カテゴリ:音楽の仕事( 652 )

オヨヨのリハーサル

 みなさん!確定申告もうお済みですか?ハハハァー、私はなんとか終わりましたゾ!

 我々ミュージシャンにおいては、税金は源泉徴収されておりますので、たいていの場合、申告しますといくらかの金額が戻ってくるのですが、これをボーナスじゃ!ボーナスじゃ!などと言ってパア〜ッと、飲んじまったりしますと、春になって今年度の地方税の徴収時期がやってきて、アーなんであの金を残しとかんやったろか!と地団駄踏んでも後の祭りじゃ〜、トホホホホ・・てな事を何度繰り返してきたことでしょうか。

 今や21世紀、もうこんな後悔は二度としないように、すっかり大人になった、りっぱな社会人としてのミュージシャンの生き様を私自ら、各方面の方々に示して行かねばなりません。だから、私を誘わないでね、なんて弱ぇ〜んだな、これが、フー。

 あ、そうそう、今日はリハでしたね。

 実は今日のリハーサル、けっこう大変な内容なのです。前回お話してる通り、3月6日の岩手と22,23日の福岡ブルーノートのためなんですが、このブルーノート、ドラムの植村昌弘君(ウエちゃん)がどうしてもスケジュールが合わず、トラ(エキストラ)をたてることなってしまったのです。

 今回は濱田尚哉君(ハマちゃん)にお願いしました。彼はDream Come Trueや稲垣潤一さんのツアーや数々のレコーディング・セッションをこなしている腕利きのでぇ〜く、じゃないドラマーで、ベースの六川正彦さん(マー坊さん)とも数多く一緒にプレイしてるし、私とも旧知の仲。ですから、彼は心配ないんですけど、ようするにこの日は、濱田セッションと植村セッションを両方こなさなければならず、四十を越えたミュージシャンを抱えるジュンコ・バンドとしては、体力面も精神面もキープしていけるかが問題なわけです。(すっぐ、遊びたくなっちゃうのよ、こいつら、ホント。あ、オレも四十越えてんだった!)

 とはいうものの、ひさびさのジュンコ・バンド、やっぱりワクワクしまんな〜。早く音だそうゼ、デヘヘ。でも、始める前にこのバンドにおける、私のバンマスとしての仕切り方をお話ししましょう。

 こういったバックバンドのまとめかたには、ひとそれぞれ、千差万別にありますが、例えば、

 譜面をバッチリ書いといて、その通りに演奏してもらう
これは、急造のバンドで、なんとかヤッツケないといけないとき有効ですが、かなり独裁的カリスマ性を発揮しなければならず、けっこう疲れるわりにあんまり効果はでませんな。(クラシックとちゃうからね。)

次に、

 な〜んも書いとかないで、適当にヨロシク!ってパターン
これは、集まったミュージシャンの質がよくないと、どうしようもないことになりかねませんぞ。一人でもボケがおりますと、バンドというのは、そいつのレベルにあってしまうので、困るのです。だから、最初ヨロシク!ゆうとっても、次第にイライラが募り、アーだコーだ、注文をつけるハメになり、やったら時間くってしまうことになりますよ。

あと、

 テンポも音符もサウンドも、徹底的にCD通りヤレッ!って場合
これねぇ〜。気持ちはわかるし、いいときは緊張感が増したりもするんだけど、やっぱ、音楽は生き物だからねぇ。あんまりがんじがらめにすると、その場の即興的な表現が失われて、こぢんまりまとまっちゃうんだよね。ちょっと、つまんないんだな、これが。

じゃ、このバンドはどうするのか?

 私のイメージだと、ロープで緩やかに囲いを作っておきます。
そして、その中で各ミュージシャンには自由にしてもらいます。もちろん最低の約束はありますよ。ただ、少々調子に乗って、ロープからはみ出しそうになったら、少し手綱をしめるわけ。あんまりの時はイエローカードを出します。でも、基本は各自のセンスを尊重します。
 この場合は、ミュージシャンの質の良さはもちろんのこと、そこで演奏される音楽にいかに共感、共鳴しているかが問題になるのです。平たくいえば、この音楽スキ?アイシテル?タノシイ?の度合いが、バンド全体で高いレベルで保たれていなければ成功しませんね。
 おかげさまで、この現場ではそれが出来るのです。これは楽しいよ!あ〜、音楽って!と思っちゃう。もちろん、このロープの内側には、大橋純子ミュージックのエキスに満ちあふれている状態になっているのです。各メンバーに感謝!

 さて、ガタガタ言ってないで、そろそろ始めますかね。
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by harukko45 | 2001-02-21 16:12 | 音楽の仕事

ガハハのリハーサル

 12時10分、私は六川さんを車に乗せ、第三京浜から横羽線へ、一路平和島に向かっていた。天気もいいし、なんだか今日はポカポカしてとっても気持ちがいい。春の兆しを感じさせるすがすがしさだ。

 「なんだね〜、もう花見すっぺか〜て気分でなぁいかぇ〜。」

 「そっだな〜。なん〜か、気持ちいぐってぇ〜、さぼっちまうか?てぇ〜ノリだあ〜ね〜。」

 「ちょっと、あんたさ〜、なにナマッテンノヨ。」

 「そういう、アンタだってぇ、なまってんじゃないのぉ〜。だいたいさぁ、東京っカゼふかして、べらんめぇ〜でシャベってっと、ツガレネェッカ?」

 「ツガレルゥ、ツガレルゥ。たまに、いんちきトウホグ弁しゃべってっと、なんかナゴむのよねぇ〜。」

 「なにぃ〜、あんた、トウホグ弁しゃべってんの?おらぁ〜、いんちきホッキャアドウ弁しゃべってんだけどねぇ〜。」

 12時40分、平和島で高速を降りて、目指すは東京流通センターにあるSound Crew Studioだ。

 「しっかしよぉ〜、あんたさぁ〜、たまにホッキャアドウ弁とかいってさ、『でな〜ぃかぇ、でな〜ぃかぇ、でな〜ぃかぇ』、って3連発でクレッシェンドかけたりしてるっしょ。」

 「そっがなぁ〜。」

 「そんだよぉ〜、そうすっとさぁ、ズンペイさんがさぁ〜、『北海道の人はそんな喋りはしません!』って、けっこうマジになんねぇか?」

 「そっがぁ〜?」

 「んだよぉ。だけんど、あんたときたら、『いいんや、ホッキャアドウじゃあ、みんないってた、いってた!』とかいってぇ、『でな〜ぃかぇ、でな〜ぃかぇ』をフォルテッシモで6連発ぐらいカマしてねえか?」

 「さあ、おら〜、昨日のメシさら覚えてねえことにしてっから。おあいにぐさま!」

 12時45分、Studio到着。おや、ハマちゃんがもう来てるね。あ、タマちゃんもいるね。おや、ミケもいたの。ヨシヨシ。

 13時00分、セッティング開始。

 13時30分、ここまで来るのに、家から3時間かかって、後藤さん到着。ゴクローサンデスゥ。

 14時00分、大橋純子さん到着、リハーサル開始。

 15時30分、濱田君のあまりにすばらしい演奏に一同感動。

 「なんだよぉ〜、ハマちゃん!あんた、まるで昔っから、このバンドにいるみてぇでねぇの。」

 「そんだねぇ〜、あんたが一番古いメンバーみてぇだなぁ、いやぁ〜、ミューズィシャンのカガミだ、カガミだ。」

 「あ〜、カガミだぁ、カガミだ。」

 16時25分、ウエちゃん到着、こちらが演奏中にもかかわらず、デジ・カメで写真撮影を始める。

 「こらぁ〜、あんた何考えてんの〜、そんなことしてっと、ホームページ制作専門にしちまうよ。」

 「ほんとよぉ〜。だけんど、こうやってシャベってっとよ、オコってても以外とナゴマネ〜カ?」

 「ん〜、ナゴム、ナゴム。」

 18時20分、無事、ハマちゃんセッション終了。食事をかねて休憩。

 20時00分、ウエちゃんセッション開始。

 21時10分、植村君のあまりにゲバゲバな演奏にまたまた一同感動。

 「ウエちゃん!さっきのことは取り消すよ。あんた、ほんとにゲバゲバだぁ〜。」

 「んだぁ、ゲバゲバだぁ、ゲバゲバだぁ〜。」

 「何だぁ、ゲバゲバって?」

 「いいんだよぉ〜、ゲバゲバはげばげばだよぉ〜。」

 21時55分、ウエちゃんセッション終了。満足できる内容のリハーサルをやり遂げて、心地よい疲労感が私達を包む。

 22時15分、軽い雑談の後、各自帰宅の途へ。じゃあ、本番よろしくね!

 22時45分、車は第三京浜の都筑インターを降りる。六川さんの家はもうすぐだ。

 「しっかしよぉ〜、あんただってさぁ〜、トウホグ弁とかいってさ、『ロッグのこごろは、トウホグ!』ってディレイかけて、トバしてっでしょ〜、あれぇ、いいかげんにやめとがねぇと、コーラスのふたりに、けっこうヒンシュクかってるよぉ〜。『さむい』ってよぉ。」

 「そっかぁ〜、あのふたりにケムタガラレっと、サビスィ〜イきもちになっちまうからねぇ〜、ほどほどにしねぇとなぁ。」

 「気をづけなよぉ〜。」

 「ん、気をづけるぅ、御忠告ありがどうごぜえますだ。そっだら、ロクさん、おづがれさん!」

 「おづがれさん!」

 23時10分、私は帰宅した。今日はぐっすり眠れそうだ。
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by harukko45 | 2001-02-21 16:08 | 音楽の仕事

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