Seema@Velvet Sunと柴基金チャリティ・コンサート

 8月の後半は、"ゆっぴ"さんへの高速打込み作業での不規則な生活の影響か、かなりバテてしまった。それでもライブとリハが続いて、少々自滅的に敗戦を繰り返すシアトル・マリナーズと同じような動きになってしまった(マリナーズにはもはやワイルドカードへの奇跡を祈るしかない)。今後は自分のペースってものをまずは大事に仕事をしていかなきゃいけないと強く思ったし、何から何まで頼まれるままやっていくのは、いつか無理が来ると自戒しなくてはならない。

 MAKIさんのライブ後にあった、二つのリハでは成果もほとんどなく、ただただ無意味な時間が過ぎるばかりだった。そして、29日のシーマさんのヴェルヴェット・サンでのライブも本番前までは、ひどく倦怠感を感じていた。
 だが、とりあえず本番になると火事場のバカ力よろしく、気分はだいぶシャキっとしてくるものだ。それと、我々の前に演奏した人達が、それぞれなかなか良いパフォーマンスをしていたので、こちらもちょっと燃えるものも生まれるのでありました。
 とは言え、個人的には結果プラスマイナス・ゼロ的な無難な演奏だったかもしれない。MAKIさんの時にも感じた停滞感と同じものを思ったけど、これはたぶん自分自身の問題で各アーティストや他のメンバーの意識とは違うのだろう。だから、あくまで自分が気持ちを新たにして演奏に取り組んでいけば、自然と聞こえてくる音楽は良くなって行くだろう。

 さて、9月しょっぱなの仕事は昨日、松崎しげるさん、大橋純子さんとともに、汐留コンラッド・ホテルでのチャリティ・ショウだった。これは、俳優の柴俊夫さんらが主催する「柴基金」がおこなったもので、恵まれない世界の子供たちなどへの援助を目的とするものだとのこと。もうすでに何度もおこなわれているらしいが、その主旨に賛同する松崎さんらが無償で集まってのディナーショウである。

 これまではアーティスト達が中心になってのチャリティというものは、欧米を中心にしたものがほとんどだったが、最近では日本でもそういう意識が高まってきたのは素晴らしいことと思う。バブル期にも一時「流行」のように「それっぽい」イベントがいろいろあったが、その実態は「?」というものがあり、その後の不景気時代にはほとんどなくなってしまった。正直、チャリティ・イベントとは、コツコツと続けていく、とても地味で素朴でありながらも強い意識に根ざしていないと本物には成り得ないのだと思う。
 このショウの最後にあった、主催者、支援者、実際に援助活動をされているの方々のスピーチの中で言われていた、「豊かな生活の中から、『ほんの少し』不幸な人々に援助してあげてください。」ということこそが、真実。

 まずは世界の多くは貧困であり、戦争があり、不幸である中、この日本に生まれ出たことだけで幸運であったと、我々は自覚すべきだろう。ならば、我々日本人の抱える悩みや苦しみなど、彼らに比べれば、何と贅沢でチッポケなことか。

 そういった意識に貫かれたショウは松崎さん、大橋さんに俳優でケーナ奏者でもある田中健さん、ソプラニスタ岡本知高さんの四人による大変充実した内容であった。このような一見控えめでありながら、中味のともなった地道なイベントが長く続いていけばと願う次第だ。
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by harukko45 | 2007-09-02 17:45 | 音楽の仕事

おやじミュージシャン和田春彦の日記でごじゃる
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