ジョン・レノン・スーパー・ライヴRH前半戦

 今、私は12月8日のジョン・レノン・スーパー・ライヴのリハーサル真っただ中であります。本日で3日目、初日はバンドのみで今回の演奏曲を練習し、2日目からは各アーティストの皆さんをお招きして、という流れであります。
 バンドは、ここ3年間一緒の古田たかしさん(ドラムス)、押葉真吾さん(ベース&ボーカル)、土屋潔さん(ギター)に加え、新たに十川知司さん(キーボード)、名越由貴夫さん(ギター)という新布陣ですが、3日目ともなればかなり和んだムードにもなってきました。相変わらず、私はバンマス権限をいいことに、勝手気ままな要望を皆さんにお願いしておりますが、いつもながら忍耐強くつき合ってくれて、本当に感謝の限りですなぁ。

 そんなこんなで、ここまでのところ、とても順調な仕上がり具合となっています。ただし、今回は我々トリビュート・バンドの演奏曲がいつもより多いので、体力的にも精神的にも、各メンバーには疲れが残ることと思います。

 さて、昨日(28日)は競演アーティスト第一弾として、「くるり」のお二人をお迎えしました。正直、私のイメージでは、かなりの「こだわり派」と思っていて、最初は「カンコピ」(オリジナルの完全再現)を試みていたのですが、実際に演奏し始めたら、ボーカルの岸田君から「初めてライブでセッションした気分で」との要望に、「おお、おお、それはこちらも気分が楽になります。」てな具合で、一気にセッションは爆発。岸田君はリッケンバッカーの12弦ギターをかき鳴らしておりましたなぁ。
 それにしても、リッケン12弦のギター・サウンドは、すごい存在感でありました。もちろん、ジョージ・ハリスンでも有名だし、その影響を受けたロジャー・マッギンによるザ・バーズのサウンドもそうだけど、とにかく、そいつがジャーンと鳴るだけで独特な世界が一気に作り出されちゃうのだった。
 ここでは、トリプル・ギターの布陣となるわけで、その特色を生かすために、キーボード側は少し音数を減らす必要があるな。この辺は注意していかねば。

 そして、この日はダブルヘッダーで、夜にはおなじみの奥田民生さんが木村カエラさんを引き連れて登場。奥田さんはこのイベントに何度も出てくれているし、ご本人も相当なビートルズ・マニア。しかしながら、そういったところを押し付けることなく、いつもリラックスした感じで音楽を楽しんでいるのがいいね。今回の選曲はいつもよりはポピュラーだけど、それはカエラさんとの競演も考慮にいれてのことだろう。しかし、ある1曲、私の大好きな曲があって、これをやってくれるのは本当に本当にうれしいのでありました。
 実際にはキーボードを演奏する必要のほとんどない曲なのですが、そんなことはどうでもよろしい。私はバッキング・コーラスの部分を歌って、タンバリン(カエラさん1stタンバリン、私セカンド)を振ってるだけでも、この上ない喜びに浸っております。何回練習したって、けっして飽きませんよ。アーティスト側からの「もう一度やってもらえます?」に、「喜んで!!!」
 カエラさんは、とにかく美しい方でありますが、何てったって「顔が小さい!!」 たぶん、誰であろうとも彼女の横に立ったなら、自分の顔の巨大さにショックを受けることでしょう。もちろん、そういったことだけじゃなく、しっかりとした存在感を漂わせている女性で、本番ではどういうパフォーマンスになるのかが、楽しみですなぁ。

 中味の濃い2日目で、一気にリハーサルの内容は進んだのですが、その分問題点も浮き彫りになっていくわけです。そういうことを、一つ一つ修正していく繰り返しです。やはり、これだけ大きなイベントなので、細かい1曲1小節のこだわりだけでなく、もっと大きな視点も必要になるわけです。

 そして、今日(29日)は開始早々から私のしつこい変更とリクエストにもめげず、メンバーの頑張りで、オープニングとオールラインアップの演奏がほぼ完成形に近づいたと思いました。まだまだ、残り3日間あるので、どうなるかわからないけど、私としてはとっても大きなポイントでありました。

 そしてそして、夕方に登場した吉井和哉さんとのセッションは、すごく刺激的で大いに盛り上がりました。吉井さん自身は相変わらずのクールさでしたが、彼はこちら側をやる気にさせる何かを発散してくるのだした。一昨年の時は、全ての曲を"Double Fantasy"からの選曲で、オリジナル音源の完成度の高さを意識して、一つ一つの演奏部分に気を使いましたが、今年ははっきり言ってそれ以上に「面白い」。
 中でも、ビートルズ時代のジョンのある名曲を、オリジナル通りでなく、彼の持ってきた音源を元に、全く別のサウンドにアレンジしました。私は、ベーシックな譜面を書いていきましたが、そこに演奏しながらお互いにアイデアを出し合っていくうちに、かなり大きなスケール感を持った曲になったのでした。セッションの間中に、いい緊張感がずっとあって、とても高揚感のある時間になりました。楽しかった。

 さて、明日はバンド的に休養日で、明後日からも色々と多彩なアーティストをお招きします。
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by harukko45 | 2007-12-01 00:04 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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