2007年のMy Best Albums(2)/"Icky Thump"&"Pocket Symphony"

 ロック部門はもうずいぶん前からベストは決まってしまっていた。このブログをよくご存知の方にはうんざりの名前でしょうが、そうです、ホワイト・ストライプスの"Icky Thump"ですよ!

e0093608_1313286.jpg 申し訳ないが、私の場合、ジャック・ホワイトの新作が出て、よっぽど彼がへくらない限り、ロックの新作はそれ以上いらないのでした。彼以外はみんな「予定調和」でしょう。それほど、ロックという音楽は「ちんまり」したものになってしまいました、私には。もちろん、60年代70年代(一部80年代も含む?)のロック、これを今のロックと分けて、「クラシック・ロック」(もちろん、質の高いもの、イケてるものがクラシック・ロック、イケてないものはただのオールド・ロック)と呼ぶわけですが、ここのジャンルに含まれる音楽は全く別ものであり、その価値は燦然と輝いております、ハイ。また、その頃から活躍しているベテラン達も未だに素晴らしいパフォーマンスを繰り広げている状況では、興味はそちらに向いてしまうのはしかたないのでした(特にボブ・ディランのカッコよさったら!!)。

 というわけで、私が若手の中で、唯一支持するジャック・ホワイトですが、この"Icky Thump"を聞いて、その内容に圧倒され、「私の目に耳に狂いはなかった、ジャックを信じてよかった」ということが確認された段階で、それまで買った若手ロック系の新譜は「聞く価値なし」となり全部売り払ってしまいました。
 このアルバムがリリースされた直後の興奮状態の文章に、言いたいことは書いてしまったので繰り返しませんが、今現在も何から何まで大好きなアルバムであることは変わりません。
ジャック愛は永遠。

e0093608_234472.jpg なので、全く別な流れからの選出で、フランスのクラブ・ミュージック界期待の星から、今やマエストロとも言えるエール(Air)の"Pocket Symphony"も本年度のベスト・アルバムとしたいと思います。いやー、よく聞いたわ、これも。で、かなりこのサウンドに影響受けました。ただ、自分でやってもここまで知的な雰囲気にはならんなぁ。まぁ、それで良いんですけど。

e0093608_24396.jpg そもそもは、2006年にリリースされた同じフランスの女優であるシャルロット・ゲンズブールの新譜"5:55"を今年になって聞き、すっかり感銘を受けて、その曲を提供していたのが彼等であり、プロデュースが同じ「あの」ナイジェル・ゴドリッチだったので、買ったわけです。

 で、どこがいいのかというと、とにかく聞いてて快適だ、に尽きる。じゃ、ただの「癒し系」やら「ヒーリング」ものなのかというと、ナイジェルがプロデュースしていて、そんな毒にも薬にもならん音におさまる訳がないのでして。
 私は、正直言って、この2作でナイジェル・ゴドリッチを見直しました。で、今じゃ、あんだけ苦手だったレディオヘッドも聞けるようになりましたし、ポール・マッカートニーの「Chaos...」も再評価すべきかもと思いかけています(うー、だがポールの場合、今の新譜の楽しさを聞くと、やっぱ、こっちじゃないのって気持ちもねぇ)。

 それと、ピアノやアコースティック・ギターなどの生楽器が主役であり、テクノ・ハウス臭をあまり感じないのが、私にはうれしい。それに、これらの楽器の音がいい。全体のサウンド面での仕上がりが新しい。だから、ナイジェルは凄いんだって、今頃わかったか、恐れ入りました!ってところですね。
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by harukko45 | 2007-12-24 02:22 | 聴いて書く

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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