NFLポストシーズン

 NFLのポストシーズンが大詰め、いよいよスーパーボウルを残すのみになった。今年はポストシーズンの試合をすべて見ることはできなかったが、AFCのディビジョナル・プレイオフと先週末の両リーグのチャンピオンシップはしっかりと観戦できた。

 で、大混戦だったレギュラー・シーズンの様相をそのままに、ポストシーズンでも「まさか」の展開で下位シードのチームがことごとく勝利し、上位シード・チームはホームアドバンテージを生かせない結果が多かったのが、今年度の特徴。

 その中で、唯一順当に勝ち上がったのはAFCのピッツバーグ・スティーラーズ。やっかいな相手であるサンディエゴに圧勝した時点で、ボルティモア・レイヴンズとのチャンピオンシップでもかなり有利と見たが、その通り、本番でも両チームの実力差は歴然だった。2005年にスーパーボウルを制しているロスリスバーガーと、方やルーキーのフラッコというQBの差はその代表的一例で、それ以外にも随所にピッツバーグの優位性は見て取れた。とは言え、それでも思ったよりピッツバーグにしては手こずったとも言えるか。

 共にディフェンスの強力なチームであり、勝負はいかに点を取るかだったが、ピッツバーグのオフェンスはサンディエゴ戦ほど調子が良かったとは言えず、ミスも多かった。だが、ディフェンスの強力さは終盤に行けば行くほど、凄みのようなものを感じさせたし、スピードある積極的なパスラッシュの迫力は圧倒的だった。さすが、伝統のスティール・カーテンである。

 そして、ピッツバーグの勝利を決定づけたのもディフェンス陣。第4クォーター残り4分でのトロイ・ポラマルのインターセプトからのタッチダウンは、まさにこの試合を象徴するシーンだった。

 一方のNFCは驚きのアリゾナ・カーディナルズの勝利。多くの人がフィラデルフィア・イーグルスの勝利を予想したのではないだろうか。

 前半、フィラデルフィアの守備陣の裏をかくような見事な攻撃で、WRフィッツジェラルドによる3TDという、派手な得点を重ねたアリゾナだったが、後半になるとハイパー・オフェンスが急に失速。おかげで息を吹き返したフィラデルフィアの猛攻にあい、第4クォーター残り約11分に18点差をひっくり返されてしまった。
 この時点では経験値で上回るフィラデルフィアが有利と思ったが、アリゾナはその直後から蘇った。かつてセントルイス・ラムズ時代にスーパーボウル制覇を果たしたQBワーナーが落ち着いたゲーム・コントロール・オフェンスを見せて、チームを再逆転に導いたのだった。
 ワーナーはショート・パスで着実に進みながら時間もうまく使い、最後は残り3分で、RBハイタワーへ意表をつくパスを通し、逆転のTDを成功させた。その後、フィラデルフィアも再度攻撃をしかけたが、いかんせん時間がなく、焦るQBマグナブのプレイも最後の最後で精彩を欠いた。
 このアリゾナ・ベンチとQBワーナーの巧みなゲーム運びが、一度逃がしたモメンタムを見事に奪い返したのである。

 ということで、2月2日の頂上決戦スーパーボウルは、NFL最強守備陣のピッツバーグ対ワーナー&フィッツジェラルドを中心とするハイパー・オフェンスのアリゾナとなった。私はかねてよりピッツバーグを応援しているので、NFL史上最多の6回目の優勝を願うが、アリゾナが勝つと初優勝だし、復活したカート・ワーナーの美技も堪能したいし、これはこれで興味深い。
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by harukko45 | 2009-01-20 23:21 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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