MLBワールドシリーズ第3戦/ボストン10-5コロラド

 これまでの3試合の中では一番面白いゲームだった。が、結果はボストンの圧勝で王手となった。
 また、今日の試合の大きなポイントすべてに日本人選手が関わったというのも興味深かった。

 まずは1回から5回まではボストンの松坂。初回いきなり松井稼にヒットとエラーでノーアウト2塁とされた時は、少々危うい感じだったものの、その後を自身の好フィールディングもあり、無失点で切り抜けたのが大きかった。そして、3回はエルスバリーの2塁打をきっかけにボストン打線が爆発。その中に松坂の2点タイムリーも含まれるわけで、まさに投打の活躍。
 一気に6-0になったことで、投げる方も冴えてきて、松坂としては今季最高のピッチングでの完封勝利さえも目に浮かぶような状況となったし、少なくとも7回ぐらいまでは投げ続けられるような雰囲気だった。

 が、6回1アウトから2連続フォアボールで交代を告げられるとはね。正直、残念な交代だった。その後打たれたとしても3失点ぐらいまで引っ張っても良かったのでは。もし、西武時代だったら続投だったろう。だが、やはり短期決戦、それもワールドシリーズ、投球数も100に達した状態で、アメリカのセオリーではやむなしか。
 だが、リリーフしたロペスが不調で2点を取られたのだから、もうちょっと松坂で行って欲しかったし、松坂自身も言い訳のできないフォアボールはいただけなかった。

 この段階で流れはシリーズ通して初めて、コロラドに流れ始めた。7回表、コロラド4番手投手ハージェスが素晴らしい投球で三者三振にボストンの4,5,6番を討ち取って球場全体を盛り上げ、さらに、地元デンバー出身であるE,W&Fのフィリップ・ベイリーによる"God Bless America"の歌声が、コロラド打線のハートに火をつけたのだろうか、7回裏はこの試合の大きな大きな局面となった。

 ここではまず松井の活躍が光った。絶妙のバント・ヒットから空かさずの盗塁でノーアウト2塁を一人で作りだしたからだ。トゥロウィッキーも続いて1、3塁の大ピンチにボストン・ベンチは岡島投入。だが、岡島は疲れていたよ、かわいそうにね。
 それまで、松坂に完全に抑え込まれていた二冠王ホリデイに投げた初球は、あまりにも甘く力なく、完璧に打たれた打球はセンターへの特大3ランとなった。

 ま、ここで普通ならガックリ、リリーフ失敗ってなるわけだけど、さすが岡島は踏んばった。ホームランでランナーを掃除してもらったことで、かえって落ち着いたのか、その後をピシャっと抑えたのだから、これは素晴らしい投球だった思う。だって、1点差まで追いつめられたが、負けてないんだから。逆転を許さずに試合を壊さなかったのだから。私は今日も岡島を高く評価したいな。

 で、8回。岡島が踏んばったことはちゃんと生かされた。とにかく、シーズン&ポスト・シーズンを通して大車輪の活躍だった岡島を見殺しにしないボストンというチームは、やはり素晴らしいと思ったし、ここぞという時の集中力には脱帽した。この回一気に3点取って、その前のコロラドの得点を帳消しにしてしまった。
 9回にもそつのない攻撃で加点して10-5。完全に勝負あった。ボストンは強い。凄く強い。

 明日の試合、今日やっと打線が活発になったコロラド、ローテーションの谷間となる先発投手でのぞむボストンでは、コロラドが一矢報いる可能性があるかもしれない。がしかし、もはやシリーズの大きな流れにはあまり影響しないだろう。なぜなら第5戦にはベケットが控えているからだ。今の彼を打ち倒すにはスーパー・ヒーローによるミラクルがなければ不可能だろう。

 3試合を通じて、ボストンというチームの強さを3種類違う試合展開の中、まざまざと見せつけられた。私は、このままフェンウェイ・パークに帰ることなく、ボストンの優勝が決まるであろうと強く思う。


 
[PR]
by harukko45 | 2007-10-28 16:14 | スポーツ

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31