EURO2008/オーストリア0-1クロアチア、ドイツ2-0ポーランド

 EURO2008の2日目、スコアだけ見れば昨日と全く同じだが、歴史的に因縁の深い隣国が集まったB組の試合は、何となく重い雰囲気が漂うなぁ。

e0093608_7265516.gife0093608_727787.gif もう1つのホスト国オーストリアには、個人的にどうしても肩入れしてしまうし、前評判では「最弱」と位置づけられて、グループリーグ敗退は既成の事実と見られているだけに、何としても番狂わせを起こしてくれないものか、と期待していた。

 だが、開始早々4分にPKを与えて、あっけなくクロアチアに先制されてしまったのには、少々呆れてしまった。まぁ、地元開催によるプレッシャーから普段通りには試合に入ってはいけなかったのだろうが、それにしても自ら墓穴を掘った感じの最悪のスタートで、その後もショックを引きずった状態が続き、各選手の不安定なプレイぶりが目立った。

 なので、クロアチアが一気に勝負を決めるような追加点も予想できたのだが、どうしたわけか、クロアチアはその後じょじょに省エネモードに移行し、あまり有効な攻撃を展開することがなくなっていった。
 逆にオーストリアはだんだん落ち着きを取り戻して、いい攻撃が見られるようになり、前半終盤から後半は、ほとんどがオーストリアのゲームであり、格上のクロアチアをかなり追いつめていたと思う。

 なぜなら、先制したことにより、相手にボールを回させて、カウンター狙いに絞り、試合をうまくコントロールしているかに見えたクロアチアが、実際にはかなり消耗していて、足も止まっている選手も多くなり、オーストリアの攻撃にアップアップの状態になっていたからだ。
 しかしながら、結局は同点ゴールを許さず、虎の子の1点を守りきってしまうところは、さすがだったと言うしかないか。
 ただ、注目の14番「クライフの再来」と評判の高いモドリッチは何回かうまさを見せたものの、驚くほどの凄さを印象づけるまでには至らなかったし、チームとしてもクロアチアはまだ調子が上がってきていない感じがした。
 
e0093608_7273431.gife0093608_7272087.gif そして2試合目も、ドイツの先制で似たような展開となった。正直、ポーランドはがっちり守ってくるかと思ったが、予想に反して、積極的に高いラインを保つ戦術で挑んできた。だが、すぐに最終ラインの裏を取られ、4分のピンチはしのいだが、20分にはポドルスキーに決められた。
 これで、ドイツは楽に試合をコントロールしていくかと思いきや、こちらもそこまでチーム状態が上がってきてないのか、嵐がピタっと止まったかのように、あまり積極的な攻撃が見れなくなり、ポーランドに押し込まれるシーンが何度もあった。

 そして、その後の時間はポーランドの攻めをはね返すドイツ、という流れがしばらく続いたのだが、ポーランドもブラジルからの帰化選手ゲレイロを中心に、ゴール前までボールを運ぶものの、肝心のフィニッシュがいっこうに決まらないし、序盤に安定感を欠いていたドイツの守備陣もどんどん強固なものに変わって行った。

 そうこうポーランドがモタモタしているうちに、再び攻撃のきっかけをつかみ始めたドイツは、72分にポドルスキーが強烈なボレーをゴールに蹴り込んでの2点目、ポーランドに引導を渡し、マン・オブ・ザ・マッチとなった。
 自らの出生国と対峙することで、何かとプレイ以外の尾ひれがついてしまうポドルスキーだが、ここはきっちりとプロの仕事をやりきったし、全体に緩い感じだったドイツの中ではダントツに光っていた。ただ、試合後の会見では「複雑な心境、申し訳ないという気持ちもある」と本音を語っていたのが印象的だった。

 さて、ドイツは今大会、優勝の最有力候補だと思っていたが、今日の試合を見る限り、それほどでもないような気になってきた。何しろ、2006年のW杯の出来の良さを記憶しているから、この程度だと拍子抜けなのだ。
 もちろん、どんどん調子を上げるように調整してくるだろうが、今後の展開次第では、このB組は思わぬ混戦の予感もする。「最弱」オーストリアにも「ひょっとして」のチャンスが転がり込んでくるかも? ちょっと期待しちゃおうっと。
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by harukko45 | 2008-06-09 07:28 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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