ジョン・レノン・スーパーライヴ2008の詳細(11)

詳細(10)からの続き。

 トータス松本さんとの2曲について。

 土屋さんには、ショーンの映像終了後すぐにギター・イントロを弾くようにとの演出側からの指示があった。ただ、当日になってジョンの"Woman"のビデオから急遽ショーンのものに変更になったため、あまりいい流れではなかったようだ。ショーンの歌がとても切なかったので、もう少し余韻を持たせるべきだったかもしれない。

e0093608_2452429.jpg ただし、演奏に集中している我々にはその時点では、そのようなことは伺い知れない。とにかく、トータスさんとのステージを盛り上げるのみだ。
 1曲目の"Ticket To Ride"はシングルとしても米英で1位を取っているし、映画「Help!」でもスキーをしながら歌われるシーンが印象的だった。ジョンが書いたビートルズ曲の中でも屈指の名曲の一つだろう。

 オリジナルのアレンジで注目すべきは12弦ギターのイントロ・リフと2拍3連を強調したドラム・パターン。Aメロからジョンのリードを食ってしまうかのように強烈なポールのハイ・トーンによるハーモニー。またサビではジョンとポールのツインでリードといったおもむきで、ここにあげたどれもが外せない必須アイテムだ。
 おっと、サビとエンディングで活躍するタンバリンも忘れちゃいけない。

 正直、ビートルズを演奏する時は個人的には初期(Rubber Soul以前)の曲の方が断然楽しい。この曲の場合、私はタンバリンとコーラスしかやることはないが、それでも至福の3分間である。

 それと、ポップな印象で耳になじみやすいから、楽にやっているように思われるが、実際はかなりヘビーな曲。ジョンは「元祖ヘビメタ」なんて言っているし。
 ボーカルはシャウトしっぱなしで、結構大変だが、トータスさんは60年代R&Bのニュアンスを出すのがうまいし、声がカッコイイ。今回相棒役で大活躍の押葉くんもポールのパートを完璧にこなしてくれたので、すごく安心して楽しむことができたのだった。

e0093608_3311170.jpg そんな充実のボーカル陣、特にトータスさんのソウル色がより際立って良かったのは"Stand By Me"。もちろん、ベン・E・キングの曲でジョンは「Rock 'n' Roll」でカヴァーしたが、その出来はオリジナルを凌駕するほどのカッコ良さだ。なので、こちらもあまり小細工せずにストレートに、シンプルに演奏した。
 とは言え、なんだかんだ言っても自然に盛り上がる曲だし、トータスさんの歌が魅力的だから楽しい楽しい。サビを一緒に歌うのも幸せでありました。

 なんか、ここまでの中で一番楽しくやらせてもらえて、ありがたい気持ちになったよ。さすがトータスさん、好きだなぁ。それと、アルバム「Rock 'n' Roll」何度聴いても、やっぱ最高!

詳細(12)
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by harukko45 | 2008-12-28 03:48 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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