9月のまとめ/仕事編(1)

 ずいぶん更新をさぼっておりました。正直、昨日までの今月はいろいろ難しい毎日でした。とにかく大きかったのは、右手の小指を痛めたこと。一時は鍵盤をおさえるたびに痛みが走り、ちょっと普通に演奏するのは無理か?とも思い、大変落ち込みました。
 結局は弾き過ぎや、もろもろの疲労、加齢?による腱鞘炎ってところでしたが、こういうものはほとんど職業病なので、たぶん一生直らないし、うまくつき合っていくしかないのです。それでもこれ以上悪化させるのはまずいので、すでにリハーサルの終えてしまった3本のコンサート以外の近々のライブ・スケジュールを、すべてキャンセルさせてもらいました。これにより、いろいろな方にご迷惑をおかけしました。JabBeeシゲルさん、MAKIさん、Seemaさんにはこの場からもお詫びしたいと思います。

 そういったおかげもあり、その後右手への負担をさけ、アイシングや湿布等でかなり改善されていきました。そして、コンサート本番では女房殿のテーピング技術で、ほぼ普通どおり違和感なく演奏できるようにもなったのでした。とは言え、演奏後はアイシングやら湿布でフォローしておりました。

 さて、その今月あった3本のコンサートはそういった自分の状況もあってか、とても記憶に残るものになりました。

 まずは11日、マイラ・ケイさんのヤクルト・ホール。実はこの日が一番不安でした。ケガしてからの最初の仕事でしたし、まだ手の動きも少し不自由でした。それと、普段のライブハウスとは違い、20曲以上の曲目であり、特にコンサート前半ではマイラさんの過去のオリジナル・バラードを中心にしたので、これまでのように「手慣れ」でセッションするって気分ではなかったのでした。
 ですが、この日初めてテーピングでカバーされた右手はことのほか好調でした。当日のリハーサルで、「これなら大丈夫」と思えて、ずいぶん気持ちも楽になったのでした。
 なので、問題だったバラード中心の前半はとても集中しながらもリラックスした演奏が出来、大変満足しました。
 全体のリハーサルが少なく、細かいところを煮詰めきれていなかったのが、逆にメンバー間にいい緊張感を生むことになったと言えるかもしれません。また、本番日に初めて合わせたブラス・セクションの3人もよく頑張ってくれました。
 
 そして後半、ドラムスに村上"ポンタ"秀一さんを迎えてのモータウンやアレサなど、おなじみR&Bコーナーでは、いつものライブハウスをコンサート会場に拡大したって感じで、かなりの「やり倒し」状況でしたね。ところどころリハ不足がたたって混乱したけど、それでもぶっちぎってまとめられたのは各ミュージシャンの頑張りが大きかったです。
 個人的にはポンタさんと初めて演奏できたことはいい刺激になりました。今のポンタさんは極めて落ち着いたドッシリしたビートと小さな音によるコントロールがされていて、そのグルーヴ感に最初はとまどいましたが、こちらがすぐに理解してポイントさえ見つければ、やはり「さすが」と言うノリを生み出していたのには感動しました。

 でも、全体としてこのコンサートを作っていたのはレギュラー・バンドのドラマー、三浦"メザシ"晃嗣さんでした。彼の明るくて的確なビートがR&Bのワクワク感を会場一杯に醸し出したと言えます。こちらもさすがでした。やっぱ、年寄りはどいつもすごいね。

 おまけにアンコールではジョー山中さんが飛び入りで登場、"Stand By Me"をセッションしましたが、これがまた盛り上がっちゃって。うー、ジョーさんのボーカルも素晴らしかった。
 ただ、至極残念だったのは、会場の時間切れで最後の"Proud Mary"(CCR/アイク&ティナ・ターナー)がカットになったこと。これ、すげぇーカッコ良かったのに。実は全員初めてそろったこの日のリハで一番出来が良くて、きっと本番でやれていたら、相当盛り上がったと思った。いやー、返す返すも残念でした。

 さて、この日はもの凄い大雨でしたっけ。楽器の搬出がとっても大変だった。スタッフの皆さんのお力にも感謝でした。それと、無事に終えることが出来て神様に感謝しました。もちろん、満杯だったお客さんのいいオーラのおかげもありますね。そして、何と言っても一人で何から何までこなしたマイラ・ケイさんの奮闘が一番だね。
 
[PR]
by harukko45 | 2007-09-29 18:10 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31