NFLワイルドカード・プレイオフ/シアトル35-14ワシントン
2008年 01月 07日
とりあえず、シアトルの勝因を上げればディフェンスの活躍で、ワシントンのラン・オフェンスを抑えて、攻撃を不安なパスに絞らせたこと。そして、相手QBコリンズを潰しまくったことだろう。
で一応、シアトルとしては第3クォーターまでは13対0とコツコツと点を積み上げていって試合を優位に進めていたが、オフェンスのパフォーマンスがけっして良かったわけでなく、何とか13点取ったと言う感じ。
正直、両チームのただでさえ「スーパーじゃない」QBが共に不調だったので、実にしょぼくれた試合展開となった。
そんなゲームが第4クォーターに入って突然、立て続けに2TDで逆転した時には、ワシントンに奇跡が起きるかと思わせた。ところが、突き放すチャンスだったフィールドゴールを、まさかの失敗をして、流れは再びシアトルへ、これが大きかった。
ワシントンはその後も自滅的なパフォーマンスを続け、ターンオーバー2回がそのまま2TDに結びつくなどで、このクォーターだけで22失点してしまった。
残念ながら、「ひょっとしてアメリカン・ドリーム?」的要素を秘めていたワシントンに奇跡は起こらなかった。
これで、私の予想は早くも崩壊してしまいましたが、それでもまだまだ面白いNFL、この後の展開も大いに楽しみたい。
それに、シアトルが勝ったことで、彼等の次の相手はグリーンベイ・パッカーズとなり、これはシアトルのヘッドコーチ・ホルムグレン(92~98年HCを務め、96年にスーパーボウル制覇)とQBハッセルベック(デビューから2年間をブレッド・ファーヴの控え)にとっては古巣との対決であり、ホルムグレンとファーヴの師弟対決、並びにQBとしてハッセルベックがファーヴを超えることが出来るのかどうか、俄然注目となってきたわけです。
でも、この試合みたいな出来じゃ、グリーンベイには勝てないよ。