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 ロック部門はもうずいぶん前からベストは決まってしまっていた。このブログをよくご存知の方にはうんざりの名前でしょうが、そうです、ホワイト・ストライプスの"Icky Thump"ですよ!

e0093608_1313286.jpg 申し訳ないが、私の場合、ジャック・ホワイトの新作が出て、よっぽど彼がへくらない限り、ロックの新作はそれ以上いらないのでした。彼以外はみんな「予定調和」でしょう。それほど、ロックという音楽は「ちんまり」したものになってしまいました、私には。もちろん、60年代70年代(一部80年代も含む?)のロック、これを今のロックと分けて、「クラシック・ロック」(もちろん、質の高いもの、イケてるものがクラシック・ロック、イケてないものはただのオールド・ロック)と呼ぶわけですが、ここのジャンルに含まれる音楽は全く別ものであり、その価値は燦然と輝いております、ハイ。また、その頃から活躍しているベテラン達も未だに素晴らしいパフォーマンスを繰り広げている状況では、興味はそちらに向いてしまうのはしかたないのでした(特にボブ・ディランのカッコよさったら!!)。

 というわけで、私が若手の中で、唯一支持するジャック・ホワイトですが、この"Icky Thump"を聞いて、その内容に圧倒され、「私の目に耳に狂いはなかった、ジャックを信じてよかった」ということが確認された段階で、それまで買った若手ロック系の新譜は「聞く価値なし」となり全部売り払ってしまいました。
 このアルバムがリリースされた直後の興奮状態の文章に、言いたいことは書いてしまったので繰り返しませんが、今現在も何から何まで大好きなアルバムであることは変わりません。
ジャック愛は永遠。

e0093608_234472.jpg なので、全く別な流れからの選出で、フランスのクラブ・ミュージック界期待の星から、今やマエストロとも言えるエール(Air)の"Pocket Symphony"も本年度のベスト・アルバムとしたいと思います。いやー、よく聞いたわ、これも。で、かなりこのサウンドに影響受けました。ただ、自分でやってもここまで知的な雰囲気にはならんなぁ。まぁ、それで良いんですけど。

e0093608_24396.jpg そもそもは、2006年にリリースされた同じフランスの女優であるシャルロット・ゲンズブールの新譜"5:55"を今年になって聞き、すっかり感銘を受けて、その曲を提供していたのが彼等であり、プロデュースが同じ「あの」ナイジェル・ゴドリッチだったので、買ったわけです。

 で、どこがいいのかというと、とにかく聞いてて快適だ、に尽きる。じゃ、ただの「癒し系」やら「ヒーリング」ものなのかというと、ナイジェルがプロデュースしていて、そんな毒にも薬にもならん音におさまる訳がないのでして。
 私は、正直言って、この2作でナイジェル・ゴドリッチを見直しました。で、今じゃ、あんだけ苦手だったレディオヘッドも聞けるようになりましたし、ポール・マッカートニーの「Chaos...」も再評価すべきかもと思いかけています(うー、だがポールの場合、今の新譜の楽しさを聞くと、やっぱ、こっちじゃないのって気持ちもねぇ)。

 それと、ピアノやアコースティック・ギターなどの生楽器が主役であり、テクノ・ハウス臭をあまり感じないのが、私にはうれしい。それに、これらの楽器の音がいい。全体のサウンド面での仕上がりが新しい。だから、ナイジェルは凄いんだって、今頃わかったか、恐れ入りました!ってところですね。
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by harukko45 | 2007-12-24 02:22 | 聴いて書く

 ちょっと「My Best」なんて大見出しつけるほど、聞いたアルバムの絶対量が少なかった今年。正直、大見得きる程じゃないけど、年末になると必ず発表される各音楽雑誌の年間ベストアルバム評を覗いてみると、そんなに変わりはないってことは、良い事なのか大して褒められたことではないのか?
 まぁでも、「これは外せない」と思ってチェックしていたものが、一応高い評価を得ているというのは、まんざら嫌な気分じゃないわな。

 まずは、現代のポピュラー・ミュージック・シーンの中心であると言っていいR&B/Soul Music系。ここでは、新人でも歌の魅力が俄然光ったクリセット・ミッシェル(Chrisette Michele)を上げたいところだったが、12月になってアリシア・キーズ(Alicia Keys)がその他の作品を圧倒的に吹っ飛ばす傑作"As I Am"を発表したことにより、決まり。

e0093608_2351610.jpg このアルバム聞いて、文句つける人はまずいないでしょう。いてもかまわんけど、それよりも、この天才女性が作り出す音楽を存分に楽しむ方が、よっほど得ってもんです。
 デビュー作も前作もそれぞれ傑作ではありましたが、もっとすごくなるだろうとの思いを常に感じさせる人でしたから、当然この3作目への期待は相当大きかったのですが、何とも軽々と乗り越えてしまった感じ。ちょっと、70年代のスティービー・ワンダーの絶好調時を思い起こさせるものがある。

 全体的にすぐ感じるのは、彼女のボーカルがよりハスキーで力強くなっていること。それが、嫌な重さや暑苦しさになっていないところも良い。とにかく、前も上手かったけど、もっと上手くなった。で、捨て曲が全然ない。どれも、良い意味でのポップさがあると同時に、満足できるソウル度を保っていて、バランスがいいのだ。また曲の並びも良く、アルバム全体としての構成力が素晴らしいと思う。
 それと、サウンド・プロダクションが適度にラフな感じで終わっていて、余裕を待たせた仕上がりになっているのが好ましい。最近のポップスにありがちな、完璧すぎて聞いていて疲れてしまう、ってことにならない。その辺も、70年代のスティービーに近いと思った。

 とは言え、クラシックで鍛えられたピアノ演奏を始め、単なるソウル・ミュージックだけでおさまらない多様な音楽性を、誰とも違う独自の世界に見事にまとめてしまうところは、才能の凄さとしか言いようがない。ビヨンセと彼女が今のR&Bとポップ・ミュージックをリードする女性の代表だろうが、アーティストとしての幅と深みはアリシアが断然上だ。まだ26歳だが、もうすでにリスペクトの対象としてなりうる存在だと思う。
 それに、まだまだ凄い作品を作ってくるのでは、とまた思わせるところがニクイ。60分程の収録時間だが、聞いていてあっという間に過ぎ去ってしまった。それほど、軽々と傑作をものにしてしまったという印象だ。前作も「一家に一枚」と思ったが、この新作はそれ以上に「一家に一枚」であります。

You Tubeでもチェックしてみて

e0093608_3314398.jpge0093608_3293954.jpg おお、巷ではイギリスからのエイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)が話題とか、グラミー賞でも主要4部門にノミネートね。でも、私はそれほどとは思いませんね。ジョス・ストーン(Joss Stone)と同じで、ちょっと狙い過ぎじゃないってぐらいのクラシック・ソウル調なのがどうも。歌のうまさや、かつてのジャズ歌手風のスタイルなら前述のクリセット・ミッシェルの方が断然好きです。
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by harukko45 | 2007-12-24 00:35 | 聴いて書く

 10月末にNHKが放送したアーノンクール指揮ウィーン・フィルによる「フィガロ」を最近見終わった、ようやく。時間があまりなかったせいもあるが、それでも何回かに分けて鑑賞せざるを得なかったのは、簡単に言えば、面白くなかったからだ。
 つまらないなら見なければいいのだが、そこは一応2006年のザルツブルグ音楽祭において、「モーツァルト生誕250年における最大の成果」とまで言われた「フィガロ」だから、どこがどう良いのか、確認したくなるわけで。まぁ、時間の無駄だったけど。

 アーノンクールという指揮者は全然好きになれない。今回のウィーン・フィルより、96年のチューリッヒ歌劇場での演奏の方がまだ良かったと思う。そのチューリッヒ盤でも気になった、妙なところでフェルマータやポーズをするのが、ウィーンとではやたらと多くなったように思え、いちいち音楽が止まってしまう不快感を憶えた。歌手ものりづらかったのではないか。
 また、各曲のテンポも遅くもなく早くもなくの、何とも居心地の悪いあたりでキープされていたのが多くて、ちっともリラックスして聞いていられないのだ。
 だいたい、この人はこのオペラの何処を盛り上げて行けばいいのか、全然わかってないのではないか。メリハリのない表現で、ただただウィーンの美音が空しく響き渡っていた。
 
 そして、演出が最悪。こんなに重たるくて暗いフィガロなんか見たくない。そもそも、明るくドタバタやって、楽しく振る舞っているからこそ、その裏にある「モーツァルトの毒」「モーツァルトの涙」を発見した時の感動が深まるっていうのに、最初から「実はこのオペラの内容は、怖いんですよ」なんて提示するような描き方は、モーツァルト鑑賞には合わないし、そんな「演出家の野望」を押し付けられるのは、ご免被りたい。
 衣装や舞台、時代設定など、何でもかんでも、現代化するのもいただけない。それでいて、見ていてただウザったいだけの「天使」なんかを新たに登場させて、さも意味深な心理劇にしようというのが、腹立たしい。

 モーツァルトのオペラは、音楽が全てを表現しているのだ。だから、過度で余計な演出はかえってうるさくなるだけだし、必要ない。もし、何かをやりたいのならピーター・ブルックが「ドン・ジョバンニ」で魅せたような「抽象化」していく方法が正解だと思う。そうすることで、より音楽の雄弁さが際立っていくからだ。

 スザンナ役のアンナ・ネトレプコも最悪。「椿姫」も良くなかったが、スザンナに関しては、絶対に二度とやって欲しくない。
 「フィガロ」を見る喜びの一つに、「愛おしいスザンナ」に出会えるというのが大きいことなのに、彼女が歌った瞬間から、その希望は無惨にも消え去った。こんなに不愉快で不機嫌なスザンナなど見た事がない。
 彼女は一応、才色兼備で今や人気絶頂のソプラノ、ということになっているが、どこが素晴らしいのか、ちっとも理解できない。たぶん喜んでいるのは、鼻の下の長いオヤジ達だけだろう。

e0093608_19453328.jpg その他の歌手達はそれなりにレベルの高い人達だったとは思うが、取り立てて惹き付けられることもなかった。何とも優等生的な演技と歌唱に終始していた、とも言えるか。ただ、このような酷い演出と、指揮の元では致し方なかったと同情できる。

 こんな「フィガロ」が、これからの「フィガロ」なら、私は昔のCDを聞いて楽しむことにするし、高い金を払ってオペラ座に行くことはない。それと、アーノンクールの指揮するものは、よっぽどのことがない限り、聞くことはないだろう。
 この時のライブを収録したCDとDVDが発売されているが、購入する価値は全くないと私は強く思う。
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by harukko45 | 2007-11-13 19:48 | 聴いて書く

 The White Stripesの新譜"Icky Thump"については、興奮しすぎてハチャメチャな文章のまま、このブログで紹介してしまったが、その後もますますのめり込んだままの日々である。
 先日は、このアルバムについて1曲1曲云々するのは意味ない、的なことを書いているが、特に1曲、唯一のカバー曲であるm4"Conquest"に関してはどうしても書き加えたくなった。

 もちろん、それはストライプスのパフォーマンスが素晴らしいからなのだが、このアレンジはアメリカを代表する大歌手であるパティ・ペイジのバージョンのカバーなのだった。
 ジャック・ホワイトはかつてよりただのパンク小僧ではないことは十分承知していたし、カントリー女性歌手の重鎮ロレッタ・リンのプロデュースをしてグラミーを取ってしまう程の男だから、アメリカ音楽の伝統にもきっちりアクセスできる能力を兼ね備えていた。

 彼らの出世作と言える"Elephant"でのバカラックの"I Just Don't Know What To Do With Myself"や、ライブでもよくやっていたドリー・パートンの"Jolene"(日本ではオリビア・ニュートン・ジョンのヒットの方が有名か)といい、ジャックの選曲・アレンジのセンスには思わず唸らされていた私だが、今回の"Conquest"でとどめを刺された。あのパティ・ペイジまで料理してしまうとは!

 そこで、驚いた私はパティのオリジナル版を早速聞き直したところ、これが見事にマリアッチ・アレンジでイントロの輝かしいトランペットといい、全体の構成・キーもそのままであった。パティ・ペイジの美しく深みのある歌声と同じキーのまま、キレまくったようにシャウトして自らの世界に持って行ってしまうジャックの素晴らしさ、かっこいい!
 と同時に、このパティ・ペイジのオリジナル版の素晴らしさにも感動した。ジャックがこれを取り上げたのはジョークでも何でもなく、極めて真面目に、そして偉大なるパティへの敬意も込めてのことだろう。この辺に彼の伝統継承主義者的な側面を感じるのだった。

 それにしても、パティ・ペイジ! 私は4,5年前にボーカリストの川内マキさんに薫陶ご教授いただいて「アメリカ黄金時代の音楽」を勉強させてもらったのだが、その中でも別格のボーカリストであると認識させられた1人が彼女である。それまでほとんど聞いたことのなかったパティや、これまた別格のパッツィ・クラインが、未だにアメリカのミュージシャン・アーティストから敬意を集める理由が、その時わかったのだった。

 それ以来、パティ・ペイジは私の音楽ライブラリーの中でも重要なものとなった。まだ、聞いた事のない方にはベスト盤で良いので是非聞いていただきたい。「癒し系」などと言われる最近のフニャフニャで線の細いボーカルなどバカバカしく感じるほど、豊かで深く、そして気品にあふれる彼女の歌声を聞かないのはもったいないことだ。
 
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by harukko45 | 2007-07-04 17:01 | 聴いて書く

The White Stripes/Icky Thump

e0093608_213182.jpg まずは万歳三唱、バンザイ!バンザイ!!バンザイ!!!
 さて、いくらジャック・ホワイトが天才であっても、何から何まで素晴らしいわけじゃない。私はRaconteursにおけるジャックは、ただの余暇だと思っている。ロレッタ・リンをプロデュースした時とは違った。そして、あくまで彼の才能はホワイト・ストライプスでこそ発揮される、と信じていた。

 そして、ここに来て2年ぶりの新譜の登場とは。そして、そして、各方面から聞こえてくる評判、それも大絶賛の評判。そして、そして、そしてYouTubeでタイトル曲"Icky Thump"を見てしまった私。

 まずは、このビデオをチェックした段階で、Fall Out BoyもWolfmotherもFratellisも吹っ飛んでしまった。
 で、このアルバムを本日聴くことにより、私の今年のロック部門は終了かもしれない。(いや、オジーの新譜だけは買っておこう、ザック・ワイルドだし...)

 とにかく、これはちょっと、ただじゃすまないアルバムを作ってきたぞ、ジャック・ホワイト!

 何という自由度!それでいて、ロックの、ブルーズの真髄はしっかりとつかんでいて、軟弱な方向転換などしない。それは、デビュー以来、一貫した姿勢ではあるが、ここに来ての進化は私の予想を遥かに越える段階に入った。

 参った。
 
 今回はどの曲がどうの、って感じじゃない。ある意味トータル性を持って、各曲が有機的に結びついているように思う。なので、緊張感を伴った一つの強い意識が全編を貫いていて、最初聴き始めた時、ちょっと先が怖くなって、いったん止めてしまった。
 が、二度目に聴いた時は、一気に全曲にのめり込んだ。が、同時にこれはヤバイと感じた。そして、今はもっと聴かないとちゃんと理解できない感じになってきた。
 60年代末にザ・バンドが"Music From Big Pink"でブルーズの未来を見せたが、ホワイト・ストライプスの"Icky Thump"はそのさらなる未来を感じさせる、と言ったら言い過ぎか?うー、わからん。
 何でそんなに、めんどうな言い回しになるかというと、このストライプスは「好き嫌い」を越えるレベルに達していると思ったからだ。つまり、この音楽は「必要」だ、ということ。

 こういう天才を生み出し、きちっと評価するアメリカの音楽界の凄さをまざまざと思い知る。ジャック・ホワイトは何度でも言うが、現代のポップ・ミュージックの世界で活躍する唯一の天才だ。と同時に、唯一のブルーズとロックンロールの遺産を受け継ぐ正統なる伝統主義者でもある。

 ふー、参った。何回このアルバムをリピートして聴いてることか。非常に常習性が高い。
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by harukko45 | 2007-06-23 03:15 | 聴いて書く

Chrisette Michele/I Am

e0093608_212687.jpg 今、最も大好きな女性歌手であり、昨日も紹介したChrisette Micheleのデビュー・アルバムを本日ゲット。
 やっぱり、これで私としては、今年の女性ボーカル部門は終了か?!
 さっそく聴いてみよう! でもって、すでに3回目のリピート。歌いいなぁー。

 m1,2のプロデュースはMo Jazとなっておりますが、私はよく知りません。作りは割とありがちな打ち込みで、誰でも作れそうなのだが、彼女が歌いだすとこれが何とも言えないムードに。打ち込みで歌う若きビリー・ホリディ? 2曲目はグラディス・ナイトか?正直、オケの出来はそれほどでもないところに、微妙に別次元で歌っている感じが面白い。

 m3"If I Have My Way"は彼女のプロモーション用にもずいぶんフィーチャアされていたので、シングル・カット第一弾か。プロデュースはDavid Stewart & Kevin Randolphで、彼女の良さを十分引出していて良い出来。ボーカルの生々しいブレスが聞こえてくるのがスリリングでもあるし、彼女のバッキング・ボーカルアレンジも、なかなか良いです。ダルな感じで弾かれたキーボードは少し狙いすぎぽいが効果的ではある。

 m4"Best Of Me"、m5"Your Joy"はお久しぶりのBabyfaceプロデュース。彼女はアストラッド・ジルベルトが好きだということだが、それをちょっと意識したかのような作り。でも、この2曲の仕上がりはかなり良い。さすがであります。faceが弾くアコギが良いし、ストリングスのアレンジも良い。でまた、ここでも歌がいい。こういう曲で押し付けがましくエゴ丸だしにならないのはセンスのいい証拠。

 m6はSalaam Remiのプロデュース。彼はFugeesとの仕事が有名か?あまり詳しくない。だが、いかにもそれっぽい導入から、一番Hip-Hop色が強い。ここでのクリセットもなかなか渋くて良いですぞ。
 ただ、続くm7"Be OK"のWill.i.amの「今が旬」な派手な仕上がりの方に、ぐっと引き込まれてしまいますなぁ。Nasとの"Can't Forget About You"で、もうすでに相性はバッチリって感じ。とにかく、Will.i.amは面白い。

 m8は再びMo Jazでm1,2と同様な印象。ボーカルの幻想的な雰囲気がなかなか気持ちいいが、曲としてはもう一つ。
 m9はGI Joeのプロデュース。いくぶん暗めのムードで、じっくり聴かせる。ボーカルは熱くソウルフルだが、オケはまあまあ。

 そこへ、再びぶっとびのWill.i.amのm10"Let's Rock"は最高に楽しい。クラシック・ソウルのムード満点で彼女も気持ち良さそう。そして、John Legendによる、まさしくJohn Legend風のm11"Love Is You"。Legend君のピアノ、ちょっとたどたどしいところも彼っぽくて、大変よろしい。しかしまぁ、さすがに曲にツカミがあるねぇ。小さい編成のストリングスと木管の組み合わせのセンス良し。

 Salaam Remiのm12もクラシック・ソウルの美味しい感じを強調しているのと、深めのリバーブがちょっと新鮮。でも、他の曲に比べると少し落ちる。
 突然として、プリンス風なKelvin Wootenによるm13は最初、多少違和感を感じながら聴いていたが、じょじょに歌のエネルギーに引っ張られて、いかにものギターソロも許してしまう。

 ラストm14"I Am One"はクレジットがないので確かではないが、たぶん彼女自身のピアノとボーカルをフィーチャアしたものか?だが、ボーナス・トラック的な扱いがもったいない出来。前の2曲をカットしてこれをメイン・クレジットに加えても良かった。

 さて、期待のアルバムはすべてに大絶賛というものではなく、全体にイントロデュース的な感じで、いろいろなプロデューサーと組んだため、出来にチグハグさも出てしまったのが残念だ。
 だが、Chrisette Micheleというボーカルが今の時代いかに新鮮で、同時に懐かしい「良きブラックミュージック」の流れを汲むボーカリストであるかは、十分に示してくれていると思う。アルバムの完成度ではアリシア・キーズには及ばないまでも、1人のボーカリストとして、私は彼女にぞっこんであることは変わらない。次作では、この良い素材・才能を十二分に生かしたものを期待したい。


 
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by harukko45 | 2007-06-22 23:50 | 聴いて書く

Chrisette Michele

 今、ぞっこんの女性歌手を紹介したい。それも一昨日デビューアルバムが出たばかりの新人に夢中だ。名前はChrisette Michele/クリセット・ミシェール(って呼んでいいのかな?)。

 彼女のアルバムはまだ持っていないが、すぐに買うつもり。すでに、何曲か試聴して大変気に入っているが、彼女の素晴らしさを最初に知ったのはNasの昨年末に出たアルバム"Hip Hop Is Dead"に収録された"Can't Forget About You"だ。
 で、スタジオ・テイクも良いのだが、YouTubeあたりで見れるTVショウにおけるライブ・バージョンがしびれる!私は、この映像をこのところ毎日見ている。毎日、彼女の歌声を聞かないといられない。

 とにかく、声がいい!今時の女性ボーカルにありがちな、高音で圧してくるタイプでなく、かと言って、ファルセットでフニャフニャ歌うのでもない。どちらかと言えば、オールド・スクール、クラシック・ソウルのスタイルと言える。ベーシックな音域は比較的低めで、ハスキーなトーン。
 そして、独特の細かいビブラートが、Billie Holidayのそれを思いださせるのだ。また、全体的な歌い回しにジャズの名シンガー達、先のビリー・ホリディしかり、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルドといった人々からの流れを感じる。本人もジャズの影響を否定しない。
 それも、ただの物真似に終わっていない。堂々としたその歌声はまだ24才にもかかわらず、風格のようなものを持っているのだ。

 正直、彼女に出会って、ノラ・ジョーンズもコリーヌ・ベイリー・レイも吹っ飛んだ。ひょっとするとアリシア・キーズも吹っ飛んでしまうかも。かなり、惚れ込んでおります。要注目!

Nas - Can't Forget About You
 まぁ、とりあえず、このパフォーマンスで確認してみてください。このNasの曲はWill.i.amのプロデュースで、スタンダードの名曲"Unforgettable"を大胆にサンプリング、というかモロにバックに流して、ラップするメロウ・チューンで、Nasのラップもさすがではあるが、ここでは完全にクリセットのボーカルに持っていかれる。
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by harukko45 | 2007-06-21 23:13 | 聴いて書く

追悼 植木等さん

 先月27日に日本最高のコメディアン(と、ひとくくりにするには偉大すぎる)植木等さんが亡くなった。自分の仕事に追われて、そのまま1週間経ってしまったが、やはり日本の芸能の歴史に燦然と輝く巨星であり、僭越ながらブログに追悼として書かせていただくことにしたい。

 私がクレイジー・キャッツ、植木等の大ファンになったのは小学生の時。57年生まれなので、10代になる前にかなりの影響を受けたのであります。その頃の自分にとってのアイドルは、ON、ゴジラ、植木等って具合。正直、これほどのパワーを感じさせる、強烈なオーラを持った人々(ゴジラは人じゃない?)は、その後の日本の芸能スポーツ界には登場していない。69年にドリフターズのモンスター番組「8時だよ!全員集合」が始まったけど、私はすでにクレイジーを知っていたので、ちっとも魅力が感じられなかったものだ。 
 植木さんはコメディアン、俳優、歌手として活動が幅広かったが、特にここでは自分の仕事分野でもあるので、シングルとして発売されていた曲について語りたい。

 とにかく、青島幸男/萩原哲晶/植木等という3天才の集結による大傑作郡を聞けば、笑いも元気ももらったあげくにホロっと涙してしまう。最後には感動に震える。そんでもって、「ブアーっといくか!」ってことになるわけよ。

 61年の"スーダラ節"はデビューシングルにして超がつくほどの大傑作で、これを越えるコミック・ソングは未だにない。詞/作編曲/歌の主要3要素がこんなにも爆発しまくってて圧倒的な仕上がりになっているというのは、凄いことだ。今聞くと、笑いの奥に「無常観」とも言える深みを感じてしまうのは年寄りの考え過ぎか?(実際に、この歌を歌うのを迷った植木さんが、お父さんから「わかっちゃいるけど、やめられない」は「親鸞聖人の教えに通じる」と諭されたというエピソードも個人的にかなりシビレル)それにしても演奏うまいなぁ、宮間利之とニュー・ハードですか、素晴らしいです。
 第2弾シングル"ドント節"も最高じゃないですか!植木さんの歌のノリが凄い。「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ」の「キタモーンダッ!」の「ダッ!」のとこでバックが入るとこがタマラン。キマッテるなぁ。で、ノー天気に「ドンガラガッタドントドント...」って一緒に歌って油断してると、エンディングのリットした部分での植木さんの歌声が悲しげで、ついホロっとしちゃう。

 "ハイ それまでヨ"と"無責任一代男"がAB面の第3弾は凄すぎます。凄すぎです。"無責任"のイントロのカッコ良さにすぐにヤラレルが、それに続く植木さんの歌にワクワクしっ放しでしょ。「コツコツやる奴ぁ、ごくろうさん!」に感動。"ハイ それまでヨ"には何も言う事はありません。詞と歌の素晴らしさももちろんだが、やはりここでは萩原先生の天才ぶりが圧倒的。この曲の場合、笑ってなどいられない。感動、感動です。聞いててドキドキのしっ放し。
 元気爆発のそれまでと一転、えらくわびしい詞の内容で軍歌調"これが男の生きる道"だけど、これがまたイイ。「飲んで騒いでラーメン食って、毎日こうだと こりゃ泣けてくる」って本当に切実で、身にしみる。"ショボクレ人生"も傑作。最初の「バーやキャバレーじゃ 灰皿盗み...」でつかみはOK!それにしても植木さんって何でも歌える。本当にうまい。

 "ホンダラ行進曲"は植木さんだけでなくハナさん谷さんのリードもいいのよ。「ホンダラホダラダ...」は「スイスイスーダラダッタ」と同じように無常観があるね。「どうせこの世はホンダラダッタホイホイ」って納得です。ついでに「どうせ女はホンダラダッタホイホイ、だから男はホンダラダッタホイホイ...」ってくるんだから深い!
 "どうしてこんなにもてるんだろう"もいいんだよね。ここでも萩原先生凄いです。間奏のクラリネットが最高にイケテル。植木さんは演歌調からいつものブアーっといく感じまで表現の幅の広さが素晴らしい。

 で、続く"学生節"も有名だけど、青島/萩原コンビでないのでずいぶん肌触りが違う。毒気が薄まった感じ。萩原作編曲の"めんどうみたョ"の浪花節演歌調の方がひかれちゃう。セリフのところでの植木さんがお見事。
 青島復帰しての"ホラ吹き節"も傑作。こう来なくっちゃね。「さあーイッチョウブアーッといくか!」の植木さんのシャウト、チョウ最高。だから、その後のオケのノリも快調なのよ。「デッカイホラ吹いて ブアーッといこう」の「ブアー」前の休符にティンパニ入れるセンスも最高。
 "だまって俺について来い"は青島さんの詞がいい。で、植木さんの歌で聞くと本当に「そのうちなんとかなるだろう」と思うし、じんわりと感動してくる。

 "ゴマスリ行進曲"も「らしい」曲なのだが、ちょっとマンネリ気味?それよりクレイジー全員がリードをとる"悲しきわがこころ"が好き。聞いてるこちらも「勉強になりました」。
 黄金の3人による最後のAB両面である"遺憾に存じます"はビートルズの"I Wanna Hold Your Hand"のイントロのパロディに始まって、寺内タケシさんのエレキが大活躍。コンボオルガンによる演歌調のフレーズもいい。ただ、植木さんは少しヤケッパチ風?
 "大冒険のマーチ"は傑作。「ドンガンドンガラガッタ」ってところはまたか?と思うけど、その後の詞の展開とオチ、それを歌い回すクレイジーが楽しい。「やって出来ない事はない 先ず手始めに...」の特に「先ず手始めに」のメロディが良くって、次のオチ「ちょっと百円かしてくれ!」をすっごく期待させる作り。直後に谷さんの「アレー!!」と来るからタマラン。3番のオチは「ちょいと一杯やろうかね(ヤラレター!)」ですから、「よし、俺も」って気分に。

 さてこの後、正直パワーは下降気味。その中"余裕がありゃこそ"は黄金トリオによる作品で、随所にさすがと思わせるが、やはりこちらも全盛期ほどではない。ただし、映画ではこの頃クレイジーがラスベガスで大ロケした「クレイジー黄金作戦」があって、私は上野東宝で観て興奮しまっくったのでした。浜美枝さんが綺麗で、大好きになっちゃって。この時の主題歌が永六輔/中村八大コンビによる"万葉集"という異色作(?)だった。

 宮川泰さんによる傑作は"ウンジャラゲ"で、89年に志村けんがリバイバル・ヒットさせたけど、志村バージョンでは曲のシメのメロディ、つまり「ランラランラランで一週間」の最後の「ラン」のところが違っている。植木さんのオリジナルはいきなりマイナーになるのに、志村さんはそのまま。ここでマイナーなることで、何とも情けなく切なくほのかな笑いがこみ上げるのだ。植木さんのバージョンを知る者には、志村バージョンは認められない。
 もろセルメン・マシュケナダ風の"アッと驚く為五郎"も曲としてはなかなか楽しい。が、全体にじょじょにあざとい感じがしてくるのだった。ヒットを続けるというのは大変なことだ。 
 なので歌ものというよりも、クレイジー全員出演のコント仕立ての"全国縦断追っかけブルース"がなかなかイケルのです。このテナー・サックスは誰だろう、いいですねぇ。

 71年に青島/萩原が復活して"この際カアちゃんと別れよう"は、タイトルがあの「ボンカレー」のCM(「これ200円、味400円、この際カアチャンと別れよう!」)での植木さんを思い出させるけど、出来はもう一つか。この頃は、なかにし礼/川口真、川内康範/猪俣公章、阿久悠/鈴木邦彦、といろいろな作家陣と組んでいる。
 この後、しばらくリリースはなかったが、78年のシングル"これで日本も安心だ!"は久々の傑作。青島/植木はすっかり父親的視点になっていて、かつての無責任男が皮肉たっぷりに歌っているのが面白い。萩原先生のアレンジはシンセが登場していて相当イケテル。いつもながら、スリリングな展開にニヤリとさせられる。その後もいろいろなレコードが90年代までにもあったが、私はほとんど未聴であり、植木さん自身も渋い俳優として活躍されていた。

 さて、こうしてあらためて聞いて行くだけで、どんどん元気になっていくから凄いです。かつてTV番組でサザンの桑田佳祐さんが、"失恋・・・悲しみにくれる時"にジャストフィットする曲として、「スーダラ節」を選んだという。さすがの見識の高さではないか。そう、植木さんの歌は文句なく人を元気にする。そして、映画やテレビで見せたエネルギッシュな動きにこちらもすっかりノセラれて、やる気がみなぎってくるのだった。
 昭和が生んだ偉大なるエンターテイナー植木等は永遠だ。植木さんのご冥福をお祈りするとともに、生きている我々は、もっと元気だして、とにかく、ブアーッと行きましょう!
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by harukko45 | 2007-04-04 23:23 | 聴いて書く

 昨夜はNHK-BSで、2005年のザルツブルグ音楽祭で話題となった公演、ヴェルディの椿姫がオン・エアされた。主役ヴィオレッタにアンナ・ネトレプコで、ウィーンを始め目下大人気の才色兼備のソプラノの登場により、かなりの評判だったらしい。なので、すごく期待して観ていたのだが、果たしてそれほど絶賛の内容だろうか?
 ネトレプコは翌年のザルツブルグ音楽祭でのモーツァルト・ガラにおける、イドメネオからのアリアを歌った時は、確かに評判通り素晴らしいと思ったが、このヴェルディにおいては、ワンパターンの歌唱で、あまり好きになれなかったな。力入っちゃってて、トキメキを覚えることはほとんどなかった。顔が綺麗でも音で伝えてくれなきゃ、恋する気になれないってわけ。

 演出もちっとも良くなかった。どうせ、現代風にするなら、もっととことん抽象的にしたらどうか? 中途半端な現代化がかえって貧弱で安上がりな印象を与えるし、歌手達がカッコ悪く見えてしかたがない。アルフレード役のロベルト・ヴィラゾンがパンツ姿で2幕目最初のアリアを歌うのはみっともなくて見るに耐えない。あんな映像を残された彼が気の毒だ。歌ってる最中にズボンをはくなんて笑うしかない。
 アルフレードの父親役のトーマス・ハンプソンは私としてはヴェルディのオペラに登場してほしくないタイプ。声も演技も全くイメージと違う。が、私はこの父親が大嫌いだし、ヴェルディが書いたこの役への音楽も大嫌いなので、嫌な感じがハッキリしてかえって良かった?

 ウィーン・フィルは相変わらずエレガントな音色を聞かせていたけど、指揮のリッツィは安全運転に終始していたし、この場合、ウィーンの音色は美しいといっても、何ともおまけのように思えてくる。それに、ザルツブルグ祝祭劇場のだだっ広さが、全体に無味乾燥としたヨソヨソしさを音楽に付け加えるんだ。外面は豪華だけど中味なし、みたいな。

 しかし、しかしである! ヴェルディの音楽、この「La Traviata」は本当はとっても素晴らしいのだ!(父親のところをのぞいてね)だからCDで最高の演奏を楽しもう!

 くそったれ!何て素晴らしいんだ、カルロス・クライバーという指揮者は!これはスタジオ録音だ、が、演奏はライブそのものだ。生きているんだ、音が。歌手もみんな素晴らしい。コトルバスのヴィオレッタ、ドミンゴのアルフレード、そして大嫌いな父親もこのディスクのミルンズなら聞いていられる。
 とにかく、繊細でいて刺激的、確かにテンポは早い。頭の固いイタリア・オペラ・ファンはこれではホンモノのイタリアじゃないって言う。そうだろうか? クライバーはテンポが早くてもノリが最高なのだ。これほどまでに、スイングしてグルーヴィなオペラが他にあるか。
 叙情的で本来は緩やかなパートにおいても、早いテンポでキリっとした姿勢を崩さずにいるが、絶妙なところで伸縮させるのがタマラないのだ。それはセンスの良さ、品の良さ、才能の凄さとしか言いようがない。
 それでいて、頭でっかちな理論派ではない。歌手の感情の上を行くようなクレッシェンドやアッチェルに込められた情熱に、聴き手が燃えない方がおかしい。

 序曲から一度聞き始めたら、もう最後まで一気に聞いてしまうだろう。筋なんか、適当に覚えていれば良い(ってわけにはいかないな、実際には。でも、それぐらい音楽が雄弁だということ)。音楽が切実に聴き手に語りかけてくるので、そのドラマに真実を感じさせるのだ。切なく悲しく楽しい。その豊かな表情と深い音楽性に敬服しながら、思わず熱いものがこみ上げてくるのだった。
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by harukko45 | 2007-02-24 20:15 | 聴いて書く

グラミー賞

 49回目のグラミー賞は、最終的にDixie Chicks一色になったことで、個人的には満足だし当然と思ったが、全体のライブ・パフォーマンスにおいては年々落ちていくような気配を感じたし、それだけアーティストのレベルが(特にライブ!っていうことにおいて)下がっていると言えるかもしれない。

 もうすでに、かつてのようにアメリカ(+イギリス)が圧倒的に優れている状況ではなくなったのは明白で、どちらかと言えば全世界に(ブラック・ミュージックをベースにした)ポピュラー音楽作りの方法が広まり、それを誰もが楽しむようになったことにより、段々その音楽すべてが薄まってしまったのだろう。
 もはや、現在のアメリカのポップ・ミュージックにマジックは存在しないし、天才もいない。なので、夢中になって新しい音楽を見つけよう、なんて気はおきないし、そのような迫力を音楽業界全体からも感じられない。

 というか、60年代70年代のように、そもそも「革新的な」ものを音楽に求めることが、少しおかしかったのかもしれず、今のような状況こそが本来の「大衆音楽」としての有様なのかもしれない。
 だから、ディクシー・チックスのようにデビュー当時からいい曲を、いい演奏をバックに、いい歌を聴かせるという、基本的な部分がしっかりした人達が評価されることに至極納得するのは、大した能力もないのに「個性」ばかり主張する風潮に、聴き手の方が(いや、私が)うんざりしているからなのだろう。

 さて、今年のパフォーマンスで一番印象に残って良かったのはディクシー・チックスとクリスティーナ・アギレラだ。ディクシー・チックスはそれでも普通だったと思うが、アギレラはあのジェームス・ブラウンをカヴァーするという大変難しいパートにもかかわらず、かなり健闘していたし、はっきり言って他のブラック・ミュージック系のボーカリストが全バツだったのを見れば、JBを歌うのは彼女しかいなかったんだな、ということだ。

 おー、本編の低調さですっかり忘れていたけど、オープニングのThe Policeの再結成は思った以上に良かった。それもロクサーヌ1曲だけでさっさと帰ったのがいいね。とにかくショウと全然関係ない!って雰囲気がカッコよかった。
 スティングも、完全にバンド時代のムードが漂っていたし、スチュアート・コープランドのオバカぶりも健在。アンディ・サマーズはさすがに老けたような感じだったけど、元々重鎮だったしね。逆に変わってなかったと言えるか。
 で、これで再結成ツアーも決まって日本にも来る?らしい。とにかく、あの衝撃のデビュー当時のトリオのみでのパフォーマンスをできるだけ復活させてほしい。それなら絶対に観に行きたい。

 うーむ、今回のグラミーで一番革新的な音楽を聴かせたのはポリースだったか!
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by harukko45 | 2007-02-14 15:22 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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