保田圭&矢口真里/カジュアルディナーショー(2)

 前回の続きです。

 m6.粉雪
 矢口さん、今回はとってもスケジュールが立て込んでいて大変でした。初日は番組収録から抜けて本番をこなし、その後TV局に戻り明け方まで収録だったそうで、その疲労はものすごかったでしょう。でも、そんなことを周りにはちっとも感じさせずにビシっとやりきるんだから、たいしたもんです。

 とは言うものの、選んだ曲がこれまた難しい曲だったから、楽しくってたまらないはずの歌の時も、しばし苦痛の時間になっていたのかもしれません。
 このレミオロメンの曲、とにかく音域が広い曲で、サビの「こなー!ゆき」の部分を楽にすると、Bメロの低い部分が出なくなっちゃうし、Bメロを生かすとサビが大変になっちゃうのでした。
 でも、彼女もどんどん歌が良くなっていて、サビではオリジナルのような絶叫するわけでなく、ふっと抜くようにしていたのが、かえって女の子らしい表現になり、かなりいい出来になったし、私はとっても好きでした。まさに、「苦難のあとに歓喜あり」です。

 m7.真冬の帰り道
 でもって、広瀬香美のこの曲。これだって、上から下まで大変だよねぇ。しかし、こちらはさすがに大好きな人の曲だけに、すぐにピタっときまりました。元のアレンジは少々うるさいぐらい音が詰まっていて時代を感じさせてしまいますが、持っているノリはすごく良いので、演奏しているのはとっても楽しかったです。こういう明るいキャラの曲に、矢口さんの抜ける声がバッチリですし、高音も難なく歌いきって気持ち良さそうでした。後半に向けてのいいフックにもなったと思います。

 m8.Last Christmas~クリスマス・イブ
 あまりにも定番なクリスマス・ポップ・ソングを2曲。当初は別々にやる予定でしたが、曲調もテンポも似ているのでつないでみました。実を言うと、この2曲ともやり始めるとスーっと流れていってしまう、なんてこともない演奏になりがちなのです。特に歌がなくてバックだけで合わせていると、ほんと、どうってことない時間がただすぎていくのでした。
 だから、ボーカル陣お二人が新たにハモをつけたりして意欲的に工夫してくれたのは、うれしかったです。

 m9.らいおんハート
 ラストはSMAPの大ヒット曲。それにしても、このオリジナル盤における彼らの歌は下手だねぇ。のっけのキムタクの出だしからズルっとくる。逆にナカイ君の部分はあまりにも下手で微笑ましく思えるよ。
 とは言うものの、サビのあたりにくるとちょっと甘すぎるんじゃないと思いながらも歌詞にも煽られて、結構感動しちゃうのでした。これってやはり曲の力と言えるのかな。
 演奏においては、ティンバランド風ともバングラ風とも言える32音符のシカケが何度も出てきて、当時はハヤリだったけど今聴くとちょっとうるさい感じもある。でも、Bメロのところなんかかなりカッコイイし、全体にはミニー・リパートンの"Lovin' You"をベースに随所にうまく工夫をこらしていてなかなか興味深いアレンジでありました。
 ここでも、圭ちゃんがリードしながら二人でハモをつけてサビを盛り上げてくれたのが大きい。それが気持ちよかったので、エンディングを変更してフューチャリングしたのでした。とにかくこの二人の声は良く合う。

 さて、この後ステージを去る彼女達のためにバンドでクリスマス・ソングをインストでやったのだが、初日は予想以上に早くステージからいなくなってしまい、思わぬ形で我々の演奏を聴いていただくことに。会場からの大きな手拍子、ほんとありがとうございました。とは言え、やはりショウの最後としてはあまり美しくないので、2日目は修正したショート・バージョンでうまく二人を送り出すことが出来たのでした。

 終演後は、「おつかれさま」と「良いお年を、来年もよろしく!」って挨拶で別れましたけど、二人ともほんとに音楽好きの頑張り屋さんで、心から応援したくなるのでした。是非、来年も機会があればご一緒したいです。
 その時は、モー娘。系のオリジナル曲をもう少し多くやれたらいいなぁと思います。今回のm2,3のように佳曲がまだまだあるでしょうから、是非ライブでどんどん取り上げて残していってほしいです。

 それから、少々テンパリ気味だった私を支えてくれたギターの玉川くんとパーカッションの高杉さんには深く感謝ですし、いつもながら盛り上げてくれて、我々にも声をかけてくれるファンの皆さんには心より大感謝です。ありがとうございました。
[PR]
by harukko45 | 2008-12-15 09:34 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30