EURO2008/決勝ドイツ0-1スペイン

e0093608_14163018.gife0093608_14164218.gif 約1ヶ月に渡って繰り広げられた至福の祭典、ユーロ2008の最終章。今大会は攻撃的なチームが結果を残し、そのおかげでスリリングな見ていて楽しい試合が多かった。そして、その象徴とも言えるスペインが見事な勝利で優勝を飾った。スペイン、おめでとう!!

 終わってみれば、最初から最後まで常に良い状態をキープできていたのが、スペインだった。その戦いぶりに迷いがなく、華麗に流れるようなパス&ゴーの連続は、実に魅力的でワクワクウキウキさせられた。
 決勝においても、最初の10分ほどは慎重さや堅さが目立ったが、14分のイニエスタの突破からのクロスが、あわやドイツのオウンゴールになりそうだったのをきっかけに、本来のサッカーを取り戻して行った。やっぱり、リスクを怖れずにトライしていかなきゃ結果は出ないってこと。

 そして、33分。ドイツの裏を狙っていたフェルナンド・トーレスがシャビからのスルーパスに反応。ラームが先に追いつきそうだったのを、トーレスは強烈な能力で競り勝ってしまうのにはしびれた!GKのレーマンもスライディングしてきたが、その横を抜く見事なチップキックでシュートし、ボールは無人のゴールに吸い込まれた。
 このゴールは最高でしょう。

 その後は点にはならなかったが、ほとんどスペインのゲームで、ドイツは全くいいところがなかったと言っていい。特にバラックは体調不良とも言われていたし、何とか本番には間に合わせたものの、やはりそのパフォーマンスは精彩を欠いた。
 ここまで、好調だったシュバインシュタイガー、ポドルスキーの両サイドも完全に封じられ、ドイツのチャンスはセットプレーぐらいしか可能性がなかった。

 レーブ監督の采配には、最後まで疑問符がついてしまう。調子の悪いバラックを「精神的な柱」ということだけで引っ張り続けた結果、ドイツの攻撃は後半になっても一向に活性化できない状態になってしまった。ドイツの関係者は常に「最後まであきらめないゲルマン魂」「誰よりも強い勝利への気持ち」を強調するが、結局は体が動かなければ何も出来ない訳で。
 後半15分ぐらいでバラックをあきらめ、シュバインシュタイガーを中央にし、サイドに早い選手を投入するカケに出てもよかったように思う。

 スペインで期待していたセスクはそれなりに良い仕事をしたが、今回はシャビのゲーム作りがより光ったし、マルコス・セナが中盤の底からしっかりと支えた。スペインでは日替わりでヒーローが登場する感じで、そのことからもチーム状態の良さが見られたのだった。
 また、いつも言われるディフェンス面での不安は、プジョル、マルチェナを中心に最後まで踏ん張り続け、グループリーグでの3失点のみに防いだのは立派でありました。この辺は「美しいサッカー」を指向する代償としての脆さを見事に克服した最強チームであったということを証明したし、本国での辛辣な批判にも屈せずにこんなに「カッコイイ」チームを作り上げたアラゴネス監督は立派だったね。

 言ってみれば、当然のように良いサッカーをし、見るものを喜ばせたスペインがドイツを完全に圧倒しての優勝。私としては満足いく結果となりました。いろいろ、サッカー以外のドラマがあって、グチャグチャしながら、後々の遺恨を残すっていうのが面白い場合もあるけど、やはりスペインのような「巧い」チームが「華麗に」勝つことこそサッカーの本来の楽しさ。それを、見事に魅せてくれたスペインに感謝であります!

 あー、ただここに(ドイツの代わりに)ポルトガルがいたら、きっともっともっと狂喜乱舞していたでしょうが、まぁそれは次に期待して。
 とにかく、この1ヶ月、とことんサッカーの最高峰の戦いを満喫させてもらいました。今は終わってしまって、ちょっと寂しい。
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by harukko45 | 2008-06-30 14:22 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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