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 そもそも、「国民栄誉賞」とはなんぞや?

 『国民栄誉賞は、栄典とは異なるが、内閣総理大臣表彰(総理府内閣総理大臣官房人事課で所掌)の一つ(その中でも最もポピュラーなもの)であり、同賞は、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対して、その栄誉を讃えることを目的」として1977(昭和52)年8月(福田内閣時代)に創設された。』

 私の記憶では、読売ジャイアンツの王貞治選手のホームラン世界記録の達成を讃えるため、政府も何かできないか?といったことがきっかけであったと思うのだが。であるから、第一回の受賞者は王選手で、その後、現在までに15人の受賞者がいるので、表にしてみることにした次第。

1王 貞治   1977年9月5日
     ホームラン新記録達成の功
     1977年9月3日に記録達成
2古賀 政男   1978年8月4日
     「古賀メロディー」作曲による業績
     1978年7月25日に死去
3長谷川 一夫   1984年4月19日
     真摯な精進 卓越した演技と映画演劇界への貢献の功
     1984年4月6日に死去
4植村 直己   1984年4月19日
     世界五大陸最高峰登頂などの功
     アラスカで行方不明
5山下 泰裕   1984年10月9日
     柔道における真摯な精進 前人未踏の記録達成などの功
6衣笠 祥雄   1987年6月22日
     野球における真摯な精進 前人未到の記録達成の功
7加藤 和枝(美空ひばり)   1989年7月6日
     真摯な精進 歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた功
     1989年6月24日に死去
8秋本 貢(千代の富士)   1989年9月29日
     真摯な精進 相撲界への著しい貢献の功
9増永 丈夫(藤山一郎)   1992年5月28日
 歌謡曲を通じて国民に希望と励ましを与えた功 美しい日本語の普及に貢献
     1993年8月21日に死去
10長谷川 町子   1992年7月28日
  家庭漫画を通じて戦後の我が国社会に潤いと安らぎを与えた功
     1992年5月27日に死去
11服部 良一   1993年2月26日
     数多くの歌謡曲を作り国民に希望と潤いを与えた功
     1993年1月30日に死去
12田所 康雄(渥美 清)   1996年9月3日
 映画「男はつらいよ」シリーズを通じ人情味豊かな演技で広く国民に喜びと潤いを与えた功  
     1996年8月4日に死去
13吉田 正   1998年7月7日
     「吉田メロディー」の作曲により国民に夢と希望と潤いを与えた功
     1998年6月10日に死去
14黒澤 明   1998年10月1日
 数々の不朽の名作によって国民に深い感動を与えるとともに世界の映画史に輝かしい足跡を残された功
     1998年月9月6日に死去
15高橋 尚子   2000年10月27日
     女子陸上史上初の金メダル獲得で国民に感動を与えた功


 これを見て気づくのは、スポーツ選手は現役・あるいは引退時に受賞しているが、芸能・芸術関係の受賞者は死去のさいに送られたケースがほとんど(藤山一郎さんを除く)であるということだ。個人的には、美空ひばりさん、服部良一先生、黒沢明監督には生前から、こういった栄誉がおくられるべきだったと思うし、その功績がタイムリーでインパクトの強いスポーツに比べて、芸能関係が多少軽んじられてはいないかとも思えてくるのだ。

 だからというわけじゃないけど、やっぱ、この賞はなんか胡散臭く感じちゃうんだな〜。ここに並ぶ人達の素晴らしい功績に対して、それを簡単なものに表しちゃって、本当の敬意にやや欠ける気がするのだ。他にもっとスマートな表現の仕方ってないものなのかな?そもそも、わたす方の政治家や官僚が国民から尊敬されてないんだから、いかにも宣伝に利用しているなんて勘ぐられてもしょうがないんじゃない?

 要は、後付の賞なんかでお茶を濁すより、文化・スポーツへの常日頃の取り組みのお粗末さを、もうちょっと政府・お役人は考えてみたほうがいいんじゃないかということだ。ジャンジャン!

 ところで、編集長からのもうひとつのお題、「バンマスの栄誉について」。結局のところ、他のバンマスがいかなる仕事ぶりで、いかなる栄誉を受けている存在なのかどうかは知り得ず、自分のことしかわからないわけで、そこから判断するに、バンマスとは、ちっとも栄誉に浴するような職ではないのでありまして、今までも、そのような扱いを受けた例しがありません。

 バンマスはバンドをまとめる役目ということになりますが、実は他の人がやらない雑用が主な仕事にふくまれますし、また、一般にバンド内部というのは、上下関係もなく、いたって自由奔放なムードなのです。とかく、個を捨てること(犠牲にすること)が、全体(チーム)に貢献することであると語られがちな日本ですが、それはチーム・プレイというものへの誤解であって、実は卓越した個人プレイ・個性が、生かされていなければ、本当のチームプレイ・全体への貢献は成り立たないはずなのです。極端な話、メンバー全員が自分の得意なことをやり尽くすことがチーム(バンド)への最大の貢献になり、そのチームは真に強いチームとなりうるのです。

 そういう環境をつくり、気を配るのがバンマスの本当の役目と考えておりますので、実際のオイシイ部分は他のメンバー、もちろんジュンコさんをはじめとするフロントの皆さんが持っていくわけで、私など、とかく栄誉とは全く無縁なのであります。でも、たまにはみんなに誉めてもらいたいわ〜、なんちゃって。

 それでは、お後がよろしいようで。
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by harukko45 | 2001-11-02 00:00 | 日々のあれこれ

 なかなかこのコーナーの更新が進まないのに業を煮やした、植村編集長から、「僕がお題を出すから、それについて書いてください。」とのこと。

 いやぁ、別にさぼってたわけじゃないんだけど、他の仕事に時間を割いているうちに、いまひとつ霊感が降りてこず、日々過ぎ去ってしまったのよ。ごめんちゃい。でも、たまにはこうやって、お題を頂戴してあ〜だ、こ〜だ書くのもいいかもね。けっこう勝手気ままにできるかも?

 というわけで、今回のお題は、「イチローと国民栄誉賞とバンマスの栄誉について」。ふ〜ん、まずはオイラの好みのネタをだしてくるあたり、なかなかやりますな、編集長殿。

 それでは、いってみますか。まずは、10月26日新聞紙上に、こんな記事がのりました。

 『政府は26日、米大リーグ・アメリカンリーグで首位打者に輝いたイチロー(本名・鈴木一朗)選手(28)に国民栄誉賞を贈る方向で検討に入った。小泉首相は同日午前、記者団に「国民栄誉賞ものの活躍であることは間違いない」と語った。安倍晋三官房副長官も記者会見で「日米にまたがり8年連続で首位打者になるという前人未到の偉業を達成した。国民の中から(栄誉賞をという)声があるのも確かだ。本人の意向を踏まえて考えていきたい」と述べた。』(朝日)

 そして翌27日には、次のような記事が。

 『米大リーグ「シアトル・マリナーズ」のイチロー(本名・鈴木一朗)選手(28)は26日、政府の国民栄誉賞授賞の打診に対し、「まだ若い」などと辞退の意向を伝えた。政府は本人の意向を確認したうえで最終判断するとしてきたことから、イチロー選手への国民栄誉賞は見送られることが確実になった。』

 イチローが今年国内外を問わず、最も活躍したスポーツ選手であることに異議をはさむ人はまずいないでしょう。大のスポーツ鑑賞好きを自他ともに認める 私自身も、今年イチローが大活躍するシアトル・マリナーズをとおして、アメリカ・メジャー・リーグを見る喜びをおおいに味わったわけで、彼をいくら賞賛してもしきれないと感じている一人でもあります。が、だからといって、すぐに政府が「国民栄誉賞」を送るという発想はどうも気に入りません。だいたい、「国民の中から声がある」なんて、ほんとうですか?こういう言い回しじたいが、いかにも政治家的・官僚的ではありませんか。この手のものは前々から、政府の宣伝や受けねらいに使われるようなきらいがあり、どうにも胡散臭く思えてくるのです。

 それを、イチローが自ら、「まだ若い」と辞退することは、風貌も精神もサムライを感じさせる彼らしく、全くもって納得してしまいます。よく考えれば、当たり前なのです。イチローにしてみれば挑戦が今始まったばかりなのです。彼の歩む野球道・サムライ道は、まだまだ極められてはいない、まだまだ可能性が秘められているのです。その一年目の活躍を取り上げて大騒ぎしたがるのは、いかにも日本人的な「熱しやすく、冷めやすい」心根を表しているようにも思えてきます。真に彼を愛し、応援するならば、「栄誉賞」などというような博物館的趣味の発想はやめて欲しいのです。

 まあ、首相がイチローに栄誉賞を贈りたいと賞賛するのは良しとして、それより変に感じるのは、それを彼が辞退したなどという記事がスポーツ誌を中心に大々的に一面をかざるのは何故なのか?だいたい、こういう情報が内閣官房からマスコミにリークされて、まるでスキャンダルのような報道として扱われることが、イチローにたいして失礼ではないのか?偉大な功績を残した人への敬意にかけるのではないでしょうか。この国に何人かいるアホーが、イチローが国家からの賞を辞退するのは不遜な態度だ、などと言いかねないからです。そういう、配慮にかけるのです、この国の政府、メディアは。

 そもそも、普段の政治・外交などのニュースに、政府・官僚サイドからのリークものが、なんと多いことでしょうか。我が国のマスコミ関係者はそういったものを、よくチェックせず垂れ流していることが多くありませんか。その方が無責任で問題です。

 なんでもかんでも、お上からのお達しをありがたく承るのでは、封建制度の時代や先の戦時中とかわらないのです。ですから、垂れ流される情報について、受け取る我々もある種の批判的精神をもって臨まなければ、真実を見誤ることにもなりかねないのです。(To be continued)
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by harukko45 | 2001-11-01 23:00 | 日々のあれこれ

追伸:はがくれ

 大阪2日目の午前中、私はリハーサル前にどうしても行かねばならないところがあった。ホテルから、大阪駅方面に歩くこと約10分、目指すは駅前第三ビルの地下2階、「はがくれ」である。うどん、ウドン、饂飩なのだ!旨い物にはこと欠かない大阪にあっても、この店は東京のグルメ本にもよく掲載されている有名店だが、まだ一度も訪れていなかった。そこで、供される饂飩については、本を読みながら想像して、頭の中では何度も食べているのだが、いざ、本物に会えるとなると心拍数もあがり、歩くスピードも早まるというものだ。こういうときは、誰にもじゃまされず、そっと一人で訪れたい。だから、ちょっと水くさいようだが、他のメンバーのみなさんには内緒なのだ。

 行列ができること必至であるから、開店11時前に到着していなければと、約20分も前に着いてしまった私は、しばしコーヒーなど飲みながら、店の方をうかがった。すると、箱に入った小麦粉の上に ビニールシートを敷き、その上から店員さんが代わる代わる裸足で踏んでいるのが目にはいった。ん〜、これが田中康夫氏の「いまどき真っ当な料理店」でも書かれていた光景か!もうすでに、興奮気味の私であった。

 それに見とれているうちに、人が並び始めたので、こりゃいかん、とばかりに、私も行列に加わらねば。幸い4番目を確保できたのだった。そして、すぐに注文の品を尋ねられた。なぜなら、ここの饂飩は、注文を受けた後に生から麺を湯掻くからで、10分近くの時間を要するのだ。

 フフフッ、注文は3日前から決まっているのだ。「生じょうゆうどん」、それも二玉からなる大盛り(通称ダブル)、まずはこれっきゃないでしょう!おばちゃんにそれを告げただけで、よだれが出てきたわい。

 店のカウンターに通され、しばし待って、目の前に出された丼が、おお、夢にまで見た饂飩ではないか!なんと美しい輝き。そして、別皿におろしとねぎと酢橘がもられているのみなのだ。すると大将とおぼしき人(天谷雅之氏)が、「初めてでっか?」「ハイ、教えてください。」ということで、店主じきじきに食し方をご教授ねがった。饂飩の上におろしとねぎを置き、酢橘をビシっと絞り、そこに讃岐産の醤油を一回、二回、半とかける。まずは2,3本とって、一気にすすれとのこと。ズズズズ〜っと。「どや?」「ウ、ウマイ!」「そういうことや。あとはご自由にな。」

 出汁の味よりも麺の腰が命というのが氏の哲学なのだ。腰が強いといっても、当然そんじょそこらの、ただ硬いだけのものとは訳が違う。喉を伝わる清涼感とでもいう快感。そして、そのスキッとした後味の良さ。この喉越しの素晴らしさをなんと表現したらいいのか。私のつたない文章力では到底お伝えできないので、前出の田中氏によれば、「ツルツルッなる形容を越えて滑らか、ニュルニュルッなる形容を越えて艶やかな質感」、ん〜、さすがに小説家はうまいこと言うな〜。こんな時、ウマイウマイしか言えないのもくやしいな〜!

 夢中で饂飩をすすり、その悦楽は5分も経たずに終焉の時を迎えた。店の外をみるとあっという間に長い行列ができている様子。のんびり席を陣取っていては、迷惑千万。大将の「どうも、おおきに。」にこちらも軽く会釈して、会計する。「600円です。」「え、ダブルですよ。」「大盛りでもお値段同じですねん。」「へぇ〜、そうなんですか!」なんか、えらく得した気分!涙涙。

 旨い物を食った後はすこぶる気分がいいに決まってら〜!名前の通り、「はがくれ」/武士道ならぬ饂飩道を極める職人の技に完全に脱帽、恐れ入谷の鬼子母神ったぁ〜このことだ!次回の大阪でも必ずいくぞ!ホテルに戻る足取りもますます軽やかな私であった。

 追伸:実はホテルに帰ってみると、そのビルの地下の飲食店街に「はがくれ」の支店があったのだった。なんとも灯台もと暗し。であるから、閉店3時前に、またまた行ってしまったのだ、そして、ダブルしてしまったのだった。(今度は「きざみうどん」にしたけどね。)あ〜、うまかった。ご馳走様でした。
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by harukko45 | 2001-09-24 00:00 | 日々のあれこれ

That's A Entertainment

 前回のぼやきから一ヶ月経ってしまいましたが、みなさんお元気でしたか?いや〜、大きなお世話ですか、失礼しました。しかしまあ、この間に小泉氏が日本国の首相になりましたねえ。確かに彼は魅力のある人物であることは確かですが、支持率80%は高すぎませんか?とかく日本人は熱しやすく冷めやすい国民性なのです。出る釘は打たれるという風土でもあります。最初のうちはチヤホヤしておいて、そうしながら、あら探しして一気に引きずりおろすなんてことはよくあるじゃないですか。数ヶ月後には手のひらを返すように不支持にまわっている人が多いかもしれません。

 とはいうものの、このあいだの国会中継は私が生まれてから初めて面白いと思いました。野党の代表質問に対しての首相の受け答えには思わず引き込まれたというか、正直バカウケしてしまいました。実際テレビなどで、それなりの人物たちが意見を戦わせるのをみるのは、なかなか楽しいものです。田原総一朗氏がやっている「朝まで生テレビ」や「サンデープロジェクト」などが良い例でしょう。ああいうところでの白熱する論戦をなぜ国会ではやらないのか、いつも歯がゆい思いを感じていましたが、小泉氏の登場でその可能性が少しは出てきたということでしょうか。

 そういった期待も持ちながらも、私は小泉首相に対しては少し冷静に見ていきたいと考えます。とにかく、彼のいう改革とは具体的に何を、どのくらいのスピードで行うのか、そして何より自民党でできるのかどうかなど、まだまだわからないからです。ということで、これからしばらく政治から目が離せないということでしょうか。ただ、久しぶりに政治で楽しませてもらったのでした。

 話かわって先日、King of FUNK/James BrownとEarth,Wind&FireのライブがNHK-BSで放送されました。両者ともまさに、「これぞショウだ!」という一言でありました。あーだ、こーだ言うてる場合じゃありません。楽しいのです。おもろいのです。

 James Brownはピッツバーグ(だと思ったけど)でのコンサートでしたが、とにかく舞台になにもひかないで、じかに楽器やアンプをセットしただけのシンプルさに、まずはヤラレました。二組のリズムセクションを曲ごとに使い分け、おなじみの司会者やマネージャー登場しての「マント・ショウ」、何故か現れる昔のゴーゴーガール風の白人ダンサー、そして、なんてったってすごいのが、曲つなぎとテンポチェンジの素晴らしさ!これについては、見たことある人ならすぐわかるでしょうけど、親分の指示にピタっとバンドがついていくスリリングさがたまりません。同業者として、いつも感心するし敬服します。ボスの動き、気配をすべて見逃すまいとしているようなドラマーの真剣な眼差しが実に印象的でありました。もちろん、御大ジェ〜イムス・ブラウンのボーカルはまるで衰えを知らないすさまじさでありました。

 一方、Earthは東京国際フォーラムでの模様でした。全盛期のメンバーは三人だけでしたけど、後から後からヒット曲の連発には否応なく盛り上がってしまいます。サウンド面では、テープ(ハードディスク?ADAT?あるいはProTools?)との同期を多用したり(特にコーラスの補強)して、全くの生ものだったJ.Bとは対照的でしたが、 こちらはある意味、良く作りこんだステージングと言えるでしょう。やっぱり曲がエエな〜。思わず口ずさんじまうのだ、サビのメロディーを!アレンジも良くできてるな〜とあらためて感心し、Phillip Baileyも相変わらず素晴らしいボーカルでほんとに嬉しかったのでした。

 同じブラック・ミュージックであっても音楽的に「タカ派」と「ハト派」ぐらい違うイメージを持つ両者ですが、二日間見て感じる素晴らしい共通点は、とにかく「お客を掛け値なしで喜ばせる、楽しませる」精神でした。あ〜やっぱ理屈じゃないなって再確認する次第であります。あっしなんかまだまだアオイってことよ!ね、大将。

 さて、政治に音楽ときましたので、ついでにサッカーについて語らせていただきます。やはりヨーロッパでしょう。特にチャンピオンズ・リーグは準決勝がおこなわれ、ついにユーロクラブ・チャンプを争う2チームが決まりましたね。

 アウェイ・ゲームにおいて、手堅いディフェンスでリーズ(イングランド)のイケイケ・サッカーを引き分けで乗り切った我らがバレンシア(スペイン)は、ホームにおいて、一転して超攻撃的に攻めまくり3-0で相手をねじ伏せました。サンチェス2点、メンディエタのだめ押しと、文句のつけようがありません。これぞ、オーレ!でありました。30歳以上ばかりのベテランが並ぶディフェンス陣や、「第二のマラドーナ」との評判高い若きファンタジスタ、アルゼンチンのアイマール坊やの活躍も絶賛に値するものでした。

 かたやもう一試合、実にしたたかな試合運びでレアル・マドリッド(スペイン)の攻撃をかわし、エウベルのひと振りでアウェイを勝ったバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)も、ホームにおいては、試合開始のホイッスルが吹かれるや否や、猛烈なアタックを見せました。これには、背筋がゾクっときましたね。スゲェー!バイエルンのすさまじい気合いに感動してしまったのです。そして、またしてもエウベルが決め、フィーゴに1点返されるも、見事なトリック・プレイでイエルミンスが決勝点をゴールに突き刺したとき、レアルの2連覇は夢と消えたのでありました。

 あ〜、華麗なる絵巻物のようなレアル、特に愛するフィーゴ様が敗れ去ったのはひどく残念ではありますが、バイエルンにあの「カンプノウの悲劇」のリベンジを果たさせてあげたいという気持ちもあったので、こちらは複雑でした。

 残った2チームは共に、ディフェンスが強く、実に機能的な組織力を持っています。本来、芸術的ともいえるレアルやバルセロナのようなサッカーが好きな私ですが、この両チームはある意味完璧で、割と好きなのです。中盤のつぶしあいばかりに終始するイタリアのチームなどよりもよっぽど素晴らしいのです。現にくそおもしろくないイタリア勢は一つも決勝トーナメントに残らなかったじゃないですか!いい気味なのです。ま、とにかく5月23日、そのイタリア、ミラノにおいて一発勝負の決勝戦が楽しみでしょうがありません!ただ、どちらを応援するか困っている次第です。ん〜、今回はバイエルンに勝たせたい方にやや傾いてるかな?

 何はともあれ、素晴らしきアーティスト達に栄光あれ!そして大感謝!
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by harukko45 | 2001-05-12 00:00 | 日々のあれこれ

It's got to be REAL

 最近は、子供が親を殺したり、親が子供を殺したりと、ニュースを見ていて、いたたまれない気持ちになってしまうことが多いのです。そういう事件のあと、学校の朝礼では校長が「命の大切さ」をお決まりのように、子供達に説いています。はて、それが真実でしょうか?なにか、違和感を感じてしまうのです。殺人や凶悪な行動に至る彼らの意識に渦巻くものや、少なからずそういう行動に共感したり、自分もキレてしまいそうだという思いに応えることが、まるで判で押したように語られる「命の大切さ」なのでしょうか。何かリアリティに欠けている気がしてしまうのです。

 ましてや、その当事者の一人である親は、私とほぼ同年代が多く、一緒に机をならべていたような連中があそこまで追いつめられてしまうのです。果たして、私達が受けてきた教育とは何だったのか、自分達の成長はどこかでゆがんでしまったのか、大きなむなしさが募ります。私達は「子供を叱れない大人」との烙印を押されているのです。

 自民党の総裁選が連日騒がれています。確かに4人の中で総裁に選ばれた人物が、次期首相になる公算が大きいのですから、大変重要なのはわかりますが、実際、国民の多くが考えているのは「自民党はNO!」なのではないですか?自民党にはもうウンザリなのです。なのに何故マスコミはあんな連中を大々的に報じてチヤホヤするのでしょう。

 なぜ小泉なのですか?彼はついこないだまで、「身を挺してでも森政権を守る」といってきたのです。それが、森政権の総括もせず、反自民ぶってるのは何なのでしょう?だいたい彼の唱える「郵政三事業の民営化」をはじめとする構造改革は今の自民党では実現する可能性がないと考えるのが普通でしょう。おまけに最近では野党にラブコールを送っていますが、そんなら、さっさと離党するほうがいいのではないですか。

 じゃ、なぜ橋本なのですか?彼は景気後退の原因をつくった人物ではないですか。今更、過去の政策についてあやまられても困ります。彼は首相当時、不良債権の本当の数字を知らなかった、まさかここまで大きいとは思わなかったし、大蔵省も銀行の幹部でさえ正確に把握してはいなかった、と語っています。じょうだんじゃない、この国の真実を知らない連中が国を動かしていたなんて!

 現在の不況の要因としてあげられる不良債権問題ですが、それが語られ始めた宮澤政権時代、財政を6兆円銀行に注入すれば解決していたと言われています。なのに、その政府の申し出に対して、銀行側が断ったのです。何故、断ったのか?大蔵省が銀行側に断るように指導したからです。大蔵省はバブルがはじけても、すぐに持ち直すと甘くみていたのでしょう。また自分達のミスも隠さねばならなかったのでしょう。おかげで、6兆で済んだものがこの10年たって、10倍の60兆償却してもまだ、80兆(150兆とも言われる)あるのです。いや、このまま不況が続けば、もっと増えてしまうのです。

 この当時の首相の宮澤が強い政治力は発揮していれば、大蔵省をおさえることが出来たのです。それに失敗した彼が「平成の高橋是清」とか言われて、大蔵大臣に復帰してもう何年たつのでしょう。この国には過去の失敗をきちっと検証・総括し、それを生かすという文化がないのでしょうか。

 しかしながら、このような愚かな政治を生んでいるのは、我々国民であり、愚かな国民が選ぶ、愚かな政治家が、愚かな政治を行い、国民をますます愚かにし、次の選挙でも愚かな政治家を選ぶのです。この国は経済だけでなく、精神においてもデフレスパイラルに陥っているのです。

 何処に真実があるのでしょうか。何が本物なのでしょうか。いや、どれも真実であり、どれも本物なのでしょう。臭いものにフタをする時代はとっくに過ぎたのです。本物の再発見は愚かな自分に気づくことからはじまるのでしょう。

 ただ、今は浜崎あゆみの言葉が一番ピンときます。「夢も希望も持てない時なのに、『明日に向かってがんばろう』なんて歌えない。」

 本物じゃなきゃだめなんです。
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by harukko45 | 2001-04-18 00:00 | 日々のあれこれ

スポーツマニア

 いきなり唐突ですが、

私はスポーツとは観る物であると決めております。

 それに比べて、ジュンコさんをはじめ我がバンドの女性陣はよく運動しとります。なるほど、その成果あって、三人ともお美しいプロポーション(?)を見事に維持されておりますし、とにかく元気。全く悩みなんかないんじゃないのってぐらい闊達なお嬢さん方なんです。我々のステージをご覧になった人なら、よくわかりますよね。なんちゃって。

しかし、私はスポーツとは観る物であると決めております。

 去年、暴飲暴食がたたって私は胃潰瘍になってしまいましたが(ストレス性じゃないのが男の勲章といえないところ)、この時私の体脂肪率は30%近くになっていました。それを聞いた女性陣、特にジュンコさんからこの数字に対して非難轟々の洗礼を受け、日頃の運動を強くすすめられました。例えば水泳あたりですね。プールに行けということであります。悪いことに、他の男メンバー達も体脂肪率10%台 をキープしているものが多く、益々窮地に立たされたのです。

 それだけではありません。私よりどう見ても、腹が突き出ているベースのロクさんにまで、水泳をすすめられました。ちょっと待ちなさい、ロクさん、あなたは確かにうちの近所にある横浜国際プールに、家族連れでよく登場するけど、泳いだ後ビールぐびぐび飲んでんじゃないの!(ま、私の場合、そのビールの方だけよくお付き合いしちゃうんだけど。)とにかく、薬と食事療法で胃潰瘍も治り、体脂肪率も20%弱になり、現在の体調はすこぶる良いわけですが、相変わらず運動は御遠慮させていただいております。なぜなら、

私はスポーツとは観る物であると決めておるからです。

 だいたい、スポーツのアスリート達がやってることは身体にはメッチャ良くないことです。いいわけないです、絶対。ですから、40過ぎたものは、今から運動なんかしないほうがいいのです。え?変なこじつけだ?いいんです!なぜなら、

私はスポーツとは観る物であると決めておるからです。

 自分でやらないかわりに、観ることにかんしてはそれこそ命がけでスポーツを観るのが私の流儀です。一流プロスポーツ選手・アスリートのみなさんは、自分の身体を削って、削って、我々に喜びや希望を与え、なおかつ人類の限界に挑戦し続けてくださっている方々です。おおいに尊敬されるべき方々であります。ですから、こちらも観る時は命がけでみなくては失礼にあたるのです。当然、観てるだけで大変疲れますから、自分で運動する暇などあるわけがありません!

 そういう私ですから、今月の忙しいこと、忙しいことったら!ついさっきも、イチローのメジャーリーグ初ホームランをしっかと見とどけましたぞ!7対7で迎えた延長10回の表、1アウト、ランナーを1塁において、初球のど真ん中のストレートを見事にライトスタンドにぶち込みました。もちろん、その裏佐々木がレンジャースをピシャっと3人で押さえて、マリナーズの勝利!イチローのホームランが決勝点となったのであります。

 つい二日前には野茂が二回目のノーヒットノーランをやりとげました。これは録画ではありましたが、一球たりとも見逃さない気合いで臨み、彼の素晴らしい投球をすっかり堪能させてもらいました。全くもって偉大なる野茂英雄には深々と最敬礼であります。

 一方、サッカーにおいては特にヨーロッパ各国のリーグ戦が佳境に入っており、どれも見逃せません。とりわけ国を越えて、各国のリーグチャンピオンチームがヨーロッパNO.1クラブを争う、チャンピオンズリーグのクォーターファイナルがいよいよ始まり、もうこれはなにを差し置いても見ねばなりません。

 それぞれホーム&アウェーで二試合おこなわれるうちの一試合目が先日あり、早朝よりテレビの前で陣取っておりましたが、私の大好きなスペイン勢3チームがことごとく敗れるとは!大ショックです。特にあのレアルが負けるとは!しかし、イングランドのマンチェスターとドイツのバイエルンの一戦は、サッカーファンにとってはたまらないゲームでした。

 この因縁の試合、あの2年前の「カンプノウの悲劇」を知っている人ならわかりますよね、この気持ち。そう、この時、私はジュンコさんの“Time Flies”のレコーディングのまさにまっただ中で、ライブではみれず、後でビデオで結果を知ったのですが、見終わったときの感動は言葉では言い表せませんでした。この試合は今後何十年と語り継がれることでしょうね。ですから今年、その再戦がみれるとあっては、おちついていられるわけがないです、ハイ。ちなみに私はバイエルンを応援しております。

 さて、今日はこれからマスターズ・ゴルフをチェックしつつ、JリーグをTVで見続けることになります。なぜなら、毎週totoを買ってるんです、私。もう4回目になりますが、なかなかうまいようにいきませんな。ま、ご贔屓のジュビロ磐田は常に勝ち予想にしてしまうのですが、これは見事期待にこたえてくれて、勝ち続けていますが、地元の横浜F・マリノスのていたらくぶりには、はらわた煮えくり返っております。お願い今日こそ勝ってね!あ、いけね、俺、負け予想にしちまってた!う〜、どうしよう、こまったな〜。チームには勝って欲しいが、1億円もな〜。ですから、

私はスポーツとは観る物であると決めておるのであります。
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by harukko45 | 2001-04-07 00:00 | 日々のあれこれ

徒然にぼやきしこと

 2001年を迎えたと思ったら、もう4月ですか。2月に仮オープンしたこのホームページも二ヶ月が経ったわけですね。私もこのコーナーを受け持って、最初はドタバタしながらアップデートしておりましたが、我が編集長の植村氏のご指導を仰ぎながら、自らもHTML辞典を引きつつ(最近やっと購入)、だいぶ効率良くテキストがかけるようになってきました。こうなってくると、テキストそのものに美しさと愛らしさを感じるようになってきている今日この頃の私なのであります。

 愛らしい物というと、みなさんそれぞれ色々あるでしょう。私にとっては、現在こうして向き合っているコンピューターがまずあがってきます。私はマッキントッシュG4・400を一年半程前から使っていますが、やはり音楽制作での使用がメインとなります。最近では、デスクトップそのものをスタジオに持ち込んで、シンセとして使うこともよくあります。私のシステムは「Cubase」ですが、ドラムのウエちゃんとプロデューサーのケンさんは「Performer」を使ってますね。会うとお互い、あ〜だこ〜だ情報交換するのが常となっているわけです。

 さて、こういうコンピューターによって創られる音楽は、ポップ・ミュージックにおいても60年代からあるわけで別にめずらしいわけじゃないですが、ここ最近、パソコンの浸透とその機能の飛躍的な進歩によって、よりパーソナルな世界に入っていく傾向にあります。つまり、【創った私と聴き手のあなた】だけの世界とでもいいますか。別に作り手がそれを意識しようがしまいが、ひとりで作業することが多いから、ある意味しかたがないのですが、時に「聴き手のあなた」もいない「身勝手な私」を押しつけられる不愉快さも多々感じてしまうことも事実です。

 しかし、このことは何もコンピューターのせいだとはいえません。当然、それを創るアーティストの才能のあるなしであることは間違いありません。例えば、ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンや80年代のプリンスなどは、コンピューターを使おうが使うまいが、「only me and you」を表現し、聴き手はその閉ざされた世界に魅了されてきたわけで、まさに天才のみができるものだったのです。私はその何に感動するのかと言えば、閉ざされた世界に分け入って、彼らの深いダークサイドに触れ、そこにある豊かな情緒を感じられることなのです。

 最近は情緒面より、「こうしたいからこうする。そして、こうなった。」というようなアーティスト、プロデューサー側の「意志」の方が強く、それがどうにも、うざったく思えて、音楽を素直に楽しめなくなってしまうのです。コンピューターの発展は「こうしたいからこうする。」をより簡単に実現させ、ならば、「もっとこうしたいからこうする。」を強く我々に思わせることになり、その結果、人工的・頭脳的表現が幅を利かせていて、「こう感じたから、こうなってしまった。」というような自然発生的・偶然の産物・あ〜音楽の神様が微笑んだ的表現が失われつつあると思うのです。それに、「こうしたい」ことが聴き手にとっては、「ふ〜ん、あ〜したかったのね。」程度のバレバレ状態がほとんどですから、益々むなしさも募るということです。

 もちろん、この意見は作り手でもある私にとっては、両刃の剣であって「じゃあ、お前はどうなんだ?」と問われても、その回答に窮するのも事実です。ただ、アップルのCEOであり、コンピューター業界の予言者と名高い、スティーブ・ジョブズ氏が今回来日したおりに、TV番組でキャスターの「これからのパソコンの方向性」についての質問への答えがヒントになるかもしれません。

 ジョブズ氏によると、パソコンは現在、第三の革命期に入りつつあるとのことです。第一期はパソコンの誕生でその革命はおもにオフィスを中心に起き、第二期はインターネットによって各家庭に入り、そして第三期、これからのコンピューターは人々の「感情」を表現することに使われる、と言っておられました。グラフィックと音楽分野が強いアップルの経営戦略としては至極当然にも思える反面、その発言には共感できます。

 ハードウェア側から「感情」というキーワードが出された以上、こちら側も「感情・情緒の復活」が大きな命題となるのではないでしょうか。いや、ちとおおげさな。でも、その命題に取り組むことで音楽における肉体性を取り戻し、「身勝手な私の意志」を聴くことから、「豊かな情緒の泉」に浸る音楽への脱却へと繋がっていくのではと思うのです。
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by harukko45 | 2001-04-05 16:00 | 日々のあれこれ

After the Show

(アレキサンダー理論と織田信長と植村昌弘の相関関係について)

 一日目のライブを終えて、私達はジュンコさんのお友達である木村さんご夫妻お薦めの【グリル・ド・しんちゃん】で初日の打ち上げ会をした。早い話、飲みに行ったのだ。もちろん、木村ご夫妻も一緒だ。私達とは初対面だったが、自ら番組制作の会社経営されながら、そのパーソナリティーもこなすリョウコさんと、お医者さんでらっしゃる旦那さんは、お二人ともじつに好人物で、【しんちゃん】のおいしい食べ物と選りすぐりの焼酎を堪能しながら、会話もはずんで何とも楽しい夜となった。

 その内容は、今日のライブのことに始まって、

ロクさんは本物のセクハラ親父か否か、

ハマちゃんはいつ「バ〜カ〜ヤロ」がでるのか、

そして彼もセクハラ親父2号なのか、

及んで私バンマスも実はセクハラ親父ではないかというロクさんの反論あり、

じゃあ3人揃ってセクハラ親父トリオの結成と写真撮影、

そしてこの近くのうどん屋【きむら】の絶品のカレーうどんを是非食べるべきであるということ、

リョウコさんはその紹介・宣伝委員長を自ら勝手出ていること、

九州男児が飲む焼酎はやっぱりイモにかぎるから、それを飲むべしと先生が力説したこと、

この間ゴトウさんは花粉症がひどく、薬も飲みすぎてすっかり意識喪失していたこと、

にもかかわらず、本番のサックス・プレイ、特に‘My Love’の最後のジュンコさんとの白熱のバトルはすばらしかったこと、

続いて、過去にボクシングのトレーニングをやっていたというハマちゃんが、そのトレーニング・メニューがいかに過酷であるかを語り、

ということはハマちゃんの腹は線が入っているのか、

実はケンさん(佐藤健氏)は通販で器具を買って、腹筋を鍛えようと試みたが、やってるうちに背筋を痛めて断念したこと、

するとジュンコさんが腹筋と背筋は両方セットで鍛えなくてはいけないのではと発言すると、

Mr.キンニク・ハマダがその通りであると答え、ジュンコさん説の正しさが認められ、

おまけにハマちゃんは背筋用のエキササイズを自ら畳の上で我々に披露し、そのX字的動作に一同感動し、

それどころか、彼の奥さんも最近テコンドーの道場に通い、自宅で時々彼女の蹴りをうけているということを聞き、

じゃあ何ですか、おたくはおうちでマトリックスするんですか?となって、

俺の家じゃ、夫婦でそんなスキンシップはないな〜と羨ましくなった私は食べていた手羽先の唐揚げを皿に放り出した。

とその時、こんなにおいしいご馳走が並んでいる時にかぎって、ウエちゃんがいないなんてと、みんなで同情しつつ大笑いし、写真にとっておこうとなった。

タマちゃんが、ウエちゃんにメールを送ろうとケイタイを操作しはじめた。

 一方、埼玉県某所の植村宅では、ひとり愛用のMacintoshにむかう植村昌弘がいた。彼はほとんど昼夜逆転した生活を送っており、まさにこれからが一日の始まりなのだ。

 「メール・チェックでもするか。お、タマちゃんからきてるぞ。ん、今さっき送信したばかりってことは、宴会してるとこから送ってきやがったな。どれどれ。

 『福岡サイコー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。』

 なんじゃ、コリャ!それに最後に付いてる写真は何?タマちゃんの顔のアップじゃないか。妙に人を小馬鹿にしてる表情だな〜。俺がいないのいいことに、盛り上がってやがるんだな。すぐに返事してやる。」

 再び、【グリル・ド・しんちゃん】。

 「あ、ねぇねぇウエちゃんが返事よこしてきた。

 『くっそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 ふ〜ん、何かいまいち。」
「そうね、ウエちゃんいまいちね。」
「サエちゃん、その手羽先をパクっとやってよ。写真撮ってウエちゃんに送るから。」

 でもって、植村宅。

 「何だ!また、送ってきたな。

 『手羽先サイコー、めんたいご飯サイコー、ハラミサイコー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。』

 クソ!懲りないやつらだ。あ、この手羽をパクつくサエコの写真、むかつく!俺が手羽先大好きなの知ってて送りつけてきたな。よぉ〜し、今度はサエちゃんに返信してやる!」

 そんでもって、【グリル・ド・しんちゃん】。

 「あ、あたしのところにウエちゃんからメールきたよ。

 『サエコ殺す〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。』」

 「お、だいぶテンション上がってきましたね〜。では、だめ押しといきますか。」

 またまた、植村宅。

 「けっ!またきたな。なに〜。

 『濱田さんのドラムのことで盛り上がってまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。』

 ありゃ〜、あてつけのようにハマダさんのこと言ってきやがった。む〜、くやしいけどハマダさんうまいしな〜。にしても、この写真、なんでサエちゃんの隣にキクがいるんだ!それにやけに楽しそうにビール飲みやがって!むっちゃ、むかつくけどここんとこは冷静さを取り戻さねば、んん〜、でも腹立つぅ〜!」

 というわけで、【グリル・ド・しんちゃん】。

 「ああ、ウエムラさんからメールきましたよ、ほら。

 『キク殺す〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。』」

 「あ、おれんとこにもきた。何々、

 『それにしても、初日からそんなに盛り上がっちゃって、大丈夫ですか?』

 なんだよ、いきなりテンション落ちてやんの。つまんないね。」
「うん、ウエちゃんつまんない。」
「サイテー。」
「じゃ、このメールには返事しないで無視!ケイタイも切っちゃお〜と。」

 「実は、アレキサンダー理論ていうのがありましてね。『どうやって楽器を演奏する人がもっともいい状態で筋肉運動をするべきか』ということが書いてあるんですけど、僕はそれを応用して、究極的にドラムの奏法を流れる円運動としてとらえていきたいと思っているんです。それによって、どこの筋肉を鍛えたらいいのかという話になってくるんですよ。」
「すごいね〜。ハマちゃんって。」
「ん〜、よく研究してるわ。」
「すごい、すごい。」

 この後、突然話は織田信長になってしまった。何で?いいんだよ、突然で。その内容は、、、

信長の建てた安土城をコンピューター・グラフィックで再現したのを見て、その先進性・芸術性にいたく感動した。

息子が本能寺の変の後、焼いてしまうなんて何ともったいなかったか。

もしも、信長が本能寺で生き延びて天下統一を成し遂げていたらどうだったか。

ひょっとしたら、キリスト教国家の可能性もあったか?

少なくとも、ヨーロッパの王制に近い絶対君主制国家ではなかったか?

現在の日本には信長的なリーダーが求められるのでは?

じゃ、石原慎太郎や田中康夫はそれに近いのか?
 と、侃々諤々、話は盛り上がり、宴会はまだまだ終わらない。


 さて一方、埼玉県某所の植村宅では。

 「ありゃ〜、なんだよ!待てども返事は来ずかよ。む〜、これじゃ他の作業が手につかないじゃないか!あ〜あの手羽先うまそうだったな〜。食いてえな〜、もう。でもサエちゃんの写真はカワイカッタな〜。だけど、キクが横にいるのは許せんな〜。時間がたつほどむかついてくるよ、ほんとにもう。でも、濱田さんのドラムで盛り上がったのはほんとかな〜。やだな〜。なんかやな感じだな〜。返事もこないし。あ〜、でも手羽先食いたいな〜〜〜〜〜〜〜〜。」

 皆の衆、ご健闘を祈る。
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by harukko45 | 2001-03-26 10:02 | 日々のあれこれ

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