ではあっても放射能物質の飛散、流出は続くのだろう。その間に大きなトラブルが起きないことを願うのみだ。なぜなら、我が政府は応急的、緊急的対応が極めて苦手であることを、この1ヶ月でしっかり証明したので。

 先日始まった復興構想会議も、いかにも古い世代の討論会の様相で、たぶん最終的に出てくるものも、旧世代的なものになるのではと思っている。それも、のんびりと6月頃をめどにしているとのこと。この辺の時間感覚が、IT時代とのギャップを感じてしまうのだ。
 
 さて、ということで、これからの人々はもう政府に頼ってちゃ、駄目でしょう。今までのように「お上」に言われるのを待ち、「お上」の言う通りにして、文句も言わずに我慢するなんてしてたら、いつまでたっても始まらない。政府やら役人やらが出来るだけ、我々のじゃまをしないようにしてくれる方が、絶対にいい。
[PR]
by harukko45 | 2011-04-17 23:54 | 日々のあれこれ

震災から1ヶ月経っても

 菅総理の昨夜の会見を聞き、とにかくこの人を代えなければ復興も原発も解決されないと、あらためて、あらためて、もう一つあらためて、思った次第。もう、うんざり。

 まず語られた復興のヴィジョンについて。昨日語られたのは、単に本の前書きの部分だけである。目標へのいくつかのステップとタイム・スケジュール、各段階でやるべきことを言わなければ、現場の人々や被災者は動けないし、モチベーションも上がらない。ボンヤリしたお題目だけならべるなら誰でも出来る。1ヶ月もかかって、これしか作文できないのなら、落第してもらうしかない。
 そして、それらの具体的な青写真は有識者による「復興構想会議」が議論し、6月をメドにまとめる、なんて、呑気すぎる。いや、ノー天気すぎる。

 「阪神・ 淡路大震災の時には震災関連法16本のうち3本が1カ月以内に成立、8本が約40日で成立したのに比べ、今回はいまだゼロ」という事実をどう考えているのか。「〜会議」と「〜本部」ばかり、たくさん作るだけで、未だに何も結果を出せていないじゃないか。
 つまり、会議や野党からの提言等で、具体的なアイデアは出ていても、誰かさんが決断できないままズルズルやっているから、「会議は踊る」と参院議長に批判されてしまうのだ。

 そして、原発問題に関して。いろいろすったもんだしたあげくに、今や菅総理はこの問題から逃げ出そうとしているようにしか見えない。震災直後に東電幹部を怒鳴りつけるほどの意欲は、事態の長期化と深刻さが衆知の事実となった時点で、すっかり消えてしまったのではないか。
 例えば、放射能汚染水の海への放水も簡単に許可、それを国内のみならず、海外にも十分な説明・通告をせず、近隣住民には「自主避難」やら「計画的避難」と、政府に責任が及ばないようなアヤフヤな言い回しに終始、そしてついに今後の見通しと補償は「まずは東電が」と、完全に責任を押し付けている。

 1ヶ月経っても、安定した冷却段階への道が見えず、ついに「レベル7」の評価になってしまったのは、ひとえに政府の無能さが原因であり、そもそも民間企業1社に任せておける問題ではないことを、いち早く理解し、決断していかなくてはいけなかったのだ。今のような調子では、放射能物質の垂れ流しが何ヶ月続くのかわからない。それでなくても、安定した冷却から収束まで3年から5年、もしくは10年はかかるというのに、これでは全く先が見えない。
 保安院と安全委の会見で、「レベル7ではあっても、放射線量はチェルノブイリよりもずっと低い」なんて、よく言えたものだ。福島原発はまだ収束してないんだぞ。

 もはや一刻も早く、首相を代えなくては何も進まないし、日本は元気にならない。もっと良き、少なくとも「マシな」リーダーに代えるためなら、政局になってもしかたがない。特に閣外にいる民主党議員達は、いくら「小沢グループ」として干されているとは言え、このまま動かずにいるならば、彼らも同じ「戦犯」だ。もう、すでにほとんどそうだと思うが、今からでも立ち上がってくれなければ、本当に日本は沈没してしまう。

 大前研一さんの最新の映像がYouTubeにアップされた。今回はごく短いが、世界の日本への見方が「同情と哀れみから怒りと侮蔑への変化」したことを厳しく指摘している。




 
[PR]
by harukko45 | 2011-04-13 01:36 | 日々のあれこれ

上原春男先生に注目せよ

 4月6日のニコニコ生放送でフリーランスのジャーナリストが主催する上原春男氏の会見が放送されたが、この映像を是非多くの方に見てもらいたいし、発言内容に注目してほしい。

 上原氏は元・佐賀大学学長で、工学者。海洋温度差発電システムである「ウエハラサイクル」の発明者であり、CCFLも氏の発明とのこと。そして、現在問題となっている福島第一の3(5?)号機の設計に関わり、主に循環式冷却装置の開発に携わった方だ。
 で、今回の震災後すぐに、原発の危機を把握、政府にも進言を早いうちから行っていたのだが、いっこうに氏の提案は受け入れられず、現在のような深刻な事態になったことを深く憂慮しているとのこと。

 上原氏の提案する「外付け熱交換機による原子炉冷却」案(佐賀新聞4/5に掲載「上原元佐賀大学長 原子炉冷却方法を国に提案」)は4日なって、ようやく官房長官の元に渡ったようだが、その後どのような進捗状況なのかは不明で、ここでもまた、現政府のモタモタさに辟易させられる。
 7日の官房長官記者会見では、この件を聞かれた長官は「提案があるということは承知している。あらゆる実現可能な手段について、前例にとらわれず取り入れられるものは取り入れるよう、指示を出している」と答えるのみだった。「枝野長官、原発事故に対する設計者・上原春男氏の提案に言及」

 とにかく、この先生の話はすごい。ひょっとしたら、この人が日本を救うことになるやもしれない。今後、政府がどう動くかが一番の問題だが、そこに上原春男先生がからむか、ここしばらくは要注目だ。

ニコニコ生放送の映像上原春男氏共同インタビュー ​主催:自由報道協会(28分頃より、開始)

 岩上安身氏によるUstream配信映像




 この後、場所を代えての二次会までアップされている。「上原春男氏(福島第一原発3号機設計者)を囲んでのフリートーク」こちらも必見。

  YouTubeにもアップされているので、そちらからも見れます。daigentagmailcomさんのアップで原発設計者 上原春男氏共同インタビュー pt1から7つに分割されています。
 
この時の上原氏の発言を聞いてツイートされたものをまとめたのがコチラ
書き起こしはこちら

 原発問題以外でも、海洋温度差発電やCCFLの話、節電から今後のエネルギー問題等々、上原氏の言葉は実に興味深いものばかりだ。
[PR]
by harukko45 | 2011-04-08 06:22 | 日々のあれこれ

 東電が放射能汚染水を海へ放水し、これを保安院も追認。気象庁の放射性物質拡散予測をずっと公表してこなかった政府。自民党が大連立拒否。そして今日、インターネットを狙い撃ちした総務省の情報統制に近い要請。

 震災直後は 「私たちは日本と共にある」「日本人はすばらしい」「がんばれ、日本」、だがこれからは「日本は加害者」「いい加減にしろ」「放射能汚染テロ国家」に転ずるであろう世界の目。
 本当に見事なまでに日本国を転落への道に導いた菅総理には、いち早く退陣を求めるしかない。恐ろしいほどの指導力のなさ、考察力のなさ、先見性のなさに、もはや同情の余地はひとかけらもない。
 それを示す最たるものが、放射能汚染水の海洋に流出という決定だ。

 元佐賀大学学長の上原春男氏(福島第一原発3号炉、5号炉の設計、外部循環式冷却装置の開発者)の言葉がすべてだ。
 「なんで、あんなことをしたのか。海洋に放射能汚染水を流すなんて信じられませんよ。誰がそんなバカなことを決めたのか。これで日本は世界中を敵に回した。恥ずかしい。せっかく信頼のある国だったのに、本当になんてことをしてくれたんだ」

 くわしくは、フリージャーナリストの上杉隆氏の記事を読んで欲しい。「日本が「海洋汚染テロ国家」になる日――放射能汚染水の海洋投棄に向けられる世界の厳しい視線」

 気象庁は原発事故による放射性物質の拡散予測をIAEAの要請に基づいて、連日観測・報告していたにもかかわらず、日本政府はそれをずっと公表してこなかった。ドイツなどの国々が観測データを公表していたが、これは日本の気象庁のデータに基づくものであり、各国の気象機関が協力して拡散予測を行うのが当たり前だったのだ。つまり風評を広めているのは、海外メディアではなかった。やるべきことをやっていないのが日本なのだ。
 それを追求されて、枝野長官が「公表すべきだった」とは。これが大本営の正体か。

 自民党も「昔の名前」を振りかざす長老議員たちが突然「大連立」に色目を使いはじめたが、菅氏が辞任しないかぎり無理って、あっけなくご破算。今の菅総理と組むのは、毒まんじゅうが大好きだった自民党でもヤバいことなんでしょう。

 そして、今日。総務省が「流言飛語への 適切な対応に関する要請」というお偉い文章で、事実上のネットでの情報統制を開始。これについては、テレビ・新聞はあたらずで、驚く事に大新聞やテレビのニュースではこの件はほとんど触れられていない。まるで、かつて来た道、「大本営発表とそれに加担する大新聞」。

 閣外にいる民主党議員達は、このままの状態を放置しておくつもりなのか。参院議長がついに政府批判を始めたぞ。「西岡議長、政府を痛烈批判…首相進退まで言及」
[PR]
by harukko45 | 2011-04-07 20:24 | 日々のあれこれ

 うー、またまたグッドなブログを見っけ。これって、本当共感しちゃう。ACジャパンにかり出されちゃったタレントさん、サッカー選手にちょっと同情もしちゃうんだけど、とは言え、私はこの人の意見に大賛成。
「ニッポンよ、復興し未来を築くには古き良き日本に立ち返ることが大事と勘違いしてないか?」

 非常時だからって、日本全国「がんばろう」じゃないし、「欲しがりません、勝つまでは」じゃないと思うのだ。
 精神論を最初に持ってきて、今までを全部チャラにしようって意識は、基本的に納得できない。冷静な議論と、そこにさまざまな意見の修練があってこそ、みんな団結できるはず。ただただ、根性だけじゃ、絶対に勝てない。もちろん、根性がなきゃ、勝てないこともよくわかってる。
 とにかく、有名人がキャンペーンしているからって、そのまま鵜呑みにして洗脳されちゃだめだ。もう、昭和じゃないし20世紀でもない。
 
 「復興のために一番重要なことが団結心(連帯・協調性など似たような言葉)を高めることであり、1つになって団結できれば復興できるかのような単純な話に聞こえてしまう。」
 「日本人の長所として鼓舞する程度なら良いが、強調しすぎて団結心という精神論に日本人を逃げ込ませていないだろうか?」

 本当にその通りと思う。
[PR]
by harukko45 | 2011-04-06 00:43 | 日々のあれこれ

冷泉彰彦氏のブログ

 ニューズウィーク日本版に掲載されている、冷泉彰彦氏のブログ"プリンストン発 新潮流アメリカ"に、アメリカの原子力専門家が、今の「フクシマ ダイイチ」をどう見ているのかが、わかりやすくまとめてあった。
「東電原発事故、アメリカの当面の見方から「全体像」は浮かぶのか?」

 その専門家とは、スチーブン・チュー米エネルギー長官(ノーベル物理学賞受賞)、グレッグ・ヤツコ米原子力委員会(NRC)委員長、アラン・ハンセン氏(仏アレヴァ社系列の燃料処理企業の幹部、元IAEAの研究員)というトップレベル。

 で、この3人の見解を総合したあたりが、アメリカでの平均的な現状分析ではないか、とのこと。

 短くすると、
(1)燃料の溶融が最も激しいのは「1号機」で70%、次いで「2号機」の33%

(2)最悪の状態においても、溶融した燃料は飛沫が圧力容器内に飛散した可能性はあるが、「圧力容器底部の底抜け」が起きている可能性は低い。従って臨界の可能性は低い。

(3)「1号機」「3号機」の建屋内で水素爆発が起きるのは「設計上の仕様」であり、その際に建屋がうまく上部だけ崩壊して格納容器を守るのも「仕様」。ビジュアルではひどい爆発に見えるが想定内。

(4)「2号機」では、恐らく建屋上部ではなく「圧力抑制室」に水素が溜まって爆発したのではないか? 原因不明の線量の急上昇や、線量の高い汚染水の存在からそのような推測が成立する。

(5)圧力容器内に(底ではなく横、もしくは配管系)マイナーなダメージがあると見るべきではないか。とにかく現状では、水で冷却すると汚染された蒸気が出る、それが漏れる中で、放射性物質の大気中への放出はゼロにはなっていない。

(6)「4号機」の燃料保管プールは、恐らく相当長い間「カラだった」と推測できる。仮にそうであれば、「4号機」からは空気中に相当な線量が出ていたと推測できる。今はプールに水が満水で、安定に向かっていると考えられる。

 ということで、日本政府の見解に近いが、同じような内容でも、ストーリーがあるので、説明としてわかりやすい。日本の会見がいかに下手で、全体像を示せないので、海外から「情報不足」だ「隠蔽だ」となるわけだ。
 しかし、冷泉氏は大前研一氏が27日に指摘している「最悪のシナリオ」の可能性は全く排除できないともしている。

 氏が最後に述べているように、日本政府ももうちょっと真っ当で整理された「現段階の正式見解」を早くだしてほしい。そうでないと、ますます国際社会からの信用は堕ちるばかり、今の調子を続けていると、日本人への同情と支援から「放射能をまき散らす加害者」への怒りにかわってしまう。もちろん、日本国民だって怒っている。
[PR]
by harukko45 | 2011-04-05 23:57 | 日々のあれこれ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31