スーパーボウル/アリゾナ23-27ピッツバーグ

 今年のスーパーボウル、なかなか面白かった。お互いの持ち味が随所に出てたし、終了間際での逆転、再逆転という展開に、かなりハラハラドキドキしながらの観戦だった。

 結局、残り数秒での再々逆転はならず、アリゾナ・カーディナルズの初優勝はかなわず、復活したベテランQBカート・ワーナーは栄冠に届かなかったわけだ。
 私としては、初めてNFLをテレビで見始めた70年代の印象から、その頃の最強チームだったピッツバーグ・スティーラーズへの想いが強く、今回で6回目の優勝を願ってはいたものの、アリゾナを率いるカート・ワーナーという存在を前に、気持ちはグラグラ揺らいでいた。
 彼は下部リーグやヨーロッパNFLでプレイしながら、スーパーマーケットでアルバイトして生計を立てていたという苦労人。1998年セントルイス・ラムズに入団したが、その時は4番手QBだった。しかし、見事にチャンスを生かし這い上がったワーナーは翌年スーパーボウル制覇という偉業を達成したのだった。
 この時は、彼の「シンデレラ・ストーリー」がずいぶん話題になったなぁ。
 
 でも、その後は再び苦しい不遇の時代が続き、チームを転々とし、若手のバックアッパーに甘んじていたのだが、今シーズン見事復活。それも常に弱小チームだったカーディナルズをNFCチャンピオンとしてスーパーボウルに導いたのだから凄い男です。
 
 さて、とは言え勝負は勝負。地力も経験も上回るピッツバーグがやはり最後には寄り切ったって感じでしょうか。
 QBロスリスバーガーは3年前の初優勝の時に比べると、すいぶん大人になりましたし、プレイに奥行きが出てきました。いざと言う時にきちっと決める「頼れるリーダー」に成長してくれました。それが、4Q残り35秒での逆転TDパスを生んだに違いない。また、そのパスをスーパーキャッチしたWRホームズは、この試合パスキャッチ9回131ヤード達成の大活躍で、文句なしのMVPでありました。

 試合全体の流れは最初からピッツバーグのペース。1Qピッツバーグのオフェンスが好調で最初のロスリスバーガーのTDが認められずFG3点にとどまったのが不運だったものの10点先取。前半終了間際には、LBハリスンのインターセプトからのTDというビッグプレイも飛び出し、17-7でハーフタイムを迎えた段階ではピッツバーグの強さは盤石に思えた。
 
 後半に入っても3Qで20-7で、アリゾナの「らしくない」慎重なオフェンスにがっかりもしていたし、試合はこのまま過ぎるのではと思った。
 が、4Q残り7分にようやくワーナーとフィッツジェラルドのホットラインがつながってTDを決めると、俄然アリゾナ・ペースに。勝負のモメンタムが一気に動いた。それまで、比較的余裕の横綱相撲だったピッツバーグがバタバタしはじめ、反則からセイフティまで献上してしまうという悪い流れ。
 その直後に再びワーナーからフィッツジェラルドへのパスが通り、ついに逆転TD。残り3分切ってました。

 一度は大喜びに沸いたアリゾナ・ベンチだったけど、そんな大ピンチをはね返すピッツバーグの底力、やっぱ凄かったし、目一杯ワクワク堪能させられました。
 とにかく、大混戦の今シーズンそのままに、最後まで目の離せない好ゲームをしてくれた両チームに感謝、そしてピッツバーグ・スティーラーズ、史上最多の6度目の優勝おめでとう!

 おっと、ハーフタイム・ショウに登場したブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの熱いステージも良かった。密度の濃い、情熱の固まりのようなパフォーマンスを久々に見れて満足でありました。
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by harukko45 | 2009-02-02 13:54 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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