WBC/日本6-2韓国

 ともに勝ち抜けチーム同士の2次ラウンド最終戦は、例えばサッカーだったら引き分けでお茶を濁すというのもアリなのだが、野球の場合はあくまで決着をつけるので、そうもいかない。ただ、両チームの投手ともにエース級を使い切っているので、波乱の展開も予想できた。
 1回裏に先発・内海がいきなり連打で1点を取られたものの、2回表に内川が同点ホームラン、片岡のタイムリーで逆転して2-1となった段階では、そういった要素が漂っていた。が、その後は日本2番手・小松が韓国打線を無安打に封じ込める好投で、しっかりとゲームを作ってくれたのが大きい。彼はLAに行ってからも計算できる一人と言えるのでは。
 今大会を通じて常に良い日本投手陣は今日も素晴らしく、逆に韓国打線は下り坂の様相なのでは、と要らぬ心配をしたくなるほどだった。

 一方の打線はヒットは出るものの、なかなかつながらずに追加点が奪えなかった。特に7回表での無死1,2塁でのイチロー、中島に一本が出ずに無得点となった時は、再び日韓戦の無限地獄に陥るのか、との心配がよぎった。
 それはすぐに現実となり、7回裏にマー君が同点ホームランを浴びてしまった。その後もエラーによる無死1塁で、ズルズルと行きそうな気配だったが、ここは山口、涌井を惜しげもなく投入して悪い流れを断ち切ったのは大きかった。

 そして8回表は、久しぶりの集中打によるサイコーに気持ちのいい攻撃を見せてくれた。今日そこまでヒットが出ずに抑えられていた青木だったが、プッシュバントを見事に決めて出塁。気持ちの伝わるプレイにしびれた。続いて代打・稲葉ということはバントはないわけで、ちょっと見え見えではあったが、これまた美しくヒット・エンド・ランが成功。一気にチャンスが広がった。
 内川に代えて小笠原というのは驚きだったが、さすがガッツ、期待に応える食らいついたバッティングでタイムリー、相手がキム・グァンヒョンだったので、今後の影響も大きい。
 岩村もキムから2点タイムリーで、この回3点奪取。これで勝負を決めた。

 さらに9回表にはイチロー2塁打から、中島バント、青木タイムリーという理想的な展開でのダメ押し。今日の終盤の攻撃は実に内容のある戦いぶりで、選手個々もベンチ・ワークもピタっと決まって、今大会一番の出来だったと思う。
 
 さて、連日の激闘により、村田の負傷リタイアは残念だが、チームとしては昨日今日の良い感じを是非とも準決勝にもつなげて行ってほしい。前回大会、疑惑の判定で敗れたアメリカが相手だけに、キッチリと良い野球を見せての勝利が見たいものだ。
 正直、ワールド・ベースボール・クラシックと言いながら、日本は韓国とキューバとばかり戦っていて、ちっとも世界大会の感じがしない。これは、ひとえにMLBの大会運営がまだまだおかしいからで、そういった問題点にはいろいろ不満があるものの、とりあえず勝ち残ったベスト4は世界一を決めるのにふさわしいチームが出揃ったわけで、これまで以上に熾烈な戦いが期待出来るだろう。ますます目が離せないし、もうしばらくこの興奮を味わえるのが、たまらなくうれしい。

 23日の準決勝、松坂とピービーによるメジャーを代表するエース同士の投げ合い、今からワクワクものだ(前回大会でもピービーとの対決だった。イチローの先頭打者ホームランが記憶に焼き付いております)。とにかく、仕事になりませんな、これは。
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by harukko45 | 2009-03-20 15:42 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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