タケカワユキヒデ/川口リリアホール

 11月に入って先週末はタケさんの仕事で、川口市のリリアホールに二日間通いました。1日は会場にてリハーサル、2日が本番です。夏の熊本以来のバンド編成でのコンサート、曲も復刻したタケさんのソロ曲が加わって、なかなか新鮮なメニューになりました。

 その新たにトライした2曲は80年代にリリースされたもので、このたびCDアルバムとして6枚一挙に復刻されたものからの選曲、83年の"白い街角"と84年の"Thinking Of You"でありました。
 しかしまぁ面白いもので、この80年代の音楽というのは今聞き返してみると、ずいぶんとはっきりした色合いのある内容だなぁとつくづく感じます。それは良い意味でも悪い意味でも両方あるのですが、派手さやPop感覚の明るさに関しては他の時代に比べて群を抜いて際立っているのでした。
 今の感覚でこれをやるのって案外難しいものです。当時のサウンドや演奏を実際に体験している身としては、すっごく懐かしく感じてしまうので、かえってやりにくい所もあるわけで。

 とは言うものの、この2曲、なかなか面白い曲なんですね。さすがタケさんともいうべき、「ヒネリ」がやっぱりあって、例えば"白い街角"はかなり歌謡曲的なニュアンスを取り入れていて、思いっきり80年代にグループサウンズを復活させたような仕上がりなんですが、曲自体の構成が摩訶不思議で微妙に「やっかい」さんでした。
 聞いているだけだと、シンプルに感じるんですが、これがなかなかなんです。それと、これでもかってぐらいにハモってフレーズを弾いているギターが印象的なので、今回は村田くんのリードはもちろん、私もシンセで再現してみました。

 もう一つの"Thinking Of You"は鷺巣詩郎さんのアレンジだそうですが、これまたあの当時に大いにはやったキーボード・サウンドで、2段階にキーが上がっていくのと、やはりこれも曲の構成がいろいろ凝っているのでした。演奏していると、ギターの間奏をはさんでの1コーラス目と2コーラス目では、印象がずいぶん違うように感じるのです。
 5年くらい前だったら、全体のアレンジを変えてやってみよう、ってところでしょうが、今は、当時の雰囲気をある程度再現してみたい気分になります。80年代Popの再評価の気運と言える感じでしょうか。

 こういった久しぶりの曲をやったためかどうかはわかりませんが、めずらしくタケさんがこの後1曲をすっ飛ばして、このコンサートの主催者でもある川口市長、岡村幸四郎さんをゲストとして呼び込んでしまいましたが、岡村市長からすぐに「1曲とばしてるぞ」ってツッコまれてました。このお二人、同級生で親友だったんですね。
 それで、「日本一歌のうまい市長」岡村さんとタケさんのデュエットでビートルズの"Yesterday"をやったのでした。

 さて、とばされてしまった曲はタケさんのデビューアルバムに入っている名曲"Happiness"でした。これをやめるわけにはいかないのでして、順番は変わりましたがちゃんと演奏できました。個人的にも外せない曲ですので、良かったです。それと、バンドでの演奏であるのと、特に田坂くんのドラムの感じが70年代のブリテッィシュ・ロックの雰囲気をよく醸し出してくれるので、すごくはまるんです。だから、何度やっても飽きません。

 そして、コンサート後半はタケさんの4女アイちゃんのソロやゴダイゴのヒット曲が続いたのでありました。お客さんも3階まで一杯でしたし、個人的にもリラックスしてすごく楽しめたコンサートになりました。
 
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by harukko45 | 2008-11-04 17:00 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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