カテゴリ:音楽の仕事( 652 )

 またブログの更新をずっとやってませんでしたなぁ。どうもノラナイ時ってあるわけですね、誰にも。
 とは言え、別にウツになっていたわけでなく、仕事の方は濱田"Peco"美和子さんがらみでレコーディングとライブがあったり、来年にデビュー・アルバムの制作を控えるシンガー、Tomokoさんのプリプロでのオケ作りしたり、そして、ここ数日は元モー娘。の石川梨華さんのライブに向けてのリハーサルで、忙しくはしていたのでした

 その間に、古くからの友人が重い病気と闘っていることを知ったり、業界の先輩や恩師の死が相次いだりして、正直、気分に波があったことも事実でした。でも、とにかく音楽に関わっているときは、それだけに集中していけるので、いろんな現実から解放されていられるのでした。

 さて、Pecoさんとのレコーディングは、昨年制作した「スポーツ祭東京2013」用のキャンペーン・ソング"ゆりーとダンス ニッコリ・ファイト"に続く、地方公共団体ソング(?)と言えるもので、今回は横浜市が主催する「新横浜パフォーマンス2013」のキャラクターである"かもねくん"のテーマソングを、Pecoさんが作詞・曲し、私が打ち込みによるオケを作った次第です。
 歌ってくれたのはエイベックスの新しいアイドル・グループ、Cheeky Parade(チィキィパレード)でした。17日に、私も彼女達の歌入れをのぞかせてもらったのですが、ディレクターさんがバンバンとノリ良く一人一人の歌を録っていくのに、大変感心させられましたよ。彼女達の気分をリラックスさせて、さらに盛り上げながら、いい所を引き出していく妙技、素晴らしかった。
 おかげで、すごく順調に歌入れは進んだので、後は安心してお任せする事に。まさにプロの現場でありましたなぁ。

 そして、22日はそのPecoさんのバースディを記念してのライブ、場所はいつもの目黒ブルースアレイ。この日は、ずっと彼女を応援しているファンの皆さんのみならず、かつてPecoさんが関わってきた仕事の関係者やミュージシャンも多く集まって、超満員。立ち見でご覧になっている方々も多かった。私個人も、20年ぶりぐらいに昔のバンド仲間と再会できて、すごく気持ちが高まったステージになりました。
 Pecoさんが率いるバンドは、土方隆行(G)、六川正彦(B)、玉木正昭(Perc)、濱田尚哉(Ds)という、おなじみの方々にプラス、もう一人ギターに古川昌義さんを迎えた豪華さ。土方さんももちろん素晴らしかったが、古川くんもさすがで、本当にすごいツイン・ギターが随所で光ってました。

 本編後半とアンコールでは、チューブのメンバーや夏川りみさんらゲストも加わって、ますます華やかなステージになった。でも、とにかく、常にポジティブな姿勢で、音楽を自ら発信していこうとするPecoさんのエネルギーの強さが全てでしょう。それがなければ、これだけの人達が集まってこないし、いいライブにはならんのでした。

 さて、今週に入ってからは、昨日まで石川梨華さんとのリハーサルでした。そのためのアレンジやら譜面起こしはその前からバタバタと準備しておりました。そして、来月2日に東京で本番、17日が大阪となります。私は、ハロプロ関連の初仕事が、2008年の梨華さんとのスイートベイジル(アヤカさんとのジョイント)だったので、それ以来の再会です。
 今回は、彼女のファンの方にはおなじみの曲はもちろん、梨華ちゃん的に「少し冒険」もメニューに組み込まれております。それぞれの会場にお越しの皆さん、どうぞお楽しみに。
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by harukko45 | 2013-10-31 17:24 | 音楽の仕事

 2013年も10月に入ったか、早いもんだ。

 さて、1日2日と2日間、プリンス・パークタワーにて企業向けのイベントがあり、大橋純子さんのライブとして、それぞれ40分ほどのステージを行いました。
 メンバーは土屋潔さんのギター、六川正彦さんのベース、植村昌広さんのドラムスに私の4人編成。おなじみのメンバーでの演奏は、まさにホームに帰ってきた感じで、リラックスしたムードの中、実に無駄のない、それでいて随所に味わい深い演奏になった。
 この4人編成、業界的には「4リズム」って呼ばれるものだが、私はこの基本中の基本の形が、とても好きなのだ。各自のやっていることがよくわかるし、適度な「空間」がおいしい。
 
 さて、2日間のメニューは、

 m1.シンプル・ラブ、2.たそがれマイ・ラブ、3.大人の恋をしましょう、4.地上の星、5.シルエット・ロマンス、6.愛は時を越えて、7.サファリ・ナイト

 個人的にはm2において、やはりサックスがいない部分がちょっと物足りないのと、私自身の演奏が多少混乱していたことが悔やまれるが、それ以外では、ジュンコさんのボーカルとバンドの一体感が実に気持ちのよい内容で、この一員でいられることに大いなる幸せをさえ覚えるほどだった。
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by harukko45 | 2013-10-03 15:56 | 音楽の仕事

 9月28、29日は、Berryz工房の熊井友理奈さんのカジュアル・ディナーショーがあり、大阪のフラミンゴ・ジ・アルーシャ、東京原宿のラドンナでバックをつとめました。
 リハが先週の火曜日から3日間、一日おいて2日間連続の本番という流れは、あっと言う間に過ぎ去った感じですが、良いチームにめぐまれて実に印象的な仕事になったと思ってます。
 まずは、若き素晴らしいバンドメンバー達、ベースのなかむらしょーこさん、ギターの黒沢和貴くん、ドラムスの中村優規くんに感謝感謝です。みんな私より20年、それ以上も若いミュージシャン達ですが、正直一番青臭い演奏だった私をうまくカバーしてくれ、実にイキのいいグルーヴで全力投球のパフォーマンスを繰り広げてくれました。彼らの頑張りがショー全体の盛り上がりを作っていたことは間違いないです。

 そして、メインの熊井ちゃんはこの数日間、特に本番を経ることで、どんどん良くなっていくのがヒシヒシと感じられて、ほんとに驚きました。それは、バラードもので顕著で、リハの最初の頃は緊張と不安げだった歌が、見違えるほど力強くなっていました。

 では、セットリストにそって振り返ります。

 m1.恋をしちゃいました

 タンポポの2001年のシングルで、モータウン風グルーヴを基本に、つんく氏お得意の「何でもあり」のポップ・チューン。CDではいろいろな要素が重なった派手な作りですが、ライブではバンドらしいサウンドを目指しました。何と言っても、優規くんのご機嫌なドラミングが光りました。おかげで、オープニングからグイグイ行く感じが出ていたのではないでしょうか。

 m2.グランドでも廊下でも目立つ君〜3.やる気! IT'S EASY

 「グランド」は、アイドル・チューンとしてだけでなく、J-Popとしても高水準の楽曲、隠れた傑作かも。ゲーム業界出身の平田祥一郎さんのアレンジは実に「らしい」感じがいい。80年代のテクノ・ポップ風の懐かしさ(YMOとか)を残しながら、現代のハウスっぽいこだわりをきっちり効かせているのが、なかなかカッコイイです。
 そこに、熊井ちゃんの歌いだしがすごくいい!これはかなりグっときます。なので、生バンドでやっても、このスピード感とマシーンっぽさは失いたくなかったですね。間奏の部分は少し変えて、ライブらしく、カズくんに派手なソロを弾きまくってもらいました。彼のテクニカルなアプローチが曲によく合ってたと思います。その他の部分では、バンドには「チャラい」感じも意識してもらいました。

 後藤真希さんの「やる気」は2002年のヒットですが、オリジナルを聴くと、後藤さんはやはり力のあるアイドルだったことを再認識しますね。アレンジ自体はディスコ風ですが、前曲と良い意味での「軽さ」が共通していると思います。意識的にゲセワに作ってあるのですが、この手は生の方がよりエグ味が出ます。個人的にこの2曲、かなり楽しめました。

 m4.恋愛模様〜5.秘密のウ・タ・ヒ・メ〜6.まっすぐな私

 ここでは、あえてアコースティック・ピアノ、アコースティック・ギターを使って、ムードを変えてみました。曲自体も切ない感じ、妖しげな感じ、じっくりと歌詞を聞かせたい3曲だったので、シンプルな音作りの方が効果的だと思いました。

 m4は、ちょっと「Toto」風のミディアム・バラードで、個人的にはもうちょっとスローにしたい気分ですが、熊井ちゃんには今回ぐらいがちょうど良かった。逆に私が意識しすぎて、少し速かった時もありましたが、それもライブの面白さか。熊井ちゃんは、太くて良く響く声を持っていて、しかも高音もちゃんと出るので、こういう曲はピッタリでした。それにしても、歌が本番でどんどんよくなっていった1曲。

 m5はまさに「不思議系」。歌詞も妖しげ。サビのハーモニーも妖しい。微妙な音程感が逆に効果的で、普通のアイドル曲よりも「危険度」が高い。聴き手の方がいろいろな妄想を働かせる要素がいっぱいあると思いますが、どうかな。それでいて、バックのアレンジはなかなかオシャレな感じで、そのギャップが楽しい。
 Bメロで、つんく氏によるハモがいかにも、オヤジっぽく「ぬるっと」入ってくるのが面白くって、その後に「ひ・み・つ・の」と続くのがドキっとさせるわけね。
 今回は当然オヤジ役を私がやって、ベース以外でも大活躍のしょーこちゃんが熊井ちゃんにピッタリとハモって、オリジナルの浮遊感を生かすようにトライしました。まずまずうまく行ったかな。

 m6は、オリジナルではシークエンスされたシンセのフレーズと808系のドラム・サウンドを使った打ち込みがベーシックになっているのだが、それら全てなしで、アコースティックを生かしたバラードとして、しっとりとやってみました。これはこれで、新鮮だったのでは。熊井ちゃんにとっては、いつもよりも大人なムードで歌うことになったので、少し挑戦だったかもしれないが、歌詞もよく聞こえてきて、随所にキュンとなるパフォーマンスになっていきました。これも成長の証の1曲。

 m7.華詩(はなうた)〜8.今のキミを忘れない〜9.恋 ING

 続いての3曲は全てカヴァー。後藤真希さんの強力なフォロワーである熊井ちゃんらしい選曲のm7は、かなりライブ向きで、スケールの大きなバラード。80年代風のニュアンスがあって、派手なサウンドでいくことにしました。後藤さん自身の作詞でもあるので、本人も思い入れのある曲だったとのことで、それを知る熊井ちゃんの方の入れ込みも相当だったはず。
 リハでは後藤さんへのリスペクトが強すぎていたように思ったが、大阪・東京と徐々に自分の歌になっていったことに、うれしくなった。
 それと、オリジナルでは間奏はストリングスのシンセでのフレーズなのだが、ここは再びカズくんに登場してもらい、バキっとキメてくれました。

 ナオト・インティライミさんのm8は、なるほど今のポップ感覚って曲。それと、男性の裏声による高音を生かした曲なので、女性がキーを上げて歌うのは難しい部分もある。冒頭の「いかにも」っぽいアカペラ部分も、そのままやるのは、ちと照れる。なので、リハでいろいろやりながら「熊井風」になっていった。熊井ちゃん自身も一番苦労していた曲で、まだまだ不安定なところもあったけど、歌のノリ自体は悪くない。だから、トータルとして気持ちよく聞こえてくるようになった。

 モーニング娘。の2003年のシングル・カップリング曲(!)だったm9。私も「コイ・イング」って読んでた一人。でも、これは「アイ・エヌ・ジー」だなって思った矢先、熊井ちゃんがリハの初日に「コイ・イング」って言ったから、「ヤッパリー!」みたいな。
 さて、とにかくいかにもモー娘。らしい、つんく氏らしい仕上がりで、やってるとやけに満足感のある曲なのが不思議。オリジナルでは高橋愛さんがさすがに惹き付けられるボーカルだが、熊井ちゃんもなかなか頑張ってました。
 それと、この曲はベースがかっこいい。譜面に起こしている段階でかなり面白く思い、結局全部コピーしちゃった。それを全て再現してもらおうとは思わなかったけど、サビのおいしい部分は譜面にして、しょーこちゃんに参考にしてもらった。

 m10.女のプライド〜11.いつかどこかで

 本編の終盤、ノリのある曲を2曲。ハネたビートで、少し南部風の仕上がりになっているm10は、演奏する方は実に楽しくなる曲。Berryz工房の曲としては、かなりシブめの部類で、この辺の選曲センスは熊井ちゃん、なかなかでは。全体的にはピアノが中心なのだが、オリジナルのままではどこもかしこもキーボードになってしまうので、今回は間奏をギターにした。その方がブルージーなムードが出たと思う。
 ガーディアンズ4としてリリースされたm11は、歌詞の可愛らしさと、クラシカル・サイケ風のオケがピッタリの佳曲。また、つなぎの部分や間奏では一気にスタジアム・ロックっぽいスケール感もあって、かなり盛り上がる。こちらは完全に90年代のハードロック系の気分になるのでした。ここでも、選曲と曲順のセンスが光ったと言えるでしょう。
 で、熊井ちゃんの声は、この手の曲が一番映える。本人も自信たっぷりに歌い切っていた。

 En.ライバル

 さて、アンコール。会場の皆さんは、ディナーショウを意識して、ずっと座りっぱなしでしたが、本当は立って盛り上がりたかったのでは。別にそれでも良かったと思うし、今後も大いに歓迎です。とにかく、ステージ側は後半戦はそういう気分になっていたってことです。たぶん曲の並びも良かったのだと思いますが、だんだん後半に向かって感動が高まる構成になって、このラストで爆発ってところです。
 オリジナルはピコピコ系とロックンロールの融合みたいになってましたが、今回はストレートにロックすることにしました。なので、ディナーショウにしてはかなりゴリっとしてたかもしれませんが、それで良かったと思ってます。で、熊井ちゃんは何だかこの曲が歌いやすいのか、大好きなのか、とにかくピタっと来ました。後ろがギンギンでも、声が負けないのがうれしい。なのに、終わるとサッサと引き上げちゃうのが、まぁ彼女らしいのかな?ほんとに、オモロいです。

 というわけで、熊井ちゃんとの5日間、大いに楽しませてもらいました。個人的には不安定なプレイがあって、後悔と反省も多いのですが、それでも、最初に書いたように他のメンバーの優秀さあり、いいステージになったのではと思っています。こっちのほうが元気をもらったとも言えるかな。

 そして、何と言っても、大阪・東京4回公演にお越し下さったファンの皆さんの熱い厚い応援のおかげでもあります。本当に本当にありがとうございました。
 それから、熊井ちゃん、今後、ますます綺麗になって、才能が開花しそうな予感も。そのきっかけになれば、オジサンとしても最高にうれしいです。まずは武道館、頑張ってください!



 
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by harukko45 | 2013-09-30 16:41 | 音楽の仕事

王様/横浜フライデイ

 ほぼ2ヶ月おきぐらいのペースでやっている、王様のライブ。7月29日に引き続き、横浜のフライデイで昨夜2ステージを行ってきた。メンバーは王様のギター&ボーカル、六川正彦さんのベース、樋口晶之さんのドラムスに私という、昨年の12月以来の4人。で、セット・リストは、

 1部/m1.飛んでるジャックの稲妻(Jumpin' Jack Frash) 2.俺達はアメリカ人の楽団(We're An American Band) 3.移民の歌(Immigrant Song) 4.脳天爆発男(Paranoid) 5.ミシシッピ女王(Mississippi Queen) 6.Spinning Toe-Hold 7.爆裂山寺物語(山寺の和尚さん)〜8.Drums Solo〜9.十字路(Crossroads)

 2部/m10.Freeway Jam 11.Jeff's Boogie 12.リトル・ウイング (Little Wing) 13.パープル・ヘイズ (Purple Haze)14.大噴火(Eruption)〜15.首ったけ(You Really Got Me) 16.しっ(Hush) 17.高速道路の星(Highway Star)
En1.湖上の煙(Smoke On The Water)

 メニューは基本的にこの一年変わっておらず、その都度、数曲を入れ替えているだけなのだが、演奏面では毎回毎回大きな変化と進化をとげており、即興的な要素もどんどん増えて、「直訳ロック」はただのカヴァーものではないのであった。
 正直、この手のクラシック・ロックの名曲達を演奏することは、まるで、中学高校時代のロック少年に戻ったようでもあり、この上ない喜びであると同時に、もの凄く気力体力を使う。やはり、あの当時のロック・ミュージシャンの気迫のこもったプレイを聴きこんで来たからこそ、演奏する時にはどうしたって気合いが入る。知らないうちに夢中になって弾いているのに、曲の構成やノリなんかは身体にしっかりとしみこんでいるのだから、実に面白い。

 さて、同じようなセットで1年近く続けてきても、動員の方はじょじょに増えてきたのは、本当にうれしい。それに、お客さんが本当に喜んでくれていて、昨夜も大いにに盛り上がってくれた。王様の地道な活動が少しずつ、実を結びつつあるか。

 次回もフライデイで、11月6日の予定。
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by harukko45 | 2013-09-12 22:30 | 音楽の仕事

 2013夏の思い出を語る(?)(っていうのに、もう9月じゃねぇか!)の最終回。8月11日、タケカワユキヒデさんのライブのため、早朝、徳島に向かいました。その日は、徳島の大イベント「阿波踊り」開催の前日で、毎年、前夜祭として開かれている「阿波踊りサウンドフェスティバル2013」があり、今年のメインアクトをタケさんがつとめたのでした。
 
 この日の徳島、ものすごい暑さでしたなぁ。なにしろ、高知・四万十市で連日40度越えを記録していた時、もちろん、徳島でも史上最高気温を更新した日でした。

 そんな中で市の中央公園、鷲の門広場での野外イベントは、なかなか過酷のものがありました。昼間のリハでは屋根があるとはいえ、ステージ上は強烈な日光で焼かれるようでしたし、夜になっても気温はいっこうに下がらず、涼しい風も吹くことはなかったのでした。

 そんな中、会場に設置された椅子席は満杯、その後ろに立ち見の観客の皆さんがかなりいて、夏のロックフェスっぽい感じなかなか壮観な眺めでした。
 とは言え、演奏が始まるとステージ上は照明や機材の熱もあり、どんどん体感温度は上昇していた模様です。1曲終わるたびに大汗で、水分補給してました。それでも、多少ボーっとするような瞬間があり、テンポが早い気がして、自分が追いつかないような気分にもなりました。

 メンバーの中には頭痛がした人もいたようだし、楽器もギターが途中、音が出なくなるトラブルもあって、いろいろでした。タケさん自身もどういうわけか、珍しく曲順を間違えて、我々はあわてて別曲の譜面をめくるなんてシーンもありましたっけ。

 そんなこんなのコンサート、そのセット・リストはこちら。

 m1.モンキー・マジック、 2.ガンダーラ、 3.サラダ・ガール〜4.ホーリー&ブライト、5.A Hard Day's Night〜6.Help〜7.Get Back、8.ルビーの指環〜9.異邦人、10.Hey Jude、11.ビューティフル・ネーム、En.銀河鉄道999

 お馴染みのゴダイゴ曲では、m4が最高に好きなのだが、演奏上はやることが多くてすごく忙しい曲。だからって、暑さのせいにはしたくはないが、正直、どうにもいつも通りには演奏できずに特に前半はバタバタしてしまった、深く反省である。
 m6からのビートルズ3曲つなぎは、本当は「異邦人」の後の予定だったもの。そのm8、9は、タケさんのニューアルバム「THE REBORN SONGS~LEGEND~」からの曲で、ゴダイゴと同時代にヒットしたジャパニーズ・ポップス(J-Pop前夜の黄金期ってところか)・カヴァー集。けっこう細かい部分までオリジナル通りに再現されていて、これもなかなか手強い。特に「異邦人」は、なるほどよく出来ている作品なので、「完コピ」したくなる気持ちもわかる。

 さて、このあたりでは、暑さもトラブルもなんのその、全員タフなパフォーマンスで会場も大いに盛り上がってくれた。そして、アンコールでは我々の前に出演したマシュマローズと徳島少年少女合唱団とともに、「999」での大団円となったのでした。

 個人的には、このタケさんとのコンサートで、夏のライブの山場を越えるという気持ちだったので、少し悔いの残る部分はあったとは言え、バンド全員の奮闘で無事にコンサートを終えることが出来たことは喜びたい。また、このバンドでゴダイゴの曲を演奏できるのは、かなりラッキーだと思っている。
 そして、地元のお客さんだけでなく、多くのタケさんファンの方々もわざわざ駆けつけてくれており、あらためてお礼を言う次第です。本当にありがとうございました!

 そのおかげもあり、これまでで最高の動員と盛り上がりだったとのことで、いろいろ大変だったけど、頑張ったかいがあったということですね。


 
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by harukko45 | 2013-09-03 23:50 | 音楽の仕事

 7月に大橋純子さん、水越けいこさんのツアーを完走したものの、休み暇なく、安倍なつみさんのバースデイ・ライブの準備にとりかかった。

 8月3日からリハが始まったが、なっち自身が超過密スケジュールで、ミュージカルの大詰めの稽古とこちらのリハを掛け持ち。よって、あちらが終了次第、こちらに来て合わせ、再びあちらへ、みたいな状況だった。バンドだけでもしっかり固めることは大事だが、やはりご本人と一緒に流れを作っていくことはとても大事。なので、今回はどうしてもそこの部分が時間的に足りなかった。とは言え、やるっきゃないのだから、短い時間内でも全員が集中して頑張ったのでした。

 それに、すごく忙しいことは、ある意味で集中力が高まっているし、気分も高揚している。それを、上手に使いこなせるのが、なっちであり、「さあ、やるよ!」ってことになってからのパワーは素晴らしいのだ。だから、本番に強いのです、彼女は。

 で、今年の会場はお台場の「Zepp DiverCity」で、昼・夜2回公演のコンサートとして行われた。内容的には今さらクドクド書くこともないと思うが、特にモーニング娘。の元メンバーが4人もかけつけてくれて、なっちとコラボしたので、例年よりも華やかさが増したのでは。
 そのコラボ・コーナーがあったことで、今回はカヴァー曲なしの、全編オリジナル曲に徹していたのも良かったと思う。

 ということで、今回のセット・リストは以下の通りです。

 昼の部/m1.雨上がりの虹のように〜2.微風、3.夢ならば〜4.Best Friend、5.男友達 (with 新垣里沙)、6.雨の降らない星では愛せないだろう (with 中澤裕子)、7.たからもの (Summer Arrange)〜8.愛しき人 (Birthday Arrange)、9.せんこう花火、10.夕暮れ作戦会議〜11.あなた色 En1.くちびるで止めて、2.トウモロコシと空と風〜3.真夏の光線

 夜の部/m1〜4まで同上。m5.男友達 (安倍バージョン)、6.愛あらば It's All Right (with 小川麻琴)、7.雨の降らない星では愛せないだろう (安倍バージョン)、8.たからもの〜9.愛しき人、10.せんこう花火、11.夕暮れ作戦会議〜12.あなた色 En1.くちびるで止めて、2.好きでX5 (with 保田圭)、3.トウモロコシと空と風〜4.真夏の光線

 昼と夜ではゲストが代わり、曲も代わった。夜の部では、圭ちゃんがTV収録の関係で前半部分には間に合わず、なっちが一人で歌う部分が増えた。とは言え、リハをやっているうちに、「男友達」と「雨の降らない...」がビシっとはまってきていて、一人で歌いたいという思いが強くなったようだ。なので、本当に最後最後で決まった、これも一つのサプライズ。

 そのかわり、圭ちゃんはアンコールでの登場となり、構成的にはコンサートの終わりが少し重くなったとも言えるが、この日のお祭り気分の中では、さして問題ではなかったと思う。

 さて、ザックリと頭から振り返ります。私のキーボードのみによる短いオーバーチュアから、m1へとなだれ込んだ2010年のシングル、"雨上がり..."はなかなか息の抜けない曲。アレンジした萩田光雄さんが綿密に書いてられるので、どれもこれも「外せない」音ばかり。
 私は昨年、「少し窮屈なので、次回は変えてみたい」てなことを書いているが、今はそれが間違いだったと思っている。こういう70年代風に仕上げられた曲は、決められたことをきちんとやり抜くことが大事なのだ。
 ただし、演奏上のニュアンスは違う。コンサートのオープニング曲ということでもあり、あまり抑えた表情ではなく、特にリズム隊の二人には、つねにタイトな演奏を心がけてもらった。それにより、岡村孝子さんの世界観よりもロック的な印象が強くなったかもしれない。
 夜の部ではファンのみんなによるサプライズで、会場中がサイリュームで素晴らしい演出をしてくれた。なっち自身はすっかり感動して1曲目からウルウル・モードだったね。これは実にナイスでした!

 続けてのm2では、はっきりとバラードとして演奏し、メリハリをつけてほしいとのリクエストがあったので、今回は1コーラスを基本ピアノとアコギだけでバッキングすることにした。効果としては良かったと思う。
 ただし、昼の部では、曲つなぎを意識しすぎて、私のテンポが早かった。プレイバックを聴くと、これはこれで悪くないのだが、実際のステージではちょっとしたテンポの差にも敏感に各自が反応してしまい、全体に落ち着きない感覚で曲が進んでしまったようだ。
 夜では、曲間に時間を置いてスタートしたので、ほぼパーフェクトな流れだった。個人的にはとても満足できる内容だったと感じている。
 
 m3の「夢ならば」は、なかなかの佳曲ではないですか!CDで聴くよりも実際に演奏する方が、良さに気づいた。なっちも、リハで久しぶりに歌って「あら、いい曲なんですね」とマイクを通しての独り言。「Best Friend」はめでたくネット配信決定、それもこの日のライブ・バージョンで。会場にいた方はお分かりと思うが、昼の部ではギターソロの後、なっちが歌に戻れなかったので、当然、配信されるのは夜の部バージョン。で、このテイクは、全員が一丸となって「キメテやる」モードだったので、勢いがあった。それでいてミスもなかったので、文句無し。

 ゲスト・コーナーでは、小川真琴さんを迎えた「愛あらば...」が楽しかった(面白かった)。マコちゃんは、リハでも「時間が許す限りお願いします!」とばかりに、何回も何回も歌ってましたし、不在だったなっちへの置き手紙をするなど、実に楽しい人。本番では、それらのかい無く(?)、随所に崩壊しているんだけど、それがまた愛らしい。
 ガキさんは、実際にお目にかかると、ハっとする美人なんだね。ステージングも落ち着いて堂々としてた。声がなっちに似てる気がする。一瞬、どちらが歌っているのか、わからなくなったです。

 中澤さんは、もう貫禄って感じだけど、「雨の降らない星...」の2コーラス目のサビ前でポーズするところ、なっちとのタイミングは完璧でしたね。なっち曰く「もし、息が合わなかったら、二人の14年間は何だったのでしょう?」
 圭ちゃんは、本当にさすがでした。この人の音楽的才能は前からよく知ってたけど、あらためて感心した。難しいハモ・パートもすいすいだし、なっちとのバランスもイイ。この二人は、とっても素晴らしく声が馴染むし、共に歌うのが大好きなのがよく伝わる。

 さて後半、アレンジ変更もふくめて、おなじみ曲がぞくぞくとつながった。「たからもの」はオリジナルよりも少し明るい感じを加えること、「愛しき人」はいい意味での「裏切り」を見せてほしいとの要望があり、共にカリブ海風、夏向きアレンジとなった。「愛しき」でのスカ・ビートには馴染めない人もいたかな?
 本編ラストの「あなた色」は、インスト部分を広げて、バンド全体で盛り上がってほしい、ということで、かなり熱い展開になった。ちょっとサンタナ風だったけど、演奏中は全員の鼻息が荒かったぞ!

 アンコールもなかなか濃厚な曲が続いたので、息が抜けない。で、大ラスの「真夏の光線」は「これでもか!!」って曲だから、もう頑張るのみね。それにしても、この難曲をバンドの皆さん、よくやり切ってくれました、私からも感謝感謝です。

 終演後は、みんなヘトヘトでした。昼と夜とを比較すると、演奏的には昼の方が全体に安定していました。なので、純粋音楽的に良い部分もあり、捨て難い。ただ、夜の部のお祭り騒ぎ的なテンションの高さは、これはもうどうしようもない。プレイバックをチェックしていくと、思わずニヤニヤしてしまう瞬間があるのでした。
 DVDがどのように編集されるのかは、私にはわかりませんが、どのように使われても問題なしと思っています。それだけ、今のなっちとバンドの状態は良い、と思っているから。

 会場を出てから、なっちとメンバー、スタッフで食事にいきましたが、私は翌日朝一で徳島に向かわねばならず、中途でお別れしました。そもそも、最初は打ち上げに参加しないつもりでしたが、何とも離れがたい気分になってしまい、参加してしまいました。若いメンバーっていうのは、成長が著しくって、見ていてワクワクさせられます。それは、なっちもそうで、どんどん良くなっていくし、そのスピードが早いって、それが若さなんだろうな。

 そして、いつもいつも熱い応援をしてくれているファンの皆様には、最大限のお礼をしたいと思います。個人的には、なっちに是非ともライブ・ツアーに帰ってきて欲しいですが、それは今後の希望として、少ないながらもこういう機会で、皆に再会出来る事をこれからも楽しみしています。
 本当にありがとうございました。そして、これからも、なっちを応援し続けてください。
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by harukko45 | 2013-08-29 17:10 | 音楽の仕事

 先月に行われた、水越けいこさんの「Summer Live 2013」について、書きたいと思います。もうだいぶ遅ればせながらの状況なので、記録として残しておくものに、私のちょっとした感想を添える程度でまとめられたらと思いますが、なかなかそうも行かない部分もあるかも。

 さて、今回のツアー、ファンの皆さんから広くリクエストを募集して、その上位曲で構成するという企画だったが、それにこだわったために、曲順を決めるのにかなり苦心されたとのこと。確かに、TVのランキング番組みたいにただ並べるのでは、少々安易すぎる。よって、全体の構成を考えながらのセット・リスト作りに時間を要したのだろう。
 結局、私の方にリストが届いたのは7月の第2週に入ってからで、正直、リハ前に十分準備しておくというわけにはいかなかった。ただし、今回はほとんど私一人で伴奏するので、ある意味、出たとこ勝負みたい部分もあえて残しておくことにした。実際のライブで、けいこさんとコラボする中で、即興的に発展していくのも楽しいはず。

 また、東京と大阪では2回公演で、そのうち1部の方は、けいこさんが選ぶ「夏の曲集」とし、2部の方を「オール・リクエスト集」としたので、曲数がかなりの数になってしまった。だから、一つ一つを丁寧にあたると言っても、時間的に難しかった部分もあったのだ。

 とは言え、どれも個性的なけいこさんの曲を一度にたくさん触れるというのは、実に楽しかったことでもあり、「おお、何でこの曲に気がつかなかったのか!」と思うこともあった。そういう新発見こそが、大いなる喜びともなるのでした。

 では、そのセット・リストは、以下の通りです。

 大阪・東京1部/m1.Thank You Summer〜2.Dear Summer Time、3.雨の休日〜4.ヨーソロ〜5.いつだってボーイフレンド、6.ふりむけばLoneliness〜7.Feeling Blue〜8.ペルシャン・ブルー、9.月あかり、10.八月の空〜11.海潮音、12.Throw A Kiss〜13.いちばんシンプルなラブソング〜14.哀しくて、15.私への誓い En1.僕の気持ち〜2.アバウト・ミー、En3.流れるままに

 大阪・東京2部、名古屋/m1.海と少年〜2.Loneliness & Blue、3.東京が好き〜4.あなたに〜5.Touch Me In The Memory、6.エアーメイル〜7.Hiroshi〜8.32階のBAR、9.Dear Summer Time〜10.ブルースカイロンリー、11.Throw A Kiss〜12.いちばんシンプルなラブソング〜13.哀しくて、14.めぐり逢いすれ違い〜15.ヨーソロ、16.Too Far Away En1.月あかり〜2.モノクローム、3.僕の気持ち、4.ほほにキスして

 このうち、2部のアンコールについては、各場所で少し違っていたかもしれない。記憶が定かではありません。たぶん、ここに書いたのは東京の時のもの。また、名古屋では1曲目が、「海と少年」ではなく、「Thank You Summer」に入れ替えた。

 7月15日と20日にリハーサルを行い、21日には大阪Mister Kelly'sでの初日。この場所は普段ジャズを聴かせながらお酒を楽しむところで、ステージと客席は極めて近い。それに、昼の部は超満員で、ピアノのすぐそばにまで、お客さんがいらっしゃる状況。大阪でこれほど大盛況だったのはうれしい限りだが、序盤、少し緊張感が強かったことも事実。個人的には、気合いが空回りする、悪い癖がところどころ自覚症状としてあり、ちょっと悔いが残った。
 なぜなら、私自身は1部のメニュー、特に前半が好きだったからで、いろいろと思い入れが強かった分、その思い通りに弾けなかったのが残念だった。

 それは、m3の「雨の休日」から「ヨーソロ」「いつだってボーイフレンド」の3曲続きのコーナーで、タイプの違う曲調、詞の世界がありながらも、美しい流れになって、うまくストーリーを組み立てたかったのだった。大阪では「ヨーソロ」はまあまあだったが、前後がうまくいかなかった。その悔しさは東京・江古田マーキーでは何とか晴らせたように思う。それにしても、ここの3曲、本当にいい構成だった。

 また、m6の「ふりむけばLoneliness」からの3曲は、けいこさんの良き友人で共作者である、竜真知子さんの作詞による作品が並んだ。竜さんは数々のヒット曲に名を連ねる、日本ポップス界を代表する作詞家の一人で、大橋純子さんにも「クリスタル・シティ」「サファリ・ナイト」と言った名曲で関わっている。そして、けいこさんとの仕事でも重要な存在だろう。
 私は「ペルシャン・ブルー」のレコーディング時にお会いしただけだが、個性的なオーラを振りまいていて、実に印象的な方であり、本物のプロであると感じた。そんな彼女が詞を担当した楽曲は、いずれもレベルの高い作品として仕上がっている。なので、当然、こちらもきちっとした演奏で応えたい気持ちになるのだった。

 1部の方ばかり語るわけにはいかない。2部は、けいこさんの代表曲と言えるものばかりが並んでいるので、私の方で何かを仕掛けることはそれほど必要ない。そこにある名曲をナチュラルに聴いてもらえるように心がければ、いいコンサートになるはず。なので、こちらのメニューの方が、比較的リラックスしてやれたように思う。これまでに何回か演奏してきた曲であることも大きかった。
 だから、大阪の2部ではかなり楽しく生ピアノを弾かせてもらったし、翌日の名古屋では、デジタル・ピアノに若干手こずったところもありながら、全体としてはかなり熟れた感じだった。

 私が特に気に入っていたのは、m3「東京が好き」からの3曲。どれも大好きな作品ばかりなので、何も言うことはない。m6の「エアーメイル」からの3曲も、ちょっとした毒がある感じで好きな曲が並んだ。ここも楽しかった。

 で、私が一番夢中にさせられた曲は、「Thank You Summer」と「月あかり」だった。これまでやっていなかったから新鮮だったせいもあるが、「Thank You Summer」の奇抜で型にはまらないメロディ構成にはクラっとさせられる。ひょっとしたら2つの曲をくっつけたのでは、と思うほどだ。それでいて、ちゃんと一つのストーリーになっているのが素晴らしい。何度やっても飽きないね。
 「月あかり」は、私には服部良一先生が活躍されていた頃の上海歌謡のような響きを感じた。佐藤準さんのアレンジはそういう方向ではなかったが、曲の方にそういう香りがあったのだろうか、それともイントロとエンディングに出てくるヴァイオリンのフレーズのせいか。確かに二胡で弾いても合いそうだな。
 とにかく、何とも言えぬ上品なエキゾチックさがあるように思う。とても好きです。

 ところで、今回のリクエスト特集、トップ3の曲には、伊藤薫さんが作った初期の曲が2曲も入っていた。この結果を見た時のけいこさんが思わず、「あら、私、ちょっとかわいそう」と言ったのが、すごく面白かった。みんなで大笑いしながら、「ほんとにそうだよねぇ!」って返しましたね。
 とは言え、2部の最後に伊藤薫さんの3曲「めぐり逢いすれ違い」「ヨーソロ」「Too Far Away」がつながると、やっぱりなかなか重厚だった。存在感が強い曲ばかりなので、ファンの人達の心にも深く響くのだろう。

 そして、27日の江古田マーキーでは、2回公演ともに充実した内容でやり切れたと思った。それに、立ち見まで出るほどのお客さんを前に、けいこさんも私も燃えないわけがない。それでいて、二人とも程よくリラックスしていたのが、すごくよかった。

 というわけで、いろいろ語り始めるとキリがありません、特に今回のようにだとね。なので、とりあえずこれで終わりにします。またの機会に、曲についてなど書きたいと思います。

 それにしても、大阪、名古屋でもたくさんの方に来ていただき、そして、東京では2回公演がどちらも超満員となり、本当に感慨もひとしおです。この流れを、もっと大きなものにしていきたい、それがスタッフ、メンバー全員の総意でしょう。
 あらためて、いつも応援しつづけてくれたファンの皆様に感謝です。心からお礼申し上げます、ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
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by harukko45 | 2013-08-28 23:27 | 音楽の仕事

 8月も終盤。私はこの夏、7月8月にライブが集中し、ほとんど休みなく準備とリハーサル、そして本番に追われる日々でありました。ここでは、まずは大橋純子さんとのライブについてまとめておきたいと思います。例年のように詳細として細かく書き記したり、脱線して持論を展開することはやめ、記録として残すことと、簡単に私の感想などを書き添えることにします。

 まずは、7月2日。この日は京都にて、企業主催のイベントで演奏。この時に初めてクラブ・サーキット2013用の曲やアレンジを披露する場になった。バンドは4リズムのみであったが、その後のツアーへのシミュレーション、足固めにも大変有意義なライブだった。

 その後8日に最終リハで調整をして、12日が名古屋ブルーノートにて「クラブ・サーキット2013」の初日で、2ステージを行った。

 セット・リストは、以下の通り。これは、東京最終日まで変更なかった。

 m1.クリスタル・シティ〜2.テレフォン・ナンバー、3.たそがれマイ・ラブ〜4.ビューティフル・ミー、5.大人の恋をしましょう、6.Cry Me A River、7.Disco Medley 2013 (Funky Stuff~Jungle Boogie~Hot Stuff~Fantasy~Boogie Wonder Land)、8.シルエット・ロマンス、9.愛は時を越えて En1.シンプル・ラブ〜サファリ・ナイト、2.You've Got A Friend

 名古屋では初日ということもあり、多少の固さはあったものの、全体的にはすでによく熟れた状態でのパフォーマンスと言えた。特にm1から3に至る部分は、個人的にも今回の肝と強く意識していたので、いつも以上に集中してのぞんだつもり。m5、6は、バンドの成熟度を計るのに一番適した曲で、この辺の曲がうまくキマった時は調子が良い証拠。
 m7のメドレーは、ここ3年間の集大成ってところ。ドナ・サマーのヒット曲を加えたことで、昨年よりも聴きやすくなったかな。ただ、全体にちょっと前がかりで少しつんのめってる部分もあったか。

 17、18日はビルボード大阪にて、4ステージ。各自、修正・調整を加えてのぞんだパフォーマンスは極めて完成度が高かった。冒頭の「肝」3曲は、完全に身体に入った感じで、充実した内容だったと思う。個人的には「たそがれマイ・ラブ」のオリジナル・リ・アレンジ・バージョンの仕上がりにはとても満足。「大人の恋...」は、早すぎず遅すぎずの良い塩梅のテンポ感とサウンドで落ち着いた。続く「Cry Me...」は、より自由でありながら、やりすぎず抑えすぎずで、なかなかムーディだった。
 毎年、大阪ではお客さんのノリの良さにこちらも楽しませてもらう。「Disco Medley」はやはりここが一番盛り上がったね。

 24日は茨城県土浦市の市民会館にてコンサート。昼・夜の2回公演で、肉体的にはかなりしんどかったが、ここまでのいい流れを崩すことなく、無事にやり遂げることが出来た。

 メニューは、m7.Disco Medleyを外して、アルバム"Terra"から、m7.時代〜8.季節の中で、9.地上の星が入り、m10.シルエット・ロマンスの後に、m11.サファリ・ナイト〜12.ペーパー・ムーンが加わった。アンコールは、En1.シンプル・ラブ、2.You've Got A Friend

 この日はホールでのコンサートだったので、曲のスケールが広がっていく感じがあって、実に気持ちよかったし、クラブ・サーキットでの成果がきちっとバンド全体に身に付いていることがうれしかった。短時間でも、バンドというのはあっと言う間に成長するのだった。もちろん、いいミュージシャンが集まっているからに違いない。あえて若干の問題点を指摘すれば、完全に自分のものになっているクラブ・サーキットでの曲に比べると、加えたカヴァー曲の出来が少し劣ることか。
 正直、「クリスタル・シティ」からの流れは、来年まで見越したオリジナル中心のメニュー、その音楽的な深さ、そして我々の思い入れの強さからすれば、しかたがない部分もある。
 
 いずれにしろ、大きな会場で美乃家時代からのオリジナルをやれたことは、実に良かった。なぜなら、これらの曲が大ホールのコンサートにピタッとはまるという事を、強く実感できたからだ。
 
 そして、26日はクラブ・サーキット2013の最終日、ビルボード東京での2ステージ。メニューは元に戻った。ツアー当初から比べると、この日のパファーマンスにはどっしりとした落ち着きがあり、全員が先をしっかり見通しながら、自信に満ちた演奏をしていたと思う。まぁ、ベテラン揃いなので当たり前なのだが、それでも、今回のセットは予想以上に細かい神経を使いながら、体力的にも負担のかかる内容であったので、音楽の鮮度を落とさずに、全てをやり遂げるのは大変だった。
 だが、それゆえに終わった時の満足感も大きかったのでした。

 実を言うと、この時の2ステージのライン録音は、私にとってもなかなかの聴きもので、当事者の一人であってもかなり楽しめる。ミュージシャンは、どちらかというと、悪い部分に注目しがちで、反省し、修正を試みる傾向が強い。それは、誰もがより上を目指すことをやめない(やめられない)からであるが、それでも、何年かに一、二度、心から楽しめる自分達の演奏があるものだ。
 個人的には、年齢のせいもあるだろうが、自分自身のプレイにだけ注目するのでなく、他のメンバーの素敵な演奏、バンド全体の充実感の方に耳が行くようになったし、そして何より「あー、何て良い曲なんだろう!」と感動できるかどうかの方が大事になってきた。
 そういった喜びが、今回は多かったことがうれしいし、確かに平均年齢が高い「チーム大橋」ではあるが、各自が未だに進化しようとトライして、実際にそうなっていくのが、本当に素晴らしいことだなぁとあらためて思うのでありました。

 さて、30日に小淵沢にて打ち上げがあり、ここで「クラブ・サーキット」は終了。その日はおいしい料理とお酒で盛り上がった(?、私は諸事情あって、残念ながら途中で早退。悲しーい)
 
 その約1ヶ月後の8月20日。再び4リズムのみの編成で広島・呉のホテルでのディナーショウがあり、2ステージを行った。
 
 この日のメニューは、m1.シンプル・ラブ、2.たそがれマイ・ラブ、3.大人の恋をしましょう、4.時代〜5.季節の中で、6.地上の星、7.シルエット・ロマンス、8.サファリ・ナイト〜9.ペーパー・ムーン、10.愛は時を越えて En.You've Got A Friend

 久しぶりに集まったのと、サックスとコーラスが抜けた状態で、そのカヴァーをいろいろヤリクリしなければならないので、少々不安ではあったが、始まってしまえば、すぐに勘が戻った。
 それどころか、m9「ペーパー・ムーン」なんか、かなりの白熱度で、「いったいお前達は、いつになったら大人になるんだ!」って言いたいぐらいだった。「学園祭の女王」復活、まさにそんな感じ。

 一昨日の25日、今度は岡山に向かい、FM放送の公開録音をかねたコンサートにジュンコさんが参加し、ドラムの植村くん、アコギに土屋さん、そして私がシンセ・ベースを弾きながらのキーボードという編成でバックをつとめた。
 ジュンコさんの他に、ムッシュ・かまやつさん、中村あゆみさんが出演する豪華版。個性豊かな3人のボーカリストが揃って、実に楽しいイベントだった。
 
 かまやつさん、あゆみさんに続いてジュンコさんの登場で、我々のメニューは、m1.たそがれマイ・ラブ(モカ・ジャバ・バージョン)、2.大人の恋をしましょう、3.地上の星、4.シルエット・ロマンス、5.愛は時を越えて、全員でEn.バンバンバン。

 この時はもちろん放送用に録音されたのだが、すでにPAライン録音の段階で実にいいバランスと音質だったので、全員が大喜び。ジュンコさんはもちろん、バンド3人も、ナチュラルでイキイキしたパフォーマンスであり、多少の荒っぽさはあっても、心から楽しめるライブだったと思う。
 チーム大橋としては、まさに締めに相応しい内容で、今年の夏を無事終えることが出来たのだった。

 各会場で応援してくださったファンの皆様には、厚く熱くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。今年は、例年以上に成果の大きかった夏でした。引き続き、来年の40周年に向けて、ますます頑張りますので、今後ともどうぞよろしくです。
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by harukko45 | 2013-08-27 23:53 | 音楽の仕事

 昨日、水越けいこさんの「Summer Live 2013」が無事に終了しました。昼・夜2回公演ともに、超満員の盛況ぶりに感動しました。ここ5年ほど、コツコツと続けてきた東名阪ライブ・ツアーの成果がようやく実を結びつつあることを強く実感しましたし、けいこさんのみならず、森プロデューサーにも大きな自信を与えるものとなったと思います。

 今回は昼・夜の内容がまったく違う構成であったので、演奏曲数が38曲(内7曲ダブり)にもなりました。正直、じっくり準備する時間が欲しかった部分があるものの、その分、一発勝負的なスリリングさもあって、かなり個人的にも楽しめるものになりました。
 特に私は、"Thank You Summer""月あかり"の2曲に心酔しました。これまでやったことがなかったせいもありますが、それでもただ聴いている時とは全く違う感動がありました。
 もちろん、"東京が好き""あなたに"といった定番のお気に入り曲や、竜真知子さんとの共作コーナーも良かった。
 あと、ニューアルバム収録の"About Me"と"モノクローム"にも強く手応えを感じられたのがうれしかったです。

 ちょっと反省をすると、後半の盛り上がり系8ビート曲コーナーでは、お客さんの手拍子が大きな効果として我々を助けてくれましたが、全体に「金太郎飴」的「力技」になってしまうので、今後は何らかの工夫をして、こちらが変化をつけるべきかもしれません。
 それと、これは私の意見ですが、熱烈な手拍子が合わない曲もあると思います。もちろん、楽しみ方は自由なのですが、けいこさんの曲はすごく繊細な部分とポップな部分が隣り合っているので、ひょっとすると、ある部分ではムードが壊れてしまう気がしました。こちら側から煽ってしまう部分もあったので、もっとパフォーマンスにメリハリをつけることが求められるでしょう。

 とにかく、大阪・名古屋・東京の各会場に駆けつけてくれた皆様、ずっと応援してくださってきたファンの皆様には、心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。皆さんの力がじょじょに結集して、昨日のような成果につながったのです。今後、もっともっと盛り上がっていくように、けいこさんへのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
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by harukko45 | 2013-07-28 15:07 | 音楽の仕事

 一昨日の26日、大橋純子さんのクラブサーキット2013が無事終了しました。最終日のビルボード東京のみならず、名古屋・大阪の各会場にお越し下さった、たくさんのファンの皆様には、深く厚く御礼申し上げます。

 チーム大橋としては、7月2日にあった京都の企業イベントでのライブを皮切りに今回のメニューをスタートさせていて、約1ヶ月間の流れの中で、大きな成長・進化と熟成を達成しました。そのピークをうまく最終日に持っていけることができたことは、この上ない幸せであると思っています。

 そして、かなりザックリ言って、今回の内容は来年のジュンコさんデビュー40周年に向けての第一歩となりました。ある意味、来年の予告編的なものを含む感じです。それを実際にライブで演奏して、お客さん達からの反応に手応えを得たことで、大きな自信につながったのでした。個人的には"たそがれマイ・ラブ"の素晴らしい進化には大満足しております。これはケンさんのリ・アレンジを絶賛したい。これを含む"クリスタル・シティ""テレフォン・ナンバー"による冒頭3曲が、私の超お気に入りでした。
 
 と同時に、ここ数年の集大成的な部分もあり、おなじみのレパートリーに対しても、常に細かい部分で修正やこだわりを持ってトライし続けてきた良さが見事に反映されたのでした。特に"大人の恋をしましょう"はすごく良くなったし、"愛は時を越えて"ではけっして新鮮さを失わないよう、いい緊張感をキープ出来ていたと思います。

 というわけで、クドクドとした今回の詳細については、またあらためて書いてみたいとは思っていますが、ちょっと先になるでしょう。
 まずはともかく、いつも支えてくれているファンの皆さんとたくさんのスタッフに感謝感謝です。本当にありがとうございました。
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by harukko45 | 2013-07-28 14:09 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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