カテゴリ:映画・TV( 34 )

 去年は今頃ウィーンに行っていたので、それなりにいろいろイベントには事欠かなかったが、今年は旅行もなし、仕事も来週からなので、家でゴロゴロ寝正月となってしまった。
 ちょっと、こんな調子じゃ先が思いやられるなぁ。そろそろしゃんとしないとね。

 とは言え、たまには家でずっとテレビばかり見てるのも、意外に悪くなかったかも。新春お決まりのお笑いものも結構見たけど、それ以上に今回はまんまとWOWOWの陰謀に引っ掛かって、「CSI」のシーズン1全作の一挙再放送にハマったのに始まって、イギリスのハードアクションTVドラマの「S.A.S.」の罠にもはまり、そのシーズン1を見ていて、後にはシーズン2も控えている。

 そして、ちょっとうれしいのが、マーティン・スコセッシがプロデュースしたブルーズをテーマにしたドキュメンタリー作品「The BLUES Movie Project」全8本が今月放送されるのだが、そのうち2本をここまで観たのだった。   

  クリント・イーストウッドが監督した「ピアノ・ブルーズ」は素晴らしい名ピアニストが多数登場してブルーズを語り、演奏してくれる映画で、資料的にも実にきちんとしていて、ミュージシャン自身が語る一言一言が興味深く、それが大きなアメリカン・ピアノ・ミュージックの歴史へとつながっていく内容で、私には保存版の作品。さすがイーストウッド監督は大のジャズ・ファンであり、各ミュージシャンへの敬意が感じられて、普段の彼の映画とは違うタッチがあり大変おもしろかった。

 昨日観た「ライトニング・イン・ア・ボトル」もブルーズ誕生100年を祝ってのニューヨークでのコンサートの模様を中心にしたもので、各パフォーマンスがどれも素晴らしかった。おもしろかったのはジミ・ヘンドリックスがかなり影響受けたというバディ・ガイが、その当時の様子を語ったあとに、そのジミ・ヘンの曲を演奏したくだり。特に昔のバディの映像を見ると、ジミそのものっていうか、ジミはほんとに丸コピーしたのねって感じ。その辺のつながりは初めて知った。

 それと、かつてはフュージョン・ドラマーで今やジャンルを越えたドラマー、プロデューサーとして大活躍のスティーブ・ジョーダンがミュージック・ディレクターで、ライブ演奏もすごく良かったのが印象的だった。
 このシリーズは他の作品もブルーズの歴史やミュージシャン達の勉強になるのでとっても有り難い。かなりハマりそうだ。
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by harukko45 | 2006-01-06 01:28 | 映画・TV

アバウト・シュミット

 3日間連続で、少し前の映画をレンタルして観ているが、それはちょっとした病気になって寝込んでばかりだから。ま、いいや。それでいてブログだけは一生懸命更新するんだから、世話ないか。「ブログにハマる妻たち」を笑えない。

 で、「アバウト・シュミット」を観た。とっても良い映画だった。おもしろかった。最後まで全然飽きなかった。ジャック・ニコルソンは本当に素晴らしい演技だった。そして、この監督アレクサンダー・ペインはとっても良い演出をする人だと感心した。
 ストーリーは、どちらかと言えば、アメリカ人の好きなロードムービー、孤独な老年の男が自分探しをする旅の物語とでもいうものだが、ニコルソンとペインの才能の素晴らしさによって、よくありがちな「ありもしない設定」や「さあ、泣け!感動しろ!」映画にならず、人間描写がすごく繊細に丁寧にされていて、主人公の男の人生がリアリティを持って画面に映し出されていたと思う。
 そして、彼の寂しさ、悲しさを笑いでつつみ、またその笑いの陰に孤独をにおわせる。そういう重層的な感情表現をちゃんと映像で見せてくれた映画だった。でも、自分の将来も見え隠れして、身につまされる内容とも言えるけど。

e0093608_515993.jpg にしても、ジャック・ニコルソン!「イージーライダー」「チャイナ・タウン」「カッコーの巣の上で」の若い頃の強烈なインパクトある演技も鮮烈に記憶に残っているけど、最近の見事な「オヤジ」ぶりもいい。この前にみた「恋愛適齢期」も良かったが、「アバウト・シュミット」は彼の名演技の中でも最高に近いのではないか。
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by harukko45 | 2005-11-20 04:34 | 映画・TV

コールドマウンテン

 今夜は「コールドマウンテン」をこれまた今頃観た。一応、感動文芸大作との評判で、アカデミーにもずいぶんノミネートされてた。が、私はただホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが出ているので観てみたかったのだった。

 内容は、まあ悪くはなかったけど、正直もうちょっとリアリティのある仕上げはできなかったものか(そうじゃないなら、もっとロマンティックに)と思う。どうも、設定に無理を感じて、深く共感できないまま進んでいく純愛ものだった。そして予想通りジュード・ロウが死んで、やっぱりね。

 それとリアリズムに徹せられないハリウッド映画は、余計なエピローグをつけて「希望」を演出する。これは本当にいただけない。でも、アメリカものだからしかたないか。と思ったら、失礼イギリス、イタリア、ルーマニア合作だって。監督は確かにイギリス人だ。で、撮影がルーマニアとは!これは驚き。ルーマニアに古きアメリカを再現するとはね。そのせいかどうかはともかく、映像は美しかった。撮影監督の仕事は素晴らしいと思った。

e0093608_181392.jpg とにかく、「21世紀の”風と共に去りぬ”」は言い過ぎではないか。ビビアン・リーとクラーク・ゲーブルの異様なほどの濃さに比べたら、ニコール・キッドマンとジュード・ロウでは物足りない。
 同じように「戦争で引き裂かれる愛」をテーマにしたものなら、イタリアの「ひまわり」の方が数倍感動する。ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの方が、ずっとロマンティックであり、同時にリアリティがあった。音楽もヘンリー・マンシーニで素晴らしかったし。
 
 で、お目当てのジャック・ホワイトは後半にかなり情けない役で登場。ミュージシャン役で歌うのはいいとして、演技の方はいただけなかったね。これじゃ、レニー・ゼルウィガーに手玉にされてしまうよ。
 でも、その失恋の痛手が今年の新作"Get Behind Me Satan"に実を結んだんだから、音楽ファンには最高の演技だったと言えるかも。
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by harukko45 | 2005-11-19 03:50 | 映画・TV

 シシー・スペイセクがアカデミー賞主演女優賞を受賞した1980年の映画、「歌え!ロレッタ愛のために/Coal Miner's Daughter(炭坑夫の娘)」を今頃見た。カントリー・ミュージックに凄まじくウトい私は、前に書いたジャック・ホワイトがプロデュースした「Van Lear Rose」を買ったことで、この映画の存在を思いだしたのだった。「オー、そう言えばシシー・スペイセクがやってたカントリー歌手の映画もロレッタだったなぁ。」
 とんでもない、モロにロレッタ・リンの半生を描いた映画だった。お粗末さま。

 内容は他愛もないホームドラマ風のサクセス・ストーリーだが、ロレッタ・リンとパッツィ・クラインとの関係や当時のカントリー・シーンの一端を見れたのはすごくおもしろかった。ロレッタと旦那さんのグチャグチャな愛憎劇を想像してたら大間違い、トミー・リー・ジョーンズ扮するご主人、実に献身的で彼女を売り出した立派なプロデューサー&マネージャーだったのね。

 それにしても、シシー・スペイセクは全曲吹き替えなしでロレッタの曲を歌ったとは恐れ入りました。うまい!アメリカの役者さんは突き詰め方がすごいわ、やっぱ。
 それと、ロレッタの父親役を何と、ザ・バンドのレヴォン・ヘルムが演じていたのには超ビックリ。思わぬところで彼の渋い演技を楽しませてもらった。実は、バンドの昔のCDを聴き返していたので、こういう偶然がまたまたおもしろい。

 パッツィ・クラインの素晴らしさは少しは知ってる私だったけど、ロレッタ・リンはまだまだ知らない事ばかり。それでも、「Van Lear Rose」にはぶっとんでるけど。昔のも少しずつチェックしてみたい。

関連
シンガポールから(8)/Loretta Lynn"Van Lear Rose"

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by harukko45 | 2005-11-18 04:03 | 映画・TV

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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